東京のTerra Mortosが三輪電動タクシーを発表―アジアの大都市圏に大々的に売り込む計画


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日本のスタートアップ、Terra Motorsが電動トゥクトゥク(アジア各地で広く使われる三輪タクシー)を正式に発表した。この三輪車の価格は6000ドルで2時間の充電で50km走れるという。電動自動車としては豪華で高性能なTeslaモデルSロードスターの対極に位置する製品だ。これには非常にもっともな理由がある。この三輪電動自動車は途上国市場での大量販売を狙っているのだ。

すでにフィリピンに第一陣が出荷されている(CNET)ということで、2016年までにガソリンエンジンのトゥクトゥク10万台が置き換えられる計画だ。 フィリピン全国でこの車両はリース後買取という形でドライバーにマーケティングされる。ドライバーは燃料費で日に5ドル程度が節約になるという。人口過密の大都市圏では大気汚染の減少にも役立つことが期待されている。

Terra Motorsの三輪車の6300ドルという価格は安いとはいえない。ガソリンエンジンモデルは1000ドルから1500ドルで販売されている。TerraMotorsの大橋哲也事業開発部長が私に送ってきたメールによれば、同社はできるかぎり急速にアジア各地の市場に進出し、その中で最適な価格に調整していくということだ。

Terra Motorsのトゥクトゥクはボディーもインテリアも宇宙時代を思わせる魅力的なデザインだ。座席も十分な広さがある。これはライバルのガソリン車に対して優位性になるだろう。50kmという航続距離は決して長いとはいえないが、市内での近距離の移動手段ということを考えればまずまずのところだ。ただしバッテリーを充電するのに2時間ずつ待たねばならないのは理想的とはいえない。しかし適切に運用スケジュールを立てれば、ガソリン代の節約で穴埋めできるのかもしれない。

Terraの主要株主にはApple Japan、Google Japan、ソニー、コンパックの元トップが顔を揃えている。電動トゥクトゥクを売り出している中国メーカーもあるものの、Terra Mortorsほどの野心的な計画はないようだ。オランダのその名もThe Tuk Tuk Factoryというメーカーが数年前にe-Tukという電気三輪自動車をリリースしているが、これは主にヨーロッパ市場がターゲットだ。Terra Mortorsにはアジアで急成長を遂げるチャンスがあるといってよいだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Apple、第2四半期中に新iPhoneの生産開始か(WSJ報道)

Appleは、現行機種と「似た」デザインの新iPhoneを2013年第2四半期に生産開始する計画であると、Wall Street Journalの最新記事が伝えている。この生産体制の準備は、夏のiPhone新機種発売に向けたものだと記事は言っており、最近本誌情報筋から入ってきている情報とも一致する。

先週John Biggsが、iPhone 5のデザインを踏襲しつつ内部スペックを高めたいわゆるiPhone 5Sに関して、Appleの製造パートナーらは2013年6月発売に向けて準備中と報じた。WSJの記事にアナリストの推測を合わせると、iPhoneの製品入替えは夏の初めが有力だ。Appleはその時期に年次Worldwide Developer’s Conferenceを開催するので、新機種の詳細を発表する機会があるとすればそこだろう。

WSJの記事は、Appleが低価格iPhoneの開発も続けており、早ければ2013年後半の発売を目指していることも報じている。本体カバーがハイエンドiPhoneと違うものになるという点は以前の報道でも聞いているが、低価格機にはカラーバリエーションが出来るという噂もある。

Appleが新しいiPhoneを作っているというニュースには何の驚きもないが、スケジュールに関しては、ここ数年夏ではなく秋に発売していたことから、予想とは少し異なる。しかし、複数の情報源によるこの手の情報が一致する時は、噂に強い根拠がある兆候だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


いよいよ収益化へ:Facebookのエミリー・ホワイト、Instagramの事業運営責任者に就任。第2のサンドバーグになるか?

Instagramが事業運営責任者を雇った。これは巨大スケールの写真共有アプリを収益化し、ブランド提携による無限の可能性を拡大するための第一歩だろう。Facebookのモバイル提携担当ディレクター、Emily Whiteは、2月にユーザー数1億人を突破した20名足らずのチームに内部異動する。

Emily White自身がInstagramで就任を発表している。

ある筋が「実に行動的な人物」と呼ぶWhiteは、Goolgeの早期メンバーで、従業員わずか200名の時に入社し、2万2000人の時に退社した。Googleでは、AdWordsの開発などを手がけた。Whiteは2010年2月にFacebookに入社、ローカルおよびモバイルのディレクターを務めた。できるだけ多くのデバイスにFacebookを載せることに集中しその数は2500機種に上った。ヨガウェア最大手のLululemonの取締役を兼務している。

Sheryl Sandbergの弟子ともいえるWhiteは、若きInstagramチームを率いる、最初の著名で経験豊かな指導者となる。実際Whiteは写真アプリのShryl Sandbergになるかもしれない。Instagramの活用しきれていない人気を、ユーザー体験を大きく損うことなく本格的収入源へと変えることが彼女の使命だ。共同ファウンダーのKevin SystromとMike Kriegerは、事業運営をWhiteに任せることによって、モバイルおよびウェブの開発に専念できるだろう。

「Emily WhiteをInstagramチームに迎えたことを嬉しく思う。1億人を超えるアクティブユーザーをサポートするわが社の事業を今後もスケーリングしていくために、パートナー作りと事業運営に関する彼女の経験は、今後の成功の鍵を握っている」とWhiteの就任にあたってSystromは言った。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Firefox 20がローンチ: プライベートウィンドウ, ダウンロードマネージャの刷新, WebRTCとHTML5の実装が充実, など

Firefox 20がリリースされ、今日(米国時間4/2)からダウンロードできる。この新バージョンの最大の目玉は“プライベートウィンドウで開く”という閲覧モードができたことだ。これでデスクトップのFirefoxユーザは、ブラウザを終了しなくてもプライベートウィンドウを開けるようになった。またFirefox for Androidのユーザは“プライベートタブ”を開ける。このほか新バージョンでは、デスクトップのダウンロードマネージャが改良され、モバイルではホーム画面のショートカットにお気に入りのサイトを置け、そしてHTML5とWebRTCのサポートがさらに充実した

Firefox for Androidの新バージョンは非力なARMv6プロセッサを使っているデバイスもサポートする(Samsung Galaxy Next, Dart, Pop, Q; HTC Aria, Legend; ほか)。

プライベートウィンドウ/タブについてMozillaは、“それまでの閲覧を妨害されずにお誕生日プレゼントの買い物をプライベートウィンドウでできる。複数のメールアカウントを同時にチェックできる”、という説明をしている。

でも、ユーザが最初に気づく機能は、新しいダウンロードマネージャだろう。下のビデオはそれを解説している:

