1000億円規模のモバイル企業を作る9つの方法

スマホブームの終わりなんて記事を紹介しておきながら、こんな記事を上げるツンデレ?な展開ですが、モバイルにはまだまだチャンスがある!ということで、米国有名VCのDFJでマネージング・ディレクターとして活躍する筆者がモバイル帝国を築く(もしくは高価格で売り抜く)ためのヒント集を伝授。前職はFacebookのアンドロイド関連プロダクトの開発責任者というだけあり、リスト記事ながら深みは十分な内容、のはず。 — SEO Japan

親友のババ・ムラカが、最近、bubba.vcでブログを書き始めた。現在彼は、DFJのManaging Directorで、@bubbamでツイートしている。DFJの前は、FacebookでAndoroidの取り組みを率いていたため、ソーシャルとモバイルに関するあらゆることのエキスパートだ。彼は、以下の投稿を自分のブログに書き、私がそれをここでクロスポストした。 ― アンドリュー・チェン

“New Mobile”―ワイヤレスブロードバンドとモバイルOSプラットフォームが最高のエンドユーザー体験を可能にしている世界―がやって来ておよそ5年が経つ。デバイス機能の向上は驚くべきものだった。しかし、実のところ、私たちは今もまだ、私たちがする全てのことそしてそれをする全ての場所について再形成しているNew Mobileのファーストイニングにいるのだ。

Facebookを辞めて以来、私は、モバイルエコシステムに関する見解についてますます尋ねられるようになった。New Mobileが今もアーリーステージにいる理由について、私の現在の所見は以下の通りだ:

  1. フィーチャーフォン(ガラケー)―頑強なブラウザや魅力的なアプリケーションエコシステムのない携帯電話―から、私たちのポケットに入る常時接続したタッチスクリーンコンピュータへの移行は、まだまだ長い道のりだ。スマートフォンは、アメリカ国内での携帯電話総販売数の過半数がやっとだ。まして世界レベルにおいては、とんでもない話だ。
  2. 業界は、スマートフォンとタブレットについて、2つの全く異なる生物として見るのではなく、どちらも“モバイル”デバイスとして話す。これは変わり始めていて、私は、“まずはタブレット”という企業の波を目にするのを楽しみにしている―しかし、それを愚かな合言葉にしないで欲しい!
  3. もはや、iOS対Androidが全てではない。今は、どのAndroidバージョン(Gingerbread対Jelly Bean)、どのフレーバー(例:Samsun、Amazonなど)をターゲットにしているのか、そしてその理由というのは、難しい質問だ。別の言い方をすると、Androidのフラグメンテーションと優勢は始まったばかりだ。
  4. モバイル上で決済をするのは、今でもかなり煩わしい(M-Pesaを除いて)。アプリストアとキャリアの支払い手数料があまりにも高すぎて、マージンの高いデジタル用品以外のものにとっては選択肢にならない。サードパーティアプリが使用できる方法でこれを解決する人が、裕福になるだろう。
  5. モバイルデバイスでのコンテンツ作成は、最悪だ。私たちが今日モバイルで消費するコンテンツのほとんどは、キーボードやマウスや専用アプリなど、生成するにはPCの能力を必要とする。PaperVineのような製品は、タッチスクリーンを介したコンテンツ生成に相当の需要があることを示している。
  6. 真のモバイル・マルチタスクキングはまだ開発されていない。スマートフォンの画面は小さく、抽象化されたファイルアクセスを用いて一度に一つのアプリを扱うのにより適している。しかし、私たちは、グローバルなファイルシステムのあるコンピュータで複数のウィンドウやアプリケーションを使って作業することに慣れているのだ。マルチタスキングを可能にするために、新しいUXモデルが、特にタブレット上で、現れるのはいつなのだろう?
  7. パブリッシャーがオーディエンスをマネタイズすることによってよりリッチでより魅力的な体験を築くことに焦点を合わせることを可能にする“モバイルネイティブ”な広告ユニットは存在しない。その代わりに、スタートアップはたくさんの時間をビジネスモデルのイノベーションに費やさなければならない。それももう一つの難しい問題だ。私は、Facebookがこの問題を解決すると賭けている(実を言うと、私はまだ株を大事に取ってあるため、文字通り私のお金がかかっているのだ)。しかし、Yahooが意外な競合相手となる可能性もあると思っている。
  8. スマートフォンで勢いを増してきた有料サブスクリプションサービスは、たった2種類だけだ:RdioPandora Oneのようなコンテンツ・ライセンシングと、Evernoteのようなストレージだ。ユーザーは他にどんなサブスクリプションにスマートフォン上でお金を支払うだろうか?
  9. InstagramやWazeのような数十億ドルのエグジットがあったが、アメリカやヨーロッパでは、ガレージから持続力のある数十億ドルの独立企業になったスタンドアローンのNew Mobile企業はまだ目にしていない(中国では起きているが)。

まだ紐解かれていないものはたくさんあるし、私たちは議論を通して自分たちの集団的な考えに磨きをかけるため、上に挙げた全てのことについて議論する気がある。私が確信している唯一のことは、世の中にあるモバイルに焦点を合わせた最高の企業を特定したり、育てたり、学んだりするのを私が楽しみにしているということだ。


この記事は、@andrewchenに掲載された「9 ways a billion dollar new mobile company might be created (Guest Post)」を翻訳した内容です。

流石にどれもナルホドと思わせる内容でした。さて次のモバイル帝国を夢見るあなたのヒントになったメッセージはあったでしょうか?
— SEO Japan [G+]

アメリカは、ソフトウェア開発大国の地位を失いつつあるのか?!

PC時代のソフトウェア産業というものは、モバイル時代のアプリケーション開発に当たるだろうか。そうだとすると、アメリカはPC時代の栄光を失いつつあるようだ。モバイル関連データ分析を行っているFlurryの最新データによると、モバイルアプリケーションの開発で、アメリカが世界をリードするという状況にはないようなのだ。モバイルアプリケーション開発国別のマーケットシェアを見ると、2011年時点でアメリカの占める割合が45%であったのが、2013年には36%に落ち込んでいる。ちなみにPC時代の2008年を振り返れば、販売されたソフトウェアの68%程度がアメリカ産という状況だった。ある意味で、モバイルアプリケーション産業というのは、真の国際化を実現しているのだとも言える。

但し、別の観点でみればアメリカのアプリケーション業界も相変わらず頑張っているという見方もある。すなわちエンゲージメントないし利用者数の観点から言えば、アメリカ発のアプリケーションが好成績をおさめているのだ。アプリケーションの利用時間や利用者数、利用頻度等を考えた場合は、アメリカ産アプリケーションが依然として牽引者としての立場を維持しているのだ。但し、こうした面を考慮にいれて計算した市場占有率も2011年の75%から、2013年には70%と低落傾向であることは間違いないようだ。

