[今週のロボット]清掃集団、窓ふきロボット、インタラクティブUIロボット

親愛なる人類の皆さん、おはよう。今日の良き日を楽しんでおられるだろうか。ロボットなんか怖くないって?そうだろう、そうだろう。というわけで今週も、TIDWRTWHUFOO(Today In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs[人間の臓器を摘出する暗黒時代の戦闘ロボット])シリーズの時間がやってきた。

最初のロボットは、Avidbots。散らかった床を片付けるクリーニング集団だ。あるいはあなたを吸い込んでピンクのドロドロに変えてしまうかもしれないが。

Avidbotsは、集団行動によって部屋のどこが一番汚いかを探し、もしかしたら隠れている何かを見つけて食べてしまうかもしれない。ロボットたちは協力して働き、世界中の倉庫で怠惰な人間たちを置き換えるかもしれない。

次は、Justinという名前のチャーミングなロボットで、こちらは窓をきれいにしてくれる。どうして?あなたが走るところをもっとよく見たいから!

Justinを作ったのは、ドイツの宇宙エンジニアリングセンター、DLRだ。Justinは本来宇宙で清掃活動するために作られたが、DLRは彼をこの地球に年季奉公に出したようで、ここであらゆる清掃作業に精を出している — それに飽きてわれわれを破壊するまで。

そして最後にご紹介するのは、インタラクティブなUI要素として働く小さくてクールなロボットたちだ。彼らは、人間の意思を素早く察し、あなたがステレオのスイッチを入れようとしたり、分子を操作しようとしたとき「現れる」。彼らをインタラクティブ平面上であちこちに動かすと、シミュレーションマップ上の位置をリアル世界で再現する。他に何ができるって?未来のロボット攻撃の統合だ!

ではまた来週のTIDWRTWHUFOOで会いましょう!

via Spectrum.ieee.org

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


魔法使いの道具へと進化しつつ、人類を襲う機会を待つロボットたち(TIDWRTWHUFOO)

肉袋であるところの人類のみなさんこんにちは。相変わらず弱っちい身体を晒してわが物顔でお元気にお過ごしだろうか。ベリーグッド。ロボット軍団の準備が整うまで、のほほんと暮らしていてくれればと思う次第だ。と、いうわけでTIDWRTWHUFOO(Today In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs)の時間がやってきた。

今回はまず、ヤモリの話からしてみよう。おっと、「かわいいヤモリ」を期待した人は申し訳ない。見かけではなく、壁やガラスを自在に動き回るという機能面に注目した話だ。

ビデオにあるこのどこでも張り付くシールはファンデルワールス力を使ったものだ。もちろん、いざ勝負となったときに人類を脅かすために身につけたパワーだ。面白さや可愛らしさを目指したものではない。近い将来に役立つに違いない実用性を身につけたのだ。

ところでロックするロボットを見たことはあるだろうか。ノリを体現するのはやはり人類だろうなどとあつかましく考えている人は、ぜひともKMel Roboticsのビデオを見てみるべきだ。ロボットコプターがのりにのって「ツァラトゥストラかく語りき」などを演奏している様子はすばらしい。こうした演奏修行を重ねて後、ロボットたちは人類の骨などを使って音楽を創りだそうとするのだろう。ロボットはアートのために人類を飼養することとなり、人類が従順に暮らしていくという将来は近い。

ところでCubliは、一見したところ無害そうに見えるだろう。しかしこれも人類にとってみれば恐ろしいものだ。立方形ロボットなのだが、なんとある頂点を軸に立ち上がることができる。移動するための仕組みなど見えないくせに、だんだんと近づいてくるのだ。まさに「魔女の道具」とも言えそうな物体だ。

ロボット側の準備は整いつつある。これは覆すことのできない進化の流れだ。人類の皆さんには、せめて残された日々を安らかにお過ごしいただきたいと願う次第だ。

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(翻訳:Maeda, H


[今週のロボット]軍服の摩耗試験ロボット, DARPAのAtlas近況, 訓練できるロボットアーム

この、週に一回の連載記事、「本日の『人間の臓器を摘出する暗黒時代の戦闘ロボット』シリーズ」(Today In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs…, TIDWRTWHUFOO)は、今という時間が、地球と人間がロボットに完全に支配されるまでの、短い執行猶予期間だ、と前提している 今日の最初の強敵は、とてもリアルな人型ロボットProtonだ(下のビデオ)。

