このスマートフォン制御ロボットは、エアーホッケーで人間を負かす

今はホリデーシーズン、ということは、ロボットが熟練技術で人間を負かすところを見るときだ。ロボットが肉の塊に勝った最新事例を見てみよう。この驚異のエアーホッケー・ロボットは、スマートフォンとArduinoボードとプロッター風のロボットアームからなる。

システムがテーブル上のパックを見て、パックの行く先へ移動するしくみだ。自陣ゴールへの攻撃を積極的にブロックし、たいていは人間に勝つことができる。

スマートフォンのカメラがコートを監視している。カメラが捕えたデータはスマートフォンでリアルタイムに処理される。パックと「プッシャー・ロボット」の位置(およびコート上のあらゆる要素の現在位置)を検出したスマートフォンは、ロボットが何をすべきかを判断し、Wi-Fi経由で命令を送る。

スマートフォンは拡張現実デバイスとなって、予測軌道やゲームに関わるあらゆる物体の位置を表示する。

この説明書に沿って自分専用のロボットを作ることもできる。作者のJJ RoboticsのJose Julioは、ソースコードも公開している。私にスキーボールで勝てるロボットを持ってきたら話をしてもいい。プラスチックのカエル一匹を手に入れるためにチケットを何百枚も買ってしまう誘惑をロボットが理解するまで、やつらに人生のことなど何もわからない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

予備バッテリーとしても動作する、ビデオスタビライザーのSMOVE

rwxbr1i3kzyzpdeaju72

無人飛行機用のジンバルを製作したメーカーと、優れたデザイナーが一緒にビールでも飲んでみると、面白いものが生まれることがある。今回生まれでたのはSMOVEだ。これはスマートフォンでビデオ撮影を行う際に、ブレを抑える機材(steadycam)だ。iOSとAndroidの双方に対応している。動きまわりながらもブレのない画像を撮影することができ、またカメラに写った顔を追跡したり、さらには自動でシームレスなパノラマ写真を撮影したりすることもできる。

SMOVEの開発に携わったのは、デザインエキスパートと、無人飛行機エンジニアだ。これまでにも飛行機用にジンバルおよびセルフレベリング(self-leveling)システムの開発を行った経験をもつ。

SMOVEはIndiegogoキャンペーン中で、価格は129ドルとなっている。キャンペーン成功時の出荷予定は12月となっている。

このSMOVEを使えば、撮影中のカメラを常に水平に保つことができるようになる。上のビデオでおわかりのように、カメラを安定させたままで軸を自在に動かすことができる。さらに「Auto Face Follow」(自動顔追跡)機能を搭載しており、画面に写った顔を認識して追跡することもできる。さらに予備バッテリーとしても機能するようになっており、撮影しながら充電するようなことも可能だ。

「以前は飛行機用の高性能ジンバルを製作しました。また手でもって使うためのスマートジンバルの製作も行いました」と、代表者であるMatt Sandyは言っている。「そうした経験を踏まえ、これまで以上にスマートで、そしてインテリジェントな、消費者向けジンバルを作りたいと思うようになったのです」。

一般利用者向けのジンバルは既に存在してはいる。しかしこれほどまでに安価でユニークなものは存在しなかったように思う。安定したビデオを撮りたい人に役立つことは間違いない。撮影したビデオの魅力がさらに高まることだろう。ビデオ関連の経験も豊富で、以前にはボディ装着型のParashootをTechCrunch上で紹介もした。この際にもユニークなブレ防止機能を採用していたのだった。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

2016年第二四半期ではAndroidスマートフォンのマーケットシェアが86.2%に到達: Gartnerの調査より

00005-mts-18_43_11_19-still0011

スマートフォン市場の成長余地は依然として、消費者がフィーチャーフォンからアップグレードしている新興市場だ。

そしてその継続的な移行が、Androidのグローバルなマーケットシェアを押し上げている。Gartnerの最新の数字によると、2016Q2のそれは86.2%である。

しかしこのアナリスト企業によると、Androidは中級品以下のスマートフォンで新興市場の買い手をつかまえているだけではない。上級品のAndroidスマートフォンも、Q2には6.5%伸びている〔前年同期比〕。

Gartnerが言う上級品とは、主要なAndroid OEMの製品、たとえばSamsungのGalaxy S7などのことで、それらがこのプラットホームのハイエンドを押し上げている、としている。またHuawei、Oppoなど中国のOEMの、手頃な価格の高級品スマートフォンも、この上級品押上に寄与している。

Samsungはパフォーマンスを改善し、一時下げていたマーケットシェアが22.3%に戻している。これに次いでHuwaweiの8.9%、Oppoの5.4%が大きいが、Xiaomiは今四半期にシェアをやや下げている。

Q2T1

一方、他のプラットホームはAppleのiOSが14.6%から12.9へと2%近く下げ、またスマートフォンプラットホームとしてのMicrosoft Windowsはさらにひどい下げとなった。

Screen Shot 2016-08-18 at 1.13.15 PM

スマートフォンの総出荷台数は、これも前年同期比で4.3%伸び、2016Q2のグローバルな売上は3億4400万台となった。

この四半期にはフィーチャーフォンの売上は14%減となり、そのため携帯電話全体としての台数はやや減少している。

成熟市場は、日本以外のすべてでスマートフォンの需要の伸びは鈍化した。対して新興市場は、中米以外のすべての国地域でスマートフォンが成長した。スマートフォンの売上は新興市場では9.9%の増、成熟市場では4.9%の減となっている。

スマートフォンメーカーの上位5社は、5社全体としてはこの四半期にシェアを伸ばした。前年同期51.5%に対し、今期54%である。とくに大きく伸びたのが、Oppo, Samsung, Huaweiの3社だ。〔AppleとXiaomiは下降。〕

Appleのスマートフォンのマーケットシェアは、前年同期比で7.7%下がった。とくに、中華圏とアジア太平洋の成熟市場では、iPhoneの売上が26%下降した。〔訳注: このパラグラフで言われている数値は、少なくともこのページ上に見られる表とは異なる。〕

逆に、今四半期でiPhoneの成績が良かったのは、ユーラシアとサハラ以南のアフリカ、そして東ヨーロッパだ。これらの市場では前年同期比で台数が95%増加した。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

スマートフォンを充電するたびにバックアップを自動的に行うMeemのUSB充電ケーブル

meem_ks_img_cover

スマートフォンをバックアップするのまた忘れただろ? Meemの新製品は、まさにそんな悩みのソリューションかもしれない。同社が作ったiOSとAndroid用の電源ケーブル(上図)は、スマートフォンに差し込むたびにそのデバイスをバックアップする。Kickstarterのキャンペーンで成功したこのケーブルは、今週初めに一般発売された。

スマートフォンの使い方は大きく変わり、それをコンピューターに挿入することはめったになくなった。でも、スマートフォン上のデータは重要だし、クラウド上のストレージサービスは安全性をいまいち信用できない。では、バックアップを毎日の日課にするためにはどうしたらいいか。

Gotta love some cable porn. Phwoar.

爆発したケーブルは最高にセクシー!ワーォ!

