App Storeから追放される不良iOSアプリは数十万のオーダーになりそうだ

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【抄訳】
Appleが最近発表した、App Storeから古くて一定の基準に合わないアプリを取り除くという予告の、対象になると思われる、見捨てられたアプリは、最新のデータ(後述)によると数十万にのぼることが分かった。ただしAppleの言い方は依然抽象的で、“意図されたとおりに機能しない”、または、“現在のレビューのガイドラインに従っていない”、または、“長期間、互換性アップデートによりサポートされていない”アプリが削除される、という。

上の最後の“長期間”は、具体的にどれくらいの期間なのか。それによっても、追放されるアプリの数は変わるだろう。

でも今日(米国時間9/6)得られた数字からは、リリースされたけどその後メンテナンスされていないアプリの数が意外と多いことが分かる。

上位にいるアクティブなアプリデベロッパーは、少なくとも毎月または隔月で、自分のアプリをアップデートしている。昨年のある記事によると、上位のiOSデベロッパーはアップデートの平均間隔が45日である。小さなインディーのデベロッパーは、そこまでできないかもしれない。でも、アクティブにメンテナンスされているアプリとは、少なくとも年に一回はアップデートされ、OSやハードウェアの更新に対応している、と考えるのが妥当だろう。

しかし、多くのアプリが、そうではない。

今日、App Storeのアクティブなアプリは全世界計で210万ある。しかし、アプリのマーケターたちのためのビジネスインテリジェンス企業Adjustのデータによると、すべてのアプリの50%が2015年5月以降、放置されている。このように、App Storeの半分が追放を検討されることになれば、Appleのこのマーケットプレースの姿は大きく変わることになるかもしれない。

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時間をやや延ばして2013年以降とすると、その間にアップデートされていないアプリは全体の25.6%になる。また逆に、最近の3か月でアップデートされたアプリはわずかに20%だ。App Storeのデビュー以降一貫してメンテナンスされているアプリは、ほとんどない、と言えるのではないか。

一方、App Storeから蹴りだされることが確実と思われるアプリのグループは、iPhone 5以降の大型画面に対応するためのアップデートをやってないアプリだ。Adjustによると、全アプリの11.4%がこれに該当し、またすべてのiOSアプリの10%が、iPhone 4以降放置されている。

もうひとつのアプリインテリジェンス企業Sensor Towerによると、32万8000のiOSアプリが3年以上前からアップデートされていない。これらすべてにAppleからの通知が行っても、意外ではない。一方Sensor Towerのデータでは、過去3か月以内にアップデートされたアプリは全体の約40%だ。ただし6.5%は、iPhone 6以降をサポートしていない。

App Storeにおけるアプリの検討評価と削除の作業は、明日(米国時間9/7)始まる予定だ。iPhone 7の発表イベントと同じ日である。同社によると、立ち上げ時にクラッシュするアプリはただちに排除される。そのほかの問題アプリは、Appleからのアップデートリクエストに、デベロッパーが30日以内に応じなかったら、App Storeから取り除かれる。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AppleがSiri経由の音声制御に対応したiOS 10向けアプリの一部を公表

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Appleは、近々リリース予定のiOS 10に含まれる、Siri経由の音声制御に対応したアプリの一部を本日(米国時間8月31日)発表した。先日のWWDCで発表された通り、新たなiOSにおける最大の変更点のひとつこそ、ユーザーが声を使ってアプリとやり取りができるようになるということだ。近いうちにiOSユーザーは、テキストメッセージの読み書きや写真の検索、Uberといったアプリでの車の手配、ワークアウトアプリの一時停止、友人への支払、サードパーティーのVoIPアプリを使っての電話など、たくさんのことをSiriにお願いできるようになる。

既にSiriは、TwitterやYelpといったサードパーティーアプリの一部機能に対応しているものの、今後Appleは、ユーザーがもっと広範囲にアプリと”会話”できるようにしようとしているのだ。

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ユーザーとアプリの”会話”は、SiriKitを使うことで可能になる。これはiOS 10ディベロッパー向けの新たなツールキットで、彼らはSiriKitを利用して、自分たちが開発しているアプリとバーチャルアシスタントのSiriが連携できるようなエクステンションを作成することができる。

つまり、Siriが音声認識や自然言語処理といったユーザーとのやり取りを担当し、エクステンション経由でアプリから必要な情報を受け取ることで、ユーザーのリクエストを処理できるようになるのだ。

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6月のWWDCでAppleは、WeChatやWhatsApp、Slack、Uber、Lyft、Didi、EyeEm、Pinterest、Runtastic、RunKeeper、Venmo、Number26、Skype、Viberといった具体的なアプリを例に挙げつつ、Siriとの連携がどのように行われるかについての詳細を説明していた。結果的に、ステージ上で具体的なアプリの名前を挙げることで、新たな音声機能に対応した最初のアプリ群を示唆していたことになる。

上記のリストに含まれるアプリの多くが、iOS 10リリースまでにSiri経由の音声制御に対応予定だ。

そのほかにもAppleは、Skype、LinkedIn、Square Cash、Monzo、Vogue Runway、Looklive、The Roll、PikazoについてSiriとの機能統合が行われると発表した。

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さらに本日から、Appleはブログシリーズ記事の公開を開始し、今後登場予定のSiri対応アプリやその機能に関する情報を掲載していく予定だ。

今回の動きは、ディベロッパー向けの情報をWWDCで発表し、秋のiPhone関連イベントに合わせて新たなiOSを公開するというAppleのいつものパターンからは乖離している。

しかし、もしかしたら今回の発表にはエンドユーザーの教育という側面があるのかもしれない。または、Appleが、Amazon Alexaといった人気音声アシスタントプラットフォームの存在を、最近になってちょっとした脅威に感じているのかもしれない。

というのも、Alexaは、Uberドライバーへの電話、ニュースや天気予報の確認、ピザの注文、ワークアウト管理、ゲームといった機能を既に備えているのだ。

しかし、Appleの強みは、Siriが既にデバイス上にインストールされており、ユーザーはアポイントの登録や予定の確認といった、簡単なタスクをSiriにお願いするのに慣れているということだ。それを考慮すると、Uberを使った車の手配や電話をかけるというタスクが次のステップとなるのは当然だ。

Siriを使った車の手配

iOS 10の登場で、UberやLyft、中国のDidi Chuxing(同社はAppleの投資先でもある)、ヨーロッパのmyTaxiといった配車アプリは、新機能を大いに活用することができるだろう。Siri経由でこれらのアプリを利用する際に面白いのが、堅苦しい音声コマンドを事前に学ぶ必要がないということだ。

サンプルコマンドの一部には、「ヘイSiri、空港まで行くのにDidiを呼んで」や、「ヘイSiri、myTaxiにParliament Squareまでのタクシーを呼ぶようにお願いして」などが含まれている。

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Uberのように複数のサービスが用意されているアプリに車の手配をお願いする際は、「サンフランシスコ国際空港までのUberを呼んで」といった感じで声をかけた後に、希望のサービスを選択することができる。ユーザーの声を聞いたアプリが、料金見積もりや到着予定時間のほかに、UberPOOL、Uber Xなど利用可能なサービスをディスプレイ上に表示するのだ。

