今サーバといえば、それは一体何だろう? Applied Micro CircuitのCEO Paramesh Gopiによれば、それは今ではARMのチップであり、占拠するスペースも消費する電力も、今各地のデータセンターにひしめき合っているIntel/AMDのx86互換機サーバに比べて、はるかに少ない。
しかし今では、データの生成速度がかつてなかったほどにすさまじく、しかも高い効率が要求されるから、その、“小さなチップの上にあるサーバ”が注目されつつある。
“FacebookやGoogleなどの企業にとって、損益計算書の文字の色を決めるものは電力の費用だ”、とGopiは言う。
Applied Micro、Calxeda、Dell、Rackspace、Red Hat、HP、…。そのARMのチップに色気を示している企業は、どんどん増えている。
当のApplied Microは、先週のOpen Compute Summitで64ビットのサーバをお披露目した。会場でGopiをつかまえたぼくは、同社のその新製品、“ワンチップサーバ(server-on-a-chip)”について聞いた。
上のビデオで彼は、そのプロジェクトの起源や、Applied Microの市場戦略上のねらい、サーバの費用効率の要求が今後さらに厳しくなると、サーバの設計はどう変わるか、などについて語っている。