Meemによると、ケーブルは物理デバイスだから(クラウドサービスでもコンピューター上のファイルでもないから)、より安全である。それも一理あるが、あなたはどうかな。ぼくなんかこれまでに、忘れたクラウドのパスワードよりも、なくした充電ケーブルの方が多い。

Meemの良い点は、ユーザーがいちいち意識しないことだ。デバイスのバックアップは忘れても、充電を忘れることはまずない。Meemのケーブルをつないで4桁のPIN(暗証番号)をタイプすると、ユーザーの個人データがたちまちバックアップされる。スマートフォンを充電するたびに。

この充電ケーブルはiPhone用もAndroid用も16GBと32GBの2タイプある。電話機上の全データはもっと多いが、どうしてもバックアップすべき個人データはそれほどでもない。オペレーティングシステムやアプリは、個人的にバックアップする必要がない。同社によると今後は、USB-Cバージョンを出すそうだ。

Meemのプロダクトは1月にKickstarterのプロジェクトとしてスタートし、かろうじて目標額は達成したが、同社のトップは経歴がすごい。CEOのKelly SumnerはGrand Theft Autoで有名なTake-Two InteractiveのCEO、Guitar HeroのRedOctaneのCEO、そしてKickstarterキャンペーンの前にはイギリスのクラウドファンディングプラットホームCrowdCubeで71万ポンド(100万ドル】を282名の個人投資家から集め、会社の時価総額を1100万ポンド(1630万ドル)にふくらませた。

ケーブルはMeemのWebサイトとAmazonで入手できる。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ガートナー曰く、2016年におけるスマートフォンの販売成長率は1桁台に後退見込み

shutterstock_229183180

ICTアドバイザリー界の大手であるガートナーによれば、今年はスマートフォン販売の成長率が大幅に落ち込む見通しなのだそうだ。2015年は14.4パーセントの成長率だったものが、2016年には7パーセントまで下がる見込みであるとのこと。全世界をあわせても、今年のスマートフォン出荷額は15億ドルにとどまるみこみなのだそうだ。

成長率が最も高かったのは2010年で、前年比73パーセント増を記録していた。

スマートフォン市場の停滞については1年以上前から指摘されてはいる。先進欧米市場は飽和状態に近づいていて、また需要が先細る中国においても成長が鈍化しているからだ。モデルチェンジの際も、既存機能の性能アップ程度であることが多くなり、新モデル発表のたびに端末を買い換えるモチベーションも下がってきている。また、キャリアによる買い替え助成的意味をもつキャンペーンなども姿を消しつつある。

普及段階にあっては高額なスマートフォンの買い替えサイクルも2.2年ないし2.5年程度となっていた。それが3年以上と長くなりつつあるのが現状であるのだとのことだ。

もちろん、インドなどでは大いに成長の余地があるのだとも、ガートナーは言っている。フィーチャーフォンが販売台数中61パーセントを占めていて、スマートフォンの価格が十分に下がれば、一気にスマートフォンに買い換えるような展開も有り得るからだ。

インドにおける、今年のスマートフォンの販売台数は1億3900万台程度だそうで、これも昨年比で29.5パーセントの増加となる。しかしインドにおける携帯電話機の売れ筋価格は70ドル程度であり、そのような中でスマートフォンが売れるためには、価格帯が120ドル以下程度であることが必要なのだそうだ。すなわち、インドでいきなりAppleが大ブレイクということにはならなそうだ。しかし、インドのOEMメーカーであるIntexと契約を結んで、提供するSailfishなるスマートフォン向けOSの販路拡大を狙っているJollaなどにとってはチャンスと言えるだろう。

インドにおいて、はじめてSailfishで動作するIntex Aqua Fishは、120ドル未満の価格で今年中に市場投入される予定となっている。ただし、開発には遅れもあるようで、先月の広告では「数ヶ月のうちに登場」という表現になっていた。

中国をみてみると、スマートフォンの売り上げは横ばいとなっている。ガートナーによれば、5年のうちの成長率もさほど高いものとはならないだろうとのこと。市場は飽和状態になっており、また価格競争も激しい地域だからだ。ちなみに昨年は、携帯電話機のうち95パーセントがスマートフォンであったとのことだ。これからの成長を伺う中、地元の市場が飽和状態となってしまっていることはXiaomiなどにとっては厳しい話だといえるだろう。同社は先月、マイクロソフトと特許権購入についての契約を結び、海外での成長戦略を模索しているところだ。

一方でガートナーは、中国においては新たなベンダーが登場してくる余地もあるとしている。2018年までには、新しいスマートフォンメーカーが中国内のベスト5スマートフォンメーカーの一角に割り込んでくると見ているそうだ。「インターネット関連企業は、モバイルデバイスの開発に力を入れつつあります。サービスの利用者を拡大し、さらにロイヤルティをもってもらうために自社開発のデバイスを提供しようとする動きが拡大しているのです」と、ガートナーのアナリストであるAnnette Zimmermanは言っている。

また、アフリカにおけるサハラ以南の地域についても、スマートフォンベンダーにとっては魅力的なところだとしている。この地域では、昨年になってようやくスマートフォンの売り上げがフィーチャーフォンを上回ったところだ。この地域における動きも活発化していて、たとえばノキアは、一世を風靡したノキアブランドの使用許可を新興のスマートフォンOEMメーカーであるHMDに与えることで、この地域における市場拡大を目指している。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

Apple、3月15日〔日本時間16日〕にイベントを開催―iPad、小型iPhoneなど発表予定

2016-02-03-appleevent315

1月中旬に私は「新型Apple Watchはいつ出るのだろうか?」という記事をTechCrunchに載せた。現在でもその答えはやはりノーだと思う。 しかし記事ではAppleは3月に関連イベントを開催するかもしれないと書いている。発表されるのはおそらく新世代のiPadと小型のiPhoneだろう。ただし、いくつかの情報源から聞いたところではイベントの中身はまだ流動的だ。これはハードウェアの開発状況次第ということになる、と付け加えている。

さて、情報源によると、イベントの開催日は3月15日で確定したようだ。また4インチのiPhoneと新iPadが発表されるのはほぼ確実になってきた。

今日(米国時間2/2)、9to5MacBuzzfeed NewsもAppleイベントの日付と発表されるであろうプロダクトを報じている。TechCrunch記事で私は「すっかり新しくデザインされたApple Watchのハードウェアは第1四半期のイベントには登場しないだろう。ただし新しいアクセサリーはいくつか発表されるかもしれない」と書いた。 BuzzfeedのJohn Paczkowskiは新しい腕時計バンドがストアに並ぶと書き、 9to5MacのMark Gurmanはミラネーゼ・ループの黒いバンド(これは私も欲しい)、新しいスポーツ・バンドやエルメス・バンドが発表されるだろうとしている。

4インチiPhoneと新iPadについてはだいぶ前から情報が流れており、記事も書かれている。 Intelの最新プロセッサSkylakeを搭載したMacbookの噂も出ているが、まだ発表の日取りを決められるような開発段階にはないと聞いている。これについてはあとしばらく待つ必要があるようだ。

