Amazon、好調の四半期決算で株価は1000ドル超え

木曜日(米国時間10/26)の株式市場終了後、Amazonは第3四半期決算を発表し、ウォール街の予測を上回った。株価は時間外取引ですぐに7%上昇し、1000ドルの大台に乗った。

1株当たり利益は52セントと、わずか3セントとしたアナリスト予測を大幅に上回った。純利益の2.56億ドルも、成長に向けて再投資をすることが通例のAmazonとしては異例の高利益だった。

売上は437.4億ドル、アナリストの一致意見は421.4億ドルだった。これは前年比34%増でもある。8月末に買収を完了したWhole Foodsが四半期売上に13億ドル貢献した。毎年7月に行われるAmazon恒例のディスカウントイベント、プライムデーも四半期の成功に寄与した。

Amazon Web Service(AWS)の売り上げは45.7億ドル、予測は45.1億ドルだった。これはAmazonのクラウドサービスで、AdobeやAirbnbなどの顧客のウェブサイトにサービスを提供している。

Amazonが発表した第4四半期のガイダンスは売上を560億から605億ドルとしており、ウォール街の予測はこれとほぼ一致している。

ファウンダー・CEOのJeff Bezosは、人気の音声制御デバイス、Alexaの成功について誇らしげに語った。「われわれは先月だけで、新たに5種類のAlexa対応デバイスを発売し、インドでAlexaを公開し、BMWとの統合を発表し、Alexaの「スキル」が2万5000を超え、AlexaをSonosのスピーカーと統合し、Alexaに2種類の声を聞き分けることを教えた。Alexaの頭脳はAWSの上にあるので、新たに習得した能力は新たにデバイスを買った人だけでなく、Echoの全ユーザーが利用できる、とBezosが声明で言った。

木曜日の終値972.43ドルだったが、決算報告後直ちに1000ドル台へと跳ね上がった。同社の時価総額は4670億ドルになった。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Alexaが車内で使えるGarmin Speak発売――AmazonとGarminが協力、カーオーディオも音声操作可能

GarminはAmazonと協力して、Alexaの多彩な能力をユーザーの車内に持ち込むことに成功した。

Garmin SpeakはEcho Dotに似た小型のデバイスで、自動車のダッシュボードに設置するとAlexaのすべての機能が車内で利用できるようになる。さらにGarmin SpeakはAlexaのサービスをカーステレオとも連動させることができる。つまりAlexaが搭載されるデバイスの小さなスピーカーではなく、自動車の本格的ステレオシステムで音楽やオーディオブックを再生したりニュースや天気予報を聞いたりできる。

GarminはGPSやカーナビの有力メーカーとして知られているが、 “Alexa, ask Garmin.”とユーザーが呼びかけるとGarmin Speakの表面のディスプレイにターンバイターンの経路案内が表示される。

さらにユーザーはGarmin Speakを通じてAmazonに商品を注文したり、リモートで家庭のスマートデバイスをコントロールしたりすることもできる。たとえば、車を走らせている途中で家の照明を消したりやドアのカギをかけるのを忘れていたと気づいた場合(スマートデバイスで外部からコントロール可能なら)運転中でもGarmin Speakに呼びかけることで操作ができる。.

Garmin Speakはユーザーのスマートフォンのデータを利用するので、まず無料のGarmin Speakアプリをダウンロードしてインストールする必要がある。スマートフォンとGarmin Speaknの接続はBluetoothまたはAUXケーブルを用いる。

Alexa自身を含め、Cortana、CarPlay、Google Android Autoなどすでにいくつかのドライバー向けスマートサービスが登場している。自動車メーカーによっては出荷時にこれらのシステムをOEMで搭載し自動車をスマート化している場合もある。

Garmin Speakは150ドルでこちらから購入できる

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

AmazonのAlexaデバイスが声で個人を識別できるようになった…Echoの各人利用が可能

Amazon Echoの最大の盲点のひとつが解決した。ついに、やっと、今日(米国時間10/11)から、声を聞き分ける機能が加わったのだ。家族のいる家庭では、声を認識してEchoの利用を個人化できる。ショッピングリストや音楽の選択などを、個人別にできるのだ。

この機能は、Googleより何年も前に音声アシスタントの提供を始めたAmazonが、Googleに後れていた部分だ。Googleはこの機能を4月に発表し、製品は大家族にとって魅力的になった。

今のところ、この機能が使えるのはFlash Briefings(ニュース速報)、ショッピング、Amazon Musicのファミリープラン、AlexaとAlexaの通話、入呼の名前呼び出しだ。今後もっと増えるようだが、まだ具体的ではない。そして今後は、もっと多くの人の声を識別できるように“お利口になる”そうだ。

この機能は今後数日間で全面的に展開される。始め方は、スマートフォン上のGoogle AssistantやSiriのセットアップと同じだ。モバイルアプリのセッティングで“Your Voice”をセレクトし、一連のデモコマンドで、ソフトウェアにあなたの声をおぼえさせる。詳しい使い方は、AmazonのHelpページにある。

対応デバイスは、Echoのほかに、AmazonのアカウントのあるそのほかのAlexaデバイスだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazon、Kindle Oasisを防水に。7インチ画面とAudible再生も

