AmazonフレッシュやUberEATSなど、日用品や食事のデリバリーサービスが日本でも増えている。今回、新たにシンガポール発の買い物代行サービス「honestbee(オネストビー)」が日本に進出した。honetbeeはユーザーが専任スタッフにスーパーへの買い出しと配送を依頼できるサービスだ。
通常ネットスーパーで買い物をする場合、そのスーパーで扱っている商品しか購入できないが、honestbeeでは配送圏内にある提携スーパーや専門店の商品をまとめて購入し、配送を依頼できる。
ユーザーはhonestbeeのサイトから注文すると、honestbeeの専任コンシェルジュがユーザーの代わりに買い物を行い、まとめてユーザーの元に届ける。注文した商品が品切れの場合、別の代替商品を指定したり、コンシェルジュに代替商品を提案してもらうオプションも提供している。
現在、対応しているのは港区、渋谷区、目黒区、品川区、千代田区の一部エリアで、順次対応地域を増やしていく予定だ。買物を依頼できる店舗は各地域で異なるが、honestbeeの提携ショップ一覧を見ると「東急プレッソ」、「COSTCO」といったスーパーやカナダ産ワインを扱う「Heavenly Vines」、花屋の「Sun Florist」、コーヒー専門店「丸山珈琲」といった専門店もある。複数のレストランとも提携していて、料理の注文も可能だ。
honestbeeの利用にはコンシェルジュ手数料490円と配送料490円がかかる。3000円以上購入した場合は配送料は無料だ(一部店舗除く)。注文が集中するピーク時には最大200円のピーク配送料がかかるとhonesetbeeはサイトで説明している。
ただ、月額利用料はかからない。honestbeeは手数料や配送料でユーザーに課金するのではなく、小売店とのレベニューシェアを行なうビジネスモデルを採用している。
honestbeeは2014年12月にシンガポールで創業し、2015年7月からサービスを提供している。2015年10月には1500万ドルを調達した。シンガポール以外には香港と台湾でサービスを提供していて、今回新たに東京に進出した形だ。
honestbeeのサイトを見ると、ところどころUIの日本語訳がおかしいところがあって少し不安になる。ただ、いつも複数のスーパーやお店を回って買い出しをしている人にとっては重宝するサービスになるかもしれない。