スーパーマリオパーティは複数のSwitchをつないで画面を拡大する

Nintendo Switchにスーパーマリオパーティがやってくる。そしてこの新しいパーティーゲームとともに、Switchハードウェアをマルチプレイで使うための興味深い仕組みが登場するらしい。

2台以上のSwitchをつないでプレイ画面を拡大できるらしい。プレイ中には、画面から画面へとシームレスにアクションを続けられるようだ。端末同士の位置関係はユーザーが指定できる。

マリオパーティは長年Nintendoの代表作としてシステムのからくりを極限まで使ってきた。Switchではたさまざまな種類のパーティーゲームでコントローラーのクールな機能が使われるだろう。

これはSwitchのコントローラーシステムの理想的な利用法と言える。マリオカート8では小さな画面とコントローラーを使ってテーブル上で多くの楽しみを提供したが、今度は複数のSwitch端末をつなぎ、使えるかぎりのコントローラーを使ってプレイヤーの自由を拡大する。

これらの機能が実際どれだけ使われるかは半信半疑だが、新しい仕掛けがゲームプレイにどうマッチするかは10月5日になればわかる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

SonyがE3 2018で発表するPSゲームの数々、最人気はやはりバイオハ…

SonyはE3 2018のプレスカンファレンスをイベントにしたかった。Microsoftみたいに“新しいタイトルを50揃えました”ではなく、記者たちが席から立ち上がって歩きまわるものに。

それはまるで、今流行(はや)りの実験的レストランみたいだ。一食々々がとても小さいので食べ終えてもお腹が減っているが、でもそれが意外と楽しかったりする。

The Last of Us Part II

情熱的なキスで始まりキスで終わるトレーラーが、この人類絶滅後のサバイバルゲームのとても精巧なゲームプレイを強調している。でもそれは、このシリーズに初めから期待されているものであり、大画面のクローズアップでは全員がコーフンしていた。

Ghost of Tsushima

これも大画面が似合う凄惨で血まみれの傑作。このサムライ時代劇は時代が蒙古襲来のころで、大量の人斬りチャンバラ剣劇あり。サッカーパンチプロダクションズの最新ゲームが、この席でデビューした。

Control

あまり話題はないが、トレーラーを見ると、本物のFPSインセプションをかけ合せたみたい。大いにグッド。

Resident Evil 2

大人気のゾンビー殺人シリーズのリメイクは、集まった記者たちが大コーフン。ネタバレがたくさんあったが、犠牲者の顔を食べるゾンビーが、よくできてる。今日(米国時間6/11)から予約販売し、発売は来年1月だ。

Trever Saves the Universe(ワンダーウーマン)

リック・アンド・モーティの共同制作者たちの作のひとつ。トレーラーは笑いを取ろうとしていたが、ちょっと物足りない。集まった全員がPlaystationのファンでもね。でも、色はきれい。

Death Stranding

Norman Reedusが自分の足の爪をはぎ取るところが、それまでの30分のゾンビー殺人を全部合わせたのよりもキモ悪い。でも美しい風景や、出産のクローズアップ、かっこいい未来の傘など、最高に画期的なトレーラーだ。

MarvelのSpider-Man Game(スパイダーマン)

発売が9月だから、このイベントでも大きく扱われた。Sonyはいろんなゲームプレイを用意し、あなたの仲良しの隣人Spider-Manが監獄島Raftの超悪人たちと戦う。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Microsoft、E3開幕を控えてHalo Infiniteの予告編発表――マスターチーフが帰ってくる

MicrosoftはE3の開幕を控えてプレスイベントを開催した。同社は今年のE3カンファレンスでHaloの新しいタイトルを登場させるのではないかという噂は流れていた。 実際、このSF一人称シューティングゲームなしにはXboxイベントは気の抜けたものになっていただろう。

今年、Microsoftはもったいをつけずにいきなり勝負に出てきた。Xboxの責任者、Phil Spencerがステージに登壇するのを待たずにHaloの新タイトルの予告編が流れた。

このトレーラーは具体的なゲーム内容についてはほとんど触れていない。野生動物が疾走し、数人の兵士がさまようところが映った後、伝説のヘルメットによってマスターチーフの帰還が示唆される。

#HaloInfiniteでマスターチーフが帰ってくる。新しいSlipspace Engineのデモで伝説のヒーローが活躍するシリーズの新作予告編をいち早く見ることができる。