デベロッパ向けには、今度のバージョンでWebRTCのgetUserMediaがサポートされた。これを呼び出してデベロッパはユーザのカメラやマイクにアクセスできる(パーミッションがあるなら)。HTML5では<canvas>でブレンドモード(色を重ねる)がサポートされ、また<audio>と<video>の実装が改善された。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Yahoo! Mail、添付ファイルでDropboxと提携。新規ユーザー送り込みに期待

ご存じの通りYahoo!は全主要プロダクトの総点検中で、メールサービスも類にもれない。ウェブ版、モバイル版の両メールシステム改訂に続き、同社はファイルバックアップ・共有サービスDropboxとの提携を発表した。

この提携によって、Yahoo! Mailでの添付ファイルのやりとりが簡単になる。お忘れかもしれないが、Yahoo! Mailは今でもGmail、Hotmailに続く世界で3番目に使われているメールサービスだ。しかし、本誌で最後に調べたデータによると、米国ではYahoo!がトップだ。こうした提携を利用して小さな改良を迅速に重ねていくことによって、ライバルとの戦いを優位に進めることができるだろう。

これは両社にとって朗報だが、Dropboxにとっては特に重要だ。今や職場や協業する小グループの人々にとって主要なツールとなっているDropboxに、この提携によって新しいユーザー層がもたらされる。Yahoo!には、そうでなければDropboxに手を出さなかったかもしれない新鮮なユーザーがたくさんいる。Dropboxアカウントを持っていないユーザーは、Yahoo! Mailを通じて簡単に登録できる。Dropboxにとっては、無料の2GBを使い切った後に収益を得るチャンスでもある。

Yahoo! Mailのプロダクト担当シニアディレクター、David McDowellが提携について語った。

今日から、DropboxかYahoo! Mailの中で使えるようになった。この統合によって、休暇の写真、確定申告の重要書類、論文などどんなファイルでも、簡単に共有や保存ができる。ファイルはネット上のDropboxアカウントに保存されるので、デスクトップを離れている時でも簡単にファイルを利用できる。

Dropboxは、Yahoo! Mailの英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、およびイタリア語版の中で利用可能。Dropboxを使ったことのない人は、Yahoo! Mailの中から簡単にアカウントを作れる。

Dropboxのブログには、あらゆる添付ファイルをDropboxで扱うことのメリットが挙げられており、ファイルサイズを気にしなくてよいことも書かれている。さらに、最近買収したSnapjoyチームのおかげでフォトアルバム全体をメールで共有することも可能になり、これは実に便利だ。新機能は今日全員に提供開始される。

Dropboxにとってこれは2度目のメール分野への大きな進出で、最初は、人気の、かつ手に入りにくいモバイルアプリ、Mailboxの買収だった。情報筋によると、Yahoo!は以前Mailboxの買収を真剣に進めていたというから いずれにせよ両社が手を組んだことは興味深い。

買収できないときは、提携してしまえ。

本誌はYahoo!に対して、基本的にDropboxと同様の機能を提供しているYouSendItとの提携関係を打ち切るのか尋ねている。回答があり次第本稿を更新する予定だ。

アップデート:Yahoo!広報担当者によると、YouSendItは「各アプリケーション」下、および「大型ファイルの添付」の際に今後も利用可能とのこと。

[写真提供:Flickr

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(翻訳:Nob Takahashi)


新刊『シリコンバレーの秘密:世界のイノベーションの中心からわれわれが学べること』の著者に聞く

われわれの秘密がついに暴露された。今日(米国時間4/2)、デボラ・ペリー・ピシオーネ(Deborah Perry Piscione) による期待の新刊 シリコンバレーの秘密:世界のイノベーションの中心からわれわれが学べること(Secrets of Silicon Valley: What EveryoneCan Learn From The Innovation Capital Of The World)が出版された。ピシオーネによれば、シリコンバレーの強さの本当の秘密は、ハイアラーキーによる硬直した上下関係のなさにあるという。

ニューヨークが貪欲と権力によって動かされているのに対してシリコンバレーはアイディアに固執しそれを原動力としている。新しいアイディアへの強い愛好の存在が、東海岸ではなく西海岸がアメリカのイノベーションの大半を生んでいることの原因だとピシオーネは主張する。しかしこれには東海岸の住民は反発するかもしれない。

シリコンバレーの秘密の刊行を機に、アメリカ経済の全体にイノベーションを浸透させるにはどうすればよいか、変化を恐れ、現状にしがみつこうとする経営者の意識をどうやったら変えられるか、全国的な議論が巻き起こることが期待される。

〔日本版:デボラ・ペリー・ピシオーネはジョージタウン大学卒業後、米議会の議員スタッフ、ホワイトハウス・スタッフなどを務めた後、ワシントでニュースショーのホスト、コメンテーターとして活動。2006年からシリコンバレーに移住して執筆、講演、テレビ出演のかたわら女性向けウェブサイト、BettyConfidential他を創立している。〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google、Dropboxをみならってドライブのデザインを改良―共有フォルダが見やすくなる

クラウドでのファイル保管サービスを魅力的なものにするにはいろいろな方法がある。他のアプリとの連携、モバイルとデスクトップがシームレスにつながることなどに加えて、そう、デザインも重要だ。

デザインではDropboxがトップといっていいだろう。UIはまったくシンプルで非常にクリーンだ。白とライトブルーはDropboxのシンボル・カラーになっている。最近GoogleドライブもDropboxのデザインの優秀さに気づいたらしい。

今日(米国時間4/2)、Googleドライブのチームは共有フォルダのデザインのリニューアルを発表した。正直、これまでドライブの共有フォルダのユーザー体験はひどいものだった。また今回のアップデートでユーザーは自分のドライブに共有アイテムを1クリックで追加できるようになる。

来週中に、共有フォルダを開くよう招かれたユーザーにフォルダの内容がこれまでよりずっと見やすいレイアウトで表示されるようになります。アイテムをクリックするだけで次々にプレビューを見ていくことができます。

共有フォルダの内容を保存したい場合は、右上端の“ドライブに追加”ボタンを押せばユーザーのドライブに直接追加され、どのデバイスからでもアクセスできるようになります。

こういう具合になるということだ。

Googleドライブはファイルの保存と共有に加えて、スプレッドシート、ワープロ、プレゼンテーションなどのウェブアプリが利用できる統合サービスだ。Dropboxによく似ているが、Dropboxにはファイルの編集機能はない。この点ドライブには大きな優位性がある。またGoogleの巨大なユーザーベースと一般ユーザーの間での信頼性もDropboxには欠けている。この点はDropboxとYahoo!の提携についての今朝のわれわれの記事でも触れられている。

こちらはDropboxの見慣れた軽快なデザインだ。

一方、Boxは世界中の企業のファイルを保管することを狙っている。これはGoogleのBusiness App版のドライブのライバルということになる。DropboxとBoxはGoogleでは小回りが効かないような分野に次々に進出していけるという優位性がある。またAmazonもこの分野への参入を始めた

