GitHubに特化したプロジェクト管理サービスZenHubがGitHub Enterpriseにも対応…GitHubとの“直接統合”が売り

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ZenHubはチームがGitHub上のプロジェクトを、Trello的なドラッグ&ドロップのタスクボードで管理するサービスで、GitHubのアカウントを持っていれば誰もが利用できる。しかし今日(米国時間8/8)からは、GitHub Enterpriseをオンプレミスで使っているユーザも、ZenHubを利用できるようになった。

ZenHubのこのエンタプライズバージョンは、GitHub Enterpriseと直接に統合するコラボレーションとプロジェクト管理のサービスで、すでにImgurやICON Health & Fitness、日本の旅行企業Ikyuなどの協力でベータテストを終えている。今ではNBC、Facebook、Sony、Microsoftなどもこのサービスのユーザだ。

ZenHubのファウンダAxiom Zenによると、今回の新サービスは“大企業がGitHubの利用を一箇所で集中管理できるためのもので、あちこちでプロジェクトごとにいろんなサードパーティツールを使っている状態を一掃する”、という。ZenHubはGitHubに特化され、GitHubのいろいろな機能を便利に使えるようになるので、チームの一日の労働時間が従来に比べて1時間半は減るそうだ。

GitHub、そしてGitは、今、企業による採用が急速に進んでいる。そのため企業向けのサービスも続々登場しており、たとえばwaffle.ioはGitHub Enterpriseにも対応し、MicrosoftやAtlassianにもGitのためのプロジェクト管理ツールがある。それらの中でZenHubが際立つのは、GitHub Enterpriseと直接に統合しているため、プロジェクト管理のためにまた別のツールを動かす必要がないことだ。

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Microsoft、巨額のNokia減損処理の内訳を公表

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最近のSEC提出資料の中で、Microsoftは同社の前四半期の利益を無に帰した巨額減損処理の詳細を明らかにした。この減損処理は、同社がスマートフォンビジネスに当事者として参入する高価な試みが失敗したことを認める告白である。

7月31に発行され、今日GeekWireを通じて知らされたこの資料に書かれたMicrosoftの言葉は切迫している。

重要な2箇所を引用する。まず、巨額の減損処理か必要となるにいたった評価方法が書かれている部分(強調はTechCrunch)。

2015年5月1日付年次減損テストの結果、携帯電話ハードウェア事業が支障をきたしていることが分かった。会計2015年度後期、携帯電話ハードウェアは販売台数および売上の目標を達成できず、販売された機種割合による利益率は計画より低かった。これらの結果、および競争市場の変化と事業優先順位を評価した結果、戦略的方向の転換および同事業における将来の予想売上および利益の下方修正を余儀なくされた。こうした戦略的方向と予測の変化を受け、 当社は販売台数成長率の低下、および携帯電話ハードウェア財務報告単位の評価額の推定に使用する将来のキャッシュフローの減少を予測した結果、損金の調整が必要であることが確定した。

減損処理に関わる数値は以下のとおり。

2015年度の減損、統合および再構築の費用は100億ドルであり、2014年度は1.27億ドルだった。増加の要因は、主として携帯電話ハードウェア事業に関わる75億ドルの損金による(2015年度第4四半期)。2015年5月1日付年次事業減損テストの結果、携帯電話ハードウェア事業を保有する費用は、推定される正当な価値を超えることがわかった。このため事業損金51億ドルを計上して携帯電話ハードウェア事業の価値は54億ドルから1.16億ドルへと減少し(外貨再測定後)、携帯電話ハードウェア無形財産に関わる損金22億ドルを計上した。. 再編費用は21億ドルで、退職金および再編に関わる一部資産の減損処理を含む。統合費用は3.08億ドルに増え、これは2015年度通年にわたるNDS買収に関わる統合活動による。

ちなみに、54億ドルから1.16億ドルへの下落は、97.85%の減少。

直近の四半期 — 同社の会計2015年度第4四半期 ー Microsoftは売上222億ドルに対して、経常損失が21億ドルだった。同社の売上は対前年比5%減だった。Microsoftの株価は決算報告後に下落したが、減損処理については予告されていたため、投資家の受けたショックは比較的少なかった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Windows 10の時代が始まる―間違いなく過去最高のWindows

2015-07-29-windows10

いよいよ今日、Window 10 が全世界で正式にリリースされる。

問題はWindows 10にアップグレードすべきか否か、だ。

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Windows 10のリリースがこれまでとまったく違うのは、MicrosoftはWindows 10を今日以降、随時、継続的にアップデートしていくという点だ。つまりMicrosoftがすでにメーカーに渡したバージョンにしても、今日われわれが受け取るバージョンにしても、単に「その時点」のコードであるにすぎず、いわゆる「最終版」なるものは存在しないということだ。つまり従来のような意味での「リリース」や「ローンチ」ではない。Windowsはこのバージョンで固定的なプロダクトからサービスへと大きく舵を切った。

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Windows 10の初期ビルド

Windows 10はWindows 8、8.1よりはるかに優れたOSだ。それまで私はWindows 7が過去最良のWindowsだと考えていたのだが、数々のベータ版をテストしているうちに、いつのまにかWindows 7よりWindows 10の方を気に入ってしまった。

Windows 10は現代的な、ということはつまりアプリ・ストア、Cortanaアシスタント、新しいブラウザなどの要素と、復活したスタートメニューなどのわれわれが長年慣れ親しんだユーザー体験の双方を備えている。果たしてMicrosoftがWindows 8で導入された現代的要素とWindows 7のDNAを融合させることができるかどうか、当初私は懐疑的だったが、その結果は嬉しい驚きだった。

しかもWindows 10は、この1年間は無料だ。Windowsパソコンを持っているなら迷わずWindows 10にアップグレードするようお勧めする。

機能

私はプロダクト・レビューは苦手だ。Windows 10の各機能の詳細なレビューならThe VergeのTom Warrenの記事 が素晴らしい。Warrenの総合評価は10点満点の8.8点だったが、これは私の直感的評価に一致する。新製品としては十分な完成度といえるだろう。

A Windows 10 sign on Microsoft's campus.

