Apple Watchは水攻めに15分耐えて生き抜いた

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今日は暑い。慌ただしく水着に着替えてプールに飛び込む。突然、気づく。手首にApple Watchがある。

もうあかん。600ドルの腕輪コンピュータがおしゃかだ。…ではない。

少なくとも初期のユーザのテストでは、Apple Watchはかなり耐水性がある。FoneFoxの連中がスポーツエディションのウォッチをしたまま、プールの浅い方へ入った。それから15分後に、それはまだ生きていた。水の中で操作することもできたが、容量性のタッチスクリーンの動作が少々おかしくて、水中ではタッチして何が起きるか分からない。

注意: 下のビデオでは裸の男がシャワーで体を洗っている。あなたの職場では、見ない方がよいかもしれない。

では、泳ぐときも身につけたままであるべきか? ノー!

お気づきのようにAppleは、重要な特長として耐水性を挙げていない。スペック表の脚注で、ちらっと触れてるだけだ。

それは、“耐水”ではあっても“防水”ではない。Apple Watchの耐水性規格はIPX7、水深1メートルで30分以内だ。それ以上深いところに長時間あると、危険だ。でもプールで遊ぶときは1メートルより深いところへふつうに行くから、結局、Apple Watchは外してから入るのが良識的である。

でもiPhoneは、誰かがシャツのポケットに入れたまま小雨の中を歩いて壊れたから、Apple Watchはそれに比べると安心だ。

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超音波で直腸の動きを検知、排泄タイミング予測デバイスでTriple Wが資金調達

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排泄タイミングのお知らせがスマホに表示されるIoTデバイスを提供しようという日本人チームによるスタートアップ、Triple W(トリプル・ダブリュー)は、この4月末にニッセイ・キャピタルやアイスタイルキャピタルから資金調達をしたことをTechCrunch Japanに明らかにした。金額は非公開だがハードウェアスタートアップのシード投資としては大きめのようだ。

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さて、排尿や排便といった排泄タイミングを予測できるということで、それが一体なんのビジネスになるのかと思う人もいるだろう。米国サンフランシスコのバークレーを拠点に起業した中西敦士CEOによれば、以下の需要があるという。

  • 脊椎損傷患者:脊椎損傷のために便意を感じられない 10万人(日本)
  • 介護事業:高齢者の排泄介助は介護の柱の1つ。急に排泄を要求されても介護士は困る 600万人(日本)
  • 過敏性腸症候群:便が出るかどうかの判断にストレスを感じる 1200万人(日本)
  • 更年期女性:軟失禁 排尿のタイミングに困る 800万人(日本)
  • 育児:乳幼児のオムツ替えのタイミング
  • 女性:女性の48%が便秘に悩んでいる 4000万人(日本)

このように多くの人が排泄関連で困っている。これら需要に対し排泄予知ウェアラブルD Freeは、お腹に貼付けるタイプのデバイスから腸に照射した超音波をセンサーで検知し、そのデータを機械学習することで排泄タイミングを予測するデバイスを開発している。

超音波を使ったコンシューマー向けデバイスは、主にkHz帯が中心に使われているが、より詳細な部位を検知できるMHz帯のデバイスは少なく、今回のデバイスでは医療向けと同様のMHz帯を使用している。センサー情報はクラウド上で機械学習し、排泄タイミングを予測するというが、予測のためのロジックはまだ開発途上のようだ。白鳥病院外科 部長 山川 俊紀氏(日本大腸肛門病学会)がアドバイザーとなっている。市場規模としては、介護等でのオムツの市場規模1700億円、排泄関連の薬の市場規模1000億円があり、これらに匹敵する規模であるという。

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デバイスの価格としては、4月24日からREADYFOR(レディーフォー)(クラウドファンディング)で2万4000円で募集開始するという。

デバイス開発で難しかった点は、直腸の膨らみを超音波センサーでひろえるかを確かめるときや、デバイスをどうやってお腹に装着するか、という点という。なぜデバイスをお腹に貼るのかというと、最も正確に膀胱・直腸の変化を捉えることができるからだそうだ。ただし、パンツ一体型やクリップ型、超音波振動子以外は万歩計のようにズボンに引っ掛けるタイプなど、利用シーンによって使い分けることも考案中という。またお腹に貼るのは、デバイス背面にジェルパッドを貼り付けることで腹部に貼れるようにしたそうだ。腹部とデバイスの間に空気が入らないようにするためでもある。

中西氏は、米国University of BerkeleyビジネススクールMBT(Management and Business Track)コースに留学中、バークレイ市内で引越しをしたときに荷物を抱えたまま便意を催し大変困った経験からこのサービスを考えたという。MBTコースでは4カ月間、Draper Nexusというベンチャーキャピタルでインターンを行った。このときDraper Nexusの Mitch Kitamura氏とスタートアップのディスカッションをしたときにこのサービスについて話したという。このようないきさつのため米国と日本にオフィスがある。

日本支社代表の小林氏は中西氏とは大学同期で、かねてからスタートアップの際にはいっしょにやりたいという話をしていて立ち上げ後にジョインした。他にもオリンパス工業でもともと内視鏡関連のエンジニアだった人物、ソフトエンジニア兼PM、マーケティング担当など6名が在籍する。

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どうしてIoTのようなものづくりに敢えて挑戦するのか中西氏にきいてみた。彼は以前、青年海外協力隊に参加して、フィリピンでマニラ麻の販売量を増やすためマニラ麻を使ったジーンズをつくったことがあるそうだ。そのときに、ものづくりを通じて人助けができることに喜びを感じたという。今回のデバイスの筐体は3Dプリンタでプロトタイプを作ってあるそうだ。

サービスの今後の展開としては、総合健康管理ツールを目指すようだ。排泄の情報は、その人の食事、運動、メンタルの指標となり得る。これを病気の早期発見や、生命保険のフェアバリューとして使うことができるという。

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D Freeが、これから実際の市場で普及するのかどうかといったことは未知数だ。ただ、一般に思われている以上に排泄にまつわる悩みを抱える人は多いし、これは場合によっては人間の尊厳にかかわる深刻な問題だ。米国で流行っているものをコピーして日本にもってくるということはしたくなかったという中西氏だが、あまり前例を聞いたことがない排泄検知ウェアラブルというジャンルで日本のチームでどこまでこの問題を解決できるのか注目だ。

Hiroki Takeuchi / POYNTER CEO Ph.D)

MIT大学院生たちが考案した、つけ爪型Bluetooth対応タッチパッド

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ディック・トレイシーの腕時計型無線機を見るまでもなく、なぜか人々は2つのテクノロジーをひとつにまとめ、それによってなんとなく「デキルヤツ」風にみせかけることが大好きだ。本日ご紹介するNailIOも、そうした発想から生まれてきたものだといって良いかもしれない。タッチパッドを親指につけるネイルチップに融合し、インタフェースの新局面を繰り広げようとするものだ。

