ソニーのZV-1カメラはビデオブロガー向け優れもの

ソニーは突然成立した巨大なマーケットに狙いを定めたようだ。つまりビデオミーティングやビデオブログをできる限り経済的に高画質で実現できるようなカメラに対する需要だ。それがZV-1の狙いだろう。ソニーは豊富な機能を誇る既存のRX100シリーズのコンパクトデジカメをビデオカメラ化した。ソニー自身がVlogカメラというだけあってビデオブロガーが殺到している。こうした層が求める機能すべて備えたプロダクトに仕上がっているからだろう。

ZV-1は、評価も高く大成功を収めたRX100をベースとしている。 このシリーズは長年の間に機能、価格ともにアップしてきたが、どちらかといえばユーザーは置きざりにされた印象がある。ソニーはこの点を考えなおし、ZV-1を逆方向に進化させた。

20メガピクセルの1インチ撮像素子と35mm換算で24-70mm相当のF/1.8-2.8レンズはRX100から借用したものなので画質は十分優れているはずだ(ビデオブロガーはさらに広角のレンズを望むかもしれないが)。このカメラはセルフィー的な撮り方を十分考慮してデザインされている。

そのため明るいところで威力を発揮する電子ビューファインダーは省略され、サイドフリップ式で前方に向けることができるタッチ式のバリアングル液晶モニターを備えた。筐体上部の大きな部分を占めるのは強力なマイクロフォンアレイだ。 ZV-1には風ノイズを防ぐウィンドスクリーンが付属しており、ホットシューに取り付けられる(かなり目立つ外観となる)。

画像クレジット:Sony

録画をスタートさせるシャッターボタン(赤い丸でマークされている)が大型化されたのはカメラを自分に向け、右手でバリアングル画面を操作すると、左手でボディを保持するすることになるからだ。

またその前方に親指で操作できる位置にズームダイヤルが用意されている。また「背景ぼけ切り換え」を選択すると絞りを最大に開き人物の背景をボケさせることができる。最新のスマートフォンが使っているようなAI処理で人物を認識して背景にボケ処理を加えるような力仕事をする必要がない。また「商品レビュー用設定」はビデオブロガーがプロモーションしたい商品にカメラを近づけると自動的にフォーカスが合う。これもうまいしかけだ。

新旧さまざな世代のハードウェアを組み合わせて同じことをしようとすれば試行錯誤でひどい苦労をすることになる。箱から取り出せばすぐに使えるというのはプロダクトとして説得力がある。RX100の画像品質と信頼性は実証済みだ。これにセルフィービデオ用特化したエルゴノミクスを組み合わせ、複雑なセットアップを簡単に実現できる機能を搭載している。このカメラは多くの人々を引きつけることができそうだ。

発売は2020年6月からだが価格は無論エントリーレベルのカメラよりは高い。しかしミラーレス一眼、交換レンズ、マイクなどを揃えるのに比べて同機能を実現するためのコストははるかに安い。また比較にならないくらいユーザーフレンドリーだ。

【Japan編集部追記】日本での発売は6月19日、価格は9万1000円程度になるもよう。多機能グリップと予備バッテリーが付属するキットも準備されている。ソニーのサイトはこちら

画像クレジット:Sony

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Pixel 4とiPhone 11 Proのカメラを徹底実写比較、買うならどっち?

ご覧のような次第で新しいスマートフォンが必要になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

iPhoneのユーザーだが、毎日かなりの時間を携帯カメラで写真を撮ることに費やしている。私にとってはカメラの性能が購入にあたって重要な要素だ。同僚のBrian Heater(ブライアン・ヒーター)記者のPixel 4は進化したカメラで勝負という記事を読んで乗り換えも検討することにした。

iPhone 11シリーズとPixel 4は正面から激突するライバルだ。どちらも700ドル(約7万6000円)からと同価格帯だが、何よりAppleとGoogleが提供する最新モデルだ。

Pixel 4(左)と iPhone 11 Pro(右)

両モデルともに新機能満載で用語の数もそれだけ多い。スローシンクロ、トゥルカラー、ナイトモード自動認識などなど。しかし、いちばん重要なのは毎日ポケットに入れて持ち歩くカメラとして、どちらが優れた写真を撮れるかだ。そこでさまざまな条件で実際に写真を撮って比較してみることにした(クリックすると高解像度の画像が表示される)。

横位置

雨上がりのブルックリン橋。マンハッタン側からの撮影。イーストリバーの対岸にブルックリンが広がっている。

Pixel 4(左)、 iPhone 11 Pro(右)

Pixel 4(左)と iPhone 11 Pro(右)

ポートレート

ビデオチームの同僚、Arman Tabatabai(アルマーン・タバトバイ)が遅い午後のピンクがかった光に照らされている。撮影距離は同じ。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

料理

火鍋、白熱灯照明。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

日本料理、メキシコ料理(どちらも低照度)。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

集合セルフィー

この中の1人はエミー賞受賞者だ。

Pixel 4 iPhone 11 Pro comparison group selfie

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

超低照度

コンサート会場やライブハウスの照明はたいていの場合不自然で、人物を引き立たせていない。まあ撮影など考えずに歌を楽しむべきなのだろう。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

Pixel 4のほうが細部まで明るく写るがiPhone 11 Proは場所の雰囲気が出ている。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右) (0.5倍ワイド)

非常に暗い場所の動く被写体(犬)。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右) (.5倍望遠)

マンハッタン通りの夜景。曇っており星は出ていなかった。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

デジタルズーム

どちらのカメラも10倍のデジタルズーム機能を備えている。デジタルズームは下の作例のようにひどく画質を劣化させるので私は使わないし人に勧めたこともない。証拠写真にでもしようとするのでないかぎり使わないほうがよい。

iPhone 11 Pro(1倍 標準)

おーい! 見えるかー?

iPhone 11 Pro (デジタルズーム10倍)

結論

写真編集ツールはPixel 4の方がやや優れていると感じた。しかし画質の差はごくわずかで、記事を書くにあたってどちらの写真か何度も情報をチェックする必要があった。あとは好みの問題ということになるだろう。コメントは最小限に控えたので、実例で判断していただきたい。

iPhone 11 Pro (0.5倍ワイド)

結局、これまでどおり私はAppleのプロダクトを使うことにした。強いていえば2つの点でiPhone 11 Proのほうが私のニーズに合っていると感じたからだ。1つはスーパーワイドレンズ、もうひとつはハイレゾ画像をAirdropで近くのAppleデバイスに直接転送できる点だ。現在のAndroidの場合、チャットでハイレゾ画像を送ろうとすると、隣にいる相手でもサーバー経由で送信しなければならなず、1ステップ余計に手間がかかる。

[原文へ]

滑川海彦@Facebook

ギフトガイド2019トップ10、手頃で便利な撮影アクセサリー編

TechCrunchの年末恒例企画、ギフトガイドにようこそ! 2019年も残りわずかとなったが、読者はクリスマスプレゼントのアイディアを探していたり、この際だから自分も何かいいものを買いたいと考えているかもしれない。われわれはトラベルビデオ撮影セキュリティなどのグッズを紹介してきたが、今回は写真撮影に関連するアクセサリをまとめてみた。ほとんどのアイテムは40ドル以下と手頃な価格だ。【国内で販売されている場合はそのリンクを選んだが、アメリカのサイトに直接注文もできる】

USB-Cハブ 5000円

最新のノートパソコンは接続ポートをUSB-Cだけに絞っているものが多い。 USB-Cは多機能、高速で裏表がないなどメリットも大きいが、これだけになってしまうといろいろ不便だ。特にフォトグラファーは困る。このVavaハブ (楽天市場)はフォトグラファーのほとんどあらゆるニーズに答えられるだろう。レガシー・デバイス用のUSBポート、HDMIポート、SDカードリーダー、ヘッドフォンジャックが接続できる。写真は60ドルのモデルだが、もっと大型のモデルも小型のモデルもある。必要に応じてEthernetポート、microSDカードリーダーつきが選べる。一山いくらでワゴンに乗っている安物や避けたほうがよい。大切な情報であれば大切に扱うべきだ。

ハンドストラップ 1000円-4000円

カメラには必ず首にかけるネックストラップが同梱されている。しかしいつもこれが最適のストラップとは限らない。ハンドストラップは便利な小道具だ。小型高性能のミラーレスだったらGordyのようなハイエンドのハンドストラップ()を使うのはいい考えだ。大型レンズを装着したペンタプリズムの一眼だったら Peak DesignのClutchなら安心だ。ほとんどモデルに適合する。カメラメーカーはそれぞれ自社製品向けのアクセサリを作っているが、Peak Designの製品には独自の改良を加えたプロダクトがたくさんある。

