Google、Windows PhoneのYouTubeアプリをアク禁―「HTML5で書け」とMicrosoftに要求

今朝(米国時間8/15)、GoogleはMicrosoftのYouTubeのWindows Phoneアプリをアクセス禁止 にしたことを認めた。これはアプリが発表されてから50時間後の決定だった。Windows Phoneユーザーは当然ながら失望している。

いったいどういう事情があったのか? ここ数時間、私が状況を調べてみたところ、以下のようなことがわかった。

Microsoftが新しいYouTubeアプリをWindows Phone向けに最初に発表したのは5月だった。 Googleはこれに不満を抱いた。このアプリはGoogleの配信する広告を正常に表示せず、ビデオのダウンロードが許されていた他、Googleブランドの表示もGoogleが望むような仕様になっていなかった。Microsoftはいったんアプリを引っ込め、両者はアプリの修正に向けて協力していくことで合意した。

それなのに修正されたはずの新アプリが再度、アク禁となってしまったわけだ。問題の原因は、GoogleがアプリがHTML5で開発するよう要求したのに対し、Microsoftは機能面ではGoogleの3つの要求を容れたものの、Windows Phoneプラットフォームの技術的な制約のために不可能だとして、あくまでネーティブ・コードで開発を続行した点にある。

MicrosoftはまたGoogleに対して「将来、Windows Phone側の準備が整い次第HTML5に移行する」ことを約束した(つまりMicrosoftはWindows Phoneのメジャー・バージョンアップに取り組んでいる)。

しかしこの点に関して両者の合意ができないまま、Microsoftはアプリを公開してしまった。当然Googleは不快になり、YouTubeへのアクセス権を剥奪した。またMicrosoftはGoogle自身が利用しているモバイル広告APIへのアクセスを要求していたが、Googleはこれも却下した。

Googleは「YouTubeアプリの開発者は全員が同一のガイドラインに従うべきだ」というコメントを発表した。つまり全員がHTML5で開発せよということだ。それは理にかなっているように聞こえるが、全員というのはGoogleには適用されない。Google自身のiOS向けとAndroidのYouTubeアプリはネーティブ・コードで記述されている。

しかしそのぐらいでGoogleはたじろがず、Microsoftに「そいつをHTML5で書け」と要求した。そこでMicrosoftは困難な立場に立たされた。Windows PhoneにきちんとしたYouTubeアプリが必要なのはもちろんだが、Windows Phoneがアップデートされるまで正常に動作するYouTubeアプリはHTML5で書けない。そこでMicrosoftはGoogleにアク禁にされる可能性が十分あるのを知りながらネーティブ・コードのアプリを一方的に発表するという少々図々しい戦術を取った。で、予想どおりGoogleはアク禁にした。

テクノロジー界隈では「事実は小説より奇なりだ」。

いい迷惑なのは何百万人もWindows Phoneユーザーだ。もちろん、モバイル版Internet Explorerを使えばWindows PhoneでYouTubeを閲覧するのは可能だ。今後どう決着がつくか予想はできない。ともあれ今後もGoogleとMicrosoftは小競り合いを続けていくことになるだろう。

アップデート: MicrosoftはHTML5問題を詳しくブログ記事で説明している。

[画像:Flickr]

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コンピュータを思考でコントロールするヘッドセットMuseのInteraXon社がシリーズAで$6Mを調達

思考で制御するコンピューティングのためのヘッドセットMuseを作っているカナダ、トロントのInteraXonが今日(米国時間8/15)、シリーズAのラウンドで600万ドルを調達したと発表した。Horizon Venturesをはじめ、OMERS VenturesA-Grade Investments(Ashton Kutcherの投資企業)、ff Venture CapitalFelicis Ventures、Bridge Buildersなどの著名な投資家がこのラウンドに参加した。2007年に創業された同社は、この発表をヴァンクーヴァーで開催されたGROWカンファレンスで行った。

Museヘッドセットは6基のセンサーを搭載して脳波をモニタする。同社はこの製品を、“脳波対応の各種デバイスやアプリケーション、あるいはそのほかの体験”、すなわち広義の脳波産業をリードしていく、と位置づけている。製品のローンチは来年を予定しているが、そのとき同時に開発プラットホームBrain Health Systemを立ち上げる計画だ。当面考えられるアプリケーションは、脳のフィットネス、すなわち脳波をモニタしながら脳のエクササイズをすることによって脳の能力、すなわち脳力を高める、というものだ。同社が構想中のMuseアプリケーションは、ほかにもいろいろある。

これまで同社は、このヘッドセットのデモを随時行っており、クラウドファンディングのIndiegogoで30万ドルを集めた。当時はコンピュータを脳でコントロールする、という考え方を前面に打ち出していた。こういうものの実験的なプロトタイプを作っているところはほかにもあるが、まだどこも完成した消費者製品の発売には至っていない。

本誌のライターColleen Taylorが今年の初めにMuseを着用したときのビデオを、ご覧いただこう:

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ドアの下から高速でカサカサと這いこんでくるロボットが3Dプリンタで製作された(ビデオあり)

「夜中に寝室に忍び込んできて目玉から涙を吸い取っていく恐怖のロボット」シリーズの最新作をお届けしよう。STAR.V3というロボットの部品の主要部分は3Dプリンタで出力されたもので、非常に小さく、非常に平たくて、非常に高速だ。ドアの下の隙間をくぐれるように自分自身をさらに平たくすることもできる。

