最新のロボット触手は夢に出てきそうな気味の悪さ

地下室で密かにロボット触手を製造している科学者たちには掟がある。ロボット触手のことは語ってはならない。ところがこの掟が破られてしまった。Matthew Borgattiなるロボット・デザイナーが3Dプリンターから出てきたような本物そっくりの触手を開発し、ビデオを公開した。このロボット触手はArduinoボードを搭載し、ミニ・エアコンプレッサーを動力として悪夢のように不気味にうねる。

触手の外皮はシリコンゴム製で柔らかく、3個のソレノイドがバルブを開閉して内部に空気を送り込む。Borgatti はこのロボット・システムのソースコードも公開した。望めば誰でもこのロボットのインタフェースが開発できる。

私はイタリア料理に入っているイカは人並みに好きだが―これを見た後ではいささか気味が悪くなりそうだ。

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LEGOでパンケーキ料理ロボットを作ってみた

週末で忙しいのだという人も、ぜひこのビデオだけは見ておいて欲しい。LEGOで作られたDIYパンケーキメーカーの映像だ。専門家としての意見するならば、これはフィヨルドを超えて、わざわざノルウェイからやってくる最高のプロダクトだ。作ったのは、向こうに住んでいるアメリカ人のMiguel Valenzuela。このプロジェクトに数年間とりかかっていたのだが、ついにこの動画によって詳細が明らかになった。このロボットパンケーキメーカーこそ、人類が待ち望んでいたニューウェイブであること間違いなしだ。

製作に用いられているのはLEGOとケチャップ容器だ。ケチャップ容器はパンケーキのもとを備え付けのグリドル(鉄板)に供給するのに使用する。確かに今のところはロボットアームを使った給仕まではできない。しかし現在のところは、LEGOに料理から給仕をオートマチックで任せてしまうという人はいないだろう。このシステムにはDIYによる完全オートメーションを実現する未来が感じられると思うのだ。

自分でも作ってみたいという人は、Miguelがこちらのページに詳細な説明を掲載している。上のビデオを何度も繰り返しみてみて、各部の機能などもしっかりと理解して挑戦してみて欲しい。二日酔いで迎えた週末の朝に、すばらしい朝ごはんを提供してくれるようになることだろう。

Miguelは、このパンケーキロボットを、サンフランシスコで行われる今年のMaker Faireに出品したいと考えているそうだ。ついては資金も必要で、こちらのページでは寄付も募集している。

via Make

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(翻訳:Maeda, H)

フランスのアーチストが自作ロボットのパーツを無料で配布

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フランスのアーチストGael Langevinが、あなたにロボットをあげたいそうだ。それは彼が作ったヒト型ロボットの各部分の3Dプリンタファイルで、それらを利用すると、誰もが自作ロボットを比較的簡単に作れる。あなただけのお手伝いさんまたは愛人を作るために、そのほかに必要なものは、ABS樹脂とArduinoのボードいくつかとモーターいくつかだ。

今現在Thingiverseで入手できるのは手の部分だけだが、今後数か月でそのほかの部分も順次リリースしていく。彼のビルドログがここにある。ロボットは完全にオープンソースで、図面もすべてダウンロードできる。どの部分もご自分の3Dプリンタでプリントできるはずだが、Makerbotでは無理かな、と思う大きいのもある。

このロボット自体は、なんだか皮膚がおかしいSonny from I, Robotみたいで、ちょっと気持ち悪いが、でも家庭の3Dプリンタでロボットが作れることは画期的だ。3Dプリンタ観が、大きく変わってしまう。完成時には、Gaelのおかげで世界のロボットマニアがぐんと増えていることだろう。それも、すばらしいことだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))