Microsoft本社に掲げられたWindows 10のサイン

最初に、Windows 10の新機能を簡単におさらいしておこう。 音声認識アシスタントのCortanaはデスクトップ・パソコンの使い方に新しいページを開くものだ。IEに変わる新ブラウザのEdgeはMicrosoftがとうとうインターネットを真剣に考え始めたことを意味する。アプリ・ストアはよくできている。スタートメニューは不評だったWindows 8のスタートスクリーンを置き換え、洗練させている。動作は快適だ。私自身はスタートメニューをあまり頻繁に使っていないが、Windowsコミュニティーからは好評だ。

大量のユーザーをWindows 10に乗り換えさせることができれば、それだけデベロッパーの関心を高めることができる

気が早く要約してしまえば、Windows 10は役に立つという意味で標準的といっていいだろう。オフィスでMacbook Airを使うときと同じ感覚だ。つまり仕事に使って不愉快な、邪魔になる要素が何もない。Windows 10はリリース時点でこのレベルの完成度に達しているので、今後にさらに期待が高まる。

(念のために申し添えておけば、私が使っているベータ版にはまだ多少のバグがある。製品版にもいくつかのマイナーなバグが残っているかもしれない。しかしそうしたバグは早急に修正されるだろうし、長期的には悪影響を与えないだろう。本質的な機能として優れているということが重要だ。)

ユーザー動向

Windows 10のリリースがいささかニュース性を欠くのは、これまでにMicrosoftが数多くのビルドを公開してきたからだ。もちろん、その間にユーザーから有益なフィードバックを大量に収集することができたのだから、これは悪いことではない。

しかし正式リリースと同時にMicrosoftはWindows 10のライフサイクルの中に投げ込まれる。市場がWindows 10を採用するスピードが問題となってくる。これはプラットフォーム企業としての将来のすべてをWindows 10に賭けているMicrosoftにとってきわめて重要な要素だ。

Microsoftは「2、3年以内にWindows 10を10億台のデバイスにインストールさせる」という中期的目標を掲げている。しかし同時、Microsoftはただ今現在、デベロッパーに「Windows 10向けアプリの開発を始める必要がある」と納得させる勢いを必要としている。

大量のユーザーをWindows 10に乗り換えさせることができれば、それだけデベロッパーの関心を高めることができる。そうなればアプリが急速に増え、ユーザー体験も向上する。それがさらにユーザーのWindows 10への乗り換えを誘うという好循環が始まる。

しかし当初の勢いを確保できなければMicrosoftはそれと逆の負の循環に陥ってしまう。だから当初の乗り換え率が重要になってくるのだ。

だからMicrosoftはダウンロード数、インストール数などの具体的な数字を発表する必要がある。単に「好評だ」ではすまない。MicrosoftはWindows 10の採用状況についてデベロッパーとユーザーを納得させるような情報をある時点で公開しなければならないだろう。

実際、数字が発表されないということも一つの情報だ。Microsoftが数字を公開しないなら、おそらくは期待ほどうまくいっていないのだろうと誰もが思うことになる。

Windows 10時代、始まる

この記事のタイトルは大げさと思った読者もいかもしれない。しかしそうではない。Windows 10はOSの機能として新しいだけなく、その配布手法もこれまでと全く異なる。今日以降、Windowsは新しい時代に入る。われわれシリコンバレーの住人は常に大量のMacに囲まれているので、Windowsのユーザーがどれほどいるかを忘れがちになる。だが依然として世界中で膨大な数のWIndowsが稼働しているのだ。Windows 10のローンチは間違いなく大事件である。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Microsoft、Sendを発表―メールをインスタント・メッセージ的に利用するアプリ

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今日(米国時間7/22)、Microsoftはスマートフォンでのメールのやりとりを迅速化するアプリを発表した。このSendは件名などメールの構成要素を大幅に省き、メールをインスタント・メッセージのように利用することを可能にする。ユーザーは数秒で短いメッセージを発信することができる。

モバイルでのメールにインスタント・メッセージのような役割をもたせようという試みはこれが初めてではない。Hopというスタートアップが2013年に同じようなアプリをローンチした。別のスタートアップ、MailTimeも去年の9月のTechCrunch Disruptでメールをメッセージ化するアプリを発表している。

このコンセプトにはそれなりの説得力があるが、これまでの普及状況ははかばかしくない。一般ユーザーはモバイルではメールを使わず、Facebook Messenger、 WhatsApp、iMessageなどのサービスを使うか、単にSMSを使っている。

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しかしMicrosoftはメールを利用するショート・メッセージの存在価値はあると主張する。たとえば同僚に「プレゼンはまだ発表しないこと!」とか「10時にチャットしたい」などといったメッセージを送ったり、「今日は会社にいる?」「ノー」というような簡単なやりとりをするような場合だ。

SendはMicrosoft Garageの最新作だ。GarageというのはMicrosoftの社内ベンチャー・プログラムで、社員のチームが自分たちのアイディアを実際の製品にしている。その多くはクロスプラットフォームのモバイル・アプリだ。

Sendは今日iPhone版がリリースされたが、開発は続行中で、近くWindows Phone版とAndroid版がリリースされるという。

現在SendはOffice 365ビジネスのユーザーを対象とした限定公開だが、今後広く一般公開される予定だ。

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現在のSendはOffice 365ビジネスあるいは学校メール・システムのユーザーでもっとも頻繁に連絡を取り合っている相手をアプリのホームページに表示する。ユーザーはメッセージを送りたい相手をタップするだけで会話を始めることができる。メッセージの受け手には「後でこちらから連絡します」とか「そちらへ向かっている途中です」などのよく使われる定形文をワンタッチで発信する機能も用意されている。

Sendがこれまでプロダクトより優れているのはこのユーザー・インターフェイスだろう。スマートフォンのユーザーはメールを使っていると意識せず、本当のメッセージ・サービスと同様の感覚で手軽にコミュニケーションができる。

Sendにはメッセージ・サービスと同様、「入力インジケーター」が備えられ、相手が何か入力していることが分かるようになっている。またSendはすべての着信メールを表示するのではなく、このアプリから発信されたメッセージだけを表示する。ユーザーはスパムメールの山に煩わされることがない。この仕組みも使い勝手を大きく高めるものだ。

これまでのメールをメッセージ化するアプリが一般ユーザーを対象としていたのに対して、Sendは企業ユーザーをターゲットとしているのも特長だ。会社がメッセージ・サービスの利用に制限を設けているような場合に、Sendは非常に便利なコミュニケーションのチャンネルとなるかもしれない。

SendはiTunesから無料でダウンロードできる

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Microsoft、Visual Studio 2015を正式リリース

2015-07-21-visualstudio

1年前にプレビュー版、今年の4月にRC(relase candidate)版を出した後、Microsoftは今日(米国時間7/20)、 Visual Studio IDEと.NETフレームワークの製品版をリリースした。

Visual Studio 2015(VS 2015)はすでにダウンロード (購入)可能だ。しかしMicrosoftのデベロッパー向けオンラインサービス、Team Foundation Server 2015は来月までRC態勢を継続するという〔記事末注参照〕。

これと同時にVisual Studioのエコシステムに属するいくつかのサービスでもこの最新版がダウンロード可能となっている。たとえば Visual Studio Communityは個人向けの無料のVisula Studioを提供しており、7ヶ月前のリリースでそれまでの無料版から大きく強化された。この無料版はすでに500万回もダウンロードされている。また320万人以上のデベロッパーがVisual Studio Onlineサービスに登録している。Windows、Mac、Linux向けのスタンドアローンのコード・エディタ、 Visual Studio Codeも3ヶ月前のリリース以来、50万回以上ダウンロードされている。こうしたVisual Studioのダウンロードの半数はMac、Linux向けだという。

