iPad Airは過去最高のタブレット―またminiとの比較で悩むことになった

Appleがサンフランシスコで10月22日(米国時間)に発表したiPad Airをテストしてきたが、やはりこの製品は大型タブレットのチャンピオンであることがはっきりしてきた。以下にフル・レビューを掲載する。

レビュービデオ


製品概要

  • 2048 x 1536 (Retina) 9.7インチ・ディスプレイ
  • 16GB、32GB、64GB、128GB
  • A7プロセッサー
  • 802.1n デュアル・チャンネルWi-Fi、Bluetooth 4.0
  • Wi-Fi利用で10時間、携帯無線網で9時間
  • 499ドルから

良い点

  • 第4世代モデルに比べてデザインは大きく改良され、薄くなり、軽量化された。
  • バッテリー駆動時間は十分

問題点

  • RetinaのiPad miniとの競合。miniもA7を搭載。

デザイン

iPad Airの最大の改良点の一つはデザインだ。iPad miniの路線を踏襲した新デザインではベゼルが43%も小さくなり、筐体は20%薄くなった。重量も28%軽くなって1ポンド(WiFiモデルが469g、WiFi+セルラーモデルが478g)となった。


ディスプレイ

iPad Airは9.7インチRetinaディスプレイを搭載している。解像度は264PPI、2048×1536ピクセルだ。iPad miniよりピクセル密度は低いが、その違いは肉眼ではほとんど判別できない。画質は間違いなく市場でトップクラスだ。

私は去年からiPad miniを使ってきたが、9.7インチのRetinaディスプレイを使ってみるとやはりその情報量の豊富さに驚く。度の合わないメガネを度の合うものに買い替えたような感じだ。特にビデオがすばらしい。

iPadはデビュー当時からパソコンを代替するだろうと言われてきたが、iPad Airは日常の用途に関するかぎり本当にパソコンの代わりとして実用になる性能だ。

特長

iPad AirはiPhone 5sと同様、最新のA7 64ビットプロセッサー、M7モーション・プロセッサーを搭載している。

64ビット・プロセッサーに最適化された最新のiLife、iWorkはすべての面で高速化された。すべてのアプリが前世代に比べて2倍に高速化されるわけではないが、64ビット用にアップデートされたアプリは間違いなく反応速度が速くなっている。

デュアル・マイクのおかげでFace Timeの通話音質は大きく向上した。新しいモーション・プロセッサーはiPadの位置情報モニタ機能を改善させた。

カメラも改良されたが、特筆すべきはFaceTime HDフロント・カメラが720pから1080pにアップグレードされた点だろう。リアカメラは5メガピクセルでセンサーのピクセル・サイズが大きくなり画質が向上した。

パフォーマンス

iPad Airは外見とは裏腹にパフォーマンスの点ではヘビーウェイトだ。一言でいえばトップクラスだ。

A7の採用によってOpenGL ES v3.0グラフィックスがサポートされ、従来デスクトップでしか実現できなかった効果がゲームなどに使えるようになった。Batman:Arkham Originsをテストしたが、新しいグラフィックス能力のすごさが実感できた。

私がテストしたのはLTEモデルで、世界中のセルラーで使われているほとんどの周波数帯をサポートしている。私はサンフランシスコからロンドンに出張したが、AT&TでもEELTEでも問題なく作動した。世界を旅行するものの強い味方だ。Face Time AudioやSkypeを使えば、高額のローミングを使わずに世界のどこからでも通話ができるのもありがたい。

バッテリー

Appleの公式発表では連続10時間もつということだったが、テストしてみたところ実際そのとおりだった。WiFiなら連続10時間、LTEの場合はそれよりやや短い。

iPadが良いのは何日か放置した後で起動してもバッテリーがほとんど減っていないことだが、iPad Airでもその点は変わらない。筐体の小型化でバッテリー容量も減ったはずなのに、まったくその影響を感じさせない。

カバー

Appleは前のモデル同様、iPad Airにもスマート・カバーとスマート・ケースを用意している。スマートカバーは折畳式でマグネットで吸着する。スマート・ケースはその名のとおりケース状で、カバーに加えて裏側まで覆うようになっている。

私はケースやカバーをあまり好まないが、どちらかといえばスマート・カバーの方がよい。かさばらないし、iPadのもっとも重要なパーツ、ガラスをしっかり守ってくれる。


結論

iPad Airは前のモデルに比べて劇的な進歩だ。フォームファクターはこのクラスのタブレットの中でもっともコンパクトでもっとも洗練されている。携帯性と機能を最高レベルで両立させており、市場にあるメディア・デバイスの中で最高のできといっていい。

iPad miniが登場したとき、私は2度と大型iPadに戻ることはあるまいと思っていた。しかしiPad Airの発表でまたこの比較に悩むことになった。なるほど9.7インチのタブレットにも十分役割があると再確認させられた。これからは複数のiPadを所有する家庭が増えるだろうし、それと逆にパソコンはどんどん減っていくだろう。

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(翻訳:<A href=


元Googlerによるプログラミング学習用目玉ロボット、クラウドファンディングにて資金調達中

来年のホリデーギフトとして流行るかもしれない。Play-iが、クラウドファンディングにて教育用ロボットの資金調達を開始したのだ。このロボットは、子供たちにコーディングの概念を教えることを目的に活用するものだ。

開発したのは、2010年に自ら設立したJamboolをGoogleに対して7000万ドルで売却し、そしてConsumer Payments部門の長を務めていたVikas Guptaだ。Play-iは募集開始から24時間で148,085ドルを集めており、さらに今年の春にはGoogle Ventures、Madrona Venture Group、その他の投資家より100万ドルの資金も調達している。

今回市場に出そうとしているロボットはBoとYanaという名前だ。それぞれ専用のアプリケーション経由で操作する。アクションボタンを入れ替えることにより、ロボットへの命令セットを作成できるわけだ。たとえば手を叩いて前進するようにさせたり、その場で回転させたりすることができる。他にも木琴を演奏させたり、誰かに試験管に入った花を捧げたりすることもできる。一般のプログラミング言語によるプログラミングとは違った感じだが、子供たちにロボットによるフィードバックを見ながら、ロジック(論理)を学ばせることができる。

BoとYanaはお互いを認識して行動することもできる。Boには車輪がついていて、その場でぐるぐるまわったり、どこかに走って行くことができる。Yanaには車輪はなく自分の力で移動することはできない。

子供にゲーム感覚でコーディングを教えるツールというのはいろいろと出てきている。たとえばMove the TurtleCargo-Botなども有名だ。したがってゲーム感覚でプログラミングを行ったり、あるいはプログラミングにより相互作用的なキャラクターを動かすなどというのも別に新しい試みではない。また、おもちゃを動かすということでいえばBee-Botなどの商品も世に出ている。Play-iのプロダクトが独創的なものであるというわけではないわけだ。

