iPhone 6 vs. iPhone 6 Plus、販売初日は6が6 Plusを圧倒?!

馴染みのサイズに近いiPhone 6と、かなり大きなiPhone 6 Plusとでは、どちらが多くを売り上げるのだろうか。

発売開始となってまだ間もないのだが(本記事は発売開始18時間の時点で執筆されている)、すくなくとも現段階ではiPhone 6が6 Plusを大幅に上回っているようだ。

下に掲載しているグラフはMixPanelのものだ。データは1時間毎に更新されている。ご存じない方のために補足すれば、MixPanelとはモバイルアプリケーションやサイト向けのGoogle Analyticsのようなものだ。App Storeに登録されているアプリケーションの多くも、このMixPanelのSDKを利用している。これによりiOS 8へのアップデート率などといったデータも取得できるようにもなっている。

データの解釈についてはいろいろな可能性があるが、取り敢えず現在のトレンドを把握することができる。

協定世界時(UTC)の20日0時の段階のデータでは、iPHone 6が2.45%で、一方のiPhone 6 Plusの方はわずか0.31%という数値になっている。残りの97.4%は、これまでのiPhoneシリーズが占めている。

今後、この数値がどのように推移していくのかは大いに注目に値する。グラフの様子を見ると、両者の差はさらに広がっていくようにも見える。但し、双方のデバイスともに品薄の状態となっているわけで、iPhone 6 Plusの出遅れは単純に製造台数が少なかったのだという可能性もある。もしそうであるのなら、製造が追いつき始めた段階で、双方の数値が近づいていく可能性もあるわけだ。しかしその場合でも、もしかすると6 Plusを望みながらも、仕方なく6を購入したというケースもあるかもしれない。

Appleからのアナウンスなどにも注目していきたい。

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(翻訳:Maeda, H


iOS 8がリリースされてからのApple App Storeの上位はキーボードアプリが占拠

iPhone 6と6 Plusが今日発売されることによって、Appleの新しいモバイルオペレーティングシステムiOS 8に多くの消費者が初めて触れることになる。そしてユーザは、そのiOS 8の上にApp Storeでどんなアプリをダウンロードするだろうか? 今の状況から見ると、それはキーボードアプリだ。これまで長年iOSのユーザインタフェイスを厳しく取り締まってきたAppleが、ついに門戸を開いた。これからは、ユーザはiOSのデフォルトのキーボードだけでなく、自分の好きなキーボードを選んで使うことができる。人気上位のアプリはSwiftKeyやSwypeで、特に前者はこれまでに100万回ダウンロードされたという。今やそれは、App Storeの無料アプリのトップだ。

そのほかのキーボードアプリも、App Storeの上位にひしめいている。有料アプリではトップファイブのうちの3つがキーボードアプリ(一位Swype; 二位Fleksy; 三位Color Keyboards)、無料アプリでも上位5つのうちの3つがキーボードだ(一位SwiftKey; 二位CoolKey; 三位Kiwi)。どちらのチャートも、20位までにそのほかのキーボードアプリ(複数)も入っている。

しかし、一つ問題がある。これらのキーボードアプリの中には、デフォルトのキーボードに置き換わらないものもある。そういうアプリは説明の中で‘スタンドアロンのアプリだ’と断わってはいるが、これら擬似的キーボードアプリのうちいくつかは、リビューで“泥棒”、“詐欺”と叩かれている。

これらのキーボード偽装アプリは、iOS 8でAppleがキーボードAPI/SDKを公式に公開する以前から、キーボードをカスタマイズしたいというユーザの要望に応える形で存在している。そういう、ちょっとハッキング臭のあるアプリは、ほかにも、ホーム画面を綺麗にしますとか、ロック画面を変えます、“ライブの壁紙”をインストールします、アイコンを変えますなどなど、いろいろあった。しかしその多くは、ユーザの期待を裏切るものだった。なぜなら、これまでのiOSは、カスタマイズのできないOSだったのだから。これらのアプリはせいぜい、カスタマイズの幻想を与えるだけで、iOSの振る舞いを本当に変えるものではなかった。

もちろんユーザはドキュメンテーションの細部を読まないから、そんなアプリを買い続け、それらをチャートの上位に押し上げていた。

iOS 8では正規に(キーボードの)カスタマイズがサポートされるが、しかしそれでも、一部の偽装キーボードアプリはチャートから消えない。たとえば無料アプリの九位”Pimp My Keyboard”は、説明にこう書かれている:“注意: このアプリを使ってキーボードをエディットできるのは、このアプリケーションの中だけです”。

つまり、iOSの正規のキーボードが置き換えられるわけではない。

ご注意: 最近の、色を変えて絵文字を入力/表示できるiOS用キーボードアプリをダウンロードするときは、説明をよく読むように。

新しいiOS 8用のキーボードで、本当にグレートなのを試してみたい人は、本誌TechCrunchのSwiftKey記事Fleksy記事、そしてThemeBoard記事などを、まず読んでみよう。私たちが気に入ったのを、一覧されるのもよろしかろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iOS 8へのアップデート率の出だしはiOS 7より低い―空き容量が足りないとTwitterに悲鳴

iOS 8のダウロード数は膨大だが、率でみると、昨年のiOS 7を下回っている。少なくとも、ChitikaTapjoyMixpanelAppseeなどのOSモニター統計によればそうなる。これらの統計は一致して、ダウンロード数は大きいが、昨年のiOS 7への当初のアップデート率には及ばないとしている。iOS 7はiPhone 5sの出荷直前に公開され、iOSのビジュアル・デザインを根本的に変えたことで大きな注目を集めた。

MixpanelとAppseeのiOS 8のアップデート状況のライブ・モニターによれば、現在のアップデート率は16%から17%だという。この数字は両社のモバイル・アナリティクス・アプリを搭載している全ユーザー中のiOS 8ユーザーの割合だ。

MixpanelのCEO、Suhail Doshiは「現在のiOS 8のアップデート率は昨年のiOS 7のアップデート率のほぼ半分程度だ。iOS 7の場合、最初の24時間でアップデート率は38%に達した」と述べた。

