ChromecastをSlingboxがサポート≒Slingboxがふつうのテレビをサポート!?

SlingboxがChromecastにやってくる、そしてそれは、このちっちゃなストリーマーの最初のキラーアプリケーションになるだろう。

Slingboxの社員からの、フォーラム上の投稿記事によると、Slingboxは今Chromecastのサポートを準備中で、そのローンチは、Dave Zatzの信頼すべきツイートによると“もうすぐ”だそうだ。

Slingboxのサポートにより、Chromecastはたちまち、すごく便利になる。Slingboxはビデオ信号をモバイルデバイスやWebブラウザへストリーミングする。その信号源は〔アメリカの場合〕ケーブルボックスからが多いが、ユーザは家のテレビに映っているもの(放送/録画)を家のテレビから遠く離れたところで視聴できる。たとえばiPadを持っていれば、トイレでも、出張先でも。

しかしChromecastがサポートされると、そのコンテンツを簡単にほかのHDTVに放り込める。そのHDMIスティックを挿入するだけだ。コンテンツは最初、スマートフォンのアプリなどへロードするのだと思うが、まだ具体的な詳細の開示はない。セカンドハウスや親の家に泊まったときでも、そこのテレビにChromecastを挿入すれば番組などを見られる〔その家にケーブル契約/ボックスがない、アンテナ受信もできない、が、インターネットはOK、と想定〕。家のどこかに、めったに使わないテレビがあれば、35ドルのChromecastとSlingboxで、そのテレビでもコンテンツを見られる。

これらをSlingboxが正しく実装すれば、SlingboxとChromecastの双方にとって大事件となる。あとひとつ、ぜひ欲しいのが、AereoのChromecastアプリだが、それももうすぐらしい

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ユーザがお好みでチャネルを作れる‘インターネットテレビ’ShowyouがChromecastをサポートしてテレビからも

ビデオディスカバリ(ビデオ発見サービス)のShowyouがアプリの新たなアップデートにChromecastのサポートを加え、スマートフォンやタブレットで受信しているストリーミングビデオを簡単にテレビからも見られるようになった。またチャネルにも変更が加えられ、ユーザはニュース、スポーツといったカテゴリーで個人化されたフィードを得られるようになった。また、ユーザ独自のチャネルを作れる機能も改良された。

ShowyouのアプリがChromecastをサポートしたことによって、ユーザはビデオのストリームをワンタップでビデオに送れる。なお、ShowyouのiOSアプリはかなり前からAirPlayをサポートしている。今回Chromecastのサポートが加わったことによって、スマホやタブレットをTVにつないでビデオを見られる(Showyouを利用できる)人が相当増えることになる。

なお、ニュース、スポーツ、エンタテイメント、テクノロジなどにカテゴリー分けされた個人化チャネルフィードは、ユーザのソーシャルフィードや過去のアクティビティ(共有、視聴歴など)に基づいて自動的に作られる。

また昨年から展開されているチャネル機能(ユーザが独自のチャネルを作れる機能)は今回から完全に無料になり、チャネルの視聴者データなどの入手や広告の挿入は有料となる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ファンがコンサートで撮ったしろうとビデオに良質なサウンドをシンクするEvergig, すでに$1.35Mを調達

あなたが、かっこいい音楽ビデオを作りたいと思っているミュージシャンなら、Outlistenを利用する手もある。FanFootageは、ファンたちがいろんな角度から撮ったビデオを、一本のビデオに編集してくれる。こういった、ビデオツールを提供しているサイトは、ほかにもいろいろある。とくに多いのが、ファンがコンサートで撮ったビデオに音楽をシンクしてくれるサービスだ。でも残念なことに、それらは音質が良くない。FanFootageは、アーチストが承認したHDの録音を使うが、でも、もっとほかのやり方があるはずだ。

Evergigは、今日(米国時間3/19)公開ベータでローンチしたばかりのサービスだが(誰でもサインアップできる)、ファンが撮ったコンサートビデオの共有や視聴ができるサイトだ。ファンが行きたいコンサートを指定すると、バンドがファンたちに、このアプリを利用してビデオを撮るようすすめる。

そうするとEvergigは、クラウドソースなコンサートビデオにHDのオーディオをシンクする(レーベルとの契約がある場合)。あるいは、ビデオの音声に手を入れて音質を改良する。多数のファンが撮ったビデオを、アルゴリズムを使ってランクづけし、上位のものを編集してプロフェッショナルなサウンドをつける。その結果をevergig.comで視たり、オンラインで共有したりする。これらすべてに関し、同社はパテントを取っている。

たとえばこれは、U2のコンサートだ。Switchcamに似てる、とも言えるね。

このパリのスタートアップは、すでにPartech Venturesと360 Capital Partnersから135万ドルを調達している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


3Dプリントで製造したカメラスタビライザーのLUUV、IndieGoGoキャンペーンを展開中

LUUVというプロダクトがIndieGoGoに登場してきた。3Dプリンターを使って製造しているカメラスタビライザーだ。被写体の動きを追いかけながら撮影しても、ぶれのないビデオを撮影することができる。

