プラスチックレジンを使う超小型3DプリンタiBox Nanは299ドル

【抄訳】

FormlabsのForm 1+はステレオリソグラフィー方式の3Dプリンタでお値段は3299ドル、大量のデスクスペースを占領するし、あなたの貯金から大金を持っていく。もっと気軽に3Dプリントを楽しめる方法はないか? その願いをかなえてくれるのが、上のビデオに登場する小さなマシンだ。

上のビデオでは、iBox Nanoちゃんがチェスのピースを3Dプリントする様子が、コマぬきで撮影されている。UV LEDを使ってレジンを硬化する方式はFormlabsと同じだが、手のひらに乗るぐらい小さなNanoは、わずかに299ドルだ。

レジンを使用する3Dプリンタは、これまでの、プラスチックフィラメントを使うFDMプリンタと違って細かい細部を作れるから、Nanoは小さな物を作るのに適している。

Nanoを動かし制御しているのは、ローコストのマイコン、Raspberry Piだ。プリンタの筐体はレーザーでカットして作ったアクリルの箱なので、射出成形に比べるとコストが安い。安いことは良いことだ。

【中略】

ファウンダのTrent Carterは、3Dプリンタを1年以上使っている100世帯に対して市場調査/消費者調査を行った。そして、ほとんどの人が小さな物しかプリントしないことを見つけた。

彼は曰く、“その理由は、大きな物は10-12時間もかかることがあるし素材の費用もばかにならない。4x4x4″ぐらいの大きさの物だと14−18時間かかり、材料費は30-60ドルはする。もちろん時間や費用は、プリンタのスピードや素材の種類で違うけど”。

“Nanoがプリントしたチェスの駒のルーク(下図)は30mm x 20mmで、所要時間は約2時間、レジンの費用は約50セントだ!”

もちろん小さな物をプリントするのに向いているが、小さな部品を組み立てて大きな物を作ってもよい。プリント精度はZ軸で0.39ミクロン(この値が小さいほどザラザラが少ない)が最小だ。ただし、速いプリントをご希望なら、100ミクロンぐらいが適している。最大プリントサイズは40 x 20 x 90mmだ。Nanoは今、Kickstarterで商用生産のための資金を募っている。

【後略】

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あなたの腕の静脈がすぐに見つかる装置ができた

何度も何度も探しまくらなくても、すぐに皮膚の下の静脈が見つかる方法が発明された。今ではオーストラリア赤十字の献血サービスは、その、近赤外線を使って血液を見つける装置で、見つけにくい静脈を見つけて、献血者の不安を取り除こうとしている。今後は、そういう不安を感じるタイプのドナーでも繰り返し献血してくれることが、期待できる。

献血サービスはオーストラリアの二社の製品を、初めてのドナー300名と経験者600名(年齢10−30歳)に対してテストする。とくに若いドナーに有効なら、彼らが生涯、赤十字の協力者になってもらえる、と期待している。

その静脈視覚化装置は、近赤外線を自然に酸素を失ったヘモグロビンに照射する。酸素を失ったヘモグロビンはその光線を吸収するので、静脈がグリーンに輝いて見える。

そのマシンは、光線を人間が肉眼で見ようとしないかぎり安全だ(だから光線を直視しないこと)。また光線の強さなどは被験者の個体差に合わせて調節できる。

次のビデオで、使用の実際を見てみよう:

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定期的にやっておきたいWordPressを安全に更新する方法

WordPress は、常に細かなバグを修正したり、セキュリティ面を向上したり、新しい機能を追加したりなどのバージョンアップを行っている。 そのため、WordPressに何らかのアップグレードがあった場合は、確実に更新す […]

OpenStackは成熟期に特有の諸課題に直面

今急速に成長しているオープンソースのクラウドコンピューティングプラットホームOpenStackは、今や200あまりの企業が支えていて、その、ほぼ各年行われるカンファレンスが今年はパリで開催された。今回の来場者は4500名を超えて、これまでで最大のイベントになった。それは、このプラットホームへの関心が大きいことを示しているが、しかし同時にこのプロジェクトは、人気の拡大とともに新しい課題も抱えるようになった。