Amazonが先週の大発表イベントで新しいKindleを出さなかったことに、がっかりした人は多い。だが心配はいらない。Amazonはハードウェアのルーツを忘れてはなかった。思えば7月のプライムデーは、アメリカでも世界でもKindleが一番売れた日だった。先日Kindleの発表がなかったのは「イベントをAlexaに特化するため」だった。

AmazonはKindle十周年(11月9日)よりひと月ほど早く、ハイエンド機Kindle Oasis の改訂を発表した。この新しいKindleは初めてIP8クラスの防水機能を備え、海岸や風呂で読書を楽しめる(Koboには数世代前からある機能)。Bluetoothを使ってAudibleを直接再生することもできる。

今回の改訂は最初のOasisが出てから一年半後になる。最高級Kindleリーダーである同機種は、比較的狭い範囲の消費者がターゲットになる。単一機能の高級機に相応の値段を払える人たちだ。新Oasisの価格は249ドルから。

同社で最高解像度(300 PPI)のスクリーンはサイズが7インチ。これはAmazonが何代か前に決めたかにみえたEリーダー標準サイズよりも1インチ大きい。巨大なKindle DXなどの大画面もあったが、Amazonや主要ライバルの本命は常に6インチだった。

もちろん大画面の魅力は明白だ。ページあたり30%多くのテキストが表示されるので、ページをめくる回数が減る。マンガのような画像中心の作品を読むのにも有利だ(私はEリーダーの漫画をまだおすすめしないが)。欠点も同じく明らか:場所を取ることだ。

それでもAmazonは、比較的薄いのでズボンのポケットにも入るように作ったと言っている。それはこの手の製品のベンチマークのようになっている ―― もちろん人によって違うが。

画面が広いということは、バッテリーを収納する場所が増えたことを意味する ―― しかしこの会社はまたも裏面にバッテリーが不格好に飛び出すデザインを選択した。バッテリーが一か所に集中しているということは、重量が均一に配分されていないという意味だが、ほとんどの重さを手のひらで支えるようにデザインされている。

画面の明るさはAmazon史上最高だ。LEDが前機種の10個から12個に増えたため、いっそう均質な照明を得られる。ガラスもAmazon最強で、自社製のゴリラガラス相当品だと会社は言っている。いずれも小さいけれども気の利いた最高級Eリーダーにふさわしい工夫がなされている。

物理的ページめくりボタン ―― 正直なところ初代Oasisで一番うれしかったのがこれだった。これも小さなことだが、Barnes & NobleがNookの製造を中止していらい本当に待ち焦がれていたからだ。加速度計も内蔵しているので持ち方に応じて方向が自動的に切り替わる。左利きの読者に朗報だ。これは横位置でも読めるという意味でもあるがおそらくあまりアピールしないだろう。

内蔵BluetoothのおかげでAudibleの再生が可能になった。AmazonはKindleの旧機種にもアクセシビリティ対応として同機能を追加する予定だが、Oasisが先になった。テキストとオーディオのセットで本を買ったユーザーがこの機能を利用できる。

ソフトウェアにもちょっとした工夫が加わった。フォントサイズの段階が増え、どのフォントもボールドにできるようになった。テキストの行端揃えも可能になった。新OasisはAmazon独自ファイル形式のほかに、TXT、PDF、MOBI、およびPRC。これは、私のようにEPUBファイルを大量に使っている者にとってはがっかりだが、Amazonの囲い込みとストアの重要性を考えれは当然ではある。

もうひとつ、例によって拡張メモリーはないが内蔵メモリーが8 GBに倍増した。32 GBモデルもある。メモリーの拡大はAudibleファイル用のローカルストレージが必要なためだろう。充電ポートはまだmicroUSBだが、高速充電で2時間でフルになる。これ約6週間に相当する ―― 以前のOasisより2週間短いが、それでもかなりの読書時間だ。

新Oasisは今日から予約受付中で、ハロウィンに発送される。価格は249ドルからで、LTE対応の32 GBバージョンは100ドル高くなる。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

データで比べるスマートスピーカー

ここ数年で、家庭用スマートアシスタントが大いに注目を集めるようになってきた。さらにこの2週間ほどの間で、AmazonGoogle、加えてSonosなどが立て続けにスマートスピーカーに関連するイベントを開催し、この分野への注目度が高まっている。

急拡大を見せるこの分野におけるプロダクトの全体を見渡すのも非常に難しい。プロダクトの選択は、採用しているアシスタントを選ぶことからはじまるだろう。利用しているスマートフォンの種類や、どうしても必要な機能などから絞り込んでいくことになるわけだ。そして、いずれのどのアシスタントを選ぶにしても、メリット・デメリットの双方が存在するだろう。Amazonには先行者メリットがありそうだし、Appleは、iPhoneとの連携が魅了だ。そして、その両者の対抗馬を考えれば、まっさきにGoogleの名があがるだろう。もちろんMicrosoftという選択肢もある。PCをもっている人の多くはMicrosoft製のOSを走らせているからだ。

SonyやSonos、ないしJBLなどのようなサードパーティー(他社アシスタントを採用するプロダクト)製品も増えてきており、ハードウェア的な違いも気になるようになってきた。さらに、50ドル程度のものから300ドル程度のものまでと、価格の差も大きい。高音質をうたうものもあれば、スクリーン内蔵の魅力を訴えるものもある。さらに複数のアシスタントに対応するものまでもある。