SDカード、ケース 3000円-4000円

写真を写す人間にとってSDカードはあり過ぎて困るということはない。カードケースも同様だ。ケースならPelicanは絶対のブランドだ。小さなプラケースに30ドルは高いと思うかもしれないが、クラムシェルの内側にカードがぴたりと収まるフォームラバーのインナーが貼られている。SD自体は現在、32GBがトレンドだ。Sandisk、Kingstonなど信頼のおけるメーカーの製品を選ぶことが大切だ。あmたClass 10以上の規格であることを確認すること。これ未満のカードは転送速度が遅く

Adobeフォトプラン1年分 1万1760円

実はこれはちょっと難題だ。LightroomとPhotoshopは素晴らしいソフトで、多数のフォトグラファーがすでに利用している。サブスクリプションをギフトにできたら理想的だが、Adobeにはそのオプションがない。いろいろ調べてみたがついに発見できなかった。
読者は何かうまい方法を考えつくだろうか? Adobeさん、これを読んでいるなら「ギフト」のオプションを作ってください。

マイクロファイバー・ティシュー 1000円

これも始終使うし、たくさんあっても困らないものの一つだ。フォトグラファーは一日に何度となレンズを清掃しなければならない。ブロワーで空気を吹き付ける派もいれば使い捨てティシュー派もいるがそれぞれ一長一短だ。どちらにせよ、ガラス清掃用のマイクロファイバーは喜ばれるはずだ。カメラのレンズだけでなくスマートフォンやラップトップの画面を拭くにもぴったりだ。多数のプロダクトが売られているが、どれを選んでも品質はあまり変わらない。たいてい10枚入りのパックになっている。

カメラバッグ 1万円-4万円

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何十万円もするレンズを買いながら安物のくたびれたリュックに入れて持ちあるいているフォトグラファーが多いのには驚いてしまう。優秀なカメラバッグは高価な機器を安全に保護するだけでなく、整理も楽で必要なものを即座に取り出せる。言うまでもなく装着感も良い。そうしたバッグは多数販売されている。選択にはわれわれのBag Week記事を参考にするといいだろう。私自身はクラシックが好みなら蝋引きキャンバスとレザーのOnaのビンテージバッグ、現代的なのがよければ合成素材のPeak Designの製品が気に入っている。

ソフト・シャッターボタン 25ドル

ソフト・シャッターボタンといのはニッチなプロダクトだが非常に便利だ。特にプレゼントする相手が富士フイルムのレンジファインダー風デザインのカメラやライカを使っている場合、特に喜ばれるだろう。しかも安い。上の写真はMatch Technical Boop-O富士フイルムのX-T3に取り付けたところだ。本体価格25ドルで世界に発送してくれる。優れたカメラだが、このソフトシャッターボタンを取り付けるととっさに押しやすくなり、エルゴノミクスが大きく向上する。XT-3のシャッターボタンにはネジ穴があるので簡単に取り付けできる。X100シリーズ、X-Tシリーズも同様だ。ネジ穴のないタイプのカメラ用の接着式も用意されている。

ポータブル照明 70ドル-500ドル

写真撮影に使う照明といえばカメラに取り付けるフラッシュを思い浮かべる読者がほとんどだろうが、最近のスマート照明アクセサリの進歩はすごい。そのうちの2つほど紹介する。Lume Cubeシリーズ(上の写真左端がLume Cube Air )、Profoto C1、C1+(右側の2つ)だ。それぞれ用途はやや異なるが、写真を大きく改善してくれるはずだ。専用カメラだけでなくスマートフォンでの撮影にも好適なツールだ。Profotoはその名のとおり、プロやハイアマをターゲットにしており価格は高めだが、スタジオ照明に近いクオリティの照明をポケットに入れて持ち歩ける。小型軽量で価格も手頃なLume Cubeはアクションカムやドローン撮影に向いている。

Gnarbox ?

Gnarbox 2.0 6

これはポータブルなSSDバックアップ・デバイスで、先月TechCrunchで詳しく紹介した。本格的なプロダクトなので気軽にギフトにはしにくいが、フォトグラファーが家族や恋人など本当に親しい相手ならうってつけだ。クリエイティブな作業に必須であるだけでなく、相手がすでに1台持っていたとしても「あればあるほどよい」デバイスだ。特に撮影したファイルの量が大きくなりがちなビデオグラファーには必須のアイテムだろう。Gnarboxは出先の撮影現場でバックアップとファイル管理が可能だ。バックアップによって信頼性を高めるだけでなく、長時間の撮影が可能になる。最新の2.0はSSD版で以前のHDD版より高速で衝撃にも強い。【Aamazonの輸入品は2.0
1TBが15万から20万円以上と大きな開きがある。アメリカのGnarboxサイトの価格は900ドル+送料+税】

ミニ三脚 2200 – 3800円

ミニ三脚はスマートフォンのカジュアル・ユーザーからデジタル一眼の本格的なフォトグラファーまで、誰にとっても役立つツールだ。サイズ、価格はさまざまだが、私はManfrotto を推薦する。ミニ三脚はPIXIシリーズだが、これ自体バラエティーが大きい。しかしほとんどのユーザーには入門版のPIXI Miniで十分だろう。これがあれば旅先で背面のLED照明を点灯しメインカメラでセルフィーが撮れるので旅の記憶がすばらしく鮮明になる。少し高価になるが、PIXI EVOは三脚を伸ばすことができるので使い方のバリエーションが広がる。

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滑川海彦@Facebook

アップルからカメラボタン搭載のiPhone 11 Pro用バッテリー内蔵ケース

Apple(アップル)が新しいiPhone 11 Proのバッテリーケースを発売した。標準的なバッテリーケースだが、実はちょっとしたサプライズが隠されている。カメラボタンだ。マイナーな機能だがとても便利だ。

ボタンの位置や仕組みはよく考えられている。ボタンはケース下部のサイドに組み込まれているが、なにかが当たって偶然押し込まれてしまうようなプッシュボタンではない。一度押すとiPhoneがロック状態であってもカメラが起動する。短いクリックで写真、長押しでQuickTakeのビデオが撮れる。

ケースは税別1万4800円で、 Qi規格のワイヤレス充電器が使える。またUSB-PD規格の充電器に接続すればさらに速い。アップルによれば、バッテリーケースをフル充電しておけば、iPhoneの駆動時間が50%増えるという。

アップルがカメラアプリにこの種のショートカットを追加したのは今回が初めてだ。Pixel 3などほとんどのAndroidスマートフォンは電源ボタンのダブルクリックでカメラが起動する。iPhone 11 Proのバッテリーケースのカメラボタンは正しい方向への一歩だろう。アップルがバッテリーケースでない普通のケースにもこのショートカット機能を追加する方法を見つけてくれるよう期待したい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Facebookはカメラを勝手に起動するiOSアプリのバグを認める

Facebookは、iOS用アプリでユーザーがフィードをスクロールするだけで、カメラが起動してしまうという明らかなバグに対する懸念の矢面に立たされている。

画像クレジット:Getty Images

Joshua Maddux(ジョシュア・マダックス)氏が、iPhone上のFacebookアプリの画面の録画をツイートしたのをきっかけに、週末のツイッターが炎上した。彼は、Facebookのフィードをスクロールしている最中に、カメラアプリがFacebookアプリのバックグラウンドで起動されていることに気付いた。

すでに数人のユーザーは、今月の初めごろから、このバグを発見していた。それを見て「ちょっと心配」と表現していた人もいた。

もっと悪い状況を想定した人もいる。セキュリティの脆弱性ユーザーデータの漏洩や、不注意による露出、といったFacebookの長い歴史を考えると、それも当然だろう。先週同社は、一部のデベロッパーが、1年以上にわたってFacebookのユーザーデータへのアクセス権を不適切に保持していたことを認めたばかりだった。

Guardian FirewallのCEOであるWill Strafach(ウィル・ストラファッチ)氏は、「無害のようだが気味の悪いバグ」と表現した。

このバグは、最新のiOS 13上でFacebookアプリを実行しているiPhoneユーザーにのみ影響し、アプリにカメラとマイクへのアクセスを許可している場合にだけ発生するようだ。またこのバグは、同アプリの「ストーリー」画面に関連したものと考えられている。その画面では、ユーザーが写真を撮れるよう、カメラを開くことがある。

