NielsenはTwitterと密接に協働してテレビ番組に関するツイートを追いつづけている。…などなど最近のTwitterはテレビのコンテンツをマーケティングするためにうちのプラットホームをどう使うかの研究と試行に明け暮れている。 …そしてインターネットのポータルたちも、ビデオ広告の王者の座を争っている。ではでは、テレビとインターネット、この二つのメディアに広告は収斂していくのだろうか? そのNielsenが今日(米国時間10/22)発表した2013Q2(4-6月)の広告統計によると、テレビは依然として最大の広告媒体、インターネット広告はしかし、もっとも成長率の高い広告媒体だ。
その報告書Global AdViewによると、消費者がコンピュータやタブレットやモバイルの画面を見つめる時間はますます増えているにもかかわらず、こと広告に関してはいまだにアナログが支配する世界だ。2013Q2では、テレビ受信機で見るテレビが全世界の広告支出の57.6%を占める。第二位は、デジタル版も含む新聞で、18.9%だ。三位は、雑誌の10.0%。
上の図でお分かりのように、今やFacebookやTwitterが“億”のオーダーでユーザを集める時代であるにもかかわらず、インターネットのディスプレイ広告の全広告費支出におけるシェアはわずかに4.3%である。ただしインターネット広告の前年同期比成長率は26.6%と高く、成長率では他のあらゆる媒体を圧している(下図)。新聞と雑誌とラジオと映画は、前年同期比で広告収入シェアが下降ぎみだ。
なお、広告代理店ZenithOptimediaが9月に発表した数字によると、最大の広告媒体であるテレビは2012年に全広告費支出の40%を占めたが、2015年においてもその下降率は微々たるもので、39.5%というシェアを握るだろう、という。でも、ZenithもNielsenも、テレビで稼がせてもらってる会社だもんねぇ。
ZenithOptimediaは、インターネットの数字がNielsenよりも高い。2012年のシェアが18%強、2015年には25%弱になる、という。ただしNielsenの数字はディスプレイ広告のみ、Zenithのは検索広告やテキスト広告を含んでいる。
ZenithOptimediaはシェアだけでなく金額もあげており、2013年のディスプレイ広告は全世界で402億ドル、その中でインターネットのディスプレイ広告は1億ドル足らず、という。
〔訳注: Nielsenの数字では、(1)ディスプレイ広告以外のインターネット広告、そして、(2)新聞・雑誌におけるデジタル版(==インターネットコンテンツ)上の広告が、いずれも不明である。〕
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))