Microsoftのデベロッパー事業部の責任者でコーポレート・バイスプレジデントの“Soma”ことS. Somasegarはわれわれの取材に答えて、Microsoftはすべての主要なプラットフォームにおいてデベロッパーに適切なツールを提供するという公約を守っていくと述べた。「VS 2015のテーマはクロスプラットフォームのツールセットであることだ。デベロッパーはそれを求めている。だからわれわれはそれを提供する」とSomaは述べた。

ととえば、Visual StudioにはApache Cordovaが統合されている。そのためデベロッパーはHTML、CSS、JavaScriptを用いてiOSとAndroidアプリを開発できる。またデベロッパーはC++言語の技能を生かしてiOS、Android、Windowsアプリの共有コンポネントを書ける。またXamarinとの提携により、デベロッパーはiOSとAndroid向けの.NETアプリが開発できる。Androidデベロッパーに対して、新しいVisual StudioはAndroidエミュレータをビルトインした。

Autodeskのソフトウェア・アーキテクト、Albert Szilvasyはわれわれの取材に対して「Autodeskは新しいVisual Studioのクロスプラットフォーム機能を利用してiOSとAndroidアプリを開発する計画だ(残念ながら詳細は明かさなかった)。AutodeskにとってAutoCADなど既存のアプリのコードの一部を再利用できるメリットはさほどでもないが、デベロッパーが新たなツールセットを一から学ばずにすむのは大きい」と述べた。

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「デベロッパーに豊富な選択肢を提供するのが今回のVSのアップデートの主要なテーマの一つだ」とSomasegarは言う。それはクロスプラットフォームだけにとどまらず多様な言語のサポートにも表れている。たとえば、VS 2015はC++、TypeScript、Pythonに加えてC# 6、VB.NET 12もサポートしている。 またC#とVisual Basicにはビルド前にコードの入力時点で欠陥に対して警告を発する Light Bulbs(電球プロンプト)機能がRoslyn projectを通じて提供される。これは今年後半にオープンソース化される予定だ。

Autodeskのzilvasyによれば、新SVはコンパイルのパフォーマンスも改善されている。AutoCADは最高スペックのマシンでコンパイルするのに40分もかかっているが、VS 2015は「これを大きく短縮した」という。

Somasegarはまた「VS 2015はWindowsとLinuxのサーバーをクラウドやバックエンドとして利用しているデベロッパーに対し各種のコンテナーを利用してデプロイすることを容易にする。Visual Studioを開いてアクセスを拡大し、ターゲットとなるプラットフォームを指定すれば後は自分の必要な処理を書くだけだ」と述べた。

VS 2015には新たない多数のデバッグと診断のためのツールが加えられた。これらはすべて 単一のツールにまとめられている。

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しかし最近、MicrosoftはVisual Studioを含めた総合的なデベロッパー・サポートに力を入れている。チーム・マネジメントやDevOpsのサービス、Visual Studio OnlineやTeam Foundation Serverなどが次第に重要性を増している。新しいVisual Studioはこうしたサービスとの連携についても数多くの改良が加えられているという。

最新版のリリースにより、VSにはさらに多数のバージョンが存在することになるが料金プランは下記のとおり。

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今日のリリースに伴って、MicrosoftはHumanitarian Toolboxに協力して、VS 2015を利用して災害時に人々を助けるプログラムを提供した。新しいアプリはオープンソース・プロジェクトとして今日からGitHubで公開されている。

〔日本版〕日本のMicrosoftのVS2015ダウンロードページによれば、「7 月 29 日まで、このリリースでは Windows 10 向けの開発をサポートしません。ユニバーサル Windows アプリを開発している場合、7 月 29 日までは引き続き Visual Studio 2015 RC を使用してください。」とのこと。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Windows 10、リリースまであと2週間―Microsoft、ベータ版をさらにアップデート

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今日(米国時間7/15)、Microsoftはすべてのベータ版ユーザーに対してWindows 10の新しいビルドを公開した。今朝の噂では、このbuild 10240はMicrosoftがOEM向けに提供するのと同じ製品だという。

われわれの問い合わせに対してMicrosoftは次のようなコメントを返してきた。噂を否定してはいないが、なるべく新しい情報を出さないよう慎重に考えられた文面だ。

これは最新のWindows 10のビルドです。われわれは製品版のローンチまだに、またその後もアップデートを続けます。われわれは製品をユーザーに届ける方法を一新しています。

つまりWindows 10は今日アップデートされただけでなく、おそらく来週も、正式発表の時点でもアップデートされ、さらにその後も頻繁にアップデートが続くということだ。それでもMicrosoftはこのビルドがOMEメーカー向けに先行配布される、いわゆるRTM(Release To Manufacturing)版であるかどうかには直接答えなかった。賭けろといわれれば、私はこれがRTM版だという方に賭ける。もちろん次のアップデートがRTM版だという可能性はある。

ともかくbuild10240がRTM版、ないしそれにごく近い製品であることは間違いない。Windows 10がどんな製品であるかを知るには十分なレベルの完成度になっているはずだ。そうでなかったらWindows 10の正式リリース版はバグだらけになってしまう。

Microsoftは新しいビルドについてあまり積極的に発言していないが、興味あるユーザーは誰でもダウンロードしてインストールすることができる。

Windows 10の正式公開は今日からちょうど2週間後(7月29日)に迫った。読者はアップデートの準備をすませただろうか? 秒読み開始だ。

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Google、クラウドコンピューティングでWindowsサーバーのサポートを一般公開

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いささか妙な組み合わせに感じられないこともないが、今日(米国時間7/14)、GoogleはCompute EngineプラットフォームにおけるWindowsサーバーのサポート一般に提供すると発表した。これによりGoogleのCloud EngineでWindows Server 2012 R2とそれより古いWindows Server 2008 R2を稼働させるユーザーはCompute Engine SLA の適用を受けることができるようになる。.