ただ、YanaとBoは(少なくとも大人の目で見た限り)とてもチャーミングで、プレゼントにも適しているように思う。プログラムに応じて大きな目を光らせ、何かを訴えかけてくる様子は「くすぐりエルモ」(Tickle Me Elmo)風でもあり非常に可愛らしい。Guptaによれば可愛さをアピールしようとデザインしたわけではないが、ペット風の外見は採用しないようにと意図してデザインしたのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


Motorola、プロジェクトAraでモジュラー・スマートフォンを現実に

GoogleがMotorola Mobilityを125億ドルで買収すると発表してから2年と少しが過ぎ、このところMotorolaは、業界で最も注目されるスマートフォン会社になっている

それはなぜか。このGoogle子会社は今日(米国時間10/29)の午前、Project Araなるものに取り組んでいることを発表した。モジュラー・スマートフォンとそこにはめ込むパーツから成るオープン・ハードウェア・プラットフォームだ。

これは、はっきりいって驚きだ。

このプロジェクトは、1年以上前から進められていたようで、Motorolaは基本の一部をブログ記事で概説している。要するにこれは、端末のフレームを成すベースユニット(内骨格)と、そこにはめ込んで機能を拡張する多数の追加モジュールを使うデザインだ。

物理キーボードが好き? 装着してメールを打ち始めよう。もっと長く電話を使いたい? バッテリーモジュールを大きいのと交換しよう。Motorolaの計画通りに進めば、モジュール開発キットのアルファ版がこの冬にも登場する。

聞くところによると、Motorolaは何らかのセンサーに関わる興味何かを作っているらしく、モジュラー・スマートフォンで使うためにどう部品化されるのか見るのが楽しみだ。実際、Motorolaはその一つを既に公表している ― アソシエートVPのPaul Eremenkoがブログ記事で、血液中の酸素濃度を測るパルスオキシメーターの存在をほのめかしている。

もちろん、モジュラー携帯電話の可能性を初めて考えたのは、Motorolaでも、話題の(Motorolaが敬意を表す)Phonebloksコンセプトでもない。

Bug Labsを覚えているだろうか。2008年に彼らはそのモジュラー機器で大きな話題を呼んだ ― 液晶画面やGPS、カメラ、3G通信機能などを、分厚いベースユニットにはめ込んで初期のスマートフォンを思わせる機能を持つ端末を作るものだった。そして、正直なところわれわれは、膨張したPhonebloksコンセプトが製品化されるチャンスは殆どないと思う。たとえ作者のDave Hakkensがどれほぼ巧妙に売り込んだとしても。しかしタイミングは今が最高のようだ。Motorolaは、多くのPhonebloksファンと接触することによって、コンセプトの実現に役立てようとしている。

現在Motorolaは、ユーザー志望者(失礼、「Ara スカウト」だった)を募り、同社の研究開発を助けるミッションへの協力を求めている。最初のミッション? アプリをダウンロードして使用し、Project Araについて思ったことや展望を共有する。期日は3日間だけ。ずいぶん急いでいるようだが、われわれにとっては良い兆候だ。最初のAraプロトタイプが出て来る日が、少しでも早くなるという意味かもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi)


全世界における携帯電話出荷台数のうち60%がスマートフォン。Samsungが首位ながら、5sが人気のAppleもシェア復活を睨む

スマートフォンの出荷台数は全世界的にみて増加し続けているようだ。Strategy Analyticsの最新レポートによると、2013年第3四半期は昨年の1億7280万台から45%伸びて、2億5100万台に達している。

「四半期ベースで2億5000万台を超えたのは初めてのこと。全世界における出荷携帯電話10台につき6台がスマートフォンとなっている。アメリカなどの先進地域では、LTEモデルが成長を引っ張っているようだ。そして中国などの発展途上地域では3Gモデルが主力となっている」と、Strategy AnalyticsのシニアアナリストであるLinda Suiは言っている。

ブランド別で言えば、やはりSamsungが首位に立っている。世界のスマートフォン台数のうち35%のシェアを握っているそうだ。ちなみにSamsungの出荷台数は1年で55%の伸びを示し、合計出荷台数は8840万台にのぼっている。フラッグシップモデルであるGalaxy S4の出荷には落ち込みが見られるが、これは新しいNote 3ファブレットに対するニーズが高まっていたり、あるいはGalaxy Yなどの安値モデルを選択する人もいるせいだ。

この四半期を見るとSamsungはAppleの倍以上のスマートフォンを出荷しているのだが、Strategy AnalyticsのエグゼクティブディレクターであるNeil Mawstonは、「iPhone 5sの大人気により、次の四半期にはAppleが挽回するだろう」と述べている。

2013年第3四半期に関しては、Appleの出荷したiPhone台数は昨年の2690万台から3380万台となっている。iPhone 5sおよび5cの出荷を待っていた消費者も多かったようで、伸び率は26%となっている。スマートフォン全体の伸びが45%程度であったことを考えれば、低い数値に留まっている。おかげでAppleのシェアは16%から13%に下がってしまうこととなった。

Samsung、Appleに続く第3位となったのはファーウェイ(Huawei)で、昨年比67%の伸びを示し、2013年第3四半期での出荷台数が1270万台となっている。但しシェアは5%程度であり、上位2社からは大きく遅れをとっている。ちなみに今期におけるファーウェイの伸びは、国内市場でのP6およびG610モデルの人気が大きく寄与している。

「中国国内でのファーウェイの強さは安定的なものがある。しかしアメリカやヨーロッパでのマーケットでは成功を収めているとは言えない。今後、ビッグ2と競っていくためには、世界市場での成長が欠かせない」と、Strategy AnalyticsのシニアアナリストであるWoody Ohは言っている。

第3四半期におけるベスト5をあげておくと、上記3社とLGおよびLenovoとなっている。

LGは1200万台のスマートフォンを出荷して、5%弱のシェアを獲得している。LGの年間成長率は71%となっていて、これはトップ5の中で最高となっている。LGの伸びはヨーロッパ市場における人気が牽引しているのだとのこと。今後の成長のためには、中国およびインドでのシェア獲得にも力を入れていく必要があるだろうとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H


Google Glassがアップデートへ―既存ユーザーは無料交換、知人を3人まで招待できる

Googleはエクスプローラー・プログラムでGlassを購入した最初のユーザーを非常に尊重しているようだ。

GoogleはGlassハードウェアの改良を進めてきたが、このほど1500ドル払って最初にGlassを購入したユーザーに対し、無料で改良版と取り替えるサービスを実施すると発表した。

もちろんGlassが一般に発売されるまでにはまだだいぶ間がある。早くても2014年中だろうと推測されている。今回Googleは人柱エクスプローラー・プログラムの参加者を拡大することにした。エクスプローラー・プログラムの参加者は向こう14日の間に知人を3人招待することができる―つまり1500ドル払ってGoogle Glassを買いたいという知人がいればだが。