シンプルな回避策としては、iOSの「設定」で、Facebookアプリに対するカメラとマイクのアクセスを無効にすること。Facebookのインテグリティの担当副社長であるGuy Rosen(ガイ・ローゼン)氏は「バグのようです」とツイートし、同社としても調査中であることを明かした。TechCrunchがこの記事を公開した後、ようやく同社の広報担当者は、この問題が確かにバグであることを認めた。

「最近、Facebook iOSアプリのバージョン244が、誤ってランドスケープモードで起動してしまうことを発見しました」と広報担当者は説明した。「先週の11月8日にリリースしたv246で、この問題を修正する際に、ユーザーが写真をタップしたとき、ニュースフィードの隣りにあるカメラ画面にアプリが移動してしまうことがあるというバグを、誤って入れ込んでしまいました」。

「このバグが原因で、写真やビデオがアップロードされたという事実は確認できませんでした」と、その広報担当者は付け加えた。このバグに対する修正は、今日、Apple(アップル)に提出され、承認待ちとなっているという。

「Facebookへの信頼が地に落ちているので、ユーザーがそうしたバグを見つけたときも、疑わしきは罰せずという目では見られなくなっているのでしょう。何をか言わんや、ですね」と、ストラファッチ氏は述べた。

Facebookのコメントを受けて更新済み。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

GoogleはPixel 4のカメラでハードと画像処理AI/MLを融合、写真の新しい水準を実現

Google(グーグル)が発表した新しいPixel 4に写真機能の強化だけでも大量のテクノロジーが投入されている。こGoogle Researchでカメラ開発の指揮をとってきたMark Levoy(マーク・レヴォイ)教授が登壇してこの点を詳しく解説してくれた。この記事では広角から望遠まで高解像度で撮影するスーパーハイブリッドズーム、HDRをライブでプレビューするテクノロジーを含め、カメラの新機能を紹介する。

被写体、照明、レンズ、ソフト

レヴォイ教授はフォトグラファーの間に以前から伝わる格言から説明を始めた。つまり良い写真と撮るために必要なのは、まず被写体、 次に照明、つぎにレンズ、カメラボディーの順序となる。教授は「我々はこの格言には多少の修正が必要だと気づいた。つまりカメラボディには処理ソフトを含めて考えねばならない」と語った。

Screen Shot 2019 10 15 at 10.59.55 AM

もちろんレンズは依然として重要であり、Pixel 4では現行広角レンズに加えて望遠レンズを加えた。レヴォイ氏は「通常望遠のほうが広角より役立つ」と指摘したが、これはApple(アップル)がiPhone 11 Proに超広角レンズを加えてカメラ3台のアレイを構成したことに対する批判だろう。

Google Pixel 4 Camera

このコンテキストで説明するなら、Googleの「コンピュテーショナルフォトグラフィー」というコンセプトはスマートフォンの筐体に収まる小さい撮像素子(貧弱な画像しか撮影できない場合が多い)に対して強力な処理を加えることによって驚くべき高品質の画像を生み出すテクノロジーといっていいだろう。

レヴォイ氏によればPiexl 4に搭載されているのは「ソフトウェアによって定義されたカメラ」だという。つまり常時複数の画像を撮影し、それらのデータをコンピュータがバックグラウンドで合成することによってユーザーに複雑な操作を要求せずに優れた最終画像を得る仕組みだ。

Screen Shot 2019 10 15 at 11.07.56 AM

Pixel 4でどこが新しくなったのか?

コンピュテーショナルフォトグラフィーにより、Pixel 4ではいくつかの重要な機能が利用できるようになった。ひとつはライブHDRプレビューとデュアル露出コントロールだ。これにより、ユーザーはリアルタイムでHDR(広ダイナミックレンジ)処理を適用した写真をプレビューすることができる。これまではHDR写真を撮影する前のプレビューは撮影後の実画像とかけ離れているのが普通だった。Pixel 4では画像の高輝度領域と低輝度領域をリアルタイムで常に別個に調整することが可能になった。ユーザーは作画意図によって被写体をシルエット化したり逆光でも明るく描写したりできる。

機械学習によるスマートホワイトバランス機能はて適切なホワイトバランスの取得という問題を扱う。 レヴォイ氏によれば、Googleは現行Pixel 3で夜景モードを導入したとき、低照度条件でホワイトバランスを得る方法を開発したという。 Pixel 4ではこの機能が強化され、夜景モードだけでなくあらゆる条件で作動するようになった。逆光などの困難な撮影条件ではホワイトバランスがオレンジやイエロー側に振れる現象が起きやすいが、スマート・ホワイトバランスは白いものは白く描写できる。

Screen Shot 2019 10 15 at 11.02.01 AM

新しいポートレート・モードでは背景に加えるボケなどをいっそう正確にコントロールできるようになった。これは2つの撮像素子から得られるデュアルピクセル画像を処理することで奥行き情報を得て人物と背景の距離差を検出し、人物のみを鮮明に描写する。これにより人物がかなり離れた場所にいても人物に焦点を合わせ、背景をやわらかくボケさせることが可能になったという。人物の描写で髪の毛の一筋一筋や毛皮の衣服などデジタル一眼でも撮影が難しい対象を鮮明に描写できる。

複数カメラの採用により、当然ながら夜景モードも根本的なアップデートを受けた。新しい星空モードを利用すれば夜空を撮影して星や月を見たままに近く描写できる。星空モードが提供する夜の空は非常に魅力的だ。このモードでは数分にわたって撮影を続けることができるが、星の動きの追跡も含めて合成処理は処理はコンピュテーショナルフォトグラフィーが行うのでユーザー側で煩瑣な設定をする必要はない。

google pixel 4 sample images

さらに…

GoogleはPixel 4はスマートフォンの小型センサーに内在するさまざまな限界を打ち破ったカメラだとしている。写真界における世界的な巨匠であるAnnie Leibovitz(アニー・リーボヴィッツ)氏との共同撮影プロジェクトを続行中だ。レイボヴィッツ氏も登壇し、Pixel 3とPixel 4で撮影した写真を何枚か披露した。ただしとりあえずインターネット記事にフィードされる写真と最終成果物の写真集の写真とはかなり違うだろう。


レヴォイ氏はPixel 4の撮影能力はハードウェアのリリース後もカメラソフトウェアのアップデートによって引き続き改良されていくと述べた。つまりPixel 4のカメラはまだ始まったばかりということだ。現行Pixel 3のカメラはスマートフォンとしてトップクラスだが、ステージで披露されたデモ写真を見ただけでもPixel 4の写真はこれを上回っていた。今後実機を手にしてAppleのiPhone 11のカメラと比較してみるのが楽しみだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

アップルが最新iPhoneのカメラにML合成技術「Deep Fusion」のベータを導入

米国時間10月1日、Apple(アップル)は新しいiPhoneのカメラでDeep Fusionのベータ版を使えるようにした。これはiOSのアップデートとして提供される。Deep Fusionは複数画像をピクセルごとに合成して画質をアップするテクノロジーで、従来のHDRよりも高度な処理だ。特に、皮膚、衣服、植生のような複雑な対象の描写で威力を発揮するという。

今回のリリースはデベロッパー向けベータ版で、iPhone 11のカメラでは広角レンズが、 iPhone 11 ProとPro Maxではワイドに加えて望遠レンズがサポートされる。ただし超広角はサポートされない。

Appleによれば、Deep Fusion処理にはA13 Bionicプロセッサーが必要とのこと。つまり上記以外の旧モデルではこの機能は利用できない。

iPhone 11 Proのレビューでも詳しく説明してきたが、新しいiPhoneは写真の撮影にあたってソフトと専用ハードの両面から機械学習を積極的に利用している。

iPhone 7でAppleは写真の画質を改善するために広角レンズと望遠レンズから得られる情報を合成し始めた。このプロセスはユーザーの介入を必要とせずバックグラウンドで自動的に行われた。Deep FusionはこうしたAppleの写真哲学をさらに一歩先に進める素晴らしいテクノロジーだ。

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Deep Fusionは一定のシチュエーションで自動的に起動されて画質を改善する

光源の状態によって異なるが、広角側での撮影ではナイトモードが使われる10ルクス以下の暗い状況では自動的に起動する。望遠側では常時起動しているが、極めて明るい撮影状況ではスマートHDRに切り替わる。ハイライトの光量が非常に大きい場合にはこちらのほうが有効だという。