今日のキーノートでは、何人かのスピーカーが、今の6か月のリリースサイクルは、大企業にとっては追随するのがたいへんすぎる、と述べた。たとえばBMWのデータセンターのStefan Lenzは、“しかも、どのリリースでも重要な変更が多すぎる”、という。彼曰く、“今後はもっと安定してほしいが、現状で使えないということではない”。BMWはOpenStackのクラスタを100ぐらいしか動かしていないが、Lenzによればそれは、半分ぐらいが業務向けで、多くはOpenStackまわりの開発専用に使われている。

今朝のキーノートでは、そのほか数名のスピーカーが同様の不満を述べた。またOpenStackのCOO Mark Collierと常務取締役のJonathan Bryceはキーノート後の記者会見で、その問題には自分たちも気づいている、と述べた。しかし、このプロジェクトを構成するモジュールの多くが成熟期に達している今では、毎回のアップグレードを律儀にインストールしなくてもよい、というユーザがほとんどだ。Collierは、あらゆるオプションをユーザにとってオープンにしておきたいが、次回のリリースは既存ユーザがアップデートをもっと容易にできるための仕組みを導入している、と述べた。

もうひとつの問題はOpenStackのセットアップと日常の運用が、当初の難しさを引きずっていることだ。だから企業ユーザの多くが、OpenStackクラウドの立ち上げを、専門知識技能のあるサードパーティのベンダにお願いしている。しかし、今後のユーザ増加策として重要なのは、それを誰でもできるようにすることだ。

メインイベントと並行して、OpenStackのコントリビュータたちは、”Design Summit”と名づけた会を開いて、今後のリリースの優先事項を検討した。それはOpenStackの各モジュールの担当者が自分たちのロードマップを設定するだけでなく、今年はとくに、モジュール間の調整にも力が注がれた。各モジュールに導入する新機能だけではなく、プロジェクトが成熟期に来ている今では、モジュール間の調整の重要性が増しているのだ。

成熟の兆候として挙げられるのが、OpenStackのエコシステムにおけるベンダ数の増加だ。UbuntuSUSERedHatなどのLinuxディストリビューションがあり、OpenStackクラウドのための仮想ネットワークインフラストラクチャ専門のPLUMgridもいる。だから、投資家たちの視線もベンダたちに集中する。たとえばSwiftStackは先月、シリーズBで1600万ドルのラウンドを発表しMirantisは1億ドルを獲得など、資金調達の発表が最近はとても多い。それに今では、OpenStack関連の買収もある…たとえばCiscoは9月に、Metacloudに飛びついた

以上のように、今ではいろんなことがOpenStackプロジェクトの成熟を示している。最初にRackSpaceとNASAがこのプロジェクトを産んでからその後長年、比較的目立たない存在だったが、最近の2年間で技術の改良と、外部への積極的な情報提供が行われた。参加企業が増えて成熟した今でもしかし、現段階で求められている安定性の実現のために、イノベーションの歩みを鈍らせることは許されないのだ。

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Googleの”マテリアルデザイン”はすべてのAndroidデバイスのアプリを統一する

Androidオペレーティングシステムの最新バージョンLollipopのリリースにより、Androidアプリ上のユーザインタフェイスの新しいデザイン方針である”material design”(マテリアルデザイン)の本格的な普及も始まる。

Googleがこのデザインを初めて発表したのは今年の夏だが、先月(10月)の本誌の記事では、Googleがその日発表したマテリアルデザインの詳細を紹介している。全体としては明るくて強い色が強調され、アニメーションや対話的機能の動きは、現実世界における物の動きをそのまま再現しようとしている。

今回、Androidのデザイン担当VPのMatias DuarteとデザイナーのNicholas Jitkoffに取材したが、話はマテリアルデザインの詳細よりも、それらを支える思想の話が多くなった。

まずJitkoffの説明では、目標は、Googleのすべてのプラットホームで共通的に使われるデザインシステムを作ることだった。同じデザインをスマートフォンアプリにもラップトップPCのアプリケーションにも使えて、どちらにも使いづらさなどがないこと。すなわち“エレガントなスケーラビリティ”が目標だ。Jitkoffによると、画面が大きくなるといろんなものを詰め込みたくなるものだが、マテリアルデザインでは、そういうことをしなくても大型画面上で十分サマになることを目指した。

