テキサス州オースチン拠点のre:3Dが、KickstarterでGigabotのキャンペーンを開始した。これは大判の3Dプリンターで、24×24x24インチ(一辺61センチ)の枠内で制作するように設計されており、 Makerbotなどのプリンターよりずっと大きい作品を作ることができる。価格はキットが2500ドル、完成品が4000ドル。
同社は4万ドルのプレッジ(出資)が目標だったが、すでに6万ドルを超えているので、1万3824立方インチのクリスマスプレゼントを作りたい人にも間に合いそうだ。
開発チームはプロジェクトをSXSWで発表した。会社はSamantha Lynne SnabeesとMatthew Fiedler、および製造やデザインの経験者数名が立ち上げた。次のように言っている。
私たちre:3Dは、この世界で最大の問題は、視野を大きくすることによって解決できると信じている。だから私たちは、初の持ち帰れる大判3Dプリンターを設計することを目標にプロジェクトを立ち上げた。重要なのは3Dプリンティングの驚くべきテクノロジーを利用、発展させることだけではない。もし成功すれば、このテクノロジーを利用する市場全体を思い描くことができる。現状維持に苦闘してきた市場で、誰もが最先端技術を使って1日で物が作れるようになる。私たちの3Dプリンターを製品レベル品質にして、世界中のスモールビジネスの手に渡るようにすれば、そのコミュニティー、ビジネス、さらには世界全体が柔軟性を維持できるようになるだろう。
プリント材料は主にPLA(ポリ乳酸)で、これは加熱された制作プレートを持たないためだが、将来は提供する計画だ。PLAは工業的には好ましくない場面もあるが、この植物由来プラスチックは非常に有用で実用的だ。
プロジェクトはここで見られる。等身大の自分の頭をトウモロコシ由来の樹脂でプリントするところを想像してみてほしい。
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(翻訳:Nob Takahashi)