具体的にはどういうものだろうか。簡単にいえばネイルチップ型ウェアラブルデバイスだ。このデバイスの上で線を描いたり、スワイプを行ったり、あるいは文字をタイプしたりすることができる。製作したのはMIT Media Labのリサーチャーたちだ。料理をしているときやウォーキングのとき、あるいは何か手作業をしているときにも邪魔にならないウェアラブルであると自賛している。

「目立たず、邪魔にならないデバイスです」と、MIT大学院で学ぶCindy Hsin-Liu Kaoは言う。「身につければ、ほとんど身体の一部のようにしか感じなくなります。もちろん取り外しも簡単ですから、身体に融合してしまうというわけではありません。ただ、自身の身体を動かすような感じで、外部デバイスを操作できるようになるのです」。

ネイルチップはアジア諸地域で流行しているアクセサリーだ。これをみたKaoが、アクセサリーをセンサーにしてしまおうと考えたのだ。バッテリーやBluetooth通信機能も備え、サイズは切手ほどのものとなっている。プロダクトはキッチンやオフィスワーク中など、さまざまなシチュエーションで試してみたのだそうだ。プロトタイプはタッチセンサーに回路をプリントして製作し、さらには表面に装飾用のステッカーを付けてみたりしたそうだ。

「一番難しかったのはアンテナの配置ですね」と、同じく大学院で学ぶArtem Dementyevは言う。「干渉しないような距離を稼ぐのがとても難しかったのです」とのこと。

親指の爪を使ってメールを書くような時代が迫っているのだろうか。そんなことはないだろう。ただ、モバイル時代が進化するにあたって、新しいインタフェースを用意しておくのはとても重要なことだ。Apple Watchとのペアで親指タッチパッドを使うことはないだろう。しかし、表立ってデバイスを扱えないようなシーンにて、すぐにも使い始めたいと考える人もいることだろう。親指を使うデバイスだけあって、なかなか「いいね」な未来を感じさせてくれる。

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(翻訳:Maeda, H

Apple Watch、プレオーダー開始日のアメリカ国内における注文数は100万台程度?!

Apple Watch

Appleがリリースした「最もパーソナルなテクノロジー」の需要はどれほどのものなのだろうか。今後のウェアラブル市場の規模を見据える意味もあり、テック業界の人はみなその状況に注目している。Appleが販売実績データを公開するまでは(公開するのかどうかは不明だが)、多くの人がApple Watchの販売データをいろいろな側面から推測しようとするに違いない。

Apple Watchのプレオーダーが開始されたのは金曜日で、店舗における試用も可能となった。直ちにプレオーダーボタンをクリックした人については、4月末ないし5月頭の出荷となったようだが、すぐに6月出荷となってしまったようだ。

今のところAppleは、プレオーダー用に何台を用意したのか明らかにしていない。しかしリサーチファームのSlice Intelligenceは、9080人の購入受付データを分析して、アメリカ国内における販売データの解析を試みている。

Slice Intelligenceによれば、プレオーダー開始の日にアメリカ国内では100万近く(957,000台)のオーダーが発生したのだそうだ。予想通り、最も多くオーダーされたのは価格の安いSPORTモデルとなった。米国内でのプレオーダー台数のうち、62%がこのモデルであったとのこと。

(SPORTモデルの価格は349ドルからとなっている。ミッドレンジのWATCHモデルは549ドルからという価格帯で、最も高価なEDITIONラインは1万ドルからとなっている)。

さらにSliceのデータによれば、米国内でオーダーされた全Apple Watchの平均価格は503.83ドルとなっている。SPORTモデルの購入価格平均は382.83ドルで、WATCHモデルは707.04ドルであったそうだ。すなわち、それぞれのモデルの購入者は、各モデルの最安値ではないものを選択したらしい。

細かくみると、ケースについては大型(高額)のモデルを選択し、ベルトは安いものを選んだという人が多いようだ。SPORTエディションを購入した人の3分の1以上が、黒ないし白の最も安いベルトを選んでいる。またSPORTモデルおよびWATCHモデルでは、黒のスポーツバンドが圧倒的な一番人気であるらしい。

ケースのサイズについては、モデルにかかわらず42mmのケースを選ぶ人が多い様子。71%の人が大きい方のモデルを選んでいる(手首の平均的なサイズから判断するに、プレオーダーしたのは男性の方が多いということなのだろう。ただし、Sliceのデータでは男女比などについての数値は明らかになっていない)。

ちなみに、SPORTモデル購入者の方が、38mmモデルを選ぶ割合が若干高いようだ。WATCHモデルでは38mmを選ぶ人は24%であるのに対し、SPORTモデルでは32%となっている。

最も人気のあるのはスペースグレイアルミニウムのモデルで、プレオーダー中40%をこのモデルが占めた。続くのはステンレススチール(34%)、シルバーアルミニウム(23%)となっている。もっとも不人気なモデルもみておくと、スペースブラックステンレススチールで、これはプレーオーダー中3%を占めるに過ぎないようだ。

また、Apple Watchをオーダーした人は、他にもApple製品を利用している人が多いのだとのこと。オーダーした人の72%が、過去2年以内にApple製品(iPhone、Mac、ないしiPadなど)を購入しているのだとのこと。また21%の人は、iPhone 6ないし6 Plusもプレオーダーで入手しているそうだ。

さらに、3分の1近くの人が、過去2年以内に複数のAppleプロダクトを購入しているという数値もあるらしい。11%の人はiPhone、Mac、およびiPadのいずれをも所有しているのだそうだ。

なおSliceはとても薄くかつポートも極限まで減らしたMacBookについてもデータを収集している。こちらも金曜日から販売開始となっている。新しいMacBookはオンラインで48000台が販売され、こちらもスペースグレイが最も人気であるそうだ(58%)。新しくでたゴールドモデルが2番手(36%)となっている様子。記憶容量をみると、512GBモデルの方が少々人気を集めているようだ。

MacBookを購入した人の半分近く(43%)がApple Watchも購入しているらしい。過去2年のデータをみても、MacBookの購入者は他のAppleプロダクトを購入するという傾向がある(75%)らしい。MacBook購入者の4分の1(26%)は、iPhone 6ないし6 Plusをプレオーダーしている。

上に紹介したデータは、アメリカ国内限定のものであり、かつひとつの調査ファームのデータであることにはご注意いただきたい。Apple Watchは合計9つの国と地域にて同時にプレオーダーが開始されている。アメリカ以外にプレオーダーが開始されたのは、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、日本、およびイギリスだ。

Appleは新製品のリリースにともない、売上データを公開することがある。Apple Watchについても、もし数値が発表されるのであれば数日以内に明らかになるはずだ。

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(翻訳:Maeda, H

Apple Watchの予約、早くも一部はデリバリが6月に延期

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不等式: 供給 < 需要

数時間前にオンラインの予約受け付けを開始したApple Watchは、配送や店頭手渡しが4月24日からとの約束だったが、早くも、一部の機種は注文がAppleの想定を超えて殺到したため出荷が6月に延期された。

