不動産×テクノロジーを軸に複数のサービスを展開するFANTAS technology。同社は10月29日、少額から不動産投資を始められる不動産投資型のクラウドファンディングサービス「FANTAS funding」をリリースした。
FANTAS fundingは1口1万円からオンライン上で不動産に投資できるサービス。ユーザーは賃貸または売却からの収益に基づいて配当を受けられる。
FANTAS technologyがプロジェクト全体の20%分を出資することで、価格が下落した場合にも20%までであればユーザーの元本が守られる仕組みを構築。クラウドファンディングのスタイルを採用することで少額から利用でき、契約にかかる書面の手続きも不要にした。
特徴は空き家となっていた戸建ての再生プロジェクトを主な対象にしていること。現在空き家は増え続けている状況で、2033年には3戸に1戸が空き家になるいう予想もあるほど。同社では以前より空き家を再生し投資用不動産として活用する事業に取り組んできたこともあり、蓄積してきたノウハウが活かせる分野だ。
従来はハイリスク・ハイリターンで投資初心者には手が出しづらい商品だったけれど、再生した空き家をファンド化することで、リスクを抑えながら空き家の再生プロジェクトへ投資できる環境を構築した。
また空き家だけでなく、新築物件の開発や同社が運営するワンルーム価格査定サイト「FANTAS check」にて買い取った中古ワンルームマンションのファンド化なども検討しているという。
各ファンドの想定運用期間は4〜7ヶ月で想定の利回りは8~10%。手数料は無料だ。本日よりオンラインでの会員登録受付をスタートし、11月12日より募集を開始する。
FANTAS technologyでは今後、物件ごとにファンドを立ち上げ、複数案件のファンド受け付けを予定。年間120ファンド以上の組成を目指す。