以下に、宣伝文句を排してデータのみを記した比較表を掲載しておくことにする。

[Infogram version]

原文へ

(翻訳:Maeda, H

Amazonは独自の配送サービスをアメリカでテスト中――2018年にはサービスを拡大へ

Amazonはサードパーティー向け配送サービスを実験している。Bloombergによれば、販売者はAmazonのSeller Flexと呼ばれるプラットフォームを使って商品の配送ができるようになる。このプロジェクトは2年前にインドで開始されたが、Amazonは今年に入って西海岸を皮切りにアメリカでも密かにテストを開始していたという。Bloombergの記事は「2018年にはアメリカのサービスを拡張する計画がある」としている。

このサービスではAmazonは消費者の販売者への注文、販売者の倉庫からの集荷、顧客への配送まで一貫して処理する。ただしAmazonは独自に契約した運送者に加えてUPSやFedExのような大規模運送事業者を引き続き使用する。ただこれまではどの運送業者に配送を依頼するか荷主である販売者が決めていたが、Seller Flexでは配送者、配送方法の決定権がAmazonに移るわけだ。

Bloombergも指摘するとおり、この実験はAmazonがロジスティクスにさらに一歩踏み込んできた証拠でもある。これまで商品在庫の管理においてAmazonにとって不透明な部分が存在した。Amazonは販売業者が管理する在庫にについては十分な情報が得られなかった。しかしSeller Flexではさらに立ち入ってサプライチェーン全体を管理することになる。これにより消費者にとってPrime配送が一層速くなるだろう。Amazonは配送時間を最小にするために、マクロな観点から誰が何をどこへ配送するのかを最適化できるようになる。

Amazonの実験はPrimeに参加するメンバーの拡大を図ると同時にロジスティクスをAmazonに集中させ効率化する効果を狙っている。またサードパーティーの荷主の増加によってフルフィルメント・センターに入ってくる商品も増加し、処理能力が食われる心配をしなくてすむようになることも目指しているのだろう。Seller Flexでは実際の配送業者としてUPSやFedExをシステムから排除するわけではない。しかし長期的にみてAmazonの影響力を拡大させることになるはずだ。

画像: David Ryder/Getty Images

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

プライム会員なら数百冊の電子書籍が読み放題、Amazonが「Prime Reading」を日本で開始

お急ぎ便やお届け日時指定といった配送サービス、プライム・ビデオ、Prime Music、プライム・フォトなどAmazonプライム会員の特典は時間の経過とともに充実してきた。そして本日、このラインナップにまた1つ新たなサービスが加わることになる。

アマゾンジャパンは10月5日、プライム会員向けの新サービス「Prime Reading」を日本で開始した。Prime Readingはプライム会員であれば、数百冊のKindleコンテンツを追加料金なしで楽しめるというサービス。アメリカでは約1年前から始まっている。

公式の発表では現在すでに数百冊のコンテンツを読むことができ、ジャンルはビジネス本から雑誌、漫画、絵本などさまざま。対象コンテンツは10冊まで同時に利用できる。Kindleの無料アプリをダウンロードしたスマートフォンやタブレット、Kindle電子書籍リーダー、Fireタブレット、パソコンからアクセスが可能だ。

日本では2016年8月より電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」が提供されてきた。こちらは月額980円で利用でき、対象となるコンテンツは12万冊以上に及ぶ。

今回Prime Readingで利用できるコンテンツを全てチェックしたわけではないが、トップページを見てもKindle Unlimitedの対象となっているものが多く「Kindle Unlimitedのライト版」のような印象を受けた。

アマゾンジャパン社長のジャスパー・チャン氏がプレスリリース内で「これからも『Amazonのプライム会員にならないなんて考えられない』とお客様に感じていただけるよう、プライム特典を充実させていきたいと考えています」とコメントしているように、主な目的はプライム会員の特典充実だろう。

ただ今後Prime ReadingがきっかけでKindle Unlimitedにも興味を持つユーザーが増えていくのか、そちらも気になる所だ。

XMOSのマイクロフォン配列技術でAlexaをどんなデバイスにも、リビングの壁にも、実装できる

音声でコマンドを入力するサービスシステムAmazon Alexaは、その専用実装デバイス(Amazon Echoなど)が、ユーザーの声をはっきり聞き取れる位置、たとえばコーヒーテーブルの上やカウチのそばなどにないといけない。テレビの近くにあったりすると、アニメのキャラクターが “Alexa!”と言っただけで、おかしなものがAmazonに注文されたりする。

ノイズを無視して、ご主人である人間の声だけを聞き分ける高度な技術が必要だが、それは意外と難しい。

でも、今やイギリスの企業が、世界で初めてそんな技術を作り出し、Amazon Alexaの音声サービスに導入しようとしている。

1か月前にInfineonがリードするラウンドで1500万ドルを調達したイギリスのチップメーカーXMOSは、ヨーロッパで初めて、Amazonが公式に認定したAlexa Voice Service(AVS)開発キットを近くリリースする。同社は世界初の、AVS認定“遠方界線形マイクロフォン配列”(far-field linear mic array)”のメーカーでもある。