Schillerはその後、ステージでXboxゲームを代表するキャラクターが「人類を救うための最大の試練」のために帰還することを確認した。 Halo Infiniteは新しい独自のゲームエンジン、Slipspace Engine上で作動する。 このタイトルの位置づけは「伝説的シリーズの次の1章」ということなので2015年のHalo 5: Guardians(そこそこの成功に留まった)の世界を引き継いだ続編になるようだ。

E3は6月12日(日本時間6月13日)に公式に開幕する。さらに新しい情報が得られ次第アップデートする。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

モンスターボール型コントローラー『モンスターボール Plus』登場。ポケモンを中に入れて連れ出せる!

eng-logo-2015株式会社ポケモンが、モンスターボールの形をした新型コントローラー「モンスターボール Plus」を発表しました。

モンスターボール Plusは、同時に発表されたNintendo Switch向けの『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ』と『ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ』の2タイトルに対応。Joy-Conのようにゲームを操作できるほか、『ポケモンGO』のように「投げるモーション」も可能となっています。

モンスターボール Plusは、原作のモンスターボールさながらの球形で、本来は開閉ボタンの部分をアナログスティックへとアレンジ。Nintendo Switchのコントローラーとして、ゲーム内のキャラクターを操作できます。

コントローラーとしての機能以外にも、ポケモンを中に入れて連れ出すことにも対応。イメージ画像からは「据え置きゲーム本体で育てたマイキャラを携帯デバイスに入れて持ち歩く」ということで、初代プレステ+ポケットステーションの『どこでもいっしょ』を彷彿させます。

また、『ポケモンGO』にも対応しており、Pokemon GO Plusとしても使えるとのこと。『ポケットモンスター Let’s Go! 』本編が『ポケモンGO』と連携することもあり、Nintendo Switchで育てたポケモンを連れ歩いてアメや経験値を稼ぐ要素もあるかもしれません。

発売日は2018年11月16日。『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ』と『ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ』と同時発売の予定です。

Engadget 日本版からの転載。

マイクロソフトのXbox Adaptive Controllerは「インクルーシブデザイン」の刺激的なお手本

障害をもつゲーマーは、さまざまな理由で特有の課題に直面している。アクセシビリティー対応のゲーム機周辺装置の少なさもそのひとつだ。Microsoft は、Xbox Adaptive Controller(XAC)でこの問題の解決に向けて大きな一歩を踏み出した。このデバイスは通常のゲームパッドが選択肢にないゲーマーのニーズに答えるべく開発された。

XACは最近のイベントで正式公開されたが、数日前にリークもされていた。デバイスは2つの巨大なプログラマブルボタンと大型の十字ボタンからなっている。後部の3.5 mmポートには、ブローチューブ、ペダル、Microsoft製のアクセサリーなど実に様々な種類のデバイスを接続できる。

これはオールインワンのソリューションではなく、障害をもつゲーマーが最小限の手間で自分専用の操作環境をつくるためのハブのようなものだ。自分のもつ能力、心地よいもの、すでにもっている道具など、どんなものでもXACなら生かしてしてくれる。

本来なら私が詳しく紹介するところだが、Microsoftの驚くほど興味深くて詳細なXACの紹介記事を超えられそうにない。記事にはハードウェアの起源、テスト担当者や開発者の逸話などが満載されている。間違いなく時間を割いて読む価値がある。

このシステムについて、あるいはユーザーがどのように使うかについて追加情報をたのしみにしている。インクルーシブやアクセシビリティーがこのように実用的かつ慎重に研究された形で追求されるところを見るのはうれしいものだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

少年ジャンプ50周年記念ファミコンは、アメリカのNESファンにスペシャルエディションの期待を抱かせる

日本のゲーマーと熱烈なマンガファンとその両方の人たちには、この夏すてきなプレゼントがやってくる。NES Classic Editionに週刊少年ジャンプの作品をテーマにしたゲームが満載されて発売される。人気のマンガ雑誌は50周年を祝って、この純金ファミコンも記念に作られた。

このジャンプをテーマにしたNESがアメリカで発売されるチャンスはゼロに等しい —— 第一に(わずかな例外を除き)ここに出てくるマンガを読んだアメリカ人はいない。第二にそれに関連するファミコンゲームをプレイしたことのある人はさらに少ない。

Familiar… and yet…

しかし私の中では、いつかほかのテーマのNES Classicが出来るのではないかという希望が育まれつつある。もちろんオリジナル機はすばらしいコレクションだが、やりたいゲームはまだ何十もある。

比較的簡単なハックでNESライブラリーにあるゲームの半数は走らせることができるが、Nintendoの公式バージョンはテストされ、おそらく完璧に動くように微調整もされている(ただしNESゲームではエミュレーション問題はあまり起きていない)。

レビュー:NES Classic Editionと全30ゲームを試してみた

もっと重要なこと。そんな仮想的テーマのコンソールには、私が喉から手が出るほど欲しかった新しいアクセサリー、たとえばNES AdvantageやZapper(どう使えるのかわからないが)やNES Maxがついてくるかもしれない。もしかしたらPower Gloveも?