しかし本題に戻ろう。今回のアップデートはなかなか重要なものになりそうだ。GoogleのGlassチームがGoogle+ページに発表したところによれば、今回のアップデートは将来は専用のサングラスや度入りメガネに対応可能となるバージョンで、モノーラルのイアホンも同梱されるという。現行の骨伝導スピーカーは音が小さく騒音レベルの高い場所では聞きづらいという訴えに対応したものだろう。

運がよければGlassの心臓部も改良されるだろう。現在GlassにはTI OMAP4430チップセットと1GBのRAMが搭載されているが、これは基本的に2011年に発表されたGalaxy Nexusと同じスペックだ。現在のスマートフォンの恐ろしく向上したパワーと比べるとやや見劣りがする。

念のためエクスプローラー・プログラムに参加できる条件を再掲しておく。

  • アメリカ国内の居住者
  • 18歳以上
  • Glassを購入すること
  • アメリカ国内に送付先住所があるか、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスのいずれかのGoogleオフィスで受け取りができること

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


人類家畜化計画を推し進めるロボットたちの最新状況

おやすみなさいと安らかに眠れる夜も、もう残り少なくなっている。未来の覇権を握るべく、ロボットたちの人類家畜化計画(Today In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs:TIDWRTWHUFOO)がいよいよ現実味を帯びてきているのだ。今回紹介するのはエルモ、バキュームクリーナー、そしてマイリー・サイラスにとってかわろうとする腰振りダンサーロボットだ。

まずはエルモとTeddy Ruxpin(会話するクマ人形)を紹介しよう。壊れた人形、いらなくなったハードディスク、そしてカシオのキーボードで恐怖のロボット隊を作ったのはJames Cochraneだ。制御はPIC16F84Aマイクロコントローラーが担っている。このロボット隊はGreen Dayにとってかわろうという野望を持っている様子。TeddyはマックルモアのThrift Shopのコーラスを練習している。リズムセクションはタカラトミーのOmnibotの担当だ。「無駄金使っちまったぜ」とか「婆ちゃんの服を着る」などと歌っているが、「騙した子供を使って」、呼び出した「婆さんの皮を剥ぐ」なんてことを目指しているに違いない。

via Giz

次に見ておきたいのがFonzieだ。3Dプリンターから生まれてきたプロダクトで、セクシーに腰を動かす。コンペティション用に開発されたロボットなのだそうだが、改造してLMFAOの曲でダンスを踊るようになった。ダンスには伝染性があるかもしれない。パーツのほぼ全てが3Dプリンターで作成さている。触覚、視覚をもち、全体の制御能力にも優れたこのロボットは、人間を性奴隷とすることを目指しているに違いないと思うのだ。

最後に紹介するのはRoomba風の床掃除機だ。名前をMoneual Rydisという。価格は400ドルだ。ゴミの吸い込みとモップがけの双方をを行うことができる。これにより、人間が滑って転んで死んでしまうことを望むものなのだろう。死体から冷たくなった血液を啜ろうとするのだろう。この恐ろしいロボットもBest Buyで売っている。

日々、恐ろしいロボットが登場し続けている。

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(翻訳:Maeda, H


一日に一定量の水を確実に飲めるインテリジェント水筒H2O-Pal, 腎/尿結石を防げるか

合衆国の国立水飲健康研究所(実在しない)は、国民が毎日大量の水を飲むことを推奨している。そこでH2O-Pal(実在する)は、一日に飲んだ水の量が分かる水筒H2O-Palを開発した。これを使うと、生きるために必要な一日2~5ガロンの水をその日に飲んだか飲まなかったかが分かる(警告: そんなに大量に飲まなくてもよいだろう)。

この電子水筒には目盛と加速度センサがついていて、一日に飲んだ水の量が分かる。水を入れたら、電子回路のスイッチを入れ、そして会社(など)へ行く。洗うときはパックのような形をした装置部分を外す。それをBluetoothでiPhoneにつなぐと、自分の水飲み習慣が分かる。

Kickstarterでの資金募集目標は95000ドル、お値段は一つ59ドルからだ。2月の正式発売時には69ドルになる。同社はスロベニアの首都リュブリャナにあり、この夏プロトタイプを見せてもらったが、なかなかいい。われわれ人間も、ほとんど水でできている生命体だから、その水分を維持するための発明は、何であれ立派だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Kickstarterから巣立った高精細3DプリンタForm 1のFormlabsがシリーズAで$19Mを獲得

Formlabsは、MIT Media Lab(MITのメディアラボ)からスピンアウトして、高精細な3DプリンタForm 1を作っているスタートアップだ。同社は最初、Kickstarterで300万ドル近い資金を集めたが、このほどシリーズAとして1900万ドルを調達した。その投資ラウンドの幹事会社はDFJ Growth、これにPitango Venture CapitalInnovation Endeavors、および、これまで同社に投資していた多くのエンジェル投資家たちも再び投資に参加した。

この投資はFormlabsに、ビジネスを構築していくための大きな力を与える。数か月前には、ライバルのデスクトップ3DプリンタメーカーMakerbotが業務用3DプリンタのStratasysに、4億300万ドルで買収された。Makerbotは今では、Stratasysの子会社として操業している。

2011年に創業されたFormlabsは、今回の資金を研究開発の拡大、グローバルなカスタマサービスの充実、および新しいプリント素材の開発に充てたい、としている。ソフトウェア開発も、重要だ。同社は今日(米国時間10/24)、同社の3Dモデリング/3DプリントソフトウェアPreFormのバージョン1.0を近くローンチしたい、と述べた。

製造施設の拡張も行う。今同社は、マサチュセッツ州Somervilleにある11000平方フィートの建物への引越しを進めている。

Formlabsは最初、180万ドルのシード資金を獲得し、それによって作ったプロトタイプをKickstarterで公開して製造可能なだけの資金を集めた。それから1年後に同社は、Kickstarter上の世界中の支援者たちに900台あまりのプリンタを出荷し、支援者全員への約束を果たしつつある。

今3Dプリントへの関心はますます高まっており、各社がさまざまな観点および価格設定により、3Dプリンタの製品化に取り組んでいる。新規参入者の多くがプロトタイプをクラウドファンディングサイトに持ち込み、安価なデスクトップ3Dプリンタや、消費者向けのシンプルな製品を世に問おうとしている。

しかし少なくとも現時点では、Formlabsあくまでもハイエンドをねらい、価格もMakerbotのReplicatorの2199ドルより高い3299ドルだ。デスクトップ3Dプリンタとしては確かに高価だが、プリントの精細度は群を抜いて高い。

Form 1はレジンにレーザー光線を当てることによって硬化させる、という、いわゆるphotopolymerization(光重合)と呼ばれる方法で3Dプリントを行う。したがってプリントの精度が高く、物の細部を再現できる。

Formlabsのこの方法は安くはないが、業務用3Dプリンタ並の精度を一般向けの低価格機で得たい、という需要はこれからますます高まるだろう。いずれ、今の低精度の低価格3Dプリンタは、過去のものになってしまうかもしれない。