Googleは検索の分野では絶対的な優位性を保っているが、世界中のあらゆるユーザーのファイルの共有と保管ということになれば、大いに競争の余地が生まれてくる。CEOのラリー・ペイジのイニシアチブで、Googleは保管、共有、生産性アプリなどをドライブにひとまとめして一般ユーザーにとっての使いやすさを狙っている。これは賢明は戦略といえるだろう。しかしいくらテクノロジーが優れていてもUIがみすぼらしく使いにくかったらユーザーは集まってこない。

クラウドストレージは地味だが、十分に利益を上げることが可能なビジネスだ。まず無料のストレージを提供し、それがいっぱいになったら追加ストレージを売るというのはなかなか効果的ビジネスモデルだ。しかし数十メガバイトもあれば大容量ハードディスクとされていた時代からはるかに来たものだ。

[写真:Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


OracleはJava APIの著作権にあくまでも固執, デベロッパの自由が危機に

[筆者: Sacha Labourey, Steven G. Harris]

編集者注記: Sacha LaboureyはCloudBeesのCEOで元JBossのCTOだ。彼をTwitterでフォローするには@SachaLaboureyへ。Steven G. HarrisはCloudBeesの製品担当SVPで、前はOracleのJavaサーバ開発担当SVPだった。彼のTwitterアドレスは@stevengharrisだ。

OracleがGoogleを訴訟した裁判で、William Alsup判事が下した裁定は、デベロッパたちを一(ひと)安堵させた。Oracleの言い分はほとんど何一つ通らなかったが、中でもOracleに致命傷を与えたのは、次の一文だ:

メソッドを実装するために使われているコードが異なってさえいれば、著作権法の下では誰もが自由に、Java APIで使われているどんなメソッドでも、それと正確に同じ機能や仕様を実現する自己独自のコードを書いてよい。メソッドの宣言やヘッダ行は同一であってもかまわない。Javaの規則においては、同じ機能を指定するメソッドはそれらの宣言も同じでなければならない–実装が異なっていても。ある考えや機能を表現する方法が一つしかないときは、誰もが自由にその表現ができ、誰もその表現を独占することはできない。そして、Androidのメソッドとクラスの名前をJavaにおけるそれらの同等物とは違う名前にしても、たしかに正常に動作したではあろうが、しかし著作権法による保護は名前や短い語句にまでは及ばないものである。

Oracleを支持する法廷助言人たちからの具申書にも示されているように、この裁定は企業世界の超保守派大物たちの憤激を買った。OracleがライバルのMicrosoftやIBMらと(Business Software Allianceを介して)一つのベッドを共にする光景は、珍しい。彼らの今回の同床異夢ならぬ同床同夢は、スタートアップという「ファウンデーション」から彼らの老いたる「帝国」を守ることであった。さらにそこに、合衆国著作権局のトップも加わる。そしてこのごった煮に最後にふりかけるスパイスと調味料が、さまざまな業界関係者たちだ。元Sunの役員Scott McNealyとBrian Sutphinも、彼らに兵糧を送った

法廷助言人たちによるこれらの趣意書の内容は、ソフトウェアデベロッパ全般と業界の未来に対し警鐘を鳴らしている。なぜか? 彼らは口を揃えて、Alsup判事の裁定は業界にとって有害だと主張している。たしかにそれは、旧守派の事業にとっては有害だろう。それでなくても彼らは今、オープンソースとクラウドベースのサービスがますます激しく燃え立たせている変化の炎の脅威にさらされている。しかし、Alsup判事の裁定が控訴審で否定されたら、逆に、ソフトウェアのプロフェッショナルとしてのあなたにとって、有害な事態になることは確実だ。

APIは、なぜ存在するのか? それは実装の提供者とその実装のユーザ、すなわちデベロッパとの間のコミュニケーションチャネル、共通語、接触界面である。もちろん、APIを作るためには投資が必要だ。高度な専門知識と経験知と、そして良い趣味も、効果的なAPIを作るためには必要だ。しかし企業や個人がそのような投資をするのは、実装をAPIを通じて露出することにより、デベロッパたちにその実装を使ってほしいからだ。その実装は、人びとにあなたのハードウェアやソフトウェア、あるいはサービスを買う動機を与えるかもしれない。それはもしかして、広告を売るためのより効果的な方法ですらありえる。

APIを作るときには、それなりのねらいや目的がある。しかしAPI自体は、収益化のための素材…商材…ではない。収益化の対象はあくまでも、そのAPIによってアクセス可能となる何ものかだ。APIは多くの本やブログやオープンソースのプロジェクトにドキュメントされ、使われている。APIの成功は、その採用利用数によって計れるかもしれない。しかしデベロッパにAPIの使用を積極的に勧めるときに、それによって生ずる副作用を抑えることはできない。Captain PicardがOracleのレプリケータに“お茶、アールグレイをホットで”とオーダーするとき、彼はお茶だけでなく、“オブジェクト、クォリファイヤー(Object, Qualifier)”といったAPI概念も使っている。Oracleが、ほかのシンタクスを使えと言い張るなら、Googleなどは自分たち独自のレプリケータを作らなければならない。

Oracleは、特許に関する彼ら独自の定義を、通せなかった。彼らは、Googleがほんの数行のコードをコピーしたことを、特許侵犯と認めてもらえなかった。彼らの主張どおり、コミュニティがスタンダードとしてプッシュしているJava APIを、Oracleの許可なくして使えなくなったら、敗者となるのはGoogleではなくソフトウェアデベロッパとイノベーションだ。Java言語を学ぶことは比較的易しいが、そのAPIをマスターするためには、Javaデベロッパとしての相当大きな–個人としての–投資が必要だ。AndroidがJavaデベロッパに与えたものは、彼らのそれまでの個人的なキャリアと職業的投資を、Sunがその正しい取り組みを失したモバイルの市場で、そのまま活かせる、という事態だ。

Androidの分裂と互換性の問題は、どうなるのか? 私たちは、Javaの互換性、Javaというブランドの力、そしてコンプライアンス試験の価値を大きく信じている。私たちはJava Community Process Executive Committeeに参加している。Javaに比べてAndroidには互換性という問題が確かにある。Googleによる互換性努力も、完全な成功には遠い(しかしJava MEも互換性が完璧ではなかった)。Androidの、Java APIをベースとするライブラリの下には、ノンJavaの仮想マシン(Dalvik)があり、Googleはそれによって、ライセンスの問題や、それに伴う互換性、サブセットかスーパーセットか、名前空間の汚染、といった問題を避けようとした。そこまでのことができる者は、今の世界にそんなに多くはない。