Doshiは私のインタビューに答えて、iOS 8のアップデート率が低い理由について「まずiOS 8はWiFiでインストールする場合、サイズが大きすぎる。多くのユーザーは写真や動画にスペースを取られて、iOS 8が必要とする空き容量がない。第2に、多くの会社が、前回のセキュリティー問題を教訓にして、iOS 8に大きな脆弱性がないことが確認されるまで、数日間アップデートを待つように社員に求めている」と原因を推測した。

たしかに多くのユーザーがTwitter上で「iOS 8をインストールするためのスペースがない」と悲鳴を上げている。デスクトップ・コンピュータに接続してiTunes経由でアップデートする場合には、写真などを移動してスペースを作り出せるが、それでもiOS 7の場合に比べて一手間余計にかかることに変わりない。

しかしDoshiは「Androidの場合、KitKatが40%になるのに9ヶ月かかったことに比べればiOSのアップデートのスピードは依然として非常に速い」と指摘する。またiOS 8のシェアはiPhone 6が出荷された後、拡大を続けるはずだ。iPhone 6の人気からすると、多くのユーザーが手持ちの古いiPhoneをアップデートしないでiPhone 6の出荷を待っているということも考えられる。

Mixpanelのリアルタイム統計

TapjoyとChitikaの数字も同じ傾向を示している。両社のブログは「iOS 7はビジュアル要素を一新するメジャー・アップデートだったために、初期のアップデート率が高まったのだろう」と推測している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


iOS 8レビュー:洗練されてユーザー体験は大きく進化―制限緩和はデベロッパーのチャンス

AppleからiOS 8が公開された。 昨年のiOS 7へのアップデートほど劇的ではないが、それでも大幅な改良であり、追加された新機能も多い。新しいiPhone 6でiOS 8を利用するとその真価がよく理解できる。Appleが制限のいくつかを緩和したことはサードパーティーのアプリ・デベロッパーにとって大きなチャンスを開くものだ。iOS 8でもたらされた自由化と新機能は今後iOSエコシステム全体に大きな変革をもたらす可能性がある。以下、カテゴリーごとに紹介していこう。

メッセージ

iOS 8のAppleメッセージ・アプリは他の人気のあるメッセージ・サービスによく似たものになっている。いちいち新しいメッセージアプリをインストールし、登録しなくても今流行の機能がデフォールトで使えるのだから便利だ。

新しいAppleメッセージでは、タップとスワイプで画像、音声、動画が送れる。私が一番気に入った機能は、グループを選択して「ミュート」し、一時的に非表示にできることだ。これはAppleがグループ・メッセージ機能を導入したときから必要だと強く思っていた。私の家族はAppleメッセージの大の愛用者で、仕事中には少々邪魔になるのだ。

また特定のスレッドに自分の位置情報を付加するのも簡単になった。友達や家族の間で居場所を教えあうのがずっと簡単になった。単独アプリのFind My Friendsを使うより便利だ。

写真

写真で特筆すべきなのは検索機能の充実だ。iOS 8では写真やビデオを日時、場所、アルバム名で検索できる。また高度なコンテキスト検索機能が利用できるようになり、たとえば「ある場所で撮ったすべての写真」を検索して表示できる。編集能力も強化され、露光、明るさ、ハイライト/シャドウ別調整などをマニュアルで操作できるようになった。今や写真編集能力はApertureのような単独アプリなみの水準となった。

しかも機能が豊富になっても、複雑なオプションで初心者を迷わせるようなことはない。デフォールトでは高度な編集機能は隠され、自動補正のオン/オフのボタンだけが表示される。自動補正の傾きの補正機能はアマチュアの写真の多くを救ってくれるだろう。

ひとつだけ私を面食らわせたのは、iCloudでの共有はすべてのデバイスの写真を統合してしまうので、どの写真がローカルにあるのかクラウドにあるのかを判別することができないことだ。もちろんこれによってユーザー体験がシンプルになっているわけだが、 iPadとiPhoneで別々のライブラリを管理できないのはちょっと不便な場合もある。

QuickType

Appleのモバイル用ソフトウェア・キーボードはこれまでiPhone登場の当初からほとんど変わっていなかった。今回初めて予測変換機能を取り入れるなど大幅な改良が図られた。予測変換はあまりに便利で、いままでこれなしにどうやっていたのだろうと思うほどだ。メッセージなどの入力の場合、過去の履歴を参照して相手ごとに最適な予測候補を表示するようになっている。本当のところこの機能はもっと早く実装して欲しかった。

サードパーティー・キーボード

ソフトウェア・キーボード関連ではもうひとつ、Appleがサードパーティーにシステム全般で利用できる独自のキーボードの開発を許した点も見逃せない。残念ながらAppleはその手順を「設定」の奥に隠しているため、サードパーティーのソフトキーボードをインストールするのはあまり簡単ではない。もっともAppleはこれによって知識のない初心者がうっかり新しいキーボードをインストールしてまごつくことを防ごうとしているのかもしれない。

いずれにせよ、この機能は大歓迎だ。〔これにともなってジャストシステムはiOS版ATOKのリリースを予告している。〕

ヘルスケア

Appleのヘルスケア・アプリはiPhone自体のモーションセンサー(5sのM7、6/6 PlusのM8)」から取得されるデータも含め、さまざまなデバイスからアップロードされる健康とフィットネス関連のデータを集中管理するハブとなる。またそれらのデータをアプリを通じて特定の相手と共有することもできる。

今のところ私自身はヘルス関連のデータを記録するデバイスをたくさん使っているわけではないが、 それでもサードパーティーのヘルス関連アプリをインストールしたり、データの種類ごとにあれこれアプリを移動したりする必要をなくしてくれた。Apple Watchが登場すれば、ヘルスケア関連のデータは飛躍的に拡充されるだろう。

デベロッパーは収集されたデータを一般ユーザーにわかりやすく表示するアプリを開発するチャンスだ。

ファミリー共有

iOS 8では6人までの家族が単一のiTunesアカウントを共有できるようになった。メインのユーザーはApple IDを使って家族をファミリー共有機能に登録できる。すると登録された家族メンバーは他のメンバーが購入、ダウンロードしたiTunesの音楽やiBookの本、App Storeのコンテンツを自由に利用できる。子供のために特別のApple IDを作ることもでき、両親のクレジットカードが使える。ただし子どもたちの購入には親の承認が必要になる。