Appleにコンタクトしてみたが、答えはいつも通りの「われわれは噂や推測にはコメントしません」だった。

画像: Sebastian Horndasch/Flickr UNDER A CC BY 2.0 LICENSE

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

運転中に前を見ているままでスマホの画面と路面の両方が見られるヘッドアップディスプレイHUDWAYは49ドルとお買い得

screen-shot-2015-10-30-at-2-26-05-pm

HUDWAYは、どんなスマートフォンでも車のヘッドアップディスプレーになる、という小さなガラス製品だ。ダッシュボードの上、フロントグラスの手前にこのデバイスをマウントしておくと、その薄い曲面ガラスに、ナビやメッセージなど、スマートフォンからの情報が投射される。

運転中にいつもテキスティングしていたり、スマホの画面を見ていたりして命を失う気の毒な馬鹿者の話をよく聞く。HUDWAYのディスプレイは、路面を見ている目線の上にあるから、スマートフォンを見るために下を向くことがない。運転中にスマホを見るときの、すべての人に共通する問題から、すべての人の命を救う、と同社は主張している。

このデバイスはナビで使うことがいちばん多いと思われるが、これなら暗くても画面がよく見えるし、視界不良でも道路の状態はよく分かる。HUDWAYのメーカーは、スマートフォンを見ずに路面をずっと見ていたおかげで命が助かったユーザの、実例を紹介している。

HUDWAYがあれば、ナビだけでなく、運転中にテキストメッセージやツイートを読み、ビデオを見ることもできるが、ただしHUDWAYの説明書には、それらは“確実に駐車してからやれ”と書いてある…それは正しい。

video_18

フロントグラスにつけるヘッドアップディスプレイは、前からある。GarminのNavigonも、これと似たデバイスだ。一部の車種、Chevrolet StingrayAudi S6ラグジャリーセダンなどには、標準装備で、AR(拡張現実, augmented reality)を利用するナビがある。

でもこれらはすべて、49ドルのHUDWAYに比べると高い。たとえば、よく似たガラス製のヘッドアップディスプレイデバイスNavdyは、一見、HUDWAYと同じ機能のようだが、$299ドルもする。

よそ見をする運転者はだいたい若者だから、気軽に買えるお値段は重要だ。お金持ちの子でなくっても、今やスマートフォンは持ってるからね。

取り付けもやさしい。デバイスをダッシュボードにつけて、アプリを使うだけだ。行き先を入力するとその情報がディスプレイのガラスに表示される。

万が一、物をつけられないダッシュボードだったり、急ブレーキで外れそうに思えたら、固定のための何らかの工夫が必要だ。HUDWAYは接着剤を使うことと、取り付け角度の調節を推奨している。

HUDWAYは今Kickstarterに出ており、そこで予約購入ができる。目標額10万ドルに対し、すでに40万ドル近くが集まっている(日本時間10/31/18:00)。

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

クラウド時代のスマートフォンを再発明するNextbit、Kickstarterで初の端末「Robin」を販売開始

Nextbitの「Robin」
Nextbitの「Robin」

Nextbitの「Robin」

iPhoneが世に出たのは2007年。Android端末の登場は2008年。そこから7〜8年が過ぎたが、その間に僕たちを取り巻くインフラ環境は大きく変化したのではないだろうか。

僕がその代表と思うのが「クラウド」だ。Googleのエリック・シュミットが「Cloud Computing」という表現をしたのは2006年で(AWSが正式にリリースされたのもこのタイミングだ)、Androidが登場した2008年時点でもクラウドの利用は今と比べるとまだまだという状態。個人向けのサービスになるとなおさらの話で、DorpboxやEvernoteが登場したのだって2008年になってから。無線LANの環境だって変化した。オフィスや自宅内などは別として、商業施設や店舗の公衆無線LANも増えたし、2009年からは新幹線の中でだって利用できるようになった。

つまり何が言いたいかというと、今のスマートフォンはクラウドとともに成長してきたのであって、“クラウドありき”で設計されたモノではないということだ。

今回紹介する米国のスタートアップ・Nextbitは、クラウドありきの今、スマートフォンを再発明するという。同社はクラウドファンディングサイトKickstarterにてAndroidベースのSIMフリー端末「Robin」を販売するプロジェクトを開始した。早期購入者は299ドル(すでに完売)からとなっており、2016年1月にもユーザーの手元に届く予定だ。

RobinはプロセッサにSnapdragon 808を搭載。メモリは内蔵32Gバイト(オンラインは100Gバイト)、ディスプレイは5.2インチのフルHD、リア13メガピクセル、フロント5メガピクセルのカメラを搭載。指紋認証も備える。製造はfoxconnが担当する。ちなみにこのRobinという名称はコミックや映画でおなじみの「バットマン」に登場するバットマンの相棒の「ロビン」から取ったのだそう。

RobinはAndroidベースのスマートフォンだが、その最大の特徴は「クラウドを使って内部メモリだけでなく、無限のストレージを提供する」というものだ。どういうことかというと、インストールしても使わないアプリなどを設定ごと自動的にクラウドにバックアップしていくのだ。

アプリをバックアップした場合、そのアプリのアイコンはグレーで表示される(僕が見たのはデモ版なのでその表現については変更があるかも知れない)。再びそのアプリを利用したければ、そのアイコンをタップすればいい。瞬時に再ダウンロードが行われ、ユーザーは最後に使用したのと同じ状態で利用を再開できるのだという。写真も同様に自動バックアップされ、普段は端末で見るのには問題ないサイズに圧縮されたものだけがローカルに残るといった具合だ。もちろん使用していなくても必ずローカルに残しておきたいアプリなどは、設定で任意に残すこともできる。

前述のDropboxやEvernote、最近ではGoogle フォトのようなプロダクトはあるが、Nextbitがすごいと思うところは、アプリのレイヤーでクラウドを扱うのではなく、OSのレイヤーで扱っていることだ。アプリのようにいちいち立ち上げなくても、ネットワーク環境にさえ繋がっていれば、クラウドを使ったほぼ無限のストレージに最適化してくれるのだ。バックアップ機能も備えており、端末を変更しても、Bluetoothのペアリングのような細かな設定までクラウド上からダウンロードしてすぐに利用できるのだという。

Nextbit CEOのTom Moss氏

Nextbit CEOのTom Moss氏

NextbitのCEOであるTom Moss氏は2007年にGoogleに入社。同年からAndroidのプロジェクトに参画。2008年にはアジアにおけるAndroidのおもにマーケティング領域を担当。日本に常駐し、キャリアやメーカーとの交渉を担当したとのことで、日本市場におけるAndroidの「育ての親」とも言うべき人物。

Moss氏は2010年夏には同社を退社。3LMなるスタートアップを立ち上げたが同社をMotorola Mobilityに売却。モトローラがGoogle傘下となったことから、Googleに出戻りするかたちとなった。その後Google、3LM両社でMoss氏を支えたエンジニアのMike Chang氏とともにNextbitを創業。さらにHTCでNexus Oneをはじめとした端末のデザインを担当したデザイナーのScott Croyle氏も同社に参画。Robinのデザインは同氏が担当している。