今後リリースされる次世代プロダクト、Windows Server 2016やその極小化バージョンであるNano Serverのサポートも準備中だという。

これによりGoogleのクラウドを利用するデベロッパーはActive Directory、 SQLサーバー、SharePoint、Exchange、ASP.NETサーバーが使えるようになる。GoogleはMicrosoft License Mobilityをクラウドのユーザーに提供しているので、Microsoftの顧客は既存のソフトウェア・ライセンスを追加料金の支払なしでオン・プレミスからGoogleのクラウドへ変更できる。

ただし、GoogleはWindowsサーバーをプレミアムOSに分類しているため、そのインスタンスにはUbuntu、CentOS、DebianなどのLinuxよりやや高い料金がかかる。 (SUSEとRed Hat EnterpriseもプレミアムOS)。

ここ数ヶ月、Googleはクラウド・コンピューティングにおけるWindows Serverのサポートを強化してきた。これには、 マルチ・キューGRO(generic receive offload) (Googleによれば最大7.5Gbps)のサポートが含まれる。

Microsoftのエコシステムに含まれるISV(Independent Software Vendors)の膨大な数を考えれば、その一部がすでにWindows ServerをGoogleのクラウドプラットフォーム上でサポートしていても不思議ではない。Googleは今日の発表で、そういうISVの例として特にSwiftPage、nGenx、IndependenceITの名を挙げている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Microsoft AzureがAWSからの移行を容易にし、ハイパフォーマンスコンピューティングのサポートを充実

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Microsoftが今日(米国時間7/9)、同社のクラウドコンピューティングプラットホームAzureのアップデートを発表した。このアップデートには、大規模で計算集約的なアプリケーションを動かすための新しい機能二つと、AWSからAzureへの移行を容易にするためのAzure Site Recoveryの新機能が含まれている。

Microsoftは1年前にInMageを買収し、そして直ちに、その複数のクラウド間移行技術をAzure本体に組み込んだ。それがAzure Migration Acceleratorのプレビューリリースにつながり、物理マシンや仮想マシン(VMware、AWS、Hyper-V)を容易にAzureへ移行できるようになった。そして今回は、そのサービスが実質的に、Azure Site Recoveryに統合された。

Microsoftは、AWSと違ってAzureではハイブリッドクラウドが持つ利点をユーザ企業が十分に享受できる、と主張している。今日の発表声明ではMicrosoftのクラウドプラットホームのマーケティング部門トップMike Schutzが、“AWSでは統一的で完全なハイブリッドクラウドソリューションの利点を十分に発揮できない場合が多い”、と述べている。“今回の新しい機能により、Azureへの全面的移行が容易になり、Microsoft Cloudが提供するハイブリッドの柔軟性と自由を享受できるようになる”。

またAzure Site RecoveryをOperations Management Suiteのユーザも利用できるようになり、これによりアドミンは、オンプレミスとパブリッククラウド(Azure、AWS)にまたがるワークロードを管理できるようになる。

一方、ハイパフォーマンスコンピューティングの方面ではMicrosoftは二つの新しい機能により、Azureによるワークロードの管理をデベロッパがさらにコントロールできるようにしている。まず仮想マシン上でLinuxのRemote Direct Memory Access機能を使い、複数のマシン間のデータ移動を大幅に高速化する。またMicrosoftは同社のハイパフォーマンスコンピューティングパックをアップデートして、既存のオンプレミスのソリューションをAzureクラウドへ容易に拡張でき、それらをクラウドでデプロイできるようにした。

さらにまた、同社が昨年買収したGreenButtonの技術から生まれた、大規模なバッチジョブのジョブスケジューリングと管理を行うAzure Batchが、今日から一般供用される。

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Microsoftの巨額減損処理に思うこと

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今日(米国時間7/7)の午前Microsoftは、Nokiaのハードウェア事業買収に関連する70億ドル以上の減損処理というお待ちかねの混乱を起こした。

減損処理自体は驚くにあたらない。問題は金額だ。捨て去るものの総額は、当初伝えられた当該資産の購入金額を上回る。

それでもMicrosoftは清算を敢行し、社員7800人を他社へ移し、評価損に加えて約8億ドルの負債を計上する。つまり、はっきり言って今四半期Microsoftの通常会計方式(GAAP)による収支はまずい状態である。

現金ベースでは、Microsoftの状態は良い。無形財産を考慮すると、四半期のEPS(1株当たり利益) はダメージを受けるだろう。それが人生だ。

Microsoftは、かつてaQuantiveでも同じことをしでかしているので、投資家もさほど驚いていないだろう。それでもいくつか指摘しておく価値はある。時間を節約するために箇条書きにした。

  1. Nokiaに関してMicrosfotは困難な選択を迫られ、男の道を選び、数十億を失った。会社は愛のために金を使うか、Androidを着たパートナーを見るかのはざまに捕われた。そしてすべてを社内に取り込んだ。そしてシナジー効果を上げる代わりに、76億ドルの評価損を計上した。現役でいることの重要な強みの一つ:投資した金と使った金の違いは紙一重
  2. ハードウェアで儲けらるのはAppleだけ。Microsoftは、会計2016年度までに携帯電話部門を黒字にすると公式に発言しており、あと1年足らずでその時が来る。それは収益源になるという意味ではない。ある資産が、少なくとも金を失わない価値を持つという意味だ。
  3. 買収額のほぼすべてを減損処理することで、期待は低くなる。Microsoftが白旗を掲げた今、もし携帯電話事業が少しでも成果を上げれば、事件後のお詫びにのように感じられる。
  4. 会社はまだ携帯電話を続ける。Neowin:「ある筋によるとMicrosoftは3つの市場セグメントそれぞれに毎年1~2種のモデルを投入する計画であり、これは同社がデバイスの種類を大幅に減らそうとしていることを示している」。今あなたがLumia端末の名前を2つ以上言えないであろうことを考えると、これは実に理にかなっている。私はこれだけ言える:1020、小さいやつ、安いやつ、あと500ナントカのやっぱり安いやつ。
  5. 投資家は動じていない。あれだけMicrosoftがこの動きの予兆を見せていたことを踏まえれば、投資家がこのニュースに驚かないことは容易に理解できる。Microsoftは今日の低調な市場でほぼ横ばいであり、これは数十億ドルの失態を発表していながら、通常取引きで殆どの銘柄に〈勝っている〉ことを意味している。
  6. これはBallmerの遺物だ。Nokia買収はSatyaがレドモンドの要塞を引き継ぐ前に起きた。オバマ大統領の最初の予算と同じく、戦には手持ちの武器で出かけるしかない。
  7. 大量解雇は終ったかもしれない。MicrosoftはNokia資産に再三大なたを振るい、数十億で買ったグループのボスを解雇した。今回の新たなレイオフを踏まえると、あとに何が残っている方が不思議だ。

次の疑問は、この新たな現実の中、Microsoftがどうやってそのハードウェアを整理できるのかだ。Satyaは何をするのか?会社は彼のインタビューを許さなかったが、私はこう考える:単体販売ビジネスから定期購読に変えようとやっきになっている時、人は1セントにこだわる。そして、そのビジネスモデル改革を阻害するものは、すべて消えなくてはならない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoft、Windows 10リリースの詳細を発表―ベータ・テスターが7月29日に一番乗り

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Windows 10のリリースに関するMicrosoftの先月の発表はMicrosoftウォッチャーにさえわかりにくいものだった。 今朝(米国時間7/2)、Microsoftはベータ・テスター、一般ユーザー、大規模ユーザーに対してどのようにリリースが行われるのか、もうすこし詳しい計画を発表した。