またファミリー共有では家族のメンバー全員が写真、カレンダーなどを共有、同期して利用できる。ファミリーといっても別にDNAで親子関係を鑑定するわけではないから、親しい友だちとファミリー共有のグループを作ることも可能だ。その他、ファミリー・メンバーの間で位置を共有したり、「iPhoneを探す」で協力して位置がわからなくなったデバイスを探したりできる。

iCloud Drive

iCloudも強化され、iOS 8のiCloud DriveはDropboxやGoogleドライブに近づいてきた。ドキュメント、ファイルをクラウドに保管するだけでなく、デバイス間での同期も自動的に実行される。つまりあるデバイスで編集した結果が即時に他のデバイスにも反映されるようになった。また同じファイルを目的によって異なるアプリで開くこともできる。

連携

新しい「連携」機能によってデバイス間での作業の連携がより緊密になった。メールを書き、メッセージを読み、ウェブをブラウズするというような作業はiOSデバイスとMacの間でシームレスに実行できる。ただしMac側でこの機能が完全に実現するためにはYosemiteの登場を待つ必要がある(おそらく来月一般公開となるもよう)。しかしHandoffはiOS 8デバイス同士の連携を実現しているので、iPhone 6で書きかけた文書をiOS 8にアップデートしたiPad Airで開いて作業を続けるといったことはすでに可能だ。

Instant HotspotはiPhoneが自動的にホットスポットとなってiPadとMacにWi-Fiを提供する。iPad、Mac側ではWiFiが届かなくなるといちいち接続操作を行わなくてもiPhoneのホットスポットに切り替わる。

Spotlight

Spotlightを利用すると多様な情報源を横断的に検索して答えが得られる。Wikipediaからの結果がすぐに得られるのは特に便利だ。その他App Storeの関連あるコンテンツ、最新ニュース、周辺の位置情報なども検索される。

一見ささいな追加に思えるかもしれないが、iOS 8の有用な新機能のひとつだ。これでiPhoneがモバイル検索ポータルとして大幅に価値を増した。Spotlightはホーム画面の上部からプルダウンするだけで使える。いちいち検索やApp Storeなどのアプリを開く必要がなくなった。

通知と拡張

iOSデバイスの通知センターは必要な情報を見落とさずにすむ便利な機能だが、iOS 8では、メール、カレンダー始めサードパーティー・アプリからの通知に対してもいちいちアプリを開かずに通知センターから直接返信ができるようになった。私の場合、これはたいへんな時間の節約をもたらしている。ロック画面をスワイプしてアプリを開くとInstagram/Twitter/Facebookという魔のバミューダ・トライアングルにはまりんで、とんでもなく時間を無駄しがちだが、通知センターからの返信機能のおかげで、その回数が大幅に減った。

拡張機能はサードパーティーのデベロッパーが、たとえば、ロック画面で下にスワイプするだけでフィリップスのスマート照明を操作するショートカットを作るなど、さまざまな可能性を開くものだ。

音声認識

音声認識はiOS 8で大きく改良された。ユーザーの頭の中を読み取っているのではないかと思うほど正確に音声を認識してテキスト化してくれる。

さらなる成長への期待

iOS 8にはこれ以外にも無数のアップデートが含まれている。上でも述べたとおり、AppleはiOS 8でソフトウェア・キーボードを始めいくつかの重要な領域で制限を緩和した。またApple Payがアメリカでリリースされた。これらはデベロッパーにとっては大きなチャンスであり、今後エコシステムの多方面に影響が出てくるだろう。また来月のYosemiteの公開で「連携」がMacから利用できるようになることも重要だ。

現在iOS 8のアップロードは始まったばかりで、サーバーへの負荷などのため、やや待ち時間がかかっているようだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Apple、iPadとOS Xのイベントを10月開催か

AppleはiPhone 6の派手な9月発表イベントを終えたばかりだが、新しいiPadとMac、さらにはOS X Yosemiteを披露する10月イベントの準備も進めている。Bloombergは、発表イベントの時期を「10月中旬」と報じAppleInsiderもこれに倣っているが、Daily DotのMichah Singletonは、10月21日がその日であると特定している。本誌は他からも21日に注意という声を聞いており、さらに新しいiPadが一部のアプリデベロッパーのところ送られているという噂もある。

昨年Appleは、iPadに焦点を絞ったイベントを10月22日に行い、iPad AirとRetina iPad mini、およびOS X Marvericksを発表した。今年はより薄く、より軽くなったiPad Airを開発中との噂を聞いている(少なくとも1人のアナリストは9月イベントでの披露を予想していた)。本誌はさらに、Appleが12.9インチの大型iPadを発表するという情報も得ている。スーパーサイズ5.5インチiPhone 6 Plusの発表を踏まえると、Appleが大型化をはかっているとしても不思議ではない。Daily Dotは、第3世代のiPad miniが出てくるとも予想している。

Yosemiteの発表はほほ間違いない。なぜならこのMac OSは、Appleが既に公開を始めたiOS 8が描く世界の、残り半分を描くものだからだ。OS X Yosemiteでは、「連係」(continuity)によって、ウェブ閲覧、メール作成等の作業途中でも、モバイルからデスクトップへスムーズに移行できるようになる他、iMessege以外のテキストメッセージや音声通話を、iMac、MacBook、Mac mini、およびMac Proに転送することもできる。

イベントはまだ確定してはいないが、得られている情報と過去の発表サイクルに加え、これでホリデーシーズンを前に製品ラインアップが全面リフレッシュされることを考えると、開催は間違いないだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


iOS 8が公開された、しかしまだ忍耐が必要だ

AppleのiOS 8 モバイルオペレーティングシステムは、対象デバイスをアップデートすべく、公開が始まった。WiFi経由でもiTunesとケーブルで接続しても可能だが、今すぐ見つからなかったり、ダウンロードがうまくいかなくてもパニックになってはいけない。概してAppleは、今回のような大型アップデートの公開は、アクセスの集中を避けるために段階的に行っており、また少なくとも今後何時間かは途方もないアクセス要求がサーバーに寄せられるはずだ。

iOS 8アップデートに備えて、電源につなぎバックアップしておくことが大切だ。iCloud経由でもよいしパソコンと同期してもよい。データが失くなることを極度に恐るなら、両方やっておくのも良い考えだ。私は「白紙」アプローチが好きだ ― 真っさらの状態にしてから必要なアプリだけを再インストールする。