同社は、低価格機市場について、次のように言っている: “弊社はForm 1を最良のデスクトップ3Dプリンタとすることに、今後も力を入れていきたい。今はそのことで手一杯だが、しかし、将来のそのほかの可能性を今から排除するつもりもない”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Apple、iPad Airは中国でも(初めて)アメリカなどと同時発売

Appleが中国市場を非常に大事に考えていることが、本日のプレスリリースイベントで明らかとなった。新モデル発表の舞台で、Worldwide Marketing部門SVPであるPhil Shillerが、中国におけるiPad Airの発売を、米国などと同時に行うことを発表したのだ。

このような取り扱いはこれが初めてのこと。これまでは、中国で最新版のiPadを入手するには数週間ないし数ヶ月の間、待っていなければならなかったのだ。

最近のAppleは、新製品を可及的速やかに広い地域で扱うようにしようとしているようだ。中国での店舗展開にも力を入れている様子。既に他の記事にも掲載しているが、iPad Airは499ドルより。レティナ版iPad miniは399ドルからとなっている。

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(翻訳:Maeda, H


Appleイベント速報:iPad Air登場―軽く、薄くなってA7プロセッサを採用、11/1出荷

Appleが最初のiPadをリリースしたのは3年前になる。オリジナルのiPadは角ばっていて重かった。4世代を経て今第5世代のiPadが発表された

これは素晴らしい!

読者はすでにこの夏から新iPadの噂をたっぷり聞かされてきただろうから、すぐに本題に入ろう。

新デザイン

iPad 2以来で初めてとなる全面リニューアルの新デザインだ。

新iPadのモニタはこれまでと同じ9.7インチだが、iPad miniを踏襲したデザインになっている。重量は1ポンド(454g)ちょうどで、フルサイズiPadとしてはこれまででいちばん軽い。前モデルより0.4ポンド(181g)も軽量化されている。またiPad Airの厚みはわずか7.5mmで、25%も薄くなった。

ベゼル部分は43%も薄くなり、エッジはiPad miniに似て、これまでよりずっと強い傾斜が与えられている。

プロセッサー

新iPadのプロセッサーはiPhone 5sのものと同じA7だ。Appleによれば、オリジナルのiPadに比べて8倍速く、グラフィックスは72倍速いという。われわれが知りたいのは現行の第4世代のiPadとの比較だが、Appleはいつもわれわれの聞きたい点を発表してくれるわけではない。

新iPadにはiPhone 5sと同じくM7モーション・コプロセッサーが採用されており、内蔵センサーから発生した加速度情報などを処理する。これによってiPadはさらにスマートになったという。

新しいA7プロセッサーはAppleの最新プロダクトの例にもれず64ビット・アーキテクチャで、10億以上のトランジスタを内蔵している。またWiFi接続の信頼性を向上させるためにMIMOテクノロジーを採用しており、バッテリー駆動時間は10時間だという。

記事アップデート

カメラ

現行iPad搭載のカメラはiPadで写真を撮るという考え自体に笑い出したくなるくらいの時代遅れなしろものだ。

今回Appleはカメラにも多少の注意を払うことにしたらしい。5メガピクセルのiSightカメラ、1080ピクセルのFaceTimeビデオチャット用フロント・カメラと2個のマイクが搭載された。

価格と出荷時期

第5世代iPadのカラーバリエーションは黒、白、シルバー、 スペース・グレーだ(なぜかゴールドはない)。この製品は第4世代を置き換えることになる。価格はWiFiモデルが499ドルから。Wifi+ 無線モデルが629ドルから。

一方、iPad 2は販売が継続される。価格は399ドルからとなる。

新iPadは年末に商戦に間に合った。販売開始は11月1日からだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


2013年のタブレット出荷台数は42.7%成長の見込み。従来型PCは11.2%の減少か

タブレット機がますますPCの市場を侵食しているようだ。但し、この市場というのはなかなかの規模であるので、PCの方もまだ命脈を保ってはいる。そうしたレポートをとりまとめているのは、市場分析サービスなどを手掛けるGartnerだ。全世界における今年のタブレットの出荷は53.4%の伸びを示す見込みで、台数にして1億8400万台ということになる。一方でPCの方も台数ベースで言えば、タブレットよりも多く売り上げる見通しだ(今年は3億310万台)。しかしこれは2012年比で11.2%減の数字となっている。PCの出荷台数は年々減少する傾向にある。

ちなみにGartnerは、4月時点では今年のPC出荷台数を昨年比7.3%減と予測していたのだが、どうやらこの値も下方修正されることとなった。

尚、デスクトップOSと同様のOSを搭載するMicrosoftのSurface Proや、ウルトラモバイル(軽量ノートPC)などの普及が、従来のデスクトップPCの市場を奪う傾向もある。ウルトラモバイルをPCから外す統計もあるが、これをPCとして扱っても今年の出荷台数は8.4%の減少となっている。Gartnerの予測によると、2017年にはタブレットが、デスクトップとウルトラモバイルを合計した台数を上回るとしている。

出荷台数の接近傾向は急激であり、2014年には、PCとタブレットの出荷台数の差は1800万台程度となるのではないかと予測されている。但し、ウルトラモバイルは4000万台程度にまで伸びるだろうとも予測されている(今年は1860万台程度と見込まれている)。

ひとつのデバイスで仕事と遊びの両方をこなそうとする人が、ウルトラモバイルを選択することになるのでしょうと、Gartnerは言っている。してみるとウルトラモバイルは、タブレットスタイルで、PCの要素を持つといったハイブリッドな方向に成長していくことになるのだろう。

ところでタブレットについて、小型化および低価格化が時代の要請ともなっている。7インチタブレットの人気が高まり、高機能タブレットの価格も下がっていく方向にある。AmazonのKindle FireシリーズやGoogleのNexusシリーズなどの低価格タブレットが、iPadなどの高額製品のシェアを奪いつつ、そしてタブレット市場を拡大させている。

小型化したタブレットは、スマートフォン利用者からも熱い視線を浴びることになる。Gartnerの調査によれば、今年のホリデーシーズンには「ここしばらくの間ホリデー時期のプレゼントとして一番人気であったスマートフォンの人気を凌駕して、小型タブレットが一番人気となる」ことになりそうだとのこと。これはGartnerのリサーチ部門Vice PresidentであるCaroline Milanesiの言葉だ。

もちろんモバイルフォンの市場は順調に成長は続けていくだろう。しかしGartnerは平均販売価格(Average Selling Price:ASP)の高いものについては成長が鈍化するだろうと見ている。市場の成熟が進み、そのような中ではミッドレンジが市場を引張、そして新興市場ではローエンドのAndroidデバイスが主導権を握っていく。販売規模を拡大するには、安価なデバイスが必要となっていくのだ。先進国の市場が飽和状態となる中、市場の規模を拡大し続けるには、発展途上の市場に向けて、低価格なデバイスを提供していくことが必要なのだ。