この技術は、車で使われるレーダーとマイクロフォンを組み合わせている。そうするとEchoのようなAlexa専用のデバイスは要らなくなり、スピーカーとのセットを壁に埋め込んだり、ほかの製品のキットに組み込んだりできる。つまりAlexaが、専用機でなく、何かほかのものに統合される。

社員50名のXMOSは、AVS認定企業としては最小で、競合他社のSynapticsは時価総額12億7000ドルで1800名の社員がいるし、57億ドルのMicrosemiは4400名、32億8000万ドルのCirrus Logicは社員数1100名だ。

さまざまな競合ソリューションがある中で、XMOSはAlexaをサポートする初の遠方界線形配列を提供し、Alexaの機能を生活の背景の中へ溶融してしまう。

この線形配列によってAlexaは初めて、他の多くの家電製品と同様、壁に接するフラットパネルにもなる。

そして未来の音声サービスは、どんなデバイスにも搭載できる、存在を意識しない目立たないものになる。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazon Echoが年内に日本登場へ——スマートスピーカーの国内参入、続々と発表

アマゾンジャパンは10月2日、クラウド音声サービスの「Amazon Alexa」とAlexaを搭載したスマートスピーカー「Amazon Echo」を年内に日本で展開すると発表した。Echoについては、当初は招待制で、事前に購入を希望した顧客に販売するという。

Amazon Echoは、2014年11月に米国で発表されたスマートスピーカー。音声による操作で、音楽の再生やニュース、天気、スケジュールなどの情報の読み上げができる、バーチャルアシスタントだ。米国では現在、年末のホリデーシーズンに発売が予定されるものも含めて8種類のEchoが発表されているが、日本でどの機種が販売されるのかについては、明らかになっていない。

Alexa、Echoの日本登場のニュースと同時に、アマゾンジャパンでは、開発者向けにAlexaを使った機能(スキル)を開発できるAlexa Skills Kit(ASK)と、Alexaに対応したハードウェア製品の開発が可能となるAlexa Voice Service(AVS)についても、日本での年内展開を発表している。

Alexaスキルについては、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの通信キャリアやクックパッド、NHK、ヤフー、リクルートなどのコンテンツサービスプロバイダ、JR東日本、三菱UFJフィナンシャルグループなどの事業者らがパートナーとして提供を予定しているという。また、Alexa対応製品については、アンカー・ジャパン、HTC、オンキヨー、ハーマンインターナショナルほか、各社が既に日本市場向けの発売を計画しているとのことだ。

日本市場へのスマートスピーカー投入は、2017年に入って続々と発表されている。Googleは5月に「Google Home」の日本発売を発表し、10月上旬にも販売が開始されると見られている。日本発の製品では、LINEが「WAVE」を発表。今秋発売予定の正式版に先駆け、7月に先行体験版を販売した。また、音声認識・音声対話プラットフォームの「mimi」を提供するフェアリーデバイセズは、9月に企業向けのホワイトレーベル・スマートスピーカー「Fairy I/O Tumbler」を発表している。

さらに変わったところでは、バンダイがアニメ『機動戦士ガンダム』の内容に特化した、AI搭載の対話型コミュニケーションロボット「ガンシェルジュ ハロ」を開発しているとのこと。Amazon Echoの日本登場発表と同じ10月2日に発表され、ガンダムに関するうんちくやクイズが楽しめるというこのロボットは、2018年発売予定で開発が進められているそうだ。

Google PlayもAmazonもハリウッドを抑えたAppleに横並びで4Kムービーを20ドルに

今月(2017/9/)初めの新型iPhoneのお披露目のとき、Appleは4KのApple TVをついでに発表し、それ用の4K HDRのタイトルは20ドルから、とした。しかもAppleは、すでに購入している映画を自動的に無料で4Kにアップグレードする、と約束した。

そして今度は、Appleのうしろを走ってるかのようなGoogleが、Play Movieから提供するUHDタイトルは19ドル99セント、と発表した。

Android Policeの記事によると、Spider Man HomecomingBaby Driverなどの新たにリリースされたタイトルは、20ドルだった。

そして昨日(米国時間9/26)は、AmazonもAppleと並んで走りだし、4Kのタイトルを19ドル99セントに値下げした。わずか5ドルのものもある。

8月の終わりごろのWSJの記事は、Appleとハリウッドが、4Kムービーの20ドルというプライスをめぐって真っ向から対立している、と報じた。映画会社側の希望額は25〜30ドルだった、といわれる。

当然、勝ったのpはAppleの20ドルだ。UHDタイトルを安くしようとしているAmazonとGoogleは、Appleの頑張りに感謝すべきだろう。

Android Policeの記事については、今Googleに確認を求めている。得られ次第、この記事をアップデートしよう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google PlayもAmazonもハリウッドを抑えたAppleに横並びで4Kムービーを20ドルに

今月(2017/9/)初めの新型iPhoneのお披露目のとき、Appleは4KのApple TVをついでに発表し、それ用の4K HDRのタイトルは20ドルから、とした。しかもAppleは、すでに購入している映画を自動的に無料で4Kにアップグレードする、と約束した。

