YouTubeで中国批判コメントが削除されるのはモデレーター自動化のせいだった

YouTubeは、中国政府を批判するコメントを自動的に削除しているという報道に対して、それは検閲ではなく自動化モデレーションシステムのエラーだと述べている。

The Vergeの記事によると、YouTubeのコメントに中国共産党に対する批判と関連ある2つの中国語のフレーズ「communist bandit(中国共産悪党)」と「50-cent party五毛党)」のどちらかがあると、そのコメントはポジティブな内容であっても即座に削除された。後者の「五毛党」ないし「wumao dang」は中国政府による検閲を指し、特に金をもらってコメント投稿者が政府に対する批判をそらしているという考えを表している。

OculusとAndurilの創業者であるPalmer Luckey(パルマー・ラッキー)氏が、米国時間5月25日にその現象に気づいた。

中国共産党のインターネット上の宣伝部門であるWumao(五毛)について書いたコメントをYouTubeはすべて削除した。中国ですでに禁じられている米国のプラットフォームが、米国でホストしている米国の動画に対する米国人のコメントの検閲しようと、Googleの誰が決めたんだ?

YouTubeのスポークスパーソンはTechCrunchに対して、自動削除は「我々の強制システムのエラー」であり、現在その原因を調べていると語っている。

「ユーザーは疑わしい問題の報告で、エラーの解消と製品の改善に役立てることができる」とスポークスパーソンはいう。

YouTubeによると、それはヘイトスピーチやハラスメントやスパムを排除するコメントモデレーションシステムの偶発的な副作用だとのことだ。その自動化システムがどうやって用語をチェックして良し悪しを決めているのかに関する詳細を明らかにしていない。

従業員のほとんどがオフィスにいなくなったテクノロジー大手各社は、AIを使ったモデレーションにますます依存している。人間による監視が減ると誤って削除されるコンテンツが増えることを、同社は承知している。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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