AWSがストレージの料金を値下げ、コールドストレージはデータ取り出しに新たなオプションを提供

Perito Moreno Glacier

Amazon Web Services(AWS)が今日(米国時間11/22)、一部のストレージサービスの大幅値下げを発表した。また、コールドストレージサービスGlacierを利用するデベロッパーのために、新しい機能をいくつかローンチした。

新しい料金のうち、デベロッパーにとっていちばん気になるのはS3だろう。それはAWSのメインのクラウドストレージサービスだが、これまでの6種に代わって0-50TB; 50-500 TB; 500+TBの3種になる。そして多くのリージョンにおいてS3の料金は、約20%下がる。

AWSのコールドストレージサービスGlacierは、あまり使わないデータを安全に保存しておくための場所だが、こちらはさらに大幅な値下げが行われる。すなわちNorthern Virginia, Oregon, Ireland(アイルランド)の三つのリージョンでは、データ1GBあたり月額0.004ドルとなり、従来より43%の値下げだ。

Glacierのユーザーにとってもっと重要なのは、二つの新しいデータ取り出しオプションが加わったことだ。Glacierのセットアップは時間がかかるので、ユーザーはデータをすぐにダウンロードできない。それがコールドストレージの安い理由でもあるのだが、ユーザーはまさに“コールドな”ストレージとしてしか使えない。そこでAmazonは今度の新しい二つのオプションのひとつにより、特別料金でデータを早く取り出せるようにした。新しいオプションのもうひとつは、Glacierのデフォルトである3〜5時間より遅くてよければ、同じ料金でもっと多くのデータを保存できる。

最初の‘迅速(expedited)’オプションは、保存が1GBあたり0.03ドル、データ取り出し一回あたり0.01ドル払うと、1〜5分でダウンロードできるようになる。AWSによると、このオプションを有効に使えるのはGlacierに100TB以上のデータがあるユーザー、そのほかのユーザーにとっては従来からあるS3 Infrequent Access storageの方が良い、ということだ。Glacierのデフォルトの標準リクエスト料金は1GBあたり0.01ドル、1000リクエストあたり0.050ドルだ。

AWSは何でも分かりにくいが、この迅速取り出しには実はタイプが二つある。オンデマンドと、配備済み(provisioned)取り出しだ。オンデマンドは、上に述べたルールの方式だ。そして配備済み取り出しは、1ユニット100ドルで、毎5分間に3回までの迅速取り出しを、最大150MB/秒のスループットで行える。事前配備をしてない場合は、迅速取り出しはそのキャパシティがあるときのみ、リクエストに応じる。

Glacierからのデータ取り出しの時間が気にならないユーザーには、新たに‘バルクオプション’というものがある。それは時間が5〜12時間かかるが、費用は1GBあたり0.0025ドル、1000リクエストあたり0.025ドルだ。

これらの新し取り出しオプションを、GoogleのColdlineストレージサービスと比べるとどうだろう? こちらは、1GBあたり月額0.007ドルで保存、取り出しは1GBあたり0.05ドルだ。一部のリージョンではAWSの新しい料金体系より高いが、Googleの場合はデータへのアクセスが多くの場合リアルタイムだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AmazonのPrime Videoがついにグローバル化でNetflixも本格的な競合へ

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Netflixは1月にグローバルな拡張を行い、世界のほとんどの国で視聴できる唯一のビデオストリーミングサイトになった。でもAmazonがその競合サービスの大規模な国際展開をほのめかしてからは、Netflixの一人舞台は短期間で終わりそうになってきた。

Amazon Prime Videoを今利用できる国は、アメリカ、イギリス、ドイツ、オーストリア、日本の5か国だ。もうすぐインドが加わる。しかしAmazonがこぼした重量級のヒントによると、12月からは一挙に世界の200のマーケットに拡張するらしい。

ただしそれには、いろんな‘ただし’が付く。

まず、今のところグローバルな展開が確認されているのは、イギリスの人気モーターショーTop GearのリメイクThe Grand Tourだけだ。しかし現状では未確認だが、それと同時または直後に、全世界のピーク時オーディエンス3億5000万というTop Gearの人気に乗った、ほかの番組もローンチするかもしれない。

それは現時点での計画だが、Wall Street Journalの記事はAmazon筋の説として、同社のビデオサービスは今、“大規模なグローバル展開の瀬戸際にある”、と書いている。

Amazonが2億5000万ドルを払ったとされるThe Grand Tourそのものは、昨日(米国時間11/16)からPrime Videoで見られるし、またAmazonのCEO Jeff Bezosのツイートと、この番組のスターが出てくるYouTubeビデオによると、12月からグローバルになる。

しかも、一部の国ではすでに今週から見られるらしい。ある記事によると、オーストラリアのユーザーは今Web上でそのサービスにアクセスできている。ただしモバイルアプリはまだない。それに、ほかの国でも、秘(ひそ)かに静かに、すでにそんな状態になってる可能性もある。今でなければ近未来に。

Netflixは、インディー映画のMubiや、東南アジアのiFlixなどニッチな競合相手が多いが、Amazonは待望のグローバルな競争を持ち込むだろう。

そして次の拡張は、Amazonの音楽サービスかもしれない。それは先週初めてアメリカの外でローンチし、イギリスに上陸した。ほかには、インドでは苦戦Primeを中国に持ち込む、そして東南アジアの将来性に色気を示す、といったところ。AmazonはPrime Videoなどのメディアサービスのあるところが、各地地元のeコマースより有利かもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

クリスマスシーズンのAmazonでは下取り代金が即座に手に入る…ただしゲーム関連のみ

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Amazonはクリスマスシーズンの準備として、お客が自分の要らないものを下取りに出せるようにした。

このアメリカの大型リテールサイトには前から下取り制度 はあって、利用者はギフトカードをもらえた。でもクリスマスまであと40日の今日(米国時間11/14)始まった今回の制度は、即時支払い(‘Instant Payment’)サービスで、今すぐ、品物をまだ送る前でも、お金がもらえる。前の制度では、10日後だった。

ただしこの即時支払いは、少なくとも当面は、ビデオゲームや(ゲーム機など)関連アクセサリに限定だ。でも、すごく使いやすい

下取りに出したい品物の詳細を提出すると、ただちにギフトカードが発行される。品物は7日以内に、AmazonのWebサイトにある送り状を印刷し、それを貼り付けてUPSで送る。

下取り価格はもちろん品物の状態で変わるが、大まかにはこうなっている:

  • Nintendo Wii U: 最大150ドル
  • Sony PlayStation 4 500GB : 最大170ドル
  • Microsoft Xbox One 500GB: 最大115ドル
  • FIFA 17: 最大25ドル
  • Paper Mario Color Splash: 最大30ドル
  • Gears of War 4: 最大26ドル

プレゼントを買うために大きなお金が出て行くシーズンだから、この企画は歓迎されるだろうが、しかし、得たお金で今もっともホットなゲーム機、NES Classicが買えるとはかぎらない。期待の大きかったNintendoのこのゲーム機は、その需要も大きくて、先週のAmazonでは一瞬で売り切れた。もちろんAmazonには、ほかの品物もとっても多いけどね。