さらに、国別で考えると、また別の側面が見えてくる。すなわち、アメリカ国内で考えた場合は、全アプリケーション利用時間の59%が国内で生産されたアプリケーションによるものとなっている。中国でも国内発アプリケーションの比率が64%となる。一方でイギリスやブラジルをみると、国内産アプリケーションの率はそれぞれ13%および8%となるのだ。

中国での利用時間を見ると、アメリカ産アプリケーションの占める割合はわずか16%ということになる。中国のアプリケーション市場の規模は大きく、ますます成長していく傾向にある。それを考えるとアメリカ産アプリケーションの比率はますます下がっていくことになるだろうと、FlurryのSimon Khalafは書いている

アメリカ産アプリケーションがシェアを失いつつあるらしいことの一因は、「ローカライズ」ということだろう。これまでは英語というのは世界中で使われているのだということに甘えてきた面があると思われる。英語利用国以外は、懸命にアプリケーションの各国語対応を考えてきた。フィンランドやデンマーク、ブルガリアやスロヴェニアに開発者たちは、おかげでローカライズの技術を積み上げることができたのだ。たとえばフィンランドのRovio(Angry Birds)、ロシアのZepto Labs(Cut the Rope)、そしてオーストラリアのHalf Brick Studios(Fruit Ninja)などのアメリカ外メーカーが、世界的なマーケットを獲得しているのは注目に値する。

ところで、アプリケーションの製作は比較的安価で行える。アプリケーションストアもあるのでグローバル化したものを販売しやすいという性質がある。但し、Flurryの調査によるとプロモーションにかかる費用が高騰しつつあるのだそうだ。Fiksuもアメリカ国内の調査を行って、2011年あたりと比べると、ユーザー獲得のための費用が高騰していると報告している。今年を見ても6月には1.50ドルだったものが、7月には1.80ドルになっている。2011年12月以来の最高値となっているそうだ。

Facebookのモバイルアプリケーション広告プラットフォームも、プロモーション費用の応答の一因となっているだろう。稼いでいる会社がますますプロモーションに力を入れ、すると弱小のところも対抗上プロモーション費用を用意しなければならなくなってくる。アプリケーションストアではビッグネームによる寡占状態に拍車がかかり、新参者がトップ250に入ることがますます難しくなってきている。アプリケーションマーケットの世界でも強者がすべてを獲得する(winnter-takes-all)仕組みが生じているわけだ。そしてどうやら、今回のFlurryの報告を見るに、勝者の多くはアメリカ発ではないようだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


Digg(およびDigg Reader)のAndroid版アプリケーションが登場

ソーシャルニュースサービスおよびGoogle Readerの代替としてのDigg Readerを提供しているDiggが、Androidアプリケーションをリリースした。Digg.comで提供されているサービスと、Digg Readerの機能が提供され、またFacebook、Twitter、Tumblr、Google+などのサービスとも連携させることができる。

Diggブログの記事によると、Digg Readerをリリースしてからの2ヵ月のうちに届けられた利用者からのリクエストでは、Android版アプリケーションのリリースを望む声が最も大きかったのだそうだ。Diggは、今はなきGoogle Readerの代替となるRSSリーダーの開発に必死に取り組み、6月に暫定版のような形でウェブ版をリリースし、そして数日して、iOS版アプリケーションを投入している。

今回リリースされたAndroid版では、iOS版と同様に、Diggが以前から扱っていた人気記事リンクとRSSの双方を扱う。特徴については、ブログ記事中に以下のような説明がある(当たり前のことが多いが)。

  • Diggのトップストーリーや記事、あるいはフォルダ間はスワイプ動作で簡単に行き来可能。記事はウェブビューとパースされたテキストビューのいずれかを選択可。
  • 記事はDiggしたり保存したりすることができる。後で読むためのサービスはInstapaper、Pocket、およびReadabilityに対応(設定により、Digg Reader内で保存した記事を自動的に外部サービスにも保存することもできる)。またFacebook、Twitter、Google+、LinkedIn、Tumblr、WordPress、Buffer、Dropbox、Google Drive、メール、ショートメッセージなどで記事の共有可能。
  • Digg Top Storiesは検索可能
  • 記事を人気順に並べ替えることが可能。Digg上で注目を集めている記事をまとめて読むことができる。
  • Google、Facebook、あるいはTwitterアカウントでログインできる。
  • フィード情報の検索、追加が可能。フィードはフォルダ単位での管理が可能。
  • 設定により、Diggした記事を自動的にFacebookに投稿可。

ただ、まだアプリケーションは完成という段階にはないようだ。たとえば未読アイテムのみを表示するという機能はまだテスト中ということで利用できない。またテキストサイズやディスプレイモードの変更、バックグラウンドでのアップデートなども、将来の実装予定ということで、今回のバージョンでは利用できない。今後数ヶ月をかけて定期的にアップデートを行っていくことにしているそうだ。

Android利用者はこれまではHTML5で作られたウェブ版を利用していた。iOSないしAndroid以外の利用者は、今後もそちらのウェブ版を利用することとなる。

運営母体としては、Digg.comおよびDigg Readerを双極とする、人気リンクを集めてくる仕組み全体を「Digg」と称していきたい考えだとのこと。RSSフィードを読むためのReaderというのは、パワーユーザー向けのプロダクトだと言えるだろう。各利用者に、自力で面白い記事(リンク)を探してもらうための仕組みだ。一方でDigg.comの方は、クラウドソースによる投票や、その他のアルゴリズムを使ってフィルタリングした後のリンク集を提供するものだ。ちなみにこの中間のサービスも提供されている。それは、記事を後で読むために利用するInstapaperだ。今月に入って最初のメジャーアップデートを行い、一般公開されている。

Android版DiggはGoogle Playより入手できる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


スマートフォンから設定し、タッチで作動する未来の鍵、UniKeyがAmazonで予約受付け開始

タッチ作動のロック、UniKey Kevoは昨年からマスコミ、投資家、消費者すべての関心を集めていた。この自動ロックシステムはCBSのShark Tankという番組で紹介された後で総額275万ドルの資金調達に成功し、会社を立ち上げることができた。

このUnikeyがいよいよ予約を受付け始めたのを機に、われわれはUniKeyのファウンダー、Phil Dumasに株主のff Venture Capitalのオフィスでインタビューすることができた。

しかしまずはUniKey Kevoがどんなプロダクトなのかおさらいしておこう。

KevoロックはBluetooth 4.0を通じてユーザーを認識する。認識されたユーザーがロックにタッチするだけで解錠/施錠される。Lockitronのようなリモート操作機能は備えていない。Kevoは操作の簡便さを優先している。つまりユーザーは操作のためにいちいちポケットから鍵、スマートフォンその他のデバイスを取り出す必要がない。