そして今度は、Appleのうしろを走ってるかのようなGoogleが、Play Movieから提供するUHDタイトルは19ドル99セント、と発表した。

Android Policeの記事によると、Spider Man HomecomingBaby Driverなどの新たにリリースされたタイトルは、20ドルだった。

そして昨日(米国時間9/26)は、AmazonもAppleと並んで走りだし、4Kのタイトルを19ドル99セントに値下げした。わずか5ドルのものもある。

8月の終わりごろのWSJの記事は、Appleとハリウッドが、4Kムービーの20ドルというプライスをめぐって真っ向から対立している、と報じた。映画会社側の希望額は25〜30ドルだった、といわれる。

当然、勝ったのpはAppleの20ドルだ。UHDタイトルを安くしようとしているAmazonとGoogleは、Appleの頑張りに感謝すべきだろう。

Android Policeの記事については、今Googleに確認を求めている。得られ次第、この記事をアップデートしよう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

今やAmazon Echoは8機種もある!、便利な比較一覧表を作ってみた

どのAmazon Echoを買うべきだろう? 今日(米国時間9/27)新しく発表されたEcho 2, Plus, Spot, Connect, それともButtonsか?

前からあるDot, Show, あるいはLookか?

下図の便利な一覧表を見ると、今日(米国時間9/27)のビッグなイベントで紹介された、いくつかの新機種も含めて、お値段や機能を比較できる。

AmazonはAlexaデバイスEchoに関して、単純性よりは多様性を選んだが、でもAmazon Echo一族のゴージャスな(?)勢揃いを見るかぎり、単純性を選んだGoogle Homeがひ弱に見えてくる。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazonから新しい低価格ガジェット6種類――すべて150ドル以下

Amazonが1000ドルのiPhoneを発表した後にAmazonは6種類の一見雑多なガジェットを発表したが、どれも150ドルを超えないお手頃価格だった。 あきらかにAmazonの方針は「マージンなどくそくらえ」だ。

Amazonは製品を可能なかぎり安く売る。この「低価格レース」はAmazonの標準的戦略で、Kindleの電子書籍リーダーからKindle Fireタブレットまで一貫している。Amazonはこのコンセプトを試すための製品を発表し市場の反応を試す。反応が良ければ、いってみればクラーケンのような怪物的製品が後に続く。

Amazonは今日(米国時間9/27)、シアトル本社で開催したプレス・イベントで多数の製品を発表した。奇妙なEchoボタンが2個20ドル、ある種gの地上回線電話、 Echo Connectが35ドル、a 4K Fire TVが70ドル、ちょっとオシャレなクロース張りEchoが99ドル,、 かわいらしいEcho Spot目覚まし時計が130ドル、いちばん高価なEcho Plusが150ドルだった。Echo PlusはオリジナルのEchoの機能をすべて備える他にスマート・ホームハブの機能とPhilips Hue照明を内蔵している。.

その他、ガジェットAPIを通じて歌うサカナのおもちゃにAlexaを接続できるという言及もあった(値段は明らかでない)。

これだけでもまだ足りないというかのように、これらのプロダクトは Echo、Fire TVとバンドルで購入するとさらに安くなる

今までKindle、Kindle Fireタブレットでは安売り戦略が成功している。どちらの場合も市場の反応が好意的だと見極めた上でAmazonはさらにマージンを切り詰め、高品質のハードを超低価格で市場に氾濫させ、「メーカー希望小売価格」は大混乱に陥れた。

最近の例ではEchoがKindle方式で市場制覇に向けて立場を固めつつある。Amazonの戦略に基づいた低価格のEchoの参入でホームアシスタント市場は厳しい競争にさらされている。Amazonの低価格プロダクトの多様さには目をみはるものがある。

AmazonのEcho製品は最低20ドルからで、 USB端子に挿すFire TV StickにEcho Dotをバンドルしたパッケージが60ドルからだ。つまりFire TV StickにEcho Dotをバンドルしたパッケージ3組がちょうど4K Apple TVと同じ値段ということになる。

Echoで最も高額の製品は今年早くに発表された199ドルのEcho Lookと229ドルのEcho Showだ。これを含めて今やAmazonはEchoに8種類のモデルを揃えた

このAmazonの新製品攻勢はタイミングを計算されたものかもしれない。噂によれば、GoogleはGoogle Homeのシリーズを近くアップデートするという。これにはEcho Dotによく似た小型のGoogle Homeが含まれるらしい。Googleは過去にもAmazonに追い付こうと努力をしたことがあるものの、今となってはこの分野でGoogleにせよAppleにせよAmazonに追いつくのはきわめて難しい情勢になっている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Amazon、130ドルのEcho Spotでスマート目覚まし時計と対決

これまで多くの人たちが、スマートクロックを世に送り出そうとして挑戦と失敗をくりかえしてきたが(Chumbyを覚えてますか?)、この約束を果たすのにAmazonほど良い位置にいるものはない。それは、実質的にちいさなEcho Showだ。Echo Show × Echo Dot = Echo Spot。おわかりだろうか?