性能の良いスタビライザーは非常に高価なものだが。LUUVは高価なカメラと高性能な機材を使ってのみ可能だった高品質ビデオの撮影を「民主化」しようとするものだ。LUUVスタビライザーにはGoProやスマートフォンを取り付けて撮影することが想定されている。

IndieGoGoのキャンペーンではLUUVを199ドルで手に入れることができる。これは予定している小売価格よりも150ドルも安く設定されている。デザイン面でも納得の価格だろう。

アクションカムひゃスマートフォンを取り付ければ、すぐにも撮影を楽しむkとおができるようになっている。当方でも試してみたが、撮影中にぐるぐる回るなどの激しい動きを行っても、ブレの気にならないビデオを撮ることができた。

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(翻訳:Maeda, H


Popcorn Timeはハリウッドの最悪の悪夢, しかも誰にも止められない

かつてのNapsterが、何百回もクローンされていたら、どうだっただろうか? ‘NapsterStanford’や‘NapsterMIT’や‘Napsterあなたの高校’などなどがあって、いずれも完全独立で、しかもオリジナルと同じく強力だったら? Shawn FanningとSean Parkerがソースコードを公開して、誰もがそのソフトを作れるようになっていたら? つ・ま・り、Napsterがオープンソースだったら?

RIAAは、何千もの敵と戦うはめになり、そして、負けただろう。

ビデオの海賊行為が、そんなNapster的瞬間を迎えようとしている。先週、Popcorn Timeと呼ばれる一片のソフトウェアが出現した。それを使うと、Netflixと同じように簡単に、海賊版の映画を見ることができた。完全に無料で、会員登録などもない。見たい映画をクリックするだけだ。

Popcorn Timeによって、海賊版のコンテンツを視ることが、Napsterで曲をダウンロードするのと同じぐらい容易になった。ハリウッドにとって、悪夢だ。

Popcorn Timeの原作者たちは、このアプリケーションは完全に合法だ、と強く主張している。ユーザもアプリケーションも誰も、映画を“保有”しないからだ。インターネットが、それらを保有している。ただし、このアプリケーションは立ち上げ後の最初の画面で、不確定な部分がある、と断わっている。

しかし厳密に言うと海賊行為とは、作品のニセモノを作ることだ。それは、どんなジャンルの作品でも、絶対的に悪いことだ。Popcorn Timeは、映画のコピーを作ってそれらをストリーミングしているわけではない。

RIAAは巨額な戦費を投じてNapster世代と戦い、ついにiTunesが‘盗む’を‘買う’に変えたことによって、戦いは終わった。Appleは最新の音楽をどこでもいつでも聴けるようにしたので、音楽の海賊世代の意識を、海賊行為ではないものに向けさせた。

今、映画の海賊行為は古い映画が中心だ。消費者は、適正な価格でオンデマンドのコンテンツを求める。NetflixやAmazon Video、Huluなどの大成功はそのことを証明した。でも、これらの合法的なサービスには、最新ヒット作がない。大ヒット作の続編とか、ディズニーの最新作などは、ブルーレイディスクで買うか、あるいはPirate Bayからダウンロードする。あるいは、HBO〔WowWowみたいなケーブルテレビ〕に登場するのを数か月待つ。

Popcorn Timeは単なる始まりであり、海賊版コンテンツに容易にアクセスできる方法としても、初めてのものではない。そのプログラムはすべてGitHubにあり、誰もがアクセスして自分でビルドできる。既存の人気海賊映画サイトのAPIを使っているが*、そこは今のところ、MPAA(アメリカ映画協会)にチェックされていない。Popcorn Timeはいわば、コミュニティが動かしているプロジェクトに、きれいなインタフェイスを着せただけのものだ。〔*: いったん‘死んだ’Popcorn Timeは、APIの提供者によって復活した(記事未訳)。〕

ここには、ハリウッドの弁護士たちの攻撃のマトになるようなもの〔被告となりうる実体〕が、何一つない。デベロッパたちはアンダーグラウンドから自分の作品を複数の名前で配布できる。無料だし、広告も入らない。Popcorn TimeはビデオのNapsterだが、ビジネスになろうとしていない。あくまでも、オンラインのゲリラ戦の典型に徹しようとしている。

それに、Popcorn Timeだけでなない。FliXanityはNetflixのルックスを真似て、海賊コンテンツを(低解像度で)ストリーミングしている。AndroidアプリMovieHiveは、揃えている映画の数や使いやすさではPopcorn Timeに負けていて広告もあるが、でも使える。海賊コンテンツのストリーミングは、無料だ。

ほかにもある。これからも、新顔が続々出てくるだろう。

Popcorn Timeはすでにフォークされている。最初のデベロッパがプレッシャーに負けてサイトを閉鎖して以来、新しいチームが肩代わりした。プログラムは前と変わらず良質だ。