Unikeyはアメリカ最大のロック・メーカーのKwiksetと提携しており、ロックの本体はKwikset製であるため、ドアへの取り付けは非常に簡単だ。

「スマートフォンでドアのロックを操作するシステムを開発したのはわれわれが最初ではない。しかしタッチするだけで解錠/施錠できる使いやすいシステムを開発したのはわれわれが最初だ」とDumasは言う。

しかし肝心のスマートフォンを失くしてしまったらどうするのか? Kevoのウェブサイトかアプリにログインすれば新しいデバイスを登録することができる。またKevoにはキー・フォブ(電子キー)が1個付属してくる。予備のフォブも25ドルで購入できる。

将来、Unikeyは自動車、旅行など他の分野にも進出する計画だ。やがてわれわれはガチャガチャと鍵束を持ち歩かなくてすむようになるだろう。またUnikeyはホームセキュリティーやホームオートメーションのシステムの企業とも提携していくという。特定の事態に対応して自動的に施錠したり解錠したりするようなスマートシステムが考えられている。

当面、Unikeyは予約注文を受け付けている段階だ。219ドルでAmazon、Newegg、Home Depot、Build.comで注文できる。出荷は10月になる予定。

〔日本版〕専用アプリを登録したスマートフォンを身につけたユーザーがロックに近づくと、Bluetooth 4.0でアプリとロックが交信しユーザーを認証する。この状態でロックの表面にタッチすると解錠/施錠動作が行われる。現在アプリはiPhone4S、5、iPod touch 5, iPad 3+ and iPad miniが開発ずみ。Andoroidなど他のプラットフォームは現在開発中。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Facebook、今年の世界のモバイル広告売上シェア、15.8%へ(昨年は5.35%)

最近モバイル分野でFacebookがビジネスを躍進させていることは秘密ではない。今日(米国時間8/28)、有力調査会社のeMarketerが発表したレポートによると、Facebookの世界のモバイル広告市場におけるシェアも急上昇中だ。

このレポートは今年のFacebookの世界のモバイル・インターネット広告のシェアが15.8%に達するものと予測している。 これは2012年の5.35%の3倍近い伸びだ。eMarketerによれば、2013年の世界のモバイル広告市場は昨年同期比で89%アップして166億5000万ドルになるという。

Facebookのモバイル広告の急成長は、モバイル・アプリを通じて、ニュースフィードの通常の投稿と同じ形式のニュースフィード広告を積極的に表示し、クリックスルー率を大きく高めたことが影響しているという。

Facebookがモバイル・アプリに広告を流し始めたのは去年のことだから、この成功にはいっそう驚かされる。先月の第2四半期の決算報告でFacebookはモバイル広告が全広告収入のなんと41%を占めると発表した。5月には3分の1、第1四半期には5分の1(23%)だったことを考えればその急成長ぶりがわかる。また第2四半期の決算報告には「近くモバイル広告の売上がデスクトップの売上を追い越すだろう」と書かれている。

Facebookのモバイル広告で特に好成績なのがアプリのインストールを勧める広告だ。5月にFacebookの広告プロダクト・ディレクターGokul RajaramがTechCrunchのインタビューに答えて、「モバイル・インストール広告は好成績を上げており、ユーザーの反応の質も高い」と述べた。つまりこれによって実際多くのアプリがインストールされているという意味なのだろう。

Facebookのモバイルでの躍進はあるものの、全体としてみれば依然Googleが世界のモバイル広告の王者だ。eMarketerの推計ではGoogleは全モバイル広告の53.17%のシェアを握っており、これは2012年に比べて微増だという。

GoogleはモバイルOSの主導権を握っており、Androidは世界のスマートフォンの80%にインストールされている。同時にプレインストールされたYouTubeが何千万というデバイスから広告売上を稼ぎ出しているわけだ。

ともあれ、Googleが世界のデジタル・パブリッシャーの王者であることは間違いない。 今年Googleは世界の全デジタル広告収入の33%を得るという。これは2012年の31.46に比べてわずかに増加している。Facebookは5.41%になるという。これに対してYahoo!は微減、Microsoftは昨年並みを維持しそうだとeMarketerでは推計している。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Samsung、Galaxyのスマートウォッチを9月4日に発表すると確認―Galaxyスマートフォンと一体動作するアクセサリー・デバイスらしい

SamsungのGalaxy Gearスマートウォッチはウェアラブル・コンピューティングの次のビッグ・ニュースになるものと期待され、さまざまなリーク情報が流れていた。

今日(米国時間8/27)、Samsungのモバイル担当執行副社長、LeeYoung-heeはKorea Timesのインタビューに答えて、「Galaxy Gearはベルリンで9月4日に発表される」と述べた。これはIFAエレクトロニクス・ショーがベルリンで開催される2日前というタイミングになる。新しいスマートウォッチのOSはAndroidで、Samsungが開発した新しいフレキシブル液晶が採用されているという。

「Galaxy Gearはスマートフォンのユーザー体験を補強し、拡張する」とLeeは述べた。これはGalaxy Gearは単独の携帯電話製品ではなく、Glaxyデバイスのアクセサリー・デバイスだという最近の報道を裏付けるものだ。

さらにLeeはGalaxy Gearを「若くトレンドに敏感な層を主たる対象と考えている」とも述べた。つまりGalaxy Gearはアーリー・アダプター向けであると同時に、ある種のファッション・アクセサリーを狙ってもいるようだ。

最近のGigaOMの記事によれば、Galaxy Gearは2.5インチ、320 x 320のディスプレイとデュアル・コアCPU、Bluetooth 4.0 を備えているという。またアプリはSamsungの専用アプリ・マーケットからのみ入手できるらしい。これもまたSamsungのスマートフォンのアクセサリーだという説に合致する。

ベルリンの9月4日のイベントでは間違いなく新しいファブレットのGalaxy Note 3もお披露目されるだろう。 最近われわれが聞いた噂では、Galaxy Note 3は4Kビデオをサポートするかもしれないという。CPUはSnapdragon 800、2.3GHzでモニタは5.7インチ、RAMは3GBという情報もある。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google、位置情報ベースの画期的セキュリティー設定システムの特許を出願

今日(米国時間8/22)、Googleはモバイル・デバイスのアンロック方法を大きく改良する可能性のある特許を出願した(Engadgetの記事)。

これはデバイスの位置情報センサーからの入力を利用してユーザーがデバイスを起動した位置によってセキュリティー設定を柔軟に変えるテクノロジーだ。家や職場のような安全な場所では簡単にアンロックできるようにし、逆に外出先などではセキュリティーを厳しくするといった使い方ができる。

このシステムは交通機関の中や喫茶店などで置き忘れたり盗まれたりした場合に許可を受けない第三者がデバイスアンロックしてユーザーのデータにアクセスするのを難しくするのが狙いだ。これは大いに便利な機能になりそうだ。現在の画面ロック・セキュリティーは安全性を第一にデザインされているので日常使いやすいとはいえないものが多く、結局利用されないという傾向がある。家の中や職場など、比較的安全性の高い場所では簡単にロック解除できるようにすることは、画面ロック・セキュリティーの採用を促すことになる。