さきほど、現実世界の物の動き、と言ったが、DuarteとJitkoffが見せてくれた写真では、本物の紙製のオブジェクトのようなものを、このデザイン方針の下(もと)で使っている(トップの写真)。ただしマテリアルデザインの方針は、現実世界でできない/起きないことをやってはいけない、とは言っていない。この取材の席では、期待していたskeuomorphismスキューモーフィズム)は見られなかったが。

“現実の世界には、マテリアルデザインのデザイン要素のようにスケールしたり形を変えたりするものはない”、とDuarteは語る。そこで目標は、画面の中に独自の世界があることをユーザに認識してもらうことだ。そしてその世界の中では、オブジェクトが現実世界の物とほぼ同じように、動いたりするのだ。

DuarteとJitkoffは、マテリアルデザインに基づいて改作された既存のサードパーティアプリケーションについて話してくれたが、でもほかの企業でも、デザイナーたちは、そうやってマテリアルデザイン的な物理モデルを作る/作らされることになるのだろうか。Jitkoffは、それは一度限りの実験だった、とは言うが。

Duarteによると、マテリアルデザインはGoogleがほかの企業に強制するルールではない。“ルールなら、それを強制するための方法が必要だが、Googleにはそんなものはない”(罰則などはない)、と彼は言う。むしろGoogleのガイドラインや技術的枠組みは、“いちばんやりやすい方法”を示唆しているだけだ。

ただしGoogleが作る今後のアプリケーション/アプリは、すべてマテリアルデザインになるだろう。最近話題になったGoogleの新しいメールアプリInboxも、その例だ。

“社内的には鞭を入れている”が、しかしそれでも、全社的徹底には時間を要する。なにぶんにもまだ、スタートしたばかりのプロジェクトだ。

詳細は、Googleのこのブログ記事にある。

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WordPressのログイン方法とログインできない場合の解決法

ここではWordPressのログイン方法を解説する。 また、WordPressは、WEBの通信環境を変えたり、いつもと違うパソコンからログインしようとしたりした時など、様々な要因でログインできなくなる場合がある。 ここで […]

ガイアックスの主要オウンドメディア編集長3名による座談会(後編)「オウンドメディアを運用する秘訣」

好評だった前編に引き続き、ガイアックスの主要オウンドメディア編集長による座談会の後編をご案内します。 今では人気になった「Gaiaxソーシャルメディア ラボ」「スマリスト」そして当「インバウンドマーケティング ブログ」の [...]

見よ、この驚きの「透明自動車」を

IEEE Spectrumは、日本の研究者が製作した驚きの「透明」自動車のビデオを掲載した。この車はプロジェクター、カメラ、および特殊な鏡を使用して、車の外を車の中に投影する。その映像によって、車の周囲で何が起きているかを車内から見ることができる ― 自分の後方や死角にあたる場所であっても。

慶応大学大学院メディアデザイン学科の舘暲(たち すすむ)教授と稲見昌彦教授によるこのプロジェクトは、運転者が常に周囲に注意を払うために開発された。テクノロジー自体は新しくないが ― この種の映像カムフラージュは以前から見られた ― これをコンパクト化して車内に塔載することによって、逆カムフラージュと言えるものが可能になった。光で物体を隠すのではなく、プロジェクターがトヨタ・プリウスをビデオで「透明に」レンダリングする。

将来これが実用化されることはあるのだろうか? 製作者らはこう語る。

次はトヨタ・プリウス専用で、後部座席を事実上透明にして、バックする際に運転者が車の後方にあるものすべてを見られるようにします。この設定ではシステムはプロジェクター1台とレンズ6基を使用し、システムが運転者の頭の動きを追跡しなくてもよくなるので運転者が自然に振舞えます。こうして作られたパノラマ映像は運転者が直感的に利用することができます ― 後方カメラの出力をダッシュボードのディスプレイに表示する現在の直感に反するシステムとは大きく異なるものです。現在自動車メーカーおよび自動車エレクトロニクス会社数社と協力して、われわれのコンセンプトを商品化する準備を進めています。