AmazonのInstant Paymentの詳細は、ここにある

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任天堂のNES Classic EditionはAmazonで発売後、ほぼ一瞬で売り切れ(他店も同様)

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NES Classic Editionは、そのレトロなデザインと堅実なゲームの選び方により、発売前から、簡単には入手できない、と思われていた。でも、実際はそれどころではなく、その需要は“くすぐりエルモ”(Tickle Me Elmo)クラスだ〔1996年のバカ売れ〕。Amazonのネット店頭に登場したのは今日(米国時間11/11)の午後2時(太平洋時間)だったが、1分も経たないうちに売り切れたようだ。

[売り切れ告知]
unavailable

何十万、とは言わないが、たぶん何千人ものゲーマーが、この製品のページを朝早くから表示して、F5キーをたたきまくり、いろんなものをセレクトして、願いを叶えようとしていただろう。やがてそのページは、トラフィックが多すぎてAmazonが閉鎖した、あるいは勝手にダウンしたと思われるが、Amazonのような巨大なリソースを持つところで、こんなことが起きるのは、本当にすごい。

Amazonで売れた台数は公表されていないが、相当なものだろう。ぼくが確認できたのは、少なくとも一台は売れた、ということだ:

sold

本誌TechCrunchでも、ぼくみたいに運良く買えた人は、とても少ないと思うよ。

ほかの店もすべて、売り切れだったようだ。近くのGameStopは、17台入ったけど30分弱で売り切れた、と言っている。TargetsやBest Buysでは、店の外にできた長い行列が、あちこちで報道された。

しかし、騒ぎはまだ終わらない。Nintendoは今朝の一連のツイートで、生産は順調だから長く待たせることは絶対にない、と言って、コーフンした群衆をなだめようとしている。ブラックマーケットで1000ドルで買うのは、まだ早いね。

Nintendoさん、ありがとう。でも、Switchでは、こうならないだろうね。

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ついに、とうとう、味気ないデザインのAmazon Alexaが歌う魚に変身

billy

あなたも、世の中の多くの人と同様に、朝起きてAmazon Echoを見るたびに、“おいおいEchoくんよ、ピカピカの円筒形はつまんねーから、歌う魚になったらどうだい?”、と思っているかな?

良いニュースだ。ついに、あなたの夢が実現した。

作者のアーチストBrian KaneがFacebookのプロフィールで、この気品ある歌う魚の短いデモを見せている〔上のビデオ〕。この“Big Mouth Billy Bass”は、2000年代の初めにコマーシャルをさんざん見せられたやつだが、ここではそのゴム製の魚体の中に、Amazonの音声アシスタントを(なんとかして)収めている。

当然、あなたも一つほしいだろう。

でも作者は、その仕組みを明らかにしていない。Raspberry PiがAlexaのAPIを動かしているのか? それともAmazon Echo中身を魚体に詰めただけか? そしてBillyが言葉を発するたびに、彼の電動式筋肉が痙攣するのか? それを明らかにするのは、いまのところ、あなたご自身だ。

〔Flashを無効にしているブラウザーでは上のビデオを再生できません。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazonはもはやメーカーのライバル―各種プライベート・ブランドがオンラインでシェアを獲得

Amazon, the US e-commerce and cloud computing giant is said to hire 1,000 people in Poland. The company already hires almost 5,000 people in Poland and has service centers in Gdansk, Wroclaw and Poznan ON 14 April 2016. (Photo by Jaap Arriens/NurPhoto via Getty Images)

今日(米国時間11/3)発表されたレポートによれば、Amazonのプライベート・ブランド製品は投資に見合う成功を収めつつある。十数種類の製品分野でAmazonのプライベート・ブランドは専門メーカーと競争する存在になっている。これにはコンピューター・アクセサリー、家庭用品、ペット用品、食品などが含まれる。あるカテゴリーではAmazonはオンライン通販のトップ・ブランドだという。

このレポートは市場分析のプラットフォーム、1010dataが発表したものだ。同社のMarket Insightsチームは  2015年9月から 2016年8月までの1年間のセールスのトレンドを分析した。特に着目したのは3つの重要なカテゴリー、すなわち乾電池、スピーカー、赤ちゃんのおしり拭きだ。

なかでも興味深いのはAmazon Echoに関するデータだろう。この音声コマンド認識スピーカーの販売に関してAmazoはほとんどデータを発表してこなかった。1010dataのレポートによれば、ということが示された。Amazon Echoブランドはトップ10ブランド中販売額ベースで45%の市場シェアを持っている。またEchoは音声認識スピーカーのオンライン通販でシェアがトップだった。販売額は対前年比で67%の伸びを示していた。

1010dataのレポートによれば、これはAmazonが通販のデスティネーション・サイトとしても消費者の選択のトップである強みを生かした結果だろうという。Amazonは10億ドルと推定されるスピーカーのオンライン通販市場でも89%を占めていた。

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Amazonはまた別の製品分野でも大きな存在感を示している。たとえばAmazonベーシック・ブランドは乾電池のオンライン販売の3分の1前後を占め、対前年比では93%の成長を示している。この乾電池のオンライン販売(1億1300万ドルの市場)もそのほとんど、94%がAmazon.comを経由している。

1010dataが注目した3番目の製品分野はベビー・ワイプ、つまり赤ちゃんのおしり拭きだ。もちろんAmazonは以前からベビー用品分野に力を入れている。プライム会員向けのAmazonファミリー(以前はもう少し範囲が狭いAmazon Momという名前)は赤ちゃん用おしめなどこの分野でお得な割引を提供している。Amazonはまた2010年の巨額のQuidsi買収でDiapers.com入手した。

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2014年にAmazonはプライム会員専用の家庭用品のプライベート・レーベル、Amazon Elementsをスタートさせた。このブランドはおしり拭きに力を入れており、おしめに関しては2015年に入ってすぐ、デザイン上の改良が必要にだったとして独自製品の販売を中止している。(独自ブランドの赤ちゃん用おしめはAmazonが近くスタートさせるMama Bearブランド.で復活するはず)。

Amazon Elementsの製品はプライム会員専用という制限があるにも関わらず、おしり拭きはトップ10ブランド中、オンライン販売額で16%の市場シェアを占めている。これはHuggies (33%)、Pampers (26%)に次ぐ3位という成績だ。

またAmazon Elementsのおしり拭きは対前年比で266%の成長を示しており、この分野の平均に比べてAmazonのプライベート・ブランドは3倍も購入されやすくなっているということだ。

こうした1010dataのデータは少数のカテゴリーについての調査結果だが、それでもAmazon.comがプライベート・ブランド販売において絶大なマーケティング力、販売力を持つことをうかがわせるに足りる。