「クラウドは基本的に追加するもので、OSレベルで使われていなかった。そのためユーザーのストレージは尽きてしまう。NextbitのプロダクトはまさにクラウドOS。もちろんネットワークがなくても使えるものだ。これを完全に実現するには、(ソフトだけでなく)ハードウェアから作らなければならなかった」——Moss氏は自社のプロダクトについてこのように語る。

まずはKickstarter限定での販売となるし、その反応次第で戦略は変えていくということだが、今後は北米、イギリス、フランス、ドイツ、日本などの市場をターゲットにしたいという。「かつて日本にAndroidを紹介したからには日本でも成功したい。Robinのデザイン面でも日本のユーザーは意識している。魂のあるプロダクトを作りたかった」(Moss氏)

Moss氏は今後1年に1台ペースで端末をリリースしたいと語る。端末の価格にもこだわるという。「世界では、端末に700ドル以上払うならiPhoneを買うという人がほとんど。中にはSamsungを選ぶ人もいるが、iPhoneはブランドがあってAndroidにはまだそれがないという状況。だがハイスペックなAndroid端末を欲しがるユーザーはいるし、これからはそれを300〜400ドル程度で売る必要があると思う」(Moss氏)。しかしこの価格設定では、人も多ければ制作のプロセスも多い大手メーカーでは利益を出しにくいため販売できないはずだ。かといって中国のブランドが日本や欧米で認められるのは難しい。「だからこそ(Nextbitのような)新しいメーカーにはチャンスがある」という。

「『ちょっと違うね』じゃ面白くない。小さいことをやるんじゃなくて、新しいことをしたい。我々はハードもソフトも今までと全く違うものを作っていく」(Moss氏)

自分のスマホで簡単な手作業バイトができるSpare5、シリーズAで$10Mを調達

Spare5_4

企業はSpare5を利用して、写真にタグ付けをするとか、コンテンツを分類整理するなどの細かい雑務を、停留所でバスを待っているスマートフォンユーザ(==ひまな人)にやってもらい、その‘賃金’を払う。それはまるでAmazon Mechanical Turkのモバイルバージョンみたいだが、同社はこのたびシリーズAで1000万ドルを獲得した。このラウンドをリードしたのは、Foundry GroupMadrona Venture GroupNew Enterprise Associates(NEA)の3社だ。

同社によればこの新たな資金は、“エンジニアリングとデザインとマーケティングとコミュニティ管理とCRの拡充”に充てられる。

Spare5によると、アメリカ人はスマートフォン上で大量の時間を消費しているから、“コンピュータにとって苦手なデータ関連の問題の解決を手伝う時間”ぐらいあるはずだ、という。

Spare5のCEOで協同ファウンダのMatt Benckeは、次のように語る: “企業はつねに、コンピュータだけでは解決できないデータの問題を抱えている。わが社は、人間にしかできない能力の‘生産性’をテクノロジを利用して増幅している。それは顧客にとって、ほかの方法では得られない、速くてコスト効率の良い成果達成方法だ。オンラインのお店でも、リッチコンテンツのパブリッシャーでも、機械学習エンジンを訓練している企業でも、人間の頭と心にできることが、必要なはずだ。わが社はそういう、人間ならではの能力を、ITに革新をもたらす新しいクォリティおよび価値として提供する”。

同社は、人びとがこのサービスでどれぐらい稼いでいるのか、については口を濁した。でもたぶんその額は、Googleが同社に有利なコメントを書いた人たちに払ったとされる月額8354ドルよりは、ずっと少ないだろう。彼らは、一日に数時間、仕事をしただけだけどね。

Spare5_1

同社によると、Spare5は職業ではなく、今後職業にしていく気もない。支払額は仕事の複雑さやクォリティや生産性によって大きく異なる。だからそれは、‘一定の時給’と見なすことはできない。中には、これまで数百ドル稼いだ人もいる。Spare5は職業でも副業でもなく、ちょっとした手仕事のマーケットプレース、だそうだ。

Amazon Mechanical Turkの場合は、ワーカーの約50%が合衆国で、40%がインドだ。Spare5では、ユーザ*の約90%が合衆国で、男女半々ぐらい、その多くは30歳以下だそうだ。〔*: ユーザ、Spare5を利用する仕事の発注者ではなくて、Spare5のワーカーのこと。〕

Spare5のユーザは登録時に一連の質問をされるし、またFacebook経由で接続しなければならない。仕事は、ユーザのスキルや趣味に基づいて割り当てられる。

“仕事をしてくれる人とその結果のクォリティを維持するために、独自のアルゴリズムを使っている。それには、専門学者が発表しているいくつかのベストプラクティスも含まれている。そのようにして、高品質な結果を企業顧客に届けている”、ということだ。

ひまなとき、Angry BirdsをプレイするよりはSpare5で写真のタグ付けでもした方がいいや、と思える人たちが、今後どれぐらい増えるだろうか。賃金が安過ぎたら、一度で懲りて、またFist of Furyのプレイに戻るだろうけど。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Operaが会員制のモバイルアプリ発見サービスBemobiを買収、キャリア課金のマネタイゼーションをねらう

bemobi_-_soluc3a7c3b5es_corporativas_mobile_and_netnewswire__1739_unread_

WebブラウザOperaを作っているOpera社が今日(米国時間8/7)、主にラテンアメリカ市場に会員制のモバイルアプリ発見サービスを提供しているBemobiを買収した、と発表した。買収の完了は2015Q3とされ、その価額等は公表されていない。

そもそも、“会員制のモバイルアプリ発見サービス”って何だろう? Operaの説明によるとBemobiは、スマートフォンアプリのためのNetflixみたいなもので、ユーザは毎週小額の会費を払うことによって、有料アプリに無制限でアクセスできる。料金はキャリア課金になるので、クレジットカードやデビットカードが普及していない中南米でも便利に使える。Bombiによると、今、非休眠会員は約600万人いるそうだ。

Operaはデスクトップだけでなくモバイルのブラウザも広く使われているし、後者の場合キャリアが最初からデバイス本体にブラウザを組み込むから、キャリアとのご縁が浅くない。そこで、キャリアとの関係とBombiのサービスを結びつけたら、Opera曰く、“グローバル規模の革新的なアプリ発見とマネタイゼーションのためのサービスが実現し、Operaはこの分野のグローバルなリーダーになる”、のだそうだ。

futcel3

OperaのCEO Lars Boilesenは、今日の発表声明でこう言っている: “Operaはモバイルアプリのエコシステムで急速に成長し、この分野でみなさまのお役に立つイノベーションをご提供することを、重要な目標としている。Bombiはまさに、Operaのこの方向性に沿うものである。今回の買収によって、Operaのアプリ発見サービスに大きな構造性がもたらされ、また、有効性を実証されているマネタイゼーションモデルを、弊社の中核市場に導入することができる”。

2000年に創業されたBemobiは、今ではClaro、Telefonica、América Móvil、Telcel、Oiなどをディストリビューションパートナーとし、また多くのデベロッパともパートナーしている。同社はカタログ中のアプリを約500に絞ることによって、AppleのApp StoreやGoogleのPlay storeにない、“アプリの発見しやすさ”を実現している。それは対消費者のセールスポイントであると同時に、力作のアプリがどこかに埋もれてしまいがちなデベロッパにとっても、魅力になっている。Bemobiは彼らのアプリを自分のサービスから提供できるための簡単なラッパーを、アプリに着せるだけである。デベロッパがアプリに変更を加える必要性は、まったくない。