海賊も合法的配布も、これからの映画はストリーミングが主流になる。Popcorn Timeがまたコケても、今後クローンはいくらでも出てくる。彼らの成長を抑える唯一の方法は、ハリウッド自身がストリーミングを開始することだ。Popcorn Timeの、これだけの人気と急成長を見たら、彼らもいいかげん、気がつきそうなものだが。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


リクルートが”日本語訳付きMOOCs”提供へ–米UDACITYと協業

MOOCs(Massively Open Online Course:大型公開オンライン課程。大学などの講義の動画をインターネット上で配信するサービス)のプロバイダである「UDACITY」。1月には有料の統計学課程をローンチした彼らとリクルートがタッグを組んだ。

リクルートホールディングスは3月13日、UDACITYとの協業契約を結んだと発表した。今後は両社で日本でのUDACITYの普及活動を進める。

これまでもリクルートは、MOOCs情報サイト「Edmap」を立ち上げて関連情報を配信するなど、MOOCsの啓蒙に積極的な姿勢を見せていたと説明する。協業の発表にあわせて、Edmap上に「UDACITY on Edmap」を立ち上げており、すでに6つの講座を日本語字幕対応にしている。今後はその他の講座についても翻訳を進める。またEdmaps上で、UDACITYの講座情報(シラバス)を日本語で紹介していく。


Lumusのウェアラブル向けVRディスプレイは「レイア姫の瞬間」を実現する

Lumusはまだ消費者向け市場では有名ではない。しかし近い将来、繰り返し耳にする名前になるはずだ。

私は2年前にLumusのセールス担当のAri Grobmanからこの驚くべきテクノロジーを紹介された。これは基本的には拡張現実ディスプレイだが、通常のフレームと通常のレンズの普通の眼鏡に装着できるところが画期的だった。720pモデルはHDに近い高画質の画像を目の前の空中に浮かんだように表示した。ユーザーは近くこのテクノロジーを利用して映画を見たりゲームをプレイしたりモバイル・デバイスを操作したりできるようになると説明された。

今回Lumusは次世代のプロダクトを発表した。

システムにはフル機能のAndroidコンピュータとカメラが追加され、機能はGoogle Glassを上回るものになっている。

ジェスチャーをサポートしているので、スワイプで通知を次々に消すことができる。また目の前の地面に重ねて地図を表示することもできる。私は実際に試してみたが、作動は完璧だった。ジェスチャーで自由に操れるディスプレイが目の前に浮かんでいるところ想像してほしい。残念ながらまだビデオは無理だが、ともかくクールなシステムだ。

といってもLumusブランドの新製品がすぐに市場に出るわけではない。同社では複数の大手メーカーと提携してプロダクトを開発中だ。ウェアラブル・メーカーのMetaはLumusのテクノロジーを利用した製品を近くリリースする予定だという。

Lumusは軍用ヘッドアップディスプレイで50%のシェアを占めており、次にはウェアラブル・ディスプレイの世界のIntelになろうと努力中だ。Grobmanは「われわれは双眼視によって空中に3D動画を目の前に表示する、つまりスター・ウォーズのレイア姫を実現させることができると期待している」と」語った。

Grobmanによれば、ユーザーがテーブルに向かっている場合、テレプレゼンスの対話相手の姿を自動的にテーブルでマスクして、その向こう側に座っているように見せるデモも行われたという。“「われわれの提携先はすごいことをやっている。ただし市場に出るのはまだ少し先になる」そうだ。

ゲームのメーカーも3Dで完全没入型のゲーム開発を試みているそうだ。しかしLumus Insideのログ付きデバイスが発売される時期はまだわからない。

Grobmanは「Glassは顔に装着するウェアラブル・デバイスに人々を慣らすためのGoogle’なりの入門デバイスだろう。次のステップは双眼視が可能で、装着しても不自然でないファッショナブルなデバイスだ。そこまでの道のりは長いが、近くわれわれはそこに行き着く」と語った。

Lumusの写真ギャラリーは原文参照。下は関連動画:MetaのVRヘッドセット

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


VimeoがVimeo On Demand用の作品を作る人たちのために$10Mのファンドを用意–広告依存からの脱却を目指す

VimeoがミニVCになった!?。同社は1000万ドルのファンドを整えて、一定期間Vimeo On Demand独占封切で提供されるビデオ作品に資金を提供するのだ。

このIAC傘下のビデオサイトがVimeo On Demandをローンチしたのは1年前で、これによりビデオの作者は作品へのアクセスに課金できるようになった。また昨年秋のToronto International Film Festivalでは、ビデオの独占権に対し1万ドルのアドバンスを払うと発表し、さらに1月のSundanceではクラウドファンディングされるビデオに合計で50万ドルを支援すると発表した。

Vimeoのオーディエンスネットワーク担当ゼネラルマネージャGreg Claymanによると、上記のような初期の支援努力に対する反響がすさまじく大きく、数百件もの申し込みがあったので、今回のような本格的なファンド整備に至った。クラウドファンディングで1万ドルを達成した作品や、世界の20の著名な映画祭のどれかに参加した作品への支援は、これまでどおり続ける。また、個々の優秀作品だけでなく、Vimeoの集客力に貢献する一連の作品集にも投資を行う。