Echo Spotは半球形デザインに2.5インチディスプレイを備える。Amazon曰く、Echo Spotは(Echo) Showにできることは何でもこなす ―― ハンズフリー通話やビデオ通話の発信も。しかし、この新しいSpotはこれまでよりずっと求めやすい130ドルという価格だ。Dotと同じく(そしてShowとは異なり)Spotはその手のひらサイズゆえに内蔵オーディオに関しては貧弱だ。小さなEcho Dotと同じく、オーディオ出力とBluetoothを備えているので、外部スピーカーに繋ぐことはできるが、内蔵スピーカーはない。

AmazonはSpotがEcho Dotのような目的で使われることを望んでおり、一部屋に1台設置するようユーザーを説得している ―― ただし、130ドルという価格は50ドルのDotよりはるかに敷居が高い。この値段なら、枕元の目覚まし時計に取って代わることは有望だ。

Amazonが提供してきた防犯カメラとの親和性はここにも生きている。それ自体興味深い利用場面であり、ユーザーは玄関先の様子を一瞥できる。私が思うに、今日のイベントで発表された様々なEchoファミリーの中でも、Spotは特に魅力的だ。Showよりもずっと見栄えのする製品であり、フォームファクターもずっと扱いやすい。

  1. 61y60tuqa5l-_sl1000_.jpg

  2. 61gcn5yx6xl-_sl1000_.jpg

  3. 61fzygtyqxl-_sl1000_.jpg

  4. 61jvyri8m3l-_sl1000_.jpg

  5. 61gf7djgkvl-_sl1000_.jpg

  6. 61srpobohl-_sl1000_.jpg

しかも130ドルと、Showよりもずっと手頃価格だ。上位機種に興味はあるが価格に疑問を持っていた人たちを引き付けることはほぼ間違いない。12月の発売日も偶然ではない。Amazonは来るホリデーシーズンにこれを大量に売るつもりだろう。実際、Spotがシーズンで一番売れたEchoになっても驚きではない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Amazonの新製品発表イベントに4K Fire TVも――日本でも8980円で予約受付開始

AmazonはこのごろFire TV(ChromecastやApple TVのライバル(を放置しているのではないかと感じていたかもしれない。実際、このセットトップボックスに大型アップグレードが来たのは2015年が最後だった。

しかしとうとう今日(米国時間9/27)、新製品が発表された!

Amazonは現在シアトルで招待オンリーのイベントを開催し、Echoを始めとする主力製品のアップデートを次々に発表しているが、その中にFire TVが含まれていた。

これまでに判明した事実:

  • 4KとHDRをサポート。解像度は最高2160p、60fps
  • 音声はDolby Atmosをサポート
  • Wi-Fiは802.11ac
  • 1.5GHz クオドコアCPU
  • Alexaを搭載し音声認識可能なリモコン。室内のEchoからも操作できる。

出荷は今年中で価格は70ドル、Echo Dotバンドル版は80ドル。この価格は現行Fire TVより20ドル安い。4KのAppleTVに比べると100ドル以上安く、Google Chromecast Ultraとほぼ同価格だ。ただしChromecast Ultraには専用リモコンは付属していない。スティック版のFire TVにEcho Dotをバンドルしたモデルは60ドルだ。場所を取らないこの形式が好みなら便利だ。Amazonは強力なマーケティングを開始したもようだ。

Fire TVの出荷は10月25日以降となるが、Amazonのサイトでは予約受け付けを開始している。

〔日本版〕Amazonの日本サイトでも4K、HDR対応のFire TVの予約を受付中。価格は8980円。GoogleのChromecast UItraも日本で購入可能(9720円)。4K Apple TVは1万9800円から。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


【以上】

Amazon MusicがAlexaの機能を搭載

Amazonが、Amazon MusicにAlexaの機能を組み込んだ。iOS版およびAndroid版の双方に実装され、音声コントロールが行えるようになったのだ。Amazonの発表によれば、使えるのはアメリカ、イギリス、ドイツ、およびオーストラリアだとのこと。音声コマンドで実施できるのは、再生する曲、アーティストの指示であったり、あるいはドライブ、ランニングなどといったシチュエーションに応じた曲をリクエストすることだ。EchoスピーカーでAlexaを利用していた人にとっては馴染み深い機能だろう。

やはりEchoで利用できる機能だが、歌詞はわかるが曲名がわからないといった曲をリクエストすることもできる。

Echoスピーカーでは、天気予報やニュースの問い合わせだとか、あるいはタイマーやリマインダーの設定に並んで、音楽再生も代表的ユースケースとなっている。そのような状況の中、音楽アプリケーションにAlexaを導入するのは当然の選択といえるだろう。

今回のAlexa導入により、SpotifyやApple Musicとの差別化を行なって、第3位のポジションからの脱却を目指す意味もある。なるほどApple MusicはSiri対応ではある。ただしそれはAppleユーザーに対してのみの話だ。Siriと連携したApple Musicを楽しめるのは、iPhone利用者に限られているのだ。

Amazonは、Alexaのモバイルアプリケーション対応を徐々に進めつつあるようだ。

今年になって、まずはiOS版のショッピングアプリケーションにAlexaを導入し、夏にはAndroid版でも対応した。

Amazonとしては、Echoデバイスを使っていない人々にもAlexaおよび音声アシスタントの便利さを感じてもらい、そして自らの商機を広げようとする意図があるのだろう。Echoの購入を考えている利用者に対して、さまざまなアプリケーションを通じてAlexaの魅力を伝えようとしているわけだ。Amazon Musicの利用者がAlexaの便利さを感じてくれれば、Google HomeやAppleのHomePodではなくてEchoを選択する可能性も高まることになる。

