HTCは、2016年に当時最もホットなVRヘッドセットを発売した。しかし、消費者向けVRハードウェアはOculusのおかげで市場にゆとりがないため、その後同社はエンタープライズへ方向を変えた。
米国時間6月6日に同社がリリースした最新のエンタープライズ用VRヘッドセット「Vive Pro Eye」は、アイトラッキングカメラがあるので、それがユーザーにとって新たな入力モードになり、自分が選びたい対象を目で操作できる。ベースステーションSteamVR 2.0とコントローラー込みで1599ドルだ。
1399ドルだったかつてのVive Proとの唯一の違いは、このアイトラッキングだ。そのために200ドルは大きいが、企業に請求書を送るとき、いちいち言い訳はいらないだろう。
しかし消費者として見れば、これを買うべき理由はあまりない。消費者向けの低価格のVRヘッドセットがすべてアイトラッキングを実装するまでは、その機能を有効に使ったゲーム作品もほとんど出まわらないだろう。価格をほかのヘッドセットと比べてみると、Valve Indexはこれより数百ドル安いし、Rift Sは1200ドルも安い。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)