一旦ユーザーとドライバーが接続されれば、車やドライバーの情報に加え、UberがMapKitを採用しているおかげで、Apple Maps上でリアルタイムに車の動きを確認することができる。

「私たちは、パートナー企業と強力して、世界中でユーザーの生活にUberをさらに溶けこませることができるような方法を常に模索しています」とUberでシニアプロダクトマネージャーを務めるRahul Bijorは説明する。

また、彼はUberがSiriKitを実装するのに数ヶ月を要したと語っている。

「私たちにとっての大きな課題は、Appleの新機能を最大限活用するためにどのような変更をアプリに加えるかということ、さらにはユーザーにとって最適なSiriの活用方法をみつけだすことでした」とBijorは言う。

多くのディベロッパーも彼の言う課題にこれから数ヶ月間苦労することになるだろう。Siriとの機能統合はもちろんのこと、アプリのユーザーにとって1番良い形でSiriの機能を活用していくというのは簡単ではない。

Siri経由のVoIPアプリを使った電話の発信

Appleはさらに、CiscoのSparkのような音声制御に対応したアプリをオフィスでどのように利用できるかということにも触れている。新バージョンのSparkでは、Siri経由で連絡先の検索や電話の発信ができるようになる。「ヘイSiri、SparkでLuisaにビデオ通話して」といった具合に。

SiriKitとCallKitが同時に働くことで連絡先情報をSparkに伝達し、電話をかけることができるのだ。Sparkへの機能実装の上手い点が、もしもSpark上に連絡先が登録されていなくても、iOSに登録された連絡先まで検索して電話をかけることができるということだ。

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「Sparkは、モバイルユーザー向けに特別に開発されており、あちこち動き回るユーザーがどこにいても連絡がとれることに重点が置かれているため、Siriとの連携はすんなり馴染みました」とSparkのiOSリードディベロッパーであるRiley Marshは説明する。「私たちは、ユーザーが声をかけるだけで通話をはじめることができ、さらには私用・社用を問わず全ての連絡先へ、別スクリーンに移動することなくアクセスできるような形での実装を目指していました」

Vonage Essentialsという、今度発表されるSiriと連携した別のアプリでも、Sparkと同じように電話をかけることができる。さらにVonageによれば、将来的には企業のバックエンドシステムに登録されている情報さえSiri経由でアクセスできるようになるという。

「例えば、SiriKitをVonageアプリのメッセージ/テキスト機能と連携させることで、ハンズフリーでメッセージの送受信ができるようになります」とVonageモバイル開発部門のヴァイスプレジデントであるSagi Dudaiは話す。「iOS 10とVonageのもっと高度な融合が進めば、Siriのコマンドを使った音声・メッセージ機能を顧客管理ソフトなどのビジネスワークフローと統合できるようになるでしょう」

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Dudaiはさらに、Vonageのような音声アプリに関し、これまでのiOSに比べてiOS 10ではユーザーエクスペリエンスが向上すると付け加えた。以前は、受信時にプッシュ通知が利用されており、ユーザーはスクリーンロックを解除しないと通話することが出来なかった。その一方で、ネイティブアプリに電話がかかってくると、VoIPアプリ経由の通話は保留状態になってしまっていた。

「こういった不便はiOS 10のCallKitで全て解消され、VoIP電話もネイティブアプリでの電話と何らかわりなく利用できるようになります」とDudaiは続ける。

「ネイティブ電話アプリと同じ機能やユーザーエクスペリエンスが提供できるようになれば、旧来のキャリアーを利用して音声通話やテキストの送受信を行う必要がなくなってきます。Appleは、VoIPがモバイル通信のスタンダードとなる上での最後の障壁を取り去ったんです」

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アプリの新しい使い方

音声対応アプリは、App Storeエコシステムが成長に伴う痛みを感じているところに到来しようとしている。25個のカテゴリーに分類された、200万種以上の膨大な数のアプリのせいで、目的に適うアプリをみつけるのが段々難しくなってきている。ユーザーは、単純に新しいアプリの情報にさらされておらず、新たなアプリをダウンローをしてもすぐにそのサービスが終了してしまうことがよくあるのだ。

同時に、Appleのディベロッパーコミュニティも成長を続けている。今では世界中に1300万人ものディベロッパーが存在し、彼らは2008年から累計で500億ドルもの売上を記録している。しかし、インディディベロッパーにとって、自分たちのアプリの存在をユーザーに知ってもらい、さらには実際に使ってもらうということがこれまでにないほど難しくなってきている。

音声対応アプリはこの状況を変える力を持っているかもしれない。目的のアプリを起動するために、Spotlightで検索したり、デバイス上のスクリーンを何度も手でスワイプする代わりに、話かけるだけで良いとなれば、エンドユーザーがアプリにアクセスしやすくなり、結果的にアプリの利用率が高まる可能性がある。さらに、さまざまな設定や操作ボタンの位置を探し出すことなく、話かけるだけでアプリをコントロールできることで、各アプリの操作方法も簡単になっていくかもしれない。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

Appleは見捨てられたアプリをApp Storeから削除する

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Apple App Storeのお掃除の時間だ。Appleは、デベロッパーたちに送ったメールで、App Storeに近く訪れる変化について語っている。今や動かないアプリや、古くなってしまったアプリは、削除される。そして、今がその時だ。

“今行っているアプリの評価過程を通じて、もはや意図したように機能しないアプリや、現在のレビューの指針に合わないアプリ、あるいは時代遅れとなったアプリを削除いたします”、とAppleは書いている。

それまでのApp Storeでは、Appleはいつも、ものすごい数字を挙げていた。何百万ものアプリをインストールできる人なんかいないから、それは宣伝臭の強い数字でもあった。しかしそれでもAppleは毎年、新しい数字を共有し続けた。2016年では、iPhoneとiPad用のiOSアプリの合計が200万ある。それらはApp Storeがローンチされた2008年以降、1300億回ダウンロードされた。

でも、これらのアプリの多くは、まったく動かなかったり、あるいは、一度もダウンロードされていない。古いバージョンのiOSの上で開発されたアプリは数億にのぼると思われるが、そのほとんどがアップデートされていない。だから、App Storeを、良いアプリを見つけやすい場所にするためにも、改良すべきだ。それによってApp Storeのアプリの数が果たして激減するか、それが気になるけどね。

検索広告や、iOS 10におけるいろんなアプリのエクステンションなど、App Storeの検索ページを汚している無意味なアプリも、Appleはすべて削除する計画だ。

Appleが掃除するのは、見捨てられたアプリだけじゃない。同社は、スパム的な名前のアプリとも戦っている。たとえばApp Storeで“Instagram”で検索すると、その最初の方の結果には“[アプリ名] Photo Collage, Picture Editor, Pic Grid, F…”等々が出る。それらはすべて、削除される。

こんなSEOテクニックによって、アプリのデベロッパーたちはApp Storeの検索を騙そうとする。“pic collage”で検索したら、やはりこれらのアプリが見つかるだろう。Appleは、名前のクリーニングをして、App Storeの検索を再び、役に立つものにしたいのだ。これからは、アプリの名前は50文字未満でなければならない。

