i-nest capitalの1号ファンド「i-nest1号投資事業有限責任組合」が総額73億円で組成完了

i-nest capitalの1号ファンド「i-nest1号投資事業有限責任組合」が総額73億円で組成完了

i-nest capital(アイ・ネスト・キャピタル)が運営・管理する「i-nest1号投資事業有限責任組合」は12月4日、11月27日の追加募集で運用総額を73億円に増額し、ファンドの組成完了を発表した。

i-nest capitalは、エンターテインメント&ライフスタイル領域を中心に新産業の創造や社会課題の解決を目指すベンチャーキャピタルで、2019年12月9日に1号ファンドを設立。今回、新たに有限責任組合員として加入したリコーリースからの出資を受け、運用総額73億円で組成を完了した。

  • 名称:i-nest1号投資事業有限責任組合
  • 運用期間:10年間
  • 運用総額:総額73億円(組成完了)
  • 運営者(無限責任組合員):i-nest1号有限責任事業組合(LLP)
  • 主な投資家(有限責任組合員):中小企業基盤整備機構、NTTドコモ、パワーソリューションズ、東京貿易ホールディングス、みずほ銀行、みずほ証券プリンシパルインベストメント、リコーリース

投資領域は、エンターテインメント&ライフスタイル領域を中心に、新産業の創造や社会課題の解決に取り組むスタートアップを幅広く支援。

i-nest capitalの1号ファンド「i-nest1号投資事業有限責任組合」が総額73億円で組成完了

投資額の25%を大きな投資倍率を目指すシード投資に充当。会社設立前から情報収集・関与し、有望案件を選択。また投資額の75%を、アーリー・ミドル・レイターそれぞれが1/3ずつ構成するように割り当て、投資回収時期を分散。マイルストーン投資により有望案件への投資比率を積み上げ、有望案件(一定条件などをクリア)に対しては積極的に追加投資を実施している。

i-nest capitalの1号ファンド「i-nest1号投資事業有限責任組合」が総額73億円で組成完了

投資実績

  • セキュア:監視カメラやAIを活用した顔認証等による入退管理システムなど、各種セキュリティ機器およびセキュリティシステムの設計・開発・コンサルティング・販売レンタルサービス・施工・保守を提供
  • カバー:自社開発したVTuber配信システム「ホロライブ」を活用し、日本発で最先端の二次元エンターテインメント体験を提供
  • emotivE:人と通じ合うコミュニケーションAI技術「OMOHIKANE」を活用した企画・開発・サービスを提供
  • スキマワークス:飲食・物流業界に特化した、超短期のスキマ時間に働ける単発アルバイトマッチングサイト「スキマワークス」を運営
  • ユートニック:動画や音源、マガジンやチケットなどのコンテンツを収録したデジタルトークンの発行・管理プラットフォーム「utoniq core」を提供
  • THECOO:アイコンとコアファンをつなぐ、会員制ファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」を運営
  • 奇兵隊:新興国を中心として200ヵ国以上に展開する寄付型クラウドファンディングプラットフォーム「Airfunding」を運営
カテゴリー:VC / エンジェル
タグ:i-nest capitalVC / ベンチャーキャピタル(用語)日本(国・地域)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。