ベンチャーキャピタルのXTech Ventures(XTV)は2月22日、2本目となるXTech2号投資事業有限責任組合(2号ファンド)の組成を発表した。1stクローズ時点で53億円を集めており、ファンド総額最大100億円規模を想定し今後もファンドLP(有限責任組合員)の募集を行う。1号ファンドと合わせた累計での運用総額は100億円以上となった。運用金額と投資件数の増加に伴い、メンバーの拡充による投資体制の強化を図るという。
XTech Venturesは、IT業界での経営経験と投資経験を兼ね備えた共同創業者の手嶋浩己氏、西條晋一氏を中心に2018年に設立。「テクノロジーの力を信じ、投資活動を通じて、起業家と共により良い未来を創造する」をビジョンに掲げ、ミドル層を中心とした起業を促し、良質なスタートアップを数多く生み出すことで、起業家と共により良い未来を創造する世界を目指している。
また同社は、2018年6月に組成したXTech1号ファンドのインフォグラフィックスを公開した。
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