今年および来年における、全世界でのOS毎の出荷台数予測をみると、安価なタブレットおよびスマートフォンを提供するAndroidの普及が、さらに進みそうな状況が見て取れる。2014年には、全種類のデバイスにおいてマーケットシェアの半分を握ることとなりそうだ。Windows/Windows PhoneおよびiOS/Mac OSの成長度合いはさほどでもないと予測されている。

2013

  • Android 38%
  • Windows 14%
  • iOS/Mac OS 12%
  • RIM 1 %
  • Others 35%

2014

  • Android 45%
  • Windows 15%
  • iOS/Mac OS 14%
  • RIM 0.8%
  • Others 26%

ウェアラブルについてGartnerは、スマートフォンと一緒に用いる「コンパニオンデバイス」が徐々に普及し始めると予測している。2017年までに、ウェアラブル+スマートフォンの組み合わせを捨てて、ウェアラブル+タブレットという組み合わせを選択する人は1%未満に留まるだろうとしている。

また、少なくとも、ウェアラブルが直ちに「must have」のデバイスとなることはなさそうだ。ウェアラブルが必須となる時代がくるまでは、生活をナビゲートしてくれるのはスマートフォンということになるだろうと、Milanesiも言っている。ウェアラブルが市民権を得るには、既存デバイスが提供しているエクスペリエンスを拡張し、さらに今ではコンピュータ化されていないような分野にも適用範囲を広げていく必要がある。また、実用的であることは当然としても、スタイリッシュな要素にも気を配る必要が出てくるだろう。もちろん、価格戦略も非常に大事なポイントだ。

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(翻訳:Maeda, H


腕時計型オシロスコープがKickstarterで資金募集中

未来の考古学者は今のわれわれの文明の遺跡を見て、なぜこんなにたくさんのスマートウォッチがあったのか不思議に思うだろう。たとえばこの、Gabriel Anzzianiが作ったオシロスコープウォッチは、本格的なオシロスコープを人の手首につける。なぜそんなことを? そうしてはいけない理由は、どこにもないからだ。

このウォッチのオシロスコープはXProtolab製の本物で、表示部(オシロスコープ本体)、波形生成、ロジックアナライザー、周波数コントローラなどの部分から成る。Anzzianiが3Dプリントで手作りしたプロトタイプはあまりぱっとしないが、60000ドルの目標額に達したら、ちゃんとした製品がお目見得するだろう。

アナログ入力が2、デジタル入力が8あり、最終的に腕時計型になるか懐中時計タイプになるかはまだ決まっていない。128×128のディスプレイが波形を表示し、時刻も表示する。ご自分のArduinoプロジェクトのための測定ぐらいは、すぐにできるはずだ。100ドルの投資で1台もらえるが、発売予定は来年の4月だ。

あなたはオシロスコープウォッチが必要かな? 必要な人は世界中に一人もいないと思うが、でもこういうものを実際に作ってみようとするハードウェアハッカーがいること自体は、おもしろいよね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Kickstarterで目標額調達間近のFlyKly。後輪交換で、手持ちの自転車を「電動アシスト」化

Kickstarterに登録されているFlyKly Smart Wheelは、手持ちの自転車を電動アシスト自転車に変身させるものだ。後輪にモーター等の必要機器を埋め込んでいる。

Smart Wheelを、いま利用している自転車の後輪(ギア付/ギア無しを問わない)と交換して、スピード設定などを行うアプリケーションを用意すれば準備完了となる。アプリケーションは、このSmart Wheelのロックやロック解除にも用いる(ホイールをロックして、自転車自体が動かないようにするのだ)。それでも盗まれてしまった場合には、追跡用のGPS機能も備わっている。

このFlyKlyを開発したのはニューヨークに拠点をおくスタートアップだ。開発者によると、26インチから29インチのホイールに対応した自転車になら取り付けることができるのだそうだ。取り換えの作業も非常に簡単であるとのこと。但しチェーンオイルには注意が必要だ。取り替えた後輪に搭載されているモーターはアプリケーションによりコントロールされ、上り坂でギアを軽くしたり、あるいは平坦地でスピードを増したりという操作も自動で行うようになっている。

FlyKly搭載自転車の最高速度は20mph(25km/h)から30mph(50km/h)のレンジで設定する。バッテリーは36Vのリチウムバッテリーを使っている。バッテリーの充電は電源ソケットにつないで2、3時間で完了する。また、モーターを切ってペダリングを行ったり、あるいは坂を下ったり、はたまた設定速度を超えてスピードを出すことでも充電することができる。

速度設定などはスマートフォンにダウンロードしたアプリケーションで行うようになっている。ペダリングを開始すると、設定した速度までモーターが回ることになる。そして一定の速度でクルージングを楽しむことができる。意図的に速度を落とすとき、あるいはバッテリーの残量がなくなったときに、スピードは低下することとなる。尚、ペダリングをやめた場合も、モーターは停止する。

また、Smart Wheel搭載のGPS機能を使って、ツーリングルートを管理したり、それを誰かとシェアしたりといったこともできる。また内部パーツの管理を行う機能も持っていて、パーツ交換などの必要性が生じた際には、アプリケーションを通じてアラーとを流すようになっている。

FlyKlyのフルシステムにはスマートフォンマウント用のフォルダーも含まれる。ここにスマートフォンを搭載しておくことで、運転中でも簡単に速度設定を変更することができる。また夜間走行用にLEDも搭載されており、またダイナモによる発電で、スマートフォンを充電することもできるようになっている。

このFlyKly以前にも、普通の自転車を電動自転車にしてしまおうとするKickstarterプロジェクトは存在した。たとえばRubbeeというものも、面白い仕組みだった。但し、FlyKlyの方が、より統合的なアプローチであると言えそうだ。Rubbeeの方は、後輪の上にモーター駆動装置を取り付けて、後輪を「押し回す」ような仕組みだった。FlyKlyの方は後輪自体を交換するもので、モーターはホイールの中央部に配置されている。

むろん仕組みにも興味の集まるところだが、値段も大いに気になるところだ。Rubbeeの1,240ドルという値段を見て、即座に考慮から外したという人も多かったはずだ。もちろんこれは自転車抜きの値段だ。確かに便利なのだろうが、しかし決して安い買い物ではない。

一方で今回紹介しているFlyKlyは値段も抑え目だ。初期割引価格の550ドルは既に予定数を満たしてしまっているが、現在でも590ドルで入手できることになっている。もちろんこれでも、バッテリーの充電回数が1000回程度とされる中、「お手頃」な価格とはとても言えないが、同種の製品群と比べるとかなり抑えられたものとは言える。

尚、FlyKlyはずいぶんと軽量化もしており(4kg)、導入も簡単だ(ホイールを付け替えるだけ)。比較的安価で、かつホイール部分のみを変更するという方法で、手持ちの自転車を電動アシスト化するというのはなかなか面白いアプローチではある。

Kickstarterでの設定目標額は10万ドルだが、29日を残して既に8万1000ドル以上の資金が集まっている。FlyKlyが良いところを突いたということなのだろう。目標額達成の確率も上がっているところだが、達成できれば来年の5月から出荷を開始したいとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H