まず今回のアップグレードの規模だが、Microsoftによれば、現在Windows Insiderプログラムに参加しているベータ・テスターは 500万人いるという。5月の発表では370万だった。またWindows 10アップグレードの予約者も「数百万に上る」としている。どちらの数字も納得のいくいものだ。

MicrosoftはWindows 7、Windows 8、8.1の正規ユーザーに対してWindows 10をリリース後1年間に限り無料で提供する。これにより、2、3年後には「十億台のデバイスにWindows 10をインストールさせたい」としている。いささかおおざっぱだが、巨大な数字であることに変わりはない。

さて、それではユーザーがWindows 10を入手するには具体的にどうしたらよいのだろう? 現在Windows 10のベータ・テストに参加しているユーザーは勝ち組だ。製品版を誰よりも早く入手できる。先日Microsoftのナンバー2に昇格したTerry Myersonはこう説明する。

われわれは7月29日からWindows Insiderのメンバーに対してWindows 10を提供を始める。その後、事前に予約登録をしているデバイスに対し、ゆっくり規模を拡大しながら順次アップデートを実施する。リリース開始後もわれわれは日々ユーザーからのフィードバックに耳を傾け、改良を続け、ただちに他のWindows 10ユーザーの製品もアップデートされる。

Windows 10にもっとも強い関心を抱いているユーザーがいちばん早くWindows 10を受け取るというのは理にかなっている。他のユーザーは落ち着いて待つことになる。ボリューム・ライセンスのユーザー(読者の大部分は違うだろう)がWindows 10を受け取れるのは8月1日になる。

Myersonによれば、

OEMパートナーが発売準備中のデバイスにWindows 10のイメージを搭載できるよう、われわれは近くWindows 10のビルドを提供し始める。OEMメーカーが現在開発中のWindows 10デバイスは素晴らしいものだ。ユーザーからのフィードバックを早く聞きたいと願っている。

その後、われわれは世界中の小売店にWindows 10のビルドを提供する。これにより小売店はWindows 8.1のイメージを搭載したデバイスを顧客の要望によりWindwos 10にアップグレードして販売することができる。

ということだそうだ。Windows 10の製品版を最初に入手するのはやはり各種のコンピュータ・オタクたちのようだ。最初に出回るのがRTM〔Release To Manufacturing=量産向けリリース〕版と呼ばれるのは理由のあることだ。Myersonの言葉でそれより重要なのは「近く」だ。ベータ・テスターにコードが配給されるのが7月29日だというのだから、この「近く」は「すぐにでも」と考えたほうがいいだろう。

今回の発表でMicrosoftは「対象となるすべてのデバイスが正常にアップグレードできるようになるまでわれわれはユーザーをWindows 10に移行させることはない」と強調した。これは一つにはメディアのネガティブ・キャンペーンに対する予防線だろう。今日も「Windows 10が学校のサーバーをダウンさせ、子どもたちが給食を食べられなかった」などというニュースが出回っているが、これはMicrosoftの責任ではない。同時に膨大な数と種類のデバイスでWindows 10を作動させるという決意の表明でもある。

なにしろ10億台が目標だ。

目が覚めたばかりのところに飛び込んできたニュースなので今はこのくらいにしておく。Windows 10のリリースについては引き続きフォローしていく。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Dropbox、登録ユーザー4億人以上に

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Dropboxは今日(米国時間6/24)、登録ユーザーが4億人を超えたことを発表した ― 最後にユーザー数を正式公開した昨年5月から大きく伸ばした。

従来同社はユーザー数を3億人と言っていた。そのうちの月間アクティブが何人かは公表していないが、少なくともDroptoxの登録ユーザー基盤が伸び続けていることは示している。Dropboxの優位性はその超シンプルなファイル共有サービスにあり、大量のユーザーを集めるには地味すぎるとさえ思える。Dropboxには、10万を超える有償企業顧客もいると同社は言っている。

In an Bloomberg WestのインタビューでDropbox CEOのDrew Houstonは、ユーザーの過半数が米国以外であることを話した。「海外ユーザーは2/3以上にもなる。これはサービス開始当初からだ。殆どの人々はサービスを無料で使っており、必要に応じて追加容量を購入している」とHoustonは言った。

さらに彼は、同社サービスが800万以上の企業に利用されており、1年半前は400万社だったことも話した ― そして、Fortune 500企業の「大半」がDropboxを「何らかの業務に」使っている。

今週Dropboxは、改訂版Androidアプリを公開した他、消費者向けサービスだけの会社を脱皮すべく、積極的に企業向けサービスを拡大している。ビジネス向け機能の一環としてDropboxは、ユーザーがDropboxを使っていないユーザーにメールを通じてファイルを要求できるツールを最近公開した 。

Dropboxは ― 1200人以上の従業員を持つ ― 今後も間違いなく数々の課題に直面するだろう。同社Dropbox for Businessは、様々なより大きくより経験のある会社と競合しており、益々多くの人々がモバイル端末を主として使うようになるにつれ、ファイル共有の方法も急速に変化している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoft、Androidスマートフォン向けOfficeアプリケーションを公式リリース

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MicrosoftがOffice for Android phoneの公式リリースをアナウンスした。プレビュー版のリリースから5週間で正式版に進化した形だ。このたびリリースされたのはWord、Excel、およびPowerPointのAndroid Phone版だ。これによりiOSデバイス、Windows、OS X、そしてAndroidタブレットに続いてOfficeを正式に利用できる環境が整ったことになる。

リリースされたオフィスアプリケーションでは、オフィスドキュメントを閲覧するのはもちろん、編集することもできる。またスマートフォン上のPowerPointでプレゼンテーションを行うこともできよう。さらに保存場所にGoogle Drive、Dropbox、あるいはBoxなどもサポートされている。プレビュー版投入時にも言われていたことだが、今回リリースされたWord、Excel、PowerPointの各アプリケーションは、以前から投入されていたOffice Mobileに代わるものだ。新しいアプリケーションの動作には1GBのRAMと、Android KitKat(4.4.x)以上が必要となる。Android Mはまだサポートされていない。

無料のMicrosoftのアカウントをもっていれば、アプリケーションも無料で利用できる。ただし一部の高度な機能を利用するにはOffice 365の申し込みが必要となる。

このアプリケーションは、Samsung、LG、Sony、その他、30社以上の端末にプレインストールされる予定となっている。プレインストールされたモデルは今年の後半に市場に並ぶことになる。

もちろん、アプリケーションを利用するのにプレインストールモデルのリリースを待つ必要などない。すでに誰でもダウンロードできるように公開されているのだ。たとえばGoogle PlayにもWord for AndroidExcel for AndroidPowerPoint for Androidが登録されている。また中国ではTencent、Baidu、Xiaomi、およびCMCCといったアプリケーションストアからもダウンロードできるようになっている。Samsungの自社アプリケーションストアからダウンロードできるようにしているようだ。