ワイヤレスアップデートの場合、「設定」-「一般」-「ソフトウェアアップデート」と進む。あなたのデバイスで利用できる状態になっていれば、ダウンロードしてインストールするよう促される。フル充電に近いのでい限り、アップデートを始める前にケーブルをつないでおくことをお薦めする。

スムーズなアップデートのためのもう一点のアドバイスは、手順が始まってからのプロンプトに注意することだ。中でも、iCloudドライブにアップグレードするかどうか尋ねる質問は非常に大切だ。現在あなたが使っているクロスプラットフォームのiCloudデータ同期を、あなたの全デバイスでiOS 8またはOS X Yosemiteが動いている時のみ、同期が行われるようにするというもの。Yosemiteはまだ公開されていないので、もしこれをやるとiOSとMacの間でデータをシェアしているアプリの同期が壊れる可能性がある。タクス管理アプリのClear等を使っている人は要注意。

iOS 8には数多くの新機能が追加されているので、お気に入りのアプリをiOS 8対応にするためのアップデートが次々とやってくることを予定しておくこと。他のアプリとの共有を行うための拡張も導入されているかもしれない。様々なサードパーティー製キーボード ― iOSユーザーに与えられる新たな自由だ ― にも注目されたい。

今回Appleは、一種の待ち行列システムを導入しているようで、デバイスのアップデートが承認されると、実際にダウンロードが始まるまで、「アップデートが要求された」というメッセージが表示される。

また、新iOSは膨大な空き容量を要求するが、主としてその理由は、インストールプロセスが始まる前にアップデートファイル一時的に保管するためだ。十分なスペースがなく、メモリーやアプリを削除したくない人は、パソコンにつないでアップデートすれば、ファイルはパソコンにダウンロードされるので大丈夫だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


新聞業界崩壊、買収に湧くソーシャルメディア業界、iCloudのデータ流出 – 米国発Web業界ニュース9月上旬号

連休明けの記事第一弾は最近の米国のデジタル関連ニュースから気になる記事をピックアップしてお届けします。 — SEO Japan

Fix that leak!
今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・iCloudとHome Depotからデータが流出 ・不振にあえぐ新聞業界 ・ソーシャルネットワークの買収が活性化 ・Twitter、製品ラインの計画を発表 ・特許から見るFacebookの未来 ・耳を傾ける重要性 ・いまいち浸透しないクロスチャンネルマーケティング ・退屈な業界で目立つ方法 ・1点のスライドで学ぶソーシャルメディア戦略 ・CMO調査の最新版等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

インダストリー

The death spiral of newspapers continues
  • 例: USA Todayは、新聞広告の減収を受け、60-70名を解雇すると発表した(USA Today)
  • ウィル・スティーシーはプロジェクト「Deadline」を立ち上げ、ニュース編集室のありのままの姿を写真で紹介している(Esquire)
  • カスタマイズ可能なソーシャルマーケティングキャンペーンを作成するソリューションとして、Brightkitを買収したHootsuiteは、Brightkitをベースとしたプログラム「Hootsuite Campaigns」の告知を行った(Hootsuite)
  • エンタープライズ向けソーシャルメディアプラットフォームのSprinklrはBranderatiを買収した。Branderatiは、ソーシャルメディアツールメーカーであり、この買収は、来年に行われると見られるIPOに向けた一手だと言われている(WSJ Digits)
  • Home Depotが、大規模なデータの漏洩事件を起こした。影響は全店に及ぶ可能性があるようだ(ComputerWorld)
  • 先週、オンラインメディア、および、メジャーなメディアは、セレブのiCloudの写真がハッキングされた話題で持ち切りであった。この事件により、ヌード写真の流出が相次いだ(The Verge)
  • このハッキングに対応するため、AppleはiPhone 6に完璧なハッキング対策を講じるようだ(Funny or Die)



プラットフォーム

  • Twitter:
  • Facebook:
  • Google:
    • Google マイビジネスに会社の情報を掲載したいなら、この便利なガイドを参考にしよう(Telefunction)
  • 耳を傾ける取り組みは重要だ: コミュニティに気を配ることで得られる6つのメリット(The Next Web)
  • Southwest Airlinesは、ソーシャルメディアの動向をチェックするリスニングセンターを設置した。早くも成果が現れている(Ragan.com)
  • 計測/基準/ビッグデータ

    Marketers have a problem executing and measuring cross-channel marketing

    法律/人事

    コンテンツ

    重要な記事、動画 & オーディオ

    • 毎日、複数のソーシャルメディアサイトにアクセスしているはずだ。生産性の向上に貢献するこの30点の機能の存在を把握していただろうか?(Buffer)
    • セレブの写真流出 & その裏にあるセキュリティの問題を検証すると、この類の活動が蔓延しており、注意する必要があることがよく分かる(New Web Order)

    「世間の賑わせている今回のハッキング事件は、氷山の一角に過ぎないように思う。盗まれたデータを非公開の状態で維持し、部外者に公開することはほとんどない闇のコミュニティおよび取引のネットワークが存在する。このネットワークは、横並びに分散され、特定の人物が特定の役割を担い、多数のサイトをまたいで緩く組織化され(クリアネットとダークネットの双方)、大半の計画と連絡はプライベートで行われている(EメールやIM)。