ところで、最初のチャンスに買い損なった人も6月末には買うことができそうだ。

NintendoのNES Classic、6月29日に米国小売店舗で販売へ

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

この完動版ピンボールマシンは、LEGOだけで出来ている

私は人生のかなりの部分をさまざまなLEGOプロジェクトを組み立てることに費やしてきた…しかし、私が作った最高にクレイジーな作品もこれと比べると色あせてしまう。これは完全動作可能なピンボールマシンで、盤面の障害物から舞台裏の電子頭脳や鉄球まですべて公式LEGOパーツで出来ている。

作者のBre Burnsは、彼女の最高傑作を”Benny’s Space Adventer” と名付けた。マシンはLEGOのあの有名人、小さな青い宇宙飛行士をテーマに作られている。1万5000個以上のLEGOブロックを使い複数のMindstorm NSTの頭脳が同期して動き、Mindstormキットから借りてきた鉄製のボールや、その他いろいろなキットのライトやモーターを再利用している。Breは当初、昨年10月に行われたLegoファン会議、BrockConに展示するためにプロジェクトを始めたが、それ以来成長に成長を重ねてきた。

BreはLEGO熱狂者のサイト、Brothers Brickで、このプロジェクトにこれまで200~300時間費やしたと語った。もっと知りたいって? プロジェクト全体を詳しく説明したすばらしいサイトがここにある

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任天堂の20ドルの充電スタンドはSwitchのキックスタンドの問題も解決

Switchは、いろんな使い方ができるのが魅力だ。Nintendoのこの最新システムは、家庭用とポータブルの垣根を取り払ったすばらしいハイブリッドデバイスだ。でも現状ではまだ、二つのモードの狭間(はざま)に、いくつか問題があるようだ。

まず、最初から問題だったのがキックスタンドだ。よく倒れるし、デバイスが変な角度になるし、最悪なのは充電ポートが下にあるので、充電中は卓上モードでプレイできないことだ。

そこでE3(Electronic Entertainment Expo)が間近に迫ってきた今日(米国時間5/9)、同社は20ドルのソリューションを披露した。それはAdjustable Charging Stand(調節可能な充電スタンド)というシンプルな名前で、ACアダプターにつないだ状態でも、デバイスを支える。

調節可能とは、キックスタンドの角度を変えられること。見る位置や角度によって、デバイスの傾きを変えられる。たとえばテレビは使えないどJoy-Conを使ってゲームを楽しみたい、なんてときには、デスクや飛行機のシートテーブルでもそれができる。

発売は、E3が始まる6月13日だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Niantic、ARマップ作成にクラウドソーシングを活用

Nianticが単なるカジュアルゲームとは違う広大なプランを持っていることは明らかだ。Google傘下のスタートアップが2016年に公開したタイトル、ポケモンGOはAR(拡張現実)がメインストリームになる大きなきっかけを作ったとされている。このたび同社はさらに一歩先を目指して、その膨大なユーザー基盤を活用して大規模なARマップを作ろうとしている。

計画が最初に明らかになったのは今日午前のReutersの報道で、Niantic CEO John Hankeとの会話に基づく内容だった。Hankeは、「プレーヤーたちには自分たちの遊びたいゲームボードを作って欲しい」と語り、そうやって世界を作ることは「新しいタイプのソーシャル行動」を育むだろうと付け加えた。

スケジュールは何も決まっていない。また、そのマップがポケモンから来るのか、同社待望の続編であるHarry Potter: Wizards Uniteからなのかも不明だ。しかしはっきりしているのは、Nianticが最近買収したEscher Realityの開発したAR技術を利用して、公園などの公共空間を手がけようとしていることだ。

計画の狙いはサードパーティーが利用できる大規模プラットフォームを作ること。Apple、Googleという主要モバイル企業がARKit、ARCoreというツールを通じてデベロッパーにARアプリ開発を推進していることから、需要が高まることは間違いない。