この特許ではいわゆる「安全なエリア」を2つ設定し、3つのセキュリティ設定を登録することができる。つまり家庭、職場、それ以外といった3箇所にそれぞれ異なるセキュリティ設定ができるわけだ。これは同時に捜査機関、金融機関などセキュリティーが職業上決定的に重要な組織でも大いに役立つだろう。

位置情報を利用するこのようなコンテキスト・テクノロジーはGoogle NowやKeepの最新版などで最近Googleが熱心に追求しているものだ。将来は用途に応じて別々の携帯を使う必要が生じるかもしれない。大手テクノロジー企業はその方向で研究を進めているようだ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


スマホアプリブームの終焉と希望の兆し

世界的に続くスマホ&アプリブームですが、日本でもソーシャルゲームが一時の勢いを失いつつあるようです。海外では元々日本程ブレイクした(=儲かった)ソーシャルゲームサービスはありませんでしたが、それでも世界的なスマホの普及を背景に様々なモバイルアプリやサービス会社が登場し、多額の投資が行われてきました。シリコンバレー在住の著名投資家兼ブロガー、アンドリュー・チェンによると、米国でもモバイル関連の投資は最近一段落しており、その背景にはモバイルビジネスで成功する確率が以前に比べ格段に難しくなっているからということです。今回は彼が考えるその難しさの理由と、将来に対する希望的考察を書き連ねたスマホ関連ビジネスを手がけている人には気になる記事を。 — SEO Japan

モバイルの“古典的な”成長式の崩壊

かつて、モバイルで短期間に急激な成長を遂げるための公式は以下のようなものだった:

  1. 非常に優れたものを作る
  2. 巨大なPRローンチと同時に、Apple/Googleにあなたのことを取り上げてもらう
  3. 自分のアプリがチャートに入るのを見る
  4. それをさらに前へ押し出すために安いインストール広告を購入する
  5. ほら、急上昇だ!(さめのヒレでないことを願う

記憶に残る範囲では過去数年はこれが機能し、物事は上手くいっていた―新しいスタートアップと自営のデベロッパーにとっては特に。しかし、次第にこの古典的な公式は、それに置き換わるものも存在しないままに機能しなくなった。あなたは、よりリッチで大きなモバイルエコシステムがモバイルの成長を達成するための機会を増やすために姿を現したのだと期待するかもしれないが、モバイルにおける最初のけん引力を獲得することはずっと難しくなったのだ。(追伸:もしも、モバイル成長への新しいアプローチを開発することに興味があるなら、私にメールをして欲しい。)

それは単に時間の問題だった。エッセイ‘The Law of Shitty Clickthroughs’の中で私が議論しているように、全てのマーケティング戦略は時間が経つにつれて悪い結果をもたらしていく。マーケティングでは、先行者が勝る(少なくとも最初は)―もしあなたが何か新しいことをすれば、それが新しい種類のクリエイティブだろうと新しい獲得チャネルだろうと、人々は新種の戦術に反応するため、あなたは高いレスポンス率を目にすることになる。しかし、次第にあなたの戦術は業界中の“ベストプラクティス”になるため、顧客はそのテクニックに慣れてレスポンス率は下がる。

モバイルの牽引力をもたらすチャンネルの中で、再び歴史は繰り返したのだ。次のような要因を含め、エコシステムがどのように成熟したのか議論しよう:アプリストアの競争の激化、より高いCPI率、エディトリアル・ダイナミクス、全体的な投資トレンド。

巨大なアプリストアで困難になった製品の差別化

最も明白なことを最初に取り上げよう―アプリの数が非常に増えた。これまで新しいアプリは非消費と戦っていたかもしれないが、全ての主要モバイルカテゴリにおいて、アプリの合計数が非常に増加しているのだ。総数だけを見てみると、2009年~2010年に成功したアプリが、今は4~8倍の競争に直面している。

あなたが写真アプリ、もしくは買い物、メッセージ、ローカル、映画、ニュースのアプリを作っていようと、各カテゴリには2つから3つの非常に質の高い競合相手が存在する。新しいモバイルデベロッパーは、もはやアマチュアの作ったアプリの第一波とは戦っていないのだ。近頃では、それはもっと難しくなっている。

以下は、アプリの数のものすごい増加を示す最近のグラフだ:

インストール毎のコスト(CPI)の増加

最初、アプリインストールにかかる広告費用は比較的安かった。あなたにはたくさんの選択肢があった―モバイルアドネットワーク、やる気を起こさせるインストールプロバイダ、“Free App A Day”サービスやもっと大胆な選択肢まで色々だ。もっと重要なことに、たくさんの企業がそれをしていたわけではなかったので、価格は低かった。

このCPIが、需要の増加と供給の欠如の両方が原因で急上昇したのだ。Appleがいくつかのプロバイダーを禁止したり警告をしたりしたため、ほんの短い間に、有料インストールの供給が縮小した。同様に、モバイルゲームは、iOSとAndroidにおける膨大なマネタイゼーションの可能性を見いだした―彼らは、最大インストールごとに数ドルまで、インストール単価を著しく引き上げた。

以下は、2012年の前半にかけてCPIが上昇するのを示している表だ。ちなみに、今はこれよりも高くなっていると聞いている:

プラットフォーム独自の戦略目標

AppleおよびGoogleストア内のエディトリアルチームは、確実にいくつかのアプリを助けることができるし、実際にそうしている。しかし、それらは、消費者のニーズ、そしてプラットフォームの目標に向けて歪められている。

Appleに関しては、ストア内にある全100万のアプリのニーズを保守点検することよりも、ユーザーがインストールする最初の25のアプリが有名ブランドからの素晴らしい体験であることにより関心を持っているという印象だ。消費者としては、もちろんこれを高く評価するが、それは新しい無名のデベロッパーが市場に参入する助けにはならない。

Googleに関しては、ここ数四半期に彼らと会ったいずれのチームも、彼らがタブレットデバイスに多くの関心をはらっていると言う。彼らは携帯電話でのマーケットシェアを獲得しているが、iPad対Androidタブレットの数字は異なるストーリーを見せている。もしあなたがGoogle Playで取り上げられたいのなら、たとえ市場が小さいとしても、彼らはタブレットアプリを作ることを強く推奨する。また、彼らは、Google+にも多くの関心をはらっているが、それはまた別の話だ。

実験的なモバイルアプリに対する投資が枯渇

投資家たちはモバイル市場全体に対しては今でも楽観的な展望を持っているが、リスクの高い新しい消費者モバイルのスタートアップに資金を展開することには多くの確信があるようには見えない。私の感覚では、‘2009年~2012年の優れた消費者モバイルの実験’が実施され、そこではたくさんのシードキャピタルが幅広いモバイル企業に投入された感じがするが、今そのモチベーションは変化した。