上のビデオからもわかるように、テクノロジーは未だかなり不安定だ。しかし、プロジェクターが明るくなり、カメラが良くなり、小型化が進めば、いつ日か誰もが、ハイウェーを走るワンダーウーマンの気分を味わえるようになるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Android 5.0 Lollipop タブレット版レビュー

Nexus 9を皮切りにGoogleの次世代モバイルOSの一般公開が始まった。以下、概要をレビューした。

デザイン

Android 5.0 Lollipopでもっとも目立つポイントはデザインの革新だといっていいだろう。Lollipopは大胆なカラー・スキームとアニメーションを特徴とするマテリアル・デザインと呼ばれるUIプラットフォームを全面的に採用した初のAndroidだ。一部に例外はあるもののGoogleのAndroidアプリは全面的にマテリアル・デザインに移行した。

このデザインは現実世界の素材(マテリアル)のように一つの要素が他の要素に重なり合ったり動いたりする。また背景に影を落とし、アイコンから展開し、最小化する際にはアニメーションが加えられている。全体の印象は一種の絵本をのようで、複雑だが、直感的に理解できる。原色を多様したフラットなデザインでフォントもエレガントだ。

LollipopのUIをしばらく使ってから在来のAndroidに戻ると、いかにも古臭く感じられる。Nexus 7上のAndroid 4.4.4でさえ前時代のモバイル環境に見えてしまう。Android 5.0のUIはモバイル・ソフトウェアにドラマチックな革新をもたらしたといってよいだろう。

下にアプリのドロワーを開閉するアニメーションのGIFを貼った。以前のAndroidは全体としてWindows以前のパソコンのDOS画面のトップにメニューが固定されている泥臭いGUIを思わせるところがあった。Android 5.0はついにそうした重苦しさを払拭し、裏で複雑なコードが実行されているなどということを忘れさせる軽快に体験に進化した。

Android 5.0のUIはほとんどのユーザーに歓迎されるだろう。特にカード式のマルチタスク切り替えはあまりによく出来ているので、ときおり意味なくぱらぱらとめくって見たくなったほどだ。

機能

もちろん5.0でのAndroidの変化はUIだけではない。今後大きな影響を与えることになりそうな重要な改良が多数含まれているが、その一つは暗号化だ。

Android 5.0デバイスではすべてのデータはデフォールトで暗号化される。そして(有効にしてある場合)ユーザー・セキュリティー・コードによって守られる。このため、デバイスを紛失したり盗難にあってロック画面がバイパスされ、直接メモリにアクセスされた場合で第三者が読み出すことは非常に困難だ。

さらに日常的に利便性の高い新しいセキュリティー機能はスマート・ロックだ。Lollipopデバイスは他のLollipopデバイスを「信頼デバイス」として指定することができる。するとペアリングしただけで、自動的にロックが解除される。いちいちロック解除のパスコードを入力するのが面倒なためタブレットではとかくパスコードの設定を怠りがちになるが、スマート・ロックを利用すれば面倒なパスコードの入力なしにセキュリティーが大幅に高まる。

私はNexus 9をAndroid Wear搭載のLG Gスマートウォットと自宅のインターネットラジオとBluetoothでペアリングするよう設定した。これでこれらのデバイスの付近にいるかぎり、Nexus 9は自動的にアンロックされる。スマートウォットは外出中常に身に着けているデバイスでから紛失のおそれは他のデバイスより格段に少ないので安全性が高い。.

Lollipopではキーボードのデザインも一新された。デザインは紙に印刷されたイラストのような印象で、キーを囲む区切り線は廃止された。使ってみたところではこのデザインのほうがミスタッチが少ないようだ。

GmailとCalendarアプリも大きく改良された。 新しいGmailアプリはGoogleが先ごろローンチしたInboxメール・クライアントに近づいている。ただしGmailアプリはInboxほどソフトウェアによる自動振り分けを行わない。

カレンダー・アプリについては別の記事で詳しく紹介している。.