「涙を吸い取る」のはまだ先のことになりそうだが、このロボットを開発したのは超小型の生体模倣システムを研究するカリフォルニア大学バークレー校のBiomimetic Millisystemsラボだ。チームはこの新型の這うロボットをSprawl Tuned Autonomous〔這うことに特化した自律的ロボット〕の頭文字を取ってSTARと命名した。

David Zarrouk、Andrew Pullin、Nick Kohut、Ronald Fearingのチームはこのロボットの動作部品を3Dプリンタで出力できるシンプルで頑丈なものにデザインした。

STARは滑らかな床ではことに高速で走行でき、毎秒5.2m(20k/m弱)にも達する。

チームはこのロボットを救難・捜索などの現場で簡単に修理できるシステムにしようと試みている。部品の多くはどんな3Dプリンタでも出力jできるので輸送中、作業中に部品が破損しても簡単に交換できるわけだ。ここにさらに詳しい記事がある。片目を開いて寝ていればこのロボットがベッドに這い上がってくるのを見つけることができるかもしれない。

RoboticsTrends

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いろんな航空アプリケーションを自作・テスト・実稼働できるプログラマブルクヮドコプターSpiri

Half Life的な未来、空中に停止した目のようなセンサが、そこらを行き来する人間肉袋の姿をとらえる、そんな悪夢のような未来を作るためには性能の良いクヮドコプターが必要だ。Spiriはどうだろう? このプログラマブルなクヮドコプターはしかし、各種の航空アプリケーションを作るためのプラットホームがねらいだ。プログラムによって完全自動飛行するので、隣の家をスパイするためのアプリケーションをテストするために、難しい操縦テクニックは要らない。アタマにきた隣人が石を投げても、ボディも回転翼も強化カーボンファイバリボンでできているので、数発なら耐えられる。

このクヮドコプターのOSはLinux、それにセンサー各種、カメラ数台、そしてWiFiを搭載している。つまり、これの上で今後いろんなアプリケーションを作ってテストおよび実稼働ができる。クラウドからのサポートと開発ツールもある。あまりデベロッパフレンドリーでないテストプラットホームを使うと、アプリケーションよりも機の飛行制御に苦労しなければならないが、Spiriは前述のように、専用プロセッサを使った自動制御だ。だからあなたは安心して、心ゆくまでコンピュータヴィジョンのアルゴリズムをテストできる。お隣のTrilby氏の家の庭の、物置小屋の中を覗けたかな?

Spiriを作ったカナダの連中は、デベロッパのコミュニティを作りたい、と望んでいる。だからAPIがあるし、分散アプリケーションも作れるプラットホームになっている:

われわれのAPIと飛行プリミティブを集めたライブラリ、およびそのほかのベーシックなコマンドを駆使してデベロッパは、メインチップの上で動くコードを構築できる。その環境は、Ubuntu LinuxとROS(Robot Operating System)だ。このオープンソースのプラットホームを、ホビイストとエンジニアと科学者たちから成るコミュニティが支えている。エンドユーザはシンプルなスクリプトを使えるし、アプリケーション開発のためのネイティブなプログラミング環境もある。また、今開発中のSpiri Applications Platformを使えば、デベロッパは自分のアプリケーションのユーザベースをSpiriのコミュニティ内で拡大できる。

ユーザのアプリケーションを動かすメインプロセッサは、1GhzデュアルコアのARM Cortex A-9だから、性能は中級機のAndroidスマートフォンなみだ。Spiriに適した航空アプリケーションの例としては、都市部の地図作成、ビルのメンテナンス、などが考えられるという。もちろん、Spiriよりも前にあなたの想像力/創造力が大きく飛翔すれば、どんなすばらしいアプリケーションでも生まれるだろう。

Spiriの作者たちは今、Kickstarterで12万5000ドルの資金を募集している。クヮドコプター本体だけなら出資額520ドル、開発キット込みなら575ドルだ。発売予定は、来年の4月である。

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Samsungがフレキシブルディスプレイ(曲がるディスプレイ)を使った製品のアイデアを募集中

Samsungが今日(米国時間8/14)、とてもめずらしいコンテストを発表した。Galaxy S4とは無関係で、同社のフレキシブルディスプレイを使ったデバイスのアイデアを求めているのだ。Samsungはハードウェアスタートアップたちに、うちの製品で何かおもしろいものを作ってください、と言っている。

つまりSamsungは、“設計家やハードウェアのエンジニアや起業家たちに、フレキシブルディスプレイを使った未来のスタートアップアイデアを考えていただきたい”。賞金は、1位が1万ドル、2位が5千ドル、3位が2500ドルだ。審査基準は、その製品の“フレキシブルディスプレイならでは度”の高さ(つまり、ふつうのディスプレイでもできるじゃん、というものは0点)。そしてハードウェアとビジネスモデルの実現性も審査基準になる。

ただし、ものになりそうなアイデアを考えたとき、試作用部品をいつもらえるのか、それがまだ未定だ。またフレキシブルディスプレイの原価も未定だから、製品の価格も決めづらい。なお、使用するディスプレイのサイズは1インチから20インチまで、最大解像度1920×1080のフルHDだ。

そしてまた、すごいアイデアを思いついたので特許出願まで守秘しておきたい、という方は、コンテストのホームページに書かれているこんな注記を読むべきだ:

Samsungは絶えずイノベーションしているので、コンテストの提出作品と同様の製品を開発することもありうる。したがって、秘密性のないアイデア情報のみを、ご提出いただきたい。