Appleは古いアプリの見直しを9月7日に開始する。立ち上げるとクラッシュするアプリは、直ちに削除される。そのほかのアプリは、最初にAppleから通知が来る。そして30日以内にアップデートされないと、そのアプリは削除される(そのアプリを再提出してもよい)。Appleはこの件に関する説明を、FAQのページに収めている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AppleがiCloudに月額19.99ドルで2TBのプランを追加

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この度、Appleは月々19.99ドルで2TBのストレージを利用できるプランを追加し、iCloudユーザーはストレージ容量をさらに増やすことができるようになった。

念のため簡単に概要を説明すると、iCloudストレージはMacとiOSユーザーが利用可能で、写真やビデオ、ドキュメント、デバイスのバックアップデータ、音楽、メールなどの情報を保存したり、デバイス間で同期したりできるサービスだ。

AppleはさらにiCloud Driveと呼ばれる、Dropboxのようなサービスを提供している。このサービスはiCloudストレージを利用しており、ユーザーはiOSデバイス、Mac、PC間でどんなドキュメントでも同期することができる。Appleは、iCloud Driveを標準サポートしたmacOS Sierraのリリースに向けた準備を進めており、iCloud Driveがデスクトップでも利用できることから、現状の1TB以上のストレージ容量が必要になってくるユーザーを想定し、恐らく今回の2TBのプランを追加したのだろう。

さらに、この大容量ストレージのオプションが追加されたことで、Appleが近々256GBのHDDを搭載した新しいiPhoneをリリースしようとしているという噂の信用性も高まってきた。2TBのオプションが登場する前は、256GBのHDDを備えたiPhoneが登場しても、バックアップ時にこれまでのiCloudストレージのリミットである1TBに達してしまうユーザーが出てくる恐れがあったのだ。

今回追加された2TB以外にも、iCloudには5GBの無料プランのほか、月額0.99ドルの50GBプラン、月額2.99ドルの200GBプラン、そして月額9.99ドルの1TBプランが用意されている。

利用料に関して言えば、Appleの金額は競合他者のサービスとほぼ同じレベルに設定されている。Google Driveの1TBプランは月額9.99ドル(それ以上は月額99.99ドルの10TBプランまで間を埋めるプランは用意されていない)に設定されているほか、Microsoftは、Office 365のプランの一部として1TBのスペースを月額6.99ドルで提供している。さらにDropboxの1TBプランも月額9.99ドルに設定されている。

利用料はどのプラットフォームでもほぼ横一線に並んでいるため、判断の際には、ユーザーにとっての利便性や、保有する複数のデバイス間で使いやすいプラットフォームといった観点しか残されていない。今回のストレージ容量の拡大や、今度のiCloud DriveのmacOSへの統合によって、AppleはついにiOSやMacユーザーが、DropboxやGoogle Driveを解約してiCloudだけを利用するのに踏み切れるほど良いiCloudベースのストレージサービスを構築することができたのかもしれない。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

iPhone 7にはLightningイヤホンと256GBオプションが付くかもしれない

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Appleの次期iPhone発表を9月7日に控え、事態はいよいよ面白くなってきた。Nowhere Elseが見つけた新たなリーク情報には、iPhone 7 Plusの想像上のパッケージが載っている。このあやふやなリークによると、AppleはiPhone 7にLightningイヤホンを同梱し、古き良きヘッドホンジャック用イヤホンに取って代わる。

さらに驚きなのは、iPhone 7にLightning-ヘッドホンジャックアダプターが付属するかもしれない、とも書かれていることだ。これは、次期iPhoneにヘッドホンジャックがないことに対する反発を、Appleが認識していることを示している。

Appleは高価なアクセサリーを抱きあわせて売るのが大好きだ。しかし、ヘッドホンジャックを失うことによる傷は、今はまだ生々しすぎるかもしれない。おそらく来年は、アダプターが別売りになるだろう。

リーク記事には、Appleが256 GBモデルのiPhone 7を出そうとしていることも書かれている。これは、以前の噂と一致している。既にiPad Proには256 GBオプションがあり、次期iPhoneのストレージは32 GBからになるという噂もある。

例によって、これはフォトショップ加工の可能性があり、次期iPhoneにLightningイヤホンが付くことを証明するものではない ― ただし可能性はある。Appleがワイヤレスヘッドホンを売るかどうかも、大いに注目される。

Bluetoothヘッドホンはかなり良くなってきたが、スマホとのペアリングや充電等々は未だに面倒だ。おそらくAppleはApple Pencilの真似をして、ワイヤレスヘッドホンをiPhoneにつなぐだけで、設定アプリを開かずにペアリングと充電ができるようにするのではないだろうか。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

EU、Appleが145億ドル(1.5兆円)の税を未払と認定―ティム・クック、「まったく無根拠」と反発

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今日(米国時間8/30)、Appleがアイルランドに保管している利益に関してEUは税の未払額が145億ドルであると決定した。これに対してAppleのCEO、ティム・クックは「事実に関しても根拠となる法律に関しても根拠がない」と強く反発した。

顧客に宛てた公開状でティム・クックはEUの決定を「前例がないもの」であり「有害」と批判した。Cookは「Appleはアイルランドで1980年からビジネスを続けており、現在6000人を雇用している。また国際法、現地法を順守してヨーロッパ諸国に納税してきた」と指摘した。クックはさらに次のように続けている。

「〔EUは〕アイルランドの税法を無視し、国際的税法のシステムを破壊することによってヨーロッパにおけるAppleの歴史を修正しようとしている。8月30日付でEUが発表した見解はアイルランドがAppleに特別な税制上の優遇を与えたとしている。

「その主張は事実においても法律においても根拠がない。Appleはアイルランドに対して税制上の優遇を要求したこともなければ受けたこともない。われわれはすでに支払った額以上の何らの納税義務も負っていないと考える。AppleはそのEUにより遡及的に税を追加されるという驚くべき立場に置かれた。」

クックは世界的に事業を展開するビジネスにとって税法は困難な問題を提起することを認めた。しかし「税は価値が創造された場所で納付されるべきであり、Appleはなんら違法な活動を行っていない。EUはAppleを不当に標的としている」と反論した。

「Appleにおける研究と開発〔という付加価値の創造〕はほとんどがカリフォルニアで行われている。したがって利益及の大半はアメリカで生み出され、納税のほとんどもアメリカで行われている。アメリカでビジネスを展開しているヨーロッパの企業もまったく同様の原則によって課税されている。ところがEUは遡及的にこの原則を変えようとしている。

「〔EUの事実上の追徴課税は〕明らかにAppleを標的として選び出したものだ。しかしそれ以上にヨーロッパの投資と雇用に有害な影響を与える。EU当局の決定はアイルランドのみならず、ヨーロッパ全土の企業を突如として法律に基づかない多額の課税という重大な危険にさらすことになった。

クックはAppleは国際的な税制改革を支持するが、その交渉相手は〔課税権を持つ〕個々の国の政府、指導者であり、EUであるべきではないと述べた。またクックは改革が必要であればEU指令一般の例にしたがって将来に向かって適用されるべきであり、遡及的であってはならないと付け加えた。

