どのISPが高速か?–ストリーミングビデオのNetflixが8か国のデータを各月公表

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過去数か月、Netflixは定期的に、ストリーミングビデオを最速で届けてくれるISPのリストを公開していた。そして今日同社は、このデータ専用のサイトNetflix ISP Speed Index立ち上げた。このサイトでISPのスピードデータを見られる国はNetflixが展開している国、すなわち合衆国、メキシコ、アイルランド、イギリス、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、そしてフィンランドだ。驚くに当たらないが、Netflixのストリーミングに対する平均ビットレートのトップはGoogle Fiberの3.35Mbps、そして次位はスウェーデンのOwniteの2.99Mbpsだ。

Netflixによると、これらのデータの源泉は3300万あまりのNetflix会員で、彼らの月間視聴量は合計で10億時間を超える。下図のように、今回発表されている数字は昨年11月から今年2月までの4か月で、顕著なのはトップのGoogle Fiberの成長だ。データは今後も各月に更新される。

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Netflixの注記によると、平均速度はISPたちのピーク速度よりも低い傾向がある。Netflixが行うビデオのエンコードや、視聴者の使用機器/ネットワークの条件などにより、結果的に速度が低下する。しかしそれらの条件がISPによって異なることはないから、比較は依然として有意である。そして、データに示された速度は、だいたい各ISPの全ユーザが経験している平均速度と考えてよい、ということだ。

これらのデータを見ると、ISPによってサービスの質に大きな差があるようだが、しかしNetflix自身は、ISPたちと協力して帯域の拡大とユーザのストリーミング体験の改善に努力している。たとえばISPは、同社のCDN Open Connectを直接利用してトランジット費用を下げることができる。Netflixはまた、ISPにストレージハードウェアを提供し、ISPのデータセンターにおけるローカルキャッシュの増強を支援している(もちろんNetflixの人気コンテンツをキャッシュしていただくのだ)。これらのストレージを導入したISPでは実際に、1080p HDや3Dのコンテンツをより高速に提供できている。上の図の上位に位置するISPも、その一部は、そういう意味でのNetflixパートナーISPだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))