「ブログにコメント欄は必要か?」不定期に、しかし頻繁に挙がる、この終わりのない疑問に自分なりに結論を出したのでメモしておきたいと思います。コメント欄の価値や、設置によるメリットでメリットなどを私なりに考慮してみたので、何かの参考になれば幸いです。
コメント欄に価値はあるのか?
そもそもコメント欄は何かしらの『価値』を提供してくれるものなのか?私はそれがずっと疑問でした。コメント欄を設置する理由としては人それぞれだと思います。私にとって、Webサイトのコンテンツは全てが何かしらの『価値』を持っているか否かが前提となる判断基準です。
価値がないものは無駄なもの。これは極論的な意見ではなくて、単純に「Webサイトに『意味が無いもの』があったら無駄じゃねぇ?」って単純な意見です。
では、コメント欄に勝ちはあるのか?それを簡単に考えてみました。
コメント欄のメリット
コメント欄がある事によって発生するメリットについて考えてみました。
- 意見や感想を貰える
- ユーザーと交流を図れる
- オープンな姿勢をアピールできる
- コメントによるSEO効果
大雑把に考えて、コメント欄がある意味が私にはこれくらいしか思い付きませんでした。
コメント欄のデメリット
では逆に、コメント欄を設置していることによって発生するデメリットを考えてみましょう。
- コメントが付かなくて寂しい
- 閑散としたコメント欄は虚しい
- スパムコメントの削除
- コメント内容の精査と管理
個人的な所感ですが、日本のブログでコメントが賑わうという事は非常に稀な印象です。
まとめサイトだとまた別のようですが、個人のブログでは月100万PV超えの超人気ブログでもコメント欄を見てみると殆ど書き込まれていないのは驚きました。
恐らく『コメント』を書き込むよりもSNSへのシェアの流れが強いのではないかと思います。
コメントは誰にとっても有益ではない
実は、私はどちらかと言うとコメント欄不要派の意見です。その最たる理由が、この「コメントは誰にとっても有益ではない」という事実です。
コメントはユーザーからの反応ですので、それ自体は非常に有難いものだと思っています。私もコメントを貰えると非常に嬉しいですが、世の中の全てが善意で回っているのでは無いのもまた事実。中にはとんでもねぇものもあります。
また、この項の本題となる「コメントの有益性」に関しても常々感じていた事があります。
有益なコメントと無益なコメント
そもそもコメントには『有益なコメント』と『無益なコメント』の二種類が
有益なコメントとは、
- 具体性のある感想・指摘
- 記事の内容を補う・訂正する
ようなコメントです。
反対に無益なコメントとは、
- 具体性のない感想・指摘
- ひと言コメント
のようなコメントです。
例えば、昨今盛んにブログやTwitterが炎上しています。そんな状況であっても「この記事のここが駄目。何故なら○○だから。」と言う類のコメントは『有益』なものではないでしょうか。どれだけ耳が痛くとも、理由や原因などの具体性を帯びた意見は今後の参考や改善に結び付く可能性があります。
反対に『無益』なコメントは、例えば「これはねーわー。」と言った何の具体性も帯びていない感想のようなコメントです。「ないわ。」それを聞かされてこっちはどうすれば良いのか。それを書き込んで何がしたかったのか。謎です。受け取った側としては、それこそ「ねーわー」です。
個人的な所感ですが、コメントの多くは炎上時に限らず、好意的なものも敵意的なものも後者の形式のものが圧倒的に多いように見受けられます。
ではコメントは無意味で不必要なものか?そうとも限りません。
メリットは「嬉しい」
そう、単純にコメントを貰えると嬉しい。超嬉しいです。
これは揺るぎない事実で、おそらくブログをやっている人の大半がコメントを貰ったら嬉しいでしょう。
しかし、『ブログ』というコンテンツとしてみた場合はどうか?と私は思うのです。
デメリットは「寂しい」
現実問題として、ブログのコメント欄というのはそんなに盛り上がるものでは無いです。先にも挙げた通り、月数百万PVを超えるようなブログでもコメント欄は真っさらか、上記の『無益なコメント』がちらほらと書いてあるだけ…というのは珍しい光景ではないです。
そういったコメント欄を見る度に、私は「寂しい光景だな」と思ってしまいます。書き込まれない掲示板ほど寂しいコンテンツはありません。手紙の配達されないポストほど無意味なものはありません。めっちゃ寂しい。
コメント欄はSEOに影響を及ぼすのか?
また、コメント欄解放のメリットの一つとしてSEOの効果を上げている記事がネット上には散見されますが、これも私は懐疑的です。というのも、今まで散々インターネットで調べ物をして、「コメント欄がきっかけで検索結果に引っかかった事が皆無」だからです。
それこそ、毎日いろんな事を調べているのに、未だにコメント欄のキーワードがピックされた事はありません。
これは本当に疑問なのですが、コメント欄の内容が引っかかった検索結果って体験した人居るのかな?
私は「コメント欄はSEOに殆ど影響を及ぼさない」と思っています。
メリットの有るコメント欄
うだうだと書きましたが、つまり「コメント欄って書き込まれないし、書き込まれてもブログにとって有益なものではないし、要らなくない?」って事です。それはコメントを貰って「嬉しい!」とか「有難い」とは別次元の問題で、ブログのコンテンツとして『コメント欄』を見た場合の私の結論です。
こんなコメント欄は嫌だ
- 『主(ヌシ)』が居る
- 訪問者の日記と見紛う長文
- 常連だけで盛り上がってる
- 議論が巻き起こってる
ブログのコメント欄の必要性について私なりに考えた結果 is a post from: room402