Microsoftによれば、Android Phone版オフィスのプレビュー版は1900種類以上の端末にて、83ヵ国でテストされたのだとのこと。そうしたユーザーからのフィードバックも、正式版に反映しているとのことだ。対応したフィードバックには、バグについての報告だけでなく、新機能の要望なども含まれる。Google DriveやBoxなどのサードパーティーのオンラインストレージに対応したのも、利用者からの要望があったからであるようだ。メニューの配置などについての修正も行われたとのこと。

今回のリリースでも明らかなように、ソフトウェアについてMicrosoftは全方位的なクロスプラットフォーム戦略をおしすすめていくつもりであるらしい。その昔、Officeを使いたいならWindows PCを使えばいいともいうような姿勢であった頃からは隔世の感がある。自社のフラッグシッププロダクトを、ライバルOSの利用者も含めた、より広い層に利用してもらいたいという気持ちが現れているわけだ。Microsoftのこの作戦は、少なくともいまのところはとても順調に機能している様子。Microsoftによれば、iOSおよびAndroid版アプリケーションのダウンロード総数は1億件を超えているとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H

Toshibaが新学期(今秋)向けラップトップのラインアップを発表…4Kスクリーンもあり

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Toshibaが新学期(9月)向けWindows 10ラップトップの全機種を勢揃いさせた。

同社のSatellite Cシリーズはポータブルコンピュータのトップセラーだが、秋の新製品もこのシリーズの拡張バージョンがメインだ。

その新型のSeries Cは15.6インチと17.3インチの2タイプ、どちらもTruBrightのHDディスプレイだ。どちらにもCortanaボタンがあり、Microsoftの仮想アシスタントを簡単に呼び出せる。お値段は、メーカー希望小売価格394ドル99セントからだ。

Satellite Cシリーズと並んで今回発表されたSatellite Fusionは、2-in-1タイプのタッチスクリーンラップトップで、一台でラップトップ+タブレットだから2-in-1と称する。Fusionのタッチスクリーンは15.6インチ、RAMは12GB、ハードディスクは1TB、これだけ詰め込んでもケースの厚さは1インチ未満だ。

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Toshibaの秋の収穫は、まだある。Satellite Radiusと名付けられた機種は、これまた 2-in-1で、ビデオファン向けだ。その意味は、初の4K 2-in-1であること。プラス、Harman Kardonのステレオスピーカーがついてる。

Satellite Lシリーズのアップデートもある。二つのラップトップがどちらもSkullcandyのステレオスピーカーつき。小売価格は600ドル以下で、Windows 8.1がプレインストールされているが10にアップグレードできる。

今日発表されたSatellite Sシリーズのアップデートが、ラインアップの最後だが、こちらは近く4Kスクリーンの機種が出る。それはプロセッサがクワッドコアとデュアルコアの二種、ストレージは最大で2TBとなる。

いずれの機種も、実際の発売は今夏で、Windows 10はプレインストールまたは後日のアップグレードだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Microsoft、会計年度末を控えて組織を一新―マイヤーソンは権限拡大、エロップは去る

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今朝(米国時間6/17)、Microsoftは大規模な組織改革と幹部人事を発表した。これに伴って最高幹部の何人かはMicrosoftを離れる。サティヤ・ナデラは社の内外に宛てたメモで「今回の改革は人材をMicrosoftの戦略によりよくマッチさせるためのもの」と説明している。Microsoftにとって今月は会計年度末に当たる。

長年にわたってセクショナリズムと派閥抗争で名高かったMicrosoftの悪しき伝統が改善されるのか注目だ。

Myerson

OSの責任者だったTerry Myersonは今回の改革で権限を拡大した。Myersonは新たに設けられたWindowsとデバイス・グループのトップとなった。この事業部はWindows OSとそのハードウェアを共に統括する。

Windowsとデバイス・グループは、Windows OSに加えて、Lumia、HoloLens、Surface Hub、Xbox、Surfaceなどのハードウェアを担当する。

 

windows 10

OSとハードウェアをMyersonの下に統合するのはWindows 10がXbox、 Lumia、Surfaceなどすべてのハードウェアで横断的に作動するようになったことを反映しているのだろう。これらのデバイスはWindows 10のインストール・ベースの拡大に重要な役割を果たすことになる。

Appleは長年にわたってハードとソフトの協調で高い評価を得てきた。オペレーティング・システム・グループとデバイス・グループを統合したのはMicrosoftもこれにならおうとしているのだろう。

大きく権限を拡大したMyersonは次期CEOの候補として存在感を増した。

Elop

Elopは去る。

この大物の出戻り組は2年もたなかった。Stephen ElopはMicrosoftからNokiaに移り、続いてそのハードウェア部門がMicrosoftに買収されるのに伴って復帰してきた。スマートフォンを含めたハードウェア事業をMyersonが指揮することになってElopの居場所はなくなったわけだ。

Windows 10 for Phones

Guthrie

Myersonに次いでSoctt Guthrieも権限を拡大した。クラウド事業のトップの地位は保持したまま、企業向けにCRMなどのビジネス・ソリューションを提供するMicrosoft Dynamicsの責任者となった。

MicrosoftによるとDynamicsの売上は20億ドルに上るという。 エンタープライズ向けクラウド事業のBoxの今年度の売上は3億ドルで、時価総額は20億ドルだということを考えるとDynamicsの規模の大きさが分かる。

Tatarinov

Dynamicsチームの現在のトップ、Kirill Tatarinovは去る。ナデラのメモの言い回しは慎重だが、どうやらDynamicsチームは他事業部に分割吸収されるのかもしれない。

Lu

アプリケーションとサービス・グループのトップ、Qi Luは新たにエンジニアリング部門のトップも兼任する。Luも昇任組だ。

【後略】

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ウェブ版Skypeベータ、全世界で公開―これでChromebookやLinuxでもIMが使える

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Skypeはウェブ版のベータを今月初めにアメリカとイギリスで公開したのに続いて、全世界に一般公開した。Skype for Webはインスタント・メッセージについてはChromebookとLinuxもサポートする。ただし音声とビデオはプラグインのインストールが必要なためこれらのプラットフォームではサポートされない。

ウェブ版の世界公開にともなって、サポートされる言語も下記のとおり一挙に拡大された。

アラビア語、 ブルガリア語、 チェコ語、 デンマーク語、 フィンランド語、 ドイツ語、 ギリシャ語、 スペイン語、 エストニア語、 フィンランド語、 フランス語、 ヘブライ語、 ヒンディー語、 ハンガリア語、 インドネシア語、 イタリア語、 日本語、 韓国語、 ノルウェイ語、 オランダ語、 ポーランド語、 ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語(ポルトガル)、 ルーマニア語、 ロシア語、 スウェーデン語、 トルコ語、 ウクライナ語、 簡体中国語、 繁体中国語