YCombinator Demo Dayの企業の構成がいかに変化したかを見てみるのだ―私が参加した2011年後半のイベントでは、50%以上が消費者モバイルだった。今ではそれは、SaaSやコンシューマーハードウェアや、マーケットプレイスなどだ。モバイルは時々登場するが、もはや主要な焦点ではないのだ。

希望の兆し

上で述べた困難にもかかわらず、私は今でもモバイルの未来に関して非常に楽観的だ。それは今でも、新しい会社を築く上で最高のプラットフォームであるが、私たちは、自分たちが2013年に直面している新しい困難を受け入れて取り組むことを選択しなければならない。過去に機能したことを単に繰り返すだけでは十分ではないのだ―さもなければ、私が以前に書いたように、1999年のように失敗するモバイル企業の新しい世代を持つことになるだろう。

それはますます困難になっているが、モバイルにあるチャンスは今でもコンピュータ業界の始まり以来最大だ。Nielsenが先月(2013年6月)レポートしたように、アメリカ国内のスマートフォン所有は辛うじて過半数を超えている。いくつかのアプリが1億以上のインストールを達成したことは素晴らしいが、数十億のマーケット全体においては、まだ私たちは始まったばかりなのだ。私たちには、今後10年にわたって期待することがたくさんある。


この記事は、@andrewchenに掲載された「Mobile traction is getting harder, not easier. Here’s why.」を翻訳した内容です。

どれも納得ではありますが、よくよく考えるとInstagramやZynga等、一部スマホベースで成功した(Zyngaは微妙ですか)サービスも多いですが、スマホ・モバイル発のビッグ・プレイヤーは余り存在していないですよね。AppleやGoogleがプラットフォームを牛耳っていることもあるでしょうし、FacebookやTwitter等の既存勢力もスマホ化を頑張っていますし。記事では触れられていませんが、スマホ・モバイル初の圧倒的プレーヤーでいえば、LINEやWhat’sApp等のモバイルアプリベースのインスタントメッセンジャーがどこまで成長できるのか、ということでしょうか。記事の最後にもあるようにまだまだ始まったばかりのスマホ・モバイルシーン。今後の展開からまだまだ目が離せません。 — SEO Japan [G+]

GoogleのWaze買収の効果が一つ実る: MapsがWazeのリアルタイム事件事故報告をインポート

GoogleがWazeを買収したのは、当然ながらGoogle Mapsを良くするためだ。そして今日(米国時間8/20)まさにMapsは、そのモバイルのアプリをアップデートしたことによって、やや良くなった。Wazeのリアルタイム事件報告をAndroidとiOSのアプリの導入したのだ。

Wazeでは、ユーザが事故、路肩駐車、工事、道路封鎖などを、見つけた運転者がリアルタイムで報告できる。それによってほかのユーザは、いろんな対策をとれる。この機能を使えるのは、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、フランス、ドイツ、メキシコ、パナマ、ペルー、スイス、イギリス、合衆国だけだが、今後もっと増える予定だ。

ただし、このMapsのアップデートはリードオンリーだ。つまり、事件報告を見るだけ。報告行為はWazeからでないと、できない。Wazeのアプリも、今日アップデートされ、ユーザにGoogleの機能を少々おすそ分けした。Google Search(検索)、ストリートビュー、衛星画像などだ。いずれも、Waze上で熱心にいろいろ報告する人を助けるだろう。

Googleの、Wazeの扱い方も見えてきた。Mapsに完全合体させるのではなくて、むしろMapsプロジェクトの“枝”の一つとして、コミュニティ起源の製品開発部門、という位置づけだ。だからWazeはWazeで便利なアップデートの提供を続けることが結果的に、Mapsの情報力の強化にもつながるのだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


PhoneGapで作ったアプリにネイティブのUIやアニメコードを呼び出させて高速化するSteroids.js

Adobeのモバイルアプリ開発フレームワークPhoneGapは、HTML5とJavaScriptだけでモバイルアプリが作れるので、とても人気がある。しかし、一度書いたコードを再利用できてクロスプラットホームなのは結構でも、ネイティブアプリに比べると遅い。そこで、AppGyverが今日ローンチしたSteroids.jsは、PhoneGapのアプリがネイティブのUIコンポーネントや、ナビゲーション、アニメーション機能などにアクセスできるようにして、そのギャップ(!)を填められるようにする。

そうすると、PhoneGapで書いたアプリなのにアニメーションなどのパフォーマンスはネイティブアプリと区別できないほどの速さ、なめらかさになるという。

AppGyverのファウンダでCEOのMarko Lehtimakiが言うには、このシステムはPhoneGapと完全互換であり、PhoneGapのプラグインもサポートしている。開発を始めてからほぼ18か月になり、最近の1年近くは非公開ベータをやっていた。そして今日あたりがいよいよ、一般公開してもよい頃合いだ、という。Lehtimakiによると、彼のチームはPhoneGapのパフォーマンスが抱える問題への対応修復にほとんど8人年を費やした。

Steroid.jsを使ってもアプリの核はあくまでもPhoneGapだから、カメラやマイクなどハードウェアへのアクセスはPhoneGapのコードのままだ。またSteroidsはCoffeeScriptとSassのサポートを内蔵し、さらにRuby On Rails的なScaffoldを自分のアプリのために手早くセットアップできる。そのための便利なコードジェネレータも、いくつか用意されている。だからLehtimakiの見積りによると、Steroidsを使えば開発時間は最大で30%ぐらい短縮される。

デベロッパにとってSteroidsがとくに便利なのは、デバイスに実際に接続して今書いたコードの動作をすぐに確認できることだ。コードのアップデートをデバイスにプッシュしてデバッグを開始するのは、わずかワンクリックだ。Safari Development Toolsを統合しているので、コードの変更もそうやって実機デバッグをやりながらできる。

新作のアプリを簡単に配布できるために、SteroidsではQRコードを使える。それをスキャンするだけで、アプリを自分のデバイスに素早くロードできるのだ。

Steroidsは、試用やオープンソース開発のためなら無料だが、企業利用のためには月額60ドルからの商用ライセンスがある。ちゃんとしたブランド名でアプリをリリースしたい企業や、そこの仕事をしているフリーのデベロッパは、有料ユーザとなる。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


この分ではクリスマスまでにWindows PhoneのシェアはNokiaが独占する?

