【スタートアップバトル】過去の出場企業紹介 2:クイッキン

TechCrunch Tokyo 2021は、12月2、3日にオンラインで行うこととなった。そのメインとなる「スタートアップバトル」はもちろん2021年も開催する。

新進気鋭のスタートアップがステージ上で熱いピッチを繰り広げるピッチイベント「スタートアップバトル」には、例年数多くの企業が参加、熱戦が繰り広げられている。投資家や大企業の新規事業担当者も多く参加、スタートアップバトルをきっかけに出資が決まったり、優秀な人材の採用につながることも少なくなく、日本スタートアップ業界における登竜門ともいえる存在となっている。

ここで紹介するのは、そのスタートアップバトルにおいて、2020年にファイナルラウンドに進出したCUICIN(クイッキン)だ。

同社は、非接触型のスマートチェックイン機能をベースに、HotelStyle OSとして宿泊施設のDX化を支援するスマートオペレーションサービス「aiPass」(アイパス)を提供している。またaiPassでは、顧客分析・混雑予測・スマートキーなど、宿泊業の「マーケティング」「ホスピタリティー」「業務効率化」に関する作業のデジタル化をプラグイン(有償)の形で提供しており、導入業者は自由に組み合わせて使える。

スマートチェックイン機能は、宿泊施設の基幹システム(PMS)の入れ替えなどが必要ないため、施設側からすれば導入ハードルが非常に低い。チェックイン機能の導入後、PMSとして使うのであれば、施設に合ったプラグインを提案できる。既存システムからリプレイスを段階的に促すことで、宿泊施設が抱える課題の解決を図っていけるのだ。

スタートアップバトルに出場したCUICINのその後の軌跡は、以下の記事から確認できる。また、スタートアップバトルへの本登録は記事末のリンクで行える。出場登録締め切りは2021年10月11日(月)。

2021年1月
スマホ利用の非接触型チェックインが可能な宿泊施設向けシステムを提供するCUICINが6000万円調達

2021年2月
スマホ見せればチェックイン、宿泊業界のDXに新たな風をもたらすクイッキン

2021年5月
スマホ利用の非接触チェックインが可能な宿泊施設向けaiPassでオンライン決済可能に、VeriTrans 4Gとの連携で実現

応募条件(詳しくはバトル応募ページに記載)

  • 未ローンチまたは2020年10月以降にローンチしたデモが可能なプロダクトを持つスタートアップ企業であること。
  • 法人設立3年未満(2018年10月以降に設立)で上場企業の子会社でないこと。

スタートアップバトルの応募はこちらから

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。