AppleはEUの決定を不服として申し立てを行う。クックはEUの決定が「取り消されるものと確信している」という。

Cookの公開状の全文はこちら

画像: Stephen Lam/Getty Images

〔日本版〕EUの決定は未払と認定した額をアイルランド政府に納付するよう命令するもの。アイルランド政府はEUの決定を不服としている。ただしEUは税が未払である企業に対し制裁金を課する権限がある。制裁金の額は決定されていないが、未払と認定された税額を基礎としたものになると見られている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

AppleとSony、決戦は9月7日

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9月7日午前10時(日本時間9月8日午前2時)に、ティム・クックはステージに上がり、今年最も待たれていた技術プレスカンファレンスを始める − 新しいiPhoneを披露するためだ。その2時間後、Appleのカンファレンスが終わるころには、ニューヨークではSonyもPlayStation 4 ‘Neo’を発表する。これらの2つの会社はいわばプレスカンファレンス対決で、あなたの関心を奪い合うことになる。

もちろん、あなたは多くのPlayStationファンはiPhoneことを気にかけないし、そして多くのiPhoneファンはPlayStationを買うことを望んでいないと考えるかもしれない。けれどもそれはニュースサイクルにとってはどうでも良い。

アップルは間違いなく、これまで20年にわたってプロダクト披露プレスカンファレンスを完璧にしてきた。それから、ハイテク企業が同じパターンを踏襲してきた − スポットライトへの渇望である。

Sonyは6月にE3で、あるいは先週のGamescomの間に、PlayStation 4をお披露目することができたはずだ。けれどもSonyはその3カ月後にニューヨークのタイムズスクエアにある巨大なPlayStationシアターを使った、自らの手によるメガイベントの開催を選択した。

これらの会議が存在する理由は、それらが彼ら自身のエンターテイメントショウになったからだ。何百万という人々がライブストリームを見て、それらについて話し、友人たちとそのニュースを共有するだろう。そしてもちろん、何千人というジャーナリストたちがそこに参加する。

TechCrunchは両方のイベントをカバーするが、多くのメディアは両方にジャーナリストを派遣する余裕がない。よって彼らは厳しい決断をしなければならないだろう。同様に、新聞は1つの物語をページの最上部に、そしてもう片方を1番下に置くだろう。テックサイトはSonyのカンファレンスの間に、アップルの紹介ビデオをアップロードするだろう。各種ニュースレターもお互いを続けて紹介するだろう。

もっと重要なことだが、あなたは次の日何について話をしているのだろうか?そして、9月8日にあなたのFacebookニュースフィード上で何を見るだろうか?勝利者はただ最も驚くべきプロダクトを披露した会社じゃないだろう。iPhoneはPlayStationより人気が高い、しかしそれは必ずしもアップルがこの争いで勝つことを意味しない。SonyとAppleはとても抗しがたい物語を伝えようとするだろう。

こうしたことは、すべて内輪のネタのように聞こえるかもしれない、しかしこれらの2つの会社のどちらか1つが翌朝には、プレスカンファレンスのタイミングを後悔するだろう。このスケジューリング決定はAppleあるいはSonyにとって何百万ドルもの損失に終わるのかもしれない。

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(翻訳:Sako)

今年のAppleのハードウェアのアップデートはパワーユーザーが主なターゲット

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Appleの今年後半以降のロードマップは、高額機とパワーユーザーがターゲットらしい。BloombergのMark Gurmanが記事にした‘内部情報’はそう言ってるようだ。Gurmanの記事はいつもまともだが、とにかくiPad, MacBook AirとPro, そしてThunderboltディスプレイのアップデートを楽しみに待とう。

iPhone SEと超簡素なMacBookという昨年のシンプル指向から、今度はその逆に振り子は揺れるようだ。高機能なSurface Bookに誘惑されたかもしれない‘プロ的ユーザー’の、心を掴みたいのだ。

確かに、MacBook Proは新装してもよい時期だし、Airは(ぼくの場合のように)4年以上前の機種は確実に古めかしい。Gurmanの記事でも強調されているすこし前の報道では、複数のポートのある薄型ボディーと、その上に、便利だけれどちょっと古くも感じるFキーに代わってOLED上の“dynamic function row”(動的可変的ファンクション列)が載る、となっている。AirにはUSB-Cが載り、仕様も強化されるが、レティナディスプレイはまだだろう。

以上は、早くも今年の10月には発売されると思われるが、9月7日の発表では触れられないだろう。Gurmanの予想では、9月7日の主役はあくまでもiPhoneのニューモデル、そしてGPSや健康診断機能が内蔵されたニューバージョンのApple Watchだ。すでにベータに入っているiOS 10も、もちろん強調されるだろう。

数か月前から5KのThunderboltディスプレイをめぐる噂が飛び交っている。大量の細かいピクセルを際立たせるために、特製のGPUを使う、となっているが、その後の詳報はどこにもない。しかし新しいMacに合わせるとなると、意外と早いかもしれない。このLGとのコラボレーション製品は、写真やビデオのエディターが主なねらいで、iMacで我慢したくない連中がターゲットだ。

愛されたりがっかりされたりしているiPad Proは、スタイラス入力がサポートされるが、それがハードウェアのレベルでのサポートか、それともソフトウェアによるのか、両方か、などは不明だ。いずれにしても、この新ジャンルのデバイスを心から歓迎したアーチストなどは、今回のアップデートも歓迎するだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

iPhone 6の‘タッチ病’の被害者たちが集団訴訟を興すかもしれない

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世界中のiPhoneが不思議な症状で死につつあり、Appleが正しい対応をしていないと主張する被害者のユーザーたちが、先週末に訴訟を興した。今原告は3名だが、彼らはもっと数を増やして集団訴訟に持ち込みたい、と考えている。

それは“タッチ病(Touch Disease)”と呼ばれ、おそらく大量(数千もしくはそれ以上)のユーザーが遭遇しているものと思われる。画面が反応しなくなり、グレーのバーが表示の上部に現れる。機を(壊れたテレビをたたくときのように)正しく扱えば一時的に治るが、その病気は、結局のところ、死に至る。

先週のiFixitの記事によると、この問題の原因は設計の欠陥であり、その欠陥はiPhoneの初代機からずっと変わらず存在している。それは、曲がるということ。いわゆる“ベンドゲート(Bendgate)事件”は早々に終息したが、タッチスクリーンをコントロールする重要なチップが同機の論理回路のボードから外れてしまう症状は、その剛性のなさが原因だろう。

カリフォルニアの北部地区連邦裁判所に提出された訴状は、Appleは設計不良を知っていながらそれを消費者から隠し、認容も修理も拒否してきた、と主張している。訴状は、5sと5cはいろいろなやり方でこの問題に対策を講じているから、Apple自身も気づいていたはずだ、と言っている。また6sとPlusは、曲げを防ぐために補強されている

原告を代表する法律事務所McCuneWrightはこの訴訟を、被害機を買った任意の人びとによる集団訴訟へと拡張することを検討している。もちろんそれが認められるか否かは、裁判所の判断次第だ。今本誌TechCrunchは、Appleにコメントを求めている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Appleは9月7日に次世代iPhoneを発表する

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先ほどAppleから9月7日(水)のプレス・カンファレンスへの招待が届いた。次世代iPhoneの発表イベントであることは間違いない〔米国太平洋時間9/7朝は日本時間9/8の明け方〕。

いつものとおり、招待状には具体的な内容はなかった。Appleはそれとなくヒントを与えるのが好きだが、今回は上の画像のとおり、単に「7日にお目にかかりましょう」と言ってきただけだ。

会場はサンフランシスコのビル・グラハム・シビック・オーディトリウムだ。Appleはこの会場を去る6月のWWDCでも使っている。

過去3年、Appleは新しいiPhoneを9月上旬に発表してきた。今年も同じパターンが繰り返されている。今回のiPhoneはどんな製品になっているのか?

