ロボット、自動的に締まる靴紐、爆発するロケット他、2016年のTechCrunchを賑わしたニュースビデオのトップ10を一挙ご紹介〔関連記事はすべてTechCrunch Japanで翻訳ずみ〕。
1. Apple Airpods
この秋、Appleがまったく予期されていなかった新製品を発表した。
Airpodsには多様な新機能が盛り込まれている。TechCrunchスタッフも実機をテストするチャンスに恵まれ、それぞれに好感を抱いた。Matthew Panzarino編集長はAirpodsを2016年のお気に入りベスト10の一つに挙げているくらいだ。3ヶ月待たされた後、12月12日から一般に販売されるようになったので、読者は自分で試すことができる。
2. Tesla Model 3
3万5000ドルという「お求めやすい」価格になって新しい全電気駆動のスポーツカーが登場した。Tesla Model 3はAudiやBMWのエントリーモデルのライバルになるだろう。0-60加速が6秒以下、ベースモデルからオートパイロット運転システム搭載、フロントにもリアにもトランク、その他機能満載だ。もちろん月、太陽、空、望みのままに感じることができる一枚ガラスの天井も装備される。
3. Nike Hyperadapt
自動靴紐結び機能搭載といえば説明は十分だろう。このHyperadapt 1.0を搭載したNike Magが今月一般向けに出荷された。『バックトゥーザフューチャー』のガジェットを実現させてしまったテクノロジーはすごい。
4. SpaceX、垂直着陸に失敗して爆発
今年に入ってSpaceXは主力である大型衛星打ち上げロケット、Falcon 9の一段目を垂直着陸で回収する実験を開始した。4月になって、4回の失敗の後、洋上を航行するドローン艀へのFacon 9ブースターの垂直着陸という偉業を成功させた。しかし数ヶ月後、またもや大爆発に見舞われた。最新ニュースによればSpaceXでは実験を再開する計画だという。SpaceXについてはこちらから。
5. 任天堂からニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュー
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュー(NES Classic exceeded)への需要は任天堂の予想あまりに大きく上回っており、現在アメリカの一般ユーザーが手にすることは不可能に近い。このプロダクトは有名な任天堂ファミコンのミニ版で 懐かしい人気ゲームが30種類プレインストールされている。これで価格は60ドルなのだから人気が出なければおかしい。
6. Viv AIアシスタント
VivはSiriの開発メンバーによる次世代AIシステムで、TechCrunch Disrupt NYカンファレンスで初の公開デモが行われた。VivはSiriのように簡単な質問に受け答えができるだけでない。高度なAIを利用して状況を学習し、自ら実行コードを書く。これによって新たな機能を獲得することができるという。AppleのSiriやGoogle Assistantの強力なライバルになる可能性がある。Vivは10月にSamsungに買収された。
7. Microsoft Surface Studio
10月のイベントでMicrosoftは28インチの美しいPixelSensディスプレイを備えたオールインワンのWindowsパソコン、Surface Studioを公開した。Microsoftによればこのサイズとして最薄のディスプレイであり、巧妙なメカニズムによって自由に角度を変えられる。
8. BostonDynamicsの最新ロボット、Spot Mini
Spot MiniもTC Disruptのステージに登場した。オリジナルのSpotよりだいぶ小型で、威圧感も少なくかわいらしい。見たところは大型犬のようで階段を上ったり、ドアを開けたり、その場で足踏みしたり多芸だ。
9. GoPro Karma
このカメラ搭載クアドコプター・ドローン は大評判になった。出荷後わずか16日でGoProがリコールせざる得なかったのは残念だ。
10. Tesla Solar Roof
イーロン・マスクは Teslaから新しい太陽光発電システムを発表した。普通の屋根に見えるが太陽光発電能力がある。専用の大型太陽光発電パネルを設置するのではなく、Solar Roofは通常の屋根材に近似した高効率のガラスタイルだという。まだ詳細は明らかになっていないが大いに期待できそうだ。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)