Nianticを当初から見守ってきたGoogleは、今週のGoogle I/Oでマップ内の歩行ナビゲーションを発表するなどARへの強い意気込みを改めて表明している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

フレンドリーなロボットアームが患者のリハビリテーションのためのゲームに付き合う

イスラエルのネゲヴ・ベン=グリオン大学の研究者たちは、患者のリハビリ運動を助けるための tic-tac-toeゲーム(三目並べ)を開発している。ゲームは格子状の箱の上でプレイされ、「実物」および非実物プレイが可能だ。実物プレイでは、ロボットアームがマーカー(今回は小さなコップ)を実際に掴んだり置いたりする。非実物プレイの場合はコンピューターの選択を明るいライトで示すことになる。

このシステムでは、Kinovaアームとコップが使用される。コップはリハビリプロセスの一部であり、病気や事故の後に、ものを掴んだり扱ったりすることを患者が訓練することを助ける。

「(⭕❌の代わりに)Tic Tac Toeをコップのセットでプレイすることは、上肢のリハビリに役立つゲームの例の1つです」と語るのはShelly Levy-Tzedek博士だ。「沢山のコップを持ち上げたり置いたりすることで、ゲームを楽しみながら日常タスクのパフォーマンスを向上させて行くことが可能です」。

興味深いことに、ロボットの速度がユーザーに影響を与えることがわかった。ロボットがゆっくり動くとユーザーもよりゆっくり動き、ロボットの動きが速くなると、ゲームの進行も速くなった。このことを使って、個々の患者や個人のニーズに合わせてゲームを変化させることができる。ロボットは決して疲れることがないので、リハビリテーションスタッフは、特定のリハビリ療法に適したスピードとタイプのプレイを提供しながら、患者のささいな動きに注意を払うことができる。

この研究論文は、 Restorative Neurology and Neuroscience掲載された。


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(翻訳:sako)

Facebookのオープンソースの囲碁ボットはプロの棋士に勝つ

碁(囲碁)は機械学習の研究者の必須科目だ。GoogleのDeepMindはそのアルゴリズムを魅せつけて有名になり、そしてFacebookも最近、碁ボットを自分で作っていることを発表した。同社のデベロッパーカンファレンスF8で今日(米国時間5/2)行われたそのELF OpenGoボットの発表では、30名の人間棋士との計14試合に全勝し、プロの資格を獲得した、と宣言された。

FacebookのCTO Mike Schroepferはこう述べた: “DeepMindにいるお友だちの偉業には敬服するけど、でも、まだ答えられていない疑問があるのではないだろうか? これらのツールは、ほかにどんなことに利用できるのか?”。Facebookが今日のブログ記事で言っているのは、DeepMindのモデル本体は不透明な包装紙に包まれたままだ、ということ。対照的にFacebookは、そのボットをオープンソースにした

“これを再現可能にしてしかも世界中のAI研究者が利用できるようにするために、われわれはオープンソースの碁ボットを作り、ELF OpenGoと名付けた。これなら、DeepMindのAlphaGoが答えなかった重要な疑問にも十分、答えることができるだろう”、とチームは主張している。

チームが関心を持っているのは、碁だけではない。FacebookのAI研究グループは、StarCraftボットも作って、あのゲームの混沌とした世界にプレーヤーが対応できるようにした。これも、オープンソースにする予定だ。Facebookはまだ、訓練量が十分ならどんなゲームでも学習できるボットをローンチできるところまでは行ってないが、でもチームはそれに向かって相当前進していることは確かだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

任天堂が今年の夏にモバイルのRPGをリリースする、Cygamesを起用して

Shadowverse(シャドウバース)Granblue Fantasy(グランブルーファンタジー)のメーカーとNintendoが組んで、新しいモバイルRPGを作っている。それはDragalia Lost(ドラガリアロスト)と呼ばれる日本的なアクションRPGで、プレーは無料だがルートボックス的な仕組みがあるので、NintendoとデベロッパーのCygamesの財布は膨らむだろう。

予告ビデオでは、ストーリーがよく分からないが、タイトルから察すると、ドラガリアという人がいなくなって(lost)、一見弱そうなヒーローたちがチームを組み、ドラガリアを見つける旅の途上でモンスターと戦うのだろう。たぶん。