Alexaと連携するのはAmazon Musicの最新版での話だ。旧版を持っている場合には最新版にアップデートする必要がある(訳注:日本では未対応です)。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

Pointyは地域の店をAmazonに対抗させる――PoSレジ連動で商品情報をオンライン化するプラットフォーム

アイルランドのスタートアップ、Pointy​は地域の店舗が在庫商品を簡単にオンラインで公開し、消費者が簡単に検索できるようにするシステムを開発した。このほど同社はシリーズAのラウンドで600万ドルの資金を調達した。このラウンドはFrontline Venturesがリードし、ポール・アレンのVulcan Capital、Draper Associates、さらに何人かの著名なエンゼル投資家が加わっている。

エンゼル投資家にはWordPressのファウンダー、Matt Mullenweg、Google Mapsの共同ファウンダー、Lars Rasmussen、Transferwiseの共同ファウンダー、Taavet Hinrikus、Beboの共同ファウンダー、Michael Birchが加わっている。Pointyはこれ以前にLocalGlobe、Frontline、Seedcampから120万ドルのシード資金を得ている。

共同ファウンダーのMark CumminsとCharles Bibbyはスタートアップの起業に経験を積んでいる。Cumminsは2010年にGoogleによって買収されたビジュアル検索エンジン、Plinkの共同ファウンダーでもある。

Pointyはソフトとハードを統合したプラットフォームで、店舗の在庫商品をオンラインで検索可能にして顧客の流入増を図る。 カギとなるのは​Pointy​Boxと呼ばれる小さなデバイスで、店舗のPoSレジに接続するとバーコードのスキャン結果を自動的にPointyが運営するウェブサイトに転送し、オンラインでの検索を可能にする。

Pointy上の各ストアのページは検索エンジン向けに最適化されており、ユーザーが商品を検索すると、Pointyはユーザーの所在地付近でその商品をストックしている店舗を表示する。つまりお気に入りのクラフト・ビールを検索すると、どこに行けばそのビールが買えるか、近所の店を教えてくれる。簡単に言えば、地域の店舗がAmazonのような巨大通販会社に対抗できるようにするシステムだ。Pointyを利用する地域店舗は最小の投資で顧客の増大を実現できる。

電話取材に対して共同ファウンダーたちは(ちなみに両者ともロボティクスで博士号を持つ)はPointyの仕組を説明してくれた。商品の販売時にPoSレジでバーコードがスキャンされると、そのデータはPointy Boxを通じてPointyサイトに送られる。Pointyはこの際、複雑な在庫管理システムの導入なしに店舗に在庫があるかどうかを決定しなければならない。開発されたアルゴリズムでは推定のベースとして販売頻度などが利用されている。ある製品が頻繁に販売されているなら在庫も補充されている可能性が高い。

Cumminsは、 「消費者が何あるアイテムを買いたいと考えてスマートフォンで検索したとすると、 たいていの場合、​Amazonの在庫が表示される。たとえ50メートル先の実店舗にその商品が置いてあっても検索結果には出てこない。これは消費者にとっても店舗にとっても苛立たしい状況だ。Pointy​は店舗側の資金や時間などの負担を最小限にしてこの問題を解決しようとしている」と説明する。

現在Pointyはすでにアメリカの48の州の店舗で利用されており、「登録された商品は何千万回も検索結果に表示されている」という。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

AWSのEC2が秒単位の課金制になった…GCPやAzureの分単位課金に対抗だ!

2006年にAmazonがAWSのクラウドコンピューティングサービスEC2立ち上げたときには、時間制の課金が画期的に感じられたが、でもそれは、端数がわずか数分でも1時間と数えられてしまうことを意味していた。しかしこのところAWSのコンペティターたちはより柔軟な課金形式を採るようになっている(分制が多い)ので、AWSも10月2日に彼らの上を行って、そのLinuxベースのEC2インスタンスには秒制の課金方式を導入することになった。

この秒制の課金形式は、オンデマンド、リザーブド、スポットの各インスタンスタイプに適用されるほか、EBSボリューム用に手配されたストレージにも及ぶ。Amazon EMRとAWS Batchもこの秒制に移行するが、各インスタンスの最低料金は1分ぶんであり、また、Windowsや、独自の時間制料金のLinuxディストリビューションを使うマシンには適用されない。

AWS Lambdaのようないわゆる“サーバーレス”のプラットホームが急伸し、これらが秒未満の課金制を導入している今となっては、古い時間制の課金形式は多くのデベロッパーにとってナンセンスと感じられる。しかし単純な事実としては、EC2はGoogleやMicrosoftなど分制の課金に移行したプラットホームに比べて割高である、という評判がこのところ広まっていたのだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AWSがメモリが4TBを超える仮想マシンの提供を開始、インメモリデータベースがさっそく食らいつく

数か月前にAmazonのAWSグループは、メモリが4から16TBぐらいのインスタンスタイプを準備している、と述べた。そして今日(米国時間9/14)はついにその約束が実現して、メモリのサイズでは最大のEC2マシンを同社はローンチした。そのx1e.32xlargeインスタンスは、RAMがなんと4.19TBもある。EC2のこれまでで最大のインスタンスは、メモリが2TB強だった。