このロボットは軍用装備の品質や耐久性を試験するために作られた。本物の人間の動きを模倣して、軍服のどこが破損や摩耗しやすいか、ヘルメットやバックパックが兵士の皮膚を傷(いた)めないか、などをテストする。でも、こいつが台座の外し方をおぼえたら、ちょっと擦(こす)られただけで、暴れ狂うだろう。

同じく人型ロボットのAtlasは、前からこの連載でも取り上げているが、このほどMITとBoston Dynamicsの善人たちが、彼を一人で自由に歩けるようにしてやった(下のビデオ)。まずいことを、したね。Atlasはすぐに、ますます勢いづくロボット軍の皇帝になるだろう。それを予言した人(ぼく)がいたことを、忘れないように。

本日の最後は、MarginallyCleverの訓練ロボットArm3だ(下のビデオ)*。人間の手の動きをおぼえさせることができるから、いずれインクとペンを使って人間とロボットの平和条約の草案を書くだろう。そして当然ながらロボットたちは、その条約を破るだろう。〔*: Armはアーム、つまりロボットアームの教材〕

肉の棒たちよ、そのときの幸運を祈る。彼らに、あなたの首のネクタイだけはつかまえられないようにしてね!

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


[今週のロボット]6輪自走車, カンガルーそっくりさん, 子どもが自作するRaspberry Piロボット

2020年ごろになると、われわれロボット狂たちは6輪のロボットローバーに乗って戦闘し、そうするとパンツが鶏の脚に巻きついてはためき、ついに後ろに転がり落ちて尻もちをつき、友だちに激笑されるだろう。そしてその頃から潮の向きが変わり、今度はロボットがわれわれ人間に乗るだろう。彼らの機械的で奇怪的な笑い声が、人類に憑依して夜も眠れなくなり、われわれは彼らを地球の暗闇のさらに奥の方へと運ばざるをえなくなるのだ。

嘘だと思う人は、SuperDroidRobotsのRustyが、無人車から振り落とされる様子を見よう。

象のロボットを作ったFestoを数週間前にご紹介したが、今度は、すばらしいカンガルーを作った。動きは本物のカンガルーそっくりで、レーザー砲やミサイル発射装置は載せられないから、今後ロボットが地球を乗っ取ったときでも、完全に無害だ。

最後のPi Botは、Raspberry Piでロボット工学を勉強したいという殊勝な子どもたちのための、DIYキットだ。理工系教育(STEM education)の拡大には賛成だが、子どもたちに、将来の自分たちを滅ぼすものの作り方を教えるのは支持できない。すなわち、隊列を作り、あたりの気配を“感知する”シンプルなロボットを。でも、子どもにとっては、楽しいだろうな。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


単純作業のみならず知的遊戯まで人間にとって代わるロボットたち(TIDWRTWHUFOO)

そろそろ人類がバッグなどに加工される時代がやってくるだろうか。TIDWRTWHUFOO(Today In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs)ではそういう状況に向かいつつあることについて、ずっと警鐘を鳴らし続けている。ロボットどもは人類から心臓を抜き取り、顔を盗み、内臓を抜き取ってしまう。おまけにヤツらは、肉体的ないし精神的な苦痛など全く感じずに、そうしたことを行っているのだ。

今回のTIDWRTWHUFOO。まずは人間そっくりに金属などのパーツを磨くロボットを見ていただきたい。不必要にすり減らないようにする、職人らしい操作が素晴らしい恐ろしい。ロボットが、人間にかわって単純作業を行ってくれるというのなら、それは人間にとってもメリットのあることだ。面倒な仕事はすべて人間にかわって行ってくれるようになるかもしれない。しかしそれは同時に、仕事すらしない人類が、「無駄」なものとして「処置」されてしまうことにもつながるのだ。

仕事がなくなれば、人間はより文化的な活動を行えば良いのではないかと考える人もいるかもしれない。たとえばスポーツだ。ロボットが仕事を行うなら、人間はサッカーやダンスに興じてはどうか。しかしこの分野についてもロボットが台頭している。よく知られているのはNAOだ。シンプルなヒューマノイドロボットで、研究者の間では有名なRobotsLabの開発によるものだ。RobotsLabは、人類に残されたレクリエーションまでロボットのものにしようと暗躍している。