1000万ドルには、現金のほかに、Webサイト開発とか翻訳など、サービスの無料化も含まれる。

VimeoのCEO Kerry Trainorによると、YouTubeみたいな広告ベースのエコシステムも継続するが、しかし有料配布は“巨大な未開拓の機会だ”と見ている。この機会に対してVimeoは、今回の投資環境整備でアドバンテージを取りたいのだ。

なお、同サイトの1月のユニークビューワーは1億6800万で、過去最高、そして前年同期比では80%増となった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ビデオメッセージの世界に新しい「双方向性」をもたらすDumbstruck

ニューヨーク州オールバニにてMichael TanskiおよびPeter Allegrettiが運営するスタートアップのDumbstruckが、ビデオチャット(メール)の世界に新たな仕組みを持ち込もうとしている。

まずは相手に送りたいビデオメッセージを作成する。そしてこれを相手に送る。相手がこのビデオを開くと、ビデオが再生されると同時に、見ている相手の様子がフロントカメラで録画されるのだ。元メッセージの送り手側では、相手がメッセージを見た時の様子を、元メッセージと同時に再生して確認することができる。

Dumbstruckの設立は2013年で、Doctored Appsによる支援を受けている。メッセージングアプリケーションに、さらなる面白みを追加したいとして考えだされたものだ。

Strategy部門を率いるJoe Mascioccoは次のように言っている。「アプリケーション自体の面白さというのを追求したいわけではないのです。デジタルコミュニケーションの中に、より自然な人間同士の繋がりのようなものを持ち込みたいと考えたのです。アプリケーションやデバイスを通じてコミュニケーションを展開するうちに、お互いの間に生まれる、素のままの反応というのがないがしろにされてきたように思うのです」。相手の反応を直接的に確認できるSkypeやFacetimeのようなものなのだと、自分たちのサービスのことを説明している。また、「チャット」以外の利用範囲もあるのではないかと、Mascioccoは述べる。たとえば「婚約相手に指輪の写真を送って、相手がその指輪についてどう思うのかを映像を見て確認することができます」。

「いちばん最初にイメージしていたものとは、少々異なるサービスが出来上がりました。ただ、使ってみるとなかなかの可能性があるのではないかと感じています。友達同士で使って面白いというのは、サービス展開にとっても大きなことです。友人は面白いと評価してくれていますし、ガールフレンドはカワイイと評価してくれています」。

サービス展開の対象としてはティーンエイジャーたちを想定しているそうだ。それ以外にもミレニアル世代は面白がってくれるのではないかと考えているとのこと。いろいろな出来事やモノを撮影して、お互いの様子を見て楽しむのは確かに面白いことかもしれない。サービスが世の中に受け入れられれば、企業のコマーシャルビデオなどを人に見てもらい、その反応を匿名で集計して企業に販売するというようなマネタイズ手法も考えているらしい。ビデオメッセージというのは、それに対する反応とペアにしてこそ真の意味が理解できるのだとMascioccoは言っている。

尚、DumbstruckはSXSWにてAWSクレジット1万ドル分のコンテストも開催するそうだ。詳細はこちらに掲載されている。アプリケーションはこちらからダウンロードできる(無料)。

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(翻訳:Maeda, H


エメット・ブラウン博士がリリースしたホバーボードの真贋は?!

なにせエメット・ブラウン博士だ。本物がリリースしたのだから本物に違いないと信じた人も多いだろう。何の話かといえば、昨日あたりにリリースされ、世界中を驚愕させたホバーボード・ビデオの話だ。タイムマシンすら可能にするエメット・ブラウン博士直々のリリースであったが…、これもやはり偽物だった。

「なぜ偽ホバーボードのリリースに、これほどのセレブが集ったのか」。これほどまでに大掛かりなのだから本物だよという声もあった。

なぜセレブが集ったのか。要するにFunny Or Dieが仕組んだものであったということのようだ。

信じてしまった世界中の80年代キッド(今は中年だろうが)たちの夢を完膚なきまでに破壊したわけだ。Funny Or Dieはこうした状況につきなんちゃって謝罪ビデオを投稿している。「あんなにうまく飛んでたじゃないか」と、まだいんちきを信じられない人もいるかもしれない。単純なワイヤアクションだったのだ。「だってぼくたちのヒーローが堂々と発表したじゃないか」と、まだ夢から抜け出せない人もいるかもしれない。注目を集めたいと思う組織は、ヒーローだろうが利用するというのが大人の世界の常識なのだ。

まあ、ビデオはなかなか楽しいものだった。

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(翻訳:Maeda, H


ユーザのデバイス上のカメラでリアルタイムモニタリングができるクラウドサービスCamioCam

誰かが玄関のドアの前に荷物を置いたら、携帯にアラートが来るとしたらどう? 老いたる親が予定日に確実に病院に出かけたことを、確認できるのはどう? CamioCamのインテリジェントなビデオモニタリングサービスは、そんな仕事と、それ以上のことをしてくれる。今日(米国時間2/26)のLAUNCHカンファレンスでローンチした同社は、家にあるインターネットに接続されたカメラ(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)なら何でも、クラウドを利用するモニタリングシステムにしてしまう。