つまりこれは、一見人畜無害なコンテストのようだけど、実はSamsung が、自社の製品アイデアをクラウドソースしようとしているのだ。いや、少なくともSamsungは、そうではございません、と法的に有効な言葉(提出者にとって法的に有利な言葉)で明言していない。というよりむしろ本音は、新しい部品に関してハードウェアエンジニアやメーカーたちに早めに告知し、彼らを早めに仲間にしておきたいという、マーケティングコミュニケーション活動の一環かもしれない。

クリエイティブのコンテストにはいつもリスクが伴うから、それを覚悟して応募されるとよろしかろう。でもここで、私の消費者的野次馬的根性から言うと、フレキシブルディスプレイを使った未来の消費者製品のアイデアには、ものすごく興味があるね。

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すべてを見通すサウロン? いやいや、iDoorCamはWiFI接続の便利なカメラ付きドアホンだ

すべてを見通す恐るべき目、というわけでないが、iDoorCamはなかなかよく考えられた便利なガジェットだ。現在のドアホンの代わりに取り付けるだけで電源が供給され、設置は完了だ。

来客がボタンを押すとスマートフォンの画面で誰が来たのか確かめたうえで応対ができる。赤ちゃんが寝付いたばかりというときにはドアベルのスイッチを切っておくこともできる。このガジェットを利用すれば、出先にいてもドアカメラの映像を見たり来客と会話したりできる。

このプロジェクトの開発者はカリフォルニアのプロダクト・デザイナー、Andrew ThomasとDesiree Mejiaのコンビだ。現在AppleのiOS対応のハードウェアが完成しており、10月の出荷に備えて生産を開始するためIndieGoGoで出資者を募っている。

初期の出資者は127ドルでこのドアフォンが入手できる。最初のバッチの生産を開始するための目標金額は10万ドルだ。その後150ドルで市販される。

闇の大王モルゴスの副官サウロン同様、決意を固めたホビットにはしてやられるかもしれないが、UPSの配達人に大切な荷物を玄関の前に置きっぱなしで帰らないよう外出先から頼むことはできるかもしれない。

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話題のMisfit Shineはどうかな?-本誌スタッフが愛用者になったので感想を聞いた

フィットネスはとても個人的なことなので、今みたいにさまざまな活動記録デバイスが出回っているときには、実際にそれを使ってみた人の感想を聞いて、自分との相性を推察するのがよろしかろう。それは、今度行くレストランを決めるときYelpを見ることに似ている。いろんな人の意見や感想を読んで、自分なりの結論を導くのだ。

本誌TechCrunchで、TechCrunch TVの番組編成を担当しているFelicia Williamsが、最近Misfit Shineを買ったらしい。そこで私は彼女をテレビカメラの前に引きずってきて、彼女なりの使用体験を語ってもらった。

Feliciaが言うには、自分は全然、活動記録計(activity tracker)なんか身につけるタイプじゃない。そもそも、腕に何かを付けることが嫌いだ。そんな彼女がMisfit Shineにはまったのだから、おもしろい。ShineがAppleのストアに出たのは先週だが、Felicia はIndiegogoで出資していたのでそれより一週間前にに手に入れていた。

上のビデオでは、Feliciaが毎日のジョギングや犬の散歩でShineを使っている。彼女は、Shineのアプリが“きれいだ”と言う。どうやらそこから、はまったらしい。ただし、いくつか気に入らないところがあるので、10点満点はあげられないそうだ。

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Appleの次世代iPadはminiのテクノロジーを利用して軽量化され、外寸も小さくなるもよう

Appleの次世代iPadはiPad miniの特長を備えたものになるらしい。miniの先進的タッチパネル・テクノロジーを採用する結果、多少軽くなり、もしかするとサイズも小さくなるかもしれないという。Wall Street Journalによると、現在部品の大量生産が進められているAppleの次世代 iPadはフィルム・ベース(現行製品はガラス・ベース)のタッチ・パネルを採用しているため厚さと重量が軽減されているという。

これは特に意外とはいえない。上の写真の初期にリークした9.7インチのケース・デザイン はiPad miniの外観デザインが踏襲されている。薄くするだけでなくベゼルを狭くしてフットプリント自体を小さくするする努力も払われているようだ。

そもそも第4世代、第3世代のiPadはiPad 2よりも重くなっていた。これはRetinaを採用した影響だったようだ。その意味で重量とサイズを削ることは単にminiの影響という以上に、旧モデルの所有者に買い替えを促すセールスポイントになるという意味でセールス上Appleにとって極めて重要な要素だろう。

価格は以前のモデルと同程度なるのは確実だ。昨年10月に発売された現行モデルはCPUパワーの強化とLightningコネクタの採用に新味があった。最近の情報を総合すると、。次世代iPadは9月にも発表されそうだ。デザインど同時にバッテリー駆動時間の改良も期待されている。

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Appleの新製品発表イベントは9月10日で間違いなし

何を置いてもAppleの新製品発表会には駆けつけるという読者なら9月10日をカレンダーに書き込んでおいて間違いない。

この日付は先週末、 AllThingsDが噂として流したものだが、The LoopのJim Dalrympleが確認した。DalrympleはAppleのプロダクトやイベント情報にかけては世界最高の権威だ。All Things Dももちろん十分に権威のある情報源だが、Dalrympleが確認したことでAppleイベントの9月10日開催は動かぬものになった。