お断り:この記事のタイトルは誇張されている。しかしそれほど誇張されているわけではない。そこにMicrosoftにとっての問題がある。

AdDuplexグループが発表した今月のレポートによると、Windows Phoneの置かれている状況は7月とほぼ同様のようだ。Lumia 520は他のWindows Phoneを圧倒、HTCが後退した後、Nokiaは急速にWindows Phoneのデファクト標準になりつつある。

Nokiaのシェアは7月には85%だったが、8月には86.9%にアップしている。1ヶ月で約2%ポイント増加したわけだ。この分ではもともと小さいWindows Phoneのシェアのほとんど全部をNokiaが獲得するのも遠くないだろう。

またAdDuplexによれば、最新フラグシップモデルのLumia 1020はその直前にリリースされたLumia 928より売れているという。つまりNokiaのセールスは実際、増加していると推定してよい。Nokiaが今後数ヶ月このペースで売上を伸ばすのも不可能とはいえないだろう。エントリーモデルとしてはLumia 520が成長を続けているし、Lumia 1020はアメリカで100ドル値下げするなどマーケティング努力を強めている。

Nokia以外のWindows Phoneのメーカーは? HTCが辛うじて残っている。HTCのシェアは7月の11.5%から8月には9.8%に下落した。これはちょうどNokiaの増分と見合いになる。HTCのシェアが「無視出来るレベル」になるのはいつだろう? 5%を切ったときか? 今の傾向のままだとそれは3ヶ月先ということになる。つまりクリスマス前だ。.

Windows Phoneの出荷量は増えている。第4四半期にはおそらく1000万台が出荷されるだろう。しかしながら、なにかドラマティックな事態が起きないかぎり、この四半期のうちにWindows Phoneは事実上Nokia Lumiaファミリーに独占されることになりそうだ。

Windows Phoneにとって良いことか、悪いことか? 販売数が伸びるのはMicrosoftにとってネコにマタタビのように魅惑的だろう。しかしプラットフォームのサポートが縮小するというのは危険なことだ。Windows Phoneの運命は以前にもましてNokiaが握ることになった。Microsoftのモバイル事業はNokiaと運命共同体になっている。Windows Phoneというきわめて重要で、きわめて金のかかる事業がそういう状態になることはMicrosoftにとって居心地の悪い事態だ。

「MicrosoftはNokiaを買収すべきだ」という主張は、数多くのメーカーが争ってWindows Phoneを作ろうとしていた時期には意味をなさなかった 。しかしそんな時代はとうに過ぎ去った。今やNokiaが優れたプロダクトを作るのに失敗すればWindows Phone全体が崩壊しかねないという状況だ。いやはや。

画像:Vernon Chan

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Appleは9月のイベントでiPhoneのハイエンド機とローエンド機の新製品を発表するとWSJも報じる

今日(米国時間8/19)のWall Street Journalの記事によればAppleは9月にiPhone次世代モデルを発表するという。これにはハイエンド機とローエンド機が含まれる。これまでもわれわれはAppleが9月10日にイベントを開催し、そこでiPhoneを2機種発表するという情報を何度も聞いている。しかし今回のWSJの記事はこれをほとんど確定した事実という調子で報じているのが注目される。

WSJは発表される機種の内容については詳しく触れていないが、おそらくiPhone 5の後継機となる従来通り金属ボディーの5S(デュアル・フラッシュの内蔵やスペックの向上などが期待される)とカラフルなプラスティック製ケースで低価格のiPhone 5C(Sonny Dicksonからリークされた 上の写真のような)になるものと予想される。最終的な製品名がどうなるかはまだわからないが、基本的な内容は上記のとおりで間違いないはずだ。

もう一つ確からしいのは、iPhone 5Sにゴールドのケースが加わることだ。週末にわれわれが報じた後、AllThingsDも今朝確認した。発売開始が9月下旬になるというのも、これまでのiPhoneの発売スケジュール(発表後2週間で出荷開始)に合致する。

iPhoneを2種類一度に出荷するというのは供給上の困難が予想されるが、これまで何度も正確な観測を発表してきたアナリストのMing-Chi Kuoによれば、AppleはiPhone 5の製造能力を全面的にiPhone 5Cに振り向ける計画だという。

Appleのイベントに前後して最大のライバル、Samsungも新製品を発表するらしい。9月は仕事が忙しくなりそうだ。.

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Facebook、サードパーティー・サービスの支払情報の自動補完機能をテスト中(AllThingsDの「PayPal的サービス」というのは誤報)

Facebookがテスト中の新しい機能はPayPalのライバルになるようなものではなく、ユーザーの支払情報を自動的に補完入力して買い物を便利にする機能だと判明した。

今日(米国時間8/15)、AllThingsDは「Facebookはサードパーティー・アプリ向けに新機能をテストしている。これはPayPalのライバルになるようなサービスだ」と報じたが、詳細は明らかにしなかった。

現在テストされている機能は、ユーザがサードパーティーのモバイル・アプリ内で買い物をするといにクレジットカード情報、住所などの情報を自動的に入力してくれるというものだ。この情報はFacebookないでGifts機能やゲーム内購入などの機能を利用して支払いをしたときにユーザーが入力したものを利用する。この機能の利用を許可した後は数クリックで買い物が完了できる。いらいらさせられるモバイル・デバイス上での入力をしないですむ。

Facebook自身が支払いを仲介処理するわけではないのでPayPalのライバルになるというのは誤報だった。 この機能を使っても実際の支払いはPayPal、Braintree、Stripeその他、既存のサービスを経由する。この機能の利用は無料。

Facebookの狙いは、Facebook広告がクリックされた際に実際に購入行動に結びついたかどうかについて情報を得ることだ。これによってFacebookは広告主に対していっそう正確な費用対効果を示すことができる。

さらに詳細な情報は Facebook PaymentのテストはPayPalのライバルではなく入力情報の自動入力というわれわれの記事を参照。

われわれはFacebookに取材中なので、新しい情報が入り次第アップデートする。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Flipboard、iOS版もGIFに対応するアップデートをリリース

GIFのないインターネットなど、とても耐えられない。多くの人に同意していただけるものと思う。しかしiOS版Flipboardは、ながらく利用者にGIFなしの世界を強いてきた。しかしそれもようやく終わる。Android版にならって、ついにiOS版でもGIFがサポートされることになったのだ。

今回のアップデートにより、ニュースフィード内でもGIFが楽しめるようになったし、“Just GIF It”(猫中心に関連画像など)、“GIF Pop”(ちょっと怖面白い画像コレクション)、あるいは“GIF Me A Break”(アーティスティックなGIF集)といった、GIFを集めたマガジンも楽しめるようになっている。

また、最新版では他にもいろいろなアップデートが行われている。最も目立つのは「トップストーリー」だろう。News、Sports、Tech、およびBusinessといった「セクション」を購読している場合、自動的に新しいものないし人気のコンテンツが上の方に一覧表示される機能だ(訳注:たとえば「海外版」→「セクション」→「Business」を選ぶと表示されますが、表示されないものもあり、どういう場合に表示されるのか、今のところちょっとよくわかりません)。

また、マガジンを10ページ以上分フリップすると、自動的に共有プロンプトが表示されるようにもなっている。また、3つ以上のマガジンを作成している人には、自動的にプロフィールページが作成されるようにもなっている。GIFをサポートしたことに比べれば大したことはないかもしれないが、それでも便利に感じる人もいるだろう(少々押し付けがましい感じがする人もいるかもしれない)。