今日からオーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、日本、イギリス、合衆国の8か国9地区で予約受け付けを開始したApple Watchには“機種”(モデル)が38種類ある。

Apple USとApple UKのWebストアでデリバリが6月に延期されたモデルの中には、Apple Watchのもっとも高価な機種Editionもある(上図)。4〜6週間後の機種は探せばまだあるが、その多くは低価格のSportでも高級モデルのEditionでもなく、中位の価格の製品だ。

Apple Watch

Appleの中国のWebストアでもさまざまなモデルが6月出荷になっていて、Editionモデルの一部は単純に‘在庫なし’と書かれている。

残念がらわれわれの手元には、Apple Watchの需要と供給の量を示す具体的な数字はない。そこが問題だ。

大量の需要があることは、明らかだ。でも売上の数値が公式に発表されるまでは、その大きさは分からない。しかし、春になったらAppleの高価な腕輪を買える、と楽しみにしていた人は、運良く?不人気のモデルを選んだ人をのぞいては、夏まで待たされることになったかもしれない。

Appleがスマートウォッチを作っていることを確認したのは2014年のイベントのときだった。そのときは、そのウェアラブルは“来年の初頭に”発売、と言っていた。

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Apple Watchの“初期のローンチ期間”の販売はオンラインのみに限定

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Apple Watchを買う人の列は、仮想の列になる、少なくとも最初のころは。同社の今朝(米国時間4/9)のプレスリリースによると、Apple Watchの注文の初期の一定数は、iOSデバイスのApple StoreアプリケーションとオンラインのAppleストアサイトでのみお受けする。

Appleの小売部門のトップAngela Ahrendtsが、Apple Watchのプレセールを発表するプレスリリースでこの計画を確認した。プレセールは4月24日の公式発売より前の4月10日に、店内試用やデモと並行して始まる。プレスリリースの中の声明文で、Ahrendtsは次のように述べている:

できるだけ多くのお客様に最良の体験と選択をご提供するために、Apple Watchの初期のローンチ期間には、注文はオンラインでのみ受け付ける。

具体的には、Appleは公式発売日までの予約注文を同社のオンライン小売販路を使って集める。そしてその後は、顧客は事前予約なしで同社の物理店舗で購入できる。後者によりiPhoneの発売日にはつねに、長い列ができた。今週初めにリークされたメモによると、AhrendtsはApple Watchの購入者が店頭に列を作ることなく、オンラインで十分な時間的余裕をもって製品を入手することを、勧奨していた。

24日以降も何日間かは、オンラインのみという制限が適用されるのか、Appleに問い合わせてみたが、今のところプレスリリースの内容以上の情報は得られていない。物理店舗で飛び込みのお客さんが買えるようになるタイミングは、初期の需要の大きさと、この新しい売り方の成功如何にかかっているのだろう。

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Apple Watchに対抗するNetflix Watch…これなら映画も見られる

エイプリルフールはとっくに終わったが、Netflixはネタを一つ、Apple Watchのレビューがどっと氾濫するその日まで、取っておいたようだ。

ご存知のように、Apple Watchのまわりには、まだ答のない問がたくさんある。消費者はそれを欲しがるか? “キラーアプリ”は現れるのか? 電池は少なくとも一日はもつのか?

でも一つだけ確かなのは: Apple Watchの小さな画面でNetflixを見たら、堪えられないこと。そこで、Netflix Watchの登場だ。

“クリアな映像と良質なストリーミングと大好きな番組や映画を見られるだけでなく”、とNetflixは書いている、“あれみたいに不便ではありません”。

これはNetflixからの軽いジョークにすぎない(ウォッチ本体はもちろんiPhoneだ)が、こういうものは完全に実在する。たとえばAmazonで”iPhone wristband”(iPhone用腕輪)を検索すると、10種以上の製品が現れる。その多くは、フィットネス用を謳っている。

こんなおふざけが好きな人には、本誌が作った今年のエイプリルフールのベスト・ジョーク集をご紹介しよう。これらは実際に、エイプリルフールに登場したやつばかりだ。

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FCバルセロナのイニエスタなども出資する、スポーツ選手用ウェアラブルのFirstV1sionが実戦デビュー

FirstV1sion

以前の記事でも紹介しているように、Gartnerはフィットネス系ウェアラブルの将来は明るいとみなしているようだ。ウェアのスマート化というのもその流れのひとつだということができる。スペインのスタートアップであるFirstV1sionが提供するのもそうしたウェア(ラブル)のひとつだが、このウェアがヨーロッパのプロバスケットボールの試合で実際に使われることになったそうだ。プレイヤーが身につけることにより、一人称視点のカメラアングルから試合を見ることができるようになるわけだ。

FirstV1sionのウェアラブルはこれまでにも、レアル・マドリードとバルセロナの試合にて、レフェリーが使用したことがある。しかし今回は、始めてプロフェッショナルゲームにおけるプレイヤー自身が身につけることとなった。身に付けるのはリトアニアのŽalgiris Kaunasで、相手はやはりレアル・マドリードとなっている。この試合の様子は世界中で12のチャネルにより放映されることになっていて、スペインでもCanal+が扱うことになっている。

FirstV1sionにウェアラブルにはHDカメラやマイクが搭載されていて、胸部に装着される形となっている。さらに心拍計や加速度計などのセンサー類も装備されており、一人称視点で楽しむのみならず、装着したプレイヤーの動作速度を数値で確認したり、生体データなどを確認することもできるようになっている。一人称視点カメラは、スポーツ界にいろいろと登場してきてはいる。FirstV1sionは、ここにセンサーを結びつけることで、さらに新しい世界を開こうとしているわけだ。

また、FirstV1sionは心拍計などでリアルタイムの情報を入手することで、プレイヤーの安全面にも役立つと主張している。もちろんそうはいっても主な目的はエンターテインメント面にあるのは間違いない。プレイヤーの生体データを収集してそれを放送画面に映し出すことにより、スポーツ観戦の面白さを広げようとしているわけだ。プレイヤーのさまざまなデータを閲覧することで、楽しみがいっそう増えると言うファンも多いことだろう(ただし、金曜日に放送されるEuroLeagueの試合ではカメラ画像のみが放送される予定だ。音声や生体データについては、今回は扱わない予定であるそうだ)。

FirstV1sionは、バルセロナのWayraの実施するアクセラレータープログラムから登場してきたスタートアップだ。母体であるスペインの通信会社のTelefónicaは、FirstV1sionに€60,000/$65,000を出資して7%の株式を取得している。他にはFCバルセロナでプレイするサッカー選手であるアンドレス・イニエスタやNBAのオクラホマシティ・サンダーでプレイするサージ・イバーカなども出資している。

さらにFirstV1sionはBank To The Futureを使った出資キャンペーンも実施中だ。より多くの資金を集めて、さらに多くのスポーツファンが一人称視点でスポーツを楽しめるようにしたいという狙いだ。5000名ほどの投資家から250万ユーロほどそ資金を調達することを目標としている。