いずれにしても、AndroidがJava APIを使っているおかげで、JavaデベロッパはAndroidにすぐなじめる。コーヒーカップのロゴが消えただけだ。Javaデベロッパにとっては、Androidから得られる機会の方が、AndroidがJavaの標準APIのサブセットしか提供していないことによる不完全な互換性の問題よりも、大きかった。今JCP(Java Community Process)では、現在のルールをもっと前進させ、Javaをよりフォークフレンドリーなオープンソースやクラウドの世界で円滑に共用できるよう努力している。Java APIもその多くの部分はJCPが進化させてきた。それに対してOracleが今権利を主張しているが、それによって互換性が犠牲になり、Javaがコミュニティを無視して完全に私企業の商材になることはない、ありえない、と信じたい。

IT産業がパッケージソフトからクラウドベースのサービスというモデルへ移行していくに伴い、この議論はさらに重要性を増す。企業が今後ますます、SaaSやPaaSやIaaSによるソリューションに投資していくとき、彼らのオペレーションはサードパーティAPIへの依存度を増していかざるをえない。それらのAPIは、総体的にまだ標準化が未整備であり、そこに、APIの合法的使用をめぐる不安や恐れや懸念を今回のように持ち込むことは、業界に、イノベーションを阻む無意味な足かせを課すことにほかならない。

今は、そのナイフの柄を誰が持つべきか、を決めなければならない。経済の繁栄と競争力の強化は、APIが同一だから企業がサービスプロバイダのスイッチを安心して容易にできることにかかっている。ベンダロックイン(vendor lock-in, 閉じこめ)の停滞沈滞とは、逆の状態である。APIのプロプライエタリ化によるロックインは、競争を鈍化し、経済を窒息させる。しかもそんな事態が、ほんの一握りのレガシーソフトウェアのベンダたちが彼らのフランチャイズをせめてあと数年保護したいがために起きるとしたら、一体そんなことは、許されるだろうか?

Java〜Java APIの柄を握るのは誰か? その決定が及ぼす影響は今後数十年と長く、そしてクラウドという新しいITモデルにも影響は及ぶ。それなのにその決定が今、この激しい変化の時代に生き残りを画策するレガシーベンダたちによる、強力なロビー活動によって為されようとしている。デベロッパのみなさん、あなたの今後の長期的な生計の糧、技術選択の幅広さ、そして私たちの業界の活発な競争性、それらが今、危機に瀕しているのだ。

〔訳注: 豊富な原文コメントも、ぜひお読みください。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Heroku、全ユーザーにPostgreSQLのセキュリティーアップデートを強制適用

Herokuのユーザーは、PostgreSQLデータベースシステムの主要セキュリティーホールを修正する重要なアップデートをいち早く利用できる。一般のPostgreSQLユーザーは、木曜日(米国時間4/4)にアップデートが利用可能になる。

Herokuの声明は以下の通り:

Heroku Postgresデータベースに、月曜日(4月1日)から水曜日(4月3日)にかけて小規模だが重要なアップデートを適用する。アップデート中データベースは約60秒間オフラインになり、その後再起動される。本アップデートの性格上、正確な時間を定めることはできない。修正が必要なデータベースに対する個別の通知は送らない。

先週木曜日、PostgreSQLサイトは、4月4日にアップデートを発行し、そこには重大なセキュリティー脆弱性の修正が含まれているという声明を発表した。利用者はできるだけ早くこのアップデートを適用するよう同サイトは強く推奨している。

私はHerokuの広報チームに、なぜ強制アップデートを行うのか、および最初に適用される理由を尋ねたが、まだ回答はない。

Hacker Newsのコメント人たちは、早期アクセスの理由はでPostgreSQLデータベースを利用しているHerokuユーザーの数が膨大だからだろうと言っている。

しかしこの特権は、PostgreSQLのセキュリティー、および誰が早期に利用できるかに関する同社のポリシーに疑問を投げかけるものでもある。

Hacker Newsのあるコメント人がこう言っている。

一方でPostgreSQLは、同じようにセキュリティーを非常に深刻に捉えている数多くの会社を待たせている。これは、PosgreSQLの使用を考えている会社に「セキュリティー修正をすぐに受けられるのか,それともより重要なユーザーが早期に利用している一方で故意に危険に曝されるのか?」を考えなくてはならない状況を作り出している。私にはよい前例だとは思えない。

これはHerokuにとって異例の行動であり、クラウドのセキュリティーが重大問題であることを示す顕著な例だ。Herokuのような会社がこうした強制アップデートを発行することは稀で、その殆どはプラットフォームに対する主要なアップデートだ。しかし今回のようなセキュリティー脆弱性はプラットフォーム全体に影響を与ぼす可能性がある。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Queueing Theoryは、どんなアプリにもMailboxライクな予約システムを提供するサービス(噂を呼ぶためだけでも可)

Googleが、当時新しいメールサービスだったGmailを招待制にして以来、スタートアップのファウンダーたちは自分たちのサービスにも同じ盛り上がりを期待して策を巡らしてきた。しかし、かつてのGmailに少しでも近づくレベルの需要を再現できたのは、最近のiOSアプリ、Mailboxによる「予約システム」が初めてだった。そして今、サンフランシスコ拠点のQueueing Theoryという会社は、Mailboxと同様の予約システムを、どんなスタートアップでも、特にモバイルユーザーをターゲットにするスタートアップが使えるようにするサービスを提供する。

最近Dropboxに買収されたMailboxは、まず専用URLで登録ユーザーを集めることによって、 アプリへの関心を高めた。ユーザーには予約番号を伝えるSMSが送られ、そこには行列内の位置とアプリがApp Storeで公開された時にロックを解除するための暗証コードも書かれていた。

同社は予約システムがサーバー負荷の軽減に役立ったと言っているが、それ以外の副次効果があった。この噂の新アプリに、最先端のアーリーアダプターだけが入れる会員制クラブのような雰囲気をもたらしたのである。今や、新しい「スマート・カレンダー」Tempoをはじめとする他のアプリも類似のしくみを活用している。Tempoのケースでは、事前に「大がかりなメール処理」が必要であるために、専用の予約システムが必要だったと主張している。

しかし、このしかけをメールやカレンダーアプリだけに使わせる手はない。どこのスタートアップのファウンダーも言うように、大量のユーザーが押し寄せればサーバーがパンクしてユーザー体験を損う。

Queing Theoryの狙いはそこにある。このMailboxライクな予約システムは、モバイルアプリ開発者のニーズを想定して設計されている。ウェブインターフェースを備えてはいるが、システムは〈サーバーの能力が一般ユーザーの登録を受け付けられる水準になる前に〉、AppleのApp Storeで(近々はAndroidでも)アプリを公開したいデベロッパーに特化して作られている。

ユーザーは、アプリあるいは提供するメーカーのホームページからユーザー登録できる。メールアドレスを登録したユーザーには行列内に位置が与えられ、SMSで送られてくると共に、後にアプリが公開されたらそこに順番が表示される。