またAmazonはプラビート・ブランドの将来に関してさらに野心的なプランを持っている。

Wall Street Journalは2016年5月の記事でAmazonのプリベート・ブランドの拡張計画を詳しく報じた。この記事では上記のMama Bearの他にHappy Belly、Wickedly
Prime、Presto!などのブランドのスタートがスタートする予定であることが紹介された。すでにスタートしているHappy Bellyはグルメ食品ブランドで、ナッツ類、紅茶、コーヒー、食用油などを扱っている。Wickedly Primeはスナック食品を扱うはずだ(Google検索するとiランディングページは発見できるがプロダクトはまだ何も掲載されていない)〔日本からリンクをたどるとAmazonの「そのページは存在しません」表示となる〕。

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一方、Mama Bearでは今日すでにオーガニック・ベビーフードがリストされていた(上の写真)。

Presto!シリーズについては、モバイル・アプリでAmazonの新しい洗剤がバナー広告になっている(下の写真)。

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家庭用品、日用品以外の分野でもAmazonはアパレル部門にも参入しつつある。今年に入ってAmazonは 次のようなファッション・アイテムのプライベート・ブランドをそっとスタートさせている―つまり、Franklin & Freeman、Franklin Tailored、James & Erin、Lark & Ro、North Eleven、Scout + Ro、Society New Yorkだ。

1010dataのマーケティング担当上級副社長、Jed Alpertはレポートを発表した際の声明で「Amazonは伝統的専業メーカーに対抗してプライベート・ブランドを販売するにあたってオンライン通販における強力な地位を活用している」と述べた。

「Amazonの成功の原因は分野ごとにそれぞれ異なっている。乾電池は品質にほぼ差がないコモディティ商品化しており、ユーザーにはブランド・ロイヤルティーがない。Amazonのセールスポイントは価格に絞られていた。逆にスピーカーではAmazonは画期的なイノベーションを実現し、市場の構造そのものを一新した。いずれにせよ、メーカーはもうAmazonを単にオンライン通販のチャンネルと考えることはできない。むしろライバルであるという認識を持つ必要がある」とAlpertは書いている。

〔日本版〕1010dataはCondé Nast出版の親会社Advance Publicationsのグループ企業。レポートはアメリカを中心としたAmazon.comのセールスについてのデータと思われるが記事中には明示されていない(商品には日本サイトから購入できるものもある)。

画像: Jaap Arriens/NurPhoto/Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Amazonがまたまた偽レビューを載せた販売者を訴訟

Amazon, the US e-commerce and cloud computing giant is said to hire 1,000 people in Poland. The company already hires almost 5,000 people in Poland and has service centers in Gdansk, Wroclaw and Poznan ON 14 April 2016. (Photo by Jaap Arriens/NurPhoto via Getty Images)

【抄訳】
やらせレビュー取り締まり努力を継続しているAmazonが、今回はアメリカの2社とEUの1社を、カスタマーレビュー濫用の証拠がある、として訴訟した。被告らは自分たちの製品の偽のレビューを作り、それが顧客の購買決定に影響を与えたこともありうる、というのが訴件だ。訴訟の目的はこれまでと同じく、販売者が法的措置の対象になりうることを知って、レビュー濫用を控えるようになることだ。

昨年以降の2年足らずでAmazonが訴えた被告は1000(社)以上にものぼり、彼らは報酬を払って偽(にせ)レビューを投稿させていた。同社は、偽レビューを投稿した販売者だけでなく、軽作業のマーケットプレース(やります/払いますサイト)Fiverr.comで偽レビューを書いて報酬をもらった人たちや、そんな行為をさせていたWebサイトの運営者も被告として訴えている。

今回の3件の訴訟の被告は、偽レビューを投稿させて報酬を払った販売者だ。

たとえば被告Arobo Trade INC/Aumax Directの場合は11の製品に対する2343件のレビューのうち、その54%の1269件が濫用だ、とされている。またCyande Groupのレビューでは、582のレビューの52%300件が、濫用に該当、とされている。このほか、今回はないが、Amazonは、買収の外見を避けるために製品を景品として提供して偽レビューを書かせる販売者も訴訟している。

Amazonは主張する: “これらの意図的な努力の結果はAmazonの顧客に対する詐欺行為であり、また、Amazonのマーケットプレース上の販売者に対する不当競争にあたる”。

偽レビューがはびこることは、Amazonに対する顧客の信用や信頼の失墜につながり、ひいては顧客の喪失にも結果しうるので、Amazonとしては法に訴える強硬措置を採らざるをえない。買い物をするときの重要な参考情報であったレビューに、偽レビューが大量に混在するようになると、そのコマースサイトの人気と評価は180度逆転してしまう。だから偽レビューは、eコマースサイトの命(いのち)取り、と言っても過言ではない。

【後略】
〔この記事の原文には、今回の訴状原本の写しがあります。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazon、食料品コンビニを展開か?(WSJ報道)

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Amazonは、生鮮食料品を扱うコンビニエンスストア、および食料雑貨のドライブイン受け取り所を提供する計画であると、Wall Street Journalの最新記事が伝えた。これは、Amazonが食料品戦略をAmazon Freshからさらに広げることを意味しており、物理店舗およびスムーズな受け取りプロセスを提供することによって、利用者は通勤中に車から足を踏み出すことなく食料品買い物ができるようになる。

この計画は社内で “Project Como” と呼ばれており、少なくとも開始当初はAmazon Fresh定期利用者専用のサービスとして提供される。時刻指定の同日配達サービスに加え、専用の実店舗を利用できるようになることで、Amazon Freshの定期利用会員になることが、Costcoのメンバーシップに似てくる。

Amazonの計画では、賞味期間のごく短い商品のみを店頭受け取りとし、ピーナツバターのような保存期間の長い商品は、店内のタッチスクリーン端末またはユーザーのモバイル端末からの注文を受け配達する。記事によると、Amazonは現在店舗の候補地を探しているところで、実際の開店は1年以上先になるかもしれない。さらには、コストその他の障害によって計画自体が中止される可能性も記事は指摘している。ドライブスルーによる商品の受け取りの方が早期に実現する可能性があり、シアトルで数週間以内に開始されるかもしれない、とWSJの情報筋は伝えている。

Amazonは2007年からAmazon Freshを運用しているが、このオンライン食料品販売の展開は遅く、現時点で利用できる地域は10箇所程度だ。食料品は消費期限の短さから、輸送、保管中の温度管理条件が厳しく、スケーリングが難しい。もし成功すれば、実店舗・オンライン併用のアプローチによって、少なくとも都市部においては規模拡大の障壁が解消されるかもしれない。

Amazonの広報担当者は、本誌の質問に対し「噂や憶測に関してはコメントできない」としている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

日本のKindle Unlimited騒動をヨソに、米国ではAmazonがプライム会員向けPrime Readingを開始

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本日、米国Amazonはプライム会員のための新しい特典を開始した:Prime Readingという名のそのサービスは、1000冊を超えるKindleの書籍、雑誌、短編、コミックその他をプライム特典の一部として会員に読ませるものだ。本質的にはKindle Unlimitedのカタログが縮小されたものである(Unlimitedは100万冊を超える書籍、雑誌、そしてオーディオブックを提供している)が、既にプライム会員なら追加コストは不要だ。

