ユタ州の教育テクノロジ企業Instructureが金曜日(米国時間11/13)に、ニューヨーク証券取引所に上場した。16ドルでスタートした株価は、午後の早い時間に8%上がった。
Instructureはまだ利益が出ていないが、K-12用と企業内の学習用に教育ソフトウェアを提供している。Blackboardのコンペティタである同社は、そのプロダクトのユーザが世界25か国1000万人いるという。
CEO Josh Coatesによると、今は教育テクノロジに“大きなルネッサンス”が起きている。これまでは教育へのテクノロジの導入が、とても不十分だった、これからは違う、と彼は言う。
Instructureの学童向けCanvasソフトウェアは、Blackboard以外にも、Desire2LearnやMoodleなどと競合する。同社の社内教育サービスBridgeは、Cornerstone OnDemandやSaba Software、SumTotal Systemsなどと競合する。
2008年に創業されたInstructureはこれまで、OpenView Venture Partners、Epic Ventures、Bessemer Venture Partners、およびInsight Venture Partnersなどから計8000万ドルを調達している。IPO前の最大株主はOpenView(22.5%)とEpic(21.8%)だった。
ユタ州のテクノロジコミュニティそのものが、最近はルネッサンスを迎えている。ほかにも、PluralsightやQualtricsがもうすぐIPOしそうだ。
Coateは語る、“ユタのエコシステムは今ものすごく伸びているね。上場寸前のような元気な企業が5社以上はいるよ”。