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(翻訳:Maeda, H

IntelおよびGoogle、タグ・ホイヤーと高級Android Wearデバイスの製造について合意

どうやらTAG HeuerブランドのAndroid Wearウォッチが登場してくるらしい。IntelとGoogleは、TAG Heuerと手を組んでAndroid Wearデバイスを製作することになった旨をアナウンスしたのだ。

このアナウンスは、スイスのバーゼルで行われているBaselworldという有名な時計見本市にて行われたものだ。この見本市ではTAGやSwatchなどがシェア拡大を目指して積極的な商談を行ったりもする。今回の提携話は、Fossilや、Luxottica Groupとの提携と同じ流れにあるものと言ってよいだろう。どのような時計を製作する予定なのかなどについての情報はいまのところ入手できていない。また、実際にどのような時計の製作を目指していくのかが決まっているのかどうかについてもよくわからない。

現状では具体的な話が一切わからないわけだが、ともかくIntelは、ウェアラブル市場に打って出るために消費者ブランドの力を借りるべきだと考えているわけだ。また、LVMHグループの一員であるTAG Heuer側も、Apple Watchが将来の脅威となり得ると考えているのだろう。現在のAndroid Wear商品群に満足できない贅沢指向の利用者向けにスマートウォッチを提供することで、TAG Heuer、Intel、およびGoogleもスマートウォッチマーケットの中で、存在感を示したいと考えているのだ。

「技術革新の担い手と、高い信頼をえている時計ブランドが手を組むことになったわけです。強力なシナジー効果を発揮できるものと思っています。私たち3社にとってもウィンウィンの関係であるといえるもので、大いなる発展が期待できるはずです」と、LVMH Watch GroupのPresidentであるJean-Claude Biverは言っている。

今回の提携は突飛なものでもないはずだ。高価なAndroid Wearを待ち望む層もいるはずだ(大馬鹿者かもしれないが)。また、スペックばかりに気を取られるのではなく、腕時計市場でポジションを得ようと考えるのなら、時計市場での振る舞い方を教えてくれるパートナーが必要となるはずなのだ。TAG Heuerならマーケティング面からみても何の不満もない相手であり、今後の動きには大いに期待しても良いのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


高級なApple Watchは「保護ケース」に入れてから使うべきだろうか?!

Apple Watchを買おうと心に決めた人の中には、果たして大事なApple Watchは保護ケースに入れてから身につけるべきなのかどうかを悩んでいる人もいるのではなかろうか。

腕時計を使うのに、保護ケースに入れるなどという話は聞いたこともない人がほとんどだろう。多くの人はばかばかしくさえ感じるのではないかと思う。しかし実際のところ、Apple Watchは小さなコンピューターだ。モデルによっては200万円もするものすらある(安いものでも4万円以上となっている)。

しかも、Apple Watchはさまざまな利用シーンを想定しているデバイスだ。フィットネスにも利用できるし、またインターネットサービスからの通知を受け取ったり、あるいは電話に使ったりもする。さらには人に見せつけるための役割もあるだろう(もちろんそのためには18カラットゴールドのモデルが必須だ)。すなわち、ハーフマラソンで汗だくになったときにも使っているし、またおしゃれなディナーの際にも身から離すことはない。非常に多くの役割りを期待されているデバイスなのだ。

さらに、スマートフォンを保護ケースに入れるのは、ごく普通の行為だと考えられている。それであれば、スマートウォッチを保護ケースに入れておくのも、ごくふつうのことだと考える人もいるかもしれない。

そんなことを考えて、ケースメーカーのLunatikはApple Watch用の保護ケースを作ることにしたらしい。iPod Nanoを腕時計風に使うために開発した技術(特許取得済み)を用いた保護ケースについて、昨年秋に行われたApple Watchの公式リリース以来ずっとプランを練っていたのだそうだ。本体に搭載されているセンサーや制御部などを一切邪魔することなく装着できるようになっている。

プロダクトの名前はEpik Apple Watch Kitというが、現在のところはまだプロトタイプだ(最新のプロトタイプ写真を下に掲載している)。Apple Watchは4月末に販売となるが、その3ヶ月後くらいに間に合うように出荷したいと考えているそうだ。すなわち夏頃の出荷を考えていることになる。

LunatikのファウンダーであるScott Wilsonによれば、クラウドファンディングで利用者のニーズをはかりたい考えなのだそうだ。馬鹿馬鹿しいと一笑に付されてしまう可能性も、若干ながら考えているのだろう。

確かに、冗談としか受け取られない可能性は高いようにも思える。

しかしスマートウオッチに200万円を支払うのなら、$99ないし$149というケースの値段自体は問題にならないといえよう。もちろん腕時計として利用できるようにバンドもついていて、本体に引っかき傷がつくようなこともなくなるわけだ。

「ウェアラブルデバイスというのは、電話を利用するのが不可能ないし適切でないケースでも利用できるという性質をもっています」とWilsonは言う。「但し、さまざまな環境に対処できるように、物理的に頑丈でありかつ、目的に応じたスタイルであることが求められます」とのこと。

Epikはアルミニウム製であり、「防塵および防湿の機能」を持っている。ケースにはオリジナルのプラスチックバンドもついていて、Apple純正の洒落たバンドもうちで大切に保管しておくことができるわけだ。

「おまけに、みんなとは違うApple Watchを身に纏うことにもなるわけです」とWilsonはアピールする。ウェアラブルにはファッション性も必要とされるわけで、ケースを装着することで人とは違うスタイルをアピールできるようになるということだ。

Apple Watchがきゃしゃに見えると言う人もいるわけで、そういう人にとっても、保護ケースは現実的なオプションとなり得るのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


Android WearがWi-Fiとジェスチャーを導入してApple Watchに対抗

Android Wearは次のアップデートで、AppleのApple Watchがいきなり獲得したウェアラブルにおける大きなアドバンテージ…とくに入力と接続性の方面…に追いつくつもりだ。The Vergeの記事によると、Googleが次のAndroid Wearに導入を予定しているのは、ジェスチャーコントロールとWiFiのサポート、そして、音声コマンドや多段構造のメニューに頼らなくても簡単にアプリが見つかるための、UIの変更だ。

この記事についてGoogleはコメントを拒否し、チームが今、“刻苦勉励している(hard at work)”としか言わなかったが、公式情報は乏しくても、リークのタイミングが月曜日のAppleのイベントを意識したものであることは、誰の目にも自明だ。リークの内容によると、今後のAndroid Wearデバイスは、(Apple Watchと同じく)WiFiに接続できるようになり、(やはりApple Watchと同じく)指が画面の邪魔をすることなくリストや通知を閲覧でき、また、(これまたApple Watchと同じく)ウォッチにインストールされているアプリに簡単にアクセスできるようになる。

