Amol Sarvaはほぼ10年前ぐらいから、クールなものをいろいろ作ってきた。PeekやHaloなどのデバイスをおぼえておられる方が多いと思われるが、でも今度の彼の会社Knotableは、ブラウザの上で使うクールな生産性ツールを作っている。パートナーのEdward Shenderovichと共に立ち上げたそのサービスはKnotable Note Instantlyと呼ばれ、Chromeブラウザの中でノートを取ったりタスクリストを作ったりできる。
同社にはすでに、Bloomberg Betaや500 Startups、それにエンジェルのTom Glocer、Thomas Lehrman、Dave Lerner、そしてJeff Waldらが投資している。
“みんなが同じページに集まって仕事ができるようにしたい。これまでは、ストレージはDropbox、チームのコミュニケーションはSlack、プロジェクト管理はTrelloというように、ばらばらのソリューションを、あっちへ行ったりこっちへ来たりしながら使う必要があった。Knotableなら、ドキュメントでもリンクでもメッセージでも埋め込みでも、何もかも一箇所に放り込んで、そこに各人がアクセスすればよい。みんなが同じページの上で、ひとつのテーマに集中することができる”、とSarvaは語る。
使い方は従来のノート取りアプリケーションと同じで、画面をクリックして新しいノートを書き加えたり、データを入力する。投票ボックスとか、トゥドゥリスト(to-do list)などを作れるし、ファイルや画像のアップロードもできる。ノートは今動いているどのChromeからでもアクセスでき、Dropboxなど、ほかのサービスにエクスポートもできる。ひとつのKnotableに複数のユーザを設定して、リアルタイムでコラボレーションできる。いわば、グループのためのEvernoteだ。
今はChromeのみだが、プラットホームはWindowsでもOS Xでもモバイルでも何でもよい。このアプリケーションの目的は、ユーザの考えや発想のすべてをインターネットに接続された場へダンプすることだ。小さなアイデアでも大きなアイデアでもよい。ちょっと気に入ったGIFや漫画などを投げ込んでおくと、意外な発想のきっかけになったりするだろう。