過熱気味のリーク情報によれば、iPhone 7(実際にAppleが何と名付けるかは不明だが)のデザインはiPhone 6sとほぼ同一になるようだ。裏側のアンテナ部分はややスマートになり、カメラはやや大きくなる。イヤホンジャックは消える。

大型モデルについてはデュアル・カメラが導入される可能性が高い。2台のカメラで同時に撮影することにより低照度での画質は大きく改善される。またHDR撮影や色の再現にも有利だろう。ことなるアングルの光学ズーム機能が導入されるかもしれない。詳しいことはまだ不明だ。

Appleはこのプレスイベントで新しいMacBook Proのお披露目も行うかもしれない。これまでもMacBook ProについてはTouch IDセンサーやキーボード上部に設置されるリボン状のOLEDミニスクリーンについて情報が飛び交ってきた。Apple Watchもクリスマス商戦前にアップデートされることは間違いない。ただし来る7日のイベントで発表されるかどうかは分からない。

TechCrunchチームは会場からステージ写真多数を含めたライブブログや新製品をテストしているビデオなどお送りする。新しいiPhoneを買う予定がなくても、9月にはiOS 10が正式に公開される。具体的内容についてはTechCrunchの 関連記事をチェックしていただきたい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Appleが今日公開したiOSアップデートは、脆弱性利用への政府機関の関与をほのめかしている。

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Appleが本日リリースしたiOS9.3.5へ更新しよう。もしあなたが著名な人権活動家なら特に。つい最近すんでのところで回避された、そうした著名人物に向けられていた攻撃は、今回のパッチで対処された1つではなく3つのゼロデイ脆弱性を用いていた。その後の調査では、これらは謎めいたサイバーセキュリティ企業の仕事であることが示唆されている。この企業のソフトウェアは、政府によって何年にもわたり政治的ターゲットへの不正アクセスの試みに使われていたものと思われる。

UAEを拠点とする受賞歴のある活動家Ahmed Mansoor(写真上)は、2週間前に、被拘禁者が拷問を受けていることに関するもっともらしい情報を、いくつかの不審なSMSテキストメッセージとして受信した – しかし、過去幾度も高性能の「合法的盗聴」ツールの攻撃に晒されてきたMansoorは、このSMSテキストをカナダのセキュリティ研究組織Citizen Labに送ることにした。

Mansoorに送られたSMSテキスト

Mansoorに送られたSMSテキスト

Lookout Securityの協力を得つつ、Citizen Labはウサギの穴を下って行き、それが予想外に深かったことを発見した

もちろんSMSテキストは罠だったのだが、それは前例のない複雑さを持つものだった。その1つのリンクは、3つの独立して深刻度の高いiOS内の脆弱性を浮かび上がらせるものだった ‐ 任意のコードをWebKit経由で実行する、カーネルへのアクセスを取得する、そしてカーネル内でコードを実行するものだ。こうした独立した3種のゼロデイ脆弱性が同時に見つかることはとても珍しい。

この結果は、電話内の全てのデータと通信に対する完全なアクセスを許可する悪意あるコードをその体内に注入されたワンステップ脱獄に他ならない ‐ 互いの上に構築されたこの三重の脅威は、「Trident(三叉の矛)」という相応しい仇名を与えられている。

ハッキングチームのリークした電子メールより。インストールされたPegasusが手の届く範囲を示したイラスト。

ハッキングチームのリークした電子メールより。インストールされたPegasusから手の届く範囲を示したイラスト。

これらの脆弱性は直ちにAppleに伝えられ、その10日後 – 今日 – それらを修正するパッチが配布された。Appleは以下のステートメント以外のコメントは拒否した:「私たちはこの脆弱性を知らされ、すぐにiOS 9.3.5で修正しました。潜在的なセキュリティ攻撃から身を守るために、常にiOSの最新バージョンをダウンロードすることを、すべてのお客さまに推奨します」。

このコードの影響がiOS7まで遡るという事実は注意しておくべきだろう。この攻撃それほどの長期に渡って使われていて、単純に広範囲に効果的だったのだ。

Tridentの攻略後すぐに、デバイスに上に取り込まれる可能性のあったマルウェアは、イスラエルのサイバーセキュリティ企業NSOグループが販売しているスパイウェアソフトウェアのPegasusであることが、研究者たちによって暴かれた。これが、実際に捕獲されたのは初めてだ(おそらくそれに取り組んだチームはベレロポーン【キマイラを退治したギリシャ神話の神。ペガサスを乗りこなす】と呼ばれているに違いない)。

PegasusはSMSテキストを送りつけてきたハッキングチームが明らかに利用していたツールの1つだった ‐ そしてその事実は、彼らの電子メールが漏洩した際に、図らずも明らかになった。Citizen Labの遡及的調査は、アラブ首長国連邦(UAE)でStealth Falconという名で追跡されていた別の脅威の中にも、NSOの仕事の痕跡を発見した。更には、NSOのシグネチャはメキシコ人ジャーナリストRafael Cabreraをターゲットにしたマルウェア上にも発見された:彼は同国の大統領の信用を損なう可能性のある原稿に取り組んでいた。

NSOを所有、あるいは少なくとも同社に投資をしている、と伝えられているサンフランシスコの投資会社Francisco Partnersは、問い合わせに対して回答していない。

そしてPegasusとNSOは、長期間にわたってその身を潜め続けている、情況証拠しか存在していないが、そのことは同社が長い間政府に対して高度に洗練された侵入ソフトウェアを提供してきたことを示唆している。そして予想されたことだが、このソフトウェアは、テロリストやスパイの類に対してのみ使われてきたのではなく(あるいは全く使われておらず)、政府の利益に反する行為を行う市民に対しても使われてきたのだ。

Citizen Labsは、その結論でうまくそれをまとめている:

Citizen Labやその他の組織は、先進的な「合法的盗聴」スパイウェアの利用によって、いくつかの政府や政府機関が強い監督体制なしに、ジャーナリスト、活動家、そして人権運動家を標的にした嫌がらせが可能になることを、これまでも繰り返し実証してきた。もしスパイウェア企業たちが、人権を損なう局面における自社のプロダクトの役割を認めたり、こうした喫緊の懸念にアプローチしたりすることに、気が進まないというのなら、彼らはこれからも政府やその他の関係者による更なる干渉の強大化を続けるということである。

常に気を配ろう、そして携帯電話は最新にしておこう。グローバルインターネットは危険な場所なのだ。

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(翻訳:Sako)

今、レアもののApple-1がオークションに出ている、100万ドルまで行くか?