NintendoはZelda(ゼルダ)やXenoblade(ゼノブレイド)をモバイル向けに作りなおすことをせず、Cygamesの力を借りてこの新しいタイトルを作ることにした。このゲームは、キャラクターをランダムにアンロックしたりアップグレードするCygamesのシステムを使っているらしい。ルートボックスに似ているが、ルートボックスとは呼ばれていない。ゲームの売上の源泉は、プレーヤーが、お金を払ってアンロックをたくさんしたくなるところにある。

この契約に伴い、NintendoはCygramesの5%を取得する。Nintendoは、スマホ向けプラットホームのメーカーDeNAの株主でもある。こちらはCygramesの25%を保有しており、Nintendoのモバイルゲーム進出の遅さを象徴している。

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米国アシュランド大学、「フォートナイト」プレーヤーに奨学金を提供

米国中西部の大学が、全米一のFortniteプレーヤーを同大学のeスポーツ代表チームに勧誘するべく、有望選手に奨学金を出す。

オハイオ州のアシュランド大学は、熱狂的人気のバトルロイヤルゲームを、同大学が今秋開講予定の競技eスポーツプログラムに組み込む。ゲームはFortnite以外に、League of Legents、Overwatch、Counter-Strike: Global Offensive、およびRocket Leagueが現在競技用タイトルとして採用されている。興味のあるゲーマーはこのフォームでプログラムに申し込める。

「Fortniteは、コアなゲーマーとカジュアルなゲームファンの両方に人気がある」と同大学のeスポーツヘッドコーチ、Josh Buchananがリリースで言った。「自分たちのスキルをより競争の激しい舞台で見せたいと思っているゲーマーたちに、このプラットフォームを提供できることを大変嬉しく思う。Fortniteは、プレーヤーがクリエイティブかつ革新的になり熟練したスキルを見せられる環境を提供するゲームだ」

同校に入学しアシュランドキャンパスの寮に入るための正規費用は3万1284ドルなので、4000ドルの奨学金は悪くないインセンティブではあるが、おそらくこれは、オハイオ州のアシュランド大学に行く別の理由のある人に最適なプログラムだろう。

このタイトルに対するゲームコミュニティーの反応はきわめて良好だ。これはゲーミングサイトで最も多くストリーミングされるゲームでもあり、数百万人が同時にプレーしている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

任天堂が複数ディスプレイ連携の特許を出願。スイッチの新たな遊び方、それとも3DSの後継機?

eng-logo-2015任天堂が複数のディスプレイを連携させるゲーム関連技術の特許を、米国特許商標庁(USPTO)に提出していたことが明らかとなりました。出願日は2017年4月13日、公開は2018年4月12日(ともに米国時間)です。

「GAME SYSTEM」とシンプルな名称の本特許は、タッチパネルつきディスプレイを複数用いて様々な遊び方を実現するもの。2枚のパネルをまたいでタッチや画面表示、3枚以上のパネルを指を滑らせてタッチなど、多種多様なパターンが例示されています。

これらタッチパネルつきディスプレイはそれぞれCPUやメインメモリ、GPUなどを備えており、完結したゲーム用ハードウェアの構成となっています。現在のところ、ニンテンドースイッチ向けの新たな技術なのか、それとも3DSなど携帯ゲーム機の後継機を想定しているのか定かではありません。

デバイスの組み合わせ方はいろいろなパターンあり。2枚を並べて指を滑らせる操作もあれば、ずらして配置されたディスプレイ内をボールが跳ね返るテニスゲームも例示。デバイスは離して配置してもよく、ボールが見えない壁に反射する遊び方も図解されています。

3枚以上を三角状に置いたり、4枚をレールのように繋げたりと応用法は自由自在。配置は水平に限らず垂直方向もありで、画面を傾けてボールを転がすボーリングもできるとされています。

ニンテンドーDSや3DS、Wii Uなど「複数のディスプレイを連携させたゲームハード」は任天堂のお家芸です。

さらに、この特許は「複数のスイッチを持ち寄ってみんなで遊ぶパーティゲーム」を連想させるもの。君島社長は2018年2月の経営方針説明会で「(スイッチの)究極の野望は1人1台だ」と語っていましたが、「友達とゲーム機を持ち寄る遊び方」が普及を後押しすることはソニーのPSPと「モンスターハンターポータブル」シリーズが証明済みです。

4月20日に『ニンテンドーラボ』発売でさらなる加速が望めるものの、それ以降は任天堂の大作ソフトがしばらく鳴りをひそめるスイッチ。ラボ人気が一段落した後に、何らかの大きな動きがあると期待したいところです。

Engadget 日本版からの転載。

暗号通貨の激しい乱高下をカーレースで楽しむゲームCrypto Rider

暗号通貨の世界は奇妙な世界だが、でもユーモアのセンスはあるようだ。ここでご紹介する新しいゲームでは、小さな暗号カーに乗ったプレーヤーが、メジャーだったりマイナーだったりさまざまな通貨の激しい乱高下を楽しむ。ばかばかしいけど、決して悪いゲームではない!

予想どおりCrypto Riderと名付けられたこのゲームは、人気ゲームLine Riderの物真似のようだが、でも電動スクーターなどと違って、市当局から停止命令を受けることはないだろう(願わくば)。

まず車を選び、それからコース・チャートを選ぶ。安値から高値へ、というコースが多い。しかし途中に、山に似た“時価総額”や、評価額ギャップをクリアしてBTCの保有者を悲しませる“ドラッグレース”もある。それは2万ドルから7850ドルへ、という急降下だ。今後新しい暗号通貨が登場して、それらも乱高下していけば、このゲームにも新しいトラックが登場するだろう。

ゲームのデザインは可愛らしいし、途中で楽しいメッセージも出る。そして、排気は小さなコインだ(右図)。コインを集めると、新車をアンロックできる。外観〜ルックスが変わるだけで車の性能はみな同じだと思うが、ぼくはDogecarをねらっている。

デベロッパーSuperFly GamesのファウンダーDaniel Faheyは、“自分の余暇時間に作ったサイドプロジェクトだ”、と言っている。“最初に作った10のトラックは、だから、何度でも遊べるのにした。でも、とても評判がいいから、今後もっとトラックを増やしたいね”。

無料で馬鹿くて楽しいゲームだから、時間つぶしにはぴったりだ。これをプレーしながら、ついでに、これまでの金融システムを転覆させようとするこの性急な試み〔==仮想通貨〕の傲慢ぶりをやっつけた気分になるのも、悪くないかも。

Faheyも言っている: “全然シリアスな意図はないから、楽しく遊んでくれれば嬉しい。仮想通貨という、ちょっとシリアスな世界の、軽い遊びだから”。

ブロックチェーンは将来性がありそうだし、それはいずれ広く実用化されるだろう。でもこのゲームが強調しているのは、その過程もまた、激しい道のりだろう、ということ。

Crypto RiderはiOS用Android用がある。

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セガ、『メガドライブ ミニ』を今年中に発売

Nintendoに続き、Segaも同社を象徴するゲームシステム、Mega Driveのミニバージョンを発表した。商品は2018年中に発売予定。さらに同社は、Mega Drive発売30周年を祝って、Segaの名作ゲーム15タイトルをNintendo Switch向けにこの夏発売する予定だ。

Segaは新ハードウェアの開発をAtGamesに依頼した。AtGamesはかつて少々出来のわるいSega Genesis Flashbackを作った会社で、今回はもっといい製品になることを願いたい。Nintendoは自社のレトロシステムの細部にこだわった製品を作っている。mini NESとmini SNESは最高の過去を現在に持ってきたすてきな先祖返りだ。コントローラーのコードさえもう少し長くしてくれればよかったのだが。

子供のころ私はSNES派だった。両親がSegaのゲームは暴力的すぎると思っていたからだ。基本的に、Mortal KombatよりもKiller Instrinct。今ならScorpionのラストの動きにも対応できるかもしれない。

これでもノスタルジアが不足という人たちのために、Sega Agesシリーズのプロデューサー、下村一誠氏は、Sega DreamcastのゲームもSwitch向けに発売されることを示唆した。そうなればPhantasy Star OnlineやJet Set RadioがNintendoのシステムで動くようになる

なお本誌のイラストレーターの星、BryceはGenesiが北米以外ではMega Driveと呼ばれていたことを知らなかった。もちろん彼だけではない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Googleのセマンティック体験(Semantic Experiences)でAIと言葉遊びをしよう

Googleは自然言語の処理や合成で大量の研究開発をしているが、それらはアシスタント機能や音声認識/合成だけが目的ではない。その中には、AIの機能でできる範囲内での楽しいものもあり、そして今日(米国時間4/13)同社は、Webの閲覧者が言葉の連想システムで遊べる実験を発表した。

最初の実験は、膨大すぎて言及される機会も少ない本のデータベースGoogle Booksの、おもしろい検索方法だ。それは、言葉そのものでテキストやタイトルを探すのではなく、データベースに質問をする。たとえば、“なぜナポレオンは流刑になったのか?”(Why was Napoleon exiled?)とか、“意識の本質は何か?”(What is the nature of consciousness?)など。

すると、その質問の言葉と密接に結びついている文節が返される。結果はヒットもあれば空振りもあるが、でも良くできているし、柔軟性もある。ぼくの質問に答えるセンテンスは、必ずしもキーワードに直接関連していないし、とくにそれら〔物理的な言葉そのもの〕を探した結果でもない。

でも、それが人間と知識の内容が対話するとても分かりやすい方法か、というと、それは違うようだ。質問をするのは、答が欲しいからであり、質問と関係があったりなかったりするいろんな、互いに相反するような、引用を見たいのではない。だからぼくがこれを日常的に使うとは思えないけど、ここで使われているセマンティックエンジンの柔軟性を示す、おもしろいやり方ではある。しかもそれによって、今まで自分が知らなかった著作家に触れることができるが、ただし、データベースの収蔵書籍数は10万もあるから、当然、結果は玉石混交だ。

Googleが紹介している二つめの実験プロジェクトは、Semantrisというゲームだ。“なんとかトリス”というゲームは昔からどれも難しいが、これは超簡単だ。言葉のリストが表示されて、一つが高輝度になっている(下図)。それと関連があると思われる言葉〔連想した言葉〕をタイプすると、GoogleのAIが、関連性の強いと思う順に言葉を並べ替える。ターゲットの言葉を下に移動すると、一部の言葉が爆発して、新たな言葉がいくつか加わる。

これは、暇つぶしには良いかもしれないが、やってるうちに自分が、Googleの連想エージェントの訓練に使われるモルモットになったような気がしてくる。遊び方は、とてもやさしい。でも、水(water)からボート(boat)を連想しても、誰もすごいとは思わないね。でも、やってるうちに、だんだん難しくなるのかもしれない。ユーザーの応答がAIの訓練用データとして使われるのか、今Googleに問い合わせている。

プログラマーや機械学習のマニアのためには、Googleは訓練済みのTensorFlowモジュールをいくつか提供している。そしてそのドキュメンテーションは、このブログ記事の中のリンク先の二つのペーパーにある。

〔訳注: Googleはセマンティック検索の実現を目指して、これまで多くの企業〜スタートアップの買収を繰り返している。〕

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AmazonがEcho Buttonのゲーム用APIをベータで公開

Echo Buttonsは、AmazonのR&Dから出て来るハードウェアとしては一風変わっている。最新のEcho製品群と一緒に発表されたこの小さなライトのようなデバイスは、Alexa Echoの製品系列の中に対話的なゲームプレーを持ち込むことがねらいだ。

同社はすでにいくつかのゲームを発表しているし、これ用のAPI、Gadgets Skill APIのベータも公開されたから、今後もっと増えるだろう。

デベロッパーはボタンを押すことにいろんなスキルを結びつけて、ライトアップのアニメーションをこのハードウェアに送る。APIのプレビューバージョンは、これを二つ使ういろんな体験の開発例を示している。その中には、キング牧師の“I Have a Dream”スピーチを再生するのとか、HasbroのTrivial Pursuit(雑学クイズ)などがある。それほど多くはないが、いろいろ選べる。

玩具メーカーが発表したゲームもある。それは1980年代の記憶ゲームSimonのEcho Buttonバージョンだ。そのSimon Tapゲームは今ダウンロードできる。するとAlexaが色の名前を次々と言うから、プレーヤーはそれらをマッチさせる。このハードウェアは、Echo, Echo Dot, Echo Show, Echo Plus, Echo Spotなど、ほとんどのEcho製品と一緒に使える。

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iOS『フォートナイト』解禁、iPhoneでPCと同じFortniteバトルロイヤル

eng-logo-2015Epic Games が、これまで招待制だった iOS版『フォートナイト』の一般向け配信を開始しました。価格は無料。

対応 iPhone や iPad があれば、iOSどうしはもちろん PC / Mac / PS4 / Xbox One のプレーヤーと一緒に Fortnite バトルロイヤルが遊べます。

Fortnite Battle Royale は、PC / Mac / プレイステーション4 / Xbox One で遊べるバトルロイヤルゲーム。

広大なマップに多人数が同時に降り立ち、武器や装備を現地調達しつつ、最後のひとりもしくは1チームになるまで戦うという、最近一気に増えた『バトルロイヤルもの』でも人気の作品です。