    • 1枚のスライドでソーシャルメディア戦略を理解したいなら、この作品をチェックしよう(Christopher S. Penn)
    • デューク大学院ヒュークエイ経営学科がCMO調査の2014年8月版をリリースした。クリスティン・ムアマン教授は、下の動画で幾つかの要点に対する見解を提供している(CMO Survey)
    • ソーシャルメディアへの投資は多いものの、ブランディングと同じように、価値を証明するのは難しい。
    • 現在、マーケティング予算の9%がソーシャルに割り当てられているが、来年は13%に、そして、5年以内に最大で21%まで増えると見られている。
    • 増額された予算は、人件費ではなく、インフラとテクノロジーに向けられている可能性が高い。
    • しかし、今も尚、ソーシャルメディア戦略とマーケティング戦略との連携は緊密に取れているとは言い難い。
    • 来年、従来のマーケティングの予算は、約3.6%減り、一方、デジタルマーケティングの予算は、10.8%増えると見られている。



    画像ソース: Aaron Escobar(Flickr)


    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital September 5 2014」を翻訳した内容です。

    最初の新聞業界の売上の数値、インフレ調整後ではありますが、ある種、真実を捉えている数字で興味深かったです。2000年頃まで売上はある程度右肩上がりで伸びていたようですが(80年代後半~2000年までが絶頂期ともいえますかね)、そこから一気に売上が激減し、今日では50年前以下の数字に下がってしまっています。もちろん、インターネットの普及によるメディアの多様化や購読者の減少が理由かと思いますが、オンラインを含めても余り数字に大差がないのが、怖いですね。既存の仕組みに胡坐をかいてインターネットメディアに転換できなかったのか、根本的に従来の新聞社というモデル自体が通用しない時代なのか、今後のメディアの在り方が気になる一枚の絵でした。 — SEO Japan

    Apple、ユーザーの音楽テイストを尊重。U2アルバム削除ツールを提供

    Appleはユーザーの声に耳を傾けていることが、iTunesライブラリーからU2のアルバムSongs of Innocenceを完全に削除するツールを提供したことで明らかになった(via 9to5Mac)。このアルバムは、先週Appleが新しいiPhone 6を発表した際に、イベントの一環として5億を越えるiTunes登録ユーザーに無料で配布された。しかし、一部のユーザー(例えば本誌のMatt Burns)は、自分のコレクションの中に突然U2のアルバムが入ってくることを喜ばなかった。このアイルランド出身のスーパーポップバンドのファンであるか否かにかかわらず。

    無料アルバムは、AppleおよびBono率いる音楽一座による紛れもなく素晴らしいプレゼットだったが、自分のコレクションに存在しているということは、クラウドベースのiTunesから購入する人は、遅かれ早かれこれをダウンロードすることになる。また、コレクションを見た誰かは、あなたの人類における役割について必然的に何か意見を形成するだろう ― 正当であろうとなかろうと。

    Songs of Innocenceの削除は簡単で、リンクに従って、iTunesストアアカウントにログインすればよい。これで削除が完了したメッセージが表示されるが、既にダウンロードしている人は、実際の曲を別途削除する必要がある。

    U2のSongs of InnocenceをiTunesミュージックライブラリーおよび購入済みから削したい時は、削除することが可能だ。アカウントからアルバムが削除されると、購入済みとして再ダウンロードすることはできない。後日そのアルバムが欲しかなった場合は、再度入手する必要がある。アルバムは2014年10月13日まで誰にでも無料で配布されており、それ以降は購入すれば利用できる。

    正直なところ、私の人生にはどちらの意味でも影響はなかったが、Appleがこのツールを提供するという姿勢は歓迎したい。U2は地球最大のポップグループかもしれないが、実質的にこれはAppleが「おっと失礼、それは〈あなたの〉コレクションだ。私たちはそれを尊重しなければならない」と言っている。アルバムに関して心変わりしたら、いつでもiTunesから再ダウンロードできるが、無料なのは10月13日までで、それ以降は有料購入になる。

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    Apple、iPhone 6/6 Plusを400万台予約受付(開始24時間で)

    Appleは、週末のiPhone予約で過去最高となる売上を記録し、金曜日の午前に開始した予約注文は同日中に400万台に達した。店頭では注文の多さに起因する技術的問題も発生したが、それでも6 Plusに続いてiPhone 6も午前中に売り切れた。Appleは、9月12日のうちに予約が「新記録」であることを公表し、今日米国時間9/15)正式に総数が発表された。

    これは、2012年にiPhone 5が達成した、初日24時間の記録、予約200万台の2倍だ。昨年Appleは、iPhone 5sおよび5cの初日予約数を正式発表しなかったが、一部アナリストの推計によると、220万台程度と言われている。

    Appleは、iPhone 6および6 Plusを、9月19日の現地時刻8 AMから、同社の小売店および提携キャリア等で販売開始する。同じ時期に販売される国は、米国、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、香港、日本、プエルトリコ、シンガポール、および英国。9月26日には、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、アイルランド、マン島、イタリア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルグ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、カタール、ロシア、サウジアラビア、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、トルコ、およびアラブ首長国連邦で発売される。

    たとえあなたが今年は新しいiPhoneを買うつもりがなくても、iPhone 4S以降を持っているなら、今週、9月17日水曜日からiOS 8をダウンロードしてインストールできる。

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    iOS 8のSMS転送機能は10月までおあずけ

    iOS 8がやって来る! iOS 8がやって来る!今週のiPhone 6イベントで発表されたように、iOS 8は9月17日に、対応機種を持つ全ユーザーのところににやってくる。

    iOS 8の〈ほぼ〉すべては確かにやって来る。最近発見されたAppleサイトの注記によると、iOS 8の目玉機能の一つはあと何週間か作業が必要のようだ。

    9to5macの指摘によると、iOS 8のSMS連係機能(iPhoneに送られてきたテキストを、iMessege以外の通常テキストメッセージを含め、ノートPCやiPadで受信、返信できる)は、10月になるまで利用できない。

    連係機能が、他のiOS 8機能より少し遅れるであろうことは以前から予想されていた。なぜならこれまでAppleが説明してきた機能の多くはOS X Yosemiteを前提にしているからだ。Yosemiteの正式公開時期は、「秋」という以外、明らかにされていない。

    不思議なことに、SMS転送機能は、現在「10月に提供」の注記が書かれている〈唯一の〉連続性機能だ。HandOff(例えば、Macで書きかけたメールの続きをボタン一つでiPhone上で書ける)や、WiFiが届かない場所での自動テザリング、iPhoneからMacへの電話転送などの機能は、時期未定のままだ。