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そう、TekServeのMac博物館へ行けば、29000ドルで買えただろう。でも、Apple-1を持ってなくちゃ、自分をAppleファンと呼ぶのはおこがましい。その一番初期のApple製品は、どこかで見ることすらまれだが、早い者勝ちの勝負に強くてお金がたくさんある人なら、今なら手に入るかもしれない。

チャリティの寄付金集めサイトCharitybuzzが、超レアな昔のコンピューターのオークションをやっている。今〔日本時間8月20日午前3時〕の入札価額は27万ドルに達している。かつての100万ドルという狂気のような額に比べると屁だが、でも今回のオークションはまだ終了まで1週間あるし、旧型機が100万ドル近くまで行くことは、過去に何度もあった。

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MyAppleComputerのCorey Cohenは、Apple-1について大量の一家言を持っている。たとえば、一般に発売されることのなかったプロトタイプ機がごく少数あり、それらは“お祝いバージョン(Celebration version)”と呼ばれているのだ。

そのサイトは曰く、“現時点ではこれは、知られているかぎり唯一の、未完成のいちばん初期に試し生産されたボードの兆候のあるApple-1だ。完全完成品の本番生産は二度行われているが、そのどちらにも属していない。だからこれは、そのほかのすべての、知られているApple-1のボードと同一視することのできない、きわめてユニークなボードのようである”。

ついでに申しておくと、お金のたっぷりある人は1976年のApple-1インストラクションマニュアルと、大量のカセットを買えるかもしれない。Star TrekBlackjackなどで、昔々のゲームを楽しむのも、よろしいだろう。

出典: Recode

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

2016年第二四半期ではAndroidスマートフォンのマーケットシェアが86.2%に到達: Gartnerの調査より

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スマートフォン市場の成長余地は依然として、消費者がフィーチャーフォンからアップグレードしている新興市場だ。

そしてその継続的な移行が、Androidのグローバルなマーケットシェアを押し上げている。Gartnerの最新の数字によると、2016Q2のそれは86.2%である。

しかしこのアナリスト企業によると、Androidは中級品以下のスマートフォンで新興市場の買い手をつかまえているだけではない。上級品のAndroidスマートフォンも、Q2には6.5%伸びている〔前年同期比〕。

Gartnerが言う上級品とは、主要なAndroid OEMの製品、たとえばSamsungのGalaxy S7などのことで、それらがこのプラットホームのハイエンドを押し上げている、としている。またHuawei、Oppoなど中国のOEMの、手頃な価格の高級品スマートフォンも、この上級品押上に寄与している。

Samsungはパフォーマンスを改善し、一時下げていたマーケットシェアが22.3%に戻している。これに次いでHuwaweiの8.9%、Oppoの5.4%が大きいが、Xiaomiは今四半期にシェアをやや下げている。

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一方、他のプラットホームはAppleのiOSが14.6%から12.9へと2%近く下げ、またスマートフォンプラットホームとしてのMicrosoft Windowsはさらにひどい下げとなった。

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スマートフォンの総出荷台数は、これも前年同期比で4.3%伸び、2016Q2のグローバルな売上は3億4400万台となった。

この四半期にはフィーチャーフォンの売上は14%減となり、そのため携帯電話全体としての台数はやや減少している。

成熟市場は、日本以外のすべてでスマートフォンの需要の伸びは鈍化した。対して新興市場は、中米以外のすべての国地域でスマートフォンが成長した。スマートフォンの売上は新興市場では9.9%の増、成熟市場では4.9%の減となっている。

スマートフォンメーカーの上位5社は、5社全体としてはこの四半期にシェアを伸ばした。前年同期51.5%に対し、今期54%である。とくに大きく伸びたのが、Oppo, Samsung, Huaweiの3社だ。〔AppleとXiaomiは下降。〕

Appleのスマートフォンのマーケットシェアは、前年同期比で7.7%下がった。とくに、中華圏とアジア太平洋の成熟市場では、iPhoneの売上が26%下降した。〔訳注: このパラグラフで言われている数値は、少なくともこのページ上に見られる表とは異なる。〕

逆に、今四半期でiPhoneの成績が良かったのは、ユーラシアとサハラ以南のアフリカ、そして東ヨーロッパだ。これらの市場では前年同期比で台数が95%増加した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Appleはどうやって私たちをドングル好きにさせるのか

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まもなくAppleから発売予定の、〈ヘッドホンジャックの無いことがほぼ確実なiPhone〉に関する私の義務的記事へようこそ。私はこのアイデアには全面的賛成ではない。またこれはAppleが以前にも見せた行動でもある ― 一番有名なところで、30ピンコネクターからLightningへの移行によって起きた電子廃棄物問題では、ユーザーだけでなくホテルの室内iPhoneドックもアップグレードを強いられた。また同じことが起きようとしている。しかももっとずっと身近なテクノロジーが対象だ。人々は腹を立てている。

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懸念は理解できる。誰もがお気に入りのヘッドホンを持っているのだから。私はBoseのQuietComfortsが好きで、ランニングにはPhilipsのイヤホンを使っている。どこへ行くにも一緒だ。しかし、このふたつが互いに絡まり合わなければどんなに嬉しいいだろうか。

一般に、ワイヤレスヘッドホンは優れものだ。飛行機の中でも快適に使え、ランニングやスポーツにも実に具合がよい。しかし、本当に変わろうとしているのはドングルだ。それは新機種で旧テクノロジーを使うためのAppleによる中途半端な試みだ。有線ヘッドホンを使うために、何百万という色も大きさも価格も品質も様々なドングルが、iPhoneからぶら下がっているのを見ることになるだろう。そこにできるのはドングルのエコシステムだ。

これまでのところ、Appleのドングルの扱いは…賢明だろうか? 私のMacBookには小さなUSBポートドングルが常に差さっている。79ドルのポートはiPhoneの充電以外ほとんど何もしない。フルサイズのノートパソコンから一切の外部ポートを取り除くという決断。そのおかげでAppleは美しく実用的な超軽量パソコンを作ることがてきた。同時にそれは、アンチAppleの人々に〈パソコン界のマセラティー〉と揶揄させる機会を与えた。市街地を1ブロック以上走るために巨大なトラック用スペアタイヤを必要とする車のことだ。

しかし、良くも悪くも、それはAppleの得意とするところだ:失くした物を惜しいと思わせないよう説得すること。たしかに私もDVDプレーヤーが欲しくなることはあるが、ノートPCからDVDプレーヤーがなくなったおかげで、何年も光学ディスクを見ていないし、もっと良い解決策を見つけた。古いジャンクをつなぐためにシリアルポートが欲しくなることもあるが、古いジャンクはどのみち使えなくなっている。今われわれは未来に向かっているのであり、未来にポートは少ない。

だから恐れることはない。あなたのBeatヘッドホンはiPhoneでも使える。そのためにドングルが必要なだけであり、カラフルな選択肢が山ほど出てくると私は確信している。そしてゆっくりだが確実に、人々は有線より無線のヘッドホン、USBポート付きよりUSBポート無しのノートを選ぶことが増え、必然的に次のことを受け入れるようになるだろう:ポートはわれわれの進歩を妨げてきた。未来はシームレスでクリーンだが、なぜかドングルが溢れている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

