物流アウトソーシングの新サービス「オープンロジ」の立ち上げ準備に奔走する創業者の伊藤秀嗣氏は、EC事業の立ち上げに10年関わっていた人物だ。流通総額50億円規模のEC事業に創業から入った経験から、「分かりにくい物流をもっとシンプルに」という問題意識で起業した。
オープンロジはEC・通販事業者、企業や店舗、あるいは個人でも最短2分でWebブラウザから利用できる物流のアウトソーシングサービスで、伊藤氏は「物流のクラウドサービス」と説明する。
出荷作業が面倒だったり、配送費用が高かったり、商品の保管スペースがマンションまたは社内の一室で管理していたり、商品の在庫出荷管理がデータ化できていない、といった課題を抱える比較的小規模なEC事業者などが、オープンロジの最初のターゲットユーザーだ。
特徴は管理UIの使いやすさ。一般的な物流サービスだと問い合わせから実際に導入するまで最短1カ月かかるというが、オープンロジは、これを最短2日で出荷できるほどシンプルにしているという。例えば一般にこうしたサービスはB向けなのでWebサイトに料金が書かれておらず、「問い合わせ→見積もり→提案→詳細見積もり→検討→契約→マニュアル→導入準備→利用開始」というステップがあるそうだ。導入後の入庫手続きも煩雑になりがちだという。オープンロジは、透明でシンプルな料金体系と手続きの簡略化で、小口や潜在顧客層を初期ターゲットとするという。
TechCrunch Japan編集部では、ゴールデンウィーク明けにもベータ版サービスを始めるというオープンロジの伊藤秀嗣氏に話を聞いた。サービス説明(約3分)と質疑の様子(約3分)は以下の通り。これは、新たに始めたTechLunchシリーズの第1弾の動画インタビューだ。