買収後もサービスはBemobiという名前で提供され、CEOも変わらないが、ターゲットはグローバルになる。同社にはすでに、サービスおよびサイトの英語バージョンがある。

BemobiのCEO Pedro Ripperは、こんな発表声明を述べている: “Bemobiはグローバルな拡張を計画している。そのために、Operaの戦略的資産と、弊社のラテンアメリカにおける会員制アプリ発見サービスの成功を、相乗的に活用していきたい”。

この買収により、すでに全世界に展開しているOperaの力が、Bemobiのグローバル進出を助けるだけでなく、Opera自身にとっては、ラテンアメリカ市場の一層の拡大の契機にもなる。いわゆる、win-winの良縁だ。

Apps_Club_-_Apps_Club

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Peekはスマホカメラと3Dプリント部品で網膜写真を撮影し、途上国の眼疾患を診断するアプリ

cataract-testing-outside-patients-home_1-c2a9-peek

“Peek”(Portable Eye Examination Kit)は、目の病気を診断するためのスマートフォンベースシステムだ。3Dプリントされたカメラ用アドオンを使うことで眼科医は屋外でも詳細かつ完全な目の検査を行うことができる。英国の眼科医らが開発したこのシステムは、最近Indiegogoで13万0475ポンドを集め、現在医師からの予約注文を受け付けている。


Peekはスマートフォンの高精度カメラを使って網膜を見て、白内障の診断、視力、色覚、コントラスト等の検査を行う。プロジェクトを率いるのはDr. Andrew BatawrousとStewart Jordanで、デザインはKate TarlingとDr. Mario Giardiniが行った。同システムは、基本的眼科検診を受ける機会のない世界3900万人の人々を助ける目的で作られた。TED TalkでDr. Bastawrousは、白内障手術や処方レンズによる視力回復等、途上地域における目の健康維持を助ける彼の研究について話した。Peekで撮影した医療画像は、遠方の医師に送信され、患者の診断や治療の提案を行うことができる。

作者らによると、世界中の失明の80%は予防可能だが、眼疾患の検出に必要な器具は重く複雑で操作が難しい。安価なスマートフォンとプラスチック部品を組み合わせることによって、眼科医は世界中の眼疾患に対応することが可能になる。同システムには、画面に文字や図形を徐々に小さく表示していくことで視力検査をする興味深い機能もある。同様の方法によって色覚異常も検出できる。

これは明らかに消費者向けではないが、医師や訓練を受けた人材が、現地で本物のの有用な目の検査を行うことを可能にする。眼科診療室の器具をポケットに入れることによって、非常にシンプルかつ安価な方法で目の中の写真を撮影できるようになり、医師は必要な地域を訪れたりリアルタイムで人々を助けることができる。プロジェクトは目標金額を達成したので、アプリと3Dプリント部品は近日中に出荷されるはずだ。

via 3DPrint

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アイスタイルとエキサイト、インキュベイトの3社、女性特化のスマホ動画広告事業に向け新会社

8

僕は今B Dash Venturesが主催する招待制イベント「B Dash Camp」に参加しているのだが、初日の4月9日に最も盛り上がったセッションは動画に関するモノだった。最近では動画コミュニティのMixChannelや動画広告のFIVEの話を聞いたばかりだ。「スマートデバイス向け動画が来る」なんてのは数年前から言われていたが、やっと本格化してきたと感じる。

そんな中、アイスタイル、エキサイト、インキュベイトファンドの3社が4月10日、スマートデバイス向け動画広告の新会社「OPEN8(オープンエイト)」を設立した。代表取締役には、アイスタイル取締役兼COOの高松雄康氏が就任する。

事業展開の第1弾として、@cosmeやWoman.exciteをはじめとした女性向け有力メディアを中心とする、「女性ユーザー特化」のスマートフォン動画広告ネットワーク「VIDEO TAP」を展開する。今後は第2弾として、インキュベイトファンドとともにゲームアプリ市場向けにもサービスを展開する予定だ。

B Dash Campの会場で高松氏と、アイスタイル取締役兼CFOの菅原敬氏に少し話を聞くことができたのだが、スマートデバイス向けの広告ニーズが顕在化している一方、広告単価はまだまだ安いため、高単価で売れるサービスが求められていることから企画されたものだそう。

アドネットワークの月間ユニークユーザーは3000万人、女性比率96%以上。年齢は20代~40 代が94%となる。RTB型ではなくリザベーション型の広告で、再生回数保証。金額は300万Viewで600万円となる。

広告は、再生時に画面を大きく占有し、再生が終了すると小さなバナーに変形するというモノ。以下の動画で確認頂いた方が早いと思う。

高松氏は「テレビCMの代替となるサービスを考えている」と語っていたのだけれど、ハイファッションなどのブランドは、今あるRTB型のアドネットワークへの出稿に否定的なのだそう。VIDEO TAPはメディアを女性特化かつプレミアムなものに限定することで、配信先のターゲットを明確化することで、ブランド広告の出稿を促す。

左から

左からアイスタイル取締役兼COOの高松雄康氏、アイスタイル取締役兼CFOの菅原敬氏

スマートニュースが12億円を追加で資金調達、米国での人材採用を積極化

screen-shot-2015-03-31-at-02-40-09

すでに本家TechCrunchでも報道されているが、ニュースアプリ「SmartNews」を手がけるスマートニュースが1000万ドル(約12億円)の資金調達を実施したことが明らかになった。評価額はプレ(調達前)で3億2000万ドル(約384億円)、出資したのは既存投資家のグリー、グロービス・キャピタル・パートナーズ、Atomico、ミクシィ、Social Venture Partnersとなっている。

スマートニュース ヴァイス・プレジデント 財務担当の堅田航平氏曰く、今回の調達はいわゆるブリッジファイナンス(独立した資金調達ラウンドではなく、次のラウンドまでのつなぎの資金調達)で、2014年10月にリリースしたSmartNews米国版や2015年2月にリリースしたインターナショナル版の順調な成長を受けたもの。この資金をもとに米国拠点の人材を強化。米国サンフランシスコの拠点において、マシンラーニングや自然言語処理に長けたエンジニアを積極採用していく。日本のスタッフや役員も出張ベースで積極的に米国とコミュニケーションを取るとしている。

スマートニュース代表取締役の鈴木健氏によると、SmartNewsのMAU(月間アクティブユーザー)は日本で400万人、米国では100万人。提携メディア数も当初の10社から75社まで拡大。日米ともに「数字は順調に伸びている」(鈴木氏)のだそうだ。米国でニュースアグリケーションアプリと言えば、Flipboardが圧倒的なダウンロード数を誇っているようだが(直近の数字は公開していないが、Google Playでは世界で1〜5億ダウンロードとなっている)、スマートニュース代表取締役の浜本階生氏曰く、「ランキングに基づいて言えば、あまり突き抜けている(競合)アプリはない」とのこと。

また米国のアプリストアについて、「CNNやBuzzFeedなど1媒体を閲覧するアプリがランキングの上位を占めている。日本でも3年ほど前はそんな状況だったが、今ではアグリゲーターが上位を占めている。今後はそういった傾向が出てくるのではないか」と語った。

2014年12月に国内で本格的に広告ビジネスをスタートしたスマートニュースだが、米国でのマネタイズはまだまだこれからのようだ。「国内でもMAUが400万人を超えてやっと広告を始めた。米国でも同じように成長していく必要がある」(浜本氏)

日本を見てみれば、競合サービス「Gunosy」を手がけるGunosyに上場承認が下りたばかり。鈴木氏にイグジット戦略について聞いたところ「今のところ時期などは考えていない。まずは米国を頑張るというところ」ということだった。

高級なApple Watchは「保護ケース」に入れてから使うべきだろうか?!