この秋、MacBook Proが一新される―Touch ID装備 、ファンクションキーはミニOLEDスクリーンに

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近くMacBook Proが大幅にアップデートされる。Appleが準備しているノート・パソコンはretinaディスプレイを装備したMacBook Proの13インチ、15インチモデルだ。BloombergのMark Gurmanによれば、Macbook ProはTouch IDセンサー、ファンクションキーを代替する OLEDミニ・スクリーンを始めとしてすべての面で新しくなるという。

MacBook Proに関する噂に関心がある読者には必ずしも驚くような内容ではないかもしれないが、KGI Securitiesの情報通のアナリストのMing-Chi Kuoと9to5macが報じていた内容をBloombergのGurmanが確認した。一言でいえば、MacBook Proのアップデートは非常に大幅なものになる。

まず外観から検討してみよう。新MacBook Proは現行モデルより薄く、軽くなる。しかしMacBook Airや12インチのretinaモニターのMacBookと違ってくさび形ではない。モニター周辺のベゼルは細くなり、デバイスの筐体も小型化される。

MacBook Proの筐体デザインがMacBook Airのようなくさび形ではないというのはグッド・ニュースだ。現行MacBook Proに装備されているポートに多様な機器を接続しているユーザーは多い。新モデルにも1つ以上のポートが装備されるはずだ。現行のUSB、MagSafeはType-C USBに置き換えられる。USB-CはThunderboltプロトコルをサポートするのでThunderboltポートも廃止されるかもしれない。Appleは内部のスペースを稼ぐためにHDMIポートとSDカード・スロットを廃止するかもしれないが、今のところはっきりしたことは言えない。

チップに関しては AppleがIntel Skylakeプロセッサーを採用しているのはほぼ確実だ。これによりパフォーマンスと省エネが一段と進む。Wi-FiとBluetoothのチップも新型に置き換えられるだろう。

しかし新MacBook Proで最大の改良点は本体のキーボードの上部に設けられた細長いOLED画面だ。これは現行のファンクション・キーや物理的なボタンを置き換えるタッチスクリーンだ。この新機能は誰も予想しておらず、Appleがこのタッチスクリーンにどんなタスクを割り振っているのか正確なところはまだ不明だ。いずれにせAppleはこのタッチスクリーンにアプリ別のショートカットや各種情報を表示させることができる。

またAppleはTouch IDセンサーを組み込み、MacBook Proを起動するためにキーボードからパスワード打ち込む必要をなくす。さらに重要な点だが、Touch IDセンセーには指紋データをデバイス内に安全に保管するsecure enclaveという仕組みが組み込まれている。セキュリティーが非常に高いため、デベロッパーはTouch IDによる認証を他の目的、たとえばパスワード管理ソフトの起動などに使うことができる。またmacOS SierraでApple Payを安全に利用することできるようになった。

最近各方面からMacBook Proはどうしようもなく時代遅れだという批判が聞かれるようにあった。実際、前回のメジャー・アップデートは2012年の7月で、retinaと新しいデザインの筐体が導入されている。

もう忘れているユーザーも多いが、MacBook Proに1枚のアルミ板から成形されたユニボディー筐体が採用されたのは、retinaアップデートからさらに4年をさかのぼる2008年だった。つまりAppleはノートパソコンのメジャー・アップデートを頻繁には行わないということだ。もちろんその間にも内部の各種コンポネントのアップグレードは何度も行われている。

もっとも、そうであるならSkylakeプロセッサーの採用はもっと早くてもよかったはずだ。Gurmanの観測によれば、9月7日になる可能性が高いiPhoneのアップデート・イベンドで新しいMacBook Proが同時に発表されることはないだろうという。AppleがMacBook Proの新モデルを発表するのは10月になるらしい。このスケジュールは納得できる。

〔日本版〕 iOS 9以降を導入したデバイスでTouch IDをサードパーティー製に交換するとデバイスは無効化され、復活させる方法はない。これはユーザーの指紋データがApple純正センサー内にのみ保管されるため。secure enclaveの記事内リンク先に詳しい情報あり。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

iOS 10 beta 5リーリース。「コードを学ぶ」アプリSwift Playgroundsを同梱

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Appleの開発者たちに良いお知らせだ。Appleは本日iOS 10ベータの第5版をリリースした。watchOS 3、macOS、そしてtvOSも同時である。このリリースで私たちはより一層iOSの最終ビルドに近付くことになる。予想されている9月のリリースまでにはあとせいぜい1つか2つのベータが発表されるだけだろう。

予想通り、最初のいくつかのベータ版には多くのバグがあったが、以降の各ベータ版の中でAppleはコードを洗練し不具合を修正してきた。iOSベータ5で同社は、iOSとApple TVのインタラクション、App Storeでのアプリ内購入、Bluetooth、iMessage、電話とWalletアプリの数多くの課題に、アクセサリーに対する問題と同時に対処を行った。特に、iPhone 6sをスマートバッテリケースで使用した場合にパニックを起こさなくなったことなどが、その例だ。

このiOSビルドでの変更点は少なかったが、初期のテスターたちは既にその違いを見つけている。写真アプリの中のAIと顔認識データはリセットされ、これによって新しいスキャニング処理が実行されるとiPhoneHacksが報告している 。それに加え、Music Control Centerが調整され、「今日」ビューには日付と各種データが表示され、ウィジェットの背景はより暗くなり、そして新しいロック時のサウンドが追加されたと報告には書かれている。

iOSのベータ5にはまたSwift Playgroundsが伴っている。これはAppleがWWDC 2016で紹介した、子供向けの「コードを学ぶ」アプリだ。アプリには教材のLearn to Code part 1と2が同梱されており、その他にも利用者が試すことのできる様々な問題が含まれている。また、テンプレートを使って独自のプレイグラウンドを作ったり、まっさらなプレイグラウンドを作ったり、Xcodeの中でプライグラウンドを開いたりすることもできる。

またこのアプリには、Answers、Shapes、そしてBlankテンプレートに加えて、新たにGraphingテンプレートが含まれている。

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また、Appleのリリースノートによれば、iPhone 6s、iPhone 6s PlusおよびiPhone SEで(英語に設定したSiriを使って)Voicemailの文字起こしが、使用できるようになった。しかし、まだ問題も残っている。FaceTimeによるこのiOSベータとmacOSベータの間の通話がうまく機能しないこと、Apple Musicの「For You」の中の「最近再生した項目」がなかなか更新されないこと、ノートが不意に終了してしまうこと、などが他の些細なバグとともに残されているのだ。

他のプラットフォームに興味のある人のために紹介すると、mac OS SierraはSiriをMacに取り込み、写真アプリは更新され、Safariはピクチャー・イン・ピクチャービデオをサポートしている。その他にも 多くの機能が取り込まれている 。WatchOS 3もまた新たなUIを提供しているという意味で、メジャーアップデートと言えるだろう。もう「友達」画面は存在せず、アプリの起動速度は速くなった。Apple TVのtvOSのアップデートは大きなものではないが、より暗いモードをサポートし、TV Everywhereアプリからのサインオンに対応した。このデバイスはまたHomeKitのためのハブとしても機能する。