少々残念な点

とはいえ、新旧のAndroidユーザーが戸惑うような点がないではない。たとえば通知トレイで設定メニューを表示する方法は一見しただけでは分からない。ユーザー・アカウントのアイコンをクリックすると設定ページが開くとか、このアイコンをダブルタップすると実際のユーザー・アカウント設定ページが開くとかは、そうと知らなければ気づかないだろう。シンプルな幾何学図形のアイコンも何を意味しているのかわかりにくい。</p

Gmailやカレンダーのような重要なアプリが一新されたのは良いことだが、イノベーションから漏れたアプリもある。中でもHangoutsがバージョンアップされなかったのは残念だ。

またOSのメジャー・バージョンアップではやむを得ないことだが、まだあちこちにバグが残っており、ときおり再起動が必要になる。私がテストした限りでは5.0のバグはさほど深刻なものではなかった。

結論

Lollipopは、 Android環境を完全に一新した。いささか重苦しくパソコンのGUI的だったこれまでのAndroidに代わってエレガントで軽快な使って楽しいUIになった。

ペーパークラフト的なメタファーを多用する新しいUIはある種の絵本を思わせるが、決して幼稚な印象は与えない。Googleにとって今後の重要課題は多くのサードパーティーのデベロッパーに対し、Lollipopの特長を活かしたキラー・アプリを開発するよう説得できるかどうかだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


信頼度アップ!WordPress のアバター画像の設定方法

WordPress のアバターの設定はサイトに信頼度や親近感を加えるために、是非ともやっておきたいものの一つだ。 アバターとは、下図のように読者がブログにコメントをしてくれた時に、返信文にあなたの顔写真を表示する機能のこ […]

Mozillaがデベロッパ専用の新しいブラウザを来週ローンチする

Mozillaが今日(米国時間11/3)、デベロッパ専用の新しいブラウザを来週リリースする、と発表した。具体的な詳細はなく、ただ匂わせただけだが、リリースは11月10日だそうだ。その日は、Firefoxの10歳の誕生日でもある。しかしMozillaによると、その新しいブラウザを使えばデベロッパは、ほかのツールをとっかえひっかえ使わなくても“Web全体を”デバッグできるのだそうだ。

発表文から引用すると: “Webのために何かを作るときは、お互いに相互運用性のない数多くのツールをデベロッパは使わなければならない。プラットホームやブラウザによっても使うツールは違うので、それが作業の足を引っ張り、生産性を損なう”。

この新しいブラウザでは、MozillaのWebIDEプロジェクトFirefox Tools Adaptorを使って、Firefoxの開発ツールをほかのメジャーなブラウザに対しても使えるようにする。ただし今回Mozillaが言っているのはそこまでで、詳細は来週にならないと分からない。

Mozillaはオープンソースの組織として、毎週のプロジェクト会議をストリーミングし、ユーザインタフェイスのアップデートの設計に関する研究も、もっとも実験的なリリースチャネルに出る前に共有することが多い。だから、今回の秘密めいた発表の仕方は、やや異様だ。

でも、おそらくFirefoxのフォークとしてデベロッパ専用のブラウザをMozillaが提供することは、理にかなっている。Mozillaはここ数年、デベロッパツールに重点投資をしてきたし、やや議論を招(よ)んだFirefox OSによるモバイルへの進出でも、さまざまなツールをローンチした。しかし外部ツールのこのような多産によって、ブラウザ内蔵のデベロッパツールが、おかしな立場になってきた。Firefoxの最新バージョンではブラウザのカスタマイズがずいぶん容易になったが、デベロッパツールにはますます陽が当たらなくなっていたのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


集客を最大化するためのWordPressのタイトルのつけ方

WordPress をインストールした後に、最初にやるべきことはタイトルの設定だ。ブログに、どのようなタイトルを付けるかは多くの人が最初に頭を悩ませる部分だろう。 そこで、ここではタイトルを考える時の指標と、タイトルの付 […]

WordPressインストール後すぐやっておきたい6つの初期設定

WordPress をインストールしたら、すぐにデザインを整えたり、記事を投稿したりしたくなってしまうものだが、その前にまず行っておきたい初期設定がある。 それが以下の6つだ。 一般設定:サイトタイトルやアドレスなどの基 […]