同社を創ったCarter Maslanは、Googleのプロマネとしてローカル検索やMapsやEarthを担当していた人だ。CamioCamはすでにFreestyleやMarissa Mayer、Greylock、Floodgate、Ellen Levy、John Hanke、Box Groupなどなどから100万ドルあまりを調達している。

使い方はこうだ: カメラ内蔵のデバイスやインターネット接続機能のあるカメラでCamioCamにアクセスする。すると、カメラの視界内で何か動きがあるとスマートフォンの通知機能やメールを使ってクライアント(ブラウザなら何でも)にアラートを送る。短いビデオが添付されるから、何が起きたのかすぐ分かる。CamioCamのソフトウェアには、意味のない動きを無視するアルゴリズムがあるから、目の前の道路を車が通ったぐらいでは通知は来ない。また、それまでに来たアラートとその内容を検索することもできる。

CamioCamのアルゴリズムに対してユーザは、カメラの特定の視界を指定することもできる。たとえばベビーベッドの方角、キッチンの調理台の方角、など。しかも、一つのカメラに対して複数の視界を指定することもできるのだ。調理台と冷蔵庫とごみ入れ、とか。

Maslanの説明によると、CamioComは、イベントへの反応がほとんどリアルタイムと言えるぐらいはやい。これまでのカメラアプリの7倍ははやいし、また使用帯域は通常のストリーミングサービスの場合の8%ぐらいしか使わない。そして上に述べたように、視界内の無意味な動きには反応しない。

料金は、カメラが1台なら無料。その後カメラが増えるたびに1台につき月額9ドル90セントをいただく。

要するにCamioCamのキモはパソコンやスマートフォン上のカメラで動きを検出し、その情報をWebRTCで同社のサーバに送ることだ。一方、利用者側(クライアント側)のアプリやWebブラウザは、おなじく同社のサーバからアラートを受け取る。ちょっとややこしいが、カメラ側はAndroidアプリまたはネットワークカメラ(IPカメラ)またはFirefox/Chromeブラウザ、アラートを受け取る側はWebブラウザなら何でもよい(またはAndroid/iOSアプリ)。

CamioCamの直接の競合相手がDropcamだ。後者は、クラウドを利用するビデオモニタリングとして人気が高い。でもMaslanは、デバイスが内蔵しているカメラと、どこにでもあるブラウザしか使わないCamioCamの方が簡単だから、勝機(商機)はある、と信じている。

〔訳注: 以下に、ファウンダのCarter Maslanとのチャット(の重要部分)を引用しておきます:

Alert client == any Web browser, Camera uploader == Android or Windows. Is this understanding OK? 

Carter: camera can be Chrome or Firefox browser on any computer

Carter: and viewer is any browser (or our iOS and Android viewer apps)

Carter: we also support regular IP cameras too

Carter: the camera options are http://www.camiocam.com/camera-options

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Amazonは全メディアコンテンツ、アプリ、ゲーム等をテレビやホームシアターに流し込むSTBを3月に発売?

Re/Codeの記事によると、Amazonは3月にテレビ用のセットトップボックスをローンチするらしい。つまり、この、eコマースとデジタルメディアの巨人が今実際に、ストリーミングTV製品の開発に勤しんでいるというのだ。しかもそれは、昨年のホリデイシーズンに出ると噂された製品の発売時期が延ばされたもの、ということらしい。

そのAmazonのストリーミングボックスは、同社のデジタルメディアのコンテンツをテレビで視るための製品だ。まずAmazon Instant Videoのタイトルがあるし、合衆国のAmazon Primeの会員に無料で提供されるコンテンツもある。音楽のカタログも膨大だから、ひまだった(かもしれない)ホームシアターの稼働率を上げるには恰好だ。

Re/Codeの記事は、AmazonのそのガジェットがAndroidデバイスだ、と言っている。ただしKindle Fireのときと同じく、独自にフォークしたAndroidが搭載される。そのセットトップボックスがゲーム機にもなるのか、その辺ははっきりしないが、でも本誌の情報筋が前に漏らしたところによると、確かにそいつはゲームもサポートする。また、最近、別の業界筋から聞いたところによると、昨年暮のショッピングシーズンを逃したにもかかわらず、ゲーム機能はある、ということだ。

Amazonがストリーミングのためのメディア製品を消費者に提供するのは、至極当然だ。しかもそれがAndroidでAmazon Appstoreから何でもインストールできるとなれば、アプリのオープンなライブラリの整備が遅れていた一部の競合他社は一気に追い抜かれてしまうだろう。問題は料金だが、Amazon Primeの会費が20~40ドル値上げされるという噂が本当なら、このハードウェアとコンテンツの完全無料化が、すでに織り込み済みなのかもしれない。

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YouTubeのデザイン変更: Googleのカードレイアウトを採用, プレイリストを強調