実際のアップデートのタイミングは、5月のGoogle I/Oになるのかもしれない。Googleは最初からこのOSのことを、“漸進的な実験”と呼んでいるから、こうやって少しずつ機能が増えていくのも、まさしく‘漸進的’であり、Googleらしいやり方だ。Googleは、全世界を自分の実験室にしている。Android Wearはすでに製品を作っているOEMも多いが、彼らにとってもそれは学習の過程であり、ソフトウェアのカスタマイゼーションやGPSのサポートなども、通常のアップデートの中で段階的に行われている。Appleのように、満を持して完全な製品を一挙にばっと出す、というやり方ではない。徐々に、進むのだ。

とはいえ、Wi-FiはすでにMoto 360やSony SmartWatch 3などが勝手に実装していて、通知やGoogle NowなどがBluetoothなしでも使えるようにしている。Apple WatchのWiFiは、同じWiFi LAN上のiPhoneと通信できる機能であり、Bluetoothの圈域とは関係ない。

Apple WatchのDigital Crownは、人間が指で画面を隠すことなく大量のコンテンツをスクロールできるための仕組みだ〔crown==時計用語で“竜頭”〕。 一方Android Wearはもっぱらタッチインタフェイスで、製品によってはボタンなどの物理的なUIがまったくないものもある。でも次回のアップデートではジェスチャーが加わるそうだから、Apple WatchのDigital Crownに負けない便利なインタフェイスになるかもしれない。実物を使ってみないと、なんとも言えないけど。

Apple Watchが4月24日に発売されたら、ウェアラブルの機能競争や便利競争はますます激しくなるだろう。Android Wearのアップデートが、さらに頻繁、かつ、さらに冒険的な内容になることを期待したいね。

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MotorolaのスマートウォッチMoto 360はMoto Makerサイトで幅広い個人化を提供

MotorolaのAndroid WearスマートウォッチMoto 360は、発売された最初の年にAndroid Wearデバイスのトップセラーになり、そして今日(米国時間3/10)は、ユーザがハードウェアのデザインをカスタマイズできるプラットホームMoto Makerに登場した。Moto 360のカスタム化の要素は、外装が3種、バンドが9種、そして盤面(文字盤)いろいろ、となっている。そしてもちろん、これがAppleの月曜日のビッグなWatchイベントにタイミングを合わせた発表であることを、疑う人はいない。

まず外装の仕上げは、ダークなメタル、明るいメタル、ローズゴールドの3種だ(ローズゴールドは30ドル高い)。バンドは、革製が3種、金属のリンクブレスレットが3種で、後者は色違いが数種ある(革製よりも50ドル高い)。盤面はもちろんソフトウェアの機能だが、品物が届いたときすでに、ユーザが指定したフェイスになっている。

Motorolaは製品の個人化(パーソナライゼーション)の幅を広げて、誰もが自分好みのウォッチを作れるようにして、Moto 360の魅力とアピールをさらに高めようとしている。それはApple Watchの売り方にやや似ていて、こちらもやはりケースの外装、ケースのサイズ、バンドのバラエティなどの可変要素を提供している。

カスタマイズの幅はAppleの方が大きいと思われるが、Motorolaのやり方は、わりと簡単にユーザが自分のウォッチを個人化できるから、なかなかうまいやり方だ。簡単とは言っても、競合他社が真似をするのは、たぶん一朝一夕では無理。

ぼくは今だに、Moto 360の完全な円形の盤面の下部に黒いバーがあるのが、目障りだし気障りだ(この記事最上部のカット写真)。どうもそれは、センサの配置など、デザイン上の制約らしい。でも、これからはカスタマイゼーションでたとえば上の図のような盤面を指定すれば、ぼくみたいな下部の黒いバーが嫌いな人は救われる。これで、Android WearにおけるMoto 360のリードは、さらに続くだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


Apple Watchのバッテリーは劣化時に交換可能であるらしい

昨日、ついにApple Watchが発表された。詳細はこちらの記事にまとめてあるので、ぜひご覧頂きたい。発表以前から大いに話題になっているわけだが、価格が公にされから、デバイスの老朽化について心配する声も聞こえ始めている。

Apple Watchの価格は、SPORT版が42,800円からで、EDITIONの最も高額なモデルは218万円となっている。最高級モデルは18Kゴールドのボディとなっている。外見はもちろん立派なものだが、他のモバイルデバイスと同様に、2年ほどで老朽化してしまうようならば価格はあまりに高額であるとも言えよう。

ただ、少なくともバッテリーについては老朽化の心配をする必要はないようだ。Appleのスポークスマンによれば「バッテリーは交換可能」であるとのこと。Appleに送ってバッテリーを交換してもらうのにいくらかかるのかはわからない。しかし、ともかく劣化したバッテリーは交換できることになっているようだ(バッテリーは3年ほどで劣化する)。

問題はバッテリーだけでなく、たとえばプロセッサーの処理能力に不満を感じるようになることも考えられる。今のところCPUやRAMなどをアップグレードできるのかどうかについては不明だ。Appleに問い合わせてみたのだが、少なくとも本稿執筆時点で返事はもらえていない。詳細がわかりしだいお伝えすることにしたい(高額なモデルも用意されているわけで、そうしたモデルを購入した人に対してのみアップグレードを可能にするということもありそうに思える)。

ただ、プロセッサーのアップグレードが可能になるとすると、バッテリーの持ち時間がさらに深刻な問題として浮上してくることにもなる。Apple Watchのような小型デバイスにあっては、処理能力面の制約により消費電力を抑えている面があるからだ。Appleの提案するユースケースを見ても、無駄な端末操作を減らし、重要な通知に対してのみ応答するようにすることを目的としているように感じられる。

そもそもApple Watchは、定期的に新しいモデルに買い替えられることの多いiPhoneという高性能コンピューターの存在を前提としているといってもよく、Apple Watch側のCPUやRAMのアップグレードはあまり考慮していないという可能性もある。

そうした中、さまざまなセンサーを活用することになるフィットネス用のモデルこそが、もっともアップグレードを望まれることになるのかもしれない。SPORTモデルの価格が最も低いのは、買い替えの必要を考えてのことという可能性もあるだろう。200万円のモデルをスポーツ用途に使う人も少ないはずで、アップグレードの必要性はあまりないのかもしれない。

ただし、将来のアップグレードの話はともかく、バッテリーの持続時間が、Apple Watchにとっての大きな「問題点」となる可能性は高い。Appleによれば、さまざまな機能を利用しつつも、バッテリーは「1日中持続する」。ただし「1日中」というのをもう少し詳しくみると「時刻のチェックが90回、通知の受信が90件、アプリケーションの利用時間は45分で、Apple Watchで音楽を再生しつつBluetoothで聞きながら30分のワークアウトを行った場合で、持続時間は18時間」だとのこと。

心拍計機能をオンにしてワークアウトをすれば持続時間は7時間となり、その間に音楽を再生していれば持続時間は6.5時間となり、さらに電話をかける場合には持続時間が3時間になる。