元祖「カーハッカー」のトム・マグリオッチ、77歳で死す


ノートパソコン以前、携帯電話以前、コンピュータ以前、ハッカーたちは機械をハックした。前世紀の大半、対象となる機械は自動車だった。車の修理は、チェスに似て、一日で習えるが習熟には一生かかる。そして今われわれが使っている技術の数々 ― 3Dプリンティング、タグチーム・プログラミング、アジャイルデザイン ― は、1950~60年代のガレージで生まれた。John Muirの著書 “How to Keep Your Volkswagen Alive” は、カーハッカーたちのバイブルであり、最初のハッカー空間はDIYガレージだった。カーリペアの核心は人が人を助けることであり、初期のUNIXマシンの核心が共有であり、インターネットの核心が国境を越えた協力であるのと同じだ。今日77歳で亡くなったTom Magliozziは、そんな初期ハッカーの一人だった。彼のラジオ番組、Car Talkは、当時のハードウェアハッカー精神を示した貴重な記録だ。

Tom(写真右)とRayは、カウンターカルチャー気質の家庭で育った人にとっては馴じみのある名前だろう。世界中で聴かれたこの番組は ― アラスカ、英国、およびアフガニスタンから電話がかかってきた ― 自動車に関するアドバイスを始めとする情報て満載だった。兄弟はいつもジョークを飛ばし、Tomの伝染性の笑いはカーラジオやハイファイセットをかけ巡った。彼らは古い車にこだわった。新しい車はコンピュータとセンサーがないと診断が困難だったからだ。タイミングベルトや古き良きボルボ、あるいはホンダアコードは時速40マイル以上で走ればあのthwap thwap thwap[舌打ち]音がしない、等の話を聞くことができた。

MIT出身のTomとRayは、厳しく教育されたが奇人コンビのように振舞った。Tomは初期のDIY修理工場、Hackers Heavenを開き、後にGood News Garageをスタートした。彼は決して口にしなかったが、彼と弟のRayがコンピュータを得意としていたことは明らかだった。ただし、彼はビットやバイトよりも鋳物やオイルを愛していた。番組の価値は車に関するアドバイスではなく ― インターネットを見れば兄弟よりはるかに正確な情報がある ― 彼らのパーソナリティーにあった。

Maglizzi兄弟、中でもTomは、作ったり直したりすることは怖くない、修理は前へ進むための方法だいうことを私たちに思い出させてくれた。手が汚れることを恐れてはいけない、なぜならそれは進歩が生まれる道であり、楽しさを手に入れる方法だからだ。Tomは一世代のハッカーたちに、物を分解することは何も怖くないと教えてくれた。

番組は、Tomがアルツハイマー病と闘っていた過去2年間、再放送が流されていたが、結局その病が彼を死に至たらしめた。彼は寛大で美しい心の持ち主であり、私たちがこの素晴らしい新世界を未知の人々に説明する時、誰もが彼から何かを学び取ることができるだろう。

【日本語版:ディズニーアニメ『カーズ』の登場人物、ラスティーとダスティーのモデルはこのマグリオッチ兄弟で、ふたりは声優も務めた】

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


こんなSEO業者に勤めているなら退職することをお勧めしたい


役に立つというわけではないのだが好きなSEOのブログにSEO日記 一喜一憂 (仮題)というブログがある。

SEO業者に勤めるってことがどんなことか?

ということがよくわかるブログである。

SEO会社を辞めました。

という記事があるが、なかなか本当に実感がこもったいい記事である。

最後にクライアントとそのような会社に勤務している社員に対するアドバイスが載っているが、

契約をする時は契約書と規約をしっかり読んで、分からない事は全部営業に確認して、出来るなら全て録音して下さい。
中で頑張ってる人は、その頑張りが会社の外からどう評価されるのか?を考えて行動する事をお勧めします。
これを読んだ同じ境遇の人が少しでも救われるといいな。

結局はこのブロガーの方はSEO会社を辞めて転職したというわけなのだが、私もこれは正解だと思う。

といったわけで、こんな会社なら辞めた方がいいと思うSEO業者の条件について書いてみたい。

石の上にも三年という言葉があるが、大体の職業にこれは当てはまる。
しかし、とっとと離脱すべきという仕事がこの世の中には存在する。

学校を卒業して最初に入った会社が振り込め詐欺をやっていたとする。

でも、

「世間ではあれこれ言われているけど、私たちのやっていることは社会の正義なんですよ。
金をため込んでいる老人たちからお金を回して、経済を活性化しているんです。だから頑張ってくださいね。」