ガーデニングのIoT(物のインターネット)を目指すGreenboxがまず水やりコントローラの予約販売を開始

物のインターネット(Internet of Things, IoT)が最近やっと駅を出て走り出したようだ。これからはますます多くの家庭用品がインターネットに接続されて、スマートフォンアプリのユーザインタフェイスとリモートコントローラから操作されるようになる。

これまでも、ありふれた温度計をスマート化したNestがおり、ヨーロッパにはTadoなどがいる。Nestは最近、煙検出器(火災報知器)もスマート化した

同じくIoTでこれから頑張ろうとしているのが、イスラエルのGreenboxだ。“クラウドに接続されたスマートな灌水システム”と称される同社の最初の製品は、要するにスプリンクラーをコントロールするシステムだが、12月の立ち上げを前に今から予約を受け付けている。同社のキャッチフレーズは、“庭のためのNest”だ。

Kickstarterの資金募集が成功しなかった同社は、最近Kima Venturesから25万ドルを調達した。Greenboxのやることは、典型的な、家や家庭のインターネット化路線だ。庭で使うスプリンクラーをインターネットに持ち込み、これまでの無脳製品や、インターネット接続とはいってもユーザ体験がお粗末な製品に、取って代わろうとする。

協同ファウンダでCEOのEyal Diorはこう言う: “今ある灌水コントローラは、時代遅れだし、極端に使い辛くてユーザをいらいらさせる。しかも今の製品はどれも、気象データに結びついていないから、雨が降ってきても潅水を続ける。慌てて走って行って栓を閉めなければならない。また予想外に陽射しの強い日には、同じく人間が走って行って栓を大きく開けてやらなければならない”。

これは、庭が自動的に十分な水を与えられない、という問題だけではなく、大量の水を浪費しているという問題でもある。もちろん無駄な水道料金を払わなければならない。そこでGreenboxは、コントローラソフトをクラウド上に置き、そこに位置対応の気象データを送り込む。それだけでなく、まるでNestをそのまま参考にしたように、学習能力がある。その結果、同社の主張では、水の消費量が最終的には最大50%減る。

“Greenboxはシンプルなインタフェイスでリモートアクセスをする”、とDiorは言う。“その灌水システムは天候に基づいて自分をプログラムする。しかも、長期間使い込むにしたがって学習内容が充実し、より一層水と費用を節減できるようになる。それに、使う人間にとって楽しいUXの実現を心がけた”。彼によると、そのUXは人気のスマートフォンプラットホームiOSを多いに参考にした。“スマートフォンの普及によって、ホームオートメーションの大衆化の時代が始まった。家だけでなく、庭についても同じことが言える”。

Greenboxの収益源は、灌水コントローラの売上だけだ。スマートフォンアプリは無料、クラウド上のサービスも、会費などは要らない。予約価格は219ドルである。Greenboxと同じく、庭の灌水の制御を自動化するシステムに、Cyber-rain、Rain Machine、Weathermaticなどがある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Amazonの独自スマートフォンの提携先はHTCとの情報

現在HTCは絶好調とはいえない。しかし新しい(秘密の)提携がうまくいったらツキも変わるかもしれない。Financial Timesによれば、HTCは他ならぬAmazonと何種類かのスマートフォンを製造するOEM契約を結んだ。これらのデバイスは早ければ来年にもAmazonのオンラインショップから発売されるという。

ただし「万事がうまく行けば」の話だ。FTは「開発スケジュールはすでに一回見直されている。またAmazonが製品を発売すると確約されているわけではない」と指摘する。

そうであってもHTCにとっては巨大なチャンスであることに変わりない。HTCに最高水準のハードウェアを開発できる能力があるのは疑いない。 HTCの主張によれば、最近の不調は主に消費者の抱くブランドイメージの問題から来ているのだという。HTCというブランドはAppleや Samsungほど消費者に強い印象を与えていない。アイアンマンのロバート・ダウニー・Jrを起用した巨額のPRキャンペーンを実施したのもこの弱点を補おうとしてのことだった。

実は以前にもHTCは大型提携を経験している。 HTCは2008年にGoogleと提携して最初のAndroidデバイスを開発した。 これが2年後にNexusスマートフォンを生むことになった。最近ではFacebookと提携してHTC Firstという最初の(そして今のところ唯一の)Facebook Homeをプレロードしたスマートフォンを作っている。HTCは零細なOEMメーカーとして出発したので、そのDNAが社風に色濃く残っているのかもしれない。

Amazonスマートフォンというのも年来噂になってきた製品だ。最近、何種類かのデバイスが開発されていることを裏付ける情報がリークされた。それらのリークの一つによると、Amazonはスマートフォン市場に一挙に参入しようとして2011年末にRIMの買収を検討したことがあるという。

AmazonというブランドとKindle Fireタブレット同様の価格設定があればそれだけで相当の販売台数を確保するには十分だろう。それに加えてスペックとしては見過ごされがちなAmazon独自の切り札がいくつかある。たとえばKindleFire HDXには操作に困ったとき24時間いつでもビデオチャットのヘルプが提供されるMaydayというサービスがついてくる。このオンデマンドのビデオヘルプがAmazonスマートフォンにも導入されたら、スマートフォンは使い方が難しそうだと敬遠しているユーザー層に強くアピールできるかもしれない。

詳細はまだ不明だが、Amazonのスマートフォンが開発中であることはほぼ間違いないようだ。特にHTCにとっては起死回生のチャンスとなるかもしれない。HTCはAmazonスマートフォンの成功を神に(だか仏にだか)祈っていることだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


モバイルでも低音を「感じたい」人、コンパクトでウェアラブルなWoojerを試してみよう

Woojarというのはウェアラブルなモバイルアクセサリーで、音楽を「感じる」ことができるようになるデバイスだ。聴覚的刺激だけでなく、触覚によるフィードバックを行うことで、身体で音楽を感じられるようにするわけだ。お気に入りのアーティストの音楽を聴く場合のみならず、モバイルデバイスでゲームや映画等のオーディオビジュアル系コンテンツを愉しむ場合にも活用することができる。

このWoojerを開発したのはイスラエルの企業で、年初には60万ドルのエンジェルラウンドを完了している。開発に着手したのは2011年で、現在はワーキングプロトタイプが出来上がっている。来月には製品出荷資金を調達するため、Kicstarterにも登録する考えだ。Kickstarterでの調達がうまくいけば、2014年春にも製品出荷を始めたいとしている。

ところでWoojerとはそもそもどのようなものなのか。開発者はこのデバイスを「触知変換装置」(tactile transducer)とお呼んでいるそうだ。音を複数のバイブレーションに分解して、ヘッドフォンから聴こえてくる音を拡張して利用者に届けるようになっている(ヘッドフォンはWoojerに備えられた3.5mmのヘッドフォンジャック経由で繋ぐことになる)。

同様の仕組みを持つプロダクトとしてはsubpacbassAware Holsterといったものがある。しかしそれらはいずれもバックパック状のデバイスを装着したり、特別のヘッドセットを使う必要がある。Woojerはマッチ箱サイズのデバイスであり、またヘッドセットも従来から使っているものを使うことができる。低周波バイブレーションをうまく使って、ライブ会場やサラウンドシステムが充実した映画館におけるのと同様な効果を提供する。少なくとも理論的にはそのように設計されている。

開発者による解説を見てみよう。ちなみに現物は来週のPepcom in San Franciscoにも出展される予定だ。

Woojerのキーとなる技術は触知変換装置と呼んでいるもので、音を複数の振動波に変換するものです。可聴域のみならず非可聴域についても変換を行うようになっています。そしてデバイスのクリップから洋服、身体の特定部分を伝わって振動が伝わるようになっているのです。そして振動は、身体の各部位から脳に伝わります。すると脳による感覚補完機能(Perceptual Inference)が働き、全身が音に晒されている状態であると認識するわけです(つまりは全身で音楽を感じている状態になるわけです)。デバイスのサイズもコンパクトで、ローコスト。エネルギー効率もよく、拡張性もあります。ワイヤレス版と有線版を用意しています。

こうした説明に加えて、WoojerのファウンダーであるNeal Naimerは「スマートホンやタブレットで、ヘッドフォンを付けてゲームをしていると、音はどうしても二次元的で平板なものになってしまいます。しかしWoojerを使えば、大音量スピーカーを前にしているときと同様に、“音を感じる”ことができるようになります。利用者は、まさにクラブやサラウンドシステムを採用した映画館にいるときのような感じだと言ってくれています」とも述べている。

「用途もいろいろと考えられるでしょう。たとえばゲームの中で、はっきりとした音は聞こえないながら、誰かが後ろをついてくる「感じ」をシミュレートしたりすることもできると思うのです。あるいは地鳴りのようなものもゲーム内で表現できるようになります」。

ライバル機に比べれば、やはりコンパクトさゆえのポータビリティに注目が集まるだろう。また、価格も安価におさえられ(最終的な小売価格についてはまだ検討中であるものの、Naimer曰くだいたい70ドル程度で提供したいと考えているようだ。ライバル機の価格は300ドル程度となっている)。ただ振動させるだけでないポリフォニックな仕組みも、利用者からの注目を集めることになるだろう。反応速度も向上し、視覚によるエクスペリエンスとずれることもなくなっているようだ。さらに同種デバイスの中では比較的長時間利用できる(Woojerの動作時間は4時間以上程度)のも優れている点なのだと、Naimerは言っている。

ゲーム企業やヘッドセット企業などとのパートナー契約を結んでプロダクトを世の中に出していくよりも、Kickstarterを利用する方が迅速に行動できるのだそうだ。

「OEM(ゲームでもヘッドセットでも)なども考えています。いろいろな企業から打診があるのも事実です。しかし、どうも判断の速度が遅すぎるように感じてしまうのです」と、Naimerは以前から言っていた。「どこかと正式に協力関係になるということが重要なわけではないのです。そもそも従来のヘッドセットやモバイルデバイスを自由に使えるわけですからね」とのことだった。

今年はじめにNaimerがWoojerのコンセプトについてプレゼンテーションしていた様子を掲載しておこう。

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(翻訳:Maeda, H


フィットネスはGoogle Glassで新展開? Race YourselfのGlassFitは10万ポンドを集めてリリース準備中

Google Glassは、まだ市場に出てきたわけではない。しかし世間はいったいどういう使い道があるのだろうと大いに期待して、そして議論している。操作をハンズフリーで行える点からすると、歩行中のナビゲーションや人気スポット案内などに便利ではあろう。そういう面でも面白いアプリケーションが出てくると思うが、もうひとつ、エクササイズ方面でも大いに可能性があるのではないだろうか。

この可能性を確信しているのがロンドンのRace Yourselfで、Glass用のフィットネスアプリケーションを世に出す費用として、CrowdCubeというクラウド型株式ファンディングプラットフォームを通じて10万ポンドの資金を調達した。

Race Yourselfが世に出そうとしているアプリケーションはGlassFitという名前だ。RunKeeperや、Nike Fuel Bandのように、エクササイズの記録をとったり、あるいはモチベーションを高めるのに用いる。ランニングなどのエクササイズにゲーミフィケーションの要素を持ち込み、Glassの特性を活かして拡張現実の面も強化しようとしている。たとえば、自己ベストを記録した自分との仮想レースなどということも行える。あるいは3ヵ月前の平均記録との対戦などということもできる。もちろんソーシャル機能を使って、友人のタイムと競い合うということもできるわけだ。

自転車でも同様の仕組みを利用する。もちろん、加速中の様子を再現する心配りもある。また「勝負」に熱中するあまり、信号無視をしてしまわないような仕組みも組み込まれている。取り敢えず、Race YourselfはGlassFitにたくさんのミニゲームを実装してスタートする予定なのだそうだ。拡張現実世界に住むゾンビとの命がけのレースなどもあって面白そうだ。これは確かにGoogle Glassの魅力を一気に高めることになるかもしれない。

「エクササイズはもちろん身体に良いことです。そしてゲームというのは楽しくて、人々を夢中にするものです。私たちは、それらを拡張現実世界の中で融合して、エクササイズを本当に楽しく、熱中できるものにしたいと考えているのです。その最初のプラットフォームとなるのが、Google Glassなのです」。これはRace Yourselfの共同ファウンダーであるAlex Fosterの言葉だ。「スマートフォン環境よりもはるかにモチベーション作りにも役立ち、記録を活用する方法もいろいろと考えられ、タイムを競うのにも新しい方法を導入することができます。パーソナルベストと競争をするのなら、果たしてそれを上回っているのかどうか、ランニング中により具体的なイメージとして見ていくことができるわけです」。

Glass上のセンサーのおかげで、たとえば「爪先を触る」動きを検知することができたり、あるいはタップ操作によってすぐに記録動作を一時停止することもできる。また「怪我モード」(injury mode)も搭載している。怪我をしているときや調子のよくないとき、より多くのアクティビティを消化したことにしたりしてくれるそうだ。ちなみにフィットネスと縁遠いところにいる筆者にとって、このモードがどういうものなのかよくわからなかった。

GlassFitのビジネスモデルもまた、Clash of ClansやLeague of Legendsなどのゲームを参考にしたものだ。「数多くのゲームを提供し、また今後も追加していきます」とFosterは言う。「利用者はカロリー消費や自己ベストの更新、フィットネス活動連続記録の達成などによりポイントをゲットします。集まったポイントはゲームのアンロックに利用することができます。面白いないし機能満載のゲームということになれば、アンロックするのにより多くのポイントが必要となります。ポイントが足りない場合に“購入”することもできるようにしていて、それがひとつの収益策ということになります。またアプリケーションを利用するのに必要となる心拍計や速度計の販売も行っていきます」。

GlassFitのリリースは、Google Glassの正式リリースと同時に行いたい考えだ。但し、来月ないし再来月あたりには、プレセールスや、Kickstarterでのキャンペーン等も行う予定にしている。Glassの一般向けリリースが行われないうちは、どうしてもGoogle Glassはニッチな存在ということになる。そのような中で行うキャンペーンなどがうまくいくのかどうかは微妙なところだ。但し、いざ正式リリースとなれば、多くの人がGoogle Glassに殺到するようになると、Race Yourselfは期待しているようだ。

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(翻訳:Maeda, H


iPhone 5cのケース購入を後悔している人へ。救いはある!