AppleはDeep Fusionを利用した撮影サンプルを多数発表しているのでそれらを記事にエンベッドした。Deep Fusionが実際に使えるようになったので、利用した場合と利用しない場合を比較した写真もアップされるようになるだろう。

Appleによれば、Deep Fusionの仕組みは概ね以下のようなことだという。

カメラは段階的にEV(光量)値を変えるブラケット撮影を行う。最初はEV値をマイナスに振り、シャッター速度が速い暗めの映像を撮影する。ソフトウェアはここから鮮明さを得る。次に適正EV値で3枚撮影し、最後にシャッター速度を遅くしEV値をプラスにしたショットを撮影する。これらの映像を合成して2枚の画像を得る。

ここで生成された1200万画素の写真2枚をさらに2400万画素の写真1枚に合成する。最後の合成を行う際には4つの独立のニューラルネットワークが用いられ、iPhoneの撮像素子のノイズ特性や撮影対象が何であるかが考慮される。

合成処理はピクセル単位で実行される。機械学習モデルが撮影された画像の「空間周波数」を含めた情報を把握して最良の画質を得るための合成方法を決める。空などは全体が比較的単調で繰り返しが多いが、画像周波数は高い。人間の皮膚は画像周波数は中位、衣服や植生は画像周波数が高いが、どちらも複雑な画像だ。

Deep Fusinシステムはこうした画像各部の特質を把握して全体の構成を決定し、最良の結果が得られるようピクセルを選ぶ。

Appleによれば、こうした処理によって皮膚の質感や衣服のディテール、動く対象のエッジの鮮明さなどが改善されるという。

現在のベータ版では、Deep Fusionのオン、オフを切り替える方法はないが、超広角はDeep Fusionをサポートしていないため、これを利用してDeep Fusionの「あり」と「なし」を比較するテクニックがあるもようだ。

Deep Fusionは実行に1秒程度必要とする。ユーザーが撮影後すぐにタップしてプレビューを見ようとした場合、画像が現れるのを0.5秒ほど待つ場合があるかもしれない。しかしこの程度であればほとんどのユーザーはバックグラウンドでDeep Fusion処理が行われていることに気づかないだろう。

まずは実際に使ってみたいところだ。我々はDeep Fusionが利用できるようになり次第テストを行い、結果を報告するつもりだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

ソニーのRX100 Ⅶでハチ公前から江ノ島まで理想の写真と動画が撮れた

ソニーの最新のハイエンドコンパクトであるRX100 VIIは製品名が示すとおりRX100の7代目だ。登場以来、このシリーズは軽量、コンパクトでかさばらず高画質という点がビデオブロガー、プロのライターなどのエンスージアストから強く支持されてきた。RX100 VIIは現在のテクノロジーが許すかぎりこの方向を洗練させたモデルだ。1200ドルという価格(日本では15万6600円)を払う用意があるなら躊躇なく推薦する。

ソニーがこのカメラに搭載した機能を考えるならならこの価格は決して高くはない。35mm換算で24-200mmというあらゆる場面に対応可能なカールツァイスのズームレンズ、AF、手ブレ補正、毎秒20コマの連写、フリップアップ式タッチスクリーンなど最高のテクノロジーが詰め込まれている。

Sony RX100 VII 2

ポケットにパワーを

RX100 VIIは携帯性と機能を最高レベルでバランスさせることに成功している。携帯性の点で最も優れているのはいつでも身につけていられるという点でスマートフォンだ。一方、画質ということになればフルサイズの撮像素子と明るいズームレンズを載せたデジタル一眼だが、こちらは大型犬に負けないく重くてかさばる。

RX100 VIIの驚くべき点は携帯性ではスマートフォンよりわずかに大きいだけなのに専用カメラバッグが必要になるハイエンドのデジイチ並みの画質が得られる点だ。

RX100 VIIには1インチの撮像素子が搭載されている。これはスマートフォンの撮像素子に比べると4倍程度あるはずだ。画質の点で撮像素子のサイズを補うものはない。このハンデをAppleとGoogleはソフトウェアで補おうと懸命に努力し、それなりの成果を得ている。しかし残念ながら完全に成功してはない。

Sony RX100 VII 4

The RX100 VIIが1インチの撮像素子を使い、フラッシュ、外部マイクのジャック、可動式液晶ディスプレイを内蔵しながら全体がほぼ手の中に収まってしまうサイズにまとめられているのは驚く。特にフリップアップ式ディスプレイは自撮りする際に必須となる。ビデオブロガーにはなくてはならない機能だ。

Sony RX100 VII 5

もうひとつ重要な点は本体にUSB-Cポートが設けられていることだ。直接充電ができるのでバッテリー充電器を持ち歩く必要がないのは非常にありがたい。このポートは充電、データ交換双方をサポートする。もちろん専用充電器を使ったほうがチャージは速い。

ズーム性能

ソニーがRX100 VIIに搭載したレンズは24-200mm(35mm換算) f2.8-4.5のカールツァイスだ。ズーム比が8倍以上ありさまざまな撮影条件をカバーする。

望遠側が200mmまであるのは旅行先やカンファレンスで簡単に近寄れないない対象を撮影したいときに威力を発揮する。しかも200mmでも画質は驚くほど鮮明だ。下の作例でもわかるように、光が十分に回っているときの描写は申し分ない。作例では同じシーンをワイド端とテレ端で撮影してみた。


 

24mmにはディストーションがあるが、ソニーの画像補正ソフトによりJPEG画像では気にならない程度に軽減されている。下の例のように腕を伸ばして自撮りすることも可能だが、ビデオブログを撮影するなら自撮り棒を使ったほうが自然な絵になるだろう。

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瞳追従AF

このモデルには他のハイエンド・コンパクトにはない魅力的な機能がいくつか搭載されている。私はAF方式が気に入った。ソニーでもこれまではA9や新しいA7R IVなど最高級機種だけにあった機能だ。

RX100 VIIでは人間であれ、動物であれ、瞳追従AFが使える。これは同種の自動追従AFの中でも最高の出来だと思う。特に動物でも瞳追従可能なのはソニーの成果だ。なんとソニーのAiboにも追従した(東京のソニー銀座パークで撮影)。

DSC02975 DSC02967瞳追従AFは静止画、動画とも詳細設定が可能だ。追従エリアの大きの設定に加えて追従先を右目、左目も選択できる。これは顔認識と同時に利用できるので顔に追従し、さらに瞳にフォーカスすることができる。

実際の撮影でもこの機能は非常に便利だった。ソニーはこの追従機能が優れている点として多数のオブジェクトの中から目標の顔を正確に選択できること、対象がいったん何かの影になってから再び現れたときに素早くピックアップできることを上げていたが、まさに宣伝のとおりに機能した。あらゆる価格帯を通じてコンパクトカメラとして最高の自動追従AFだ。下の作例では流し撮りでオートバイのライダーを驚くべき精度で写し止めていることがおわかりいただけると思う。

 

低照度

もうひとつ、RX100 VIIの1インチ撮像素子が威力を発揮するのは光が不足している状況だ。スマートフォンにくらべて撮像素子が格段に大きいため個々の受光セルのサイズも大きい。低照度下でも十分に光子を集めることができるためノイズも少なく解像度も高い。内蔵の光学手ブレ補正に加えてソニーがこの撮像素子に裏面照射方式を採用しているのも高画質を実現する一助となっているようだ。

ただし室内で本当に低照度の条件で動きを止めようとするとフルサイズやAPS-Cのデジイチに比べてややノイジーになるのはやむを得ない。

GoogleのPixel 3と先ごろ発表されたiPhone 11が驚くべき成果を上げていのと比較すると、またソニーは低照度下でのソフトウェアによる画像処理にはさほと注力していないようだ。しかしその場で肉眼で見たままに近いため、これは必ずしも欠点とはいえないと思う。いずれにせよ解像度の点でスマートフォンはRX100 VIIとは比較にならない。

 

上の作例でもわかるとおり、画面内に十分光が回っている箇所が一つでもあれば素晴らしい画質が確保できる。ただし全体が暗い場合にはやや質が落ちる。こういう状況で満足できる写真を撮るためにはフルサイズのセンサーに明るいレンズを搭載したフラグシップ級のデジタル一眼カメラが必要になるだろう。

