【スタートアップバトル】過去の出場企業紹介 4:ガレージバンク

TechCrunch Tokyo 2021は、12月2、3日にオンラインで行うこととなった。そのメインとなる「スタートアップバトル」はもちろん2021年も開催する。

新進気鋭のスタートアップがステージ上で熱いピッチを繰り広げるピッチイベント「スタートアップバトル」には、例年数多くの企業が参加、熱戦が繰り広げられている。投資家や大企業の新規事業担当者も多く参加、スタートアップバトルをきっかけに出資が決まったり、優秀な人材の採用につながることも少なくなく、日本スタートアップ業界における登竜門ともいえる存在となっている。

ここでは、そんなスタートアップバトルにおいて、2020年にファイナルラウンドに進出したガレージバンクを紹介したい。

同社が手がける「カシャリ」は、ユーザーの所有物をスマホで写真に撮ると、すぐに査定額で買い取ってくれるアプリおよびサービス。手続きはすべてスマホで完結し、買取代金はセブン銀行ATMや、銀行振込みで受け取れる。さらにカシャリのポイントは、売ったモノを「そのまま使い続ける」ことができる点にある。ユーザーは、アイテムをカシャリから「借り」ながら、売却前と変わらずに使い続けられるのだ。

このリース期間は3カ月で、リース終了後に残存価格を支払えば、ユーザーは売ったアイテムを再び買い戻せる。またリース期間の延長もできるし、アイテムをそのまま手放したい人は、無料で手配される業者を使って郵送すれば、追加でお金を払う必要はないのだ。

このビジネスモデルは「リースバック」と呼ばれ、主に不動産業界で活用されている。資金需要はあるものの、住んでいる家を手放したくない人に対して、不動産会社が家を買い取りそのままリースを行う。リース期間終了後は借り手が家を買い戻すことで、不動産会社はリース料と売却代金で利益を得ることができる。

スタートアップバトルに出場したガレージバンクのその後の軌跡は、以下の記事から確認できる。また、スタートアップバトルへの本登録は記事末のリンクで行える。出場登録締め切りは2021年10月11日(月)。

2021年2月
モノを瞬時にお金に変える「カシャリ」は次のメルカリになりうるか

応募条件(詳しくはバトル応募ページに記載)

  • 未ローンチまたは2020年10月以降にローンチしたデモが可能なプロダクトを持つスタートアップ企業であること。
  • 法人設立3年未満(2018年10月以降に設立)で上場企業の子会社でないこと。

スタートアップバトルの応募はこちらから

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。