いろんなカラーで楽しめる。プラスチックの手触りもちょっと面白い。そしてぴったりマッチしそうだということで、穴ぼこだらけのケースも買ってみる。

ケースは30ドル程度。装着してみて初めてApple TVリモート以来の失敗作であることに気付いて愕然としたりするわけだ。でもそんなに恥ずかしがる必要はない。誰でも失敗することはあるのだ。

おまけに。考えなしにiPhone 5cにあわせてケースも購入してしまった人々を救うためのアプリケーションも登場した。そのアプリケーションはCaseCollageというものだ。

アプリケーションをリリースしたのはLunarLincolnだ。Facebook、Instagram、Flickr、Picasaなどのソーシャルストリームから使いたい写真などを持ってきて、それをケースの穴の部分に表示するようにできるのだ。「non」だか「hon」だかの文字は表示されなくなり、また個性をアピールすることもできる。

自由に持ってきた写真を配置することもできるし、あるいはアプリケーションに同梱されている画像ないしテキストコレクションをカスタマイズしていくこともできる。文字が妙な具合に見えることが気に入らないのであって、純正ケースによるカラースキームは大好きなのだという人は、クロックス・ホールを色で埋めることもできる。

好み通りにアレンジしたら、デザインをプリントアウトして利用する。ケースに収まるサイズにカットして、iPhone 5cとケースの間に挟むのだ。取り敢えず恥ずかしくない状態にして、同様な過ちは決しておかさないと誓っておけばいい(iPhone 5c自体が間違いだったのかは置いておこう)。

このアプリケーションのおかげで救われる人も多いのではなかろうか。

アプリケーション本体は無料で、こちらからダウンロードできる。

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(翻訳:Maeda, H


人類を家畜のように飼育するディストピアのウォーロボット

さあ。不定期にお伝えしているToday In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs(人類を家畜のように飼育するディストピアのウォーロボット)、略してTIDWRTWHUFOOの時間だよ。こうした動きにしっかり注目して、しかるべく準備を整えておかないと、いつか大変なことになってしまう。

まず紹介するのはiStructだ。ドイツのDas Deutsche Forschungszentrum für Künstliche Intelligenz GmbHによるものだ。このiStructはBig Dog同様に四足で動くこともできれば、また二足歩行を行うこともできる。2つの形で人類に迫ってくる恐ろしい存在だ。

次に紹介するのはSAR-400。数年以内に国際宇宙ステーションに送り込まれるだろうと見込まれているロボットだ。Technology.orgによるとSAR-400は地上ないし宇宙における遠隔基地からの装画が行えるようになっているのだそうだ。微妙なタッチを行うことが可能で、細かい操作や小さな物体を扱うこともできるようになっている。もちろん、用途によっては繊細さなどかなぐり捨てて強烈な動きをすることも可能なのだろう。

「宇宙飛行士訓練センターにてテストを行いました。ISSなどでの活躍を期待しています」と、Mr. Oleg Gordienko(Gagarin Cosmonaut Training Centerのディレクター代理)は言っている。人間にとっては危険なものなどを扱うのにも適しているとのこと。宇宙空間内では、宇宙船の外部破損状況を調査したり、修理すしたりする用途に適しているとも考えているそうだ。

活動場所が人間から離れたところを想定しているというのは気になるところだ。故障状態などを判別中に、ふと「まあロボットは平気だしね」などと、他のロボットと相談をまとめてしまう危険性も否定出来ない。

こちらのロボットもゴツイ外見だが、こいつはおとなしくコーヒーをいれてくれるだけだ。

人類の危機に関心をもってくれてありがとう。また危険な奴らが出てきたら報告しよう。

via IEEE

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(翻訳:Maeda, H


ズームも画質向上(エンハンス)も可能, Dropcam Proはモバイルやブラウザから使う高性能監視カメラ

新しいDropcam Proをすでに1週間ぐらい使っているが、嬉しいことに、設置したときから、この記事を書く今日まで、すっかり忘れていた。それは良いことだ。

Dropcam Proは、機能満載のワイヤレス監視カメラだ。値段は199ドルで、DVRサービスは月額10ドルだ(24時間×7日間)。ワイヤレスは802.11b/g/n 2.4GHzと5GHzをサポート、性能は前よりずっと良くなったし、夜景も鮮明だ。ビデオの規格はHD、筐体のデザインも良い。視野角は130度で、前より20度広い。旧型機より100%ベターだが、旧型機もかなり良かった。

使い方は、まずDropcamをコンピュータに接続してワイヤレスの設定とサービスのアカウントを取る。そして、記録を開始する。CEOのGreg Duffyによると、彼の会社が一日に処理するビデオの量はYouTubeよりも多い。それも当然だ。カメラの前で何かが起きるたびにその箇所にマークをつけて記録し、ユーザに通知する。マイクとスピーカーを内蔵しているので、侵入者と会話もできる。夜間は赤外線LEDを使うので、ちょっと不気味だけどよく分かるシーンが撮れる。

Dropcamsは、単純に言うと、ホームオフィス用の監視カメラとして最適だ。目立たないし、前面の小さな赤いonライトも消せる。ケーブルはふつうのUSBだ。どこにでも置けるが、窓が汚れていると反射が入る。形と構造が、とてもしっかりしている。今度の新型機は、惚れ惚れするほどの出来栄えだ。

そして忘れてならないのはソフトウェアだ。HDでズームができ、また焦点を画面内のどこにでも合わせられる。道路の向こうにとまっている車のナンバーや、運転者の顔も分かるだろう。下の二枚は、Dropcamのビューだ。

ズームすると:

このシーンをもっと鮮明にすることもできる。たとえば下の図のように、部分的な強調もできる。

毎回完璧とはいかないまでも、ライブのシーンで”Zoom! Enchance!“を体験できるのはクールだ。商店や小企業でも十分に使えるけど、家庭でも、あのお粗末な赤ちゃんモニタカメラを買うより、こっちの方がずっといい。ぼくの場合は、子どもたちや、外に置いてある車、それに来訪者を見張るために利用している。両親がショップやオフィスで使っているチンケなCCTVのカメラを、これに代えてあげたい。毎日24時間、1秒たりとも見逃さないのがよいね。

ぼくが特定の製品をべたぼめすることは、めったにないけど、でもこのDropcam Proを設置して忘れてしまって以来、ありがたいことに、こんな苦労とは無縁な人間になってしまった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))