Skype for Webベータを利用するにはweb.skype.comまたはSkype.comを開いてログインすればよい。短時間使ってみて印象では、きちんと作動するようだ。IMがサポートされるになったのでChromebookの利用価値がかなりアップしたことになる。また自分のパソコンが手元になくてもネットカフェなどで利用できるわけで、身軽に動きたいがネットのコミュニケーションは欠かせないというユーザーには朗報だろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

AWSがEC2の新しい汎用インスタンスM4をローンチ…ネットワーキングを高性能化

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Amazonは、同社のクラウドコンピューティングサービスEC2の新しいインスタンスタイプを発表するのは木曜日の午後遅くが良い、とどこかの占い師に言われたらしい。そこで同社は今日(米国時間6/11午後4時)、EC2の新しい汎用インスタンスタイプM4のローンチを発表した

この新しいインスタンスは、サイズがlargeから10x largeまで6種類あり(下表)、これまでの汎用インスタンスタイプM3と併用できる。前のM3インスタンスと同様に、新しいM4もデベロッパに、メモリの量と、ネットワーキングのスピードと、処理能力、この三者のバランスを提供することをねらっている。Amazonによると、この新しいインスタンスタイプは、とくに、“リレーショナルでインメモリのデータベースやゲームサーバ、大量キャッシング、バッチ処理、SAPやMicrosoft SharePointなどのビジネスアプリケーションに向いている”。
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M4インスタンスはAmazonのストレージサービスEBS向けに最適化され、プロセッサは同社がEC2のためにチューンナップしたIntel Xeon Haswellが使われる。最大サイズの10x largeは40の仮想CPUと160 GiBのメモリがあり、その大きさは現在のAWSの汎用タイプの中でも群を抜いて最大だ。

またAmazonのJeff Barrによると、M4インスタンスは今後、Amazon独自の高性能ネットワークI/O enhanced networking(従来の4倍のスピード)を使用し、レイテンシの乱高下を抑える。

EC2担当VPのMatt Garmanはこう述べている: “M4インスタンスは当社がカスタム化したIntel Haswellプロセッサと、大型のインスタンスサイズにより、EC2の汎用タイプインスタンスの能力をさらにアップする。またAmazon EBSへの専用帯域とEnhanced Networkingにより、さらに高性能なネットワークパフォーマンスをご提供する。これらの、汎用タイプインスタンスへの適用は、今回が初めてである。これらによりM4は、弊社の最強のインスタンスタイプの一つであり、計算力とメモリとネットワークリソースの均衡を必要とするワークロードのためには最高の選択である”。

現時点でこの新しいインスタンスが可利用なリージョンは: US East(Northern Virginia)、US West(Northern California)、US West(Oregon)、Europe(Ireland)、Europe(Frankfurt)、Asia Pacific(Singapore)、Asia Pacific(Sydney)、Asia Pacific(Tokyo)である。

今日のアップデートに伴ってAmazonは、M3インスタンスと、より処理能力重視のC4インスタンスの料金をいくつかのリージョンでそれぞれ5%下げる。新料金は、オンデマンドインスタンスには6月1日にさかのぼって適用され、リザーヴド(予約)インスタンスには本日から適用される。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

MicrosoftのSurface Hubは画面サイズが7フィート(84インチ)、お値段2万ドルの壁かけコンピュータ

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Microsoftが同社製のデバイスSurface Hubの予約販売を7月1日から世界の24の市場で開始する。発売は9月の予定だ。大きい方、84インチのは19999ドル、小さい55インチの(下図)は6999ドルとお安い

Surface Hubは大型のタッチスクリーンで、Microsoftが買収したPerceptive Pixel(PPI)の技術で作られている。その主要な話題は、Windows 10であること、小さな軍隊がそこで完全に溺れてしまいそうなタッチスクリーン、そして今日確定した発売日だ。コンピュータを内蔵しているから、電源を入れればすぐに使える。会議室の備品を想定していて、ビデオ通話(Skyepe?)とノート取り(というかホワイトボード)とコラボレーションと、そしてもちろん、そのほかのアプリケーションの集合体だ。

Microsoft's image, don't judge.

これはMicrosoft提供の画像。これで判断してはいけない。これは小型バージョンの方。

Microsoftはそのうち、Surface HubはWindowsなので、あれやこれやのアドバンテージがある、と言い出すと思うが、要するにWindowsは画面が大きい方が良い。そしてSurface Hubの画面は、ものすごーくでかい。だからWindows 8でもかまわなかったと思うが、Surface HubというセクシーなハードウェアにはWin 8よりも優れているWin 10がお似合いだろう。

Surface Hubを作るためにMicrosoftは、オレゴン州に工場を建てた。以前は、PPIのディスプレイの量産を示唆したこともある。そしてやはり、それは真実だったが、単なるディスプレイにはならなかった。

残念なことに、Surface Hubを以前のように’ばかでかいタッチスクリーン”は呼べないが、ニックネームはあった方がよいので、ぼくは’壁かけコンピュータ(wall-computer)’と呼ぶことに決めた。’どでかい壁かけコンピュータ(massive-wall-computer)’も考えたが、ちょっと長すぎる。

Surface Hubが出たことによって、社内の序列が変わるだろう。かつてPPIのディスプレイは、社内に一人だけとても重要な社員がいることのサインだ、と見なされた。Surface Hubsは、どの社員でもなくそれ自身が重要と見なされそうだ。

Microsoftは、Surface Hubの需要に即応できるだろうか? 大型バージョンを50000台売れば、売上は10億になる。ハードウェアの製造ラインが同社のKPIに貢献するとしたら、それはどのあたりの売上台数だろうか?

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Microsoftがアプリケーション管理サービスBlueStripeを買収…ハイブリッドクラウドでトップを目指す

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Microsoftが今日(米国時間6/10)、アプリケーション管理サービスBlueStripeを買収したと発表した。同サービスは、さまざまなオペレーティングシステムやデータセンターやクラウド環境にまたがってデプロイされている企業のアプリケーションの、モニタリングやトラブルシューティングを助ける。Microsoftは今後、同社のSystem CenterツールやOperations Management Suite(OMS)などにこのサービスを統合していく。

Microsoftによると、すでにBlueStripeの顧客の多くが、OMSとの統合を行って、彼らのインフラストラクチャのパフォーマンスに関するより詳細なインサイトを得ている。

Microsoftは自社プロダクトへの統合の開始と並行して、BlueStripe単独の販売を停止する。ただしそれまでは、BlueStripeの既存の顧客のサポートを続ける。

買収の価額等は公表されていない。CrunchBaseのデータによると、BlueStripeは2007年の創業以来1350万ドルを調達しており、最近では2014年7月に52万5000ドルを起債している。同社のシリーズAの500万ドルとシリーズBの800万ドルは、Trinity VenturesやValhalla Partnersらが投資している。