サービスに含まれる書籍には、例えば「ホビット」「ハリー・ポッターと賢者の石」といったものも含まれているが、雑誌のラインナップはもっと魅力的だ。なぜならNational Geographic Traveler、People, Sports Illustrated、Popular Mechanics、その他が含まれているのだ。Prime Readingのコンテンツは、KindleアプリやAmazon自身のKindleデバイスを介してアクセスできる。

Prime Readingの主要セールスポイントは:コミックリストの最初のラインナップに「The Essential Calvin and Hobbes」が含まれていることだ。もう一つの重要なセールスポイント:もしプライム会員なら、既にそれはあなたのものであるということ。私はおそらく、この発表を受けてKindle Unlimitedを解約するだろう。おそらくそれはAmazonが最も望んでいない結果だと思う。しかし今でも私はUnlimitedをむしろランダムな暇つぶし読書に充てていて、例え少ないライブラリコンテンツだったとしても気軽な拾い読み目的には十分だからである。

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(翻訳:Sako)

Amazon、無料または割引商品へのインセンティブ付きレビューを禁止―例外はVineのみ

Amazon, the US e-commerce and cloud computing giant is said to hire 1,000 people in Poland. The company already hires almost 5,000 people in Poland and has service centers in Gdansk, Wroclaw and Poznan ON 14 April 2016. (Photo by Jaap Arriens/NurPhoto via Getty Images)

今日(米国時間10/3)、AmazonはVineプログラム〔後述〕以外で販売される商品に対するインセンティブ付きレビューを禁止することを発表した。これはCommunity Guidelinesの大きな変更に当たる。このアップデートは、商品の売り手ではなくAmazon自身が信頼できるレビュワーを選定し、レビューの過程におけるバイアスを取り除くために必要なコントロールを行えるようにすることが目的だという。

Amazonはこれまでも営利目的のレビューを禁止してきた。 実際、金を払って不当なレビューを掲載させていた会社訴えたことがある。 また商品の売り手だけでなく金を受け取って捏造レビューを書いていた個人も訴えている。しかし、これまでは売り手が商品やサービスそのものを提供することと引き換えにレビューを書かせるのは可能だった。

ただしこの場合、レビュー内に売り手との間にそのような関係があることを明記することが必要だった。ユーザーは販売されるアイテムを無料で、または割引で得られる代償としてレビューを書くことがよくあった。

もちろん理論的には、売り手との間にこうしたアフィリエイト関係があっても公平な意見を投稿するのは可能だ。しかしインセンティブ付きレビューの実態はというと、評価対象の売り手側に圧倒的に有利なバイアスがかかっていた。

これにはいくつかの要素の組み合わせが影響している。まず売り手は批判的なことを書く確率が低いレビュワーを選んでアフィリエイトの申し出をすることができる。逆にレビュワー側では否定的なレビューを書けば今後はこうした有利な申し出を受けることがなそうだと知っている。

全体として、消費者はAmazon Vineの場合でもインセンティブ付きレビューにはバイアスがあると考え、信頼を置かなくなっている。これは単なる「感触」ではなく、700万件のレビューに対する最近の調査によれば、インセンティブ付きレビューの星の数はそうでないレビューをはっきり上回っていることが明らかになった(5つ星評価で、インセンティブ付きは4.74、インセンティブなしでは4.36だった)。

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一見すると 0.38という星の数の差は小さいようにみえるが、そうではない。図のようにパーセンタイル(百分位)で表示すれば、54%という中位から一気に94%というトップクラスに順位を押し上げる効果がある。インセンティブ付きレビューは製品をカテゴリーのトップ評価に仲間入りさせる効果がある。

またこの調査によれば、インセンティブ付きレビュワーが1つ星の評価を付ける確率はそうでないレビュワーに比べて12分の1だった。 さらに批判的なレビューを投稿する確率も一般レビューの4分の1だった。

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語句どおりの意味では、こうしたレビュワーはAmazonが禁止する金銭的報酬を受け取っていない。しかしインセンティブ付きレビューの存在はレビュー一般の信頼性を大きく損なっていた。インセンティブ付きレビューの参加者は平均232件を投稿していたが、同じアイテムに関して通常の購入者は平均31件のレビューしか書いていなかった。「報酬と引き換えではない」というものの、売り手側は大量の商品を無料ないし割引で配ったはずだ。

Amazonによれば、今後はAmazon Vineに参加している場合を除いて、一切のインセンティブ付きレビューが禁止される。Amazon Vineのインセンティブ付きレビューはこれまでの一般商品のインセンティブ付きレビューとは異なる。Vineプログラムは招待制であり、レビュワーはAmazonによって選定される。またAmazonの目的はまだ十分な数のレビューがついていない新製品や近く発売される製品に関して、信頼できるレビュワーから公平な意見を集めて顧客の参考にすることだ。

Vineのレビュワーに招待されるにははすでに多くのレビューを書き、「役に立った」というリアクションを何度も得ている必要がある。こうしたレビュワーは得意な製品カテゴリーを持っていることが多い。またVineでは売り手側はレビュワーに一切接触することができず、影響を与えることもできない。【略】

今回の変更はすべてのカテゴリーの製品に適用されるが、書籍は例外とされる。Amazonは批評家その他関係者への評価のための献本を従来から認めてきたと述べている。AmazonはVineを消費者にとってさらに有益なものにするアイディアを持っているとしているが、具体的な内容は明かしていない。

Amazonの広報担当者に取材したところによれば、今回の方針変更以前に投稿されたレビューについては、「誇張が著しいなど現在の方針に反すると認められる場合には遡及的に削除されることがある」という。平たくいえば、今後もバイアスがかかっていそうなAmazonのレビューを多数目にするのは避けられないということだ。

Amazonは「本日以降、ベンダーがレビュワーに対して割引を提供することにより評価を操作しようとしたことを発見した場合、法的措置に訴える」と述べている。

画像: Jaap Arriens/NurPhoto/Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

インターホンシステムのNucleusがシリーズAで560万ドルを調達、Alexa Fundがリードインベスターに

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インターホンシステムの製造・販売を行い、8月から製品の出荷を開始したNucleusが、シリーズAで560万ドルの資金を調達した。

このラウンドでリードインベスターとなった、AmazonのAlexa Fundは、Alexaのテクノロジーを利用した製品を開発している、将来有望なスタートアップへの投資を行っている(Nucleusも、最近Alexaの音声認識機能をサポートしだした)。そのほかにも、Joe MontanaのベンチャーファンドであるLiquid2BやBoxGroup、Greylock Partners、FF Angel、Foxconn、そしてSV Angelが今回のラウンドに参加した。

Nucleusのローンチ前に同社は、スマートホームインターホンという製品が、最新のガジェットに目がないテクノロジー通のアーリーアダプターだけではなく、さまざまな人にアピールできるものだという仮説を持っていた。

そのため、同社はAmazon以外に、500軒ものLowe’s(アメリカのホームセンター)の店頭でNucleusを販売しており、これまでIoTデバイスの購入を考えていなかったような人にも、Nucleusを実際に見る(そして購入する)機会が生まれた。その結果、Nucleusは販売開始からたった1ヶ月でアメリカの47つの州にユーザーを抱え、東海岸や西海岸のテクノロジーハブ以外でも、同製品にマーケットシェアを獲得できる力があることを証明したのだ。

Nucleusの主要顧客が、スマートデバイスの動向に特に注目していない人、ということも同社の成功の背景にある。Nucleusの共同ファウンダー兼CEOであるJonathan Frankelは、同社のユーザーの多くが、もともとは家庭用のインターホンシステムの購入を考えていた人たちだと説明する。しかし、彼らは旧来の音声通話機能しかないインターホンシステムが、何千ドルもする(そしてNucleusの10分の1程の機能しか備えていない)ことを知ると、大体の場合、その代わりにNucleusを喜んで購入するという。

もう一方の主要顧客が、遠く離れた場所に住む親戚の様子を確認したり、彼らと連絡を取り合ったりしたいと考えている人たちだ。彼らは、通常複数台のNucleusを購入し、1、2台を自分の家用に、そしてもうひとつを、様子を確認したい相手用に利用している。

上記の2つの主要顧客グループ間で、ユーザーは平均してひとりあたり3〜4台のNucleusを購入している。さらに、Nucleusは複数台購入すると、一台あたり249ドルから199ドルに値段が下がるため、これもユーザーが追加で1台(もしくは2台)購入するのを後押ししているようだ。

Nucleusは、今回の調達資金を製品開発力の強化に利用する計画だ。さらに本日(米国時間9月21日)同社は、家庭用電話/インターホンシステムの開発を行うIlyの買収計画を発表した。なお、Ilyは、6月にクラウドファンディングで資金調達を行っている。Nucleusは、Ilyの買収によって、既に家庭用インターホンに精通したエンジニアチームを新たに獲得することができると説明しており、買収が無事完了すれば、Nucleusは新たな機能をユーザーに対して素早く提供できるようになるだろう。

Nucleusは、バックグラウンドで自動的にOTAアップデートされるため、開発チームは難なく頻繁にアップデートをユーザーに届けることができ、既にNucleusのチームはそのような体制をとっている。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

ロボットが居る、今そこにある未来

TO GO WITH STORY BY KATHY KATAYI AND JUNIOR KANNAH
This picture taken on January 22, 2014 shows a traffic robot cop on Triomphal boulevard of Kinshasa at the crossing of Asosa, Huileries and Patrice Lubumba streets. Two human-like robots were recently installed here to help tackle the hectic traffic usually experienced in the area. The prototypes are equipped with four cameras that allow them to record traffic flow, the information is then transmitted to a center where traffic infractions can be analyzed. The team behind the new robots are a group of Congolese engineers based at the Kinshasa Higher Institute of Applied Technique, known by its French acronym, ISTA. AFP PHOTO / JUNIOR D. KANNAH        (Photo credit should read Junior D. Kannah/AFP/Getty Images)

【編集部注】著者のAllan Martison氏はStarship TechnologiesのCOOである。

Walmartは、自律ショッピングカートの実験を行っている。Domino、Uber、そしてAuroは自動運転に多額の投資を行っている。ロボットは、警備員として働き、手術を行い、食料品店の在庫をチェックし、倉庫作業を支援し、ルームサービスを届け、海底の宝物を探してくれさえする。

ロボット工学が制御された環境を離れて、人間の側の実世界に関わるようになるとき、疑問が残される:私たちがロボットとお互いにやりとりを行い、働き、語りかけるやりかたにどのような影響を与えるのだろうか?

マシンとの相互作用

すでに操縦者がオートパイロットを使って、ドローン、調査ロボット、そして自動運転車を操作しているところを見ることは当たり前になってきている。これらは、単なるサイエンスフィクションの中の壮大なビジョンではない;それはいまや現実なのだ。そして、私たちの日常生活におけるロボット利用の最も驚くべき成果の1つは、ほとんどの人が、それにまったく気づいていないようだということだ。

例えば、自動配達のために使用されるロボットが、より普及するにつれ、あなたの通勤の足が、そこにいる誰か他の人によって提供されるだけでなく、他の人々の流れに違和感なく混ざった異なる形状や大きさのロボットによって提供されることも考えられる。

あなたが食料品の買い物をしているときに、頭上をドローンが飛んで在庫のチェックを行う一方で、自動ショッピングカートが後をついてくる。その一方、裏の倉庫ではロボットたちが忙しくアイテムを選び出し、オーダーに応えるために商品をある箇所から別の箇所へと動かしていく。

これは、すでにサンフランシスコのStanford Shopping CenterとUserの自動車検査場で見ることができる。私たちのオフィス、ショッピングモール、そして小売店は、人間の警備員が伴ったマシン警備員によって保護される。

OceanOneのようなロボットも登場するだろう。深海作業でダイバーと一緒に働き、ダイバーが到達できない深度から宝物のようなアイテムとデータを回収する人魚のようなロボットだ。実際、人類がこれまで敢えて行こうとしていなかった場所で私たちと一緒に働いてくれる、様々なロボットがこの先生み出されることだろう。

ロボットの存在で、法律や規制はどのように変わるのだろう?

ロボットは、誰と何が公共の場所を移動することを許されるのかについての、新たな先例を設定する。現在、歩道上を走る自律車両に関する規制は、市ごとそして国ごとに異なっている。しかし、一つだけ確かなことがある。ロボットが日常的なものになるにつれ、議会はより注意を払わなければならなくなり、ロボットとそれを使う企業に対する規制と保護を決めていく必要がある。

欧州議会が今年5月に起草し、欧州委員会に考慮を促した動きは、以下のようなものだった「少なくとも、最も洗練された自律ロボットは、特定の権利と義務を有する『電子人間』(electronic persons)のステータスを持つものとして扱うことが可能である」。これは、人間の労働者に対する場合と同じように、ロボットに対する社会保障を支払う責任を企業に負わせるものだ。

すでに操縦者がオートパイロットを使って、ドローン、調査ロボット、そして自動運転車を操作しているところを見ることは当たり前になってきている。

法案はまた、自律ロボットと法的責任をカバーする基金の設定を同時に行う登録制度を提案したり、組織が人間の代わりにロボットを使うことによって可能になった社会保障の節約額を税収のために宣言させることを提案したりしている。この動きにはドイツのVDMA(エンジニアリング協会)などの組織からの強烈な反対が起きていて、議会を通過するには多大な政治的バックアップを必要とするだろう。結果はどうであれ、この動きはロボットの権利とそれらに対する人間の責任に関する重要な疑問に光を当てることになった。

米国内には、既にロボットが特定の作業をすることが許された場所が沢山ある一方で、多くの州ではまだ具体的な規制の検討が必要とされていない。ワシントンD.C.が最近、「Personal Delivery Device Act of 2016(パーソナル配送デバイス法2016)」という法律を制定して米国におけるロボット規制に先鞭をつけた。この法律は配送ロボットに関する規則と規制を概説し、そして、この種のロボットが今後国の首都内で稼働することを許諾したものだ。この法律は、より多くの市や州が、こうした新しいテクノロジーに対処する重要性に気づかせるための1つの例となるだろう。

連邦航空局(FAA)は、メーカーや政治家からの多大な圧力を受けた後、6月に55ポンド以下の小型ドローンの商用利用に関する運用規則を発表した。規則は、多くの者が望んでいたものよりも厳しいものだった。パイロットは有資格者でなければならず、ドローンは常に視界の中に留まっている必要がある。パイロットはまた、移動する車両に乗っていることはできず、またTSA(運行安全局)による審査を受ける必要がある。

規制によれば、ドローンは最高で400フィート(約121メートル)の高さまでしか飛ぶことができない。伝えられる限り、規則への反応は好意的なものが多かったが、その影響で、Amazonはドローン配送のテストをより田舎や郊外の地域で行うために英国政府とパートナーを組むことになった。英国民間航空局はAmazonに、FAAの規制では拒否された配送テストの許可を与えた。

自律型ロボットの登場が、多くの日常タスクに対する私たちの理解を変えてしまうことは間違いない。それはサービス提供者や配送業者との対話のやりかたを変えてしまう。私たちのロボットに対する認識は、道路上、ショッピングセンター、そして家庭でありふれたものになるにつれ、進化を続ける。毎日の通勤で、仕事の場で、そして余暇の時間で、ロボットと人間のやりとりは普通のものとなって行くだろう。

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(翻訳:Sako)

Amazon、配送ビジネス化ならライバルに大脅威―AWSの運送事業版はあり得る

2016-09-01-amazon-prime-air

今日(米国時間8/31)のBloombergの長文記事はAmazonの配送事業の拡大ぶりを詳しく描写している。eコマースの巨人は配送処理の中心となる基地、大口航空輸送、「最後の1マイル」の配送手段まであらゆる要素を統合して、史上最大かつもっとも効率的なグローバル運輸ネットワークを完成させようとしている。

「現在でも表面的にはAmazonはFedExやUPSなどの輸送事業者の大口顧客だが、最終的にはロジスティクスのインフラをビジネスに転換するのではないか」とBloombergは推測している。

当初Amazonが自社のeコマース事業のために開発したしたコンピューティングのインフラをAmazon Web Servicesとしてビジネスに転換したのと同じようなことが起こるかもしれない。AWSは今やオンデマンドのコンピューティング市場の大きな部分を占めるビッグ・ビジネスに成長しただけでになくAmazonの事業においても稼ぎ頭となっている。

UPSやFedExなどの運送会社はAmazonのeコマースの急成長から大きな利益を得てきた。しかしその間、輸送能力拡充のために巨大な投資をせざるを得なかったし、Aamazonからの強い値下げ圧力にさらされてきた。一方でAmazon自身も配送の迅速化を求めるプライム・サービスの会員からの圧力を受けている。これはAmazonに配送過程のすべてを独自化させる力となって働いている。

Amazonはこの8月、航空貨物部門としてPrime Airを正式にスタートさせた。40機の機材はAtlas AirとATSG〔Air Transport Services Group〕から2年契約でリースを受けたものだ。 それだけはなく、Amazonは独自の貨物運送用トレーラー開発やFlexと呼ばれるプログラムを推進している。Flexは誰であれ一般のドライバーを「最後の1マイル」の配送に参加させるのが目的だ。

長期的にみると、現在はAmazonのパートナーである運送事業者にはさらに大きな懸念がある。Amazonがドローン配送の実現に向けて力を入れていることは有名だが、自動運転車にも強い関心を寄せており、フィアット・クライスラーその他のメーカーと提携している。

Amazonは巨額の投資を行った事業については、自社内で利用するだけでなく急速に外販に進む。Amazonのビジネス化の能力を軽視するのは危険だ。Amazonは配送に関してますます社内の能力を重視するようになっている。

これは科学的な調査とはいえないだろうが個人的な経験をお話しておこう。Amazonの通販を日頃利用しているが、この数週間、2日以内に無料配送という条件のAmazonプライムで注文した製品はすべてAmazon独自の配送要員が届けてきた。以前はこうした配送はUPSやCanada Postが担当するのが普通だった。

画像: Amazon

〔日本版〕Etheringtonはカナダ中部のウィンザー在住。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Amazonの仮想デスクトップサービスAmazon WorkSpacesに時間制課金が導入、パートタイマーなど向けか

amazon_workspaces

Amazonの仮想デスクトップサービスAmazon WorkSpacesはこれまで、料金が実際の使用時間とは関係なく月額制だったが、今度から、時間単位の従量制が併せて導入される。この新しい課金方式は、パートタイムや出張の多い社員、プロジェクトに一時的に参加している非社員、などにとって有利かと思われる。

AWSのre:Inventカンファレンスで発表され、2014年に一般公開されたAmazon WorkSpacesは、AWSのクラウド上で動くセキュアな(とAmazonが称する)デスクトップコンピューティングサービスだ。ユーザーはまるで自分の机上のデスクトップ機と同じ感覚で文書やアプリケーションにアクセスできるが、Webアプリケーションではないので、Amazonがクライアントアプリケーションを提供している環境でしか利用できない(Mac OS X, iPad, Windows, Androidタブレット, Chromebook, Amazon Fireタブレット)。もちろん、これらに該当するデバイスなら、どこからでも利用できる。

企業はあらかじめアプリケーションやファイル、もろもろのアクセス権などを構成したうえでWorkSpacesを社員にデプロイする。またActive Directoryを統合してユーザーの認証やWorkSpaceの管理ができる。

amazon-workspaces

料金は、ユーザーのリージョンやハードウェアリソースの要件、プレロードすべきアプリケーション(Microsoft Officeなど)などによって異なる。その月額基本料金はアメリカの場合、21ドルから60ドルぐらいだ。

この月額制の利用形式が“AlwaysOn”(常時on)と呼ばれるのに対し、今度の時間制の利用形式〜課金方式は“AutoStop”と呼ばれる。AutoStop方式では、課金はユーザーがログインして利用を開始したときに始まり、ユーザーがログオフしたとき自動的に料金の加算はストップする。そこで、AutoStopなのだ。ただしユーザーが指定できる連続利用時間は、1時間以上48時間まで、となっている。

WorkSpacesは、ユーザー企業のアドミンが強制的にストップすることもできる。その場合、ユーザーが利用を再開したときにはストップされたときの状態が完全に保全されている。再開に要する時間は、90秒以内だ。

またAmazon Work Spacesはこのほど、ユーザーからのフィードバックに応えてrootボリュームのサイズが80GBに拡大された。言うまでもなく、これまでよりも多いアプリケーションやデータを載せておける。ただし既存のユーザーが80GBに拡張するためには、WorkSpacesの再構築が必要である。

