FacebookのCOO、シェリル・サンドバーグはベストセラーとなった著書、LEAN IN リーン・イン 女性、仕事、リーダーへの意欲の中で、若い女性に対し「結婚するなら人生の真のパートナーとなるような相手を選べ」とアドバイスしている。
サンドバーグは正しいパートナーの選択を「キャリヤを積む上でもっとも重要な決断」だと書いている。そしてサンドバーグは正しい選択に成功した。なんといってもストレスに満ちた仕事から家に戻ったときに、その重荷を分かち合い、手助けしてくれる相手がいたら疲れも癒やされるだろう。
サンドバーグの夫、SurveyMonkeyのCEO、デイブ・ゴールドバーグはまさに真のパートナーだった。ゴールドバーグがサンドバーグの成功を全力で助ける姿は 『リーン・イン』を通じて、彼を直接知らない多くの読者にもパートナー選びの重要性を認識させた。
悲しいことに、ゴールドバーグはこの5月、メキシコで事故のため急逝した。
しかしその悲劇にも負けず、サンドバーグはゴールドバーグの思い出を胸に、以前にも倍して成功への道を突き進んでいる。今日(米国時間7/7)、サンドバーグは、ゴールドバーグが長年CEOを務め、株式上場を目前に控えるまでに育て上げてきたSurveyMonkeyの取締役に就任したことを 発表した。サンドバーグと共に、以前Facebookで同僚であったDavid Ebersmanも取締役に就任した。2人の加入によりSurveyMonkeyの取締役は7名となり、うち2名が女性となった。
夫妻が同じ会社の取締役を務めることは珍しくないとはいえ、亡くなった取締役が会社のファウンダーでない場合に妻がその後を継ぐ例は少ない。しかし夫妻が本当のパートナーなら互いの会社の取締役に就くことは自然だともいえるだろう。サンドバーグはその点でもビジネス慣行に新鮮な例を作った。
画像提供: Sheryl Sandberg
〔日本版〕デイブ・ゴールドバーグの経歴と人となりについてはデイブ・ゴールドバーグ・インタビュー―デジタル音楽ビジネスのチャンピオンが2009年にYahooを辞めてSurveyMonkeyを始めたわけを参照。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)