Webサイトやモバイルアプリのテストを全世界2万名のクラウドソースで行うTest IOが$5Mを調達、合衆国進出を目指す

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モバイルアプリやWebアプリケーションのデベロッパに、セルフサービス型の‘クラウドテスト’プラットホームを提供しているベルリンのTest IO(元Testcloud)が、サンフランシスコのVC Turn/Riverが率いるシリーズAのラウンドで500万ドルを調達した。

この新たな資金は合衆国への進出(まずサンフランシスコから)など、会社の成長のために使われる予定で、またTest IOという新しい名前の周知のためにも使いたい、という。

同社は今、世界の78か国に計2万名あまりの、クラウドソースなソフトウェアテスターを抱えていて、彼らの協力により、アプリやWebサイトのテストをデベロッパや、企業の品質管理部門、プロダクトマネージャなどに提供する。バグなどの欠陥は、すぐに見つかるそうだ。

このTaaS(Test as a Service)業界で同社の決め手となる差別化要因は、プラットホームがセルフサービス型であることだ。つまり、同社のスタッフがあれこれ仕事をするのではなくて、ユーザ自身がいきなり、アプリやWebサイトのテストを自分でセットアップして開始できるのだ。

今やTest IOでもテストの70%はモバイルアプリだが、雑多なクラウドソース方式であることが、モバイルのOSやデバイスの多様化に、うまくマッチしている。

またテクノロジ企業はスピードが命だから、テストの結果もすぐに出ないと意味がない。Test IOが引用しているForresterの調査報告書も、競合に生き残るためにはスケールアップとWebを利用する迅速なテストがますます重要だ、と指摘している。クラウドソースなやり方は、迅速だけでなく、コストの面でも有利なようだ。

“今の経済はモバイルのアプリとソフトウェアが牽引しており、スタートアップのデベロッパもFortune 500企業も、開発プロセスの中で、とくにソフトウェアのテストを速くかつ低コストにしたい、と考えている”、とTest IOの協同ファウンダThomas Gruderichが声明文の中で言っている。

“この二つの要求に応えるために弊社は、デベロッパが自分で容易に管理できるプラットホームを提供し、同時にクラウドテストのスピードと質と効率も十分に利用している。今回の資金と合衆国への進出によって、弊社がヨーロッパで培ってきた勢いがさらに大きくなり、大量のアプリとソフトウェア開発市場の中でマーケットシェアをさらに拡大できるものと信ずる”。

今現在、同社のサービスはVolkswagenやRed Bullをはじめ、500社あまりのデベロッパや品質管理部門、およびプロダクトマネージャに利用されている。

〔余計な訳注: ここでVolkswagenの名を出すのは、やばいかもしれない…。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。