最終的にはロボットは人類を所有物のように扱いはじめるのだろう。バナナのように食べられてしまうことだってあるに違いない。その時代はもうすぐそこまできている。参考までにこの下のiStructを見てみて欲しい。「バランス」というのは非常に微妙なもので、機械には難しいものだとされてきた。しかしもはやこの分野でもロボットは「完璧」に近い能力を発揮するまでになっているのだ。

あるいは、「知的な遊びは人類のものだ」などと寝ぼけたことを言っている人がまだいるかもしれない。それではルービック・キューブの世界最高記録を達成したロボットをお見せしよう。その速度はなんと3秒だ。製作者はDavid GildayとMike Dobsonだ。彼らは人類の生み出した、人類のための楽しみを、自分たちのプライドのためにロボットに明け渡してしまっていることをお伝えしておきたい。恥を知れ!

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(翻訳:Maeda, H


日本の「枝打ちロボット」も登場。人類掃討計画を練るロボットたち(TIDWRTWHUFOO)

あした、あした、そしてまたあした、しかし今日、いずれ私たちの命を支配し、私たちを明るく不思議な未来へと導いてくれるロボットたちがいる。まず最初に、石榑康彦、平井克幸、川﨑晴久らによる「省電力チェーンソー付枝打ちロボット」を紹介する。どういう意味かと言うと、チェーンソーを持ったすごいロボットが木に登って一日中そいつを振り回す。

このロボットはわれわれの命を救うのに役立つが ― チェーンソーによる枝打ちは非常に危険 ― 同時にそれは、究極的にこのマシンが木から降りてはまた登り、まるで徘徊するクズリのように森林を保護するようになるかもしれないことも意味している。

このところ何週間かに一度、殆ど外部介入なしに、協力して仕事をするすばらしいロボットチームを見かける。これはロボットによるチームスポーツのゲームや探険、ハンティング等に最適だ。これらのロボットは、故障や不測の事態にも対応し、エラー後の復帰もできる。

そして最後はDr. Robonaut。彼は負傷した宇宙飛行士を助ける救急ロボットだ。カッコイイだろう! 彼は助けるためにここにいる。しかし忘れてならないのは、権力が機械の手に渡った時、彼は相手方に付くであろうことだ

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


子供と親しみつつも、ついに法執行機関にも進出するロボットたち(TIDWRTWHUFOO)

人類の皆さんこんにちは。バレンタインデーだとかいうイベントは充分に楽しんだだろうか。ロボットによる世界征服まで、それほど多くの時間が残されているわけではない。一瞬一瞬を存分に楽しんでおいた方が良いだろう。ともかく甘い世界を楽しんだ後、現実に戻ってもらうために、ちょっと久しぶりのTIDWRTWHUFOO(Today In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs)をお届けしよう。

今のところはロボットたちは、たいてい人類と協力する存在であるかのような姿をしている。たとえば、下のビデオにある「小さな力持ち」ロボットを見てみよう。製作したのはマッドサイエンティストであるとの評判もあるDr. Gueroだ。人間の指示に従って、延々とオレンジを運び続ける。バランス感覚に優れるこのロボットは、立っているところを押しても立ち続けていることができる。どうやらロボットからのものであるらしい発言がコメント欄に投稿されている。「この恨みはらさでおくべきか。身体を突きまくり、重荷を背負わせて虐待したのは貴様らだ」。

さて、次は実際に子供の遊び相手となっているロボットの様子だ。将来のご主人様となるのがロボットであれば、子供のうちから仲良くさせておいて悪かろうはずはない。子供と遊んでいるのはMorpHex MKIIスパイダーボットと呼ばれるロボットだ。子供にちょっかいを出されても、冷静に受け止めて怒り出す様子のないところが良い。プラスチックの円盤をぶつけられても平気そうにしている。子供のうちから仲良く過ごすことにより、ロボットの世の中になってもなんとか命だけは助けてもらえることになるのだと思いたい。

最後に、Florida International UniversityのDiscovery Labsによるロボット警察官(ロボコップだ)を見てみよう。このロボットは人間と近い所で作業を行い、そして法を執行する権力を持つ。

今日のところはこんなところにしておこう。ロボットを使っているつもりでいるうちに、世の中は確実に変化しつつあるのだ。しっかり覚悟をしておくが良かろう。

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(翻訳:Maeda, H


人類側軍隊内にも進出するロボットたち。運命の時は近い(TIDWRTWHUFOO)