Apple Watchを買おうと心に決めた人の中には、果たして大事なApple Watchは保護ケースに入れてから身につけるべきなのかどうかを悩んでいる人もいるのではなかろうか。

腕時計を使うのに、保護ケースに入れるなどという話は聞いたこともない人がほとんどだろう。多くの人はばかばかしくさえ感じるのではないかと思う。しかし実際のところ、Apple Watchは小さなコンピューターだ。モデルによっては200万円もするものすらある(安いものでも4万円以上となっている)。

しかも、Apple Watchはさまざまな利用シーンを想定しているデバイスだ。フィットネスにも利用できるし、またインターネットサービスからの通知を受け取ったり、あるいは電話に使ったりもする。さらには人に見せつけるための役割もあるだろう(もちろんそのためには18カラットゴールドのモデルが必須だ)。すなわち、ハーフマラソンで汗だくになったときにも使っているし、またおしゃれなディナーの際にも身から離すことはない。非常に多くの役割りを期待されているデバイスなのだ。

さらに、スマートフォンを保護ケースに入れるのは、ごく普通の行為だと考えられている。それであれば、スマートウォッチを保護ケースに入れておくのも、ごくふつうのことだと考える人もいるかもしれない。

そんなことを考えて、ケースメーカーのLunatikはApple Watch用の保護ケースを作ることにしたらしい。iPod Nanoを腕時計風に使うために開発した技術(特許取得済み)を用いた保護ケースについて、昨年秋に行われたApple Watchの公式リリース以来ずっとプランを練っていたのだそうだ。本体に搭載されているセンサーや制御部などを一切邪魔することなく装着できるようになっている。

プロダクトの名前はEpik Apple Watch Kitというが、現在のところはまだプロトタイプだ(最新のプロトタイプ写真を下に掲載している)。Apple Watchは4月末に販売となるが、その3ヶ月後くらいに間に合うように出荷したいと考えているそうだ。すなわち夏頃の出荷を考えていることになる。

LunatikのファウンダーであるScott Wilsonによれば、クラウドファンディングで利用者のニーズをはかりたい考えなのだそうだ。馬鹿馬鹿しいと一笑に付されてしまう可能性も、若干ながら考えているのだろう。

確かに、冗談としか受け取られない可能性は高いようにも思える。

しかしスマートウオッチに200万円を支払うのなら、$99ないし$149というケースの値段自体は問題にならないといえよう。もちろん腕時計として利用できるようにバンドもついていて、本体に引っかき傷がつくようなこともなくなるわけだ。

「ウェアラブルデバイスというのは、電話を利用するのが不可能ないし適切でないケースでも利用できるという性質をもっています」とWilsonは言う。「但し、さまざまな環境に対処できるように、物理的に頑丈でありかつ、目的に応じたスタイルであることが求められます」とのこと。

Epikはアルミニウム製であり、「防塵および防湿の機能」を持っている。ケースにはオリジナルのプラスチックバンドもついていて、Apple純正の洒落たバンドもうちで大切に保管しておくことができるわけだ。

「おまけに、みんなとは違うApple Watchを身に纏うことにもなるわけです」とWilsonはアピールする。ウェアラブルにはファッション性も必要とされるわけで、ケースを装着することで人とは違うスタイルをアピールできるようになるということだ。

Apple Watchがきゃしゃに見えると言う人もいるわけで、そういう人にとっても、保護ケースは現実的なオプションとなり得るのかもしれない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


この秋の新型iPhoneではForce Touch入力ができる

新しい12インチMacBookとApple Watchに搭載されたAppleのForce Touch技術が、次のiPhoneにも載る、とWall Street Journalが報じている。でも、実際に使ってみた個人的感想としては、むしろこの技術は、Appleのすべての新製品に使うべきではなかったか、と思った。この感圧入力方式は、通常の圧力とより深い圧力を、それぞれ異なる入力として区別できるから、タッチ方式のスマートフォンに、これまで不可能だった非常に多様なオプションを盛り込むことができる。

新しいMacBook(とレティナディスプレイの13インチMacBook Pro)がトラックパッドに採用したForce Touchは、これまでのMacと同じような、メカニカルで安心できるふつうのクリック感を与えるが、その実際の運動距離は1ナノメートルにも満たない。つまり、下方向の動きはほぼなくなって、代わりに、互いに横に配置されている触覚モーターが圧力を検出する。この機構が、ユーザの最初の通常のクリックと、それに続く深いプレスを識別感知するから、後者で第二の機能を起動することができる。これまでのマウスの、右クリックするとか、メニューを開くという手間がなくなる。

これがもたらすメリットは、iPhoneでとくに大きいと言えるだろう。たとえばゲームのコントロール機能が豊富になり、またGarage Bandのようなアプリではより高度な入力と、それらへの反応が可能になる。たとえば仮想鍵盤が作り出す音を、軽いプレスと強いプレスで変えることができるだろう。Garage Bandにはすでに、それ的な機能はあるけど、あまり感度は良くない。それはiOSデバイスのモーションセンサ(動きセンサ)を利用して、タップ圧の相当大きな違いを識別しているからだ。

AppleはMacBookのトラックパッドでForce Touchをデモしたとき、微細な感圧検出によって手書き文字を書けることを示した。このような入力機能がiPhoneやiPadに載れば、描いたり塗ったりといった、クリエイティブなアプリの可能性が開ける。今はBluetoothを利用する感圧スタイラスがいろいろ出回っているが、Force Touchがあれば、デバイス自身がそんな機能を持てるから、いろんなデベロッパが、外付けの特殊器具を用意することなく、単純にデバイス本体のシステムのレベルで、いろいろなアプリを構想できる。

WSJの記事は、単なる感圧だけでなく、MacBookのトラックパッドのようなクリック感もiPhoneに導入されるのかを、明記していない。でも、クリック感が実装されれば、たとえば仮想キーボードの使い心地もぐっと良くなるから、Appleはきっと導入するだろう。Appleのいわゆるタップティックな(taptic)ハードウェアは、(物理的な押し下げスペースが要らないので)、空間効率が非常に良く、デバイスの究極の小型化と薄型化が可能だ。またそのレスポンスは、従来の振動モーターを使った触覚システムとは比べ物にならないぐらい、識別の粒度/精細度が細かい。触覚(haptic)システムがiPhoneに合わないことは明確だが、tapticとなると話は別だ。

いつもと同じく秋に出る新型iPhoneは、WSJの記事によると、現行機種と同じくサイズのオプションがあり、色としては、今テスト中の、ピンクのメタリックのアルミケースが新たに加わるそうだ。色に関してはApple Watch Editionとの相性も考えてほしいが、少なくとも今聞こえてくるのは、個人化(パーソナライゼーション)の拡大努力に関する話題だ。ピンクのメタリックのiPhoneをほしいやつって、どこの誰かな?