といったことを連日言われていると、だんだんそれに慣らされていく。
良し悪しの判断ができなくなるはずなのだ。

私はこの種の犯罪組織に所属している人達の全てが、悪しき動機に基づいてやっているのではないと考えている。
最初は生活のためといった理由で良心の呵責を感じながらやっているうちに、徐々に慣れてしまっていく過程があると思うのだ。

悪徳SEO業者もこれに似ている。

生活のためにその仕事をやっているうちに、良心を忘れる、あるいは慣れるのだろう。

ちょっと前の話であるが、私の知り合いの会社がSEOのテレアポの営業を受けたのだ。
その知り合いの会社はSEOのこととかよくわからないので、私に話を回してきたのである。

私はテレアポの担当者と話をしたのだが、よくよく話をしてみると結局はリースでSEOを売りつけるといった内容だった。
いまだにそれをやっている業者があるのか?
とたまげたのだが、そのテレアポの営業をしている担当者と話をしていたら、非常にSEOに詳しく正しい知識を持っていることに驚いたのだ。

多分まだ20代の女性だと思われるのだが、大したものだと思ったのである。

「すごいお詳しいですね。なのに何でSEOをリースで売りつけるような会社に勤めているんですか?」

と率直に聞いてみたのだ。
それに対しては返答しないで、テレアポを打ち切るモードに入ってしまった。
とても残念である。

まあ、そんなこともあったのでこんな記事を書きたくもなったのだ。

さて、やっと本題に入るのだ。

「こんなSEO業者に勤めているなら退職するべき」という私の考える条件だ。

1.顧客のことを考えて営業しているか?

最も重要なことはこれに尽きる。
もちろん全ての会社は営利企業であって、自社では利益を取らねばならない。
しかし、顧客の利益にならないことをやってはならないということは自明である。

悪徳SEO業者というものは顧客の利益を無視しているから悪徳なのである。

もし、

「今こんな仕事をしていていいのだろうか?」

と疑問を持ちながら日々を過ごしているのであれば、この点を問うべきである。

2.自分のスキル向上につながるか

現在は食えている商売であっても10年後は食えないであろう仕事はたくさんあるはずだ。
その中で、SEOは食えなくなる仕事になる可能性が非常に高い。

SEOのテクニカルな面だけを担当する仕事ではつぶしが効かなくなる。
ビジネスに深く入り込んで一緒に作り上げるといった仕事をしていかないと、いずれ通用しなくなるだろう。

または、休日、休暇がきちんと取れ、勉強する・見聞を広げるといったことができる環境が必要だ。

言い換えれば、SEOだけではいずれ食えなくなるから、そのために備えることができるかできないか?なのである。


条件に付いて2つ書いてみた。
普通に休日出勤で、夜も徹夜、顧客のことは無視といった、両方を満たすSEO業者もあるようだ。

だからと言って今すぐ辞めると生活が成り立たなくなるだろう。
ならどうすればいいか?

ソーシャルネットワークなどで人脈を作っておくのが私はいいと思う。

SEO関係者は同業者同士ソーシャルネットワークで盛んに交流しているので、転職先を見つけることもできるかも知れない。
また、日々のやり取りのなかで自然にスキルアップできる。
そして重要なこと、

自分の会社の常識が世間の常識ではない

ということを常に意識することができる。
この視点は忘れてはならないと思うのである。

MicrosoftがSkypeで自動通訳のテスト開始へ―Live Translator、登録受付中

Microsoftの研究開発部門は最近、驚くべきプロダクトを産みだしている。その一つが今年5月にRe/codeのCodeカンファレンスでSkypeチームがデモしたビデオチャットをリアルタイムで双方向に通訳するSkype Translatorだ。Microsoftはこのサービスの限定プレビュー版が公開しようとしている。

公式Skypeブログによれば、Microsoftは近くスタートするSkype Translatorのベータ・テスタの参加者を募集しており、登録を受付中だ。参加は無料だが、製品版はおそらく有料の拡張機能となるだろう。当初はWindows 8.1およびWindows 10 Technical Preview版を搭載したパソコンとタブレットが対象となる。