しかしこのシステムがMailboxのやり方と違うのは、新しいApp Storeアプリにユーザー登録する人たちの中でも「特別な」ユーザーだけのためのソーシャルネットワークを作っていることだ。スタートアップは、カスタム版のバッジやステッカーを作ることができて、Queueing Theoryのユーザープロフィールに掲載される。友達がどのアプリに登録しているのかが一目でわかり、そのステッカーをクリックすると自分も同じアプリの行列に並べる。

さらには、行列で前に飛び越すことのできる少額のプレミアム・ステッカーを買うこともできる。列の先頭近くにいるユーザーは「ゴールデン・チケット」ステッカーももらえる。Queueing Theoryシステムでいちばん多くゴールデン・ステッカーを集めたユーザーは、将来「スーパー・キュー」ステッカーを割引価格で買うことができる。

デベロッパーにとってこのシステムは、自社のモバイルアプリに待ち行列を簡単に組み込めるだけでなく、実際には誰もアプリを使う前に噂を起こしてApp Storeの順位を上げることができる(ただしAppleがこれにどう対処するのかは不明)。デベロッパーはオンラインで、登録ユーザーのフィルター、招待リストのカスタマイズ、自社専用「ステッカー・セット」のデザインなども行える。

面白いことに、Queueing Theoryは正式スタート前にメールアドレスを集めるために、自社製の招待システムを使っていない。今はこのLaunchrockのページでひっそりと受け付けている。同社によると自前のシステムはまだ開発中で数週間のうちにLaunchrockからQueueing Theoryのページへ移転するつもりだという。ユーザーはここで登録すれば、近く完成するページにアクセスが可能になり、そこでQueueing Theoryの登録ページが利用可能になったら通知をもらえるリストに載せられる。詳しくはここをクリック

アップデート:これまでに登録してくれた200名近い人たちには感謝しているが、これはエイプリルフールのいたずらだ。どうかあなたのアプリではこれをやらないで欲しい。お願いする。

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(翻訳:Nob Takahashi)


TechCrunch、オンライン・カジノに参入決定―作動するスロットマシンも完成!

ネバダ州、デラウェア州、ニュージャージー州が最近オンライン・カジノを合法化する法案を成立させた。これでZyngaに続いてオンライン・カジノへの参入が増えそうだ。

この不景気の時代にブログの運営はビジネスとして苦しい。われわれは新たな収入の道を探ったが、もっとも有望なのがこのオンライン・リアルマネー・ギャンブルだった。リアルマネーでカジノを運営するという計画の発表以後半年でZyngaの株価は15%もアップした。同じことがAOLでも起きるに違いない。

そこでわれわれはどのスタートアップが成功するかに現金を賭けられる新しいタイプのスロットマシンを開発した。これは同時に証券取引委員会のベンチャー投資家の資格に関する小うるさい規制を迂回して一般投資家が事実上のベンチャー投資が行える道を開くものだ。

そう、上にエンベッドしたスロットマシンは実際に作動する。真面目な話だ。SPINボタンをクリックしてみればわかる。賞品にはサンフランシスコで開催されるTechCrunch Disruptのチケット(1795ドル相当)が含まれる。テスラ・ロードスターは残念ながらバーチャル版だが、アレクシアを3つ並べることに成功したらわれらが共同編集長は読者に詩を書いてくれる。アンソニー・ハが当たればイギリスからSkypeを通じてセックス・ピストルズの曲を歌ってくれる。

リアルマネー・ゲーミングのプラットフォーム、Betableソーシャルゲーム・スタジオのMurkaのご協力に感謝する。両社は急なお願にもかかわらず、文字通り1週間でスロットマシンを作ってくれた。

〔アメリカではまだ4月1日であることにご注意。ただしスロットマシンは本当に作動する。〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


フランスで無人ドローンによる新聞配達を5月から開始


フランスの新聞少年たちは別の仕事を探さなくてはいけなくなりそうだ。オーヴェルニュ地域圏では、ドローンによる新聞配達サービスを5月から開始する。公式郵便サービスのLa Poste Groupはすでに20機のススメバチ型無人航空機による自動配達のベータテストを行っている。これはエイプリルフールのジョークではない。

FedExはかねてからドローンを利用した配送サービスの積極的支持者であり、FAA(連邦航空局)は2015年秋を目指して着々と法制化を進めている。もし実現すれば、あのUPS配達員のセクシーな短パン姿ともお別れだ。

少なくとも1州、バージニア州では警察ドローンの2年間一時禁止措置を進めているが、これもFedExの自動配達ドローン軍団計画を頓座させるものではなさようだ。

朝刊も嬉しいが、私としてはタコス配達サービスのタココプターが待ち切れない。この味の妖精は作り話だったが(The Colbert Reportはひっかかった)、遠からず実現することを願っている。

The Colbert Report
Get More: Colbert Report Full Episodes,Indecision Political Humor,Video Archive

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(翻訳:Nob Takahashi)


Facebook携帯のハードは平凡なHTC機―カスタム・ホーム・アプリは一般のAndroid機種でも利用可能

Facebookの「Androidの新しいホーム」のハードウェアは結局、コードネームをMystというHTCの平凡な機種であるようだ。しかしアプリは標準的なAndroidスマートフォンならどれでも作動するという。

Android Policeによれば、この情報はリークされたFacebookフォンのソフトウェアを分析した結果判明したものという。 この分析は「今週木曜日にFacebookが大がかりなプレスイベントを予定している」というわれわれのスクープと合致する。

多少のカスタマイズをしたAndroid OSをHTCの携帯向けに提供することで、FacebookはiOSや標準のAndroid機種ではできないようなカスタマイズの自由を得るわけだ。これにはユーザー別に高度にカスタマイズされたホームスクリーンが含まれる。このホームスクリーンにFacebookのニュースフィードや通知が表示される他、OSの各所でFacebookの機能との密接な連携が図られている。

しかしFacebookの利用に特化したスマートフォンの市場はさほど大きくないことが予想されるので、FacebookはHTC版のカスタム・ホームスクリーンに似たユーザー体験を提供するホームスクリーン・ランチャーを一般のAndroid機にインストール可能な単独のアプリとして発表するものと思われる。ともかくもAndroidは世界でもっとも数多く利用されているスマートフォンOSだ。FacebookとしてはせっかくのホームスクリーンをHTCの特定機種だけに閉じ込めておくわけにはいかないだろう。

Android PoliceのRon Amadeoによるソフトウェアの分析によって、以下の詳細が明らかになった。

Facebookスマートフォンのハード

これはデベロッパー・ビルドの内容の分析に基づくもので、ターゲットのデバイスは単なるテスト目的であり、木曜日には何かもっとハイエンドの機種が登場する可能性はある。しかしAPK(アプリケーション・パッケージ・ファイル)の内容によれば、このソフトウェアは以下のハードウェアで作動するようデザインされている。

  • メーカー: HTC
  • モデル: MYSTUL (Myst_UL)
  • キャリヤ: AT&T
  • プラットホーム:MSM8960 (デュアルコア)
  • RAM: 1GB
  • ディスプレイ: 4.3 inch、720p
  • Androidバージョン:4.1.2
  • Senseバージョン:4.5
  • リアカメラ = 5M
  • フロントカメラ = 1.6M
  • SDカード・スロット:なし
  • Bluetooth 4.0
  • Wi-Fi a/b/g/n

このスペックはFacebookフォンはHTCSense 4.5かそれにごく近いモデルとなるだろうというUnwired Viewの情報とも一致する。ただしキャリヤはAT&T以外にも対応することになるだろう。

“Facebook Home”アプリ

先週われわれが報じたように、 “Facebook Home”というロゴが表示される。このFaceboookアプリの機能には以下のようなものがある。

  • あるウィンドウを常に他の窓の上に表示させる
  • ロックスクリーンを無効にする
  • デバイスを起動すると同時にこのアプリも起動する
  • 他のアプリの作動状態をモニタする
  • デバイスのWi-Fi接続を管理する
  • システム設定を変更する

XMLレイアウトと画像ファイルから判断するとFacebook Homeはホームスクリーンにニュースフィード、時計、他のアプリを起動するショートカット、Google検索などを表示するようだ。

APKから発見されたもっとも興味ふかい機能のひとつは“Chat Heads”だ。これはFacebookのチャット窓をフロート状態で他の窓の上に表示させることができる機能で、他のアプリを利用している場合でもそのまま表示され続ける。一部の音楽サービスのサイトがいったん起動すると他のアプリを使っていてもずっと表示が続くプレイヤー・アプリを提供しているが、そのチャット版と思えばよい。ただしChat HeadsはFacebookがカスタマイズしたAndroid OSでなければ作動しない。

一般Android向け“Home”アプリ

Android Policeの発見でもっとも重要なのはこの点だ。Facebook Homeソフトウェアにはカスタマイズされていない一般のAndroid OSの設定を読み込む機能があると判明した。またHTCランチャーだけでなくSamsungのフロントエンド、TouchWizランチャーにも対応している。このことはHomeアプリがHTC以外のメーカーの標準的Android OS搭載機でも作動することを示唆している。Facebookは一般Android向けHomeアプリをGoogle Playを通じて広く提供することになるだろう。

Homeアプリのプレミア・アージョンはHTCの専用OS搭載機で作動するが、いくつかの機能を外したバージョンは一般Android機で作動するということになるというのは合理的でもあり、先週の私の記事の推測とも合致する。イベントが予想されている4月4日はもう目前だ。カスタムOSによるプレミア版が成功すれば、FacebookはHTC以外にもOEMパートナーを増やすかもしれない。

つまりFacebookの戦略こうなるのだろう。1. HTC機で最高のユーザー体験をデモンストレーションする。 2. 現在のアプリより深いレベルでOSの機能を利用した一般Android向けHomeアプリを」提供する。 3. 他のメーカーをカスタムOSの専用機製造に勧誘する。

なかなか巧妙な戦略に聞こえるが、これが成功するかどうかはFacebook Homeが既存のアプリと比べてユーザーにどれだけの新たな価値を与えられるかにかかっている。さほどのメリットが見出されなければユーザーはHTCのFacebook携帯を買わないだろうし、他のメーカーも誘いには乗ってこないだろう。Facebookは何年もかけて無駄な骨折りをしたということになる。

しかし成功すれば、Facebook Homeのユーザーは常時リアルタイムでFacebookの友だちと交流しつづけるという新たなソーシャル感覚を手に入れることになる。もしかするとAppleもホームスクリーンのカスタマイズをデベロッパーに認めるようになるかもしれない。一方、Facebookは自らハードウェアの製造に乗り出さないでもモバイルでのユーザー体験に対するコントロールを強めることが可能になるだろう。

Facebookのスマートフォン計画については次の記事も参照

Facebook To Reveal “Home On Android” Sources Say Is A Modified OS On HTC At 4/4 Event

Facebook’s “Home” On Android Could Give You A Sixth Sense For Your Social Life

Facebook’s Android Homescreen Could Expose Apple’s Inflexibility

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


幽霊はどんな臭い? Google Noseで検索しよう

GoogleがYouTubeを閉鎖? 清々する! どうせPaula Abdulの「正反対同士は引き合う」以来見るべきビデオはない。

Googleは、同社の〈まさしく本物〉の最新プロジェクトを発表することによって、オンライン娯楽の本当の未来が何かを知っていることを明らかにした。それは〈臭い〉だ。Google Noseを紹介しよう。

Google Noseを使えば、あの妖物を捕まえることなくバラの香りを嗅ぐことができる。

ではどうやってGoogleの新しい嗅覚の探究に参加できるのか? 特別なハードウェアに大枚をはたく機会を得るためにGoogleに向かってツイートする必要すらない。あなたは適切なハードウェアをすでに〈持っている〉。好みの香り(濡れた犬でも、パチパチと燃えさかるキャンプファイヤーでも、ジムの臭いでも)をGoogleして、「嗅ぐ」ボタンをクリックして鼻を利かせるだけでいい。Googleは、「光子と可聴下音波を交差」させることによって要求された香りを模倣する。みなさん、これが〈科学〉だ。

すぐに感じられなければ、鼻を近づけて嗅ぎ続けること。Googleの他の多くの製品がそうであったように、これはベータ版なのでいつもうまくいくとは限らない(そして、これまでの多くのGoogle製品のように、たぶん2週間ほどで閉鎖されるだろう)。

[明日(米国時間4/1)になれば本誌にエイプリルフールのジョーク一覧が載るのは間違いないが(なにせ慣例なので)、こいつは早く届いた上に私を大笑いさせてくれたので、単独記事に値すると判断した。

加えて、私はこのおかげで、幽霊がいったいどんな臭いかを少なくとも5分間考えさせられた。]

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(翻訳:Nob Takahashi)


ハッピー世界バックアップデー! 今すぐバックアップを取ろう!

ハードディスクのバックアップは、自分にプレゼントした靴下の詰め合わせのようなものだ。その時は面白くも何ともないが、イザという時には〈最高のプレゼント〉になる。出かける直前になっていつもの靴下がない? よかった買っておいて。あなたのハードディスクは必ず壊れて過去3年間のデジタル生活を道連れにする。バックアップに感謝!

今日は第3回毎年恒例世界バックアップデーだ。世界バックアップデーは、2011年にRedditで始まった習慣で、以来世界中のテクノロジー愛好家の間に広まっている。

バックアップデーが今日であることの特別な意味は、イースターと重なることだ。つまり、「ちょっと失礼。バックアップしてくる!」と言ってハム料理ができるまでの面倒な家族との会話から逃がれることができる。あるいは、機械に弱い家族や親戚たちにバックアップの重要性を説くのもいいかもしれない。

そうそうもう一つ。明日はエイプリルフール。多分データにとって一番安全な日ではない。

では、どうやってバックアップを取るのがよいだろう。

もし簡単にすませたければ、大きな外付けハードディスクを買ってきて、OS標準のバックアップツールに仕事を任せて(Widowsでのバックアップと、OS XでTime Machineを使う方法はこちら)、終ったらディスクをどこかにしまっておく。離れた場所(信頼できる友達の家など)に置いておけば、火事や洪水の時にもデータは守られる。

もっとおしゃれに、オンラインでバックアップしたい人は、今日のテクノ・ホリデーのためにバックアップ界の大物何社かが特別価格で提供している。Crashplanは通常の年額71ドルを今日だけ42ドルにしているし、Backblazeは新規ユーザーに3ヵ月分無料で提供している。バックアップが必要なファイルがさほど多くなければ、Dropboxの2GBプランが賢実な選択だ。

ハードディスクは安い。失われたデータは安くない。今すぐ、ゴーだ!

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(翻訳:Nob Takahashi)


YouTube、過去8年間がコンテストだったことを発表。審査のため4月1日にサイトを閉鎖

残念なニュースがある。YouTubeが閉鎖される。

8年前にこのサービスが提供されて以来、YouTubeビデオにのめりこむあまり忘れていた人もいるだろうが、実はあのすべてはコンテストだった。いや、YouTube自身が競争だと言ったことはない。いずれにせよ、YouTubeという名の、あのコンテストは終りに近づいている。

歴代最高のYouTubeビデオを決めるために、同社は専門家による審査パネルを設定し、映画評論家、YouTubeの常連コメント人に加え、YouTubeの有名人、“Charlie bit my Finger”のChalieと、“Antoine Dodson News Blooper(オリジナル版)”のAntoine Dodsonらを迎えた。

YouTubeでは3万人以上の作業員が、過去8年間に投稿されたビデオの絞り込みに日夜励んでいる。審査員は次の10年をかけてどのビデオが最終勝者になるかを決定する。

明日の深夜零時、サイトは閉鎖され全コンテンツが削除される。YouTubeは2023年まで復活することはなく、再開時点でサイトにあるビデオはこのコンテストの勝者のみだ。とはいえ勝者は今後10年間は選ばれることはないが、審査風景の最初の12時間は、明日YouTubeのロサンゼルスオフィスからライブ中継される。

ゆっくりと着実に、とは言うものの、果たして2023年に人々はYouTubeを覚えているのだろうか。

幸い、審査の対象となる15万本の投稿ビデオは人気に基づいては選ばれるのではない。『カンナムスタイル』の勝つチャンスはこれと同じだ。

優勝者にはMP3プレーヤーと、次の創造的作品を生むための報奨金500ドルが渡される。

このニュースへの反応は興味深い。YouTubeはGoogleにとって最も成功し最も価値のある資産であり、誰もが簡単にビデオをオンライン共有するための世界の必需品だ。しかし、最近Googleは春の大掃除を実施し、Readerをはじめ数多くのサービスをラインアップから外した。

恐らくこれも、同社による商品整理の次の段階なのだろう。

あるいは、マウンテンビューには1日早くエイプリルフールがやってきたのかもしれない

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(翻訳:Nob Takahashi)


jQuery 2.0がWindows Storeアプリケーションを完全サポートできるため部分的に改作

人気の高いJavaScriptライブラリjQueryの次期バージョン(2.0)はInternet Explorer 6, 7, 8のサポートをやめるが、Microsoftは今でも強気で、デベロッパたちに、jQuery 2.0とHTML5による“jQueryベースのWindows Storeアプリケーションのニューウェーブ”を作ってもらうつもりでいる。

今日(米国時間3/29)のMicrosoftの発表によると、同社のオープンソース系子会社Microsoft Open TechnologiesappendToのJavaScriptエキスパートたちが、jQueryのコミュニティと協力して、その次期バージョンがWindows Storeアプリケーションを完全にサポートするための作業を行った。

デベロッパたちは当然すでにWindows Store/MetroアプリケーションをjQueryを使って作っているが、しかしこの協力によって、jQuery 2.0ベースのWindows Storeアプリケーションを開発することがより円滑、安全、そしてより効率化される。

appendToのサポート担当ディレクターJonathan Sampsonが今日の発表声明の中で、jQueryはつねにWindows Storeアプリケーションのための言語の基準を満たしていたが、しかし、“Windows 8はHTML5の開発環境中にWinRTのAPIをすべて露出するので、新しいセキュリティモデルが持ち込まれ、そのためWindows Storeアプリケーションのコンテキストにおいては、一部のコードとjQueryの一般的な慣行が安全でないとマークされる。AppendToはjQueryのコアの一部の検討と書き換えを行い、Windowsのセキュリティモデルとの互換性を確保した。また、今後代替パターンが必要になると思われる重要な部分も同定した”、と語っている。

Microsoftはこれを、Windows 8のローンチの準備作業の一環であると強調しているが、しかし多くのデベロッパは自分たちのWeb開発のスキルをWindows 8やWindows RTのデスクトップアプリケーションの開発にも応用できるのか、不安を抱いている。ただしデベロッパたちは今すでに、ほかにも数多くあるオープンソースのJavaScriptフレームワーク、backbone.jsKnockout.JSYUIなどなどを使うこともできるのだ。

jQuery Foundationの理事長Deve Methvinは今日の声明文の中で、同団体としてもMicrosoftとの協働には関心を持っている、と述べている。“jQuery 2.0が使える環境が新たに増えることは、jQueryのコミュニティにとって欣快である。HTMLとJavaScriptのデベロッパは、自分たちのjQueryの知識を利用してどのような開発課題でも効率化したいと願っている。jQuery 2.0はそんな彼らに、Windows 8 Storeのアプリケーションでもそれができる能力を与える。そのために行われたjQuery 2.0のパッチと試験に関してはappendToに、そしてその技術サポートに関してはMS Open Techに、感謝申し上げたい”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


AdobeのBlankは何も(スペースさえも)表示しないオープンソースの代替フォント

Adobeが今日(米国時間3/29)ローンチしたAdobe BlankはオープンソースのOpenTypeフォントだが、それは見た目には文字も図形もスペースすらもない、単なる“無”だ。というかそれは、作者のKen Lundeの説明によると、あらゆるUnicode文字を“スペースもマークもないグリフ”として描く。

これはまるで、数日早すぎる、しかもへたくそなエイプリルフールのジョークみたいで、HackerNewsではだじゃれネタにもなっていたが、でも実際にはこれはWebデベロッパにとってかなり便利なツールなのだ。

Lundeは、誰にも見えないフォントを使う理由は二つある、と言う:

  • 目的のフォントが描かれるまで一時的にこのフォントを指定しておき、OSやアプリケーションが勝手に自分の代替フォントを使うのを防ぐ。
  • 上とも関連するが、このフォントを使ってWebのフォントが実際にロードされていることをあらかじめ検出できる。それにより、CSSの制約を克服できるかもしれない。