インターネット上でGIF人気はますます高まっている。Tumblr、Cinemagram、そしてVine(これはちょっと種類が違うか)などのビッグネームも、ループアニメーションの楽しさを訴えている。生まれたばかりのスタートアップも含めれば、非常に多くがGIFアニメをフィーチャーするサービスを提供している。

たとえば5月にスタートしたStillyも、ワンクリックで動画GIFを作成できる。Tumblerは6月から、ウェブカメラを使ってGIFが作成できるようになった。また、GIF風の短い音楽ビデオの作成サービスであるCoubも、同月に100万ドルの資金を調達している。

さらに、ViberやWhatsAppの競合にあたるPingerも数日前からGIFメッセージをサポートするようになっている。

騒々しさを増すインターネットにて、Flipboardも利用者が求めて止まないコンテンツを提供するようになったと言うことができるかもしれない。

アップデート版はこちらからダウンロードできる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


SmartNewsのゴクロが4.2億円を増資、データサイエンティストなど人材採用を加速

smartnews

スマートフォン向けニュースアプリ「SmartNews」を開発、運用するゴクロが今日、グロービス・キャピタル・パートナーズを割当先とする第三者割当増資を実施して4億2000万円を調達したと発表した。増資実施後のゴクロの資本金は4億8000万円となる。

SmartNewsはiPhone、iPad、Android向けアプリとして提供されていて、事前にダウンロードしたコンテンツをモバイル端末に合わせた独自UIで読めるニュースアプリ。メディア各社と提携していて、現在25社43媒体と提携、もしくは協業が進行中という(情報開示:TechCrunch Japanも協業媒体の1つ)。ダウンロード数は公開されていないが、2013年7月8日現在でiOS版の評価平均が4.66(8527人の評価)、Android版の評価平均が4.58(3379人の評価)というから評判は上々のようだ。

ニュースのアグリゲーション・キュレーション市場では、SmartNews以外にもGunosyや、Anntena、Flipboardなどがある。Antennaを運営するグライダーアソシエイツが8月8日にマクロミルから15億円の出資をすることを発表しているなど注目分野だ(もっともAntennaへの出資についてはバリュエーションが過大ではないかという意見も各方面から聞こえてくるが)。

SmartNewsは単にモバイル画面で見やすいニュースということではなく、今回の増資でエンジニアや「データサイエンティストを採用する」と明言しているように、情報のフィルタリングが1つのキモだ。ゴクロの鈴木健氏がTechCrunchに語ったところによれば、ユーザーに届ける記事の選別は、Twitterで得た情報を独自開発のリアルタイム解析技術「Crowsnest」を使って行なっている。

また、OSネイティブの描画コンポーネントではなく、独自の表示エンジンを使っているのも特徴という。ページめくりのエフェクトというのもあるが、もう少し地味でありながらもUIを使いやすいものにする工夫がある。例えば、記事の見出しを形態素解析を行って品詞の連接状況から折り返し位置を決定して表示しているほか、カーニングや長体処理(文字幅を縮めたり伸ばしたりする処理)をかけることで、スマフォなど限られた画面に最適に文字が表示されるよう腐心している。OSやブラウザ標準の描画コンポーネントを使うと、特に横幅を狭めたようなときのテキスト表示では、禁則処理で無駄な空白ができてしまいがちなので、それを回避しているということだ。SmartNewsのタイル表示された記事見出しをよく見ると、一部の記事の枠に淡い色がついているが、こうした配色がなく真っ白な状態だと、ぱっと画面をみた時にどの写真(画像)がどのテキストと関係しているのか人間には分からなくなってしまう、ということもあるという。

ゴクロは今回調達した資金で、主に人材獲得を加速する。エンジニア、データサイエンティストらを中心に、現在6名の社員を1年以内に40名規模の体制する。さらに、海外市場を視野に入れた事業の準備に着手するという。

PCからモバイル、Webからアプリ、人間によるコンテンツ編成から統計処理と、いろんな流れにうまく乗っているように見えるSmartNewsですが、果たしてポストPC時代のヤフーポータルのような存在になれるのか注目ですね。


Facebook、有名人専用モバイルアプリをテスト中。ファンとの交流を容易に

Facebookは、階級別に分かれていくのだろうか?世界のあらゆるものと同じように。report from AllThingsD’のMIke Isaacの最新情報によると、その可能性は高い。Facebookは、VIP専用モバイルアプリをテスト中で、著名人は自分の周辺で起きている活動や会話をモニターし、即座に返信する機会が与えられる。

FacebookのVIPアプリは、ユーザーを持てるものと持たざるものに階層化するためのものではない — 注目を集める人たちがよりアクティブになりサイトに定着してもらうためだ。言い換えれば、Facebookは再び「人の持っているものは自分も手に入れる」とTwitterに言っている。Twitterは有名人の活動が多く、その結果多くのユーザーを定着させている。理論的に考えて、有名人の活動の増加は若い世代のユーザーを引寄せるのに大きな効果があり、即ちティーンユーザー問題を抱えるFacebookにとって役立つ。

Facebookは、過去にモバイル端末向けにページ・マネージャーを公開したが、それも同様な動機付けによるもので、ブランドが自社のFacebookのプレゼンスを出先からでも管理できるようにする。他にもブランドや有名人がソーシャルメディアのフォロワーを管理し繋ぎ止めるためのサービスはある。HootsuiteやTroy CarterのBackplaneは、実質的にブランドやアーティストが彼らのオンラインでのアイデンティティーからコミュニティーを作るための方法と言ってもよい。

Isaacが指摘するように、Facebookは最近、Twitterから「借りてきた」新機能をいくつも提供している。ハッシュタグトレンドトピックス等々だ。これは同社
が全体公開シェアにシフトしようとしている大きな取り組みの一環であり、友達にならなくても公開アップデートを読むことのできるフォロワー機能もその一つだ。

Facebookの広報担当者が、本件に関する公式声明を発表した。

現在当社は、著名人のファンとの交流を便利にするためのモバイル機能をいくつか試行している。現在少人数のパートナーと共にこれらの機能をテストしており、広く展開することになれば詳細を公開する予定だ。

原文へ


すべてを見通すサウロン? いやいや、iDoorCamはWiFI接続の便利なカメラ付きドアホンだ

すべてを見通す恐るべき目、というわけでないが、iDoorCamはなかなかよく考えられた便利なガジェットだ。現在のドアホンの代わりに取り付けるだけで電源が供給され、設置は完了だ。

来客がボタンを押すとスマートフォンの画面で誰が来たのか確かめたうえで応対ができる。赤ちゃんが寝付いたばかりというときにはドアベルのスイッチを切っておくこともできる。このガジェットを利用すれば、出先にいてもドアカメラの映像を見たり来客と会話したりできる。