YouTube今日からデザインを一新し、Googleが今、Webやモバイルの各所で使っている“カードのような”レイアウトを採用する。その目的は、Googleによると、プレイリストを左のサイドバーの主役にすることによって、それを強調することだ。

また、整列をCENTERにすることによって、今YouTubeのビジタの半分を占めるモバイルアプリのレイアウトに合わせる。これによってカードふうのレイアウトも、やりやすくなる。今カードは、Googleの全プロダクトを支配しようとしている“ページ上の諸要素のまとめ方”のメタファなのだ。

新デザインの一環としてサイドバーに新しいアイコンが乗り、画面右上のYouTubeのロゴの横に恒久的なメニューボタンが置かれる。それを押すと、プレイリストやチャネルのサブスクリプション(会員視聴)など、ユーザのYouTube利用のすべてに関するガイドが出る。全体的にサイトのルックスはフレッシュになり、明るくなり、またフォントを変えたことによってやや読みやすくなった。

プレイリストは、自分が作ったものとチャネルのものが、すべてサイドバーに表示される。また各チャネルにもプレイリストタブが付き、なにしろプレイリストがいろんなところで強調される。プレイリストの作り方も、簡単になった。プレイリストを作ろうとすると新しいページがポップアップするので、そこにビデオを並べればよい。

この新しいデザインは今日(米国時間2/20)から展開されるが、地域によっては数時間~数日ぐらい遅れるかもしれない。

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ポケモン、7万人の祭典(?)をライブフィード中

インターネット上には理解を超えたもの、あるいは理解を拒むものも多く存在する。

各種ゲーム(スポーツゲーム等)などのライブストリーミングを手がけるTwitchが7万人による同時プレイを行い、そしてその様子を世界中に向けて配信している。ゲームコマンドをチャットインタフェースから入力可能としており、それによりゲームが動作するようになっている。プレイの様子はどんなものかといえば、大勢の人がLEFT、RIGHTなどなどと叫びまくり、結局主人公はひたすら右往左往するというケースが多いようだ。

そんなことは想定済みのことなのだろう。

インターネットの世界というのは奇妙なものだ。しかし奇妙さ自体が面白かったり、あるいはそこから何か新しいものが生まれたりする。いろいろ考えず、「右だっつってんだろ、おら」などと叫びながら、「楽しむ」ことが大事なのだ。


IMAGE BY FLICKR USER ALIISDAIR UNDER CC BY 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN CROPPED)

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(翻訳:Maeda, H


YouTubeよりは本格的な勉強のできるビデオ学習サイトCuriousが収益化を目指し$15Mを調達

【抄訳】

パソコンやスマートフォンなどの普及、クラウドサービスでコンテンツの制作と配布が容易になったこと、これらを背景として、テクノロジはわれわれの勉強の仕方を根本的に変えつつある。学習のためのコンテンツを発見し、作り、そして消費することがこれまでになく容易かつ安上がりになっただけでなく、良質なデジタルビデオが教室でも多用されるようになって以来、勉強が楽しい体験になりつつある。

今Webの上には、ビデオを使う学習ツールがたくさん存在するが、しかしその多くは、従来の大学などの課程をそのままオンライン化したサービスだ。しかし、昨年の夏にローンチしたCuriousは、生涯学習やホビーや、そのほかの多様な好奇心に応えて、小さなビデオ教材の集合と、そのためのマーケットプレースを提供するプラットホームだ。Curiousでは、教育の提供者側が課程を構成するのではなく、あくまでも学習者の好奇心と知識欲が学習の過程を導く。

Curiousの上では今、700名あまりの‘先生’たちが作った多様な教材ビデオを見られる。テーマは、洋裁、ピラティス法によるトレーニング、MS Excelの高度な使い方などなど、さまざまだ。Curiousはいわば、自分の好奇心の命ずるままにコースを編成でき、対話性もあるYouTubeだ。何か知りたいことがあったときに訪れるサイトとして、今いちばん優れているのが、Curiousだろう。

立ち上げ時にRedpoint Venturesや元Appleの会長Bill Campbellらから得た750万ドルの資金があるとはいえ、Curiousがビデオを利用する自己学習サイトとして本当に充実するためにはもっと急速なスケールアップが必要だ。サイト構成の充実だけでなく、本格的な収益化モデルと‘先生’たちへの報償システムもいずれ必要になる。

そこで同社はこのほど、GSV Capitalが率いるシリーズBのラウンドとして、1500万ドルを調達した。この投資には、Redpoint Venturesなど既存の投資家たちも参加している。

今後の収益化計画については、教材ビデオ/教習ビデオの部分的有償化として:
●‘先生’たちが自分の複数のビデオを連ねて一つないし複数の課程(コース)を構成する場合、それらを有料化してよい。
●個別ビデオは原則無料だが、生徒は同サイトの仮想通貨Curious Coinを使って‘先生’に任意で謝礼を進呈してもよい。
といった方式を考えている。

基本的にCuriousの長期目標は、学習者にとって便利なサイトであることと、人に教えることを厭わない人びとの収入基盤であることの両方を、同じ比重で実現することだ。