今回始まった時間制課金にも、小額の月額料金が伴う。その“Value”プランは1時間$0.22から始まり、“BYOL”(Bring Your Own License)プランは1時間$0.17だが、それ以外に7ドル25セントの月額料金を払う。その仮想ワークスペースの仕様(一人あたり)は、仮想CPU 1、メモリ 2GB、ストレージ10GBだ。“AlwaysOn”の平均月額料金はわずか25ドルだから、この新しい時間制の課金は、フルタイムではなくハーフタイム未満の社員、ないし契約労働者に向いているだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazonの仮想デスクトップサービスAmazon WorkSpacesに時間制課金が導入、パートタイマーなど向けか

amazon_workspaces

Amazonの仮想デスクトップサービスAmazon WorkSpacesはこれまで、料金が実際の使用時間とは関係なく月額制だったが、今度から、時間単位の従量制が併せて導入される。この新しい課金方式は、パートタイムや出張の多い社員、プロジェクトに一時的に参加している非社員、などにとって有利かと思われる。

AWSのre:Inventカンファレンスで発表され、2014年に一般公開されたAmazon WorkSpacesは、AWSのクラウド上で動くセキュアな(とAmazonが称する)デスクトップコンピューティングサービスだ。ユーザーはまるで自分の机上のデスクトップ機と同じ感覚で文書やアプリケーションにアクセスできるが、Webアプリケーションではないので、Amazonがクライアントアプリケーションを提供している環境でしか利用できない(Mac OS X, iPad, Windows, Androidタブレット, Chromebook, Amazon Fireタブレット)。もちろん、これらに該当するデバイスなら、どこからでも利用できる。

企業はあらかじめアプリケーションやファイル、もろもろのアクセス権などを構成したうえでWorkSpacesを社員にデプロイする。またActive Directoryを統合してユーザーの認証やWorkSpaceの管理ができる。

amazon-workspaces

料金は、ユーザーのリージョンやハードウェアリソースの要件、プレロードすべきアプリケーション(Microsoft Officeなど)などによって異なる。その月額基本料金はアメリカの場合、21ドルから60ドルぐらいだ。

この月額制の利用形式が“AlwaysOn”(常時on)と呼ばれるのに対し、今度の時間制の利用形式〜課金方式は“AutoStop”と呼ばれる。AutoStop方式では、課金はユーザーがログインして利用を開始したときに始まり、ユーザーがログオフしたとき自動的に料金の加算はストップする。そこで、AutoStopなのだ。ただしユーザーが指定できる連続利用時間は、1時間以上48時間まで、となっている。

WorkSpacesは、ユーザー企業のアドミンが強制的にストップすることもできる。その場合、ユーザーが利用を再開したときにはストップされたときの状態が完全に保全されている。再開に要する時間は、90秒以内だ。

またAmazon Work Spacesはこのほど、ユーザーからのフィードバックに応えてrootボリュームのサイズが80GBに拡大された。言うまでもなく、これまでよりも多いアプリケーションやデータを載せておける。ただし既存のユーザーが80GBに拡張するためには、WorkSpacesの再構築が必要である。

今回始まった時間制課金にも、小額の月額料金が伴う。その“Value”プランは1時間$0.22から始まり、“BYOL”(Bring Your Own License)プランは1時間$0.17だが、それ以外に7ドル25セントの月額料金を払う。その仮想ワークスペースの仕様(一人あたり)は、仮想CPU 1、メモリ 2GB、ストレージ10GBだ。“AlwaysOn”の平均月額料金はわずか25ドルだから、この新しい時間制の課金は、フルタイムではなくハーフタイム未満の社員、ないし契約労働者に向いているだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

音声アシスタントAlexaで遊べるアドベンチャーゲームを作るための開発ツールをAmazonがGitHub上で提供

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Amazonのいつも元気いっぱいのかわいい音声アシスタントは、今では相当な数のスキルを持っている。でもまだ、ユーザーにゲームを提供するスキルはない。そう、彼女アレクサンドラは、あくまでもAIであってXboxではない。が、しかし、ゲームができないという意味ではない。すでに一部のデベロッパーが、昔のホームコンピューターにあったテキストベースのアドベンチャーゲームみたいなものを、作っている。

それらの中では、The Wayne Investigationがおもしろい。これは映画Batman v Supermanの宣伝のためにDC Comicsの連中が作り、映画本体よりも好評だった。ストーリーをここでネタバレしておくと、Bruce Wayneの両親が殺された殺人事件を解決するミステリーで、さらにネタバレすると、BatmanはBruce Wayneなのだ。

もっと多くのゲームクリエイターがもっと容易にゲームを作れるようにAmazonは、この今やすべての家庭を支配する音声ロボットのための開発ツールを作り、GitHubから提供している。グラフィカルなインタフェイスも作れるし、またゲームプレイの展開を定義するための決定木のようなデータ構造も提供している。

その、対話的アドベンチャーゲーム開発ツールの詳しい解説が、ここにある

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazonが自動注文サービス(DRS)対応の機器を追加

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今年の初めに、Amazonはダッシュ補充プログラムを発表した、デバイスに接続された専用ボタンを押すことによって、簡単に再注文が可能になることを狙ったサービスだ。例えばプリンターのインクや、スマートロックのバッテリーをあなた自身が注文する必要はない。デバイスが代わりに注文してくれる、というのがそのアイデアだ。

Amazonは既にこのプログラムに対する多数の提携を発表していて、最初の発表段階ではブラザーのプリンタ、GmateのSMART血糖値モニタ、そしてGEの洗濯機などが含まれていた。

そして今日同社は、新たな追加を発表した 。最も目立つ追加はGEによるもので、サービスが乾燥機と食器洗浄機に広げられ、柔軟剤と食器洗浄機用洗剤それぞれの量が、少なくなってくると注文されるようになる。

Neatoもラインナップに加わった。このWi-Fi接続された掃除ロボットはダッシュサービスに接続して、フィルターやブラシの補充を注文する。一方PetcubeのBitesカメラ(Kickstatterの支援を受けた)はペットフードを注文できる。追加リストに載っているものは、他にBehmore(コーヒーメーカー)、Simplehuman(ゴミ箱)、そしてSmartThings(ホームオートメーションプラットフォーム)などがある。

デバイスの名前は発表されていないもののチョコレートのハーシー社も加わっている。興味深いことだ。

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(翻訳:Sako)

AmazonのQ2、アナリストの予想を上回る好成績―売上は304億ドル、EPSは1.78ドル

Amazon, the US e-commerce and cloud computing giant is said to hire 1,000 people in Poland. The company already hires almost 5,000 people in Poland and has service centers in Gdansk, Wroclaw and Poznan ON 14 April 2016. (Photo by Jaap Arriens/NurPhoto via Getty Images)

木曜日の取引終了のベルが鳴った後、Amazonは第2四半期の決算を発表した。内容はアナリストの予想を超える好成績だった。調整済み1株あたり利益は1.78ドルとアナリストの予想1.11ドルを大きく上回った。売上でも304億ドルと295.5億ドルの予想を超えた。時間外取引の株価は2%アップした。

Amazonの売上と利益は対前年比で大きく向上した。純売上は 31%アップ、純利益も8億5700万ドルと昨年同期の9200万ドルから大幅に増えた。これまで成長のための多額の投資を続けてきたこともあり、Amazonの利益率はきわめて低調に推移していた。

