政府が部内で利用するサイトについては誰もあまり高度なデザインは期待しない。機能すればよしとしている。しかしものには限度がある。ハワイの緊急警報システムは、私の見るところ、この限度を大きく踏み外している。誤ったミサイル警報で州全体がパニックを起こしかけるという重大な失態に関連しているのでなければ思わず笑ってしまうところだ。90年代のGeoCitiesもこれほどひどいインターフェイスではなかった。
Honolulu Civil Beatは問題のサイトのスクリーンショットを掲載した。これが土曜日に北朝鮮ミサイルについて間違った警報を発した州政府の警報システムののインターフェイスだ。
ひどいものだ。何の説明もないままリンクが列挙されているだけだ。訓練やテストと本物の警報がごたまぜになっていてとうてい判別がつかない。なるほどこれなら担当者が訓練を実施するつもりで本番警報を発令するリンクをクリックしてしまうというエラーが起きたのも不思議はない。
これは最新版なのでスクリーンショットのトップに「BMD False Alarm(弾道ミサイル防衛警報:間違い)」という行が追加されているのがわかる。システムが21世紀化されるまでは、ないよりはいいが、エラーに対する防波堤はこのバンドエイドだけということなのだろう。【略】
これほど重大な問題に対処するサイトがこんな具合であってはならない— Brian Schatz
さいわいなことに、州政府からFCC、ハワイ州選出のBrian Schat上院議員まで関係者全員がこの現状に大いに腹を立て、改善を要求している。しかしわれわれ他州の居住者も地元の警報システムがどういう状況になっているのか注意を払う必要があるようだ。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)