下のビデオでは、CuriousのファウンダJustin Kitchが、CuriousのiPhoneアプリをデモしている:

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


男性化粧品Old Spiceのお笑い広告キャンペーンが再開…今度はおふざけWebサイトで

【抄訳】

ふだんは広告について書くのは苦手なんだけど、まあ聞いてよ。こいつは明日の朝になると絶対に、Facebookの至る所に貼られてるよ(今すでに貼られてるかもしれない)。だから、早いうちに見といた方がよいんじゃない? しかも、けっこう、おもしろいからね。

しばらく鳴りをひそめていたOld Spiceが、また新しい広告キャンペーンを開始した。Old Spiceって、広告がとても上手で、男性用の体臭消し用ボディソープとかを作ってる会社だよ。今回のキャンペーンも、例によって、ヴァイラルに広まることだけを狙ってるような広告だ。今度のは、おふざけWebサイトだけど。

たとえばこの、“筋肉もりもりシャツ”のサイトなんかどうかな。リンクをクリックして、ページが出たら数秒待つ(気の短い人はどれかのリンクをクリックしてもよい)。要注意: 最初に、スピーカーのボリュームを下げておくこと。

すると、驚き! そのページが消えて、あのおなじみのOld Spiceマンが現れる。彼のお母さんだけが知ってる彼の名前は、Isaiah Mustafaだ。…彼にしかできないやり方で、あなたをやさしくいじめてくれるぞ。

ぼくの知るかぎり、びっくりビデオのあるおふざけサイトは、ほかにもこんなのがある:

〔上記仮訳:■首トレ(首を鍛える)■純金Bluetoothヘッドセット■100%革製のシーツ■プロテイン入りオーデコロン■日焼け剤スプレーかけっこパーティー■筋肉マン専用ジム内マンション■刺青のバーゲン■ソウルパッチ用フレーバーパウダー〕

このリストはまるで、SEOのために苦労して作ったスパムサイトの名前みたいだ。

代理店は、変わってなければWieden + Kennedyだと思うが、最初はふつうのテレビCMだったけど、その次はいかれたユーモアが好きなネットをねらってYouTube直行(おっと、実際はVimeoだったけど)、次はRedditのAMAのプレゼント、とエスカレートしてきた。そしてその次が、おふざけWebサイトだ。これからも、あの手この手で笑わせるつもりだろう。〔*: AMA, Ask Me Anything, 何でも聞いてよ〕

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


あなたの周りの全世界を撮れるビデオカメラ360 Fly

先日のCES 2014で、ピッツバーグの企業がわれわれを訪れて、製品を見てくれと言った。それは小さな球形のカメラで、全景ビデオを撮れる。頑丈で、ヘルメットやサーフボードなどに装着できる。360flyと呼ばれるその製品は、今はまだベータだが、彼らは完全なサーファーの恰好をしたモデルを同伴して売り込みにやってきた。おかげで、使い方はよく分かったけど。

同社のこの前の製品、GoPanoシリーズは、とてもよく売れた。それはiPhoneのカメラで全周ビデオを撮る製品で、前からよくあるアイデアだけど、今度の360flyはかなり見事に改良されている。

社名はVoxxで、彼らが今後もっと良いビデオを提供してくれたら、この記事をアップデートしよう。それまでは、ぼくがファウンダと話をしているとき、短パンとTシャツを着て、きまり悪そうに微笑んでいるあわれな男の子で我慢していただこう。

〔訳注: イギリス人たちの開発で、同じく球形のカメラ(全面に大量のレンズを貼り付け!)だが、水平方向360度の全周(パノラマ)ではなく、三次元全方向の視野映像を撮れるのを、ニュースで見たことがある。YouTubeなどで調べるのに、時間がかかりそうだが。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Ustreamは企業顧客重視へ移行, 無料アカウントのビデオは30日で自動削除へ

Ustreamは最近、無料のライブストリーミングをあまり強調しなくなった。でもそれは、同社が本格的に企業向け有料サービスに移行していく大きな動きの一環にすぎない。

先週Ustreamは、無料アカウントのユーザ全員にメールを送り、ビデオの保存とアーカイビング(長期保存)の方法を変える、と告げた。広告が入る無料のUstream Basicアカウントでは、ビデオは30日保存され、その後自動的に削除されるのだ。

一方、有料アカウントでは、ストレージの容量無制限、というプランが加わった。月額$19ドル99セントの会費を払うと、30日という制限はなくなる。でもProバージョンにアップグレードしないユーザには、自分のビデオをダウンロードしてユーザ自身がオフラインで保存するオプションが提供される。

無料ユーザのビデオアーカイビングを淘汰することは、企業アカウント重視への移行の一環だ。昨年同社は、機能を増強して、メディアや一般企業の顧客を増やしてきた。

協同ファウンダでCEOのBrad Hunstableによると、同社の最大の成長源は大手メディア企業だ。また、全視聴数のうち、アーカイブされたビデオの比率はとても小さい。だから、アーカイブはなくなってもかまわない。

“うちの強みはあくまでもライブのブロードキャスティングであり、そのこと自体は変わっていない”、と彼は言う。“ビデオを保存するための場所はたくさんあるが、うちの場合は視聴数の80%がライブだ”。

また同社のライブストリーミングサービスは、メディア企業以外でも使われ始めている。一部の企業は、自社ブランドの露出性を高めるためにライブストリーミングを利用しているが、そのほか、顧客やパートナーや社員たちとのコミュニケーションのためにビデオを使っている企業もある。

“ここ数年では、LinkedInやSonyといった一般企業がまるでメディア企業のようにうちのサービスを利用するようになっている。たとえば公開企業が決算報告をビデオでやる例があり、また社内放送に利用しているところもある”。

Ustreamは2007年に創業されたこの道の老舗だが、でもライブストリーミングビデオサービスの消費者離れは同社だけの傾向ではない。競合するLivestreamは元々、大きなイベントが主な収益源だし、Justin.tvはeスポーツに転向、2年あまり前には名前をTwitch*に変えた。〔*: Twitchは野球ゲームなどのライブストリーミングで毎月4000万あまりの視聴数を稼いでいる。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


各週の美味しいグルメビデオを集めて番組編成するGlamのFoodieTVアプリ; ビデオ体験凝縮化の試み

各種のデジタルメディアを提供しているGlam Mediaが、世界のグルメたちをとりこにするビデオアプリをリリースした。その新しいiPhoneアプリFoodieTVは、食べ物と旅行に関する各週のベストビデオのさわりを見せる。

このアプリは、Glamが広告依存のビジネスモデルから抜け出そうとする努力の一環だ。同社は今、いくつかのライフスタイル関連のブランドとコンテンツを新たに作って、広範囲なユーザ層に訴求しようとしている。

たとえば昨年の春に同社は、Foodie Top 100 Restaurants Worldwide guide(グルメのための世界のトップ100レストラン)を立ち上げ、コンテンツの有料化という同社にとって新しいビジネスモデルをトライした。今度のiOSアプリもブランドはFoodieで、旅行とおいしいものの好きな人たちに訴えようとしている。

FoodieTVアプリが見せるコンテンツは週替わりだ。食べ物と旅行関連の5本のビデオを短くまとめて“エピソード”と称している。ビデオ1本の長さは3~5分だ。それと同時に、食べ物関連の短いエンタテイメントも提供していく。

GlamのプロダクトデザイナーMarc Escobosaによると、このアプリはテレビ番組を真似ているが、時間が短いし、モバイル上だから画面は小さい。しかし食品・旅行関連のビデオ作者が収益を得る場としては、広告がないぶん、YouTubeよりもましだ、という。

“作品が10分以下と短い場合、これまではYouTubeしか選択肢はなかったが、ランダムなバナー広告に邪魔されるし、作者はそれに対し、どんなコントロールもできない”、とEscobosaは言う。

しかしFoodieTVは、コンテンツを制作者からライセンスし、その露出性を高め、また他の作品とともに“番組”化する。このアプリのビデオはGlam独占ではなく、ほかの場所でも見られるものが多いが、FoodieTVは、いわばそれらの作品のための、特製の、見て楽しい舞台や劇場をしつらえるのだ。

アプリはモバイルやタブレットだけだが、AirPlayでApple TVに送れば大画面で見ることもできる。だから視聴者は、FoodieTVをスマートTVやそのほかのビデオデバイスに“翻訳して”見ることもできるのだ。

〔訳注: YouTubeなどのビデオの散漫な大群も、それらを厳選して番組化する、サードパーティ製の付加価値サービスがあってもよいと思う。YouTube(など)の前向きの決断を求めたい。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


YouTubeがビデオ提供者/制作者のための便利なコメント管理ページをローンチ

YouTubeが今日(米国時間1/13)立ち上げた新しいコメント管理ツールにより、ビデオ作家は自分の複数のビデオに寄せられるすべてのコメントを一か所で見ることができる。

YouTubeがGoogle+経由のコメントシステムを開始してユーザの不興を買ったとき、同時にコメントを管理するための新しいツールをいくつか提供した。しかしその変更によってビデオ提供者はコメントをYouTube Inboxから管理できなくなり、コメントに対する通告機能はアラートに移行された。

YouTubeのユーザはこの変更に対して不満を合唱し、それに対し同社は今日、ビデオ提供者/作者がコメントを一か所で見られて、対応できて、調停等(モデレート)もできるイベント管理ページを発表した。それは要するに、昔のYouTube Inboxの復活だ。

このページでビデオのオーナーは、コメントをすばやく一望、悪質なコメントを削除、スパムにチェックを入れる、良いコメントに親指アップする、などのことができる。また、コメントを、公開、保留、スパムへと分類できる。

これらは、どれをとってもYouTubeの新しいコメントシステムの“嫌い”を“好き”に変えうるものではないが、ビデオをYouTube上に公開する者にとっては、人生が少し楽になるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))