このイベントではおそらくiPhone 5Sが発表されるはずだ。このモデルは外見はiPhone 5とほぼ同一だが、CPUの高速化、デュアルLEDフラッシュ、カメラの改善など、さまざまな点で機能が改善されているという。同時に低価格版のiPhone(5Cと命名されるという噂)もリリースされるものと見られる。このモデルは筐体がカラフルなプラスティック製になる以外、中身は実質的にiPhone 5と同じだという。iOS 7の公式発表はおそらく9月10日のイベントの直後になるだろう。

AsymcoのHorace DediuがiPhone 5Cの予想される価格に関して面白い記事を書いている。それによれば、アンロック版で450ドルから500ドルと現在のiPhone 5より大幅に購入しやすい価格帯になるだろうという。実際どういうことになるか、もう長く待つ必要はなさそうだ。

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YouTubeのGeek Weekで投入されたイースターエッグのまとめ。「ミサイルコマンド」やスタートレック、スターウォーズなど

YouTubeが初めて開催したGeek Weekが閉幕した。毎日、ジャンルを変えつつ「ギーク」なコンテンツを大量に紹介していた。たとえば「スローモーションで見る1500人の水入り風船合戦」やNeil deGrasse Tysonの科学トークアニメ版Doctor Whoなどが紹介された。そうしたビデオ自体の他にも、YouTubeは毎日イースターエッグ(ちょっとした仕掛け)を提供していた。これを日々チェックしていたという人は少ないと思うので、ここでまとめておこう。たとえば見ているビデオを敵のミサイルから守る「ミサイルコマンド・クローン」などといったイースターエッグもあった。

これらの仕掛けがいつまで使えるのかはよくわからない。消されてしまう前にぜひ楽しんでみてもらいたい。

Missile Command:YouTube版ミサイルコマンド・クローンをプレイするには、ビデオ閲覧中に「1980」をタイプする。大事なのはテキスト入力エリアではない場所にタイプすることだ。プレイ中に「2300」をタイプすればパワーアップすることができる。

訳注:うまくいくページといかないページがあるように思います。下の「use the force luke」から検索して動画を再生すると、この「1980」もうまくいくようでした。

My Little Pony:ミサイルコマンドは防衛に失敗すると少々いらついてしまったりもするかもしれない。和みたいのだという方はYouTubeの検索欄から「ponies」や「bronies」を検索してみよう。最初は何も起こらないように見えるかもしれないが、しばらく待ってみて欲しい。

Space:Star TrekやStar Warsのファンの方はぜひとも試してもらいたい。これも検索欄に「use the force luke」や「beam me up scotty」と入力して検索すれば良い。ページの表示がGoogleが呼ぶところの「ジェダイスタイル」になったり、Star Trekスタイルで検索結果が表示されたりする。

Elite:リートスピークが好きな人は、動画再生ページで(テキスト入力欄でないところで)「1337」を入力する。するとコメント欄がリートスピーク風に表示されるようになる。

ASCII:古くからあるものだが、まだ使えるようだ。YouTubeの検索欄で何かを検索する際に「/」を冒頭につける。「/」の後にはスペースが必要だ。どんな画面になるかは、ぜひ実際に体験してみて欲しい。

「fibonnaci」というイースターエッグもあると聞いていたが、これはもう機能しなくなっているようだ。先週月曜日の時点では、「fibonnaci」を検索すると検索結果がフィボナッチ・スパイラルで現れるようになっていた。

Bonus:「bronies」の意味がわからないという方には、下のビデオが参考になることだろう。

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(翻訳:Maeda, H)


靴ヒモのスタートアップ、Hickiesに学ぶKickstarter成功の秘訣。1年で50万セットを出荷

そう、タイトルにはたしかに「靴ヒモのスタートアップ」と書いてある。Hickiesは、アルゼンチンのMariquel WaingartenとGaston Frydlewski夫妻らのファウンダーチームが作ったKickstarterプロジェクトだ。同サイトで15万9167ドルのクラウドファンドを集めたおかげで、スタートアップはニューヨーク市に移転して量産に入ることができた。Hickiesは、ほどく必要のない靴ヒモで、しっかり靴を固定しながらスリップオンのように着脱が可能だ。

キャンペーンの資金調達は2012年6月14日に終了し、それ以来会社がやってきたことはニューヨーク移転だけではない。プロトタイプと曖昧な市場調査だけで流通に売り込むには型破りすぎるこの製品も、Kickstarterの熱意によって多くの販売契約を結ぶことができた。その中には空港内で人気のちょっと変わった便利グッズの店、Brookstoneも入っている。

「Kickstarterがもたらしてくれた認知度は、そこで調達したお金と同じかそれ以上に重要だった」とFrydlewskiがインタビューに答えて言った。「BrookstoneがHickiesに関心を持ったのはわれわれのKickstarterキャンペーンの直後だった。Hickiesプロジェクトの成功によって、Brookstoneは試行期間をおかずすぐに全国展開する確信を持った」

求愛してきたのはBrookstoneだけではない。Hickiesは、日本、韓国、カナダ、中南米で販売契約を獲得し、9月にはヨーロッパ拠点の子会社による事業拡大を計画している。Frydlewskiは、Kickstarterの極めて国際的なユーザー層が米国以外への販路拡大に大きく役立ったと言う。Kickstarterの独特なプラットフォーム特性がなければ成し得なかったことだ。

Kickstarterは商品開発段階でも支援を続けている。そこで作られたコミュニティーは継続的であり、キャンペーン実行中に有用であるだけでなく、その後も見返りのあるものだとFrydlewskiは言う。