Skype Translatorは、一方のユーザーが話す言葉をリアルタイムで相手の言語に通訳すると同時に会話をテキストに起こして画面にスクロール表示する。インスタント・メッセージのテキスト翻訳は45言語をサポートするが、音声とビデオのリアルタイプ通訳は当面、比較的少数の言語のサポートにとどまるという。ウェブサイトの登録ページには、アラビア語、中国語(広東語、普通話)、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語が選択候補として表示されている。

私もぜひテストしてみたい。世界各地の人々と共に仕事をしたり面接したりしなければならない場合、これは大いに役立つだろう。Skypeによれば、このテクニカル・プレビュー版は年内にスタートするという。コンピュータによる現代版「ロゼッタ石」ともいうべきこのサービスを早く試してみたいものだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


マイクロソフト、開発者向けにAndroid/iOS/OS XでIEを実行可能に


最新のInternet Explorerが、AnroidやiOSやOS X、即ちWindows 10以外のマシンでも使えるようになった。MicrosoftはRemoteIEなるものを開発、公開し、デベロッパーは最新バージョンのWindowsがなくても、同社ブラウザーの最新プレビュービルドを動かすことができる。

Microsoftは、デベロッパーたちがウェブサイトをIE互換にしてくれることを願っている。しかし、あらゆるデベロッパーがWindowsを使うことは期待できない。Microsoftのクラウドコンピューティング・プラットフォーム、Azureで作られたRemoteIEは、そのための合理的な妥協案だ(動いているところの見本はここここで見られる)。

このサービスは、テストのみを目的としたものであり、Microsoftはこう注記している、「サーバー資源節約のため、セッションには制限が設けられている。10分間アイドル時間があるとセッションはログアウトされ、1回のセッションは最長60分 ― それ以上使うためには新しいセッションを開始する必要がある」。RemoteIEは無料。

つまり、使用しているオペレーティングシステムや開発システムにかかわらず、Windows 10で動作する最新Internet Explorerビルドを、無料で試すことができる。果たしてデベロッパーたちがこれを使うかどうかは不明だが、Microsoftが同社のプラットフォームを〈使っていない〉デベロッパー階級に対して、和解を申し出ていることは間違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


新しいGoogleカレンダー・アプリはスマート補完やメールからの日程自動入力など新機能多数

今日(米国時間11/3)、GoogleはNexuxの新モデル2機種新しいカレンダー・アプリを搭載したことを発表した。今回対象となったのはLollipop 5.0のNexus 6とNexus 9だ。新カレンダーはLollipop 5.0とAndroid 4.1以降のすべてのデバイスで作動し、近くGoogle Play Storeで公開される。

現行のGoogleカレンダー・アプリは基本的にマニュアル操作だ。日付も時間も手でスクロールして選択しなければならないし、イベント名、場所、人名なども手打だ。新しいアプリはユーザーがイベントの入力を始めると自動補完で候補が表示されるようになった。

下に簡単なデモ・ビデオをエンベッドしてある。

新しいスケジュール・ページにはイベントの場所が地図で表示される。またイベントの場所の写真やイラストを含めることができる。Googleは「あなたの一日をちょっと明るくします」と説明している。

アシストというのはユーザーの過去の行動からイベント内容を提案する便利機能だ。たとえば毎週、ある友達と公園でジョギングしていると、新しいGoogleカレンダーはユーザーが「run…」と入力し始めると同時に公園と友人の名前を提案してくれる。

Googleカレンダーでもっとも重要な情報はイベントそのものだ。新アプリはイベントの情報をメールの受信トレイから収集する。たとえば、3週間後のニューヨーク行きのフライトを予約すると、カレンダーは予約確認のメールから情報を得て、正しい日付に時間、空港、フライト番号などを自動的に入力する。またそのフライトが遅延すると自動的にアップデートされる。

GoogleによればiPhone版も開発中だという。現在作動しているのはLollipop 5.0版だが、近くAndroid 4.1以降で作動するバージョンがPlay Storeで公開される。詳細はGoogleの公式ブログで。

画像:Google Official Gmail Blog

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+