動画撮影も強み

RX100 VIIの大きなセールスポイントはこのサイズとして異例に充実したビデオ撮影機能だ。箱から取り出したそのままの状態でも十分に高い能力があるが、別売のアクセサリーを追加すればプロ級のビデオが撮影できる。
ホームビデオはもちろん、プロ向けの高価でかさばる機材を使わずにビデオをアップグレードしたいと考えているユーチューバーやビデオブロガーにも十分な能力がある。

こうした場合、高倍率ズームは圧倒的に便利だ。下の動画作例の2番目の室内のショーは低照度だが十分鑑賞に耐える。3番目のシーン(ハチ公前交差点)は200mmを使っているが手ブレ補正が強力なため人物の動作がはっきりわかる。最後のシークエンス(築地場外)では歩きながら周囲を広く撮影してみた。

本格的動画を撮影したい場合、外部マイク用ポートがあることは重要だ。別売のシューティンググリップ「VCT-SGR1」に小型のショットガンマイクや、さらに本格的にいくならRode Wireless Goのようなマイクを接続すれば軽量コンパクトな理想的取材カメラとなる。ズームレンズ、外部マイクによる音質はスマートフォンではとうてい太刀打ちできない。

結論

サイバーショット、RX100 VIIはコンパクトカメラの最高峰として自信をもって推薦できる。このサイズ、カテゴリーでは比較の対象がない。画質はもちろんズームレンズのカバー範囲、オートフォーカス、ビデオ撮影どれをとってもトップだ。特にトラベルカメラとしてはジャンルを通じて最高だろう。
5年前だったら空想するだけだったレベルに到達している。

スマートフォンに飽きたらなくなってステップアップを考えているユーザー、すでにハイエンドのデジタル一眼を持っているが携帯性のいいコンパクトカメラを探しているエンスージアスト、定期的にビデオブログを公開しているプロ、いずれにもRX100 VIIは理想的だ。唯一のハードルは価格かもしれないが、能力を考えれば極めてリーズナブルだと思う。

 
 
 

原文へ]作例全88枚は原文末ギャラリー参照

(翻訳:滑川海彦@Facebook

なぜiPhone 11 Proにはカメラが3台ついているのか?

iPhone 11とiPhone 11 Proの裏面にはカメラが3台ある。なぜか?それは光を多く集めるほどいい写真にできるからだ。ただし、我々はその限界のかなり近くまで、ずいぶん前に到達していた。2台、3台、いや10台のカメラで1枚の写真を撮ることだってできる。唯一の制限はそれを生かすコードを書けるかどうかだ。

今日の発表でApple(アップル)は、普及機のiPhone 11で2台のカメラを披露したが、超広角レンズのために望遠レンズを捨てた。しかし、iPhone 11 Proには、従来の広角に加えて超広角、そして望遠レンズがついた。35 mmレンズ換算でそれぞれ26mm、13mmと52mmに相当する。

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「この3台のカメラを使って素晴らしいクリエイティブコントロールができる」とAppleのPhil Schiller(フィル・シラー)氏が壇上で語った。「これは本当にプロなので、大いに使ってもらえるだろう」。

従来望遠レンズは、広角レンズと組み合わせてポートレイト効果を出したり、ズームしたときに切り替えられたりしていた。わずかに遠近感の異なる両レンズの情報を組み合わせることで、奥行きデータを計算し、たとえば背景の一部をボケさせることができる。

関連記事:コードが写真の未来を創る

超広角レンズはさらに情報を追加し、ポートレートモードやその他の機能の精度を改善するはずだ。広角専用のセンサーとカメラシステムがあることの利点は、画面の歪みが少なくなることだ。それでも、人の顔を超広角レンズで撮るとおかしな具合になるので少し後ろに下がったほうがいい。

ピンチしてズームのジェスチャーには誰もが慣れているが、あれはデジタルズームであり、もともとあったピクセルを近くで見ているだけだ。しかし、光学ズームでは別のレンズ、別のセンサーに切り替えるので、画質を劣化させることなく近づくことができる。

この3枚のレンズの素晴らしいところは、協調して働くように注意深く選ばれていることだ。超広角は13mm、広角はその2倍の26mm、望遠はそのまた2倍の52mmだ。

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2倍、2倍の関係はユーザーにわかりやすいだけでなく、レンズを切り替えたときの画像処理計算もやさしくなる。シラー氏は壇上でこう言っていた。「実際3台のカメラの焦点と色は工場で正しく組み合わせて調整している」。

それだけではない。広角カメラで撮影しているとき、ほかの2台のカメラとも情報を共有しているので、カメラを切り替えた時、そのカメラはすでに同じ位置にピントがあっていて、同じシャッター速度や露出、ホワイトバランスになっている。このため、レンズの切り替えはビデオ撮影時でもほぼシームレスだ(ただし、タップしたときiPhoneが揺れないように注意すること)。

今年のiPhoneカメラシステムの改善は、数年前に業界のほとんどでカメラが1台から2台になった時ほどの大事件ではない。しかし、広角、望遠、超広角の組み合わせは写真家にとっては一般的なものなので、このかなり高価なデバイスを買ってしまった人にとって、十分役に立つ機能であることは間違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google Pixel 4カメラはメインが3基でセルフィーはベゼルに2基か

先月の今頃、GoogleはPixel 4の写真をツイートで公開して、皆をびっくりさせた。この写真で判明したのはおもにリア側だったが、リリースは今年10月の予定だったから、多少ネタバレの気味もあった。Googleはメディアによるリークが起きないうちに摘み取ってしまいたかったのかもしれない。もちろんAppleが新世代iPhoneの宣伝に力を入れる前に、Pixel 4では複数カメラが採用されることを強調するのがこの写真の主なメッセージだったはずだ。

OnLeakがアップした映像によれば、Piexel 4には3基のメインカメラと2基のセルフィーカメラが装備される。フロントのセルフィー・カメラは上部ベゼルに設置されるようだ。前回の写真でGoogleがフロント上部の公開を急がなかった理由がわかる。6.25インチのディスプレイの上部ベゼルはかなりの幅があり、Googleがディスプレイ透過型のホールパンチカメラを採用するつもりがなかったことが分かる。

ライバル各社がセルフィーカメラをディスプレイの後ろに隠したり、本体からポップアップさせたりすることを試みているのに対してGoogleが追随しなかったのにはそれなりの理由があるのだろう。それに大型のPixel XLのディスプレイにはセルフィー用ノッチが設けられている。小型のPixelには設ける必要がなかったというだけだったのかもしれない。

幸い興味をひいているようなので1月前の写真に続く#Pixel4のリーク画像をアップした。ビデオは#Pixel4XLの最初の360°ビデオだ。5Kで描写しているし寸法もつかんだ。

もちろん実機が初期のリークのとおりにリリースされとは限らないのでこうした情報は多少割引しておく必要はある。しかしこの情報源はこれまで高い実績を誇ってきた。

外観は別として今回流れた噂には魅力的な新機能の情報がいくつか含まれている。Pixe 4では背面の指紋センサーが廃止されたので、Googleはロック解除を顔認証ないしディスプレイ内指紋認証に変えたようだ。Qualcommの超音波指紋認証が利用されているのかもしれない。

Pixel4はセルフィーカメラは2基で、トップベゼルが広いのは(まだ推測にすぎないが)何らかのジェスチャーを認識するためらしい。Pixelのカメラの改良は続いており、リアカメラは3基が並んでいる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Googleの次世代スマホPixel4はメインカメラは少なくとも2基に

Googleが準備中のPixel 4がどういうスマートフォンになるのか、今週に入って各種の噂が渦巻いている。 そこでGoogleはTwitterの公式アカウントで裏と表の外観写真をリークした。

下にエンベッドしたのが@MadeByGoogleによるそのツイートだ。Googleは「かなり注目を集めているようなので、写真をお目にかけよう!実機が出させるようになるまでしばし待たれよ」と書いている。

Pixel 4のデザインは今週、まずPricebabaというスマートフォンの情報を扱うブログに掲載された。

裏側のデザインが現行製品と比べて大きく変わっているのが目を引く。Pixel 3の場合、レンズ、センサー、フラッシュが1基ずつ横に並び、長方形の枠に囲まれている。これに対してリーク写真のデバイスではカメラ部分が正方形になっている。ここにカメラが少なくとも2基、フラッシュ、他のセンサー2基が収まるもようだ。さらに現行製品にある指紋センサーが見当たらない。

表側は下半分の写真しか公開されておらず、この部分には目立った変化はないようだ。

Pixel 3の場合、(カメラの夜景モード以外では)ハードウェアの能力にあまりこだわらず、Googleが力を入れていたのはもっぱら機械学習の成果を活かすソフトウェア面だった。

今回Googleは他社にかなり遅れてデュアル・カメラを採用した。Pixel 3でGoogleは「他の多くのデバイスが複数のカメラで実現する以上のレベルを機械学習アルゴリズムによって1台で達成している」と主張していた。もちろんこれはこれで事実だったが、カメラを追加できれば当然そのメリットがある。Googleも遅ればせながらデュアル・カメラの時代に参入するようだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

次期iPhoneは超広角レンズ搭載か

9to5Macが入手したApple(アップル)アナリストMing-Chi Kuo(ミン・チー・クオ)氏の最新レポートに、次世代iPhoneカメラの詳細が書かれている。同レポートは、iPhone XS、XS Maxの後継機種では背面にカメラセンサーが3つ搭載される、というこれまでの噂を裏付けている。

メインカメラと2倍カメラのほかに、Appleは超広角1200万画素レンズを追加するかもしれない。多くのAndroid端末がすでに超広角レンズを搭載していることから、Appleが第3のレンズを加えてユーザーの自由度を高めることは理にかなっている。

クオ氏は、Appleはカメラ穴に特殊コーティングを施してレンズを隠すだろうと考えている。たしかに、3つのレンズに狙われると不審に感じる人がいても不思議はない。

OnLeaksおよびDigitが以下の画像(特殊コーティングはない)を数カ月前に公開していた。

iPhone XRの改訂ではカメラが1つから2つに増えるだろう。Appleは2倍レンズをつけると私は見ている。

端末の前面に関して、Appleは自撮りカメラの大改訂を計画しているという。4層のガラスからなる既存のカメラセンサーを、5層のガラスに置き換える可能性がある。

Appleは、カメラの解像度も700万画素から1200万画素に増やすかもしれない。3機種とも自撮りカメラは新しくなるはずだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

写真マニアに贈るパーフェクトなクリスマスプレゼントはこれだ

写真マニアというのはプレゼントを選ぶのに厄介な相手だ。それぞれ独自の好みがあるし、長年いろいろなガジェットを買い集めている。それでも気づいていない部分はあるものだ。われわれ写真マニアはレンズとなると夢中で何百種類も試したりするのにスマートなカメラバッグを持っていなかったりする。写真のバックアップ・システムが貧弱だったり、ある種の撮影を10倍も楽にするちょっとしたツールを知らないということもあるだろう。そういうヒントになればといくつかガジェットを集めてみた。

バックアップSSDはGnarboxかWestern Digital

たしかにこれは高価だ。プレゼントの予算に合わない場合は下にスクロールを続けていただきたい。しかしこのガジェットは写真撮影のスタイルを一変させる。あなたの家族や恋人はよく撮影旅行をするだろうか? そうなら出先でのバックアップは必須だ。
このデバイスは外部電源を必要とせず、頑丈で、バックアップシステムに理想的だ。撮影していてSDカードがいっぱいになったらファイルをこのSSDにコピーしておけば安心だ。通常の外付けドライブとしてノートパソコンにも接続できる。出先で快適にプレビューや編集もできる。

この種のデバイスはだいぶ前から市場に出ていたが、初期の製品は信頼性が低く、プロ用は数千ドルもした。しかし最新世代の製品は大いに改善されている。上の写真はGnarboxだが、評価が高い。

Gnarboxは高速でインターフェイスも使いやすいが価格もそれなりだ。最新モデルの場合、撮影のバックアップには好適な256GB版は 400ドル前後Amazonでは399.88ドル〕となっている。 同クラスのWestern Digitalの Passportは191.99ドルとほぼ半額だ。こちらはWiFi接続ができる。私はGnarboxを推薦するが機能自体はほぼ同等だ。


マイクロファイバーのクリーニングクロス

逆にこちらは一番手頃な価格帯のプレゼントだ。レンズや背面ディスプレイを拭うマイクロファイバーのクリーニングクロスは非常に重要だ。私はそれに気づいてからクリーニングクロスを大量に買い込みジャケット、ジーンズのコインポケット、デイパック、その他あらゆる場所に小分けにして詰め込んでおくことにした。おかげで現場で誰かが レンズ、メガネ、スマートフォン、ノーパソコンの曇りを拭う必要があるときにいつでもさっと1枚取り出すことができるようになった。そのまま持っていたらいいと上げてしてしまうこともある。
私がAmazonで買っているのはこれだが、さまざまなメーカーから多様なサイズと枚数のパックが販売されている〔ヨドバシの例〕。


SDカード、SDカードケース

ほとんどのカメラがSDカードを使っているはずだ。フォトグラファーにとってSDカードは何枚あってもいい。ただし最近のカメラの場合、16GB以上の容量がないと不便だ。ただしブランド品を選ぶ必要がある〔Amazon JapanのSandisk製品〕。 SDカードを8枚から10枚保持できるハードケースもプレゼントによいアイディアだ。多くのフォトグラファー(残念ながら私もそうだが)SDカードを机の引き出しだのバッグのポケットだの入れてごちゃごちゃにしてしまう。カードケースがあれば助かる。Pelicanはこうしたケースのブランドとしていちばん有名だろう。ワゴンに山積みされているような安物でないかぎり他のブランドでもよい。


レンズ付きスマートフォンケース

これはというシャッターチャンスがあっても持っていないカメラでは写真は撮れない。ベテランのフォトグラファーでもスマートフォンしか持っていないということはよくある。そこで磁石で吸着させたりケース兼用だったりする後付けレンズが数多く出回っている。今年に入ってTechCrunchが記事で紹介しているが、私もMomentのシステムが一番使い勝手がいいと思う。。

プラスティック製ではなくガラス製の本格的な写真用レンズだ。大きめのサイズだが上着のポケットやハンドバッグに入らないほどではない。ギフトに考えるなら相手が使っているスマートフォンの機種を確かめておく必要がある〔iPhone用、Galaxy用など機種別のケースと数種類のレンズが販売されている

スタイリッシュなカメラバッグ

フォトグラファーはクッションが効いたスタイリッシュなカメラバッグを持つべきだた。私は 防水キャンバス地のバッグが好みで、 記事でもレビューした。一番気に入ったのはONA Union Streetだ〔ヨドバシ〕。 カメラバッグとしても日常のバッグとしても適当なバランスが取れていると思う。ただしPeak DesignTimbuk2のデイパックも人気がある。


インスタントカメラならLomo Automatか富士フィルムのSQ6

デジタル全盛だがパーティーや旅行先などで情景をその場で共有したいならインスタント・カメラが一番だ。私はAutomatがKickstarterに登場したときさっそくプレッジして以来、ずっと愛用している。価格が手頃ないのもいい。いかにもアナログな感じがするが操作もさほど難しくない。

もし昔のポラロイド的な操作感が好みなら(かつオリジナルに途方もない金を払い専用フィルムを探しまわるのがいやなら、ということだが)富士フィルムのSQ6がぴったりだろう。ゾーンフォーカスではなくオートフォーカスを備えているので撮影はまったく簡単だ。凝った写真を撮りたいなら各種のアクセサリーが発売されている。


サーキュラーPLフィルター

TechCrunchの撮影チームはこの円偏光フィルターのファンだ。レンズの先端にねじ込み、フィルターの角度を変えると一定の光だけを透過させる。地上の撮影対象に影響を与えずに空を青くした雲のディテールを描写したりできる。ガラスの映り込みを取り除くのにも便利だ。カメラマニアならすでに持っているかもしれないがスペアがあっても邪魔にならないだろう。 上の写真はPolaroidだが、撮影アクセサリーの有名ブランドから多数の製品が出ている。

注意点はレンズの口径に合った製品を選ばねばならないことだ。相手がカメラをそのあたり置いてあるときにレンズを観察してみよう。レンズを取り囲む円形の部分にΦ77mmのようにミリメートルで口径が刻印してあるはずだ。この数字に適合するフィルターを選ぶことになる。レンズ先端の側面の数字は焦点距離なので間違わないよう。

ワイレス・レリーズ

集合写真やセルフィーを撮るときに相変わらず10秒のセルフタイマーを使っていると、一度セットした後はシャッターを切るタイミングをコントロールできない。ここぞというときにシャッターを切りたければワイレス・レリーズを使うのが簡単だ。ボタンを押すとシャッターが切れるだけの単純なものから撮影モードの変更などがえきる多機能なものまでいろいろある。

ただしレンズフィルター同様、適合性を考える必要がある。大手カメラメーカーは自社カメラのアクセサリーとして発売しているが、サードパーティーからはマルチプラットフォームの製品が出ている。 Hama DCCSystemなどがそうだ。ただしこうした製品は見つけるのがやや難しいので適合性さえ確認できればカメラ専用のリモコンで構わない。


Blackrapid(その他)のスマート・カメラストラップ

Blackrapidの肩掛け式ストラップもわれわれの撮影チームのお気に入りだ〔こちらは日本のAmazon〕。使い方に多少慣れが必要だが非常に合理的な仕組みだ。カメラは上下逆の状態で腰のあたりに携帯できる。片手でカメラをつかみ、一挙動で撮影ポジションに持ってくることができる。撮影を終えた後、胸の前でぶらぶら揺れて邪魔になったりしない。またカメラ底部の三脚穴に専用ベースプレートをねじ込む方式なのでアングルによってカメラストラップが手にからまるということがない。

もっともこうした独特のカメラ保持方法が好みでないフォトグラファーもいるだろう。その場合はボディー左右のストラップホールで保持する伝統的なストラップを選べがよい。長さの調節と付け外しがすばやくできるストラップが便利だ。撮影の状況によってストラップを傷めることがあるし、異なるタイプのストラップを必要とすることもある〔Peak Desginのスライドストラップ

画像:Bryce Durbin / TechCrunch

〔日本版〕原文のプリントサービス・ギフト券は省略。Adobe Creative CCのサブスクリプションについてはAdobeの日本版ページ参照。上記リンクでも技適など規制上の問題で日本で利用できないものもある。

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滑川海彦@Facebook Google+

このアプリを使うとiPhone XRで撮ったペットの写真の背景をぼかすことができる

新しいiPhoneには優れた写真技術がいくつかあるが、でもカメラが一つしかないXRでは人以外の被写体をポートレートモードで撮れないなど、省かれている機能がいくつかある。でもついに、サードパーティのカメラアプリHalideによって、人工的なボケは作れるようになった。あなたの愛犬が眠っている顔や姿も、背景をぼかすと可愛さが一層際立つだろう。

これは、カメラが一つしかないことだけの問題ではない。でもぼくの前の記事を読んだ方はご存知と思うが、ハードウェアやチップやセンサーなど物理的な条件に依存している機能でも、ソフトウェアによって実現できる場合がある。何でも、ではないけど。

関連記事: コードが写真の未来を創る

iPhone XRの場合は、カメラが一つしかないから、十分な奥行きデータが得られない。だからピンぼけ効果はプログラムのコードで作りだすしかない。問題は、Appleの機械学習システムが、人の画像の高品質な奥行き情報を認識し作りだすよう、訓練されていることにある。犬や猫や植物やおもちゃのロボットの画像では、訓練されていないのだ。

でも、被写体が人間以外のとき、背景がきれいにボケてくれないのは、誰でもいやだろう。

そこで、Appleの気まぐれを無視しても平気なHalideのチームは、XRの“Focus Pixels”〔iPhone 6からの機能〕から深さデータを作り出し、それをもとに、不自然でないボケ効果を作った。メインの被写体と背景がはっきり分かれている画像なら、ペットでもロボットでもなんでもOKだ。人間の顔だけで訓練された機械学習、ではないのだから。

彼らの長くて詳しいブログ記事によると、それはまだ完全ではない。カメラからOSに送られてくる深さデータにアプリからアクセスできないので、プレビュー機能もない。でも、何もないよりましだし、Instagramで写真を見た人は、あなたがXRでなくXSを持ってると思うだろう。XRは、正しい選択だとぼくは思うけどね。

このアプリは、アップデート(1.11)の承認を待っている。もうすぐダウンロードできるだろう。まだHalideを持ってない人は、6ドルで買える。あなたのチンチラの写真の背景が、ベルベットのようになめらかになるんだから、6ドルは安いよ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Pixel 3、これが注目の新機能だ

Googleは火曜日(米国時間10/9)の大ハードウェアイベントでGoogle Home HubやGoogle Pixel Slateなどいくつもの新製品を発表した。しかし新しいスマートフォン、Pixel 3が本物のスターだった。

Pixel 3には2つのサイズがあり、価格は799ドルから。カラーは3種類で12.2メガピクセルの背面カメラとデュアル前面カメラを搭載している。中は新しいアプリと機能でいっぱいだ。今日から予約受付を開始して発売は10月18日から。

Pixel 3の新機能、改訂機能の目玉をいくつか紹介する。

コールスクリーン

コールスクリーンは、かかってきた電話をあなたの代わってGoogle Assistantが取ってくれる機能だ。ユーザーはコールスクリーンボタンをタップするだけで、あとは端末が電話に答えて誰が何の用事でかけてきたかを聞いてくれる。

会話の内容はテキスト化されてリアルタイムで表示されるので、ユーザーは電話に出るかテキストで返信するかを選ぶことができる。

コールスクリーンはPixel 3では発売と同時に、他のPixel端末では11月から利用できる。

Google call screen

セキュリティー

Pixel 3には、GoogleがTitan Mと呼んでいる新しいセキュリティーチップが搭載されている。このカスタムチップは、端末のパスワードとオペレーティングシステムの安全性を高めるために使用される。

スピーカー

前面に向けられたスピーカーは従来のPixel機よりも40%大きく豊かな音になった。

YouTube Music

Pixel 3には、YouTube Musicのストリーミングアプリが搭載され、6ヶ月間の無料購読がついてくる。

Googleレンズ

Googleレンズは、AI機能内蔵カメラだ。画像をキャプチャーし、AIアルゴリズムが認識する。「スタイル検索」は画像に写った商品を識別して、ネットでその商品を見つけるのに役立つ。

Googleレンズは、ランドマークや植物、動物なども識別し、イベントをカレンダーに追加する。カメラをテイクアウトメニューに向ければ、電話番号をハイライトする。

Google Lens

グループセルフィーカメラ

Pixel 3にはデュアル前面カメラがあり、ワイドな自撮り撮影ができる。
電源ボタンをダブルタップしてカメラを立ち上げ、手首を2回フリックすれば自撮りモードになる。あとは、ズームアウトしてグループセルフィーを撮るだけだ。

トップショット

この撮影機能は、HDRで複数の画像を撮影し、最高の1枚をリコメンドする。
たとえば、子供がバースデーケーキのローソクの火を吹き消すところを取ろうとしたことがあるだろう。これまでなら、写し損ないは写し損ないだった。トップショットは、シャッターを切る前後の瞬間をキャプチャーして自動的に最高の1枚を推薦する。

もしほかに気に入ったものがあれば、それも選ぶことができる。

Google Pixel 3 Top Shot

プレイグラウンド

プレイグラウンドは、写真やビデオにリアクション・キャラクター(犬や踊るステレオなど)やキャプション、動くスタンプなどを追加できる機能だ。文字同志あるいはユーザーと反応し合うPlaymojiを使って写真に「命を吹き込む」こともできる。

オプションにはMarvel Cinematic UniverseのIron Manなどのキャラクターもある。Googleはドナルド・グローヴァーとのコラボレーションでプレイグラウンドにチャイルディッシュ・ガンビーノも連れてくる計画だ。

Google Playground Childish Gambino

フォトブースモード

そう、これもカメラ機能だ。この機能は被写体が面白い顔をしたり笑ったりすると自動的にシャッターを切る。。

more Google Event 2018 coverage

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ソビエトのカメラメーカー「Zenit」が帰ってきた!

20世紀のソビエト製クローンカメラに詳しい人なら、Zenitをご存知だろう。Krasnogorsky Zavoiが作ったNikon/Leicaのクローンは、鉄のカーテンの向こうの人気者だったが、Lomoと同じく人気ブランドとして報いを得ることはなかった。同社は2005年にカメラ製造を中止したが、数十年に渡って東欧写真界を席巻し、ジェームズ・ボンドを思わせるようなライフル風のスナイパーカメラも作った。

このたび、Leicaとの提携によって、Zenitが帰ってきた。

カメラはLeica M Type 240プラットフォームがベースだが、昔のZeitのルックスと動作を再現するための変更が加えられている。レンズはZenitar 35 mm / f 1.0で純ロシア製だ。デジタル処理なしでボケやソフトフォーカスを使える。

Leica Mプラットフォームの仕様は、24MBフルフレームCMOSセンサー、3インチ LCD画面、HDビデオ録画、ライブビューフォーカス、0.68倍ビューファインダー、ISO 600、および3 fps連続撮影などだ。米国、ヨーロッパ、およびロシアで今年中に入手できるようになる。

過去に帰る特権を得るために必要なコストはいくらか? これまでのLeica Mの化身が何かのヒントになるとすれば、5900~7000ドルと予測する。私の家には古いフィルム式Zenitsが何台か転がっているのだが。いくつかデジタル部品を継ぎ足して、究極のフランケンZenitを作れないかと考えている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

5カメラスマートフォンがNokiaブランドで発売される、新製品のアイデアもネタ切れ?

未来がここにある。the futureでなくても、少なくともa futureぐらいはたぶん。アップグレードのネタがなくなったNokiaブランドのライセンサーHMDは、カメラが5台あるスマートフォン市場に投入するようだ(裏にもあるから計6台だ)。3台や4台では、簡単すぎるからね。

今度の新機種のリーク画像に見られるものは、レンズメーカーZeissの最新のパテントだ。カメラは円環状に並び、フラッシュもある。わずか3台のHuaweiを、跳び越えている。

では、なぜカメラが5つなのか? わかりきった答は、それができるからだ。このとんでもない惑星上には、まだ見たことのないものや、初めて見るものの方が、圧倒的に多い。もっとましな答は、ズームin/outもモノクロも一緒に撮れるから、あとで良い方を選べる。

前にも言ったように、Nokia(本物のNokia)は、画像技術のイノベーションで長年の実績がある。41メガピクセルのカメラもあったし、おそろしく高価なOzo VRもある:

だから、この5カメラスマートフォンも、在りし日のNokiaへのオマージュかもしれない。これをレンズに触らないで持つためには、練習が必要だと思うが。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

DSRL3軸安定化ジンバル対決――DJI Ronin-S、Zhiyun Crane 2(TCビデオ)

このビデオはDJIからもZhiyunからもスポンサーされていない。あくまでわれわれの独自の評価だ。DSLRなどの本格的カメラでの動画撮影を安定化させる3軸ジンバルの代表的製品を実地にテストしてみたのでご覧いただきたい。

プロのビデオグラファーとして私の第一の関心は携帯性だ。正直、もうこれ以上持ち歩くペリカンケースを増やしたくない。スムーズな動画撮影に必須の3軸安定化ジンバルで携帯性に優れているものとしては、ビデオグラファーや映画製作ジャンルの友人たちの間でZhiyun Craneの評価が高かった。そこにDJIからRoinin-Sが登場した。うーむ、これはテストして比較してみるしかない。

われわれのセカンドカメラ、Taylor Nakagawaが最初に試しているところだが、3軸ジンバルの操作に苦労している。これはやっかいな代物で、箱から出してすぐに自由に操れると思ったら大間違いだ。最初のうちはひどい失敗を繰り返すことになる。

重量の点ではRonin-SはCrane 2より500グラムくらい重い。しかし重量配分がうまく計算されているのでそれほど大きな体感の差はない。どちらの製品も35mmレンズを装着したキヤノン5Dを問題なくこなした。パン、ティルトなどは専用アプリから操作できる。うまく設定すればバターのような滑らかさだ。しかし動きながらビデオ撮影すると転倒しやすいのでご注意。両製品とも機能面では大きな差は感じられなかった。

ジンバルのバランスを取るのは慣れれば2分程度でできる。Ronin-Sでは本番撮影に入る前にアプリからバランスのテストができる。きちんとバランスを調整しておかないとモーターが常時回転することになりバッテリーを消耗する上にモーターを傷める可能性がある。ゆっくりした動きなら素晴らしくスムーズな映像が撮れる。カンフーのような素早いダイナミックな動きを撮影すると追従が間に合わない場合が出てくる。しかしスローモーションや編集でカバーできるだろう。

Zhiyunでちょっと気になったのはコントローラーの操作に直感的でない部分があった点だ。たとえばオプションの選択を決定するのに真ん中のボタンではなく、ダイヤルの右側を押さねばならない。キャリングケースではZhiyunのほうがスマートだし使いやすい。

Ronin-Sは699ドル、Crane-2は750ドルだ。選択は難しいところだが、DJI Ronin-Sにはパノラマ、タイムラプスなどの付加的機能がある。更に詳しい評価は〔原文の〕テキストを読んでいただきたい。

DJI Ronin-S and Zhiyun Crane 2

〔日本版〕両製品ともすでに日本で販売されている。DJI公式ストア(楽天)、Zhiyun Japan(Amazon)。日本で発売されるCrane 2にはフォローフォーカスが付属。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

LightがSoftBankのリードで$121Mを調達、ユニークなカメラ技術をまずスマートフォンで実証へ

レンズが16あるカメラで独自の撮像技術に固執するLightが、SoftBankの大型ファンドVision FundからシリーズDで1億2100万ドルの巨額を調達することになった。

このラウンドをリードしたのがVision Fundで、およそ1億ドルをSoftBankが確保した。ほかに、カメラの名門Leica Camera AGが参加した。今日(米国時間7/18)の発表によると、Lightのこれまでの調達総額はほぼ1億8600万ドルになる。

Lightはその初めての製品L16を予価1950ドルで発表し、それを2017年に発売した。そのカメラは16個のレンズを使って52メガピクセルの画像を撮り、感動的な結果を作り出した。しかも、たぶんいちばんの注目は、L16がとても小さくてスマホなどの携帯端末やそのほかの携帯型の機器装置にぴったり便利であることだ。

サイズが小さいことと、スマートフォンの写真ブーム、両者が合わさるとこうなっても不思議ではない。製品の詳細は不明だが、Lightによると、同社のモバイル技術はOEMからのライセンスで、そこはLightのカメラを搭載したスマートフォンを9月に出す予定だ。

同社の声明は、こう言っている: “今の時代には、ポケットタイプの、インターネットに接続されたカメラが、世界を三次元の超人的な詳細さで再構築し、車はまわりの物をセンサー不要で感知でき、そしてロボットは針の小さな穴に自力で糸を通せる”。

今の、裏面に最大7つのカメラを載せられる同社のスマートフォンは、それが発売されたら“モバイル写真の概念を根底から揺るがす”そうだ。

そしてLeicaとのパートナーシップは、Lightの技術を利用した消費者向けカメラを共同開発するためだ。ただしこれについては、スマートフォンのカメラ以上に現状は漠然としている。

今度の新しい資金は、モバイルへ向かうものだろう。同社によると、最初は消費者製品に向けられた同社の技術は、今後セキュリティやロボット、自動車、航空機、工業画像技術などの分野に利用されていくだろう。

このような拡張意欲は、SoftBankのVision Fundのビジョンによく符合する。それは、世界のトップクラスのテクノロジー企業を糾合して、それらのシナジーを促進する、というビジョンだ。すでにチップメーカーのARMNvidiaもこのファンドに支援されているから、Lightもそういう集合体の仲間として多くの機会を望めるだろう。

下のビデオは、LightnのCEO Dave Grannanのインタビューだ。彼はCES 2016でL16を披露した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Netgearのセキュリティカメラ部門Arloがスピンオフして早くもIPOを申請

NetgearArlo事業部は、このネットワーキング企業にとって意外なヒットだった。その一連のカメラは市場にとって比較的新しかったが、でもコネクテッドセキュリティの分野を完全に支配し、同社に新しい活力をもたらした。

2月にNetgearは、取締役会の全会一致でArloをスピンオフし、IPOの計画も発表した。そして今週同社は、そのためのS-1書類をSECに提出した。このセキュリティカメラ企業はさらに、ニューヨーク証券取引所に“ARLO”というチッカーシンボルを申請した。準備万端だね。

発表されたプレスリリースによると、株数とか値域は未定だ。しかし今年の初めには、普通株の20%弱を発行し、残りは会社が保有する、とほのめかしていた。いずれにしても、すべて、SECの承認待ちである。

同社によると: “今回の株式公募における主幹事会社はBofA Merrill Lynch, Deutsche Bank Securities, そしてGuggenheim Securitiesである。Raymond James, Cowen, およびImperial Capitalが共同幹事会社となる”。

Arlo部門は、Netgearにとって大成功だった。Ring, Nest, Canaryといった強敵のいる、混みあった市場なのに、健闘した。同部門は2016年から2017年にかけて、売上が倍増した。それは市場が成熟して、コネクテッドホームデバイスの本格的な普及が始まっているからだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa