メルカリの子会社であるソウゾウは4月25日、知識やスキルを教えたい人と学びたい人をつなぐ学びのフリマアプリ「teacha」をリリースした。teachaは2017年12月に発表されていたサービス。まずはiOS版とWeb版の提供を本日より始める。
teachaは語学や資格の勉強、スポーツや料理などさまざまな分野のレッスンをフリマ形式で売買できるC2Cのスキルシェアサービスだ。
レッスンは最短30分から30分単位で時間の設計が可能。受講人数も最小で1対1のマンツーマンレッスン、最大で6人まで設定できるという。またオフラインだけでなく、オンラインのレッスンにも対応する。レッスン料金は500円からだ。
スマホアプリから最短5分でレッスン登録ができるのもウリのひとつ。教える側と学ぶ側双方のハードルを低くし、気軽に学びのやりとりをできる環境を目指す。
teachaはメルカリのIDと連携し、メルカリアカウントで利用が可能。ただし安全面に配慮して利用できるのは18歳以上(高校生を除く)に限定。365日24時間体制でメッセージ内容や通報を確認するほか、支払いトラブルを防ぐためにエスクロー決済システムを導入している(レッスン前に事前決済、レッスン後にレビューが登録されれば売上金が反映される仕組み)。
現時点で語学やプログラミングのレッスンに加え、コーヒーの淹れ方やフラワーアレンジメント、着物の着付け、料理など幅広いジャンルのレッスンが並ぶ。中には「UFOキャッチャーマスター講座」や「谷中銀座を案内します」などユニークなものもあり、この記事を書いているタイミング(4月25日14時20分)で450以上のレッスンが登録されていた。
またオフィシャルパートナーとして学研プラスとユーキャンが参加。今後はオフィシャルパートナーの講座で学んだことを活かす場所としてteachaを活用したり、教えたいユーザー向けのフォローアップ講座などを提供するなどの連携を予定しているという。
teacha発表時の記事でも触れたとおり、C2Cのスキルシェア関連では「サイタ」や「ストアカ」などすでに複数のサービスが存在している。メルカリファンドの投資先である「フラミンゴ」も語学学習領域に特化した教えたい人と学びたい人をつなげるサービスだ。
メルカリではサービスリリースにあたって「今後、teachaはメルカリとのシナジー効果を高め、オフィシャルパートナー企業と協力しあいながら、これまでの学び市場にはなかった新しいレッスンを創出することによる『学び』市場の拡大と誰もが簡単・気軽に学び・教える機会を享受できるサービスを目指していきます」としている。