今朝(米国時間3/5)は、VMwareがSlideRocketをClearslideに売る、という記事を書いた。Clearslideは、セールス〜営業の人たちが関連資料やプレゼンテーションをアップロードし、エディットし、成績を分析できる、というサービスだ。昨日、Fileboardの協同ファウンダたちに話を聞いたら、同社もClearslideみたいなサービスへ方向転換をする、という。
Fileboardは、企業のCRMシステムの一角に座を占めて、営業に迅速なフィードバックを提供するサービスだ。Clearslideと同じように、さまざまな業種業態の営業マン〜セールスマンが有効に利用できる。それはいわばクラウド上に提供されるコラボレーションのためのプラットホームで、営業が送ったプレゼンテーションに対する顧客のその後の対応や営業アプローチへの反応を随時、追尾記録できる。Clearslideと違うのは、その上でスライドの編集はできないことだ。
しかし協同ファウンダのKhuram Hussainによると、Fileboardは営業のためのプレゼンテーションのプロバイダではなく、営業と顧客とのあいだのコミュニケーションを支えるサービスだ。だから機能的に、スライドの編集などには、こだわらない。むしろファイルを単純にアップロードして、プレゼンテーションを顧客と共有することがねらいだ。
ただし、スライドのアップロードや並べ替えは簡単にできるし、それを顧客の画面上で“上映”することもできる。
営業がアップロードしたファイルは、顧客がリンクをクリックしてアクセスできる。下図は、ユーザ(営業マン)がファイルのリンクを作るためのフォームだ。
また、クリックスルーのアクセス分析ができるから、そのプレゼンが何回見られたか、が分かるし、共有の状況も分かる。
チームの成績も、グラフで分かる:
顧客からの、対話やフィードバックによるデータにより、プレゼンテーションが効果を上げた部分や、逆に、だめだった部分を判断できる。管理職は、個々の営業マンの成績とFlipboardから送られたプレゼンの効果を対照できる。
Fileboardは画面の共有をサポートし、BoxやDropboxを統合しているので、プレゼンテーションのアップデートを自動化できる。またCRMシステムに記録を残すことも、自動的に行える。