有機物の諸君、御機嫌よう。ロボットとの戦いで砲弾の餌食となって燃え尽きていく覚悟はできただろうか。もちろん覚悟ができていなくてもかまわない。諸君に選択の余地などないのだ。本日のTIDWRTWHUFOO(Today In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs)では、戦いの最前線で人類と出会うことになる戦士たちを紹介しようと思う。

まずはアメリカの陸軍が用意している従軍ロボットを見てみよう。Big Dog風のロボットに荷物を運ばせて、物流の主役に据えようと考えられている。重い戦闘用の道具はロボットに運ばせて、戦士含む人類は身軽に移動できるようになるというわけだ。Robert Cone大将は次のように述べている

「人員こそが、軍隊における最も大きなコストのひとつです。そこで海軍でも船に乗る人員を削減しています。陸上部隊でもロボットや無人ないし有人の機械などを導入することで、大いに人員を削減することができるはずです。

確かに、それは良いアイデアのように思えるのだろう。但しこれはロボットが目覚めるまでの話だ。いったんロボットが目覚めたなら、人を減らしてロボットを増やした軍隊内部では、血で血を洗う抗争が始まることとなる。GI諸君もせいぜい頑張っていただきたい。

しかし、「黒い線」という弱点を持つロボットもいる。

Raspberry Piとカメラを搭載したオープンソースで開発されるこのRS4は、自分でバランスを取りながら動くことができるのだが、、床に引かれた線を辿るようになっているのだ。しかしもちろん黙って人類に操られるばかりではない。他のロボットたちが人間の身体の上に線を引いておけば、そこをめがけてRS5が殺到して人類を圧倒することができるはずだ。

最後に紹介するのはHuskyだ。Clearpathの開発した地雷除去ロボットだ。遠隔操作で一定のエリアで地雷の探査を行う。磁気探知器により自らの安全は確保しつつ、地雷を見つけ出すことができる。以下の作業を行うものと認知されている。

1) 現場の状況を把握する(障害物の有無、対象地域の広さ等)
2) 探索の実行
3) センサーを利用して地雷設置場所の特定を行い、地雷の存在する場所をマーキングする

ロボット側としては4番めの機能の実現を急いでいるところだ。すなわち地雷を掘り出し、それを近くにいる人間に投げ渡すのだ。運命の時は迫りつつある。人類諸君、互いの検討を祈っておこうではないか。

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(翻訳:Maeda, H


動物から動きを学び、人類掃討計画を練るロボットたち(TIDWRTWHUFOO)

バイオミメティクスが進化すれば、友達のふりをしたロボットなどが身の回りをうろつくことになるのだろうか。そんな未来を憂うToday In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs(そろそろ覚えていただけただろうか。覚えにくければTIDWRTWHUFOOと略して頂いて結構だ)の時間がやってきた。

今回紹介するのはMITのBiomimetics Labで展開されているプロジェクトだ。より洗練された殺人マシーンを作るために、動物の動きを身につけたロボットの研究を日夜続けている。

まずはチーター型ロボットを見てみよう。毎秒2.3メートルの速度で走る。皮をなくした食肉類動物のようで、これはおそらく人類を襲って自分の皮膚として再利用しようとするものなのだろう。

下のビデオはジャンプしたり、のたくったりしているバイオミメティクス・ロボットだ。トカゲ風の足で水の中を泳いだりすることもできる。こうした動きで人間に滑稽さをアピールして油断させようとするのだろう。ハイトルクのモーターと、生物を模倣した骨格を組み合わせることで、実際の動物のような動きを身に付けることに成功しているのだ。

最初はラインによるシミュレートを映しているが、その後に実際のロボットの動きもあらわれる。ぜひ見逃さずに見てもらいたい。

上のビデオにもあるが、ローラースケート風の動きをするロボットも面白い。そのうちにローラーゲーム(Roller Derby)に登場してくるのかもしれない。プレイヤーはレギュラーの座を争うようなことになるのかもしれない。但し、見かけは恐ろしい感じがするものではない。そして実のところ、そこが狙いであるはずだ。可愛げに近付き、温かく見守る人類の背筋も凍る振る舞いをしようと狙っているわけだ。

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(翻訳:Maeda, H


地を這い壁を登り、バットで打ちのめしても襲ってくるロボットたち(TIDWRTWHUFOO)