Apple Watchを時計としてのみ利用するつもりならば、バッテリーは2日ほどもつそうだ。しかし普通の腕時計であれば電池が2日ほどしかもたないなどというのは考えられないことだ。あるいは電池式でなく高級ブランドの機械式の自動巻き時計を使っている人も、日々使用する中で1日おきにネジを巻いたりはしないはずだ。

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(翻訳:Maeda, H


Apple Watchを競合製品と比較する

あーでもないこーでもない、と気をもむ半年が過ぎて今日やっと、Apple Watchの詳細が明らかになった。発売日も価格も、そしてユーザ体験もはっきりした。気持ちが落ち着いた今は、椅子にゆったりと座って、AWをそのほかのスマートウォッチと比較してみよう。

なるべく公正を期すために、他社製品は金属とガラスを使った高級品に限定し、しかも、これからは一々ポケットの中のスマホを取り出して見なくてもよいように、スマートフォンとの通信機能が完備しているモデルを選ぼう。

Apple WatchのGlancesは、ユーザが日常的に頻用するようなアプリを集めたコレクションで、Android WearにあるGoogle Nowのカードにも似ている。それらはスマートフォンと同じように、必要な情報を迅速簡便に提供してくれる。Android WareもApple Watchも、Uberに車を頼んだり、ツイートに応答するなどの、ちょっと面倒なことも十分にできるはずだ。少なくとも向こう数か月はiOSとAndroidの差は微小だから、どっちを選んでも損はしない。

いかにも‘時計’らしく、時間を意識したインタフェイスになっているのが、Pebble Time Steelだ。重要な情報をタイムライン上に表示し、先を見たり、手前を見たりできる。このPebble機は、Pebbleのコミュニティがこれまでに作った6500あまりのアプリも立派に使えるが、ただしそれらのアプリにはタイムライン機能がない。

Pebbleや、Android OEM製品の多くは、市販の腕時計用のバンドも使えるが、Appleは独自のバンドだ。おしゃれなミラネーズループもふつうのリンクバンドも、高級感を打ち出してウォッチの性能を強調している。ストレージの容量やCPUのスピードなどのオプションは、あえてないから、ぱっと飛びついて買う衝動買いにも向いている。ただし一部には、あくまでもバンドのカスタマイズにこだわるユーザもいると思うけど。

一部のAndroid OEMはステンレスなどで高級感を出そうとしているが、Appleだけは、純金製を提供している。そのApple Watch Editionは、お値段1万ドルだ。1万ドルあれば、今後市場に出るスマートウォッチをすべて買えるね…少なくとも向こう数年間は。

今なら、人にスマートウォッチをすすめるのは簡単だ。根っからのiPhoneファンには、Apple Watch。カスタマイズにこだわる人には、Android Wareデバイス。スマートフォンなんかほとんど使わない人は、スマートウォッチも欲しがらないだろう。

AndroidもiPhoneも両方使うか、またはどちらかへ乗り換える、という人には、両OSと互換性のあるPebbleできまりだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


Apple Watch、ファーストインプレッション(ビデオあり)

今日(米国時間3/9)のAppleのプレスイベントでわれわれは実際にApple Watchの実機を手にとって試すことができた。昨年9月のイベントでも手首にはめてみることはできたが作動はしなかった。今回は4月24日に発売される製品版とほぼ同一だ。

Apple Watchのハードウェア、特にステンレス版は印象が強い。私の場合、38mm版の方がフィットする感じだが、42mm版もさほど大きすぎはしない。今日の発表で42mm版は38mm版よりおおむね50ドル高いことが分かったが、 私のように小型版が気に入っているものにはよいニュースだ。

Apple Watchのソフトはまったく新しいものだが、期待どおり直感的に操作できる。全タッチ方式のデバイスにあまりに慣れてしまったためデジタル竜頭の操作は最初にやや慣れが必要だった。しかしすぐに狭いディスプレイを有効活用するには巧妙なナビゲーション方法だと分かった。多少iPodのクリックホイールを思わせた。

Appleが「タプティック」と呼ぶデバイスを振動させてコミュニケーションに用いるテクノロジーは(新しいMacBookにも採用されているが)、スマートウォッチのようなウェアラブルデバイスには非常に適合している。振動はごく穏やかで、きわめてデリケートに調整されており、これまでのAndroidウェアラブルによく見られた粗野な振動フィードバックとはレベルが違うと感じた。タプティックの振動は人間が手首に触れるような独特の感触で、タッチは軽いのにはっきりと気がつく。

デフォールトのアプリ、ヘルス、フィットネス、カメラリモコンなどはすべて限られたモニタスペースをうまく使ったデザインになっている。サイドボタンを押して親しい連絡相手をサムネールで呼び出すシステムも巧妙で、数回のタッチで目指す相手にメッセージを送ったりApple Payで買い物をしたりできる。カメラ・リモコンを使えば、簡単に自分を含めたグループ写真が撮れる。下の写真のように、時計の表面にお絵かきして相手と共有できるスケッチという仕組みも面白い。

バンドのオプションも豊富で、全体としてつけ心地は快適だが、スポーツバンドの場合、ややエッジが気になった。もっともこれは使い込めば解消されるのかもしれない。

私自身、自動巻きアナログ時計のファンなのだが、Apple Watchの最大の強みは本当に「腕時計」と感じられる点だ。残念ながらこの点で、これまでのスマートウォッチはApple Watchに遠く及ばない。腕時計に慣れている私の場合は気にならないが、一部のユーザーにはやや厚いと感じられるかもしれない。しかし大半の自動巻きクォーツ時計はこれより大きく、重い。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Apple Watch速報―予約は4/10から、出荷は4/24から、価格は349ドルから1万ドル以上まで

今朝(米国時間3/9)、Appleは昨年9月に予告した腕時計タイプのウェアラブル・デバイス、Apple Watchの詳細を発表した。Apple Watchの機能やデザインについてはすでに大量の情報が出回っているが、公式に全貌が明らかになったのは当然、今回が始めてだ。Apple Watchが世界でもっとも人気あるスマートウォッチになることは疑いない。

予約受け付けは4月10日、出荷は4月24日〔日本も同一スケジュール〕から、価格はモデルにより349ドルからなんと1万ドル以上までさまざまなバリエーションが用意される。

バリエーション

Apple WatchはこれまでのAppleのプロダクトと大きく異なり、バリエーションが圧倒的に豊富だ。消費者がモデルを選択しやすいよう、製品はApple Watch Sport、Apple Watch、Apple Watch Editionという3つのコレクションに大別される。すべて角型だが、それぞれのコレクションに38mmと42mmの2サイズが用意される。材質、仕上げ、バンドは非常に多様だ。

Apple Watch Sport

Apple Watch Sportはケースは酸化皮膜処理されたアルミニウムで、スペースグレーとシルバーの2種類のフィニッシュが選べる。このデザインは現行iPhone 6、6 Plusにいちばん近い。カバーのガラスもiPhone同様、特別なイオン加工により強度を高められている。このスポーツ・モデルは柔らかい仕上げのプラスティックのバンドが付属する。バンドは5色用意される。