「Kickstarterの素晴らしいところは、真のコミュニティーとして機能し、支援者たちとの対話を続けられることだ。このためわれわれはHickiesがどう使われているか、どう改善すべきかの理解を深められる」と彼は言った。「つい最近発売した第2世代製品は、支援者からもらったフィードバックを数多く反映して開発した。今後も製品の改善を続け、ワクワクする製品を開発するつもりだ」

Frydlewskiと仲間たちは、Hickiesを作る過程でKickstarterキャンペーンの運営方法に関する貴重な教訓を得た。彼はこのプラットフォームを使うスタートアップに対して、販売契約を急ぎすぎないよう警告する。高まる関心に圧倒されかねないからだ。適正評価を行い、前もって適切な拡大戦略を練ることがハードウェアスタートアップにとってのカギだと彼は言う。また、基本的には資金を要求し始める前に出荷準備を整えておくべきであることも彼らは知った。

「Kickstarterキャンペーンをスタートする最良のタイミングは、まさに生産開始準備が完了した時か、サービスや製品を供給可能になった時」だと彼は言った。「市場に入る準備が100%完了していないならKickstarterキャンペーンを始めないことを推奨する」。

Hickiesは、昨年Kickstarterで資金調達を終えて以来、その独創的靴ヒモを50万セット販売することに成功し、現在3大陸7ヵ国で小売りされている。Kickstarterプロジェクトがこの会社ほどうまく働くことは稀なので、彼らが正しいことをしたのは間違いない。おそらく同じ道を歩もうとする人たちには模倣する価値があるだろう。

HICKIES Overview from HICKIES – love your kicks on Vimeo.

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(翻訳:Nob Takahashi)


庭で飛ばす手作り無人ヘリに超高精度(誤差1センチ)のGPSを載せたい人はPiksiに出資を

GPSはほとんどの場合、あまり正確なツールではなくて、あなたの現在位置をだいたい数メートルの誤差で当てる。特殊な信号分析方法によって、その誤差を1センチ以内にまで縮小する技術が、Real Time Kinetics(RTK)だが、その実装製品は通常、一般消費者が気軽に手を出せるお値段ではない。Kickstarterに登場したPiksiプロジェクトは、オープンソースのソフトウェアとハードウェアを組み合わせることによって、無人機(UAV)のホビイストなどにこの、1センチ以内という精度を安価に提供しようとしている。

安価とはいっても、最初のお値段が500ドルだから、デパートのバーゲン品感覚ではない。しかもRTKの1センチという精度を得るためにはデバイスが二台必要だから、お値段は900ドルになる。しかしそれでも、これまでのRTK製品に比べると、はるかにお安い。

しかもPiksiの目的は手作りの無人機の編隊を無事故で飛行させることだけではない。ロケット工学のホビイストにとっても便利だし、航空写真に正確な位置タグを付ける、自動芝刈り機ロボットを作る、などなど、さまざまな用途がある。オープンソースのハードウェアはDIYの世界に浸透していくから、Piksiの用途はユーザの想像力に乗って無限に広がる。

RTKの技術的な詳細は相当難解だが、でもPiksiのホームページには一般向けの比較的分かりやすい説明がある。しかし、それをここで孫引きしてもしょうがないだろうから、なにしろそれは、とっても巧妙なサイエンスだ、とだけ言っておこう。

Piksiを作ったSwift Navigationはサンフランシスコのハードウェアスタートアップで、ファウンダのColin BeighleyとFergus Nobleはそれまで、Joby Energyという会社で商用のRTK GPSシステムを作っていた。Nobleはケンブリッジ大学で物理学の理学修士号、Beighleyはカリフォルニア大学サンタクルーズ校で電気工学の理学士号を取得している。二人とも過去数年、GPS関連の仕事をしていたが、2012年に自分たちの会社Swift Navigationを創業した。

Kickstarterの目標額14000ドルはすでに達成しているから、製品が作られることはもはや確実で、しかもデリバリは今年の9月を予定している。もちろん今からでも追加出資者となって、高精度GPSマニアのお仲間に加わることは可能だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Apple、iOS 7 Beta 5をリリース―設定アイコン全面更新、機能面ではバグ修正

AppleのiOS 7 Beta 4の公開から1週間たって、Beta 5がデベロッパー向けに公開された。iOS 7の一般向けリリースはこの秋に予定されているが、どうやら安定版に近づきつつあるようだ。

ここ数回のアップデートはパフォーマンスの向上や全面的なデザイン変更などの伴うマイナーなバグの修正が主だった。。当初ロックスクリーの解除や通知画面の表示方法がわかりにくいと一部から不評だった。この点がBeta 4で改善され、どちらにスワイプすればいいか分かるようにテキストと矢印が表示された。この改良はAppleがユーザーの声に注意深く耳を傾けている証拠だ。いずれにせよ、iOS 7はiOS史上もっともドラマティックなインタフェースのアップデートとなる。

上の「設定」画面のスクリーンショットでは、新しいデザインのアイコンに加えて数々の細部の改良が確認できる。機能面では大きな変化はなくバグ修正にとどまったことは、製品版に近づいていることを示すものだろう。情報提供者によると、リリース・ノートには「iPhone4がApp Storeからコンテンツをダウンロードできない不具合が修正された」とあるという。またアプリ内からコントロール・センターの呼び出しを一時的に無効にする機能が追加された。これは頻繁に下から上へのスワイプ動作が必要なゲームなどで誤ってコントロール・センターを呼び出してしまわないためだという。

おそらく今後も毎週のようにベータ版のアップデートが続くだろう。iOS史上、ベータ版でもっともアップデートを重ねたプロダクトになりそうだ。iOS 7はメジャー・アップデートであり、それだけに消費者の手元に製品版を届けるまでにはまだまだ細部の改良が必要になるはずだ。

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携帯電波、Wi-Fi、GPS電波をすべてシャットアウトして、電脳世界で「消える」ことのできるスマートフォンケースのOFF Pocket

スパイ目的のドローンに補足されることを防ぐためにステルス・パーカーを作った人物がいた。この人物が、新たなプライバシー保護ツールを世に問うている。そのプロダクトとは、防水加工の施されたメタル素材のスマートフォンケースだ。このケースはあらゆる無線信号を防御することができるようになっている。

携帯電話の電波はもちろん、Wi-Fi、GPSなども通じなくする。ポケットに潜む自動備考装置(スマートフォンのことだが、スマートフォンがそうした機能を持っていることはもう少し意識した方が良いように思う)の「いつでも追尾機能」をオフにすることができるのだ。この種のプロダクトによくあるように、Kickstarterで支援を集めようとしているものだ。これはタイミング的にも素晴らしいのではないだろうか。と、いうのも政府による怪しげな動きが衆目を集めているからだ。但し、厳しさをましている、空港のセキュリティチェックではケースから取り出すことを強要されるかもしれない。

ニューヨークで活動するこのクリエイターによると、このスマートフォンケースは、電波をシャットアウトするための他の方法よりも遥かに優れている。もう(エドワード・スノーデンのように)スマートフォンを冷蔵庫に入れる必要もない。あるいはカクテルシェーカーの中に詰め込んでおく必要もないのだ。遮蔽対象は800MHzから2.4GHzで、100dB以上の能力があるのだとのこと。携帯電話は電源を切っても全ての電波をオフにするというわけではなく、また電池を抜いても完全に追跡不能とはならない機種もある。完全なプライバシーを求めるなら、やはり紹介しているプロダクトを利用するのが便利だ。もし電源OFFや電池の取り外しで完全に電波をクリアできるタイプであっても、手間暇を考えると、やはりこのOFF Pocketに軍配が上がることとなろう。

実は、このOFF Pocketは第二世代プロトタイプとなっている。第一世代版は1月にデビューしたところ売り上げとなっている。今回の第二世代版はデザイン面を見直し、またさらなるフィールドテストも行なってきたのだそうだ。今回のクラウドファンディングにより調達を目指す金額は3万5000ドル。調達申込みの期限は8月27日に設定されている。75ドルの早期割引の予定申し込み数は完了してしまったので、現在はOFF Pocketの入手には85ドル以上を支払う必要がある。申込者に対しては9月後半からの出荷が予定されているようだ。

ところで先にも記したように、ますます強力になるテックパワーを用いた監視活動に対抗しようとするプロダクトは他にも存在する。たとえば顔認証防止グラスというものもある。また、冒頭に記したように、監視目的ドローンの使う熱放射スキャナから隠れるためのステルスパーカーといったものも存在する。

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(翻訳:Maeda, H)


Fuel3Dは1000ドル以下でテクスチャーも取り込める高速立体スキャナ―Kickstarterで予約募集中

3Dプリンタのメーカーやユーザーは、上の動画で紹介されているガジェットを使えば現実世界の対象を簡単に3Dデータ化することができる。形状だけでなく、表面の色やテクスチャーも同時に取り込める優れものだ。このFuel3Dは高精細度のハンドヘルド3Dスキャナーだ。現実世界の対象を3D写真に撮り、クリエーターの使用するソフトと連動して、フルカラーの正確な3Dモデルを作り上げる。

3Dプリンターが離陸しつつある現在、3Dスキャナの需要はかつてなく高まっている。特に一般ユーザーでも手が届く低価格製品は有望な市場だ。Fuel3Dのチームはこのハイレゾ3Dスキャナーを1000ドル以下で市場に出そうと努力している。そのため7万5000ドルを目標にKickstarterで資金集めをしているところだ。キャンペーン期間はあと31日残っているが、もうあと 1万ドル集めればよいところまで来ているという。

1000ドル以下という価格帯はわれわれが4月に紹介したPhoton 3Dスキャナーなどに比べると安くはない。こちらはIndiegogoプロジェクトで、予定価格は399ドルだった。 だがこのデバイスは比較的小さな対象をターンテーブルに載せてスキャンするタイプだった。Fuel3Dはもっと自由が効くデザインで、たとえば人間の顔をキャプチャーすることもできる。Fuel3Dを構えて写真を撮るだけでよいという手軽さだ(小さいマーカーを顔の横にセットする必要がある)。

利用しているカメラは高精細度で表面形状の3Dデータに加えて詳細なテクスチャー情報もキャプチャーされる。これによって3Dプリンタからの出力ばかりでなく、アニメーション、ゲーム、製品開発など3Dイメージが必要とされるさまざまな場面で利用することができる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Apple、Retinaディスプレイ装備の新iPad Miniを11月にも発売か

Wall Street Journalによれば、AppleはPad mini用にRetinaディスプレイの調達計画を立てたという。 7.9インチの小型iPadの次世代版にはSamsungを始めLG、Sharpが供給する高精細度モニタが搭載される。この記事によれば、当初AppleはSamsungを切る予定だったが、十分な供給量の確保のために契約を続けることにしたようだ。

AppleがRetina搭載iPad miniの量産を今年の第4四半期に開始するというこのニュースの前、つい昨日、Appleは次世代のiPad miniにRetinaディスプレイを搭載するのを諦め、その代わりにCPUを強化することにしたという情報が流れた。

9to5MacはRetina非搭載、A6チップ搭載のiPad miniの存在を初めて報告したが、「ただしAppleがこれを製品として出荷するかどうかは未知数だ」と釘を刺すのを忘れなかった。Appleはこれまでも製品版のリリース前にさまざまなバージョンのハードウェアを試験的に作ってきた。だからRetina非搭載版とRetina搭載版が並行的に作られた可能性は十分にある。Appleは当然、市場動向を注意深く観察していたはずであり、Nexus 7のウルトラ・ハイレゾ・ディスプレイ(Kindle Fire HDの次世代版もそうなるという噂がある)がAppleの決断に影響を与えた可能性がある。

WSJも「Appleはさまざまなバージョンをテストするのが通例だ」としてRetina iPad miniが市場に出るかどうかはわからないと認めている。しかしこの情報が現れたタイミングとWSJという舞台を考えると、Appleからの統制されたリークである可能性が強い。Appleウォッチャーやアナリストが口々にAppleが次世代iPad miniにRetinaを搭載しない可能性を批判し始めたとたんに、それを打ち消すような有力情報が現れたのは少々出来すぎだ。

WSJによれば、Appleは当初、Samsungに部品供給を頼るのを嫌った。両者は知的所有権をめぐって法廷で争っているだけでなく、今やスマートフォンの2大メーカーとして世界で激しく競争している。しかしSamsungはディスプレイだけでなく多くの重要部品でも主要な供給者であり、その製造能力からして結局はiPad mini向けRetinaディスプレイの供給者にも名を連ねることになったという。またWSJは「新しいiPad miniのケースはiPod touch同様、多数の色が選べるようになるだろう」と述べている。

Appleが第4四半期に大量生産を開始するというのが事実なら出荷は11月頃になるだろう。Retina iPad miniがクリスマス商戦に間に合えば、Appleの第4四半期決算に大いに好影響を与えるに違いない。

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3Dプリントは消費者の家庭で毎年2000ドルの節約になる?

Michigan工科大学の研究者が発表した3Dプリンターが一般消費者の家計に与える影響を予測した研究はなかなか面白かった。それによると、3Dプリンティングを利用することによる消費の節約による利益は年間で最大2000ドルにも上るという。

その部分:

調査結果によれば、ユーザーが年間に特定の20品目しか出力しないというきわめて控えめな前提でも節約額は年間300ドルから2000ドルに上ると判明した。

この予測は「控えめ」と言っているが、かなり希望的観測が入っていそうだ。私自身、MakeXYZを使って数百ドル分のパーツを依頼者のために出力しているが、自分の家庭用としてはドライヤーのハンドル(20ドル)、ホースのクランプ(5ドル)、息子用のチェスのセット(5ドル)くらいだ。私のMakerbotはまだ元を取るところまで行っていない。まあ来年はどうかわからないが。

しかし3Dプリンティングの本当の影響は、短期的な節約の額にあるのではない。このレポートの結論にもこう書かれている。

潜在的にもっとも重要な影響は、 i)オープンソース3Dプリンティングによる分散マニュファクチャリングの急速な進展、ii) l大規模な普及にともなう消費者のライフサイクル志向へのシフト、iii) 小規模なコテージ産業の成長、iv) 手工業的生産技術教育の復活

この要約は的確だ。RepRapのような安価なオープンソースのデバイスが製造業を変貌させ、私のような1個人が他人の求めに応じてすてきな部品を作ってやることを可能にする。たとえば、上の写真のクアドラコプターの脚は私がAnthonyというMakeXYZユーザーの注文で出力したものだ。私は料金として40ドル請求したが、ホビーショップで買おうとしたらはるかに高くついたことだろう。Anthonyは脚を自分で設計し、私は自分のプリンタで出力した。そして私は自分の手間とプラスティック材料を少々の料金と交換することができた。これが3Dプリンタの製造業にもたらす驚くべき影響の第一歩だろう。

3Dプリンタは間違いなく家庭に普及する。それが家計にどれほどの節約をもたらすかは未知数だ。しかし3Dプリンタがわれわれと製造業との関係を長期的に大きく変えていくことになるのは疑問の余地がない。その点、この調査の結論は正しいと思う。

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なんとしても今すぐGoogle Glassが手に入れたい? ―友だちの実験参加者に招待してもらおう(ただし枠は1人だけ)

GoogleはGoogleお得意のやり方でGlassの実験参加者を拡大しようとしている。つまり既存の参加者に友だちを招待させるというものだ。 インターネットのベテラン・ユーザーはGmailが当初「招待のみ」でスタートしたことを覚えているだろう。

Glassのオーナーは友だちを1人だけ実験に招待することができるようになった。Zaggのコミュニティ・ブログによれば、現行オーナーには友だちの招待の手順を詳しく説明したメールが届いている。

招待を受けられるのは18歳以上でアメリカに住所があり、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスのGoogleオフィスに本人が受取に出向ける者に限られる。この点は最初の実験の参加資格と同じだ。.

Glassは依然1500ドルと高価だが、こうして実験範囲が拡大されるというのは、一般公開に向けて一歩進んだというサインと考えてよいだろう。いずれにせよ一般公開は早くても2014中ということだ。今回の実験範囲拡大はGoogleがベータテスターからのフィードバックをさらに広く収集しようとする努力なのだろう。

接続するスマートフォンとは独立にGlassデバイス上で作動するネーティブ・アプリ開発のためのSDKもさきごろ発表された。いわゆるGlass Development Kit (GDK)はまだ一般公開されていないが、Android SDKをベースにした環境だという。Googleは待ちきれないデベロッパーのためにアイディアをここで試すよう勧めている。Glassの実験参加者は近く多数の刺激的なアプリを試すことができるようになりそうだ。

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外出先からいつでもペットの様子を確認し、話しかけておやつもあげられるPetziConnect

FitBark等、愛犬と繋がっているためのガジェットはいろいろと登場してきている。愛犬の健康チェックを目的とするものもあるが、今回紹介するのは、外出中でも愛犬におやつをあげたりして触れ合いたいという人のためのものだ。ただし、楽しくなっておやつをあげすぎたりしては、結局健康管理用ガジェットも必要になってしまうので、おやつのあげすぎには注意が必要だ。

おやつをあげることのできる、このPetizConnect。もちろんそれ以外の機能も搭載されている。ワイアレスHDカメラおよびマイクを内蔵しており、いつでもポチに呼びかけることができるようになっているのだ。呼ばれたポチは、飼い主の声が妙なところから聞こえてくることに驚き、頭を悩ませることとなる。

おやつをあげるにはアプリケーションを利用する。Android版ないしiOS版のアプリケーション、あるいはウェブクライアントが用意されている。写真やビデオの撮影も、こうしたアプリケーションから行う。写真やビデオが撮影できるとなると、セキュリティ面での不安も感じる人もいるだろう。インターネット経由でうちの中を覗かれてしまう可能性もあるだろうからだ。しかしもともと犬の背の高さに合わせて設置するものであるから、映っているものが何なのかはほとんどわからないかもしれない(床の上にちらばっているものなどは映ってしまう)。

PetzilaはもともとIndiegogoにて3万ドルの資金調達を目指していた。その資金でまずはファーストロットの製造を行おうと考えたわけだ。しかし、調達申込みの締め切りまでかなりの日数を残して、既に目標額は集めてしまった。PetziConnectsは、もっとたくさんおやつを欲しがったり、あるいは箱のなかに閉じ込められた飼い主を救い出そうと興奮するかもしれない犬に突っつき回されても大丈夫な外装になっているそうだ。出荷予定は12月。クラウドファンディングに参加してPetizConnectを入手するための最低金額は99ドルとなっている。

Update:Petzilaのスポークスマンによると、、モバイルないしウェブ部分、ネットワーク部分、そしてPetizConnect本体の間での伝送経路で、128ビットないし256ビットの暗号化を行っているそうだ。簡単に言えば、徹底的なセキュリティ管理を行なっているということらしい。

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(翻訳:Maeda, H)


Samsungの圧倒的AndroidシェアをOpenSignalがビジュアル化―デバイスの細分化は1年で3倍に加速

クラウドソースで携帯電話の電波の状態を分析、表示するスタートアップ、OpenSignal〔日本もサポート〕が、このアプリを利用している68万2000のモバイル・デバイスから得た情報をベースにAndroidのエコシステムをビジュアル化した。

その結果は、デバイスの多様化(断片化と考える向きもあるだろう)が急速に進んでいる一方で、Samsungの市場支配が依然として続いていることを強く印象付ける上の図となった。SamsungはOpenSignalのアプリを利用しているAndroidデバイスのほぼ半数(47.5%)を占めている。上の図の巨大な黄緑の部分がそれだ。

OpenSignalのデータでは今や消滅したSony-Ericssonのジョイントベンチャー(SEMC)が6.5%で2位を占めている。Samsungの6分の1のボリュームに過ぎず、しかも残念ながら先のない2位だ。Sonyはモバイル事業に単独で取り組むことにした。

Samsungの優位が続く一方で、OpenSignalのデータからは、Androidエコシステムの多様化、断片化がさらに進行していることが読み取れる。Samsung自身もあらゆるユーザーニーズに対応すべく製品の多様化に努力しているからこの結果は驚くには当たらないだろう。OpenSignalのデータでは区別しうるAndroidデバイスは、昨年7月に3997週類だったのに対し、今年7月には1万1868種類と3倍に増加している。

Samsungのフラグシップ・モデルの位置

SamsungのデバイスはGalaxy SIII、Note 2など複数のフラグシップ・モデルで成功を収めたが、自社製品ライン内でGalaxySIIのときほどの大きなシェアは達成していない〔左上隅の大きなエリアがGalaxy SII〕。

2013年のデータによると、現行のフラグシップ機、 Galaxy SIII、SIVもやはりSIIのときほどのシェアを再現できていない〔左上隅がGalaxySIII、その右側がSII、その右側列のトップがGlaxy Y、その下の黄緑がSIV〕。Samsungの製品多様化路線からすると同社にとって悪いことではないのだろうが、興味あるトレンドだ。Androidデベロッパーは以前にも増して複数のSamsung/Androidフラグシップに対応しなければならないことを意味する。

Android OSの断片化状況

〔日本版〕下の図はOpenSignalの元レポートから再掲。2010年から現在までのAndroid OSの世代別のシェアをビジュアル化したもの。白い線はその時々での最大シェアのOSのパーセンテージを表している。こちらも2012年夏以降断片化が進行する傾向にある。

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