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    金のApple Watchは、1200ドルになるかもしれない

    事情に詳しいある宝飾関係者がTechCrunchに伝えところによると、18金モデルのApple Watchは小売価格が1200ドル程度になるかもしれない。これは、AppleがApple Watch Editionモデルの製造に使っている材料に詳しい宝石商が、サイズと重さに基いて推測したものだ。ただし、あくまでもこれは推定価格であり、実際の商品はこれよりずっと安くなる可能性もある。

    この腕時計が、金メッキ(あるいは金側)か、それとも金無垢なのかはまだわからないが、その宝石商によれば、時計を金無垢で作らないのは最善の選択ではなく、それが価格を押し上げている理由という。その見積は、今週報じられたiWatchのリーク画像に基づいている。

    ペンシルベニア州ピッツバーグの腕時計専門家、Chad Rickickiは、Apple Watchのサイズ、形状のケースを18金で作ると、価格は600ドル程度になると言っていた。それにエレクトロニクスと利益を加えれば価格はその倍になる。

    これは、Apple Watchすべてが高級腕時計の高尚な空気の中に置かれるという意味ではない。低価格のスポーツモデルは349ドルからであり、単にApple Watchと呼ばれる標準モデルには多少の上乗せがあると思われる。Editionモデルが高価なのは、たとえ18金でApple合金と混ざっていても、やはり金は高価だからだ。

    これが何を意味しているか? それは、この会社がApple Storeを贅沢な行き先に変えるという興味深い動きを示唆している。私は、プラダとルイヴィトンがAppleのユニークなベルトコネクターを使いたがっているに違いないと信じている。よりファッショナブルで高級志向のApple Watchがストアに並ぶということは、Appleが品質を管理するとともに、より重要な、ベルトのアップグレードに関わる利益も管理することを意味している。

    Appleは、Android Wearデバイスのメーカーと何らかの提携関係を結ぶかもしれないという、魅惑的な新世界へ入ろうとしている。今後消費者は、(上品に)輝くApple Watchのショウケースの横には、武装した警備員が立っていることに慣れる必要があるだろう。

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    「大きすぎるか?」と心配する皆様へ

    Appleが新しい(大きい)iPhoneをリリースしてすぐに、世界中から声が聞こえてきた。曰く「ぴったりのジーンズに収まるだろうか」、「自分の小さな手で操作できるだろうか」、「倍ほども大きくなっているのではないか」などなどといったものだ。個人の感覚にもよるものなので、実機が出まわるようになるまでは回答も得にくい疑問だろう。

    と、そんな中で注目すべきが3Dプリンターかもしれない。

    MakerbotのThingiverseでも無料の3Dデータが提供されており、実際に大きなiPhoneを手に持ってみることができる。データを入手して3Dプリンターで印刷すれば、いろんな不安にもかたがつく。大きなiPhoneも、「巨大」というわけでもなさそうだと安心できるかもしれない。手持ちの3Dプリンターがなくても、近所の印刷サービスショップなどで3Dプリントに対応したところを見つけることができるかもしれない。

    尚、DIY(?)できない場合にも、Amazonなどでモックアップを買うことができる。価格は10ドル程度だ。(動かないけれど)iPhone 6やiPhone 6 plusを手に入れて、実機のようにいろいろと弄んでみることもできる。

    余談ながら付け加えれば、印刷したり購入したりを面倒だと感じる人は、身近なAndroid利用者に尋ねるという手もある。おそらくは、新型iPhoneレベルでは「大型」と呼ぶにも値しないと言われることだろう。結局はそうして、大きなデバイスが席巻していくのかもしれない。

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    (翻訳:Maeda, H


    Samsung、新CMでAppleの新製品発表を風刺

    Samsungは、今週のAppleの発表を激しく風刺するビデオシリーズを公開した。かつてこの会社に良く見られた意外とは言えない行動だ。全部で6本あり、その一つは画面サイズがテーマだ。シリーズ名は「天才じゃなくてもわかる」。上に全部集めたので続けてご覧あれ。

    何年もの間卑屈で見当外れのCMを続けてきこの会社も、少し爪を伸ばしたようで、上のビデオではAppleのあの途切れ途切れのライブビデオまで笑いのネタにしている。さらにはお約束の「わぉ大画面だ!」というセリフと共に、2人のナードが新製品を欲しがる場面まである。

    Samsungには、iSheep CMの古い歴史があるので、すぐに引き下がるとは思えない。Appleは伝家の宝刀を抜く必要があるのか?ジョン・ホッジマン[*]、あなたはどこへ行ったの?みんな寂しそうに待っているよ。
    [* 下のビデオのPC役]

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    iPhone 6と6 Plusを個人的に試用…その様子を超接写ビデオ

    Appleの新型iPhoneは今や報道の大洪水に翻弄されているが、でもまだ、間近で見た人は少ないのではないか。ぼくたち一部のプレスは個人的に触ってみる機会があったし、ハードウェアの新しい機能やソフトウェアをすべて試してみた。iPhone 6と6 Plusはそれぞれ、一長一短とも言えるが、でも、どちらも同じ布を裁断して縫ったドレスという印象だし、多くのモバイルユーザの期待を十分に満たす製品だと感じた。

    このビデオでちょっとおもしろいのは、たとえばiPhone 6 Plusのホーム画面をランドスケープで使ってみてるところだ。一部の内蔵アプリは、その状態でしか使えない機能がいろいろある。また片手モードも、その実際を見れば、うまくできてると感心するだろう。

    もちろん実際に自分のものになったら、もっと詳しく見たいが、でもこの簡単なビデオを見ただけでも、今年のクリスマス年末商戦の売れ線トップになりそうだ、と思わせる重要な理由が、いろいろと分かるね。

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    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


    Apple Watchに触ってみた…その第一印象

    Appleのウェアラブル戦略が見えてきたが、その、自己を‘その他大勢’から差別化する要因は、1)スムーズでずば抜けて使いやすいインタフェイス、2)ユニークなコントロールの仕組み、3)通知機能にとどまらない多様なアプリや機能が可能、4)小さな画面のデバイスによくフィット、といったあたりだ。そのApple Watchは、ほかにも、モバイル決済(支払)やNFCにも対応し、またAppleの新技術である’Secure Element’で決済情報を保存するなど、高度な機能を盛り込んでいる。

