ウィンドウを切り替えなくてもすべての会話を一望できるチームチャットKato Teams

仕事中にはAlt+Tabを*大量に押す(MacならCommand+Tab)。ときどき、疲れ果ててしまう。〔*: Windowsにおけるウィンドウ切り替え。〕

チームチャットサービスを提供しているKato.imが今日(米国時間8/27)、企業用の無料のチャットプラットホームKato Teamsをローンチした。

Kato TeamsはHipchatSlackなど、そのほかのチームチャットサービスにも似ているが、ユニークなのは、すべての会話を全部並べて同時に見れることだ。

今日まで同社のチャットサービスは非公開の招待制だったが、AndroidiOSアプリは今月の早い時期からすでに提供されている。

ただし新サービスのKato Teamsは、今はWebのみで、近くデスクトップ用のネイティブアプリケーションも出る。昨年シリーズAで180万ドルを調達した同社は、ユーザが複数のアプリを持たなくてもよいように、クロスプラットホームなオールインワンのサービスを提供しようとしている。

Kato Teamsが提供する機能はほかのチームチャットアプリケーションと同じで、1対1、グループメッセージング、画面共有、ビデオと音声のメッセージング、ドラッグ&ドロップによるファイル共有などがある。でもCEOのAndrei Sorokerによると、Kato Teamsでは、チャットの全履歴に対するグローバル検索ができて、特定の会話を探しだすことができるのだ。

それに、ユーザはアラートが来てもよいチャットルームを指定して、ノイズレベルを軽減できる。またアドミンは、各ユーザが会社の誰/どのルームにアクセスしてよいかを指定できる。こうしておくと、今のワークフローに関係のない人から割り込まれる心配がない。

Kato TeamsはZenDeskやGitHubなどのサードパーティのサービスを統合していて、通知もチャットの単一のストリームに入ってくる。

ユーザインタフェイスはHipchatやSlackに比べると劣るし、ごたついているが、チームチャットがもっと便利であってほしい、と願っていた人たちにとっては、 無料のKato Teamsはうってつけかもしれない。それに、いちいちAlt+Tabを押さなくて、複数の会話ウィンドウを一望したい人にとっても。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))