スポーツ・モデルは3つのコレクションの中では一番安い価格帯となる。プラスティックのバンドは好みが分かれるだろうが、Appl Watchは全モデルがバンド交換式なので、ユーザーは後から好みのバンドに換えることができる。

Apple Watch Sportは38mmモデルが349ドル〔42,800円〕、42mmモデルが399ドル〔48,000円〕。

Apple Watch

Apple Watchは中間価格帯のコレクションだ。ケースはステンレスで、鏡面仕上とマット仕上げのスペースグレーが選べる。ガラスはサファイアクリスタルでスポーツ・モデルに比べていっそう硬度が高い。バンドはスポーツと同じプラスティック、各種バックルを備えたレザー、ステンレスリンク、ミラネーゼリンクが用意される。

Apple Watchの価格はバンドによって異なり、38mmモデルは549ドル(66,800円)から1049ドル。42mmモデルが599ドル〔71,800円〕から1099ドルとなっている。

Apple Watch Edition

Watch Editionはサファイアクリスタルのガラスにローズまたはイェローの18金ケースとなる。価格は他のコレクションよりはるかに高い。 Watch Editionにはケースにマッチする18カラットの金製を含め、専用のバンドが各種用意される。Apple Watch Editionの価格は1万ドル以上〔日本サイトでは128万円モデルから〕となる。

プレインストール・アプリ

Apple Watchにはきわめて豊富な機能が用意されており、カスタマイズのオプションも膨大だ。ディスプレイにはアラーム、天気予報、日の出、日没、クロノグラフ、ストップウォッチ、日程などが対話的アニメーションで表示される。

Appleはデフォールトの「文字盤」デザインをいくつか用意しているが、ユーザーはそれぞれをタッチ方式で簡単に好み合わせてカスタマイズできる。またデフォールトの表示機能には株価モニターも含まれる。

またApple Watchにはデフォールトでカレンダー、地図、リマインダーがインストールされている。腕をちらりと見れば次のアポイントメントがわかる。またミーティングへの招待をApple Watchから承認することもできる。次のアポイントメントに向かって移動中ならターン・バイ・ターンのナビゲーションも表示される。

もちろんサードパーティーのアプリがさらなる機能を提供するはずだ。Appleは今回のプレスイベントでUberを呼ぶアプリ、ホテルの部屋のドアの鍵を操作するアプリ、WeChatでチャットするアプリ、Instagramの写真を表示するアプリなどをデモした。.

デジタル竜頭の横に設けられた大きなボタン(サイドボタン)を押すとひんぱんに連絡する相手がサムネールで表示され、簡単にApple Watch内からメッセージを送ったり通話したりできる。またウォッチの表面に絵や記号を描いて相手に送るスケッチ機能もある。

Apple Watchではメッセージや通話を受信することができるが、いったん上げた腕をそのまま下ろせば無視することもできる。Apple Watchはメッセージや通話の受信時に状況に応じて柔軟に対応を変える「コンテキスト反応」機能を装備しているためユーザーがiPhoneをポケットから引っ張りだす回数を大幅に削減できるという。マイクとスピーカーを内蔵しているので、Apple Watchで音声通話が可能だ。メールの件名で対応を判断することもできる。全体としてiPhoneの利用を時間のかかる重要なタスクに限ることができるだろう。

機能

Apple WatchにはiPhoneの機能と重複するというよりもウェアラブルのメリットを生かし、スマートフォンを補完する機能が豊富に組み込まれている。現行のiPhoneやiPadに組み込まれていないセンサーなどはその一例だ。

Apple Watch独特の機能には、ユーザーが表面をタップすると相手にそのタップが伝わる機能、内蔵された心拍モニタから得られた拍動を相手と共有すハートビート機能などがある。アクセサリとの接続はBluetoothで、デジタル竜頭を回転させることでオプションが選択できる。これによって狭いディスプレイの有効活用が図られている。

バッテリー駆動時間

Appleがバッテリー駆動時間で苦労しているという噂が流れていたが、今回のイベントでAppleは「通常の使用で18時間もつ」と発表した。もちろんこれは利用方法によって大きく変わるはずだが、Appleは「一日もつバッテリー」と呼んでいる。

〔日本版〕Appleの日本サイトですでに詳しい紹介が行われている。予約注文は4月10日から、発売は4月24日から。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Apple Watchが成功しないわけがない―最初の1月で数百万台は売れる

AW(Apple Watch)デーが近づくに連れて、予想どおり、否定的な意見も出てきた。その中でわりあい公平なのはMark Wilsonだろう。「Apple Watchは失敗する」と主張している。しかし賛否両論を紹介しているし、Apple信者ではないが、憎んでいるわけでもないのでここで批判するのは控えておこう。

そこで私の予想を述べよう。Apple Watchは失敗しない。成功する。Apple Watchはいくつもの業界を同時に変革し、既存勢力に根本的な戦略の立て直しを強制する。バーチャル・リアリティーがシームレスに実現するまでは、次世代の通知システムのフロンティアはスマートウォッチだ。この分野で大きな前進ができるプレイヤーはAppleをおいて他にない。Apple Watchはたちまち何百万台も売れだろう。

通知機能は重要だ

Pebbleのスマートウォッチを使ってみて気づくのは通知機能の重要性だ。FacebookにせよTwitterにせよ、その中で起きている活動に対してユーザーの注意を惹きつけなくてはならない。そのためにスマートフォンにのべつピンとかチンとかいう音を立てさせ、ユーザーをうるさがらせているわけだ。

Pebble(その他の Android Wearデバイスもそうだが)を腕につけていて、いちばん快適なのは通知が来るたびにスマートフォンを取り出さずにすむことだ。ちらりと腕に目をやるだけで、誰から、どんなメッセージが来たかがわかる。なるほど始終注意をそらされるという点では理想的とはいえないが、現状よりはましになる。

身に着けるデバイスが増えれば煩わしさも増えるだけだという意見も多いが、スマートフォンよりも、いつもすぐ見えるところにある小さいスクリーンは煩わしさがずっと少ないと私は思う。

ファッション!