また新しいmacOSのベータ版は、Apple Payに対応した電話や時計を発見してApple Payをサポートするようになった。その他細かな課題に対応している。一方watchOS 3ベータ版ではSiriを使う際の問題の修正が加えられた。これは削除されてしまっているアプリに対する要求を受け付けた時、Siriが思うような反応を返さないという問題である。

内容は更に追加される予定…

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(翻訳:Sako)

Appleが機械学習とデータサイエンスの企業Turiを買収

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噂では、AppleがTuriを買収したらしい。Turiは、同社自身の言葉によると、“デベロッパーとデータサイエンティストのための機械学習プラットホーム”だ。

Appleに問い合わせたら、同社が買収を確認するときの、昔からワンパターンの、あまり内容のない答が返ってきた:

“Appleは小さなテクノロジー企業をときどき買収するが、一般的に、その目的や計画については議論しない”。

Appleは買収の財務的条件についてもコメントしなかったが、Geekwireは2億ドル以上、と言っている。

AppleがAIや機械学習の分野で買収をするのは、これが初めてではない。2015年には、機械学習と画像認識のPerceptioを買収している。

Turiは、機械学習関連のプロダクトを作っているだけでなく、Data Science Summitというカンファレンスも主催している。その名のとおり、データサイエンスのカンファレンスだ。

Turiは、前の社名が“Dato”、さらにその前は“GraphLab”だったが、商標争いが原因で今年の7月に今の名前になった。

Turiは顧客たちに、同社のプロダクトが可利用なのは7月末まで、と通知していた。それが、買収のサインだったのだ。またTuriのブログは、今やロードしない

しかしTuriのチームは、クパチーノのAppleの本社へ移るのではなく、シアトルにとどまるらしい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

iPad Proはパソコンの役割を担う、というのがアップルのビジョン

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皆さんお察しの通りだとは思うが、アップルCEOのティム・クックが繰り返し言っているようにiPad Proこそがアップルにとっての未来のコンピュータのあるべき姿だ。そして今日、アップルの新しいコマーシャルを見ればそのビジョンが明確に見て取れる。

そのコマーシャルで、アップルはiPad Proを始めてコンピュータと呼んでいる。コマーシャルの結びのセリフは以下の通りだ。「もしあなたのコンピュータがiPad Proだったら、そのコンピュータで何ができるか想像してみてください」

このビジョンを裏付ける様に、アップルはiPad Proが有用なデバイスたるようあらゆる手を尽くしている。スマート・キーボード、アップル・ペンシル、マイクロソフトワード、エクセル、パワーポイント、フォトショップFix、Procreate、Netflix、Safari、iBooksなどがiPad Proで利用可能だ。

個人的な経験では、周りにはiPad Proを愛用しておりコンピュータをあまり使わなくなった人がいる。一方でiPadの使用は補助的なものに留まり、コンピュータを離れる気はさらさらない人もいる。

しかし、私を含む多くの人がコンピュータを一週間離れても全ての仕事をiPadで出来たという事実は、アップルのビジョンの正当性を物語るものだ。しかしながら、古い慣習というのがなかなか変わらないというのもまた事実である。。


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(翻訳:Tsubouchi)

Apple、最新iOS 10ベータにオリンピック、LGBT旗など絵文字多数を追加―😱🎉🙌

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Appleは先ほど次世代OSのベータ版のv4をリリースした。これにはiOS、tvOS、 macOS、watchOSが含まれる。特に注目されるのは絵文字のセットが一新されたことだ。多数の新しい絵文字が追加され、既存の絵文字もデザインがアップデートされた。

Appleは新しい絵文字の一部をサイトで公開しているが、これだけでも多くの変更がみてとれる。まず既存の絵文字については性差別化の撤廃に留意したアップデートが行われた。たとえばスポーツでは女性アスリートの絵文字が充実した。

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既存のデザインが一新された絵文字も多い。ピストルの絵文字は消え、代わりに水鉄砲の絵文字が追加された。

Apple_Emoji_Water_Pistol

新しい旗が追加された。今回は国旗ではなく、LGBTのシンボルのレインボーフラッグだ。

Apple_Emoji_Rainbow_Flag

iOS 10でAppleは絵文字に非常に力を入れている。この秋に正式公開される予定のiOSでは、QuickTypeの単語バーに絵文字を含んだ候補が表示される。メッセージでは絵文字だけを送信した場合、これまでより3倍も大きく表示されるようになった。私が個人的に気に入っているのは絵文字化機能だ。入力を絵文字キーボードに切り替えると、iOSは既存のテキスト中で絵文字に置き換え可能な単語をハイライト表示する。タップするだけで単語は魔法のように絵文字に変わる。

現在iOSまたはmacOSの公開ベータ版プログラムに参加している場合、今日はまだアップデートは行われない。Appleはアップデートをいくつかの段階に分けるのが通例だ。新バージョンはまずデベロッパー版が公開される。つまり年額99ドルを支払ってデベロッパー・アカウントを取得したユーザー向けだ。これで大きなバグが発見されなければiOS 10、macOS Sierraがアップデートされる。これには数日かかる見込みだ。

もちろん新しいiOS 10には他にも無数のアップデートを受けている。 強化されたSiri、スクラッチで作りなおされたメッセージ・アプリ、等々だ。これらについて私はこちらの記事で紹介している。

しかし正直に言えば、新しい絵文字こそユーザーをiOS 10にアップデートさせる切り札になりそうだ。他のユーザーがぴかぴかの新しい絵文字を使っているのに自分だけ取り残されたくはないはず。

アップデートを今日ダウンロードできるのは上記のようにデベロッパーやMac App Storeのオーナーに限られる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Square Enixの新作RPGはApple Watch専用…悪役キャラ攻撃を自動化!

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どこかに新しいスクリーンができたら、Square Enixは必ずそれ用のRPGを作る。どんなに小さなスクリーンであろうとも、あるいは実装がすごく難しそうなスクリーンでも、同社は尻込みしない。同社がこのたび、これまでとても無理と考えられていたフォームファクターに挑戦した作品が、Cosmos Ringsだ。しかもそれは、機種限定だ。プレイするためにはiPhoneアプリが必要だが、プレイそのものはAppleのウェアラブルで行う。

この6ドルのゲームは“永遠の闇の世界”*を舞台とし、ヒーローは(言うまでもなく)、時の女神(Goddess of Time)を救出するために闇の割れ目を旅していく。実際のゲームプレイは、言葉で言うほど簡単ではない。〔*: 永遠の==timeless==時間がない、闇が明けるためには時間の復活が必要。〕

Squareはこのロールプレイングゲームを“Apple Watch体験”と呼ぶが、わざわざそう呼ぶのは〔時間がテーマだが〕、対話性に制約があり、またプレイの要素もあまり多様でないからだ。今回はそれを補うために、自動攻撃という親切がある。

でも、ウォッチのわずか1.65インチの画面には、Squareならではの、綺麗で、すごくカラフルなグラフィクスが繰り広げられる。自分の重要な仕事のための重要な会議でも、テーブルの下に隠してプレーに没頭する価値はある。なにしろ時の女神は、自力で脱出できない、あなたの力がどうしても必要なのだから。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))