これらのマシンはクアッドソケットのIntel Xeonプロセッサー(2.3GHz)、最大25Gpsのネットワーク帯域、そして1920GBのSSDを装備する。もちろんこれだけのメモリを必要とするアプリケーションは多くないが、SAPのインメモリデータベースHANAとその各種のツールがこれらのインスタンスで動くことが公式に認定されていて、SAPはこれらのアプリケーションをこのインスタンス上で運用することに関し、直接のサポートを提供する。

これらの新しいインスタンスは目下、AWSの4つのリージョンで利用できる: それらは、US East(Northern Virginia), US West(Oregon), EU(Ireland), そしてAsia Pacific(Tokyo)だ。当然ながらこれらのインスタンスはお安くない。たとえばUS Eastのオンデマンド料金は1時間$26.688、Asia Pacificでは$38.688だ。つまり、AWSのもっとも高価なVMとなる。

ちなみにMicrosoft Azureの最大のメモリ最適化マシンは現在2TB強が最大で、GoogleはRAM 416GBが最大だ〔USのみ〕。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazon、5万人規模の第2本社建設計画を発表――自治体の立候補受付け開始

Amazonはすでにeコマース、ロジスティクス、クラウドサービスの各分野で世界的な巨人だ。そのAmazonが企業としての存在をさらに一段と拡大する動きを見せている。今日(米国時間9/7)、同社は北米地区に第2の本社を建設するために適切な都市を選ぶための調査を開始したことを発表した

Amazonによればこの第2本社はワシントン州シアトルの既存の本社(上の画像)と「あらゆる点で同等の施設となる」といいう。

新本社はそのサイズもシアトル本社と同等かそれ以上となるもようだ。Amazon本社はシアトルのビジネス地区の中心的施設の一つだ。4万人の社員が75ヘクタールの土地に建てられた33棟のビルで働いており、レストランだけでも24箇所ある。Amazonによれば、HQ2と呼ばれる第2本社では5万人が働くことになり、投資額は50億ドルに上るという。

Amazonのファウンダー、CEOのジェフ・ベゾスは声明で「Amazn HQ2はあらゆる面でシアトル本社と同等のものとなる。HQ2は当初でも数十億ドルの投資先となる。この投資はその後も継続され、数万人の給与の高い職が創出される。われわれは第2の家〔に適切な場所〕を見つけようと張り切っているところだ」と述べた。

TechCrunchではHQ2建設のスケジュールについてAmazonに問い合わせ中だ。

Amazonの新本社建設の発表は興味深いタイミングで行われた。Appleはクパチーノの新キャンパスの建設をほぼ完了したところだ。来週にはメイン・ビルディングに隣接する新しいスティーブ・ジョブズ・シアターで最初のイベントを開催する。ここでは最新版のiPhoneが発表されるものとみられている。リング状の巨大建築はAppleのパワーを象徴するものとして長いあいだ話題になってきた。Appleが新キャンパスでiPhoneイベントを開催する直前にHQ2建設計画が発表されたことは、こうしたビッグプロジェクトを実施できるのはiPhone/Macの巨人だけではないと知らせるAmazon一流のやり方かもしれない。

面白いことに、Amazonは社員がどちらの本社ないしどの都市で働くことを希望するか各種調査を行う計画も明らかにしている。ここでAmazonは適切な候補地となるべき条件をいくつか挙げている。候補都市は人口が100万人以上であること、ビジネスフレンドリーな安定した都市環境であること、テクノロジーに関して才能ある人材を引き寄せる魅力がある都市ないし都市近郊であること、などだ。また都市、地域の選定にあたっては「ものごとを大きなスケールで考える創造的なコミュニティーを持つこと」も条件としている。

またAmazonは新本社は現在のシアトル本社同様、都市型の施設となり、都市中心部に建設されること、すでにデベロッパーによって開発が進められていてもよいことなどを明らかにしている。

AmazonではHQ2建設の第一歩として都市ないし州による提案の受付(RFP=Request for Proposal)を開始しており、Amazonは自治体に対し同社へのコンタクトを呼びかけている。一度HQ2の建設予定地に選定されれば都市側のメリットは巨大だ。Amazonの推計によれば、同社は2010年から2016までの期間にシアトル市の経済に寄与した額は380億ドルになるという。Amazonの投資1ドルについてシアトル市は1.40ドルの経済効果を生み出してきた。

社員38万人というのは、Amazonをテクノロジー分野における世界最大の雇用者の一つとしている。テクノロジーは現在アメリカの主要産業とみられいるものの、以前の主要産業と比較すると直接雇用者の数が目立って少ない。Amazonは例外的に巨大な雇用者だが、ロジスティクスの分野における雇用が大きいのもひとつの理由だ。事実、Amazonはアメリカでもその他の世界でもフルフィルメント・センターを開設するつど、地域の雇用と収入の増大に貢献することになると発表してきた。

Amazonはまたアメリカ国外でも急ピッチで拡大を続けている。

今年夏、AmazonはEU離脱で揺れるイギリスの首都、ロンドンの金融地区に新しい本社を開設している。

下の画像はAmazonのシアトル本社に関する詳細だ。

画像:Amazon

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+