野村アセットがロボアド「クロエ」のエイト証券を買収、出資額は16億円

野村アセットマネジメントは3月30日、ロボアドザイザーサービスの「クロエ」を提供するエイト証券および、同社の親会社である香港の金融持株会社8 Limited(エイト・リミテッド)に出資することを明らかにした。

エイト証券に対する出資額は約16億円、8 Limitedに対する出資額は約11億円の予定。エイト証券については発行済株式総数の過半数を保有することになるという。払込みは4月上旬の予定だ。

クロエは2017年2月にローンチされたロボアドザイザーサービス。最初にライフステージに応じた目標を設定し、それに基づく形で1万円から投資を行っていく。ポートフォリオは東京証券取引所に上場するETFによって構成。円建てで投資するため、為替変動による影響は受けないのも特徴だ。

同じく8 Limited傘下の8 Securities Limited(エイト・セキュリティーズ・リミテッド)も香港でロボアドバイザーサービスや株式取引サービスを展開。野村アセットでは8グループと連携してクロエのサービス拡充に取り組むとともに、他の金融機関等を通じたサービスの提供も目指す。

また今秋を目処にインデックスファンド「Funds-i(ファンズアイ)」をエイト証券で取扱う予定で、同社とともにアプリ開発を含めた準備も進めていくという。

(編集部注:3月30日17:20、「Funds-i」の取り扱い時期について誤りがあったため、訂正いたしました。)

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TechCrunch Japan

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