Microsoftによると、BlueStripeは企業によるITインフラの監視を助け、とくに、彼らのネットワーク上で今どんなアプリケーションが動いていて、それらがどんな依存関係にあるかを自動的に発見して視覚化する。それによってIT部門はシステムのメンテナンスを 各サービスの目的に即して行えるようになり、アドミンは問題の所在と原因を素早く見つけられる。

BlueStripeのホームページには、こう書かれている: “Microsoftとは長年協働しており、同社は弊社の重要な顧客でもあり、技術的な支援者でもあり、そしてIT管理のパートナーでもある。新しいデータセンターやクラウドソリューションが今後続々と市場に登場してくるので、BlueStripeの技術はより重要な役割を発揮するようになる。ITイノベーションの次の大波の一部になれることに、大きな期待を抱いている”。

このところMicrosoftは、企業によるハイブリッドクラウドの運用を助けるための、さまざまな手をうってきている。今日の買収も、そういう動きの一環だ。Microsoftのエンタプライズクラウド担当ゼネラルマネージャMike Neilが書いた声明文によると、“最近弊社が、Microsoft Azure StackやOMS、Windows Server 2016、そしてSystem Center 2016などを相次いで発表してきたことでもお分かりのように、Microsoftはハイブリッドクラウドソリューションの提供でトップに立つことと、弊社の顧客にサポートを提供して行くことにコミットしている”、という。ただし、Azureのサービスの一部をデータセンターに持ち込むAzure Stackは、現時点では約束であり、まだ実現していない。

しかしNeilは、“本日の買収はその約束をまた一歩実現に近づけるものであり、さらに柔軟性に富むハイブリッドクラウドをITに提供し、顧客のみなさまが日々、もっとも重要なことにより集中できるようにする。それにより、企業の価値を急速に高めて、イノベーションを加速する”、と書き加えている。これはMicrosoftにとっても、未来への壮大な約束だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Microsoft、Windows 10は7月29日に公開と発表

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MicrosoftはWindows 10を7月29日、今からほぼ2か月後にリリースすると発表した。このメジャーアップデートにより、Microsoftのプラットフォームはデスクトップからスマートフォン、タブレット、そしてXbox Oneまでが統一されることになる。Windows 10はWindows 7、8のユーザーにはリリース後1年間は無料で提供される。

アップデートを容易にするために(そしておそらくはWindows 10のインストールベースの数を即座に確保するために)、予約プロセスを用意している。Windows 10をインストール可能なデバイスには上のスクリーンショットのように、アップグレードを促すアプリがインストールされているので、ポップアップにしたがって手続きすればよい。

Windows 10の目立つ新機能のひとつは音声を認識するパーソナル・アシスタントのCortanaだ。こちらにMicrosoftが用意した音声メッセージがある。

その他の主要な新機能は? 簡単にまとめておこう。

  • Microsoft Edge:Internet Explorerの後継となるまったく新しいブラウザーがバンドルされる。ミニマリズムを基調としたデザインで、共同作業のツールとなることに重点が置かれている。またCortanaが統合されている。
  • Word、Excel、PowerPointがビルトインされている。
  • Xbox LiveとXboxのアプリではゲームの録画、Xboxの友達との会話、ゲームのデスクトップへのストリーミングなどができる。
  • Windows Continuum:Windows 10搭載のデバイス間のシームレスな連携がサポートされる。複数のデバイスで作業を引き継ぐことができ、Windows Phoneに入力アクセサリを接続するとパソコンとして利用できる。
  • Windows Hello:新しいWindowsログインシステムは顔、虹彩、指紋の認識機能をサポートする(どれが利用できるかは個別のハードウェアによる)。

Microsoftはアップグレードがスムーズに進むよう最大限の努力をしてきた。特に既存アプリの互換性には注意を払っている。Windows 8はいろいろ欠点の目立つ世代だった。今回、番号が一つ飛ばされたのはそれだけ画期的なアップグレードだということを強調するためのなのだろう。ともかくそう期待したいものだ。

〔日本版〕Windows 10にアップグレード可能な日本版Windows 7、8デバイスにはアップグレード予約アプリがすでにインストールされているはず。タスクバーのWindowsアイコンをクリックするとアプリのウィンドウが開くので「Windows 10を予約する」を選択すればよい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google、I/Oカンファレンスで機械学習の力を見せつける

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今年のI/Oのキーノート講演がGoogle史上最も派手だったと言う人はいないだろう。もしあなたが、飛行船から新型のGoogle Glassを持った人々が飛び出してくることを期待していたなら、間違いなく失望していただろう。代わりにGoogleは、比較的控え目なキーノートの中で、Androidをモノのインターネットに対応させる段階的なモバイルOSの改善や、デベロッパーの収益化、広告、アプリの分析などをやりやすくするための新しいツールの数々を発表した。

しかし、私を引きつけた3つの消費者向けGoogle新製品は、Google PhotosAndroid MNow On Tap、そして ― キーノート講演にはなかったが ― Inbox for Gmailの最新アップデートだった。いずれも、自然言語、高度な機械学習、およびこの数年Googleが注力してきた知識グラフデータベースを一定レベルで活用している。

例えばGoogle Photosは、現時点で最高の写真検索エンジンと呼べるものを塔載している。単に “trees”、”flowers”、”mountains” 等を検索すれば、自分の写真集の中からそれを見つけてくる。Photosは、Google+の写真機能を独立させたスタンドアロン版で、大部分の機能を既に実現していたが、今回Googleは検索機能を改善した。

Google “Now on Tap” は、アプリの中で起きていることを理解して追加のコンテキスト情報を提供し、それに関するユーザーの質問に答える。Googleのデモは大きな賞賛を浴びた。実演者がSpotifyで(なぜかGoogle Musicではなく)スクリレックスの楽曲を流し、Now on Tapを立ち上げて「彼の本名は?」と尋ねる。Googleがこれに答えるためには、アプリで何が演奏されているかを理解し、「彼」が誰を指しているかを理解した上で知識ベースを深く堀り下げなければならない。

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Inboxは、なぜかキーノートでは触れられなかったが、今やこの知識と自然言語を理解することによって、誰かがあなたに何かをして欲しいことに気付くと、自動的にリマインダーを生成する。さらに、今後の旅行に関する複数のメールを認識して、一つのグループにまとめることもできる。

Microsoftは、Cortanaでこの一部をやり始めており、Appleも似たようなツールを考えているに違いないが、Google製品が他を一歩リードしていると感じた。つまるところ、10億以上の項目に関するデータの知識グラフを利用できる会社は他にいない。そして良くも悪くも、Google以上にあなたやあなたのオンライン習慣(おそらくオフラインも)を知り、そのすべての情報にコンテキストを与えられる人はいない。

Google I/Oのキーノートは、いわゆるサプライズには欠けていたが(ただし翌日のATAPキーノートは補って余りあった)、上記3つの機能だけでも、ことユーザーを理解することに関してGoogleがライバルを大きく引き離していることを示している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook