CloudOnは、iOS(スマートフォン/タブレット)とAndroid(タブレットのみ)からMicrosoft Officeにアクセスできるアプリだが、今日(米国時間2/21)からはAndroidのスマートフォンでもOfficeの文書を作る・見る・編集する・共有するができるようになる。
CloudOnによると、現在そのアプリのダウンロード数は平均して月に54000回だ。これまでで最高の日は、昨年の12月20日の9万回あまりだった。
ファイルに生じたアクティビティをニューズフィード的に教えてくれるFileSpaceもアップデートされた。知らせてくれるのは、ファイルへの注記記入、メモ記入、編集などの至近の履歴だが、CloudOnによれば、誰がいつ何をした、なんてことは、そのファイルがメールに乗ってあちこち行き来しているあいだに、分からなくなってしまいがちな情報だ。
Androidスマートフォン用のバージョンでは、Microsoft Officeのリボンの改良版が導入された。これがあると、タッチ型のデバイスでは、アイコンとアイコンのあいだにスペースをあけたり、アイコンを大きくしたりして、作業をやりやすくすることができる。フォントサイズを指定したり、トラックを変更したり、テーブルを作ったりなどの頻用される機能が、より簡単にできるようになる。
iOSとAndroidのタブレットバージョン同様に、Androidスマートフォンでも文書をランドスケープで見られる、どんなファイルにも注記記入ができる、そして、ファイルはDropboxやSkyDrive、Google Driveなどのクラウドストレージサービスにあるやつでも、CloudOnからアクセスできる。CloudOn自身は、ストレージサービスをやる気はない。
CloudOnのCEO Milind Gadekarが今日の発表声明で、“CloudOnがAndroidのエコシステム全体で可利用になったことを、嬉しく思います。これまでよりもさらに多くの熱心なお客様にお会いできることが、楽しみです”、とごあいさつを述べている。“Microsoft OfficeをAndroidの携帯電話に持ち込むだけでなく、コンテンツを作るためのベターな方法をご提供し、また製品の今後の成長と共に、文書を取り巻く重要なコンテキスト情報にもアクセスできるようにしていく所存です”、だと。