FreakOutは広告枠を表示タイミングでリアルタイムに価格を入札して買い付ける、いわゆるRTB(リアルタイム入札)のDSP(Demand Side Platform)という広告のプラットフォームを提供しているスタートアップである。
2010年に創業したこのスタートアップについては過去にもTechCrunch Japanでも取り上げている。このFreakOutが本日、ヤフーのベンチャーキャピタル子会社のYJキャピタルからシリーズBとなる5億円の資金調達をしたことを発表している。資金調達後の企業価値は103億円となったという。
昨年の2月にはあるベンチャーキャピタルから3.5億円の資金を調達しているが、この12カ月で 日米あわせて50名以上の人材を使用し、買付インプレッション規模は500パーセント以上成長し、いまでは月間700億以上のRTBリクエストをさばいているのだそうだ。また、90 社の広告代理店にRTB テクノロジーのOEM提供を行い、おそよ3,000 アカウントの広告主が利用しているという。
彼らはすでに北米での展開をしているが、今回の資金の使途は北米での人員増強など北米市場向けに充てていくのだという。広告テクノロジーの世界でも北米市場での展開を強化していくのは興味深い取り組みと言えるだろう。