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


Apple、噂のレティナMacBook Airを発表。1299ドルから

今日(米国時間3/9)サンフランシスコで行われたイベントで、Appleは長らく続いて1月に再浮上した噂を肯定した。MacBookの次の主要製品ラインは、12インチのレティナスクリーンで、Appleのこれまでの最先端デザインよりも薄くて軽い。

今日Appleがステージ上で披露したノートパソコンは、今年報じられた噂とほぼ一致していた。画面まわりのベゼルは細くキーボードは本体の両端に届く。トラックパッドは、従来の意味でのクリックをしない ― 代わりに、Apple Watchで使われるのと同じ”Taptic Engine”がクリックの感覚をシミュレートしてフィードバックする。さらに、通常より強く押すことによって別のシェスチャーとして解釈させることができる。Watchと同じように。

初代MacBook Airが従来のポートやDVDドライブを取り払って拡張に対する概念を変えたのと同じように、新しい12インチMacBook Airは、主要なコンピューティング機器はノートパソコンではなく、スマートフォンであることを前提に作られている。

新しいMacBookには、ヘッドホン端子以外たった一つしかポートがない。それは新しい反転可能なUSB-Cコネクターで、充電、外部ディスプレイの接続、およびUSB 3速度による転送が可能だ。この新しいコネクターに移行することでAppleはこのノートをいっそう薄くすることができた。ただし、周辺機器をつなぐためには外付けUSBハブが必要になる(おそらく来年くらいには新しいAirの充電/アクセサリーの接続ができる新しいAppleディスプレーが出てくることが期待できるだろう)。

ファイルや写真を共有する必要があれば、殆どのユーザーはWiFiかBluetoothでiCloudやAirDropを使うことをAppleは想定している。

新しいMacBook Airの重さはわずか2ポンド(約908 g)で、厚さは13.2 mmと11インチMacBook Airより24%薄い。2304 x 1440のディスプレイはAir製品ラインで初めてのレティナ品質だ。プロセッサーのCore MはIntelの超低消費電力チップの一つで、最近のWindows OEMタブレット・ノート・ハイブリッド機に使用されている。Appleは「オールデー・バッテリー」と称して、 ウェブ利用9時間、HDビデオ10時間を約束した。

新MacBook Airは4月10日発売で、8GB RAM、256 GB SSDの入門モデルが1299ドル。iPad、iPhoneと同じく新しいMacBookにはシルバー、スペースグレー、ゴールドの3種類がある。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple、iPhone 6でAndroidからシェアを奪回、8–10月期は記録的な好成績―日本のみ例外(Kantar調べ)

Appleはここ数年、さまざまな機能を詰め込んだ低価格Android機にシェアを奪われてきた。しかしここに来て最新のiPhone 6シリーズの大成功で少しではあるがシェア奪回に成功したようだ。われわれは10月末に速報を紹介したが、今回私はKantarの主席研究員でアメリカ調査部門の責任者、Carolina Milanesiに取材してさらに詳しい説明を受けた。

WPPグループの調査会社 Kantar Worldpanelが発表した最新の統計によれば、8月1日から10月31日までの3ヶ月で、日本を除く世界中ほとんどすべての市場でAppleのスマートフォンのシェアは微増している。これに対してAndroidのシェアは微減している地域が多い。iPhoneが依然スマートフォンのリーダーであることは明らかで、これは当分続きそうだ。

Android陣営については、地域によってリーダーが異なる。中国ではシャオミー(小米)がシェアトップだが、他の多くの市場では依然Samsungが1位だ。 Milanesiは私の取材に対して「(Android機のメーカーは)Samsungからシェアを奪えず、互いにシェアを奪い合っている」と説明した。例外はアメリカ市場で、LGがSamsungから少しだがシェアを奪った。

ヨーロッパの5大市場、イギリス、ドイツ、フランス、イタリー、スペインではAndroidが70%弱のシェアを占めている。しかし前年同期と比べると2.6%ポイントの下落だ。一方Appleは6ポイント近くアップして20.7%に達した。特にイギリスではAppleは今やスマートフォンの40%のシェアを占めている。昨年同期に比べて10.4ポイントの増加だ。

特にイギリスではiPhone 6が6 Plusに対してて4倍も多く売れたという。統計で実証された数字ではないが、大型の6 Plusは男性に好まれる傾向があるという。Kantarの統計によると、全売上の34%が16-24際のグループによるもので、全購入者の64%が男性であり、Kantarの説明によれば「iPhone 6購入の動機のトップは、4G (51%)、画面サイズ (49%) 、デザイン(45%)」だという。またイギリスにおけるiPhone 6の販売台数の31%は実店舗のAppleストアによるものだ。

Appleがすでに十分成功を収めた市場の動向はやや異なる。アメリカでのiPhoneのシェアは「0.7%の微増」にとどまった。

またアメリカではアンロック版スマートフォンがヨーロッパほど普及していない。iPhoneのキャリアに関してはVerizonが42.2%、AT&T 41.4%と完全に2強状態だ。ただしAT&Tは利幅の大きいiPhone 6 Pluのセールスでは63%と好調だった。

アメリカではiPhone 6がiPhone 6 Plusの3倍程度売れている。6 Plusの購入者は6よりもやや年齢が上だという。

「発売後1ヶ月でiPhone 6は33%の市場シェアを獲得し、8-10月期でもっとも売れたiOSデバイスとなった。iPhone 5sは26%で2位、iPhone 5cが18%で3位、iPhone 6 Plusは10%だった」Milanesiは説明した。

Appleはヨーロッパで大幅な伸びを見せたが、Asiaではさほどでもなかった。

中国ではAppleのシェアは前年同期に対して0.2ポイントアップの15.7%だった。売上が伸びなかった理由は10月にはいるまでiPhone 6の販売を開始できなかったことが大きい。シャオミーはシェア30%を獲得してトップに立った。iPhone 6は10月17日から31日までの期間の販売しか計上されていないにもかかわらず、シェアは3位だった。

ところが、世界中で一箇所だけAppleのシェアが大幅に減少した大市場がある。日本だ。ここ数年、日本はiPhoneのシェアがもっとも高い市場だったし、日本の市場調査でも依然としてトップの売れ行きを示している。われわれはKantarにこの現象の原因についてコメントを求めている。あるいは製品の供給がネックになったのかもしれない。

下に詳しい対話的統計レポートをエンベッドしておく。

〔日本版〕10/30の速報記事の日本版注でも日本市場におけるiPhoneシェアの大幅減について触れたが、Kantar側でも正確な原因がつかめていないようだ。引き続き注目したい。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Amazonは不評のFireスマートフォンを殺さずに長期な視野で育てる気だ