    つまりApple Watchでは、それが対話するデバイス(iPhone 5以降)の上でのApple Payを利用できる。ただし今回のプレリリースバージョンでは、デモの内容も含め、自分の手首の上でチェックできたのは基本機能だけで、しかしAppleの社員たちがステージの上で操作してみせたのには、もっと高度な機能があった。

    いろんな機能を正当に評価できるほどの十分な時間はなかったが、でも通知とクイックリプライはおもしろくて便利そうだ。しかしAppleがデモした二者間通信(二人のあいだで手書きのメッセージや、スマイリーのアニメ、心拍などを共有)は、やや奇異な感じがした。ただし今回Appleはその機能の目新しさをもっぱら伝えたかったようだから、実際にユーザの日常に定着するかどうかは、これからの問題だ。




    〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

    これらのメッセージが来たときの”Taptic”フィードバック(手首に軽い振動を与える)や、そのほかの通知機能はたしかに快適だ。つまり、相手の人が実際に自分の手首をタップしたような感触がある。Android Wearのうるさい振動音に比べれば、断然、しゃれている。必ず気がつくけど、全然うるさくはない。ぼくの短時間の経験では、38mmのApple Watchの方が42mmのバージョンよりTaptic通知は快適だが、その差は微差だ。

    でも全体として、38mmの方がぼく好みだ。ぼくはウォッチファンでもあるので、小さい方がウォッチらしくて親しみを覚える。ぼくの大きな手首に巻いても、違和感はない。女性向けにデザインされているわけではないが、でも男女を問わず人気機種になるのはこっちの方(画面が小さい方)ではないか、とぼくは感じた。

    レザーバンドも良くできていて、快適だ。スポーツ用バンドも、運動時に使えばきっと快適だろう、と思わせる。着脱型でサイズも変えられるリンクブレスレットはすばらしいイノベーションだけど、今回はスマートウォッチ用だけだ(下のビデオの4:40あたり)。ボタン類は、とても細心にデザインされているし、時計のいわゆる竜頭が回転する感じも、インタフェイスの要素としてなかなか楽しい。

    ウォッチ上のいろんなインタフェイスをナビゲートする使い方と、単純に情報や通知を受け取るだけの使い方、どっちが主流になるか、まだなんとも言えないけど、とにかくAppleはこの新製品に本物のイノベーションを山盛りにした。ユーザがウェアラブルに求めるであろう、求めるかもしれない、機能をここまで深く考え探求したスマートウォッチメーカーは、今のところApple以外にない。

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    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


    世界を変えたiPod classic、ついにその役割を終了

    がっかりする人も大いに違いない。古くからのファンの心を掴んでいたiPod classicが姿を消すこととなったのだ。新製品の発表に賑わう裏で、iPod classicはiPod製品リストからひっそりと姿を消した。shuffle、nano、そしてtouchなど、世界を変えたデバイスの根本を引き継ぐデバイスだった。

    確かに、もう古くなったものだとは言えるのだろう。昔ながらのホイール操作式デバイスは、確かにフラッシュストレージを搭載し、ストリーミングを主体とするデバイスから見ると時代遅れなのかもしれない。しかし容量の大きなデバイスに、存在価値を感じていた人も多いはずだ。しかし、そうした人も、もはやごく少数派となってしまったわけだ。

    しかし覚えておこうではないか。白いイヤホンをつけて楽しげに踊るシルエットのことを。ここから、世界が変わったのだった。

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    (翻訳:Maeda, H


    Apple新製品発表イベントのキーノート公演で使われた全ビデオ

    Appleファンにとってはお祭りのような日だ。新しいiPhoneは大きなものも含めて2台がアナウンスされた。Apple Watchも登場し、電子商取引ではなく、実際の店舗で利用できるスマートフォンないしスマートウォッチを使う決済方法もアナウンスされた。

    発表内容は多岐にわたり、Appleは数多くのビデオを用意していた。しかしライブストリーミングを、うまく見ることができなかった人も多いようだ。したがって、まだ見ていないというビデオがたくさんあるというのが現状らしい。

    Appleは発表で使ったビデオをすべてひとつのプレイリストにしてYouTubeにアップロードしている。なので見逃したビデオのある人もキーノート公演全体を見直す必要はない。下に、キーノート用ビデオをすべてまとめたものを埋め込んでおく。

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    (翻訳:Maeda, H


    AppleのiPhone 6 Plus―5.5インチ、1080p、デジイチなみカメラのスーパーファブレット

    クパチーノのフリントセンターで開催されたプレスイベントでAppleは2種類のiPhoneを発表した。今年に入って早々に流れ始めた噂どおり、新モデル4.7インチと5.5インチとなった。Appleが一度に2モデルを発表するのはiPhoneのローンチ以来これが初めてだ。

    4.7インチモデルはiPhone 6、5.5インチモデルはiPhone 6 Plusと呼ばれ、いずれもiPhone 5sよりも画素数の多いRetina HDディスプレイが採用されている。特にiPhone 6 Plusの解像度は高く、従来の326dpiから400dpiに引き揚げられている。

    どちらのiPhoneも新しい「簡易アクセス」機能を備えており、ホームボタンに2回タッチ(タップではない)するだけで、インターフェイスが親指の方向に引き寄せられる。iPhone 6 Plusにはスワイプモードが備えられ、スクリーンの端からスワイプすることで多数のアプリを切り替えていくことができる。

    iPhone 6の各モデル(とおそらくは来月発表される新iPad)はApplが独自に開発したA8チップを採用しており、20億というトランジスター数はA7の2倍だ。AppleはA8はA7より効率が50%良く、一般的演算能力が25%高く、 グラフィックのレンダリングは50%速いとしている。

    またiPhone 6 Plusのカメラはf2.2の明るいレンズを採用し、デジタル一眼に備えられているような高度な手ブレ防止機能が組み込まれている。iPhone 6 Plusのカメラの詳細についてはこちら