声明の中でファウンダー、CEOのジェフ・ベゾスは今回の好決算の主要な原因をインドでのビジネスの成功に求め、。「インドのチームは驚くべきスピードで事業を拡大している。われわれの事業に対するインドの顧客の温かい歓迎に深く感謝したい」と述べた。

Amazonはガイダンスで第3四半期の売上を31億ドルから33.5億ドルの間と予測した。営業利益についての予測は大きな幅があり、5000万ドルから6億5000万ドルとなっている。

同社はAlexa音声認識機能を備えたパーソナル・アシスタント・デバイスなど実験的な事業を数多く手掛けている。中でもストレージとクラウドサービスを提供するAWS(Amazon Web Services)事業は今や多数の大企業をホストするようになった。AWSは驚くべき成長を遂げ、今期は29億ドルの売上となっている。昨年同期は18億ドルだった。

Amazonのプライム事業は着実に運営されており、定額の年会費で配送が速くなり、映画や音楽を自由に見られる特典も付随する。またAmazonはプライム会員に大幅な割引を提供するAmazonの祝日というべきプライムデーを導入した。今年のプライムデーは多数のユーザーを惹きつけておりその売上等は第3四半期の決算に反映されるはずだ。

四半期決算のリリースでAmazonはプライムデーを「Amazonで過去最高の日」となったと述べている。グローバルでの注文は昨年の第1回目にくらべて60%もアップしたという。

Amazonはまた独自のメディア・プレイヤーのFire TVやKindleの電子書籍、Amazonダッシュ・ボタンについても成功したとしている。

ただし上記以外の実験は期待された目標を達成できなかったようだ。独自のスマートフォン、Fire Phone最近運用が中止されたGiltのライバル、MyHabitなどがその失敗組だ。

将来のビジョンに関してAmazonはドローンによる配送がスピードアップとコストダウンを可能にするとして実現に向けて力を入れている。また生鮮食品ビジネスの拡大も図っている。

株価はこの1年で43%アップし、時価総額は3550億ドルとなっている。

画像: Jaap Arriens/NurPhoto/Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

街灯とそのてっぺんをドローンの充電用とまり木として利用するアイデアでAmazonが特許を取得

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最初に“さあどうする?”クイズ*をひとつ: あなたは配達用ドローンである。今の積荷ではあと20分しか飛べない。しかも遅れているので(理由はご想像にまかせる)、20分以内に着けそうもない。さあどうする?

答: ドローン充電装置のある街灯の上に、とりあえず着陸する。ジョークではなく、Amazonはそれの特許を認められた。

 
 
 

今日(米国時間7/21)交付された特許の正式タイトルは、”Multi-use UAV docking station system”(多用途無人航空機の停泊所システム)だ。その停泊施設は、町の至るところにある街灯だが、でもよく考えると、かなり良いアイデアだ。

ただしこの特許の実装が世の中に実際に登場することは、まずありえないだろう。Amazonが自治体に払う使用料が高そうだ、と言う以前に、そもそも自治体がそんなものを認可しないと思う。貨物を搭載した大きくて重いドローンが、自分よりも小さな台に着陸する。天候が悪い。下には歩行者がいる。…許可の署名をするお役人の、幸運を祈ろう。

広大な私有地の中の建物の屋根にドローン用のそんな施設があるのなら、お役人も認可しやすいだろう。でも承諾したオーナーは、ドローンが発する騒音に悩まされて、たちまち後悔するだろう。

packdrop

ドローンから落とされる荷物の上に描かれている5本の動線は、シュートへの落下が無制御であることを表す。.

でも、ドローン側に何らかの自己調節装置があれば、現実性があるかもしれない。そして今あちこちで誇大宣伝されている“ドローン経済”が、やっと本物になるだろう。

特許文書の中には、荷物を落とす場所を描いた図がある(右図)。落とされた荷物はシュート(誘導路)を通って、その下のAmazon Lockersなどへ行くのだろう。あるいは、別のドローンへ荷物が“中継”されるのかもしれない。でも、あのCleveron PackRobotに第二のドアや充電器をつけた方が、Amazonのこの特許は現実味を増すね。

特許を取ったアイデアの多くがそうであるように、この特許も実装が登場しない可能性もある。でも特許文書中の図などはおもしろいから、特許局のWebサイトで見物してもよい。

〔*: さあどうする?クイズ, Pop quiz, hot shot, このビデオ(映画「Speed」)の‘バスに仕掛けられた爆弾’以外にも、さまざまなバリエーションがある。例: 真冬のシベリアで湖に落ちた、早く上がらないと低温で死ぬ。陸に上がるとたちまち凍死する。さあどうする?〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

TwilioがAWSとコラボレーション、AWSのSMSメッセージング機能を高度化か

LONDON, ENGLAND - DECEMBER 08:  Co-Founder & CEO at Twilio Inc. Jeff Lawson during TechCrunch Disrupt London 2015 - Day 2 at Copper Box Arena on December 8, 2015 in London, England.  (Photo by John Phillips/Getty Images for TechCrunch) *** Local Caption *** Jeff Lawson

Twilioが今日、AmazonのAWSプラットホームとの新たなコラボレーションを発表した。発表によると同社は、“AWSがそのAmazon Simple Notification Service(SNS)によりSMSメッセージの配信ができるようにする“、とあり、今後SNSのユーザーは、バルクメッセージを送るなど、Twilio体験が提供する便益を享受できる、という。

具体的にはどういうことか? よく分からないので問い合わせてみると、Twilioのスポークスパーソンはこう語った: “関係の具体的な詳細は明かせないが、言えるのは、AmazonのSNSがTwilioのSuper Networkを利用して世界の200あまりの国にSMSを配信できるようになることだ”。

ということは要するに、SNSのメッセージングサービスが今度からは部分的にTwilioのネットワークを利用してメッセージを送信する、ということか。どんなユーザーのどんなメッセージがそういう扱いになるのか。SNSにはすでにSMSをグローバルに送る機能があるので、多くのユーザーにとって重要な変化が直ちにあるとは思えない。

ただしAmazonのSNSには現在、ショートコード(やロングコード)など、いくつかの高度な機能が欠けている。SNSはコードのプールを使ってメッセージングを送出するから、同じ会社からのメッセージでも受信側で番号が違ったりする。Twilioには、これらの高度な機能があるので、今回のコラボレーションによってSNSのSMSがより高度になる、ということかもしれない。

TwilioのCEOで協同ファウンダーのJeff Lawsonは、今日の発表声明でこう述べている: “この最新のコラボレーションによって、コミュニケーションのエコシステムをスケーラブルで効率的なツールで強化し、メッセージの配布における最良のオプションを確実に可利用にする”。…ここにもやはり、詳しい説明はない。

なお、Amazonは上場前のTwilioのシリーズEで投資しているし、TwilioはAWSのクラウドコンピューティングサービスを大々的に利用している。

今、詳細をAmazonに問い合わせているので、情報が得られ次第この記事をアップデートしたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))