Amazonは同社のスマートフォンFireに関して、長期的な見方をしているようだ。短期的には、立ち上がり時の売れ行きがぱっとせず、大幅に値下げをしても8300万ドルぶんの過剰在庫があり、その製造コストは1億7000万ドルにもなる。Amazonのデバイス担当SVPのDavid LimpがFortune誌で、大きな問題は最初の価格設定を間違えたことだ、と語っている。キャリア契約付きで199ドルだった価格が、今ではわずか99セントだ。

Limpによると、値下げ前に比べるとすごく売れているそうだが、例によってAmazonは数字を挙げない。最初のころ買った顧客から大量の苦情が殺到したので、ソフトウェアは大幅に改訂したそうだ。今のバージョンに対してもソフトウェアの改良は続けなければならない、という。そして長期的には、Kindleのような安定に達することを同社は期待している。

Kindleも最初は欠陥が多くて、不評だった。今のKindleに比べるとあらばかりが目立ち、誰もその長寿を予想しなかった。Fireスマートフォンに関してもやはり、アナリストやメディアはその早逝を声高に言いふらしている。しかしAmazonは少なくともあと数世代、ソフトとハードの改良を続けて、顧客が見直すようなものに到達したい、という根性のようだ。最初のバージョンは、あまりにもAmazonでのショッピングを強調しすぎていた。そして将来のバージョンでは、もっと良い均衡を目指すのだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ディープリンクでスマホのウェブとアプリをスムーズにつなげるCircuit

「ディープリンク」という言葉を聞いたことはあるだろうか?本来の意味は、ウェブサイトのトップページ以外のリンクのことを指す。例えばとあるサイトやソーシャルメディアからTechCrunchのトップページではなくこの記事のページへのリンクはディープリンクと言える。

今では単にウェブサイトのリンクだけでなく、スマートフォンアプリの特定ページに遷移するリンクも指す言葉になっている。例えばFacebookのアプリ上でPinterestへ投稿された写真をクリックした際、Pinterestのアプリをインストールしているユーザーであれば、Pinterestのアプリが起動し、トップページではなく当該の写真が表示される。この当該写真へのリンクもディープリンクというわけだ。

そんなディープリンクがスマートフォンの世界で重要になっていく――ディープリンクソリューション「Circuit」ベータ版の提供を開始したふくろうラボの清水翔氏は語る。

僕らは普段あまり意識せずに利用しているのかも知れないのだけれど、実はプラットフォーマーは2013年以降、ウェブからアプリへの新しい動線を作るべくディープリンクへの対応を進めている。

Twitterでは2013年4月に「Twitter カード」を公開している。これは、ツイートに画像やアプリのリンクを埋め込むことができる機能だ。これを利用すれば、あるアプリをインストールしている環境であればアプリが起動して当該ページを表示し、アプリをインストールしていなければApp Storeが起動してそのアプリのダウンロードページを表示できる。冒頭にあったFacebookの例も、同社が2014年4月に公開した「App Links」という仕組みを利用している。またGoogleも、スマートフォン向けの検索結果画面にAndroidアプリのディープリンクをつけ、検索結果画面から対応アプリの当該ページに直接アクセスできるボタンを付けられるようにしている(ただし、日本ではヤフオク!やクックパッド、Hotpepper、pixiv、WEARなど対応サービスが限られている)。

ただし、このディープリンク対応、OSやブラウザ、リファラーごとに挙動が違うため、うまく動作をさせるには、OSやブラウザごとでコードを分け、さらにそれらのバージョンアップのたびに検証が必要になったりと、実装と運用には非常に手間がかかるのだそうだ。だがCircuitを利用すれば、ディープリンクのルールを設定したあと、ウェブサイトにJavaScriptを記述するだけで主要なOSやブラウザでのディープリンク対応を実現できるという。ベータ版の利用は無料。2015年2月をめどに正式リリースを検討している。同種のサービスとして、海外では「URX」「Deeplink.me」「Branch Metrics」などがある。

ではCircuitの導入で具体的にどんなことができるのか?清水氏は(1)端末内のアプリの有無を判別しての遷移先の振り分け、(2)前述のTwitter カード、App Linksへの対応、(3)ウェブサイト訪問者に対して、当該アプリの未ダウンロード時のみアプリのダウンロードを訴求、(4)広告や友人招待経由でのアプリ起動時に、指定のページに遷移する――といったことが可能になると説明する。ただし、App Linksは遷移元と遷移先の行き来ができる機能を有するが、Circuitを利用した場合はアプリ間での「戻る」機能は用意されていない。

僕はFacebookアプリを利用している際、友人がシェアしたコンテンツをクリックして、Web ビューが立ち上がり、アクセスの都度そのサイトへのログインを求められてうんざり……という経験が多々あるのだけれど(まさに下の図のとおりだ)、これがログインした状態で直接アプリで閲覧できるようになる(アプリを立ち上げるかどうかを確認するダイアログは表示される)のであれば非常にありがたい話だ。清水氏によると、すでにユーザベースのNewsPicksなどがCircuitを導入しているそうだ。

ふくろうラボでは「ディープリンク」を解説し、啓蒙するためにオウンドメディアも立ち上げているが、まだ理解はこれからといった状況だそうで、「いまはまだ、サービス説明の前にスマホ時代のディープリンクとは何かを担当者と会って説明し、理解してもらった上で導入を提案している状況」(清水氏)だという。同社は4月にインキュベイトファンドとEast Venturesから数千万円の資金を調達しており、現状はクライアントを拡大しつつ、サービス開発を続けている。将来的にはCircuitの利用料に加えて、広告事業者との連携を進めることで、マネタイズの道を模索していく。


Amazon、6月19日〔日本時間〕にイベント開催―3D視線トラッキングのスマートフォンの発表か

昨年10月、われわれはAmazonがひとひねりした新スマートフォンを開発中だというニュースをお伝えした。複数のカメラを利用してユーザーの目を追跡し、傾きを検出して適切な表示を行う3Dユーザーインターフェイスが搭載されるということだった。

先ほど、Amazonは6月18日〔日本時間6月19日〕に製品ローンチのプレスイベントを開催するとツイートした。いろいろ総合して考えると、今回のイベントは問題のスマートフォンの発表会のようだ。

Amazon’s tweet:

〔ツイート〕 6月18日にシアトルでファウンダー、ジェフ・ベゾスが登場するローンチ・イベントを開催します。参加希望者はこのリンクへ。

ツイート本文には発表の内容が明かされていないが、YouTubeに行って添付のビデオの説明を読むと、まず「われわれの新しいデバイスの発表に興味があれば」云々と書いてある。

おまけにビデオには人々が何かを手に持って頭をあちこちにかしげて「おや、私の動きについてくる!」などといって驚いている様子が写っている。というわけで3Dトラッキング・スマートフォンの発表と考えて間違いないだろう。

ツイートのリンクをクリックしてイベントへの応募ページを開くと、デベロッパーの場合、「ジャイロ、加速度計、コンパスその他のセンサーを使ってイノベーティブな開発をした経験があるか、新しいタイプのセンサーを使った開発に興味があるか」などを尋ねられる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+