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    (翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


    Apple Payは画期的NFC支払システム―登録はカメラ、指紋認証、店にカード番号が渡らず

    噂の通り、Appleは今朝(米国時間9/9)開催されたプレスイベントで、新しいiPhoneはモバイル支払機能をサポートすると発表した。この支払システムは指紋認証のTouch IDとNFC〔近距離無線通信〕テクノロジーを利用する。ユーザーは特に新たな手続きをしなくても、既存のiTunesアカウントに登録しているクレジットカードで支払いが可能となる。巨大な既存ユーザーを擁していることがモバイル支払参入にあたってAppleの最大の武器となるだろう。

    現在、Appleには8億人の登録ユーザーがいる。iPhone 6シリーズに直ちにアップグレードするユーザーは一部だろうが、既存の契約が切れ、AppleがiPhone 6シリーズに魅力的な新機能の追加を続けるうちに移行が進むだろう。

    AppleのCEO、ティム・クックは今日のイベントで、アメリカのeコマースの取引総額は毎日120億ドルに上ると語った。今回のApple Payの導入でAppleはこの巨大市場の相当部分を制することになりそうだ。

    作動の仕組み

    ユーザーがホームボタンに指を乗せる内蔵されたTouchID機能が登録された指紋を認識し、NFCを通じて店舗のターミナルと通信して支払を行う。

    現在チケット購入やポイントカードのために利用されているPassbookアプリに登録したすべてのクレジットカードが表示され、ユーザーは自由に選択することができる。iPhone 6ではクレジットカード情報はSecure Elementと呼ばれる専用チップに安全に格納される。

    ユーザーはiPhoneの新しいiSightカメラでクレジットカードの写真を撮るだけでPassbookにカード情報を登録できる。その後Appleはカードが真正なものであることを確認する。確認が済んだ後はAppleは自社サーバーにカード情報を記録しない。またカード情報は店舗にも渡らない。

    つまりAppleは支払いの都度、一回限りの取引番号を生成する。Appleは「われわれは取引記録の履歴を保存しない」と強調した。また「iPhoneを探す」機能からクレジット・カードを停止することが可能となっている。

    マーチャントもカード番号を知ることはできない。店側に渡るのはダイナミックに生成された固有取引番号と金だけという仕組みだ。

    今日のローンチ時点ではアメリカの6銀行がこのサービスをサポートしている。現在サポートされているカードはAmEx、MasterCard、Visaで、Apple Storeストアは言うまでもなく、メーシー、ブルーミングデール、ウォルグリーン、サブウェイ、マクドナルド、ホールフーズなどの22万箇所のマーチャントがすでに対応するターミナルを設置ずみだ。また MLB、Instacart、OpenTable、GrouponでもこのApple Payサービスが利用できる。

    もう一つApple Payの興味あるパートナーはスターバックス・コーヒー・チェーンだ。というのも、スターバックスは初期からのパートナーとしてSquareのモバイル支払システムを設置してきたが、その成績は思わしくなかった。Apple Payの発表に先立ってAppleがSquareと買収交渉を進めているという噂があったが、実現していない。Apple Payは今年10月にアメリカでスタートし、将来は全世界に拡大される。

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    (翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


    Apple、スクロールホイールを復活

    多くのライバルたちがスマートウォッチを発売するのを見た後、AppleはApple Watchのベールを剥いだ。その外観は、Androidウォッチとあまり変わらない ― 小さな四角形のタッチスクリーンがベルトで腕に巻かれている。しかし、Tim Cookはすぐに、優れたユーザーインターフェースを作るために、数多くの試行錯誤を繰り辺してきたことを強調した。特に、Apple Watchのナビゲーションはデジタル・クラウン(竜頭)と呼ばれる小さなスクロールホイールに依存している。BlackBerryの携帯電話やiPodで見た、あの再来だ。

    マップをズームしたい時は、ダイヤルを回せばよい。メッセージスレッドを読んでいる時、同じ小さなダイヤルを回せばスクロールできる。そして、ホーム画面に戻りたくなったら、ダイヤルを押す。

    「私たちがやらなかったのは、iPhoneのユーザーインターフェースを圧縮して、腕時計にすること」とTim Cookは言った。

    メールに返信するための小さなキーボードはない。すべてがウォッチのためにデザインし直されている。メッセージを受信すると、返信用の定型文が出てくるが、カスタマイズできる絵文字を送ることもできる。しょっちゅう使うものではなさそうだが。

    ホーム画面は、円形アイコンが並ぶ無限グリッドだ。求めるアプリが見つかるまで指でスワイプしてホーム画面の中を移動する。このホーム画面は、アプリの小さなマップのように見える。

    他のスマートウォッチと同じく、Apple Watchは今のところ用途の殆どが通知、ウィジェット、および音楽のコントロールだ。一緒に使えるのは、新しいiPhone 2機種と、iPhone 5、5c、5sだけだ。Apple TVも操作できる。また、WatchのApple Mapを使って、ナビゲーションで曲がり角を手首への触覚フィードバックで感じることができる。Apple Payの支払いにもWatchを使えるが、Touch IDを使うためにiPhone 6も必要だ。

    「タッチだけでなく、画面は押された力も検知する」とJony Iveがビデオの中で語った。Apple Watchはタップとプレスを区別する。これは、誤ったタップを防ぐために有効だ。

    デベロッパーもアプリを開発できる。Twitter、American Airlines、およびStarwood Hotelsがステージでデモされた。これはアプリ開発者にとって全く新しいエコシステムであり、興味深いユースケースが考えられる。Starwood Hotelの部屋は、ドアロックにWatchをかざすだけで開くことができる。これはまだはっきりしていないが、Apple Watch専用の新しいApp Storeができると思われる。

    全体的に見て、ユーザーインターフェースは非常に洗練されており、使い慣れたiOSデザインを共有している。ハードウェアもソフトウェアもおもちゃには見えない。竜頭に慣れるには少し時間がかかるだろう。だだし、それはあなたがBlackBerryユーザーでなかった場合だが。

    【日本語版注:原文のフォトギャラリーに写真が多数あります】

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook