特殊なグリッド(格子)が印刷されている紙とふつうのスマートフォンを利用するRendorは、3Dスキャンに破壊的革命をもたらすかもしれない。このシステムでは、目的とするオブジェクトをあらゆる角度からビデオに撮るだけで、3Dスキャンができてしまう。そのプログラムは、 オブジェクトがグリッドのどこにどう乗ってるかをもとに、オブジェクトの形状を補間し、実用性のある3Dファイルを生成する。
今はまだ開発途上の技術だが、ぼくがこれまでに見た3Dスキャンツールの中ではベストかもしれない。ほかに3DSystems SenseやAutodeskの123D Catchなどのアプリケーションもあるけど、Rendorはコンピュータビジョンを非常に独特な方法で利用して、より正確なモデルを作り出すのだ。
Replica Labsが創案したこの方法では、オブジェクトを“捉える”ためのカメラはたった1台だ。下のビデオでお分かりのように、オブジェクトの前面はとてもうまく捉えるが、そこからは見えない背面は背景まで伸びている。でも下に敷いたシートのおかげで、オブジェクトの360度のビューを捕捉でき、出っ張りや凹みなど、3Dオブジェクトの特徴を正確に捉える。しかも、クールだ。
アプリケーションの完成は7月の予定だ。今からベータに参加したい人はここに申し込もう。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))