バトルロイヤルのフォーマットを普及させた PUBG (PlayerUnknown’s Battlegrounds) は、もともとがミリタリーシミュレーション系FPSのMODだったこと、クリエイティブディレクターである PlayerUnknownことブレンダン・グリーン氏の意向からリアル志向で、「謎の力でどんどん狭くなり必然的に生き残り戦を強いられる戦場」という大きな嘘を除けば、あとは武器装備やダメージシステム、グラフィックも含め、ゲームの範囲内で生々しいリアルさを追求する点が特徴です。

一方 Fortnite バトルロイヤルは、もともと協力プレイメインだった本編 Fortnite (まだ開発中) から、バトルロイヤル人気に乗じて独自のバトルロイヤル モードを追加して基本無料にしたタイトル。

100人同時の生き残り戦や狭くなる戦場は踏襲しつつ、壁や階段をいきなり錬成できるビルディング要素や、武器アイテム含めなんでもありのコミカルなタッチが対照的です。

iOS版 Fortnite は、このバトルロイヤル モードが遊べます。同じ名前でスマホ移植した似たゲームではなく、なんとPC / Mac / PS4 / Xbox One とクロスプラットフォームで一緒に遊べます。

操作はこんな感じ。移動はおおむね左下なら、どこからドラッグしても良いタイプです。

モバイル版独自の特徴として、銃声や物音が強さに応じた円弧として目に見え、音に頼らずプレイできるシステムがあります。

FPSでよくある「どっちから撃たれたか」の表示システムのように、画面中心をプレーヤー位置として、物音(白)または銃声(赤)が聞こえた方向前後左右(上下左右)に円弧上の線が現れる仕組み。モノラルスピーカーの端末でも、ヘッドホンをしなくても、おおむね物音の方向と強さが分かります。

モバイル版の目玉は他のプラットフォームの友人ともスクワッドを組んで戦えるクロスプラットフォーム。ですが、ソロで始めた場合や、モバイル版どうしで組んだ場合は、原則としてモバイルはモバイルどうしでマッチングする仕組みになっています。

ゲーム機やPC / Mac では、それぞれマッチングの設定でクロスプラットフォーム戦の有無を選択可能。たとえばPCソロの場合、必ずPCのソロプレーヤーどうしでマッチングします。

クロスプラットフォームはほぼどのプラットフォームとでも遊べますが、大人の事情により、PS4 と Xbox One (PSN と Xbox Live) のプレーヤーだけは組めないようになっています。

クロスプラットフォームでのプレイは、PSN や Xbox Live などのプレーヤーアカウントを、Epic Games のアカウントと紐づけることで実現する仕組み。モバイルやPCでは、始める際にまず Epic のアカウントを取得しています。

iOS版『Fortnite』の対応機種は iPhone SE以降(6s / 7 / 8 とPlus、iPhone X)。iPad Mini 4、Air 2以降。OSはiOS 11。

iPod Touch や、iPhone 5s / 6、iPad Air などは非対応です。

Androidは今後数か月のうちにも対応する予定。

Engadget 日本版からの転載。

家庭用ゲーム市場は2年連続の前年比増、ソフト首位はポケモン

ゲーム総合情報メディアの「ファミ通」は4月2日、2017年度の国内家庭用ゲーム市場の概況を速報として発表した。同レポートによれば、2017年度の国内家庭用ゲーム市場規模は前年比121.8%の3878.1億円となり、2年連続の前年比増となった。

ゲームソフトの販売本数ランキングで首位を獲得したのは、2017年11月17日発売のニンテンドー3DSソフト「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」だった。推定の販売本数は約219万本。

画像:ファミ通発表のレポートより

家庭用ゲーム市場規模が拡大したのは、前年度に引き続き「Nintendo Switch(以下、Switch)」の販売台数が好調であることも理由の1つだ。任天堂は1月31日、2018年3月期第3四半期の決済説明会にて、Switchの全世界販売台数が累計1300万台を突破したと発表している(国内は約351万台)。また、任天堂の公式サイトでは、最新の販売台数は約1480万台となっている。ゲームソフトの販売ランキングを見ても、10位までのタイトルのうち4タイトルがSwitchのソフトだ。

2018年度には、Switchの「大乱闘スマッシュブラザーズ」やPS4の「キングダムハーツⅢ」など、発売前から注目を集める大型タイトルの販売が控えている。今後もこれらのタイトルの販売動向に注目が集まりそうだ。