植物原料の”卵”を作るHampton Creekが早くもシリーズB, $23Mを調達

美味しくてお値段も手頃な純菜食系の食品を作る、というHampton Creek Foodsのミッションに、投資家たちは投資機会としての魅力を感じているようだ。同社はこのほど、シリーズBで2300万ドルを調達した。

このラウンドを率いたのは香港の実業家Li Ka-shingの投資企業Horizons Venturesで、これにJerry YangとAME Cloud Ventures、Ali/Hadi Partovi、GoogleのJessica Powell、Scott Banister、Ash Patelらが参加した。シリーズAで投資したKhosla VenturesとCollaborative Fund、Kat Taylor、そしてTom SteyersのEagle Cliffも、このラウンドに加わった。

Liは、この投資の発表声明の中で、次のように述べている: “テクノロジは、より良き未来を築くために誰もが共有できるオプションを増やしてくれる。増加する世界の人口を支えるためには、これまでよりも効率の良い、環境親和性に富む、そして良質で安価な選択肢を選ぶ必要がある”。

この言葉が意味しているように、Hampton Creekが自らの製品で置換しようとしている重要な食品の一つが卵だ。ぼくは1年ほど前に同社を訪ねて、植物を使った代替食品の開発とテストを行うラボを見せてもらったことがある。そして、下のビデオでお分かりのように、ぼくの舌は、本物の卵を使ったクッキーと、同社の代替卵を使ったクッキーを、正しく見分ける…味わい分ける…ことができなかった。というか両者は、味も風味も食感もほとんど同じだった。

同社で広報を担当しているMorgan Oliveiraは、年商などの数字は明かさなかったが、彼女によると同社は今、6社のFortune 500企業に製品を収める交渉を進めている。たとえばThe Hampton Creek社のWebサイトによると、Whole Foodsはすでに、同社のマヨネーズJust Mayoを扱っている。また来月は新製品としてEat the Dough(生地を食べよう)シリーズを発売、秋にはJust Scramble(スクランブルしよう)製品を発売する予定だ。

本誌はHampton Creekを、今スタートアップとVCの世界に食生活の革命に対する関心が育ちつつあることの例として取り上げた。Beyond Meatなども、その例の一つだ。Oliveiraは、そういう動向が今ある理由について、こう述べた:

今多くの人たちが、自分たちが追求している価値と、自分たちの毎日の食生活とのあいだに、ミスマッチがあることに気づきつつある。今人びとは、多くの食品が、環境と人間と動物を害する方法で作られていることを、知り始めている。また、そのやり方が、持続可能なモデルではないことにも、感づき始めている。また弊社Hampton Creekは、健康的な食品がつねに高価で入手の不便な選択肢であることを問題と見なし、この状況を変えることを会社のミッションとしている。

同社はこれまでに、合計3000万ドルの資金を調達した。

この記事には新たに、Li Ka-shingの声明文からの引用を加えた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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