Uber、配車予約の前に運賃を提示することでサージ価格の透明性を上げる

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Uberのアプリユーザーは不明瞭な「2.1x」(あるいは他の倍数)のサージ価格の同意ポップアップをもう見なくなる。Uberは近い内に、事前に運賃を提示するようになる。

Uberは5月にTechCrunchの取材に対してサージ価格を撤廃することはないと話し、 NPRの報道を否定した。だが、その提示方法は変えるようだ。

Uberの価格は今後も需要に伴い変動する。けれども、これからは運賃がいくらになるか事前に分かるようになる。「計算する必要も、びっくりすることもなくなります」とUberは言う。

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uberPOOLでは、2年前から予め運賃を乗客に提示している。そして、このライドシェア企業はあることに気がついた。事前に運賃を提示することでユーザーが再びUberを利用する確率が高まったという。

「乗客が事前に運賃がいくらかを知ることを望んでいるのは明白でした。現在uberPOOLは全世界の乗車の20%を占めています」とUberのニュースルームは伝える。

もちろん、uberPOOLは安価なため、乗客はuberPOOLに乗って節約するためにUberアプリに戻ってきたのかもしれない。乗る前に運賃を示していることが理由ではないかもしれない。

ただ、Uberのプロダクトチームは4月からアメリカとインドのいくつかの都市で事前に運賃を表示する機能を試していたという。uberPOOLが安いからだけでなく、事前に価格がわかることでユーザーが将来Uberを利用する確率が高まるとUberは予測している。

新価格は、旧来の「x(何倍)」のサージ価格と同じような計算方式で算出されているため、特定の場所や帰宅時間など需要が高い時間帯は運賃の総額が驚くほど高くなることもある。

価格は時間帯、距離、交通量、その時間内にある乗車依頼の数、そして近くを走るドライバーの数によって変動する。だが、この機能で実際に銀行口座にどのくらいの負荷がかかるかを正確に知ることができるようになる。

また、乗車中に目的地を変更した場合、ドライバーか乗客がアプリをアップデートする機能を追加した。アプリで更新された価格の通知を受け取ることができる。さらに、Uberのドライバーが地図の道順から離れて高い額を請求したり、突然道が渋滞し始め、違う道を使ったりした場合でも、乗客は最初に同意した価格を支払えばいいので安心してほしいとUberは話す。

夜にバーから転がり出て家路に着く時や町の反対側に行く時、もう稲妻マークやポップアップ画面が出てきて「3x」サージ価格に同意するか聞かれることはない。ホテルやフライトと同じようにUberの価格も変動するものだが、予約する前に正確な価格が分かる。

Uberによると「何万人の乗客」はすでに価格透明性のアップデートを利用できるという。マイアミ、サンディエゴ、シアトル、ニュージャージー、ニューヨークとインドのムンバイやハイデラバードといった大都市の利用者が含まれる。Uberはアプリの価格透明性に関する変更を次の数ヶ月で世界展開する予定だという。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website