アウトドアで携帯を充電するために火力発電を利用するのが、あのすてきなFlameStowerだったが、ここでご紹介するHydrobeeは、その名(hydro…)のとおり水力発電を利用する。これもまた、商用電力の得られないところで携帯電話を長時間使いたい人のためのKickstarterプロジェクトだ。
Hydrobeeの本体は、川の中に置いておくか、走行するボートからつるしておくと、水流の速度が時速4マイル以上(毎秒1.8メートル)なら2時間から4時間で、この装置の専用電池を完全に充電する。
本体内部の充電ユニットは、水道の蛇口などに直接接続しても充電ができる。商用電源の得られる一般住宅などでも、停電時には重宝するだろう。水道がポンプで揚水する方式でしかもポンプの動力が電気なら、アウチ!だけど。
Hydrobeeの専用電池から携帯の電池への電気の移送には、USB接続を利用する。移送には、数時間かかる。
Hydrobeeを見ると、学校の工作の授業を思い出す。水車を作り、それに発電機を付けて川に浮かべる。すると、その上に配線しておいた豆電球が点灯するのだ。私の場合、失敗したけど、でもテクノロジのデモってそんなもんよね。
Hydrobeeの技術は、学校の子どもたちのそれよりも、ずっと完璧だ。そのプロトタイプは、缶に収めた水車式発電機と充電可能な電池と、防水された電子回路と、USBポートで構成されている。携帯電話にかぎらず、電源をUSBで得るほかのデバイスにも使える。
内部の電池は1.2ボルトの単三ニッケル水素電池が6本、各2500mAhなので合計容量は15000mAhだ。
今はまだプロトタイプなので、Kickstarter上でもお金だけでなくフィードバックも求めている(作者はアメリカ人)。この二つが、どちらも、最終製品を作るために重要だ。目標額は48000ドルで、締切りまであと17日だ。資金が集まれば、支援者への製品発送は来年の3月になる。
水力発電による充電器Hydrobeeは、水道の蛇口などで使える発電~充電装置だけなら、Kickstarterの支援者には24ドルで提供される。川の水流中に置く外装本体込みなら78ドルだ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))