南アフリカ共和国のハイテク企業iKubuが、サイクリストの安全を守るためのBacktrackerと呼ばれるデバイスを開発した。このデバイスは、後ろから接近してくる車までの距離と速度を教え、車が近づきすぎると車に対してはライトを点滅し、ライダーに危険を教える。
ファウンダたちはこのデバイスを、ライダーとドライバーの両方に対する通知システム、と位置づけている。ファウンダの一人Franz Struwigは曰く、“これは後ろから接近してくる車のスピードと距離を教え、また車に対してはライトの点滅で自転車の存在を教える”。このシステムは自転車用のレーダーセンサと、ライダーに対する通知機構から成る(iKubuはレーダーのメーカーでもある)。接近する車は、最初のうちは前方に、ゆっくり動く白いライトを見るが、高速で接近すると点滅によって危険を知らせる。
同社は南アフリカのStellenboschにあり、主にコンピュータビジョンを手がけている。自転車用の製品は、これが初めてである。試作とテストは完了した、とみなしている同社は今、本格生産のための資金をクラウドファンディングサイトDragon Innovationで募金している。
目標額22万6000ドルに達したら、製品は12月に発売される。初期支援者は149ドルで入手できるが、最終価格は199ドルだ。これだけ高度な機能をもつ自転車用後尾灯は、これまでありそうでなかっただけに、意外とヒット作になるかもしれない。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))