このプロジェクトの開発者はカリフォルニアのプロダクト・デザイナー、Andrew ThomasとDesiree Mejiaのコンビだ。現在AppleのiOS対応のハードウェアが完成しており、10月の出荷に備えて生産を開始するためIndieGoGoで出資者を募っている。

初期の出資者は127ドルでこのドアフォンが入手できる。最初のバッチの生産を開始するための目標金額は10万ドルだ。その後150ドルで市販される。

闇の大王モルゴスの副官サウロン同様、決意を固めたホビットにはしてやられるかもしれないが、UPSの配達人に大切な荷物を玄関の前に置きっぱなしで帰らないよう外出先から頼むことはできるかもしれない。

document.getElementById(‘wpcom-iframe-form-6d6bc7f241ace8c231ab9ebfee827719′).submit();

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Appleの次世代iPadはminiのテクノロジーを利用して軽量化され、外寸も小さくなるもよう

Appleの次世代iPadはiPad miniの特長を備えたものになるらしい。miniの先進的タッチパネル・テクノロジーを採用する結果、多少軽くなり、もしかするとサイズも小さくなるかもしれないという。Wall Street Journalによると、現在部品の大量生産が進められているAppleの次世代 iPadはフィルム・ベース(現行製品はガラス・ベース)のタッチ・パネルを採用しているため厚さと重量が軽減されているという。

これは特に意外とはいえない。上の写真の初期にリークした9.7インチのケース・デザイン はiPad miniの外観デザインが踏襲されている。薄くするだけでなくベゼルを狭くしてフットプリント自体を小さくするする努力も払われているようだ。

そもそも第4世代、第3世代のiPadはiPad 2よりも重くなっていた。これはRetinaを採用した影響だったようだ。その意味で重量とサイズを削ることは単にminiの影響という以上に、旧モデルの所有者に買い替えを促すセールスポイントになるという意味でセールス上Appleにとって極めて重要な要素だろう。

価格は以前のモデルと同程度なるのは確実だ。昨年10月に発売された現行モデルはCPUパワーの強化とLightningコネクタの採用に新味があった。最近の情報を総合すると、。次世代iPadは9月にも発表されそうだ。デザインど同時にバッテリー駆動時間の改良も期待されている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Firefox OS搭載のZTE Openがアメリカとイギリスで80ドルで発売

AndroidとiOSの支配がほぼ確定しているアメリカとイギリスのモバイル市場で、いまさら新たに目立つためには何をすべきか? 無契約でアンロックのFirefox OS製品を79ドル99セントで発売するのだ。それだけではインパクトが弱いかもしれないから、販売チャネルをeBayに限定する。以上が、ZTEが考えたFirefox OSスマートフォンZTE Openの立ち上げキャンペーンだ。今週の金曜日(米国時間8/16)から予約販売を開始するらしい。

ZTEが今日(米国時間8/12)のプレスリリースで発表したところによると、すでにスペインベネズエラとコロンビアで発売されているOpenが、合衆国イギリスではeBay限定で79ドル99セント(59ポンド99ペンス)で発売される。色は特製のオレンジのみ。“アンロックなのでどのモバイルネットワークでも使える”。両国のeBayサイトにはすでに、金曜日から“入札”を受け付ける、というバナーが出ている。

ZTE Openは3G対応で、画面は3.5インチ480×320、メモリをmicroSDで拡張可能、リアカメラ3.15mpx、プロセッサは1.0 GHz Cortex-A5だ。3年前の機種だ、とも言えるかもしれないが、ZTE Openがねらっているのはスペックレースで勝つことではない。ひとつは、オープンなWebスタンダードをベースとするOSでどこまでのことができるかを、世の中に示すこと。そしてもう一つは、キャリア縛りが常識のようなスマートフォン市場で、安価なアンロック製品にこだわってみることだ。

Firefox OSと、ZTE OneやAlcatel One Touch Fireのような製品は、途上国市場に高機能製品を届けることが目的だ。それらの市場では、スマートフォンはまだ高すぎて一般庶民は手が出せない。しかしZTE Openをアメリカとイギリスで発売することは、この両国にも安価で、Web閲覧機能など基本性能の充実した、シンプルな製品への需要があることを、意味しているものと思われる。

しかもこの価格なら、アメリカでもイギリスでも、単なる好奇心から買ってみる人が、けっこういそうだ。スマートフォンには珍しいオレンジという色も、一部の人の食欲をそそるかもしれない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Google Playの売上、ここ半年で67%アップ―日本と韓国の貢献が大

GoogleのAndroidアプリのマーケット、Google Playの売上が今年に入って急増している。特に日本と韓国で人気が高い。今日(米国時間8/12)、調査会社のDistimoが発表した新しい調査結果によれば、Google Playの売上は過去6ヵ月で 67%上昇したという。これに対し、AppleのApp Storeの売上は同期間に15%の上昇にとどまった。

この急増はAndroidが世界的に圧倒的なシェアを獲得したことを反映するものだが、アプリ業界を全体として見ると、AppleのApp Storeの市場シェアが依然として最大であり、売上もGoogle Playの2倍あるという。

ただし、App Storeの統計に関しては違う数字も報告されていた。ライバルの調査会社、App Annieが4月に発表したところでは、直前の四半期ではAppleのApp StoreはGoogle Playの2.6倍の売上があったという。ただし両者の調査方法には違いがある。Distimoの調査は、過去6ヶ月間で主要18カ国が対象であるのに対して、App Annieの調査は前述したように直前四半期だ。

いずれにせよ、Google Playの売上の伸びが急であることは間違いない。両プラットフォーム合計のうち、Google Playは今年2月には25%のシェアだったのに対して7月には8%ポイントも上昇して33%となった。

Google Playの急成長を支えたのは日本と韓国での人気

Google Playの売上の国別シェアのトップは依然アメリカだ。日本、韓国が2位と3位につけ、この3カ国がGoogle Playの売上の大半を占めている。この後に、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、ロシア、イタリーが続く。ひとつ興味あるのは、ロシアではApp Storeでの売上がiPhone向けよりiPad向けの方が多いという現象が起きている。

先月の売上トップのアプリを見ると、日本と韓国の貢献が顕著であることがはっきり分かる。King.comのCandy Crush Sagaが依然1位を占めるものの、2位は日本のパズル&ドラゴンズで、3位、5位は韓国のKakaoのアプリ、そして4位が日本のLINEとなっている。

一方、App Storeの売上げベストアプリはCandy Crush、Clash of Clans、Hay Day、パズル&ドラゴンズ、TheHobbit: Kingdoms of Middle-Earthとなっている。

有料アプリのトップランクを見ると、App StoreではWhatsAppが4位に入っているのを例外として残りはゲームが占めている。これに対してGoogle Playではゲームとユーティリティ(キーボード、バックアップ、ランチャー等)が混じっている。

トップ・パブリッシャーや無料アプリのランクなど詳しい情報はこちら

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+