この、“無”のフォントをとりあえず使っておかないと、Webからの実物フォントが実際にロードされるまでの間、OSやブラウザの、デフォルトフォントが表示されてしまう。今はデザイナーの多くがHelveticaのようなありふれたローカルフォントに代えて、差別化のために独自のフォントを指定することが多いから、それらに切り替わる間、ユーザは目障りな代替文字を見せられることが多い。しかしBlankは極端に小さいからすぐにロードされ、ユーザが代替フォントを見せられる間がない。

Lundeの言う第二のユースケース…デベロッパがWebフォントのロードを検出できる…は、明らかにハックだが、Adobe自身がそのコードエディタBracketsの拡張機能Edge Web Fontsでこのトリックを使っている。ほかのデベロッパたちはもっと多様な用途を見つけるだろう。

このフォントは今SourceForgeからダウンロードできる。もうすぐGitHubにも載るはずだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


MicrosoftのWorldWide TelescopeはNASAのデータによる全宇宙の地図

Microsoft Researchの人たちが壮大な宇宙の地図を作っている。そのために利用しているのは、NASAのHubble Space Telescopeをはじめ、世界中の天文台(の望遠鏡)から集めたデータや写真だ。彼らはそれを、The WorldWide Telescopeと呼んでいる。

銀河系宇宙にはおよそ3000億の星があり、宇宙にはそれとほぼ同じ数の銀河がある(欲しければ一つでも二つでもあげるよ)。WorldWide Telescopeでは、科学者とデベロッパが宇宙の詳細な3D画像を一つ一つ組み上げ、ユーザは人間に今分かっているどんな惑星や恒星や銀河のそばでも飛んでいける。一枚の画像で全宇宙を見ることもでき、それを見れば自分たちが無に等しい存在だと悟れる。

しかしWorldWide Telescopeは天文学ファンや物理学マニアのための探検ツールでは終わらない。プログラムディレクターのDan Fayは、NASAがこれを研究ツールとして利用し、また小学校から大学まですべての学校の児童生徒学生たちの教材にもなることを望んでいる。操作はタッチスクリーンやデスクトップで行うが、とてもシンプルな操作インタフェイスだ。2つのボタンにさわってから、ピンチしてズームすると、宇宙旅行が始まる。モバイルへの実装も、予定されている。

APIも提供されるので、デベロッパは独自のツアーやレッスンを作れる。銀河系宇宙の星雲観光旅行をやってみたが、なにしろ綺麗だ。レッスンは、太陽系宇宙のすべての惑星のそばを飛行する簡単なものから、宇宙最深部の写真を分析する高難度なものもある。また、ふつうの可視光線のほかに、赤外線やX線などいろんな波長の光で宇宙を見ることもできる。

デモを見たあとぼくは、2018年立ち上げ予定のJames Webb Space Telescopeのスケールモデルで宇宙ツアーをやってみた。Hubbleの100倍という高性能な望遠鏡で、大きさも7倍だ。反射鏡の直径は21フィート、数多くの計器類もついている。

NASAは生成期の星のまわりにある宇宙塵雲を赤外線装置を使って透視できたら、星の誕生の様子が分かるだけでなく、望遠鏡の視界もこれまでよりずっと遠方になり、今まで分からなかったことも分かるようになる、と期待している。太陽系の外部に、水蒸気を検出することもできるから、水があるところには生命が見つかる可能性もある。

今日は、圧倒されてしまった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Amazon傘下になったGoodreadsは、統合を密にしつつインディーズの立場を守る

今日(米国時間3/28)の午後AmazonがGoodreadsの買収を発表した後、私はGoodreadsのCEO Otis ChandlerとAmazonのKindleコンテンツ担当VP Russ Grandinettiのふたりと話す機会を得た。いちばん気になっていた2点、即ち契約に至った経緯とKindle/Goodreads統合の詳細計画については、ふたり共曖昧さを貫いていたが、それでも将来の計画についていくつかのヒントを漏らしてくれた。

Chandler(写真は妻で共同ファウンダーのElizabethと一緒)によると、Kindleとの統合はGoodreadsユーザーの間でも人気が高く、Grandinettiは、Kindleデバイスやアプリ上でのソーシャル体験を「超カンタン」にしたかったと言った。どんな形になるかに関しては「機能については発売時にお話ししたい」と言うだけだった。

本誌のDrew Olanoffがこのニュースを報じた際、これによってAmazonが電子書籍のライバル、特にAppleに対してソーシャル的な優位性を得られのかどうかが注目的の一つだった。Amazonの買収によってGoodredsの非Kindleデバイスとの統合が不可能になるのかという私の質問に対して、Grandinettiは、AmazonチームはKindleアプリがiOS、Android上でも動くよう頑張っていると答えた。つまり、例えばiPadのKindleアプリ経由でGoodreadsを利用できることになりそうだ(ただしこれは、むしろiBookstoreに関して重要視していたDrewの指摘を消し去るものではない。また、Amazonは以前ソーシャル読書のスタートアップ、Shelfariも買収しているが、ソーシャル面の急転回にはつながっていないことも指摘しておきたい)。

Goodreadsが今後もFacebookと密に連携していくのか、Amazonでスタンドアロンのソーシャル体験を作っていくのかについても質問した。Chandlerは、「Facebookは今後もGoodreadsにとって重要だ。われわれのミッションは人々が読書を通じて自分を表現するのを支援することであり、Facebookの膨大なユーザー基盤はそれを容易にすると答えた。

さらにChandlerはこの買収に関する自身のブログ記事で、「Goodreadsはサイト利用者が喜ぶものすべてを引き続き提供し続ける」と書いている。ちなみに、Goodreadsチームは全員今後もサンフランシスコに残る。Chandlerは「ZapposとIMDbの形態」と似た形の独立子会社として運営されるだろう」と言っていた。

「これからも採用も続け、チームを大きくしていく」と彼はつけ加えた。

AmazonとGoodredsは過去に何度か衝突があった。中でも昨年1月には、Amazonのデータに制約が多いという理由で、Goodreadsは書籍データの主要入手先をAmazonからIngramへと乗り替えた。今日この件に触れたところ、Grandinettiは、「GoodreadsがAmazonのAPIを使わなくなったことはどちらの利益にもならなかった思う」と語り、今こそ「発見と読書の全く新しい領域を探る」ためにAmazonのデータをGoodreadsに取り戻す時だと彼は言った。

Chandlerは、Amazonデータを止めたことによる不都合の一つが海外データだったと言う。この買収によって、Goodreadsは再びそのデータを利用できるようになる。

APIと言えば、Chandlerは別のインタビューで、Goodreadsは今後も自身のAPIを公開し、Koboへのレビューフィードも続ける予定だと語った。

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(翻訳:Nob Takahashi)