3Dプリンタのロボット義手で子供たちが人生を掴みなおすことができた


才能あるハッカーコンビが指や手を失った子供や大人のために3Dプリンターで義手を作っていることはすでに紹介したが、Makerbotは新しいビデオを公開した。このプロジェクトはユーザー個人に合わせた義手を製作する時間とコストを大きく減らすことを目的としている。そして実際効果を上げている。

詳細はこのブログ記事にあるが、Robohandプロジェクトは一言でいえば、3Dプリントできる完全にオープンソースの義手の設計図を公開することが目的だ。この義手はユーザーが手首や残った指を曲げると指先が曲がってものがつかめるようになっている。そのパーツはすべて3Dプリンターで出力できる。これは特に子どもたちに適合している。というのは子どもたちは成長するからだ。3Dプリンタならマウスをいくつかクリックするだけで成長に合わせた新しい義手を出力することができる。

ヨハネスブルグに住むRichard Van Asは職場での事故で指を4本失った大工だが、ガジェット・デザイナーのIvan Owenと協力してMakerbotの操作を習い、自らのための義手を作っただけでなく、「子どもたちに新しい義手を簡単に作ってやることができる」という。彼はOwenとこの一年協力して指や手を失った人々に補助具を提供している。

ビデオを見て趣旨に賛同したら寄付をすることもできる。Van Asたちの努力jは途上国の子どもたちにメガネを贈る運動にも匹敵する有意義なものだと思う。インターネット上の友人2人が余暇を利用してこのような活動をしているのは実に素晴らしい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+