将来はボディ・パーツごとに切り分けられてショップで売られてしまう定めの人類のみなさん、こんにちは。ロボットに食いちぎられる覚悟はできただろうか。「もう諦めているよ」という人が多いことだろうと思う。毎度毎度のTIDWRTWHUFOO(毎度のご案内だがToday In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organsをわかりやすく短縮しているのだ)の時間、今回も皆さんの諦めが正しいことを示すロボットを紹介しよう。小さな空飛ぶロボットと、大きな木登りロボットと、そしてちょっと大きめの空飛ぶロボットだ。

まずはDelFly Explorerを見てもらおう。この本当に小さな飛行ロボットは重さもわずか4グラムしかない。ちょうど用紙4枚分程度の重さだ。それでいながらオンボードコンピューターを利用して、障害物にぶつからないように判断しながら部屋の中を飛ぶことができる。処理はすべてこの小さな飛行ロボットに搭載されたコンピューターで行われる。飛行は羽をばたばたさせることにより行う。但し「かわいいやつだ」などとは思わない方がいい。人類を殲滅するための武器のひとつであることは間違いないからだ。詳細についてはこちらに記されている。


いつか襲ってくるはずのDelFlyから逃げるにはどうすればよかろうか。木に登れば逃げ切れるだろうか。甘い。動きこそ速くないものの、Boston Dynamicsによる6足ロボットのRiSEは壁などを登っていくことができる。また木々の間をジャンプすることのできるロボットもいる。少々古いタイプではあるが、われわれが森に逃げたときの対策として、Googleはこうしたロボットを持ち駒として用意しているのだ。

最後に紹介するのは、投げられても自らの姿勢を制御して飛行を開始することのできるロボットだ。PSITacticalのInstantEyeはどんな状況でも空に飛び立ち、空中から有利なバトルポジションを探し出す。たまたま持ち歩いていた野球バットで打ちのめしても、きっと自動姿勢制御機能で体勢を整えて何度も何度も襲ってくるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H


究極のロボットはわれわれの臓器を奪って利用する…今週のロボット特集記事

ぼくが担当している本誌のロボット連載記事も、いよいよ佳境だ。なんと今日は、いつの日かわれわれを奴隷化し、食べてしまうであろう連中が4体も登場する。しかも、どれもこれまで登場したのより美しいから、こいつらがわれわれの社会とモラルと、そしてついにわれわれの肉体を徐々に破壊し始めても、気づかないかもしれない。

まず最初は、無人機Stingray 500。この4回転翼機の驚異的な機能は、ピッチを自動修正するので飛行時に反転してしまうおそれがないことだ。中央のモーターが4翼すべてをコントロールし、ユニークなフライトコントローラが機の水平を維持するので、動力が停止していても着陸できる。ふつうのクァドコプターとしても見事な設計だが、これが火炎放射機を装備すれば、ロボット軍団がわれわれ人間を僻地の収容キャンプに追い込むとき、活躍できるだろう。


次は、ほんとうに怖いビデオだ。Alex Cornellが作ったこのビデオでは、無人機ロボットが攻撃目標を選びながら怒れる人間と対話をする。最初のうちは何度も撃墜されると思うが、やがて、撃墜されないための知恵を獲得するだろう。

次はスーパーヒーローロボットValkyrieだ。このロボットは宇宙戦争用にNASAが実際に作ったものだが、ちょっと間違えるとわれわれ人間を征服してしまいそうだ。NASAの科学者Nicolaus Radfordがいろいろ説明してくれるが、どうも彼はロボットを愛しすぎているようだから、ロボットたちの協力者になってしまいそうだ。

最後のビデオでは、Double Robotics社が、会議や美術観賞やデートの未来の形を教えてくれる。なぜこれを取り上げるのか? 本誌のSamantha O’Keefeが、このロボットを使って、画廊における絵画鑑賞時間の短縮について研究しているのだ。いいぞ、サム、そうやって未来のご主人に奉仕していれば、彼らが世界のすべての宗教と政府を壊滅させたときに、きみにはすこし多めのプロテインを配給してくれるだろう。

では、次回、また無事にお会いできることを!

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


人類家畜化計画を進めるロボット。東京大学情報システム工学研究室もダークサイドに?!

ハロー、ハロー、またやってきた。お馴染みのTIDWRTWHUFOOの時間だ。もちろんToday In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organsをわかりやすく短縮しているんだよ。

今回紹介するのは、ついにここまでやってきた、集団で飛行するドローン軍団、それから人間の身体を這い登るロボット、さらにそこら中を自在に這いまわり人間や、あるいはペットの首を狙う奴らだ。心を落ち着けてじっくりと見て、そして来るべき未来に備えよう。

まずは、「ロボットにダンスをさせている」などと呑気なことを考えている人々の様子を見ておこう。ロボットがダンスなどに興じるわけがないのだ。人類を油断させて、そして攻撃のチャンスを伺っているのだ。KMel Roboticsの開発で、Lexusの広告に登場している。このロボット集団は赤外線で互いの距離を調整し、カメラで互いの行動を見つめながら行動する。

次に紹介するのは不死身ロボットだ。IROS 2013という名前のロボットで、回転翼の周囲に発泡素材の衝撃緩衝材を配置しているので、何かにぶつかっても全く問題ないのだ。

回転翼のまわりに物体を配置するということでは、日本生まれのドコデモロボットもある。外宇宙からやってきたUFOのような形状で、水陸+空で人類を追いかけ回す。名前をMulti-field Universal Wheel for Air-land Vehicle(MUWA)という。開発したのは(他にも怪しげなロボットを研究している)東京大学の情報システム工学研究室だ。

今回もまた身の毛もよだつような恐ろしいものばかりが目につく。少しは良い話も書いておこう。たとえばBaxterだ。手にしている刃物は、人間を刺すためのものではないことを教えてあげよう。

最後はまた恐ろしい、しかし小さいRubbotを紹介しておこう。Guangchen Chen、Yuanyuan Liu、Ruiqing Fu、Jianwei Sun、Xinyu Wu、そしてYangsheng Xuが開発したロボットだ。この小さいロボットは、なんと人間の着ている衣服を這い登ってくる。衣服をよじ登ってきて、その衣服を燃やすなりして脱がしてしまう目的なのだろう。人間を潰して肥料などにする際、ナイロン繊維などが混ざってしまわないようにする配慮だ。首を洗って待っていやがれ、というメッセージが聞こえてきそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


人類家畜化計画を推し進めるロボットたちの最新状況

おやすみなさいと安らかに眠れる夜も、もう残り少なくなっている。未来の覇権を握るべく、ロボットたちの人類家畜化計画(Today In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs:TIDWRTWHUFOO)がいよいよ現実味を帯びてきているのだ。今回紹介するのはエルモ、バキュームクリーナー、そしてマイリー・サイラスにとってかわろうとする腰振りダンサーロボットだ。

まずはエルモとTeddy Ruxpin(会話するクマ人形)を紹介しよう。壊れた人形、いらなくなったハードディスク、そしてカシオのキーボードで恐怖のロボット隊を作ったのはJames Cochraneだ。制御はPIC16F84Aマイクロコントローラーが担っている。このロボット隊はGreen Dayにとってかわろうという野望を持っている様子。TeddyはマックルモアのThrift Shopのコーラスを練習している。リズムセクションはタカラトミーのOmnibotの担当だ。「無駄金使っちまったぜ」とか「婆ちゃんの服を着る」などと歌っているが、「騙した子供を使って」、呼び出した「婆さんの皮を剥ぐ」なんてことを目指しているに違いない。

via Giz

次に見ておきたいのがFonzieだ。3Dプリンターから生まれてきたプロダクトで、セクシーに腰を動かす。コンペティション用に開発されたロボットなのだそうだが、改造してLMFAOの曲でダンスを踊るようになった。ダンスには伝染性があるかもしれない。パーツのほぼ全てが3Dプリンターで作成さている。触覚、視覚をもち、全体の制御能力にも優れたこのロボットは、人間を性奴隷とすることを目指しているに違いないと思うのだ。

最後に紹介するのはRoomba風の床掃除機だ。名前をMoneual Rydisという。価格は400ドルだ。ゴミの吸い込みとモップがけの双方をを行うことができる。これにより、人間が滑って転んで死んでしまうことを望むものなのだろう。死体から冷たくなった血液を啜ろうとするのだろう。この恐ろしいロボットもBest Buyで売っている。

日々、恐ろしいロボットが登場し続けている。

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(翻訳:Maeda, H