TC Tokyo:日本人創業の東南アジア決済企業、Omise CEO長谷川氏の登壇決定

TechCrunch Tokyo開催まで残り9日というところだが、まだまだ皆さんに紹介できていないことは沢山ある。Omise CEOの長谷川潤氏の登壇決定もその1つだ。

長谷川氏率いるOmiseは、タイのバンコクを拠点とする決済領域のスタートアップだ。Omiseが手がけるのは米Stripeのようなオンライン決済システム。ECサイトなどに同社のシステムを導入することで、簡単にクレジットカード決済に対応させることができる。多通貨決済やコンビニ決済、デジタル・ウォレット決済(Alipay)なども対応しているほか、ここ数年で急激に増えているサブスクリプション型サービスに対応した決済方法も提供している。この「定期振込」機能では、振込請求の頻度や金額だけ最初に指定すれば、あとは毎月自動的にユーザーへの請求作業が行われる。Omiseは現在、タイ、日本、シンガポールの3ヶ国で決済事業を展開している。

創業者の長谷川氏は、Omise設立以前にも複数のスタートアップを創業したシリアルアントレプレナーでもある。長谷川氏が立ち上げたスタートアップとして、ライフログサービスのLIFEmee、位置情報クーポンサービスの4Treasure、写真共有クーポンサービスの5Outなどがある。

長谷川氏は旅先で知り合ったタイ人のEzra Harinsut現COOとともに2013年にOmiseを設立。2014年のシードラウンドで30万ドル、翌年のシリーズAでは260万ドル、そしてOmiseにとって日本上陸の年にもなった2016年のシリーズBでは1750万ドルを調達している。また、2017年にはブロックチェーン企業のOmiseGOを設立し、ブロックチェーン技術を活用したオープンでボーダーレスな金融インフラの構築に取り組んでいる。

TechCrunch Tokyoの壇上では、長谷川氏に東南アジアでの起業ストーリーや、日本と東南アジアを含むアジア市場における決済事業の未来、そしてブロックチェーンを活用したOmiseGoの今後などについて聞きたいと思う。チケットの購入は当日まで可能なので、ぜひ検討いただきたい。

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