Appleは持っていることが世界中でステータスになるラグジュアリー・ブランドだ。Apple Watchの場合もニセモノやそっくりコピー製品の大群が押し寄せるには間違いない。その中で本物のApple Watchを持っていることは本物のバーバリーやプラダを身に着け、シャネルのハンドバッグを持っているのと同じ満足感を与えるだろう。そして友人、知人を羨望させるだろう。こうしたファッション効果は無視できない。

タイミングも完璧だ

Microsoftの最初のタブレット・パソコンは2001年に登場し、十分に優れた製品だった。しかしMicrosoftの努力にもかかわらず、いっこうに売れなかった。その後iPadの噂が聞こえてくると、否定論者は「タブレットPCと同様、失敗する」と予言した。しかし蓋を開けてみれば大成功だった。普通のメーカーは消費者に買ってもらいたい製品を作る。Appleは消費者が買いたい製品を作る。この差は大きい。

ウェアラブルは普及期を迎えてよい頃だ。いつかは必ずそうなるはずだった。私自身、Moto 360その他いくつかのデバイスを試したが、Apple Watchほど想像力を刺激された製品はなかった。Android Wearデバイスによってカラースクリーンの重要性に気づかされたし、FitbitやPebbleには簡素な実用性があった。Apple Watchはこうした両側面を統一し、美しく、実用的なプロダクトとなるだろう。これこそAppleの得意とするところだ。

大量に市場投入される予定のApple Watch、成功の鍵は他分野との連携可能性

AppleのCEOであるTim Cookが、Apple Watchのリリースに向けていろいろと活動を開始したようだ。発表は3月9日月曜日、サンフランシスコのYerba Buena Centerで行われるものとみられている。今回はThe Telegraphのインタビューに応じ、Apple Watchの魅力と、そして今後の可能性について語っている。

まずCookが言うところによれば、Apple Watchを買う人はまずそのファッション性(格好良さ)に注目して購入するのではないかとのこと。確かにデザイン面ではさまざまにアイデアを投入しているといえる。「もちろん時計として非常に正確でもあるんですよ」とも言っている。時刻精度は50ミリ秒以内となっている。しかしもちろん、スマートウォッチの魅力はその応用可能性にあるといえる。利用者が増え、そしてApple Watchと繋がるデバイスが増えていくことにより、Apple Watchは本当に便利なデバイスとして成長していくことができるようになるわけだ。

Telegraphのインタビューの中でも、まずは車の電子キーを代替していくのではないかとCookは語っている。センサーや無線機能を備えた情報端末に、やはりセンサーや無線機能を必要とするデバイスの機能を統合していくというのは自然な流れだろう。

すでに世の中には、さまざまな種類のスマートウォッチが存在している。しかしAppleは大量のデバイスを市場に投入し、市場を格段に拡大するパワーを持っている。それにより、Apple Watchとの連携をすすめるデバイスなども増えることにもつながる。そうなれば、Apple Watchの可能性は、自身のハードウェアないしソフトウェアに限られるものではなくなっていくのだ。たとえば自動車メーカーも、Android Wearへの対応を行うべきかどうかについてはいろいろと考えたくなるだろう。しかし500万台のApple Watchが米国内に広がるようなことになれば、Apple Watch対応をうたうことがすなわち商品の魅力となり得る。そしてApple Watch自身の成長も促すこととなる。

自動車のキーを代替するということについては、技術的なハードルも低くすぐにも具体化される話だろう。そのレベルにとどまらず、各種電化製品やスマートホーム・デバイス、あるいは電車や飛行機などの交通機関やホテルなどが、利用者や消費者の声に応じる形でApple Watch対応をすすめていくことになるかどうかが成長の分岐点だ。Apple Watchを身に纏う人というのは、より高い消費性向を持つ人々であるともいえるかもしれない。いったん動き出せばますますApple Watchと繋がるマーケットは拡大していくことになるだろう。

Apple Watchは、そのスタイルや性能の面でも大いに話題を集め、きっと人気を集めるのだろうと言われている。Appleは大量のApple Watchを市場に投入する予定であるらしい。ただし成功の鍵は、世に出ていく数多くのApple Watchが隣接市場と連携して広がっていくことになるのかどうかにある。

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(翻訳:Maeda, H


Pebble、カラー化したPebble Timeに対応したSDKのプレビュー版をリリース

The Pebble Timeは、Kickstarterにて既に1000万ドル以上を調達している。キャンペーンはまだ29日を残しているが、既に発売開始日も決められており、5月中に出荷開始予定となっている。この予定に則り、既存モデルでも利用できるツールも準備している。まだディベロッパー向けプレビュー版ではあるがPebble SDK 3.0が公開されているのだ。これにはPebble Timeのカラーe-paper上での動作を確認するためのエミュレーターも同梱されている。

この開発ツールで開発したものはPebble Timeのみならず、これまでのPebble上でも動作するようになっている。またPebble側によれば、既存アプリケーションをカラー化することも簡単に行えるとしている。解像度は従来とかわらず、64色のカラーが使えるようになっている。またPNGおよびアニメーションPNGを使うこともできる。

Pebble Timeはまだ発表されたばかりだが、どうやらこのプロダクトを全力で推し進めていくつもりであるようだ。このあたりが通常のクラウドファンディング・デバイスとは異なるところと言えるのかもしれない。Pebbleはこれまでに100万を超えるデバイスを出荷してきている。製造スケジュールの管理などについてのノウハウも十分だ。そして出荷時期に十分間に合うように開発ツールを公開するところなどに、Pebble Technology社としての「本気」を見ることができよう。

但し課題(大きな課題)もある。すなわち、Apple Watchの出荷開始が間近に迫り、果たして開発者たちの心をPebbleにひきつけておくことができるかどうかだ。今後の動向を注視していきたい。

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(翻訳:Maeda, H


Microsoft、フィットネス系ウェアラブルのBAND用SDKを発表

Microsoftがフィットネス系ウェアラブルデバイスであるBandのアップデートを発表した。デバイス上でできることを増やし、また取得データの取り扱いを容易にするためのウェブポータルを構築し、そしてサードパーティーがアプリケーションの開発をできるようにするSDKのリリースを行った。既存アプリケーションのアップデートは、iOS、Android、そしてWindows Phone版のそれぞれについて行われることになっている。

今回のアップデートにて、Bandに自転車に乗る際に利用するモードが追加された。たとえば「Speed Analysis」や高度記録を行う機能が追加されたのだ。Microsoftによると「利用者からの希望が多かったので機能を追加しました」とのこと。健康目的で自転車に乗る人は多く、自転車モードの実装は好意的に受け入れられることだろう。

Microsoft Healthの一貫としてウェブ版のダッシュボードが用意され、そこで収集したデータの「Insights」が行えるようになったのも嬉しいところだ。PCでウェブを見る人は減り、さらにウェブコンテンツはアプリケーションに移行してしまったという流れはある。しかしそれでもPCの大きな画面からウェブを利用することで、データを便利に扱えるということはあるだろう。

そうした数々の変更も十分に魅力的であるとは思うが、もちろん最重要なのはSDKの発表だろう。Bandで利用するアプリケーションが開発できるようになる。興味のある人はこちらビジュアルガイドライン(PDF)を見てみると良いだろう。Microsoft Bandを持っていた頃(Uberだか映画館だかで忘れて失くしてしまった)、こんなに小さなスクリーンにどのようなアプリケーションが登場してくるのだろうと考えていたものだった。思いもよらないようなアプリケーションが登場してくるのではないかと、楽しみな気持ちもある。すぐにもいろいろなアプリケーションが登場してくることだろう。

Bandの初期出荷台数は非常に少なく、年末には品薄状態となっていた。徐々に供給も安定してきた様子。今回の発表と相まって販売に拍車がかかることになるかどうか、注目していきたいところだ。

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(翻訳:Maeda, H